JPH0642253A - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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JPH0642253A
JPH0642253A JP19884792A JP19884792A JPH0642253A JP H0642253 A JPH0642253 A JP H0642253A JP 19884792 A JP19884792 A JP 19884792A JP 19884792 A JP19884792 A JP 19884792A JP H0642253 A JPH0642253 A JP H0642253A
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Takeo Fujita
武雄 藤田
Masayuki Takeishi
昌之 武石
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
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JAPAN VEHICLE KK
Showa Aluminum Can Corp
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JAPAN VEHICLE KK
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック荷台の後部扉の開閉部等の略270
°回転可能なヒンジの回転機構を簡素化し、従来の丁番
を不要とする。またヒンジの取付工数を削減することが
でき、取付け作業に手間がかゝらず、しかも取付精度を
確実に出すことができる。またヒンジの軽量化を果たし
得るとともに、ヒンジ部分の結合強度を増大し、さらに
トラック荷台の後部扉部分等の美観を向上する。 【構成】 第2部材(後部扉)11を開く場合において、
第1段階として、第2部材(後部扉)11のみが連結部材
21に対して略135°回転し、ついで第2段階として、
第2部材(後部扉)11が連結部材21と一緒にさらに第1
部材(後部支柱)1 に対して略135°回転して、第2
部材(後部扉)11が、連結部材21を介して第1部材(後
部支柱)1 に対して全体とし略270°開かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば建材、土木、
あるいは輸送等の分野において、回転(開閉)部に使用
せられるヒンジ、とくに略270°回転用ヒンジに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばトラック荷台の後部扉の開
閉部には、ステンレス鋼製の丁番が用いられて、後部扉
が略270°開閉自在に取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
丁番は、その取付け作業に手間がかゝるだけでなく、不
慣れな作業者では、取付精度を出すのが難しいという問
題があった。しかも従来の丁番は鋼製で、個々の重量が
重いため、トラック荷台全体としての重量が増大する
し、また荷台側壁の外面に多数の丁番が現れて見えるた
め、外観が非常に悪く、美観上好ましくないうえに、鋼
製の丁番は長期の使用により錆が発生するという問題が
あった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、トラック荷台の後部扉の開閉部等のヒンジの
回転機構を簡素化し、従来の鋼製の丁番の取付けが全く
不要で、その取付工数を大幅に削減することができ、ヒ
ンジの取付け作業に手間がかゝらず、しかも取付精度を
確実に出すことができ、またヒンジの軽量化を果たし得
るうえに、トラック荷台の後部扉部分等の美観を向上し
得、さらに結合強度が非常に大きい、略270°回転可
能なヒンジを提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、第1部材に設けられた第1ヒンジ構
成部と、第2部材に設けられた第2ヒンジ構成部と、両
部材を連結する連結部材の一側に設けられかつ第1部材
の第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第3ヒンジ構成
部と、同連結部材の他側に設けられかつ第2部材の第2
ヒンジ構成部に組み合わせられた第4ヒンジ構成部とよ
りなり、第1部材に対して第2部材が連結部材を介して
略270°開閉自在となされたヒンジであって、第1部
材の第1ヒンジ構成部が、同部材の後端外側縁より後方
にのびかつ内側に断面略135°の角度に相当する円弧
形を有する凸面部を備えた後方張出部と、後方張出部の
先端寄り部分から前方突出状に設けられかつ先端に点
(A) を中心とする断面略円形の頭部を有する第1係合部
とによって構成されて、この第1ヒンジ構成部の内側
に、外方に向かって開口した開口部を有しかつこの開口
部の前縁より第1係合部の基部に至る横断面円弧形の案
内面を有する第3ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設け
られるとともに、第1係合部の基部より後側の後方張出
部の先端部と、第1係合部との間に嵌合凹部が設けら
れ、連結部材の第3ヒンジ構成部が、同部材の前端外側
縁に前方斜め内向きにのびかつ断面略135°の角度に
相当する円弧形を有する第1案内部と、同部材の前端外
側縁より前方にのびる前方張出部とによって構成され
て、第3ヒンジ構成部内に、前方に向かって開口した開
