JPH06210683A - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH06210683A JPH06210683A JP588493A JP588493A JPH06210683A JP H06210683 A JPH06210683 A JP H06210683A JP 588493 A JP588493 A JP 588493A JP 588493 A JP588493 A JP 588493A JP H06210683 A JPH06210683 A JP H06210683A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded product
- mold
- pin
- protruding
- projecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4435—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using inclined, tiltable or flexible undercut forming elements driven by the ejector means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C2045/4492—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles preventing damage or deformation of undercut articles during ejection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品突出し時の成形品の横ずれを防止
し、成形品を良好に離型させる。 【構成】 成形品7を金型3から突出す断面形状円形
の突出しピン4の先端に、突出しピン4の断面積より小
断面積の突出し部8が設けられている。
し、成形品を良好に離型させる。 【構成】 成形品7を金型3から突出す断面形状円形
の突出しピン4の先端に、突出しピン4の断面積より小
断面積の突出し部8が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形用金型に関
し、特に成形品を金型から突出す突出しピンの構造に関
する。
し、特に成形品を金型から突出す突出しピンの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】射出成形用金型においては、成形品を金
型から離型する際に突出しピンが用いられ、この突出ピ
ンとして、従来は、断面形状が円形の所謂丸ピンが加工
性の容易なこと等から一般的に用いられていた。しか
し、成形品の一方側に、リブ、ボス等が集中した成形品
は、離型時の離型バランスが悪く、成形品の突出し時に
成形品の横ずれが生じ易く、又、アンダーカット有する
成形品は、アンダーカット処理のためのスライド機構部
の離型抵抗により横ずれが生じ易く、成形品の離型不良
が発生する等の問題があった。この成形品の横ずれを防
止する一手段として、突出しピンの断面形状を角のある
形状とし、突出しピンの先端を成形時にキャビティ底面
より若干突出させ、突出しピンの作動時の回転を防止し
て、成形品突出し時の成形品の横ずれを防止した射出成
形金型が、実開平1−101823号公報に開示されて
いる。
型から離型する際に突出しピンが用いられ、この突出ピ
ンとして、従来は、断面形状が円形の所謂丸ピンが加工
性の容易なこと等から一般的に用いられていた。しか
し、成形品の一方側に、リブ、ボス等が集中した成形品
は、離型時の離型バランスが悪く、成形品の突出し時に
成形品の横ずれが生じ易く、又、アンダーカット有する
成形品は、アンダーカット処理のためのスライド機構部
の離型抵抗により横ずれが生じ易く、成形品の離型不良
が発生する等の問題があった。この成形品の横ずれを防
止する一手段として、突出しピンの断面形状を角のある
形状とし、突出しピンの先端を成形時にキャビティ底面
より若干突出させ、突出しピンの作動時の回転を防止し
て、成形品突出し時の成形品の横ずれを防止した射出成
形金型が、実開平1−101823号公報に開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の突出し
ピンの断面形状を角のある形状とし、突出しピンの先端
を成形時にキャビティ底面より若干突出させる方法で
は、成形品の横ずれは幾分低減されるが、横ずれを完全
に防止するには充分といえなかった。又、突出しピンの
横断面形状が角のある形状のため、突出しピンの加工コ
ストが嵩み、更に突出しピンが挿通される可動側金型の
角孔加工が必要になり、加工コストが増加するという問
題があった。
ピンの断面形状を角のある形状とし、突出しピンの先端
を成形時にキャビティ底面より若干突出させる方法で
は、成形品の横ずれは幾分低減されるが、横ずれを完全
に防止するには充分といえなかった。又、突出しピンの
横断面形状が角のある形状のため、突出しピンの加工コ
ストが嵩み、更に突出しピンが挿通される可動側金型の
角孔加工が必要になり、加工コストが増加するという問
題があった。
【0004】又、傾斜面を有する成形品等においては、
上記の横ずれの他に、図7に示すように、突出しピン4
0を必要な傾斜面41、42に設けて成形品43を突出
すことができず、このため突出し時に成形品が変形した
り、傾斜面41、42に離型不良が生じ易い等の問題が
あった。又、傾斜面に突出しピンを設け離型せざるを得
ない場合には、突出しピンが成形品の表面を滑り、この
ため成形品を確実に突出すことができず、又、成形品の
表面が削られて削りカスを発生させる等の問題があっ
た。
上記の横ずれの他に、図7に示すように、突出しピン4
0を必要な傾斜面41、42に設けて成形品43を突出
すことができず、このため突出し時に成形品が変形した
り、傾斜面41、42に離型不良が生じ易い等の問題が
あった。又、傾斜面に突出しピンを設け離型せざるを得
ない場合には、突出しピンが成形品の表面を滑り、この
ため成形品を確実に突出すことができず、又、成形品の
表面が削られて削りカスを発生させる等の問題があっ
た。
【0005】本発明の請求項1記載の発明の射出成形用
金型は、上記問題点に鑑みなされたもので、成形品突出
し時の成形品の横ずれを防止し、成形品を良好に離型さ
せることができる射出成形用金型を提供することを目的
とする。
金型は、上記問題点に鑑みなされたもので、成形品突出
し時の成形品の横ずれを防止し、成形品を良好に離型さ
せることができる射出成形用金型を提供することを目的
とする。
【0006】又、本発明の請求項2記載の発明の射出成
形用金型は、傾斜面を有する成形品等を良好に離型させ
ることができる射出成形用金型を提供することを目的と
する。
形用金型は、傾斜面を有する成形品等を良好に離型させ
ることができる射出成形用金型を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明の射出成形用金型は、成形品を金型から突出す断面
形状円形の突出しピンの先端に、突出しピンの断面積よ
り小断面積の突出し部が設けられていることを特徴とす
るものである。
発明の射出成形用金型は、成形品を金型から突出す断面
形状円形の突出しピンの先端に、突出しピンの断面積よ
り小断面積の突出し部が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0008】又、本発明の請求項2記載の発明の射出成
形用金型は、成形品を金型から突出断面形状円形の突出
しピンの突出し面が凹凸状に形成されていることを特徴
とするものである。
形用金型は、成形品を金型から突出断面形状円形の突出
しピンの突出し面が凹凸状に形成されていることを特徴
とするものである。
【0009】本発明の請求項2記載の発明の射出成形用
金型において、突出し面に形成される凹凸状の形状とし
ては、波形形状に形成するのが見栄えもよく加工も容易
なので望ましい。
金型において、突出し面に形成される凹凸状の形状とし
ては、波形形状に形成するのが見栄えもよく加工も容易
なので望ましい。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の発明の射出成形用金型
においては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突
出しピンの先端に、突出しピンの断面積より小断面積の
突出し部が設けられているので、突出しピンと突出し部
の横断面積の差により形成される空間部分に成形時に樹
脂が充填され、この充填樹脂により成形品突出し時の成
形品の横ずれが防止され、成形品の離型不良が防止され
る。
においては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突
出しピンの先端に、突出しピンの断面積より小断面積の
突出し部が設けられているので、突出しピンと突出し部
の横断面積の差により形成される空間部分に成形時に樹
脂が充填され、この充填樹脂により成形品突出し時の成
形品の横ずれが防止され、成形品の離型不良が防止され
る。
【0011】請求項2記載の発明の射出成形用金型にお
いては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突出し
ピンの突出し面が凹凸状に形成されているので、傾斜面
に突出しピンを設けて成形品を突出す場合でも、突出し
ピンが成形品の表面を滑らず、このため成形品が確実に
突出される。また成形品の表面が削られないので削りカ
ス等が発生しない。又、突出しが必要な箇所に突出しピ
ンを設けて成形品を突出すことができ、突出し時の成形
品の変形が防止される。又、突出し面が凹凸状に形成さ
れているので、成形時にこの凹凸状部分に樹脂が充填さ
れ、この充填樹脂により成形品突出し時の成形品の横ず
れが防止され、成形品の離型不良が防止される。
いては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突出し
