JPS62134326A - 自動車のドア構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、例えば、乗用車のフロントドアのような自
動車のドア構造に関する。

（従来技術） 従来、上述例の自動車のドア構造としては、例えば、実
開昭５６−１６３０１５号公報に記載の装置がある。

寸なわら、インナパネルとアウタパネルとの両者をいず
れも合成樹脂により形成し、インブーパネルおよびアウ
タパネルの前端、下端おＪ：び後端をそれぞれ重合接合
したドア構造である。

この従来のドア構造においては、ドアボディの軽量化お
よび外観の向上を図ることができる利点がある反面、ド
アボディそれ自体の剛性およびインナパネルにおける機
能部品の取付は剛性が弱く、また上述のインナパネルお
よびアウタパネルはべルトライン以下の全面を覆う開口
部を有さない構造であるから、インナパネルに対するウ
インドレギュレータやヒンジなどの機能部品の組付【ノ
作業性が悪い問題点を右していた。

ざらに、上述のアウタパネルとインナパネルとの間の空
間部には、ウインドガラスの昇降を案内する断面が口字
状のガイド部材を取付ＧＪる必要があるが、このガイド
部材は例えば上述のインナパネルにブラケットを介して
取付ける関係上、このガイド部材の支持剛性が弱く、ま
た組付は精度も充分ではないため、ガイド部材の位置精
度を組付は後において再調整しなければならない問題点
を有していた。

（発明の目的） この発明は、ドア外観を損うことなく、ドアボディそれ
自体の剛性Ｊ３よびインチパネルにおける機能部品の取
付（）剛性の向上を図ることができ、また該機能部品の
組付は作業性も良好で、しから、ウインドガラスの昇降
を案内するガイド部材を高精度で、かつ支持剛性の高い
状態に取付けることができる自動車のドア構造の提供を
目的とする。

（発明の構成） この発明は、機能部品が取付けられるインノーパネルと
、中央部に開口部が形成されたアウタパネルとを備え、
」−記インフバネルおよびア「フタパネルの前端、下端
みよび後端が各々重合接合されると共に、上記アウタパ
ネルの開口部の周縁部がインナパネルと接合されてドア
ボディの少なくとも前後側縁部が閉断面に形成され、上
記アウタパネルの外側面が合成樹脂製の外板によって覆
われ、さらに、上記アウタパネルの前縁部および後縁部
に、ウインドガラスの冒降を案内するガイド部材が取付
けられる取付座が形成された自動車のドア構造であるこ
とを特徴とする。

（発明の効果） この発明によれば、上述のドアボディの少なくとも前後
側縁部を閉断面のスケルトン構造に形成したので、ドア
ボディそれ自体の剛性の向上を図ることができる効果が
ある。

また、上述のインナパネル、アウタパネルは例えば剛板
をプレス加工して形成し、このインナパネルに機能部品
を取付けるので、ｔａ能部品の取付番ノ剛性の向上を図
ることができる効果がある。

さらに、アウタパネルの中央部には、前述の開口部を形
成し、この開口部から上述のインチパネルに機能部品を
組付けることができるので、該機能部品の組付は作業性
の向上を図ることができる効果がある。

そのうえ、アウタパネルの外側面は合成樹脂製の外板で
覆うので、ドアボディの外観を何等損うことはない。

しかも、前述のウインドガラス案内用のガイド部材は、
例えば剛板をプレス成形により形成されるアウタパネル
の前後の縁部にお番ノる取付座に取付は支持されるから
、この方イド部材の支持剛性の向上を図ることができ、
また組＋ｊけ精度も高いので、従来のように組付は後に
おいて再調整する必要がない。

