JP3186404B2 - 薄肉基板及び薄肉基板成形用金型 - Google Patents
薄肉基板及び薄肉基板成形用金型Info
- Publication number
- JP3186404B2 JP3186404B2 JP03504794A JP3504794A JP3186404B2 JP 3186404 B2 JP3186404 B2 JP 3186404B2 JP 03504794 A JP03504794 A JP 03504794A JP 3504794 A JP3504794 A JP 3504794A JP 3186404 B2 JP3186404 B2 JP 3186404B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- thin substrate
- metal
- thin
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
- B29C45/561—Injection-compression moulding
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉状の基板本体の一
方の面が金属蒸着面とされている薄肉基板及び薄肉基板
成形用金型に関する。
方の面が金属蒸着面とされている薄肉基板及び薄肉基板
成形用金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、光ディスク基板等の円盤
状の情報記録体を樹脂によって成形する成形用金型とし
ては、図４に示すように、円盤状の固定鏡面板１が固定
支持部材２の中央部に装着され、この固定鏡面板１の中
心部に内周ホルダ３及びスプルーブッシュ４がそれぞれ
装着され、かつこの内周ホルダ３と上記固定鏡面板１の
外縁部に取り付けられた外周ホルダ５とによってドーナ
ツ盤状のスタンパー（情報記録板）６が上記固定鏡面板
１に着脱自在に取り付けられていると共に、上記固定支
持部材２に対向して可動支持部材７が接近離間自在に設
けられ、この可動支持部材７の中央部に可動鏡面板８が
型開閉方向に移動自在に設けられる一方、上記可動鏡面
板８の中心部にゲートカットピン９が型開閉方向に摺動
自在に嵌め込まれ、また、ゲートカットピン９の内部に
突出ロッド１０が型開閉方向に摺動自在に設けられたも
のが知られている。そして、この成形用金型にあって
は、上記両支持部材２，７間を閉じた状態で、スプルー
ブッシュ４の内部を介して溶融樹脂を、スプルーブッシ
ュ４、内周ホルダ３、スタンパー６、外周ホルダ５、可
動鏡面板８、ゲートカットピン９及び突出ロッド１０で
構成されたキャビティＣ内に供給した後、上記ゲートカ
ットピン９をスプルーブッシュ４側に接近させ上記キャ
ビティＣ内の樹脂を製品部とその他のスプルー部の樹脂
とに切断、分離すると共に、上記可動鏡面板８をスタン
パー６側に接近させ製品部のキャビティＣ内の樹脂を圧
縮成形する。次いで、上記キャビティＣ内の樹脂が冷却
固化した後、上記両支持部材２，７間を開いて、上記キ
ャビティＣ内の樹脂を可動鏡面板８及びゲートカットピ
ン９、突出ロッド１０に付着させた状態で、スタンパー
６側から引き離し、続いて、突出ロッド１０によってス
プルー部の樹脂を突き出して離型させると共に、可動鏡
面板８から製品を取り出すようにしている。
状の情報記録体を樹脂によって成形する成形用金型とし
ては、図４に示すように、円盤状の固定鏡面板１が固定
支持部材２の中央部に装着され、この固定鏡面板１の中
心部に内周ホルダ３及びスプルーブッシュ４がそれぞれ
装着され、かつこの内周ホルダ３と上記固定鏡面板１の
外縁部に取り付けられた外周ホルダ５とによってドーナ
ツ盤状のスタンパー（情報記録板）６が上記固定鏡面板
１に着脱自在に取り付けられていると共に、上記固定支
持部材２に対向して可動支持部材７が接近離間自在に設
けられ、この可動支持部材７の中央部に可動鏡面板８が
型開閉方向に移動自在に設けられる一方、上記可動鏡面
板８の中心部にゲートカットピン９が型開閉方向に摺動
自在に嵌め込まれ、また、ゲートカットピン９の内部に
突出ロッド１０が型開閉方向に摺動自在に設けられたも
のが知られている。そして、この成形用金型にあって
は、上記両支持部材２，７間を閉じた状態で、スプルー
ブッシュ４の内部を介して溶融樹脂を、スプルーブッシ
ュ４、内周ホルダ３、スタンパー６、外周ホルダ５、可
動鏡面板８、ゲートカットピン９及び突出ロッド１０で
構成されたキャビティＣ内に供給した後、上記ゲートカ
ットピン９をスプルーブッシュ４側に接近させ上記キャ
ビティＣ内の樹脂を製品部とその他のスプルー部の樹脂
とに切断、分離すると共に、上記可動鏡面板８をスタン
パー６側に接近させ製品部のキャビティＣ内の樹脂を圧
縮成形する。次いで、上記キャビティＣ内の樹脂が冷却
固化した後、上記両支持部材２，７間を開いて、上記キ
ャビティＣ内の樹脂を可動鏡面板８及びゲートカットピ
ン９、突出ロッド１０に付着させた状態で、スタンパー
６側から引き離し、続いて、突出ロッド１０によってス
プルー部の樹脂を突き出して離型させると共に、可動鏡
面板８から製品を取り出すようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記型閉型