口部を有する第1ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けら
れ、かつ前方張出部の基部寄り部分に内方凸部が設けら
れるとともに、前方張出部の先端寄り部分の内側に段状
凸部が設けられて、内方凸部と段状凸部との間に、上記
第1係合部の断面略円形の頭部の一部が嵌まり合う凹弧
状案内面が設けられており、第2部材の第2ヒンジ構成
部が、同部材の外側縁より外方にのびかつ前側に断面略
135°の角度に相当する円弧形を有する凸面部を備え
た外方張出部と、外方張出部の先端寄り部分から後方突
出状に設けられかつ先端に点(B) を中心とする断面略円
形の頭部を有する第2係合部とによって構成されて、こ
の第2ヒンジ構成部の内側に、後方に向かって開口した
開口部を有しかつこの開口部の内縁より第2係合部の基
部に至る横断面円弧形の案内面を有する第4ヒンジ構成
部一部嵌込み用凹部が設けられるとともに、第2係合部
の基部より外側の外方張出部の先端部と、第2係合部と
の間に嵌合凹部が設けられ、連結部材の第4ヒンジ構成
部が、同部材の後端内側縁に前方斜め内向きにのびかつ
断面略135°の角度に相当する円弧形を有する第2案
内部と、同部材の後端内側縁より内方にのびる内方張出
部とによって構成されて、第4ヒンジ構成部内に、内方
に向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌
込み用凹部が設けられ、かつ内方張出部の基部寄り部分
に前方凸部が設けられるとともに、内方張出部の先端寄
り部分の前側に段状凸部が設けられて、前方凸部と段状
凸部との間に、上記第2係合部の断面略円形の頭部の一
部が嵌まり合う凹弧状案内面が設けられており、第1部
材に対し連結部材を介して組み合わせられた第2部材が
回転する前の状態においては、第1部材の第1ヒンジ構
成部が、連結部材の第3ヒンジ構成部の凹部内に収めら
れて、第1ヒンジ構成部側の第1係合部先端の断面略円
形の頭部が、第3ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わ
せられるとともに、第1ヒンジ構成部側の嵌合凹部内に
第3ヒンジ構成部側の内方凸部が嵌め合わせられ、かつ
第2部材の第2ヒンジ構成部が、連結部材の第4ヒンジ
構成部の凹部内に収められて、第2ヒンジ構成部側の第
2係合部先端の断面略円形の頭部が、第4ヒンジ構成部
側の段状凸部に係り合わせられるとともに、第2ヒンジ
構成部側の嵌合凹部内に第4ヒンジ構成部側の内方凸部
が嵌め合わせられ、連結部材に対して第2部材が、これ
の第2ヒンジ構成部の係合部先端の断面略円形の頭部の
中心点(B) を中心として揺動し、第2部材が連結部材に
対して略135°回転した状態では、第2ヒンジ構成部
の凹部内に、第4ヒンジ構成部の内方張出部の先端部が
収められて、第2ヒンジ構成部の第2係合部と第4ヒン
ジ構成部の内方張出部の先端部とが相互に係り合わせら
れ、略135°回転後の第2部材と一緒に連結部材が、
第1部材に対してこれの第1ヒンジ構成部の係合部先端
の断面略円形の頭部の中心点(A) を中心として揺動し、
第2部材が連結部材と共に第1部材に対してさらに略1
35°回転した状態では、第1ヒンジ構成部の凹部内
に、第3ヒンジ構成部の前方張出部の先端部が収められ
て、第1ヒンジ構成部の第1係合部と第3ヒンジ構成部
の前方張出部の先端部とが相互に係り合わせられるよう
になされている、ヒンジを要旨としている。
【0006】
【作用】上記ヒンジは、例えばトラック荷台の後部扉の
略270°開閉のために用いられるものである。
【0007】ここで、ヒンジは、例えばトラック荷台の
後部支柱を構成する第1部材に設けられた第1ヒンジ構
成部と、後部扉を構成する第2部材に設けられた第2ヒ
ンジ構成部と、両部材を連結する連結部材の一側に設け
られかつ第1部材の第1ヒンジ構成部に組み合わせられ
た第3ヒンジ構成部と、同連結部材の他側に設けられか
つ第2部材の第2ヒンジ構成部に組み合わせられた第4
ヒンジ構成部とよりなるものであり、第1部材(後部支
柱)に対して第2部材(後部扉)が連結部材を介して略
270°開閉自在となされている。
【0008】トラック荷台の第2部材(後部扉)が閉じ
ている状態、すなわち第1部材(後部支柱)に対し連結
部材を介して組み合わせられた第2部材(後部扉)が回
転する前の状態においては、第1部材(後部支柱)の第
1ヒンジ構成部が、連結部材の第3ヒンジ構成部の凹部
内に収められるとともに、第2部材(後部扉)の第2ヒ
ンジ構成部が、連結部材の第4ヒンジ構成部の凹部内に
収められている。
【0009】そして、第2部材(後部扉)を開く場合、
まず第1段階として、第2部材(後部扉)のみが連結部
材に対して略135°回転し、ついで第2段階として、
第2部材(後部扉)が連結部材と一緒にさらに第1部材
(後部支柱)に対して略135°回転し、結果として、
第2部材(後部扉)が連結部材を介して第1部材(後部
支柱)に対して略270°開かれるものである。
【0010】上記第1段階では、連結部材に対して第2
部材(後部扉)が、これの第2ヒンジ構成部の係合部先
端の断面略円形の頭部の中心点(B) を中心として揺動
し、第2部材が連結部材に対して略135°回転した状
態では、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第4ヒンジ構成
部の内方張出部の先端部が収められて、第2ヒンジ構成
部の第2係合部と第4ヒンジ構成部の内方張出部の先端
部とが相互に係り合わせられる。
【0011】また第2段階では、略135°回転後の第
2部材(後部扉)と一緒に連結部材が、第1部材(後部
支柱)に対してこれの第1ヒンジ構成部の係合部先端の