（実施例） この発明の一実施例を以下図面に阜づいて詳述する。

図面は自動中のドア構造を示し、第１図、第２図、第３
図において、ドアボディ１は、プレス加工によって形成
される剛仮装のインナパネル２と、このインナパネル２
に取付けられる機能部品としてのドアロック装置３、ウ
インドレギュレータ４、ドアヒンジ５．５と、プレス加
工によって形成される鋼板製で、かつ中央部に開口部６
を形成したアウタパネル７と、このアウタパネル７に数
例ける前後一対のガイド部材８．８と、これらのガイド
部材８，８により昇降可能に案内されフラッシュ丈−フ
エースに対応するウインドガラス９と、上述のアウタパ
ネル７に取付けるレインフォースメン１−１０と、アウ
タパネル７の外側面を覆う合成樹脂製の外板１１と、こ
の外板１１の角状１１１０１２に取付けるアウタハンド
ル１３と、上述の外板１１の丸状開口１４に取付けるキ
ーシリンダ１５とを備えている。

上述のインナパネル２は、パネル主体１６の前端部、下
端部、ＩＭ端部にそれぞれアウタ側に折れ曲がる前端１
７、下端１８、後端１９を一体形成すると共に、ベルト
ライン部２０には、前後方向に延びる上縁部２１をアウ
タ側に向けて一体的に折り曲げ形成している。

また上述のインナパネル２の上部には略門形のサツシ２
２を一体形成している。

前述のアウタパネル７は、パネル主体としての開口部６
の周縁部２３の前端部、下端部、後端部にそれぞれ外方
へ折れ曲がる前端２４、下端２５、後端２６を一体形成
すると共に、ベルトライン部２０には前後方向に延びる
上縁部２７を一体形成し、この上縁部２７を第８図に示
す如く、ウインドガラス９の昇降ライン２８よりもドア
内側に位置するように屈曲形成している。

また上述のアウタパネル７の上部には略門形の丈ツシ２
９を一体形成している。

このように構成したインナパネル２と、ア「フタパネル
７とを、第２図、第４図、第８図に示す如く接合してい
る。

すなわら、インナパネル２の前端１７と、アウタパネル
７の前端２４とを重合接合し、インナパネル２の下端１
８と、アウタパネル７の下端２５とを重合接合し、イン
ナパネル２の後端１９と、アウタパネル７の後端２６と
を重合接合すると」ζに、アウタパネル７の開口部６の
周縁部２３をインナパネル２のパネル主体１６に接合し
、ドアボディ１の前縁部、下縁部、後縁部にそれぞれ閉
断面３０．３１．３２を形成している。

また上述のインナパネル２の上縁部２１と、屈曲形成し
たアウタパネル７の上縁部２７とをｎに接合して、ベル
トライン部２０においてドアの前後方向に延び、かつド
アの前縁および後縁を連結するＩＩ断面３３を形成して
いる。

さらに前述のインナパネル２のサツシ２２と、アウタパ
ネル７のサツシ２９とをｎに接合して、略門形の閉断面
３４を形成している。

ここで、前述の１１η縁部、下縁部、後縁部のそれぞれ
の閉断面３０．３１．３２部分の外端には、インシバネ
ル２をアウタパネル７で巻ぎ込み状に挟持してヘミング
部３５，３６．３７を形成している。

ところで、上述の下縁部の閉断面３１を形成するインナ
パネル２およびアウタパネル７の各下端１８．２５は次
のように構成している。

つまり、第８図に示す如く、上述の各下端１８゜２５に
グロメット３８．３９を装着用の孔を形成し、グ１１メ
ット３８，３９装着前に、この孔から閉断面３１内への
塗装を行なって防錆効果の向上を図ると共に、ファイナ
ルラインにて上述の８孔をグ［］メフット３８．３でシ
ールするように構成している。

また、上述の各下端１８．２５部分の構造において、イ
ンナパネル２側の下端１８のフランジ部４０よりも、ア
ウタパネル７側の下端２５のフランジ部４１を長＜シ、
かつこのフランジ部４１をＬ字状に折り曲げてシール性
の向上を図っている。