開にともない、可動鏡面板８が外周ホルダ５に嵌脱され
るが、外周ホルダ５に固定鏡面板１から熱が伝わりにく
い等の原因により、可動鏡面板８と外周ホルダ５との間
にカジリを生じる恐れがある。このため、従来は、図５
に示すように、上記可動鏡面板８と外周ホルダ５との間
に予め所定のクリアランスを設定するようにしている。
しかしながら、このように可動鏡面板８と外周ホルダ５
との間に所定のクリアランスを設定すると、成形された
製品の鏡面の外縁部にバリが生じる場合がある。また、
この鏡面には、後工程において金属を蒸着するようにし
ているが、上記鏡面の外縁部の仕上がりが悪いと、円滑
に蒸着されず該鏡面の外縁部の蒸着強度が十分に確保さ
れないという問題がある。
開にともない、可動鏡面板８が外周ホルダ５に嵌脱され
るが、外周ホルダ５に固定鏡面板１から熱が伝わりにく
い等の原因により、可動鏡面板８と外周ホルダ５との間
にカジリを生じる恐れがある。このため、従来は、図５
に示すように、上記可動鏡面板８と外周ホルダ５との間
に予め所定のクリアランスを設定するようにしている。
しかしながら、このように可動鏡面板８と外周ホルダ５
との間に所定のクリアランスを設定すると、成形された
製品の鏡面の外縁部にバリが生じる場合がある。また、
この鏡面には、後工程において金属を蒸着するようにし
ているが、上記鏡面の外縁部の仕上がりが悪いと、円滑
に蒸着されず該鏡面の外縁部の蒸着強度が十分に確保さ
れないという問題がある。
【０００４】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、外縁部にバリが生じるこ
とを防止できて、後工程において円滑にかつ確実に金属
蒸着を行うことができる薄肉基板及び薄肉基板成形用金
型を提供することにある。
で、その目的とするところは、外縁部にバリが生じるこ
とを防止できて、後工程において円滑にかつ確実に金属
蒸着を行うことができる薄肉基板及び薄肉基板成形用金
型を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１は、薄肉円盤状の情報記録体をな
す樹脂成形基板本体の一方の面が金属蒸着面とされてい
る薄肉基板において、上記金属蒸着面の外縁部に面取り
部あるいは段差部が形成されたものである。また、本発
明の請求項２は、薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸
着面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部ある
いは段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基
板成形用金型において、第１の型板及び第２の型板から
なる一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが形成
され、かつ上記第１の型板が上記面取り部あるいは段差
部及び金属蒸着面の平坦部を成形すると共に、第２の型
板が上記基板本体の一方の面に対向する他方の面及び外
周面を成形するものである。さらに、本発明の請求項３
は、薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸着面とされ、
この金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が
形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基板成形用金型
において、一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティ
が形成され、かつ上記金属蒸着面を形成する型板が、上
記面取り部あるいは段差部を形成する第１の型体と、こ
の第１の型体の内部に樹脂を圧縮成形するために型開閉
方向に移動自在に設けられかつ上記金属蒸着面の平坦部
を形成する第２の型体とから構成されたものである。
に、本発明の請求項１は、薄肉円盤状の情報記録体をな
す樹脂成形基板本体の一方の面が金属蒸着面とされてい
る薄肉基板において、上記金属蒸着面の外縁部に面取り
部あるいは段差部が形成されたものである。また、本発
明の請求項２は、薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸
着面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部ある
いは段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基
板成形用金型において、第１の型板及び第２の型板から
なる一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが形成
され、かつ上記第１の型板が上記面取り部あるいは段差
部及び金属蒸着面の平坦部を成形すると共に、第２の型
板が上記基板本体の一方の面に対向する他方の面及び外
周面を成形するものである。さらに、本発明の請求項３
は、薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸着面とされ、
この金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が