断面略円形の頭部の中心点(A) を中心として揺動し、第
2部材が連結部材と共に第1部材に対してさらに略13
5°回転した状態では、第1ヒンジ構成部の凹部内に、
第3ヒンジ構成部の前方張出部の先端部が収められて、
第1ヒンジ構成部の第1係合部と第3ヒンジ構成部の前
方張出部の先端部とが相互に係り合わせられるものであ
る。
【0012】なお、第2部材(後部扉)の開閉時のヒン
ジ部分の抵抗力等に起因して、例えば第1段階として、
連結部材が第2部材(後部扉)と一緒に第1部材(後部
支柱)に対して略135°回転し、ついで第2段階とし
て、略135°回転後の連結部材に対して第2部材(後
部扉)のみがさらに略135°回転して、結果として、
第1部材(後部支柱)に対して第2部材(後部扉)が連
結部材を介して略270°開かれるようなことがあって
も、何ら差支えない。
【0013】このように、この発明によれば、例えばト
ラック荷台の第1部材(後部支柱)に対する第2部材
(後部扉)のヒンジの回転機構が簡素化されており、第
2部材(後部扉)の略270°の開閉(回転)が可能で
あるとともに、従来の丁番の取付けが全く不要である。
【0014】上記第1部材(後部支柱)、第2部材(後
部扉)および連結部材は、単に組み合わせるだけで良い
ので、ヒンジの取付工数を大幅に削減することができ、
ヒンジの取付け作業に手間がかゝらず、しかも取付精度
を確実に出すことができる。
【0015】また上記第1部材(後部支柱)、第2部材
(後部扉)および連結部材は、通常アルミニウム押出型
材製であり、従ってヒンジの軽量化を果たし得るととも
に、トラック荷台の後部扉部分等の美観を向上し得る。
【0016】第1部材(後部支柱)、第2部材(後部
扉)および連結部材は、いずれも厚みが薄いため、ヒン
ジ部の軽量化を、より一層果たし得るものである。
【0017】扉の開放前の状態および開放後の状態にお
いて、いずれも第1ヒンジ部と連結部の引っ掛かり部分
(係合部分)が大きいので、結合強度が非常に大きいも
のである。
【0018】なお、第1部材(後部支柱)と第2部材
(後部扉)は、アルミニウム押出形材製に限らず、その
他の材料によりつくられていても良いし、連結部材もそ
の他の金属、あるいは硬質の合成樹脂によりつくられて
いても良い。
【0019】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0020】なお実施例は、この発明によるヒンジを、
トラック荷台の後部支柱を構成するアルミニウム押出形
材製の第1部材に対して、後部扉を構成するアルミニウ
ム押出形材製第2部材を、270°開閉自在に取り付け
る場合に適用したものである。
【0021】この明細書において、前後は図1を基準と
し、前とは図1の左側、後とは同右側をいうものとす
る。また内外は、トラック荷台を基準とし、内とはトラ
ック荷台の内側、外とは同外側をいゝ、従って図1にお
いて、内とは、同図上側、外とは同下側をいうものとす
る。
【0022】まず図4において、トラック荷台(10)の後
部扉(11)(11)は、いわゆる観音開きで、左右一対の同一
構造のものが、この発明によるヒンジ(5) によって、そ
れぞれ270°開閉自在に取り付けられている。
【0023】なお、これら一対の後部扉(11)(11)は、左
右対称で、共に同一構造を有しかつ同一の作用により開
閉するので、以下、その後部扉(第2部材)(11)の一方
について詳しく説明する。
【0024】ここで、図1は、後部扉(第2部材)(11)
が閉じた状態を示し、図2は、後部扉(11)を開く場合に
おいて、まず第1段階として、連結部材(21)に対して、
後部扉(11)のみが135°回転した状態を示し、図3
は、第2段階として、後部扉(11)が連結部材(21)と一緒
にさらに後部支柱(第1部材)(1) に対して135°回
転して、後部扉(11)が後部支柱(1) に対して全体として
270°開かれた状態を示している。
【0025】まず図1において、ヒンジ(5) は、トラッ
ク荷台(10)のアルミニウム押出形材製の後部支柱を構成
する第1部材(1) に設けられた第1ヒンジ構成部(2)
と、同じくアルミニウム押出形材製の後部扉を構成する
第2部材(11)に設けられた第2ヒンジ構成部(12)と、両
部材(1) (11)を連結するアルミニウム押出形材製の連結
部材(21)の一側に設けられかつ後部支柱(第1部材)
(1) の第1ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた第3ヒ
ンジ構成部(22)と、同連結部材(21)の他側に設けられか
つ後部扉(第2部材)(11)の第2ヒンジ構成部に組み合
わせられた第4ヒンジ構成部(32)とよりなるものであ
る。
【0026】そして、後部支柱(第1部材)(1) 側の第
1ヒンジ構成部(2) は、後部支柱(1) の後端外側縁より
後方にのびかつ内側に断面略135°の角度に相当する
円弧形を有する凸面部(4) を備えた後方張出部(3) と、
後方張出部(3) の先端寄り部分から前方突出状に設けら
れかつ先端に点(A) を中心とする断面略円形の頭部(7)
を有する第1係合部(6) とによって構成されて、この第
1ヒンジ構成部(2) の内側に、外方に向かって開口した
開口部(8) を有しかつこの開口部(8) の前縁より第1係
合部(6) の基部に至る横断面円弧形の案内面(9a)を有す
る第3ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(9) が設けられる
とともに、第1係合部(6) の基部より後側の後方張出部
(3) の先端部(3a)と、第1係合部(6) との間に嵌合凹部
