JPH0828546A - 回転ヒンジ - Google Patents

回転ヒンジ

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JPH0828546A
JPH0828546A JP6171246A JP17124694A JPH0828546A JP H0828546 A JPH0828546 A JP H0828546A JP 6171246 A JP6171246 A JP 6171246A JP 17124694 A JP17124694 A JP 17124694A JP H0828546 A JPH0828546 A JP H0828546A
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Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック荷台の側枠部材等に固定された第1
部材への第2部材(巻込み防止用カバーパネル等)の取
付けおよび取外しを、荷台の側面側より簡単に行なう。
第2部材の取付工数を大幅に削減する。第2部材の補修
作業を簡単に行なう。回転ヒンジは、トラック荷台の巻
込み防止用カバーパネルの開閉機構だけでなく、その
他、建材、土木、あるいは輸送等の分野において、扉、
パネル等の部材の回転(開閉)機構全般について適用さ
れる。 【構成】 回転ヒンジ10は、第1ヒンジ構成部12を有す
る第1部材11と、これに組合わせられる第2ヒンジ構成
部22を有する第2部材21とを備えている。第1部材11に
対して第2部材21の揺動後、その第2ヒンジ構成部22
が、第1ヒンジ構成部12の嵌込み用凹部19の開口部18よ
り下方に脱出せしめられることにより、第2部材21が取
外し可能となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転ヒンジに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばトラックには、荷台下部の
トラック側面部を覆うように巻込み防止用カバーパネル
が揺動自在に取り付けられていた。このカバーパネル
は、走行中に後輪によって通行者等を巻き込むのを防止
するために備えられており、またカバーパネルは、燃料
補給のために揺動自在となされていた。そしてこのよう
な巻込み防止用カバーパネルはトラック荷台の側縁部に
鋼製蝶番を介して取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、巻込み防止用カバーパネルを、鋼製蝶番を介し
て取り付けるものとすると、カバーパネルの取付け作業
が非常に面倒で、取付け工数が多くかゝり、かつ不慣れ
な作業者では、取付精度を出すのが非常に難しいという
問題があった。また蝶番は鋼製で、個々の重量が重いた
め、トラック全体としての重量が増大するとともに、荷
台側縁部の外面に多数の蝶番が現れて見えるため、外観
が非常に悪く、美観上好ましくないうえに、鋼製蝶番は
長期の使用により錆が発生し、さらに蝶番の取付部分か
ら雨水がしみ込んで、雨水が荷台内側に侵入するおそれ
があるという問題があった。
【0004】そこで、本出願人は、上記の問題を除去す
るために、第1ヒンジ構成部を有するアルミニウム押出
形材製の第1部材と、第2ヒンジ構成部を有するアルミ
ニウム押出形材製の第2部材とを組み合わせて、回転ヒ
ンジを構成して、例えば上記カバーパネルの揺動機構を
簡素化することを提案した(例えば特願平5−5095
7号参照)。
【0005】この先提案の回転ヒンジによれば、上記カ
バーパネルをトラック荷台に揺動自在に取り付けること
ができて、従来の鋼製蝶番の取付けが不要であり、取付
精度を出すことができるとともに、結合強度が大きく、
また軽量化を果たし得、しかもカバーパネル等取付け部
分の美観を向上し得るものであった。
【0006】しかしながら、この先提案の回転ヒンジで
は、第1および第2部材の組合わせを、これらの一方の
第1ヒンジ構成部に他方の第2ヒンジ構成部を、その一
端より長手方向にスライドさせながら組み合わせる必要
があるため、取付工数がやや多くかゝり、例えばトラッ
クの荷台下部への巻込み防止用カバーパネルの取付けが
若干面倒であり、また補修のさいには、その取外しおよ
び取付け作業が容易でないという問題が新たに生じた。
【0007】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
上記トラックの荷台に取り付けられた第1部材への巻込