形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基板成形用金型
において、一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティ
が形成され、かつ上記金属蒸着面を形成する型板が、上
記面取り部あるいは段差部を形成する第１の型体と、こ
の第１の型体の内部に樹脂を圧縮成形するために型開閉
方向に移動自在に設けられかつ上記金属蒸着面の平坦部
を形成する第２の型体とから構成されたものである。
【０００６】
【作用】本発明の請求項１の薄肉基板にあっては、薄肉
状で樹脂成形の基板本体の金属蒸着面の外縁部に形成さ
れた面取り部あるいは段差部によって、金属蒸着面の外
縁部にバリが生じるのを防止し、滑らかな金属蒸着面を
形成して金属蒸着を確実に行う。また、本発明の請求項
２の薄肉基板成形用金型にあっては、薄肉状の基板本体
の面取り部あるいは段差部及び金属蒸着面の平坦部を成
形する第１の型板と、薄肉状の基板本体の他方の面（情
報記録面）及び外周面を成形する第２の型板との間を閉
じてキャビティを形成し、両型板間の合わせ面（パーテ
ィクルライン）を上記基板本体の面取り部あるいは段差
部と外周面との間に位置させて、バリ等の成形不良を防
止する。さらに、本発明の請求項３にあっては、型閉状
態において薄肉基板用のキャビティ内に樹脂を供給した
後、第２の型体を第１の型体に対して型閉方向に移動さ
せて上記キャビティ内の樹脂を圧縮成形する。
状で樹脂成形の基板本体の金属蒸着面の外縁部に形成さ
れた面取り部あるいは段差部によって、金属蒸着面の外
縁部にバリが生じるのを防止し、滑らかな金属蒸着面を
形成して金属蒸着を確実に行う。また、本発明の請求項
２の薄肉基板成形用金型にあっては、薄肉状の基板本体
の面取り部あるいは段差部及び金属蒸着面の平坦部を成
形する第１の型板と、薄肉状の基板本体の他方の面（情
報記録面）及び外周面を成形する第２の型板との間を閉
じてキャビティを形成し、両型板間の合わせ面（パーテ
ィクルライン）を上記基板本体の面取り部あるいは段差
部と外周面との間に位置させて、バリ等の成形不良を防
止する。さらに、本発明の請求項３にあっては、型閉状
態において薄肉基板用のキャビティ内に樹脂を供給した
後、第２の型体を第１の型体に対して型閉方向に移動さ
せて上記キャビティ内の樹脂を圧縮成形する。
【０００７】
【実施例】以下、図１ないし図３に基づいて本発明の実
施例を説明する。なお、これらの図において、図４及び
図５に示す上記従来例と同様の構成の部分には、同符号
を付けて説明を省略する。
施例を説明する。なお、これらの図において、図４及び
図５に示す上記従来例と同様の構成の部分には、同符号
を付けて説明を省略する。
【０００８】図１は本発明の第１実施例を示すもので、
この図において符号２０は、可動支持部材の中央部に装
着された第１の型体であり、この第１の型体２０は、薄
肉状の基板本体３０の一方の面（金属蒸着面）の外縁部
（面取り部）３０ａを形成するための傾斜面２０ａを備
えている。そして、この第１の型体２０の内側には、上
記金属蒸着面の平坦部３０ｂを形成する第２の型体２１
が上記第１の型体２０に対して型開閉方向に移動自在に
装着されている。
この図において符号２０は、可動支持部材の中央部に装
着された第１の型体であり、この第１の型体２０は、薄
肉状の基板本体３０の一方の面（金属蒸着面）の外縁部
（面取り部）３０ａを形成するための傾斜面２０ａを備
えている。そして、この第１の型体２０の内側には、上
記金属蒸着面の平坦部３０ｂを形成する第２の型体２１
が上記第１の型体２０に対して型開閉方向に移動自在に
装着されている。
【０００９】上記のように構成された薄肉基板成形用金
型を用いて薄肉基板を樹脂成形する場合には、型閉状態
において、キャビティＣ内に溶融樹脂を供給し、次い
で、従来同様、ゲートカットピンによって製品部とその
他のスプルー部とを切断、分離する。続いて、第２の型
体２１を第１の型体２０に対して型閉方向に（スタンパ
ー６側に）移動させ、製品部のキャビティＣ内の樹脂を
圧縮成形する（図１参照）。さらに、上記キャビティＣ
内の樹脂が冷却固化した後、型開を行い可動側に付着し
た製品及びスプルー部の固化樹脂を可動側から離型して
取り出す。この場合、樹脂成形時において、固定鏡面板
に取り付けられた外周ホルダ５と第１の型体２０との間
は十分な型締力によって強固に密着されていると共に、
第１の型体２０と第２の型体２１とが同じ可動側に設置
されており、略同等の温度状態に保持できると共に、第
１の型体２０と第２の型体２１との間は、互いに摺動し
得る程度のクリアランスを設定しておけばよいから、得
られた製品の外縁部にバリが生じることがない。そし
て、このようにして成形された製品（薄肉基板）にあっ
ては、金属蒸着面の外縁部に面取り部３０ａが形成され
ているから、金属蒸着面の良好な仕上がり状態を確保で
きることにより、後工程である金属蒸着工程において、
円滑に上記金属蒸着面に蒸着処理を施すことができて、
金属蒸着面の外縁部の蒸着強度が他の平坦部３０ｂに比
べて低下することがない。
型を用いて薄肉基板を樹脂成形する場合には、型閉状態
において、キャビティＣ内に溶融樹脂を供給し、次い