(30)が設けられている。
【0027】一方、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(2
2)は、連結部材(21)の前端外側縁に前方斜め内向きにの
びかつ断面略135°の角度に相当する円弧形を有する
第1案内部(23)と、同部材(21)の前端外側縁より前方に
のびる前方張出部(24)とによって構成されて、第3ヒン
ジ構成部(22)内に、前方に向かって開口した開口部(28)
を有する第1ヒンジ構成部嵌込み用凹部(29)が設けら
れ、かつ前方張出部(24)の基部寄り部分に内方凸部(25)
が設けられるとともに、前方張出部(24)の先端寄り部分
の内側に段状凸部(26)が設けられて、内方凸部(25)と段
状凸部(26)との間に、上記第1係合部(6) の断面略円形
の頭部(7) の一部が嵌まり合う凹弧状案内面(27)が設け
られている。
【0028】また、第2部材(11)の第2ヒンジ構成部(1
2)は、第2部材(11)の外側縁より外方にのびかつ前側に
断面略135°の角度に相当する円弧形を有する凸面部
(14)を備えた外方張出部(13)と、外方張出部(13)の先端
寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端に点(B) を
中心とする断面略円形の頭部(17)を有する第2係合部(1
6)とによって構成されて、この第2ヒンジ構成部(12)の
内側に、後方に向かって開口した開口部(18)を有しかつ
この開口部(18)の内縁より第2係合部(16)の基部に至る
横断面円弧形の案内面(19a) を有する第4ヒンジ構成部
一部嵌込み用凹部(19)が設けられるとともに、第2係合
部(26)の基部より外側の外方張出部(13)の先端部(13a)
と、第2係合部(16)との間に嵌合凹部(40)が設けられて
いる。
【0029】連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)は、
連結部材(21)の後端内側縁に前方斜め内向きにのびかつ
断面略135°の角度に相当する円弧形を有する第2案
内部(33)と、同部材(21)の後端内側縁より内方にのびる
内方張出部(34)とによって構成されて、第4ヒンジ構成
部(32)内に、内方に向かって開口した開口部(38)を有す
る第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(39)が設けられ、かつ
内方張出部(34)の基部寄り部分に前方凸部(35)が設けら
れるとともに、内方張出部(34)の先端寄り部分の前側に
段状凸部(36)が設けられて、前方凸部(35)と段状凸部(3
6)との間に、上記第2係合部(16)の断面略円形の頭部(1
7)の一部が嵌まり合う凹弧状案内面(37)が設けられてい
る。
【0030】上記において、後部扉(第2部材)(11)
を、トラック荷台(10)の後部支柱(第1部材)(1) に連
結部材(21)を介して取り付けるには、例えばまず後部支
柱(1)の第1ヒンジ構成部(2) に、連結部材(21)の第3
ヒンジ構成部(22)をこれの凹部(29)内に第1ヒンジ構成
部(2) が挿入されるように、連結部材(21)側をスライド
させながら嵌め被せる。そしてつぎに、この連結部材(2
1)の第4ヒンジ構成部(32)の凹部(39)内に、後部扉(第
2部材)(11)側の第2ヒンジ構成部(12)を、その一端よ
りスライドさせながら挿入すれば良い。
【0031】上記のような後部扉(第2部材)(11)の取
付けは、後部扉(第2部材)(11)を後部支柱(第1部
材)(1) に、連結部材(21)を介して単に嵌め合わせるだ
けであり、かつこれらの部材(1) (11)(21)は、いずれも
アルミニウム押出形材製であるため、素人でも作業可能
であり、後部扉(第2部材)(11)の取付工数を大幅に削
減することができ、後部扉(第2部材)(11)の取付け作
業に手間がかゝらず、また取付精度を確実に出すことが
できる。
【0032】図1に示す状態は、トラック荷台(10)の後
部支柱(第1部材)(1) に対し連結部材(21)を介して組
み合わせられた後部扉(第2部材)(11)が閉じている状
態、すなわち後部扉(第2部材)(11)が回転する前の状
態である。このとき後部支柱(第1部材)(1) の第1ヒ
ンジ構成部(2) が、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(2
2)の凹部(29)内に収められて、第1ヒンジ構成部(2) 側
の第1係合部(6) 先端の断面略円形の頭部(7) が、第3
ヒンジ構成部(22)側の段状凸部(26)に係り合わせられる
とともに、第1ヒンジ構成部(2) 側の嵌合凹部(30)内に
第3ヒンジ構成部(22)側の内方凸部(25)が嵌め合わせら
れ、かつ第2部材(11)の第2ヒンジ構成部(12)が、連結
部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)の凹部(39)内に収めら
れて、第2ヒンジ構成部(12)側の第2係合部(16)先端の
断面略円形の頭部(17)が、第4ヒンジ構成部(32)側の段
状凸部(36)に係り合わせられるとともに、第2ヒンジ構
成部(12)側の嵌合凹部(40)内に第4ヒンジ構成部(32)側
の内方凸部(35)が嵌め合わせられている。
【0033】つぎに、図2に示すように、連結部材(21)
に対して後部扉(第2部材)(11)が、後部扉(第2部
材)(11)側の第2ヒンジ構成部(12)の係合部(16)先端の
断面略円形の頭部(17)の中心点(B) を中心として揺動
し、第2部材(11)が連結部材(21)に対して略135°回