み防止用カバーパネル等の取付けおよび取外しを、荷台
の側面側より簡単に行なうことができて、取付工数を大
幅に削減することができ、従ってカバーパネル等の補修
のさい、その取外しおよび取付け作業が非常に簡単であ
る、回転ヒンジを提供しようとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、トラック荷台の側枠部材等に取り付
けられかつ第1ヒンジ構成部を有する第1部材と、第1
ヒンジ構成部に組合わせられる第2ヒンジ構成部を有す
る第2部材とを備えている回転ヒンジにおいて、上記第
1部材の第1ヒンジ構成部が、下方にのびる下方張出部
と、下方張出部の内側に対向するように設けられかつ断
面円弧形を有する案内部とによって構成されて、第1ヒ
ンジ構成部に、下方に向かって開口した開口部を有する
第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が形成され、下方張出部
の基部寄りに内方凸部が設けられるとともに、下方張出
部の先端寄り部分に断面凸弧状の案内面を有する膨出部
が設けられ、第2部材の第2ヒンジ構成部が、上方にの
びかつ内側面が断面円弧形の凸面部となされた上方張出
部と、上方張出部の先端寄り部分から外方に突出した外
方凸部とによって構成され、上方張出部の基端から外方
凸部の基部までの間に横断面円弧形の案内面が設けられ
るとともに、外方凸部と上方張出部の先端部との間に嵌
合凹部が形成され、第1ヒンジ構成部の開口部が、第2
ヒンジ構成部の上方張出部の先端から外方凸部の基部ま
での幅と同じ幅か、または若干広い目の幅を有してい
て、第2ヒンジ構成部の上方張出部および外方凸部が開
口部より出入れ自在となされており、第1ヒンジ構成部
の嵌込み用凹部に第2ヒンジ構成部が嵌め合わせられ
て、第1部材に対して第2部材が垂下状態にあるときに
は、第1ヒンジ構成部の凹部内において、第2ヒンジ構
成部の上方張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿う
ように当接せしめられるとともに、下方張出部の基部寄
りの内方凸部が第2ヒンジ構成部側の嵌合凹部に嵌め入
れられ、かつ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内
面に当接せしめられ、第2部材が第1部材に対して揺動
するさいには、第2ヒンジ構成部の上方張出部の凸面部
が断面円弧形の案内部に沿って移動しかつ外方凸部の先
端が膨出部の断面凸弧状案内面に沿って移動するように
なされ、第2部材の揺動後、その第2ヒンジ構成部が、
第1ヒンジ構成部の嵌込み用凹部の開口部より下方に脱
出せしめられることにより、第2部材が取外し可能とな
されている、回転ヒンジを要旨としている。
【0009】
【作用】上記回転ヒンジにおいて、例えばトラック荷台
の側枠部材のヒンジ構成用第1部材の第1ヒンジ構成部
の嵌込み用凹部の開口部が、第2部材(巻込み防止用カ
バーパネル)の第2ヒンジ構成部の上方張出部の先端か
ら外方凸部の基部までの幅と同じ幅か、または若干広い
目の幅を有していて、第2ヒンジ構成部の上方張出部お
よび外方凸部が開口部より出入れ自在となされている。
従って、トラック荷台の側枠部材の第1部材に、第2部
材(カバーパネル)を取り付けるには、トラック荷台の
側面側に、第2部材(カバーパネル)を配置し、これの
第2ヒンジ構成部を、荷台側の第1部材の嵌入れ用凹部
にこれの開口部より嵌め込めば良く、これによって第2
部材(カバーパネル)の取付けを荷台の側面側より簡単
に行なうことができて、取付工数を大幅に削減すること
ができる。
【0010】そして、荷台側の第1部材に対して第2部
材(カバーパネル)が垂下状態にあるときには、第1ヒ
ンジ構成部の凹部内において、第2ヒンジ構成部の上方
張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿うように当接
せしめられるとともに、下方張出部の基部寄りの内方凸
部が第2ヒンジ構成部側の嵌合凹部に嵌め入れられ、か
つ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内面に当接せ
しめられているので、結合強度が大きく、かつ取付精度
を確実に出すことができる。
【0011】つぎに、第2部材(カバーパネル)が荷台
側の第1部材に対して揺動するさいには、第2ヒンジ構
成部の上方張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿っ
て移動しかつ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内
面に沿って移動するようになされているので、第2部材
(カバーパネル)の開閉がスムーズにである。
【0012】また、第2部材(カバーパネル)の揺動
後、その第2ヒンジ構成部を、荷台側の第1ヒンジ構成
部の嵌込み用凹部の開口部より下方に脱出せしめること
により、第2部材(カバーパネル)を取り外すことがで
きるので、例えば補修のさい第2部材(カバーパネル)
の取外しおよび取付け作業が容易である。
【0013】また上記回転ヒンジによれば、従来の鋼製
蝶番を使用しないので、軽量化を果たし得るとともに、
第2部材(カバーパネル)の取付け部分の美観を向上し
得る。
【0014】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0015】なお実施例は、この発明による回転ヒンジ
を、トラック荷台の下部を覆う巻込み防止用カバーパネ
ルの取付けに適用した場合を示すものである。
【0016】この明細書において、内とはトラックの荷
台の内側を、外とは同外側をいうものとする。
【0017】まず図5において、トラック(1) の荷台
(2) の側枠部材(3) の左右両側に、荷台(2) の下部側面
を覆う巻込み防止用カバーパネル(21)(21)がそれぞれこ
の発明による回転ヒンジ(10)を介して揺動自在に取り付
けられている。
【0018】なお、カバーパネル(21)(21)の取付けは、
左右対称となされていて、ほゞ同じ構造を有しているの
で、以下に、その一方の左側カバーパネル(21)について
のみ説明する。
【0019】図1と図2において、この発明による回転
ヒンジ(10)は、トラック荷台(2) の側枠部材(3) に取り
付けられかつ第1ヒンジ構成部(12)を有するアルミニウ
ム押出形材製のヒンジ構成部材(第1部材)(11)と、第
1ヒンジ構成部(12)に組合わせられる第2ヒンジ構成部
(22)を上縁部に有するアルミニウム押出形材製の巻込み
防止用カバーパネル(第2部材)(21)とを備えている。
なお、側枠部材(3) とは別個につくられたヒンジ構成部
材(第1部材)(11)の内方張出部(11a) が、側枠部材
(3) の下壁にボルト(30)およびナット(31)により固定さ
れている。
【0020】トラック荷台(2) のヒンジ構成部材(第1
部材)(11)の第1ヒンジ構成部(12)は、下方にのびる下
方張出部(13)と、下方張出部(13)の内側に対向するよう
に設けられかつ断面円弧形を有する案内部(14)とによっ
て構成され、この第1ヒンジ構成部(12)に、下方に向か
って開口した開口部(18)を有する第2ヒンジ構成部嵌込
み用凹部(19)が形成されている。また下方張出部(13)の
基部寄りに内方凸部(15)が設けられるとともに、下方張
出部(13)の先端寄り部分に断面凸弧状の案内面(17)を有
する膨出部(16)が設けられている。
【0021】カバーパネル(第2部材)(21)の第2ヒン
ジ構成部(22)は、上方にのびかつ内側面が断面円弧形の
凸面部(24)となされた上方張出部(23)と、上方張出部(2
3)の先端寄り部分から外方に突出した外方凸部(26)とに
よって構成されている。上方張出部(23)の基端から外方
凸部(26)の基部までの間に、第1ヒンジ構成部(12)の下
方張出部(13)の先端部(13a) を案内する横断面円弧形の
案内面(27)が設けられるとともに、外方凸部(26)と上方
張出部(23)の先端部(23a) との間に嵌合凹部(28)が形成
されている。また上方張出部(23)の基部(23b) は厚肉部
となされていて、内側に段部(25)が設けられ、この段部
(25)に第1ヒンジ構成部(11)の案内部(14)の先端部(14
a) が突き当てられている。
【0022】そして、第1ヒンジ構成部(12)の開口部(1
8)が、第2ヒンジ構成部(22)の上方張出部(23)の先端か
ら外方凸部(26)の基部までの幅と同じ幅か、または若干
広い目の幅を有していて、第2ヒンジ構成部(22)の上方
張出部(23)および外方凸部(26)が開口部(18)より出入れ
自在となされている。
【0023】第1ヒンジ構成部(12)の嵌込み用凹部(19)
に第2ヒンジ構成部(22)が嵌め合わせられて、ヒンジ構
成部材(第1部材)(11)に対してカバーパネル(第2部
材)(21)が垂下状態にあるときには、第1ヒンジ構成部
(12)の凹部(19)内において、第2ヒンジ構成部(22)の上
方張出部(23)の凸面部(24)が断面円弧形の案内部(14)に