ざらに、上）ボのインナパネル２側の下端１８の下面に
は１ナイドシル４２に当接するウェザストリップなどの
シール部材４３を一体に接合している。

上）本のインシバネル２のパネル主体１６には複数のリ
ービス用孔４４・・・を穿設している。

前述の前縁部つまりドアヒンジ側の閉断面３０内には、
第５図に示づ如く、この閉断面３０を横断するようにヒ
ンジレインフＡ−スメント４５を配設している。

この実施例では、上述のヒンジレインフォースメント４
５は閉断面構造体としてのインナパネル２の前端１７に
溶接固定している。

そして、このヒンジレインフォースメント４５と前端１
７との重合部にセットボルト４６を介して前述のドアヒ
ンジ５を取付けている。

このドアヒンジ５はヒンジメール４７と、ヒンジフィメ
ール４８と、これら各メール４７．４８を枢着するヒン
ジピン４９とを備えている。

ところで、前述の後縁部つまりドアロック側の閉断面３
２内には、第６図に示す如く、前述のドアロック装置ｆ
！３およびキーシリンダ１５の本体部分を配設している
。

上述のドアロック装置３の取付部からオフ廿ツ１−シた
上下位欝にロック挿入出サービスホールを形成し、ドア
ロック装置３の取付けを、このり゛−ビスホールから行
なう。

また上述のドアロック装置３とインチハンドル（図示せ
ず）とを連結する操作し１ツド５）０の挿入スペースを
、第７図に示す如くインナパネル２とアウタパネル７と
の合わせ部に形成している。

つまり上述の各パネル２，７の合せ部の一部を第７図に
示ず如く円弧状に膨出させて膨出部５１゜５２を形成し
、これら膨出部５１．５２間に操作ロッド５０の挿入ス
ペース５３を形成し、このスペース５３に操作ロッド５
０を挿入した後に、シール用のグロメツ１−５４を挿入
して隙間を閉塞している。

このように上述の隙間をグｒ」メット５４で閉塞するこ
とで、閉断面３２内への水、ダストの侵入を防ぐシール
性の向上を図ると共に、ドア開閉時の操作ロッド５０摺
動の際に発生覆る具合の減衰を図っている。

前述のドアヒンジ側およびドアロック側のｒ１１断面３
０．３２を形成する閉断面構造体としてのアウタパネル
７の前端２４おＪ：び後端２６は、同パネル７をインナ
パネル側に段下げしてＬ字状に折り曲げて取付座５５．
５５を形成している。

そして、これらの各取付座５５．５５には、第４図に示
寸如く断面が口字状のガイド部林８，８をビス止め固定
すると共に、これら前後の一対のガイド部材８．８で、
ウインドガラス９の異時を案内１べく構成１ノでいる。

また上述の各取付座５５．５５のアウタ側において、ア
ウタパネル７の前端２４および後端２６にレインフォー
スメント１０取付用の座５６．５６を形成し、これらの
座５６．５６間にレインフＡ−スメント１０を溶接１段
によって張架している。

上述のレインフォースメント１０は、第３図、第４図、
第８図に示す如く平板５７と凹凸板５８とを接合して形
成したもので、このレインフォースメント１０はドアボ
ディ１の前後方向に延びて、前後の１１１断面３０．３
２を形成する閉断面構造体としての７ウタパネル７の所
定部位相互間を連結している。

このアウタパネル７の外側面を覆う前述の外板１１の内
面には、上述の凹凸板５８の上下に対応して、第３図、
第８図に示すようなドア内方に向けて突出する補強リブ
５９，５９を合成樹脂により一体形成している。

この補強リブ５９，５９は、前述のレインフォースメン
ト１０の上下面部位、詳しくは凹凸板５８の上下の係止
部に対応してドアの前後方向に延在形成したリブで、外
板１１をアウタパネル７外側面に取付ける時、この上Ｆ
の補強リブ５９．５９を上述のレインフォースメント１
０の上下面部位に係止させることで、外板１１の一時預
は所謂仮ｌｌ二めを行うように構成している。