転した状態では、第2ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内
に、第4ヒンジ構成部(32)の内方張出部(34)の先端部(3
4a) が収められて、第2ヒンジ構成部(12)の第2係合部
(16)と第4ヒンジ構成部(32)の内方張出部(34)の先端部
(34a) とが相互に係り合わせられる。
【0034】さらに、図3に示すように、135°回転
後の後部扉(第2部材)(11)と一緒に連結部材(21)が、
後部支柱(第1部材)(1) に対してこれの第1ヒンジ構
成部(2) の係合部(6) 先端の断面略円形の頭部(7) の中
心点(A) を中心として揺動し、第2部材(11)が連結部材
(21)と共に第1部材(1) に対してさらに略135°回転
した状態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に、
第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24a)
が収められて、第1ヒンジ構成部(2) の第1係合部(6)
と第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24
a) とが相互に係り合わせられる。
【0035】上記によれば、トラック荷台(10)の後部支
柱(第1部材)(1) に対する後部扉(第2部材)(11)の
ヒンジ(5) の回転機構が簡素化されており、後部扉(第
2部材)(11)が270°の開閉(回転)可能であるとと
もに、従来の丁番の取付けが全く不要である。
【0036】またこの実施例では、後部支柱(第1部
材)(1) 、後部扉(第2部材)(11)、および連結部材(2
1)がいずれもアルミニウム押出型材製であり、従ってヒ
ンジ(5) の軽量化を果たし得るとともに、トラック荷台
(10)の後部扉(第2部材)(11)部分の美観が向上する。
【0037】さらに、後部支柱(第1部材)(1) 、後部
扉(第2部材)(11)、および連結部材(21)が、いずれも
厚みが薄いため、ヒンジ部の軽量化を、より一層果たし
得る。
【0038】また、後部扉(第2部材)(11)の開放前の
状態および開放後の状態においては、第1ヒンジ構成部
(2) と第3ヒンジ構成部(22)、あるいは第2ヒンジ構成
部(12)と第4ヒンジ構成部(32)との引っ掛かり部分(係
合部分)が、いずれも大きいので、結合強度が非常に大
きいものである。
【0039】図5と図6は、ヒンジ(5) を構成する部材
の上下抜止め機構を示すものである。なお、上下両抜止
め機構は、上下対称で、共に同じ構造を有している。
【0040】まず後部支柱(第1部材)(1) の第1ヒン
ジ構成部(2) と、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(22)
との組合わせ部分では、後部支柱(1) 側の第1ヒンジ構
成部(2) の上下両端部が所要長さ切欠かれていて、該切
欠き部分内に、連結部材(21)側の第3ヒンジ構成部(22)
の凹部(29)の内側に丁度嵌まり込む大きさの上下両第1
ストッパ(41)(41)が嵌め込まれ、各第1ストッパ(41)
が、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部
(24)を貫通する2本のねじ(31)によって連結部材(21)に
固定されている。
【0041】つぎに後部扉(第2部材)(11)の第2ヒン
ジ構成部(12)と、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)
との組合わせ部分では、後部扉(11)側の第2ヒンジ構成
部(12)の上下両端部が部分的に所要長さ切欠かれてい
て、該切欠き部分内に、連結部材(21)の第4ヒンジ構成
部(32)の凹部(39)の内側に丁度嵌まり込む大きさの上下
両第2ストッパ(42)(42)が嵌め込まれ、各第2ストッパ
(42)が、連結部材(21)の内方張出部(34)の平坦状部分を
貫通する2本のねじ(31)によって連結部材(21)に固定さ
れている。
【0042】なおヒンジ(5) は、後部支柱(1) と後部扉
(11)に全長にわたって設けられるのが好ましいが、短い
ものを所定間隔おきに数個設ける場合もあり、この点は
限定されない。
【0043】また、上記ヒンジ(5) は、第1段階とし
て、後部扉(第2部材)(11)のみが連結部材(21)に対し
て135°回転し、ついで第2段階として、後部扉(第
2部材)(11)が連結部材(21)と一緒にさらに後部支柱
(第1部材)(1) に対して135°回転して、後部扉
(第2部材)(11)が連結部材(21)を介して後部支柱(第
1部材)(1) に対して270°開かれるようになされて
いるが、この角度は、限定されるものではなく、例えば
第1段階として、後部扉(第2部材)(11)のみが連結部
材(21)に対して135°より小さくあるいは135°よ
り大きく、略135°回転し、ついで第2段階として、
後部扉(第2部材)(11)が連結部材(21)と一緒にさらに
後部支柱(第1部材)(1) に対して135°より小さく
あるいは135°より大きく、略135°回転し、結果
として、後部支柱(第1部材)(1) に対して後部扉(第
2部材)(11)が連結部材(21)を介して略270°開かれ
るようになされていても良い。
【0044】また、上記実施例は、この発明によるヒン
ジ(5) を、トラック荷台(10)の後部支柱(第1部材)
(1) における後部扉(第2部材)(11)の開閉機構につい
て適用した場合を示すものであるが、この発明は、その
他、例えば建材、土木、あるいは輸送等の分野におい