ピンの突出し面が凹凸状に形成されているので、傾斜面
に突出しピンを設けて成形品を突出す場合でも、突出し
ピンが成形品の表面を滑らず、このため成形品が確実に
突出される。また成形品の表面が削られないので削りカ
ス等が発生しない。又、突出しが必要な箇所に突出しピ
ンを設けて成形品を突出すことができ、突出し時の成形
品の変形が防止される。又、突出し面が凹凸状に形成さ
れているので、成形時にこの凹凸状部分に樹脂が充填さ
れ、この充填樹脂により成形品突出し時の成形品の横ず
れが防止され、成形品の離型不良が防止される。
【0012】
【実施例】本発明射出成形金型の実施例を図面を参照し
て説明する。図1〜図2は請求項1記載の発明の射出成
形用金型の一例を示した図で、図1は断面図、図2は突
出し部の各種の例を示した斜視図である。図1におい
て、1は射出成形用金型、2は固定側金型、3は可動側
金型、4は突出しピン、5は突出し板、6は傾斜コア、
7は成形品である。8は断面形状円形(直径D)の突出
しピン4の先端に形成された断面形状円形(直径d)の
突出し部で、その断面積は突出しピン4の断面積より小
(d<D)とされている。9は成形品7のアンダーカッ
ト部、10は射出成形用金型1のパーティングラインで
ある。
て説明する。図1〜図2は請求項1記載の発明の射出成
形用金型の一例を示した図で、図1は断面図、図2は突
出し部の各種の例を示した斜視図である。図1におい
て、1は射出成形用金型、2は固定側金型、3は可動側
金型、4は突出しピン、5は突出し板、6は傾斜コア、
7は成形品である。8は断面形状円形(直径D)の突出
しピン4の先端に形成された断面形状円形(直径d)の
突出し部で、その断面積は突出しピン4の断面積より小
(d<D)とされている。9は成形品7のアンダーカッ
ト部、10は射出成形用金型1のパーティングラインで
ある。
【0013】図2において、11、12、13はそれぞ
れ突出しピン4の先端に設けられた突出し部で、突出し
部11は断面形状円形の突出しピン4の一部が切欠かれ
た突出し部、突出し部12は突出しピン4の先端に長方
体状に形成された突出し部、13は断面形状円形の突出
しピン4の先端中央部に断面形状円形の凹部が形成され
た突出部である。また突出し部11、12、13は、可
動側金型3内の突出しピン4の移動を妨げないように、
それぞれ突出しピン4の側方には突出されていない。
れ突出しピン4の先端に設けられた突出し部で、突出し
部11は断面形状円形の突出しピン4の一部が切欠かれ
た突出し部、突出し部12は突出しピン4の先端に長方
体状に形成された突出し部、13は断面形状円形の突出
しピン4の先端中央部に断面形状円形の凹部が形成され
た突出部である。また突出し部11、12、13は、可
動側金型3内の突出しピン4の移動を妨げないように、
それぞれ突出しピン4の側方には突出されていない。
【0014】次にこの射出成形用金型の作動を説明す
る。射出成形金型1を型締めして固定側金型2と可動側
金型3とで形成されたキャビティに樹脂を射出し冷却し
て成形品7を成形する。このとき突出しピン4の先端に
設けられた突出し部8はその直径が突出しピン4の直径
より小とされているので、その隙間に樹脂が充填され
る。成形後、可動側金型3を引離した後、突出し板5を
作動させ、突出しピン4と傾斜コア6とをそれぞれ矢印
X方向及び矢印Y方向に移動させ、アンダーカット部9
を傾斜コア6から離脱させ、成形品7を可動側金型3か
ら離型する。このときアンダーカット部9での成形品7
の離型抵抗が大きいので、成形品7に矢印C方向の横ず
れ力が作用する。従来の突出しピンではこの横ずれ力を
防止する作用が弱いので、成形品7が横ずれし離型不良
が発生するが、本発明金型では突出しピン4の先端の隙
間に樹脂が充填され、この充填樹脂により横ずれの力が
抑えられるので、成形品7が離型不良が発生しない。
る。射出成形金型1を型締めして固定側金型2と可動側
金型3とで形成されたキャビティに樹脂を射出し冷却し
て成形品7を成形する。このとき突出しピン4の先端に
設けられた突出し部8はその直径が突出しピン4の直径
より小とされているので、その隙間に樹脂が充填され
る。成形後、可動側金型3を引離した後、突出し板5を
作動させ、突出しピン4と傾斜コア6とをそれぞれ矢印
X方向及び矢印Y方向に移動させ、アンダーカット部9
を傾斜コア6から離脱させ、成形品7を可動側金型3か
ら離型する。このときアンダーカット部9での成形品7
の離型抵抗が大きいので、成形品7に矢印C方向の横ず
れ力が作用する。従来の突出しピンではこの横ずれ力を
防止する作用が弱いので、成形品7が横ずれし離型不良
が発生するが、本発明金型では突出しピン4の先端の隙
間に樹脂が充填され、この充填樹脂により横ずれの力が
抑えられるので、成形品7が離型不良が発生しない。
【0015】尚、成形時に突出しピン4の先端に設けら
れた突出し部8により、図3a及び図3bに示すよう
に、突出し部8をキャビティ底面より突出させるか否か
により、成形品7の表面に凸部14、又は、凹部15が
