JPH0717455Y2 - 磁気ディスク用シャッターの射出成形金型 - Google Patents

磁気ディスク用シャッターの射出成形金型

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JPH0717455Y2
JPH0717455Y2 JP2439989U JP2439989U JPH0717455Y2 JP H0717455 Y2 JPH0717455 Y2 JP H0717455Y2 JP 2439989 U JP2439989 U JP 2439989U JP 2439989 U JP2439989 U JP 2439989U JP H0717455 Y2 JPH0717455 Y2 JP H0717455Y2
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JP
Japan
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plate
gate
shutter
notch
magnetic disk
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JP2439989U
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孝次郎 益田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、対向する一対の側板が連結板で断面コ字状に
連結されてなる磁気ディスク用シャッターを一体成形す
るための射出成形金型に関する。
〔従来の技術〕
一般に、3.5インチマイクロフロッピーディスクは、第
5図と第6図に示すように、記憶用ディスク体を収納す
る樹脂製の上ハーフ1及び下ハーフ2と、これらのハー
フ1,2の外周部に摺動可能に取付けられた断面コ字状の
ステンレス製のシャッター3とから構成され、非使用時
には、上記シャッター3で各ハーフ1,2の磁気ヘッド導
入口4,5を塞ぐようになっている。
ところが、上記従来のステンレス製のシャッター3を備
えたフロッピーディスクにあっては、シャッター開閉時
にシャッター3のエッジで各ハーフ1,2の樹脂がわずか
ながら削られ、この削りかすが磁気ディスク体に付着し
て情報の書込み、読取りを阻害するおそれがある上に、
全体の重量の増大を招き、さらに製造コストが高くつく
などの欠点が指摘されていた。
そこで、本考案者等は、この問題を改善するために、シ
ャッター3を樹脂で形成し、その軽量化を図ると共に、
ハーフとの接触を柔らかくして削りかすの発生を抑える
ことを提案した。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したように、シャッター3を樹脂成
形する場合にあっては、樹脂をキャビティ内に供給する
ためのゲートの位置の選択に制約があり、製品の外面に
対応してゲートの位置の選択に制約があり、製品の外面
に対応してゲートを設置した場合には、ゲート切れが悪
いと製品として使えず、製品歩留りが低下すると共に、
ゲート跡が目立ち、外観、デザイン上問題がある上に、
製品に印刷を施す場合に、ゲート跡が印刷の支障を来す
という問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ゲート跡が目立たず、外観上、デザイ
ン上問題が生じることがない上に、印刷する場合も、全
く支障がなく、きれいに印刷できると共に、製品歩留り
を向上させることができる磁気ディスク用シャッターの
射出成形金型を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、対向する一対の
側板が連結板で断面コ字状に連結されると共に、この連
結板の内面にバネ掛け部が設けられ、かつこのバネ掛け
部に対向する側板に切欠が形成されてなる磁気ディスク
用シャッターの射出成形金型において、上記切欠を有す
る側板の外表面を形成する型板に、上記切欠および該切
欠に対向する上記バネ掛け部の表面を形成する凸部を設
けると共に、該凸部を貫通して樹脂通路を設けかつ上記
バネ掛け部に相当する位置にゲートを設けた磁気ディス
ク用シャッターの射出成形金型を提案している。
〔作用〕
本考案の磁気ディスク用シャッターの射出成形金型にあ
っては、切欠を有する側板の外表面を形成する型板に設
けられた樹脂通路を通って溶融樹脂を供給し、かつバネ
掛け部に相当する位置に設けられたゲートから該溶融樹
脂をキャビティ内に注入することにより、製品の表面に
ゲート跡が付かず、ゲート跡によって生じる諸問題の解
消を図る。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第4図に基づいて本考案の一実施例
を説明する。
第1図は本考案の射出成形金型の一実施例を示す断面図
である。この図において符号10はキャビティ型板であ
り、このキャビティ型板10に対向してコア型板11が接離
自在に設けられている。そして、これらの型板10,11の
間には、スライドコア12がコア型板11に沿って摺動自在
に配置されており、このスライドコア12は、傾斜ピン
(図示せず)により、型開時には、第1図において左方
に移動し、型閉時には右方に移動するようになってい
る。また、このスライドコア12の傾斜面に接触してスラ
イドコア12の摺動を規制するロッキングブロック13が、
キャビティ型板10側に設置されている。
そして、上記キャビティ型板10、コア型板11及びスライ
ドコア12の間には、シャッター14を成形するためのキャ
ビティ15が形成されている。このシャッター14は、第2