て、扉等の部材の略270°回転(開閉)機構全般につ
いて、同様に適用されるものである。
【0045】
【発明の効果】この発明は、上述のように、第1部材に
設けられた第1ヒンジ構成部と、第2部材に設けられた
第2ヒンジ構成部と、両部材を連結する連結部材の一側
に設けられかつ第1部材の第1ヒンジ構成部に組み合わ
せられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材の他側に設け
られかつ第2部材の第2ヒンジ構成部に組み合わせられ
た第4ヒンジ構成部とよりなり、第1部材に対して第2
部材が連結部材を介して略270°開閉自在となされた
ヒンジであって、第1部材の第1ヒンジ構成部が、同部
材の後端外側縁より後方にのびかつ内側に断面略135
°の角度に相当する円弧形を有する凸面部を備えた後方
張出部と、後方張出部の先端寄り部分から前方突出状に
設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面略円形の頭
部を有する第1係合部とによって構成されて、この第1
ヒンジ構成部の内側に、外方に向かって開口した開口部
を有しかつこの開口部の前縁より第1係合部の基部に至
る横断面円弧形の案内面を有する第3ヒンジ構成部一部
嵌込み用凹部が設けられるとともに、第1係合部の基部
より後側の後方張出部の先端部と、第1係合部との間に
嵌合凹部が設けられ、連結部材の第3ヒンジ構成部が、
同部材の前端外側縁に前方斜め内向きにのびかつ断面略
135°の角度に相当する円弧形を有する第1案内部
と、同部材の前端外側縁より前方にのびる前方張出部と
によって構成されて、第3ヒンジ構成部内に、前方に向
かって開口した開口部を有する第1ヒンジ構成部嵌込み
用凹部が設けられ、かつ前方張出部の基部寄り部分に内
方凸部が設けられるとともに、前方張出部の先端寄り部
分の内側に段状凸部が設けられて、内方凸部と段状凸部
との間に、上記第1係合部の断面略円形の頭部の一部が
嵌まり合う凹弧状案内面が設けられており、第2部材の
第2ヒンジ構成部が、同部材の外側縁より外方にのびか
つ前側に断面略135°の角度に相当する円弧形を有す
る凸面部を備えた外方張出部と、外方張出部の先端寄り
部分から後方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心
とする断面略円形の頭部を有する第2係合部とによって
構成されて、この第2ヒンジ構成部の内側に、後方に向
かって開口した開口部を有しかつこの開口部の内縁より
第2係合部の基部に至る横断面円弧形の案内面を有する
第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けられるととも
に、第2係合部の基部より外側の外方張出部の先端部
と、第2係合部との間に嵌合凹部が設けられ、連結部材
の第4ヒンジ構成部が、同部材の後端内側縁に前方斜め
内向きにのびかつ断面略135°の角度に相当する円弧
形を有する第2案内部と、同部材の後端内側縁より内方
にのびる内方張出部とによって構成されて、第4ヒンジ
構成部内に、内方に向かって開口した開口部を有する第
2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けられ、かつ内方張出
部の基部寄り部分に前方凸部が設けられるとともに、内
方張出部の先端寄り部分の前側に段状凸部が設けられ
て、前方凸部と段状凸部との間に、上記第2係合部の断
面略円形の頭部の一部が嵌まり合う凹弧状案内面が設け
られており、第1部材に対し連結部材を介して組み合わ
せられた第2部材が回転する前の状態においては、第1
部材の第1ヒンジ構成部が、連結部材の第3ヒンジ構成
部の凹部内に収められて、第1ヒンジ構成部側の第1係
合部先端の断面略円形の頭部が、第3ヒンジ構成部側の
段状凸部に係り合わせられるとともに、第1ヒンジ構成
部側の嵌合凹部内に第3ヒンジ構成部側の内方凸部が嵌
め合わせられ、かつ第2部材の第2ヒンジ構成部が、連
結部材の第4ヒンジ構成部の凹部内に収められて、第2
ヒンジ構成部側の第2係合部先端の断面略円形の頭部
が、第4ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わせられる
とともに、第2ヒンジ構成部側の嵌合凹部内に第4ヒン
ジ構成部側の内方凸部が嵌め合わせられ、連結部材に対
して第2部材が、これの第2ヒンジ構成部の係合部先端
の断面略円形の頭部の中心点(B) を中心として揺動し、
第2部材が連結部材に対して略135°回転した状態で
は、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第4ヒンジ構成部の
内方張出部の先端部が収められて、第2ヒンジ構成部の
第2係合部と第4ヒンジ構成部の内方張出部の先端部と
が相互に係り合わせられ、略135°回転後の第2部材
と一緒に連結部材が、第1部材に対してこれの第1ヒン
ジ構成部の係合部先端の断面略円形の頭部の中心点(A)
を中心として揺動し、第2部材が連結部材と共に第1部
材に対してさらに略135°回転した状態では、第1ヒ
ンジ構成部の凹部内に、第3ヒンジ構成部の前方張出部
の先端部が収められて、第1ヒンジ構成部の第1係合部
と第3ヒンジ構成部の前方張出部の先端部とが相互に係
り合わせられるようになされているもので、この発明に
よれば、例えばトラック荷台の第1部材(後部支柱)に
対する第2部材(後部扉)のヒンジの回転機構が簡素化
されており、第2部材(後部扉)の略270°の開閉
(回転)が可能であるとともに、従来の丁番の取付けが
全く不要である。
【0046】上記第1部材(後部支柱)、第2部材(後