形成されるが、これは突出しピン4の位置を製品として
問題のない位置に設けることにより解消することができ
るので特に問題はない。
れた突出し部8により、図3a及び図3bに示すよう
に、突出し部8をキャビティ底面より突出させるか否か
により、成形品7の表面に凸部14、又は、凹部15が
形成されるが、これは突出しピン4の位置を製品として
問題のない位置に設けることにより解消することができ
るので特に問題はない。
【0016】図4〜図6は請求項2記載の発明の射出成
形用金型の例を示した図で、図4はその一例を示した断
面図、図5は他の例を示した断面図、図6は突出し面の
一例を示した断面図である。図4において、16は突出
ピン4の先端に波形形状に形成された突出し面である。
その他の構造及び符号は図1に示した射出成形用金型と
同じである。この場合には、突出し面16に形成された
波形形状部分に樹脂が充填され、これにより成形品7突
出し時の横ずれが防止され、成形品7が離型不良を生じ
ることなく離型される。その他の作動は図1の射出成形
用金型の場合と同じである。
形用金型の例を示した図で、図4はその一例を示した断
面図、図5は他の例を示した断面図、図6は突出し面の
一例を示した断面図である。図4において、16は突出
ピン4の先端に波形形状に形成された突出し面である。
その他の構造及び符号は図1に示した射出成形用金型と
同じである。この場合には、突出し面16に形成された
波形形状部分に樹脂が充填され、これにより成形品7突
出し時の横ずれが防止され、成形品7が離型不良を生じ
ることなく離型される。その他の作動は図1の射出成形
用金型の場合と同じである。
【0017】図5及び図6において、20は射出成形用
金型、21は固定側金型、22は可動側金型、23は成
形品、24、25は断面形状円形の突出しピンである。
26、27はそれぞれ突出しピン24、25の先端に形
成された波形形状の突出し面で、成形品23の傾斜面に
沿って斜めに形成されている。突出し面26、27は、
図6に示すように、その角の部分30は面取りされてい
るのが望ましく、立上がり面31は成形品23の離型さ
れる方向と平行又は斜めに離型されるように形成されて
いるのが望ましい。
金型、21は固定側金型、22は可動側金型、23は成
形品、24、25は断面形状円形の突出しピンである。
26、27はそれぞれ突出しピン24、25の先端に形
成された波形形状の突出し面で、成形品23の傾斜面に
沿って斜めに形成されている。突出し面26、27は、
図6に示すように、その角の部分30は面取りされてい
るのが望ましく、立上がり面31は成形品23の離型さ
れる方向と平行又は斜めに離型されるように形成されて
いるのが望ましい。
【0018】この場合には、波形形状に形成された突出
し面26、27により、成形品23突出し時に突出しピ
ン4が成形品23の表面を滑らず、このため確実に成形
品23を突出すことができ、また削りカスも発生しな
い。このため離型不良を生じ易い傾斜面等、突出しピン
の必要な箇所に突出しピンを設けることができ、変形等
を生じることなく成形品を離型させることができる。
し面26、27により、成形品23突出し時に突出しピ
ン4が成形品23の表面を滑らず、このため確実に成形
品23を突出すことができ、また削りカスも発生しな
い。このため離型不良を生じ易い傾斜面等、突出しピン
の必要な箇所に突出しピンを設けることができ、変形等
を生じることなく成形品を離型させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明の射出成形
用金型においては、成形品を金型から突出す断面形状円
形の突出しピンの先端に、突出しピンの断面積より小断
面積の突出し部が設けられているので、突出しピンと突
出し部の横断面積の差により形成される空間部分に成形
時に樹脂が充填され、この充填樹脂により成形品突出し
時の成形品の横ずれが防止され、一方側にリブ、ボス等
の多い離型バランスの悪い成形品又はアンダーカット部
を有する成形品の場合でも、横ずれを生じることなく確
実に離型することができる。
用金型においては、成形品を金型から突出す断面形状円
形の突出しピンの先端に、突出しピンの断面積より小断
面積の突出し部が設けられているので、突出しピンと突
出し部の横断面積の差により形成される空間部分に成形
時に樹脂が充填され、この充填樹脂により成形品突出し
時の成形品の横ずれが防止され、一方側にリブ、ボス等
の多い離型バランスの悪い成形品又はアンダーカット部
を有する成形品の場合でも、横ずれを生じることなく確
実に離型することができる。
【0020】請求項2記載の発明の射出成形用金型にお
いては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突出し
ピンの突出し面が凹凸状に形成されているので、傾斜面
に突出しピンを設けて成形品を突出す場合でも、突出し
ピンが成形品の表面を滑らず、このため成形品を確実に
突出すことができる。また成形品の表面が削られないの
で、削りカス等の発生を防止することができる。又、突