で、従来同様、ゲートカットピンによって製品部とその
他のスプルー部とを切断、分離する。続いて、第２の型
体２１を第１の型体２０に対して型閉方向に（スタンパ
ー６側に）移動させ、製品部のキャビティＣ内の樹脂を
圧縮成形する（図１参照）。さらに、上記キャビティＣ
内の樹脂が冷却固化した後、型開を行い可動側に付着し
た製品及びスプルー部の固化樹脂を可動側から離型して
取り出す。この場合、樹脂成形時において、固定鏡面板
に取り付けられた外周ホルダ５と第１の型体２０との間
は十分な型締力によって強固に密着されていると共に、
第１の型体２０と第２の型体２１とが同じ可動側に設置
されており、略同等の温度状態に保持できると共に、第
１の型体２０と第２の型体２１との間は、互いに摺動し
得る程度のクリアランスを設定しておけばよいから、得
られた製品の外縁部にバリが生じることがない。そし
て、このようにして成形された製品（薄肉基板）にあっ
ては、金属蒸着面の外縁部に面取り部３０ａが形成され
ているから、金属蒸着面の良好な仕上がり状態を確保で
きることにより、後工程である金属蒸着工程において、
円滑に上記金属蒸着面に蒸着処理を施すことができて、
金属蒸着面の外縁部の蒸着強度が他の平坦部３０ｂに比
べて低下することがない。
【００１０】また、上記第１実施例の面取り部３０ａの
代わりに、図２に示すように、金属蒸着面の平坦部３０
ｂに直交する垂直面とこの垂直面に連なる傾斜面との組
合せからなる段差部３０ｃ、あるいは、図３に示すよう
に、階段状の段差部３０ｄを形成してもよい。
代わりに、図２に示すように、金属蒸着面の平坦部３０
ｂに直交する垂直面とこの垂直面に連なる傾斜面との組
合せからなる段差部３０ｃ、あるいは、図３に示すよう
に、階段状の段差部３０ｄを形成してもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
は、薄肉円盤状の情報記録体をなす樹脂成形基板本体の
一方の面が金属蒸着面とされている薄肉基板において、
上記金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が
形成されたものであるから、上記面取りあるいは段差部
によって、金属蒸着面の外縁部にバリが生じることを防
止することができて、後工程において滑らかな金属蒸着
面を形成して金属蒸着を確実に行うことができる。また
本発明の請求項２は、薄肉状の基板本体の一方の面が金
属蒸着面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部
あるいは段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄
肉基板成形用金型において、第１の型板及び第２の型板
からなる一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが
形成され、かつ上記第１の型板が上記面取り部あるいは
段差部及び金属蒸着面の平坦部を成形すると共に、第２
の型板が上記基板本体の一方の面に対向する他方の面及
び外周面を成形するものであるから、面取り部あるいは
段差部及び金属蒸着面の平坦部を成形する第１の型板
と、薄肉状の基板本体の他方の面（情報記録面）及び外
周面を成形する第２の型板との間を閉じてキャビティを
形成し、両型板間の合わせ面（パーティングライン）を
上記基板本体の面取り部あるいは段差部と外周面との間
に位置させることにより、バリ等の成形不良を確実に防
止することができて、良好な品質の製品を円滑に成形す
ることができる。さらに、本発明の請求項３は、薄肉状
の基板本体の一方の面が金属蒸着面とされ、この金属蒸
着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が形成されて
なる薄肉基板を成形する薄肉基板成形用金型において、
一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが形成さ
れ、かつ上記金属蒸着面を形成する型板が、上記面取り
部あるいは段差部を形成する第１の型体と、この第１の
型体の内部に樹脂を圧縮成形するために型開閉方向に移
動自在に設けられかつ上記金属蒸着面の平坦部を形成す
る第２の型体とから構成されたものであるから、型閉状
態において薄肉基板用のキャビティ内に樹脂を供給した
後、第２の型体を第１の型体に対して型閉方向に移動さ
せて上記キャビティ内の樹脂を圧縮成形することによ
り、第１，第２の型体間のクリアランスを最小限度に抑
えることができて、金属蒸着面の外縁部にバリが生じる
ことがない薄肉基板を円滑に成形することができる。
は、薄肉円盤状の情報記録体をなす樹脂成形基板本体の
一方の面が金属蒸着面とされている薄肉基板において、
上記金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が
形成されたものであるから、上記面取りあるいは段差部
によって、金属蒸着面の外縁部にバリが生じることを防
止することができて、後工程において滑らかな金属蒸着
面を形成して金属蒸着を確実に行うことができる。また
本発明の請求項２は、薄肉状の基板本体の一方の面が金
属蒸着面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部