部扉)および連結部材は、単に組み合わせるだけで良い
ので、ヒンジの取付工数を大幅に削減することができ、
ヒンジの取付け作業に手間がかゝらず、しかも素人でも
取付作業が可能であり、かつ取付精度を確実に出すこと
ができる。
【0047】また上記第1部材(後部支柱)、第2部材
(後部扉)および連結部材は、通常アルミニウム押出型
材製であり、従ってヒンジの軽量化を果たし得るととも
に、トラック荷台の後部扉部分等には、従来ような多数
の丁番が現れて見えないため、外観が非常にきれいであ
り、美観を向上し得る。
【0048】さらに、第1部材(後部支柱)、第2部材
(後部扉)および連結部材は、いずれも厚みが薄いた
め、ヒンジ部の軽量化を、より一層果たし得るものであ
る。
【0049】また、扉の開放前の状態および開放後の状
態において、いずれも第1ヒンジ部と連結部の引っ掛か
り部分(係合部分)が大きいので、結合強度が非常に大
きいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジにより後部扉が開閉自在に取り
付けられたトラック荷台の要部拡大水平断面図で、後部
扉が閉じた状態を示している。
【図2】同要部拡大水平断面図で、後部扉が135°開
いた状態を示している。
【図3】同要部拡大水平断面図で、後部扉がさらに13
5°開いた状態を示している。
【図4】本発明のヒンジにより270°開閉する後部扉
付き荷台を備えたトラックの概略斜視図である。
【図5】図1のヒンジの上下抜止め防止機構部分を示す
トラック荷台の要部拡大水平断面図である。
【図6】図5のI−Iに沿う要部拡大矢視図である。
【符号の説明】
A 中心点 B 中心点 1 後部支柱(第1部材) 2 第1ヒンジ構成部 3 後方張出部 3a 先端部 4 凸面部 5 ヒンジ 6 第1係合部 7 断面略円形頭部 8 開口部 9 第3ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 9a 案内面 10 トラック荷台 11 後部扉(第2部材) 12 第2ヒンジ構成部 13 外方張出部 13a 先端部 14 凸面部 16 第2係合部 17 断面略円形頭部 18 開口部 19 第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 19a 案内面 21 連結部材 22 第3ヒンジ構成部 23 第1案内部 24 前方張出部 25 厚肉の内方凸部 26 段状突部 27 凹弧状案内面 28 開口部 29 第1ヒンジ構成部嵌込み用凹部 30 嵌合凹部 32 第4ヒンジ構成部 33 第2案内部 34 内方張出部 35 厚肉の内方凸部 36 段状突部 37 凹弧状案内面 38 開口部 39 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部 40 嵌合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 裕樹 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 深沢 次男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材(1) に設けられた第1ヒンジ構
    成部(2) と、第2部材(11)に設けられた第2ヒンジ構成
    部(12)と、両部材(1) (11)を連結する連結部材(21)の一
    側に設けられかつ第1部材(1) の第1ヒンジ構成部(2)
    に組み合わせられた第3ヒンジ構成部(22)と、同連結部
    材(21)の他側に設けられかつ第2部材(11)の第2ヒンジ
    構成部(12)に組み合わせられた第4ヒンジ構成部(32)と
    よりなり、第1部材(1) に対して第2部材(11)が連結部
    材(21)を介して略270°開閉自在となされたヒンジで
    あって、第1部材(1) の第1ヒンジ構成部(2) が、同部
    材(1) の後端外側縁より後方にのびかつ内側に断面略1
    35°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(4) を備
    えた後方張出部(3) と、後方張出部(3) の先端寄り部分
    から前方突出状に設けられかつ先端に点(A) を中心とす
    る断面略円形の頭部(7) を有する第1係合部(6) とによ
    って構成されて、この第1ヒンジ構成部(2) の内側に、
    外方に向かって開口した開口部(8) を有しかつこの開口
    部(8) の前縁より第1係合部(6) の基部に至る横断面円
    弧形の案内面(9a)を有する第3ヒンジ構成部一部嵌込み
    用凹部(9) が設けられるとともに、第1係合部(6) の基
    部より後側の後方張出部(3) の先端部(3a)と、第1係合
    部(6) との間に嵌合凹部(30)が設けられ、連結部材(21)
    の第3ヒンジ構成部(22)が、同部材(21)の前端外側縁に
    前方斜め内向きにのびかつ断面略135°の角度に相当
    する円弧形を有する第1案内部(23)と、同部材(21)の前
    端外側縁より前方にのびる前方張出部(24)とによって構
    成されて、第3ヒンジ構成部(22)内に、前方に向かって
    開口した開口部(28)を有する第1ヒンジ構成部嵌込み用
    凹部(29)が設けられ、かつ前方張出部(24)の基部寄り部
    分に内方凸部(25)が設けられるとともに、前方張出部(2
    4)の先端寄り部分の内側に段状凸部(26)が設けられて、
    内方凸部(25)と段状凸部(26)との間に、上記第1係合部