沿うように当接せしめられるとともに、下方張出部(13)
の基部寄りの内方凸部(15)が第2ヒンジ構成部(22)側の
嵌合凹部(28)に嵌め入れられている。かつ外方凸部(26)
の先端が膨出部(16)の断面凸弧状案内面(17)に当接せし
められている。
【0024】上記において、トラック荷台(2) の側枠部
材(3) のヒンジ構成部材(第1部材)(11)に、巻込み防
止用カバーパネル(第2部材)(21)を取り付けるには、
トラック荷台(2) の側面側に、カバーパネル(21)を配置
し、これの第2ヒンジ構成部(22)を、荷台側枠部材(3)
のヒンジ構成部材(11)の嵌込み用凹部(19)にこれの開口
部(18)より嵌め込めば良く、これによってカバーパネル
(21)の取付けを荷台(2) の側面側より簡単に行なうこと
ができて、取付工数を大幅に削減することができる。
【0025】図1と図2に示す状態は、トラック(1) の
側枠部材(3) に対し組み合わせられたカバーパネル(21)
が閉じている状態、すなわち側枠部材(3) に対しカバー
パネル(21)が垂れ下がっている状態である。このとき、
荷台側枠部材(3) のヒンジ構成部材(11)の第1ヒンジ構
成部(12)の凹部(19)内において、第2ヒンジ構成部(22)
の上方張出部(23)の凸面部(24)が断面円弧形の案内部(1
4)に沿うように当接せしめられるとともに、下方張出部
(13)の基部寄りの内方凸部(15)が第2ヒンジ構成部(22)
側の嵌合凹部(28)に嵌め入れられ、かつ外方凸部(26)の
先端が膨出部(16)の断面凸弧状案内面(17)に当接せしめ
られているので、結合強度が大きく、かつ取付精度を確
実に出すことができる。
【0026】つぎに、例えばトラック(1) の燃料補給時
に、カバーパネル(21)を荷台側枠部材(3) に対して揺動
させると、第2ヒンジ構成部(22)の上方張出部(23)の凸
面部(24)が断面円弧形の案内部(14)に沿って移動しかつ
外方凸部(26)の先端が膨出部(16)の断面凸弧状案内面(1
7)に沿って移動するので、カバーパネル(21)の開閉がス
ムーズである。
【0027】このカバーパネル(21)は、図3に示すよう
に、側枠部材(3) のヒンジ構成部材(11)に対して略10
0°回転して開放状態となされている。
【0028】また、カバーパネル(21)の揺動後、図4に
示すように、その第2ヒンジ構成部(22)を、荷台側枠部
材(3) の第1ヒンジ構成部(12)の嵌込み用凹部(19)の開
口部(18)より下方に脱出せしめることにより、カバーパ
ネル(21)を取り外すことができる。これにより例えばカ
バーパネル(21)の補修のさい、該パネル(21)の取外しお
よび取付け作業が容易である。
【0029】また、上記回転ヒンジ(10)によれば、従来
の鋼製蝶番を使用しないので、軽量化を果たし得るとと
もに、カバーパネル(21)の取付け部分の美観を向上し得
る。
【0030】なお、第1ヒンジ構成部(12)および第2ヒ
ンジ構成部(22)は、側枠部材(3) のヒンジ構成部材(第
1部材)(11)とカバーパネル(第2部材)(21)とに全長
にわたって設けられるのが好ましいが、短いものを所定
間隔おきに数個設ける場合もあり、この点は限定されな
い。
【0031】なお、上記実施例では、側枠部材(3) に対
しヒンジ構成部材(11)が別個につくられていて、側枠部
材(3) の下壁にヒンジ構成部材(11)がボルト(30)および
ナット(31)により固定されているが、側枠部材(3) には
第1ヒンジ構成部(12)が一体に設けられていても良い。
また逆に、上記実施例では、第2ヒンジ構成部(22)はカ
バーパネル(21)に一体に設けられているが、例えば第2
ヒンジ構成部(22)を有するヒンジ構成用の第2部材が、
カバーパネル(21)と別個につくられていて、カバーパネ
ル(21)の上縁部に、第2ヒンジ構成部(22)を有するヒン
ジ構成用の第2部材が取り付けられることもある。
【0032】また、第1ヒンジ構成部(12)を有するヒン
ジ構成部材(第1部材)(11)および第2ヒンジ構成部(2
2)を有するカバーパネル(第2部材)(21)は、通常、ア
ルミニウム押出形材製であるが、これに限らず、その他
の金属、あるいは硬質の合成樹脂などによりつくられて
いても良い。
【0033】なお、上記実施例は、この発明による回転
ヒンジ(10)を、トラック(1) の荷台(2) の側枠部材(3)
に取り付けられた巻込み防止用カバーパネル(21)の開閉
機構について適用した場合を示すものであるが、この発