上述の外板１１は、このような一時預けの後に、接七手
段にてアウタパネル７の外側面に一体的に固定されるが
、必要に応じて複数箇所をビス止め固定してもにい。

このように上述のドアボディ１の少なくとも前後側縁部
を閉断面３０．３２のスケル］−ン構造に形成したので
、ドアボディ１それ自体の剛性の向上を図ることができ
る効果がある。

また実施例で示した如く上述の前後側縁部に閉断面３０
．３２と併せて１τ縁部ち開断面３１構造に形成すると
、サイドシル４２と対向するドア下縁の強度が向上し、
側突時のドア侵入防止を図ることができる。

さらに前述のインナパネル２およびアウタパネル７は例
えば剛板をプレス加工して成形し、このインナパネル２
に機能部品としてのウインドレギュレータ４やドアヒン
ジ５，５その他を取付りるので、機能部品の取付（）剛
性の向上を図ることができる効果がある。

さらにまた、上述のアウタパネル７の中央部には、開口
部６を形成し、この間口部６から上述のインナパネル２
に機能部品を車外側方より組（（することができるので
、該Ｉ能部品の組付けｌ￥業性の向−１−を図ることが
できる効果がある。

そのうえ、上述のアウタパネル７の外側面には、合成樹
脂製の外板１１を接着固定して、この外板１１で上述の
間口部を覆うので、ドアボディ１の外観を何等損うこと
はない。

なお、上述のインナパネル２の内側面には、図示しない
ドア１〜リムを内張り形成することは勿論である。

しかも、上述のアウタパネル７の前縁部および後縁部に
、ウインドがラス９の昇降を案内するガイド部材８取付
Ｃプ用の取付座５５，５５を形成したので、上述ガイド
部材８，８は例えば剛板のプレス加工により高粘度に成
形される上述の取付座５５．５５に取付は支持すること
かできる。

この結果、ガイド部材８，８の支持剛性の向上を図るこ
とができると同時に、組付は精度も高くなるので、従来
例の如くガイド部材組付は後において再調整を行なう必
要がない。

また、上述の取付ＰＩＡ５５．５５を、アウタパネル７
をインナパネル２側に段下げして形成した場合には、こ
れら取付座５５．５５の強電がより一層向上すると共に
、ガイド部材８．８の取付は作業性の向上を図ることが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は自動車のドア描込を示づ外観斜視図、第２図は
外板を取外した状態で示づドアボディの斜視図、 第３図はドアボディの分解斜視図、 第４図は第１図のＩＶ　−ＩＶ　Ｉ矢視断面図、第５図
は第１図のＶ−ＶＩｉＱ矢現断面図、第６図は第１図の
Ｖｌ　−Ｗ線矢視断面図、第７図は第６図の■−■線矢
視断面図、第８図は第１図の■−■線矢視断面図である
。 １・・・ドアボディ　　　　２・・・インナパネル４・
・・ウインドレギュレータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機能部品が取付けられるインナパネルと、中央部に
   開口部が形成されたアウタパネル とから構成される自動車のドア構造であっ て、 上記インナパネルおよびアウタパネルの前 端、下端および後端が各々重合接合される と共に、上記アウタパネルの開口部の周縁 部がインナパネルと接合されてドアボディ の少なくとも前後側縁部が閉断面に形成さ れ、上記アウタパネルの外側面が合成樹脂 製の外板によって覆われ、さらに、上記ア ウタパネルの前縁部および後縁部に、ウイ ンドガラスの昇降を案内するガイド部材が 取付けられる取付座が形成された 自動車のドア構造。 ２、上記取付座は、アウタパネルをインナパネル側に段
   下げして形成された特許請求の範 囲第１項記載の 自動車のドア構造。