    (6) の断面略円形の頭部(7) の一部が嵌まり合う凹弧状
    案内面(27)が設けられており、第2部材(11)の第2ヒン
    ジ構成部(12)が、同部材(11)の外側縁より外方にのびか
    つ前側に断面略135°の角度に相当する円弧形を有す
    る凸面部(14)を備えた外方張出部(13)と、外方張出部(1
    3)の先端寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端に
    点(B) を中心とする断面略円形の頭部(17)を有する第2
    係合部(16)とによって構成されて、この第2ヒンジ構成
    部(12)の内側に、後方に向かって開口した開口部(18)を
    有しかつこの開口部(18)の内縁より第2係合部(16)の基
    部に至る横断面円弧形の案内面(19a) を有する第4ヒン
    ジ構成部一部嵌込み用凹部(19)が設けられるとともに、
    第2係合部(26)の基部より外側の外方張出部(13)の先端
    部(13a) と、第2係合部(16) との間に嵌合凹部(40)が
    設けられ、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)が、同
    部材(21)の後端内側縁に前方斜め内向きにのびかつ断面
    略135°の角度に相当する円弧形を有する第2案内部
    (33)と、同部材(21)の後端内側縁より内方にのびる内方
    張出部(34)とによって構成されて、第4ヒンジ構成部(3
    2)内に、内方に向かって開口した開口部(38)を有する第
    2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(39)が設けられ、かつ内方
    張出部(34)の基部寄り部分に前方凸部(35)が設けられる
    とともに、内方張出部(34)の先端寄り部分の前側に段状
    凸部(36)が設けられて、前方凸部(35)と段状凸部(36)と
    の間に、上記第2係合部(16)の断面略円形の頭部(17)の
    一部が嵌まり合う凹弧状案内面(37)が設けられており、
    第1部材(1) に対し連結部材(21)を介して組み合わせら
    れた第2部材(11)が回転する前の状態においては、第1
    部材(1) の第1ヒンジ構成部(2) が、連結部材(21)の第
    3ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に収められて、第1ヒ
    ンジ構成部(2) 側の第1係合部(6) 先端の断面略円形の
    頭部(7) が、第3ヒンジ構成部(22)側の段状凸部(26)に
    係り合わせられるとともに、第1ヒンジ構成部(2) 側の
    嵌合凹部(30)内に第3ヒンジ構成部(22)側の内方凸部(2
    5)が嵌め合わせられ、かつ第2部材(11)の第2ヒンジ構
    成部(12)が、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)の凹
    部(39)内に収められて、第2ヒンジ構成部(12)側の第2
    係合部(16)先端の断面略円形の頭部(17)が、第4ヒンジ
    構成部(32)側の段状凸部(36)に係り合わせられるととも
    に、第2ヒンジ構成部(12)側の嵌合凹部(40)内に第4ヒ
    ンジ構成部(32)側の内方凸部(35)が嵌め合わせられ、連
    結部材(21)に対して第2部材(11)が、これの第2ヒンジ
    構成部(12)の係合部(16)先端の断面略円形の頭部(17)の
    中心点(B) を中心として揺動し、第2部材(11)が連結部
    材(21)に対して略135°回転した状態では、第2ヒン
    ジ構成部(12)の凹部(19)内に、第4ヒンジ構成部(32)の
    内方張出部(34)の先端部(34a) が収められて、第2ヒン
    ジ構成部(12)の第2係合部(16)と第4ヒンジ構成部(32)
    の内方張出部(34)の先端部(34a) とが相互に係り合わせ
    られ、略135°回転後の第2部材(11)と一緒に連結部
    材(21)が、第1部材(1) に対してこれの第1ヒンジ構成
    部(2) の係合部(6) 先端の断面略円形の頭部(7) の中心
    点(A) を中心として揺動し、第2部材(11)が連結部材(2
    1)と共に第1部材(1) に対してさらに略135°回転し
    た状態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に、第
    3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24a) が
    収められて、第1ヒンジ構成部(2) の第1係合部(6) と
    第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24a)
    とが相互に係り合わせられるようになされている、ヒン
    ジ。
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JPS5415662U (ja) * 1977-06-30 1979-02-01
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JPS56174693U (ja) * 1980-05-28 1981-12-23

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