明は、その他、例えば建材、土木、あるいは輸送等の分
野において、扉、パネル等の部材の回転(開閉)機構全
般について、同様に適用されるものである。
【0034】
【発明の効果】この発明は、上述のように、トラック荷
台の側枠部材等に取り付けられかつ第1ヒンジ構成部を
有する第1部材と、第1ヒンジ構成部に組合わせられる
第2ヒンジ構成部を有する第2部材とを備えている回転
ヒンジにおいて、上記第1部材の第1ヒンジ構成部が、
下方にのびる下方張出部と、下方張出部の内側に対向す
るように設けられかつ断面円弧形を有する案内部とによ
って構成されて、第1ヒンジ構成部に、下方に向かって
開口した開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部
が形成され、下方張出部の基部寄りに内方凸部が設けら
れるとともに、下方張出部の先端寄り部分に断面凸弧状
の案内面を有する膨出部が設けられ、第2部材の第2ヒ
ンジ構成部が、上方にのびかつ内側面が断面円弧形の凸
面部となされた上方張出部と、上方張出部の先端寄り部
分から外方に突出した外方凸部とによって構成され、上
方張出部の基端から外方凸部の基部までの間に横断面円
弧形の案内面が設けられるとともに、外方凸部と上方張
出部の先端部との間に嵌合凹部が形成され、第1ヒンジ
構成部の開口部が、第2ヒンジ構成部の上方張出部の先
端から外方凸部の基部までの幅と同じ幅か、または若干
広い目の幅を有していて、第2ヒンジ構成部の上方張出
部および外方凸部が開口部より出入れ自在となされてお
り、第1ヒンジ構成部の嵌込み用凹部に第2ヒンジ構成
部が嵌め合わせられて、第1部材に対して第2部材が垂
下状態にあるときには、第1ヒンジ構成部の凹部内にお
いて、第2ヒンジ構成部の上方張出部の凸面部が断面円
弧形の案内部に沿うように当接せしめられるとともに、
下方張出部の基部寄りの内方凸部が第2ヒンジ構成部側
の嵌合凹部に嵌め入れられ、かつ外方凸部の先端が膨出
部の断面凸弧状案内面に当接せしめられ、第2部材が第
1部材に対して揺動するさいには、第2ヒンジ構成部の
上方張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿って移動
しかつ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内面に沿
って移動するようになされ、第2部材の揺動後、その第
2ヒンジ構成部が、第1ヒンジ構成部の嵌込み用凹部の
開口部より下方に脱出せしめられることにより、第2部
材が取外し可能となされているもので、この発明によれ
ば、例えばトラック荷台に取り付けられたヒンジ構成用
の第1部材に対し、巻込み防止用カバーパネル等の第2
部材の取付けおよび取外しを、荷台の側面側より簡単に
行なうことができて、取付工数を大幅に削減することが
でき、従ってカバーパネル等の補修のさい、その取外し
および取付け作業が非常に簡単である。
【0035】そして、荷台側の第1部材に対して第2部
材(カバーパネル)が垂下状態にあるときには、第1ヒ
ンジ構成部の凹部内において、第2ヒンジ構成部の上方
張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿うように当接
せしめられるとともに、下方張出部の基部寄りの内方凸
部が第2ヒンジ構成部側の嵌合凹部に嵌め入れられ、か
つ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内面に当接せ
しめられているので、結合強度が大きく、かつ取付精度
を確実に出すことができる。
【0036】また、第2部材(カバーパネル)が荷台側
の第1部材に対して揺動するさいには、第2ヒンジ構成
部の上方張出部の凸面部が断面円弧形の案内部に沿って
移動しかつ外方凸部の先端が膨出部の断面凸弧状案内面
に沿って移動するようになされているので、第2部材
(カバーパネル)の揺動(開閉)がスムーズにである。
【0037】さらに、第2部材(カバーパネル)の揺動
後、その第2ヒンジ構成部を、荷台側の第1ヒンジ構成
部の嵌込み用凹部の開口部より下方に脱出せしめること
により、第2部材(カバーパネル)を取り外すことがで
きるので、補修のさい第2部材(カバーパネル)の取外
しおよび取付け作業が容易である。
【0038】また上記回転ヒンジによれば、従来の鋼製
蝶番を使用しないので、軽量化を果たし得るとともに、
第2部材(カバーパネル)の取付け部分の美観を向上し
得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラック荷台に、本発明の回転ヒンジにより巻
込み防止用カバーパネル(第2部材)を取り付けた状態
を示す拡大垂直断面図である。
【図2】同要部拡大垂直断面図である。
【図3】同要部拡大垂直断面図で、カバーパネルの開放
状態を示している。
【図4】同要部拡大垂直断面図で、カバーパネルを下方
に取り外した状態を示している。
【図5】荷台側部に巻込み防止用カバーパネルを備えた
トラックの概略斜視図である。
【符号の説明】 1 トラック 2 荷台 3 側枠部材 10 回転ヒンジ 11 ヒンジ構成部材(第1部材) 12 第1ヒンジ構成部 13 下方張出部 14 断面円弧形を有する案内部 16 膨出部 17 断面凸弧状の案内面 18 開口部 19 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部 21 巻込み防止用カバーパネル(第2部材) 22 第2ヒンジ構成部 23 上方張出部 23a 先端部 24 断面円弧形の凸面部 26 外方凸部 27 案内面 28 嵌合凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック荷台(2) の側枠部材(3) 等に取
    り付けられかつ第1ヒンジ構成部(12)を有する第1部材
    (11)と、第1ヒンジ構成部(12)に組合わせられる第2ヒ
    ンジ構成部(22)を有する第2部材(21)とを備えている回
    転ヒンジにおいて、上記第1部材(21)の第1ヒンジ構成
    部(12)が、下方にのびる下方張出部(13)と、下方張出部
    (13)の内側に対向するように設けられかつ断面円弧形を
    有する案内部(14)とによって構成されて、第1ヒンジ構
    成部(12)に、下方に向かって開口した開口部(18)を有す
    る第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(19)が形成され、下方
    張出部(13)の基部寄りに内方凸部(15)が設けられるとと
    もに、下方張出部(13)の先端寄り部分に断面凸弧状の案
    内面(17)を有する膨出部(16)が設けられ、第2部材(21)
    の第2ヒンジ構成部(22)が、上方にのびかつ内側面が断
    面円弧形の凸面部(24)となされた上方張出部(23)と、上
    方張出部(23)の先端寄り部分から外方に突出した外方凸
    部(26)とによって構成され、上方張出部(23)の基端から
    外方凸部(26)の基部までの間に横断面円弧形の案内面(2
    7)が設けられるとともに、外方凸部(26)と上方張出部(2
    3)の先端部(23a) との間に嵌合凹部(28)が形成され、第
    1ヒンジ構成部(12)の開口部(18)が、第2ヒンジ構成部
    (22)の上方張出部(23)の先端から外方凸部(26)の基部ま
    での幅と同じ幅か、または若干広い目の幅を有してい
    て、第2ヒンジ構成部(22)の上方張出部(23)および外方
    凸部(26)が開口部(18)より出入れ自在となされており、
    第1ヒンジ構成部(12)の嵌込み用凹部(19)に第2ヒンジ
    構成部(22)が嵌め合わせられて、第1部材(11)に対して
    第2部材(21)が垂下状態にあるときには、第1ヒンジ構
    成部(12)の凹部(19)内において、第2ヒンジ構成部(22)
    の上方張出部(23)の凸面部(24)が断面円弧形の案内部(1
    4)に沿うように当接せしめられるとともに、下方張出部
    (13)の基部寄りの内方凸部(15)が第2ヒンジ構成部(22)
    側の嵌合凹部(28)に嵌め入れられ、かつ外方凸部(26)の
    先端が膨出部(16)の断面凸弧状案内面(17)に当接せしめ
    られ、第2部材(21)が第1部材(11)に対して揺動するさ
    いには、第2ヒンジ構成部(22)の上方張出部(23)の凸面
    部(24)が断面円弧形の案内部(14)に沿って移動しかつ外
    方凸部(26)の先端が膨出部(16)の断面凸弧状案内面(17)
    に沿って移動するようになされ、第2部材(21)の揺動
    後、その第2ヒンジ構成部(22)が、第1ヒンジ構成部(1
    2)の嵌込み用凹部(19)の開口部(18)より下方に脱出せし
    められることにより、第2部材(21)が取外し可能となさ
    れている、回転ヒンジ。
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