出しが必要な箇所に突出しピンを設けて成形品を突出す
ことができるので、突出し時の成形品の変形を防止する
ことができる。又、突出し面が凹凸状に形成されている
ので、成形時にこの凹凸状部分に樹脂が充填され、この
充填樹脂により成形品突出し時の成形品の横ずれが防止
されて成形品の離型不良を防止することができる。
いては、成形品を金型から突出す断面形状円形の突出し
ピンの突出し面が凹凸状に形成されているので、傾斜面
に突出しピンを設けて成形品を突出す場合でも、突出し
ピンが成形品の表面を滑らず、このため成形品を確実に
突出すことができる。また成形品の表面が削られないの
で、削りカス等の発生を防止することができる。又、突
出しが必要な箇所に突出しピンを設けて成形品を突出す
ことができるので、突出し時の成形品の変形を防止する
ことができる。又、突出し面が凹凸状に形成されている
ので、成形時にこの凹凸状部分に樹脂が充填され、この
充填樹脂により成形品突出し時の成形品の横ずれが防止
されて成形品の離型不良を防止することができる。
【0021】以上により、成形品の離型不良を防止する
ことができ、ロボット等による自動取出し時のトラブル
を解消することができる。又、突出しピンの本体は簡単
な丸穴加工で済み、角ピン使用時のように可動側金型に
角穴を設ける必要がないので、少ないコストで大きな効
果を得ることができる。
ことができ、ロボット等による自動取出し時のトラブル
を解消することができる。又、突出しピンの本体は簡単
な丸穴加工で済み、角ピン使用時のように可動側金型に
角穴を設ける必要がないので、少ないコストで大きな効
果を得ることができる。
【図1】本発明射出成形用金型の一例を示した断面図。
【図2】本発明射出成形用金型の突出し部の各種例を示
した斜視図。
した斜視図。
【図3】成形品突出し後の成形品表面の各種状態を示し
た斜視図。
た斜視図。
【図4】本発明射出成形用金型の他の例を示した断面
図。
図。
【図5】本発明射出成形用金型の更に他の例を示した断
面図。
面図。
【図6】本発明射出成形用金型の突出し面の一例を示し
た断面図。
た断面図。
【図7】従来の射出成形用金型の突出しピンの位置を示
した断面図。
した断面図。
1、20 射出成形用金型 2、21 固定側金型 3、22 可動側金型 4、24、25 突出しピン 6 傾斜コア 7、23 成形品 8、11、12、13 突出し部 9 アンダーカット部 16、26、27 突出し面
Claims (2)
- 【請求項1】 成形品を金型から突出す断面形状円形の
突出しピンの先端に、突出しピンの断面積より小断面積
の突出し部が設けられていることを特徴とする射出成形
用金型。 - 【請求項2】 成形品を金型から突出す断面形状円形の
突出しピンの突出し面が凹凸状に形成されていることを
特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP588493A JPH06210683A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP588493A JPH06210683A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210683A true JPH06210683A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11623330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP588493A Pending JPH06210683A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06210683A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0993926A1 (fr) * | 1998-10-16 | 2000-04-19 | Rehau S.A. | Dispositif de maintien à la sortie du moule d'une pièce en matière plastique injectée lors de l'extraction des cales moulantes |
CN103786317A (zh) * | 2014-01-23 | 2014-05-14 | 宁波双林模具有限公司 | 三次顶斜顶半圆翻转脱模机构 |
JP2016168753A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 帝国通信工業株式会社 | 成形品の成形方法 |
JP2017024392A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 帝人株式会社 | 引止部を有する成形体、および成形体の製造方法 |
CN111497153A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-07 | 滁州市锴模装备模具制造有限公司 | 一种能够安全快速脱模的冰箱门胆注塑加工装置 |