図ないし第4図に示すように、対向する上面板16と下面
板17の各側縁どうしが側面板18で連結された断面コ字状
のものであり、上面板16と下面板17の各一端寄りには磁
気ヘッド導入口19,20が形成されている。また、上記磁
気ヘッド導入口20と側面板18との間であって、下面板17
には、矩形状の切欠21が形成されており、下面板17の内
面において、上記切欠21と磁気ヘッド導入口20との間に
は、突起22が形成されている。さらに、上記下面板17の
他端寄りであって、側面板18の近傍には、切欠23が形成
されており、下面板17の内面には、上記突起22の長手方
向延長上に突起24が形成されている。さらにまた、切欠
23に対向して上記側面板18の内面にはスプリング係止用
の突起25が形成されている。そして、下面板17の外面及
び磁気ヘッド導入口20、切欠21,23はキャビティ型板10
によって形成され、かつ上面板16、下面板17、側面板18
の各内面はスライドコア12によって形成されていると共
に、上面板16及び側面板18の各外面と磁気ヘッド導入口
19はコア型板11によって形成されるようになっている。
また、上記突起22,24,25は、キャビティ型板10及びスラ
イドコア12によって形成されるようになっている。
さらに、上記キャビティ型板10には、樹脂通路26が形成
されており、この樹脂通路26の先端は、上記下面板17の
切欠23と該切欠23に対向する前記突起25の表面とを形成
するための型板に設けられた凸部を貫通し、かつ突起25
に相当する位置において開口してゲート27とされてい
る。そして、上記樹脂通路26の内部にはトピード28が装
着されている。
上記のように構成された射出成形金型にあっては、第1
図に示す型閉状態において、樹脂通路26を通って溶融樹
脂を供給し、ゲート27を介してキャビティ15内に注入す
る。
次いで、樹脂が冷却固化した後に、型を開いて、キャビ
ティ15内の成形品を取出す。この型開操作は、まず、キ
ャビティ型板10に対してコア型板11を開く。これによ
り、ロッキングブロック13がスライドコア12の傾斜面か
ら離れるから、スライドコア12は傾斜ピンによりコア型
板11に沿って、第1図において左方に移動していく。こ
の結果、キャビティ15内の成形品が離型されて円滑に取
出される。
このようにして得られた成形品(シャッター)14におい
ては、ゲート27がシャッター14の突起(バネ掛け部)25
に相当する位置に設定されているから、ゲート跡がシャ
ッター14の外面に生じることがない。従って、ゲート跡
が目立たず、外観上、デザイン上良好な製品が得られ
る。また、成形品の外面に印刷を施す場合にも、全く支
障がなく、きれいに印刷できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、対向する一対の側板が
連結板で断面コ字状に連結されると共に、この連結板の
内面にバネ掛け部が設けられ、かつこのバネ掛け部に対
向する側板に切欠が形成されてなる磁気ディスク用シャ
ッターの射出成形金型において、上記切欠を有する側板
の外表面を形成する型板に、上記切欠および該切欠に対
向する上記バネ掛け部の表面を形成する凸部を設けると
共に、該凸部を貫通して樹脂通路を設けかつ上記バネ掛
け部に相当する位置にゲートを設けたものであるから、
型板に設けられた樹脂通路を通って溶融樹脂を供給し、
かつバネ掛け部に相当する位置に設けられたゲートから
該溶融樹脂をキャビティ内に注入することにより、製品
の表面にゲート跡が付くことがなく、ゲート跡が目立た
ない。従って、外観上、デザイン上良好な製品が得ら
れ、製品の表面に印刷する場合も全く支障がなく、きれ
いな印刷面が得られると共に、ゲート切れが悪いことに
よる製品歩留りの低下を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図ないし
第4図は樹脂製シャッターの一例を示すもので、第2図
は平面図、第3図は正面図、第4図は側面図、第5図と
第6図は磁気ディスクの一例を示すもので、第5図は表
側からみた説明図、第6図は裏側からみた説明図であ
る。 10……キャビティ型板、14……シャッター、16……上面
板(側板)、17……下面板(側板)、18……側面板(連
結板)、23……切欠、25……突起(バネ掛け部)、26…
…樹脂通路、27……ゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する一対の側板が連結板で断面コ字状
    に連結されると共に、この連結板の内面にバネ掛け部が
    設けられ、かつこのバネ掛け部に対向する側板に切欠が
    形成されてなる磁気ディスク用シャッターの射出成形金
    型において、 上記切欠を有する側板の外表面を形成する型板に、上記
    切欠および該切欠に対向する上記バネ掛け部の表面を形
    成する凸部を設けると共に、該凸部を貫通して樹脂通路
    を設けかつ上記バネ掛け部に相当する位置にゲートを設
    けたことを特徴とする磁気ディスク用シャッターの射出
    成形金型。
JP2439989U 1989-03-03 1989-03-03 磁気ディスク用シャッターの射出成形金型 Expired - Lifetime JPH0717455Y2 (ja)

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JPH02115418U JPH02115418U (ja) 1990-09-14
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