あるいは段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄
肉基板成形用金型において、第１の型板及び第２の型板
からなる一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが
形成され、かつ上記第１の型板が上記面取り部あるいは
段差部及び金属蒸着面の平坦部を成形すると共に、第２
の型板が上記基板本体の一方の面に対向する他方の面及
び外周面を成形するものであるから、面取り部あるいは
段差部及び金属蒸着面の平坦部を成形する第１の型板
と、薄肉状の基板本体の他方の面（情報記録面）及び外
周面を成形する第２の型板との間を閉じてキャビティを
形成し、両型板間の合わせ面（パーティングライン）を
上記基板本体の面取り部あるいは段差部と外周面との間
に位置させることにより、バリ等の成形不良を確実に防
止することができて、良好な品質の製品を円滑に成形す
ることができる。さらに、本発明の請求項３は、薄肉状
の基板本体の一方の面が金属蒸着面とされ、この金属蒸
着面の外縁部に、面取り部あるいは段差部が形成されて
なる薄肉基板を成形する薄肉基板成形用金型において、
一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが形成さ
れ、かつ上記金属蒸着面を形成する型板が、上記面取り
部あるいは段差部を形成する第１の型体と、この第１の
型体の内部に樹脂を圧縮成形するために型開閉方向に移
動自在に設けられかつ上記金属蒸着面の平坦部を形成す
る第２の型体とから構成されたものであるから、型閉状
態において薄肉基板用のキャビティ内に樹脂を供給した
後、第２の型体を第１の型体に対して型閉方向に移動さ
せて上記キャビティ内の樹脂を圧縮成形することによ
り、第１，第２の型体間のクリアランスを最小限度に抑
えることができて、金属蒸着面の外縁部にバリが生じる
ことがない薄肉基板を円滑に成形することができる。
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第２実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の第３実施例を示す断面図である。
【図４】薄肉基板成形用金型の断面図である。
【図５】従来の薄肉基板成形用金型の主要部の断面図で
ある。
ある。
Ｃ キャビティ １ 固定鏡面板 ６ スタンパー（情報記録板） ８ 可動鏡面板 ２０ 第１の型体 ２０ａ 傾斜面 ２１ 第２の型体 ３０ 基板本体 ３０ａ 面取り部 ３０ｂ 平坦部 ３０ｃ・３０ｄ 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ // Ｂ２９Ｌ 17:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C23C 14/00 - 14/58 B29C 45/26 B29C 45/56 G11B 7/24 531 G11B 7/26 511
Claims (3)
- 【請求項１】 薄肉円盤状の情報記録体をなす樹脂成形
基板本体の一方の面が金属蒸着面とされている薄肉基板
において、上記金属蒸着面の外縁部に面取り部あるいは
段差部が形成されたことを特徴とする薄肉金属基板。 - 【請求項２】 薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸着
面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるい
は段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基板
成形用金型において、第１の型板及び第２の型板からな
る一対の型板間に上記薄肉基板用のキャビティが形成さ
れ、かつ上記第１の型板が上記面取り部あるいは段差部
及び金属蒸着面の平坦部を成形すると共に、上記第２の
型板が上記基板本体の一方の面に対向する他方の面及び
外周面を成形することを特徴とする薄肉基板成形用金
型。 - 【請求項３】 薄肉状の基板本体の一方の面が金属蒸着
面とされ、この金属蒸着面の外縁部に、面取り部あるい
は段差部が形成されてなる薄肉基板を成形する薄肉基板
成形用金型において、一対の型板間に上記薄肉基板用の
キャビティが形成され、かつ上記金属蒸着面を形成する
型板が、上記面取り部あるいは段差部を形成する第１の
型体と、この第１の型体の内部に樹脂を圧縮成形するた
めに型開閉方向に移動自在に設けられかつ上記金属蒸着
面の平坦部を形成する第２の型体とから構成されたこと