WO2022145223A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 日立Astemo株式会社 | カバー部材、金型装置および電子装置 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP588493A patent/JPH06210683A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0993926A1 (fr) * | 1998-10-16 | 2000-04-19 | Rehau S.A. | Dispositif de maintien à la sortie du moule d'une pièce en matière plastique injectée lors de l'extraction des cales moulantes |
FR2784613A1 (fr) * | 1998-10-16 | 2000-04-21 | Rehau Sa | Dispositif de maintien a la sortie du moule d'une piece en matiere plastique injectee lors de l'extraction des cales moulantes |
CN103786317A (zh) * | 2014-01-23 | 2014-05-14 | 宁波双林模具有限公司 | 三次顶斜顶半圆翻转脱模机构 |
JP2016168753A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 帝国通信工業株式会社 | 成形品の成形方法 |
JP2017024392A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 帝人株式会社 | 引止部を有する成形体、および成形体の製造方法 |
CN111497153A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-07 | 滁州市锴模装备模具制造有限公司 | 一种能够安全快速脱模的冰箱门胆注塑加工装置 |
CN111497153B (zh) * | 2020-04-29 | 2022-07-12 | 滁州市锴模装备模具制造有限公司 | 一种能够安全快速脱模的冰箱门胆注塑加工装置 |
WO2022145223A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 日立Astemo株式会社 | カバー部材、金型装置および電子装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06210683A (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH081680A (ja) | 成形用金型装置 | |
JPH08174607A (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH09225969A (ja) | 射出成形金型 | |
JPH02219621A (ja) | 射出成形型のアンダーカットを処理する型構造 | |
JPH08323823A (ja) | 射出成形方法およびそれに用いる金型 | |
JPH0957758A (ja) | 成形品の離型突出し金型構造 | |
JPH0711949Y2 (ja) | インサート成形用金型 | |
JPH0852769A (ja) | 樹脂成形用金型 | |
JPH0443489B2 (ja) | ||
JPH0237543Y2 (ja) | ||
JPH05253978A (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH06182830A (ja) | 樹脂成形用金型装置 | |
JPH042030Y2 (ja) | ||
JPH0514830Y2 (ja) | ||
JPH0966546A (ja) | 成形金型 | |
JPH0939039A (ja) | プラスチック成形用金型 | |
JPH04348924A (ja) | トンネルゲートを有する成形品の射出成形方法および装置 | |
JPH028740Y2 (ja) | ||
JP2837335B2 (ja) | 薄肉成形用金型構造 | |
JP3013681B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JP2514984Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH04135707A (ja) | プラスチック成形用二段突き出し型 | |
JPH0569461A (ja) | L型断面成形品の成形方法 | |
JPH03284920A (ja) | 樹脂成型品の射出成形方法及び装置 |