を特徴とする薄肉基板成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03504794A JP3186404B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 薄肉基板及び薄肉基板成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03504794A JP3186404B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 薄肉基板及び薄肉基板成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243028A JPH07243028A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3186404B2 true JP3186404B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=12431132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03504794A Expired - Fee Related JP3186404B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 薄肉基板及び薄肉基板成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3186404B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015192516A1 (zh) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 黄欣 | 一种数码光盘基片的成型模具 |
| KR101830267B1 (ko) * | 2015-11-24 | 2018-02-20 | 주식회사 에스에이치조명 | 엘이디 조명기구 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7316172B2 (ja) | 2019-09-27 | 2023-07-27 | ファナック株式会社 | 成形物、電動機、成形物を製造するための装置及び方法 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP03504794A patent/JP3186404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015192516A1 (zh) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 黄欣 | 一种数码光盘基片的成型模具 |
| KR101830267B1 (ko) * | 2015-11-24 | 2018-02-20 | 주식회사 에스에이치조명 | 엘이디 조명기구 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07243028A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3186404B2 (ja) | 薄肉基板及び薄肉基板成形用金型 | |
| JPS58122835A (ja) | 射出成形金型 | |
| JP3207784B2 (ja) | ディスク成形用金型 | |
| EP0722818B1 (en) | Disc molding die | |
| JP3178659B2 (ja) | ディスク成形金型 | |
| JPH0647703Y2 (ja) | ディスクシェルケース成形用金型 | |
| JP2976264B2 (ja) | 三層構造成形品の射出成形方法およびその金型 | |
| JPH02128808A (ja) | 光ディスク基板成形用金型 | |
| JP3467955B2 (ja) | フィルムインサート成形用金型およびその成形方法 | |
| JP3179139B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
| JP3146475B2 (ja) | 射出成形方法およびこの方法に用いる射出成形用金型装置 | |
| JPH0153501B2 (ja) | ||
| JPH0939039A (ja) | プラスチック成形用金型 | |
| JP3580560B2 (ja) | 弾性圧縮成形方法と弾性圧縮金型 | |
| JP4433595B2 (ja) | 鋳造用金型 | |
| JP3881524B2 (ja) | ディスク成形用金型、貼り合わせた基板及びその製造方法 | |
| JP3077411B2 (ja) | 薄肉基板の樹脂成形方法及び樹脂成形金型 | |
| JP3707720B2 (ja) | 樹脂部品成形用型の製作方法 | |
| JPH09277014A (ja) | 樹脂中子を用いた軽合金ダイカスト製造法及び中空状軽合金ダイカスト鋳造品 | |
| JP2973568B2 (ja) | Ｌ型断面成形品の成形方法 | |
| JPS60244516A (ja) | プラスチツク成形用金型 | |
| JPS6068150A (ja) | 金型構造 | |
| JPH06106562A (ja) | インサート成形品の製造方法 | |
| JPH0459215A (ja) | モールド型 | |
| JPH05169522A (ja) | パリソン成形型 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010410 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |