JP3214641B2 - ドアサッシュの取付構造 - Google Patents

ドアサッシュの取付構造

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JP3214641B2 JP08715493A JP8715493A JP3214641B2 JP 3214641 B2 JP3214641 B2 JP 3214641B2 JP 08715493 A JP08715493 A JP 08715493A JP 8715493 A JP8715493 A JP 8715493A JP 3214641 B2 JP3214641 B2 JP 3214641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品点数の削減を図
り、かつ、組み付け性能の向上を図り得るドアサッシュ
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ドアのドアサッシュは、
図7ないし図9に示すようにして装着されている。自動
車用ドアを構成するドアパネル100はドアアウタパネ
ル101とドアインナパネル102で構成されており、
ドアパネル100に設けられた窓用開口103には、窓
用開口103を開閉するウインドガラス104が昇降可
能に設けられている。このウインドガラス104はドア
パネル100内に装着されたドアサッシュ105にガイ
ドされて昇降するものである。このドアサッシュ105
は、図8に示すように、ドアインナパネル102に設け
られたヒンジガセット106にステー107を溶接し、
このステー107にネジ108を介してサッシュブラケ
ット109を螺着して取り付けられている。このネジ1
08はドアインナパネル102に設けられたサービスホ
ール110を介して装着されている。
【0003】一方、図9に示すように、大型のサッシュ
ブラケット111でドアサッシュ105を取り付ける場
合は、サッシュブラケット111をネジ112を介して
ドアインナパネル102に螺着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、前者では、ヒンジガセット106にス
テー107を溶接し、このステー107にネジ108を
介してサッシュブラケット109を螺着しているので、
部品点数の増加を来し、溶接等の工数が増える問題があ
る。また、後者では大型のサッシュブラケット111を
用いるので、サッシュブラケット111の固定部とドア
サッシュ105の距離が離れるため、ドアサッシュ10
5がウインドガラス104の摺動時にぶれやすくなり、
サッシュブラケット111の板厚を厚くするなど剛性を
上げる必要があった。さらに、図10に示すように、サ
ッシュブラケット111をネジ112で固定するため、
ドアインナパネル102に形成するサービスホール11
0の大きさが制限されることになる。
【0005】本発明は上記課題を解決し、部品点数の削
減、溶接工数の減少および、組み付け作業性の向上を図
り、充分な剛性を保つことができるドアサッシュの取付
構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、室外側の面を形成するドアアウタパネルの外
周と、ドアヒンジを取り付ける面および室内側の面を形
成するドアインナパネルの外周を接合することにより形
成したドアパネルの内部に、ウインドガラスをガイドす
るドアサッシュを備え、且つドアヒンジを取り付ける面
の裏側をヒンジガセットにより補強したドアであって、
上記ヒンジガセットの端部の内、室内側の面を形成する
ドアインナパネル側の端部を延長して、上記ドアサッシ
ュを取り付けるためのサッシュブラケットの取付座面を
形成し、該取付座面は上記室内側の面を形成するドアイ
ンナパネルと平行であり、なお且つ室内側の面を形成す
るドアインナパネルとの間に隙間を設けることによりド
アインナパネルよりもドアサッシュに近づく位置に配置
したことにある。また、本発明は、取付座面に対応する
位置の上記ドアインナパネルに穴を設け、該穴を通して
上記サッシュブラケット取付座面に上記サッシュブラケ
ットを螺着した後に、上記穴にスピーカーを取り付けた
ことにある。
【0007】
【作用】ドアパネル内面に設けられるヒンジガセット
室内側の端部を、ドアパネルの室内側の面を形成するド
アインナパネルから徐々に離れるように、ドアサッシュ
にむけて延設して平面を設けることにより、ヒンジガセ
ットの一部にサッシュブラケット取付座面を形成する。
ドアサッシュを装着したサッシュブラケットをヒンジガ
セットのサッシュブラケット取付座面に螺着する。サッ
シュブラケットのネジ留めはドアインナパネルに設けら
れたサービスホールを通して行う。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1ないし図3において、1はドアパ
ネルで、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3で構
成されている。ドアパネル1は、室外側の面を形成する
ドアアウタパネル2の外周と、ドアヒンジを取り付ける
面および室内側の面を形成するドアインナパネル3の外
周を接合することにより形成されている。ドアパネル1
の内部には窓用開口4を開閉するウインドガラス5がド
アサッシュ6に沿って昇降可能に設けられている。
【0009】ドアサッシュ6はサッシュブラケット7を
介してヒンジガセット8に螺着する。ヒンジガセット8
は、ドアヒンジの補強部品として、ドアパネル1の車幅
方向の厚みを形成するドアインナパネル3の外周面内部
に取り付けられる。さらにヒンジガセット8の室内側の
端部を、ドアパネル1の室内側の面を形成するドアイン
ナパネル3から徐々に離れるように、ドアサッシュ6に
むけて延設し、先端を車両前後方向に平行となるように
屈曲した平面を設けることにより、ヒンジガセット8の
一部にサッシュブラケット取付座面9を形成し、このサ
ッシュブラケット取付座面9にネジ穴10を形成してい
る。ドアパネル1は、ドアヒンジを取り付ける面の裏側
をヒンジガセット8により補強している。上記サッシュ
ブラケット取付座面9はドアインナパネル3から徐々に
離れるように延設した先端に設けられているため、ドア
パネル1の室内側の面を形成するドアインナパネル3と
の間に一定の間隔をおいて配置される。上記サッシュブ
ラケット取付座面9は上記室内側の面を形成するドアイ
ンナパネル3と平行であり、なお且つ室内側の面を形成
するドアインナパネル3との間に隙間を設けることによ
りドアインナパネル3よりもドアサッシュ6に近づく位
置に配置している。
【0010】上記サッシュブラケット7には、サッシュ
ブラケット取付座面9のネジ穴10に対応する位置にネ
ジ穴11が形成されており、ネジ12を介してサッシュ
ブラケット7とヒンジガセット8が螺着されている。上
記サッシュブラケット取付座面9に対応する位置にはド
アインナパネル3にサービスホール13が設けられてお
り、このサービスホール13を通してネジ留めを行う。
【0011】図4および図5に示すように、サービスホ
ール13の位置にスピーカ14を配置し、スピーカ14
の取付穴を通してサッシュブラケット取付座面9とサッ
シュブラケットのネジ留めを行っても良い。この場合、
サッシュブラケット取付座面9はドアインナパネル3と
の間に一定の間隔をおいて配置されているため、スピー
カ14取付のための逃げとなる。スピーカ14はトリム
15の外側からネジ16を介してドアインナパネル3に
螺着される。
【0012】上記構成によれば、サービスホール13を
通してサッシュブラケット取付座面9のネジ穴10に対
応する位置にサッシュブラケット7のネジ穴11を合わ
せ、ネジ12を介してサッシュブラケット7とヒンジガ
セット8を螺着する。従来のように、ドアインナパネル
3にサッシュブラケットを取り付けるのではないので、
図6に示すように、サービスホール13を大きくとるこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるドアサ
ッシュの取付構造によれば、次のような効果を奏する。
請求項1において、室外側の面を形成するドアアウタパ
ネルの外周と、ドアヒンジを取り付ける面および室内側
の面を形成するドアインナパネルの外周を接合すること
により形成したドアパネルの内部に、ウインドガラスを
ガイドするドアサッシュを備え、且つドアヒンジを取り
付ける面の裏側をヒンジガセットにより補強したドアで
あって、上記ヒンジガセットの端部の内、室内側の面を
形成するドアインナパネル側の端部を延長して、上記ド
アサッシュを取り付けるためのサッシュブラケットの取
付座面を形成し、該取付座面は上記室内側の面を形成す
るドアインナパネルと平行であり、なお且つ室内側の面
を形成するドアインナパネルとの間に隙間を設けること
によりドアインナパネルよりもドアサッシュに近づく位
置に配置したので、サッシュブラケットの固定部とドア
サッシュの距離を短くし、ドアサッシュがウインドガラ
スの摺動時にぶれるのを防ぐことができる。さらに、強
度が高いヒンジガセットの一部を利用することから、従
来に比べて部品点数の削減と強度向上が可能となる。
た、ヒンジガセットに設けたサッシュブラケットの取付
座面は、室内側の面を形成するドアインナパネルに平行
に設けられているので、サービスホールを設けることが
容易なドアインナパネルの室内側の面から工具をドアイ
ンナパネルに垂直に差し入れることができるため、締付
け作業が容易にできる。さらに、取付座面がドアインナ
パネルとの間に隙間を保って設けられていることから、
ドアサッシュに近い位置に剛性の高い取付座面を配置す
ることができ、その結果、サッシュブラケットを小型化
し、ドアサッシュ自体の支持剛性を向上させることがで
きる。請求項2において、取付座面に対応する位置の上
記ドアインナパネルに穴を設け、該穴を通して上記サッ
シュブラケット取付座面に上記サッシュブラケットを螺
着した後に、上記穴にスピーカーを取り付けたので、サ
ービスホールを別途設ける事無く、ネジ留めが可能とな
り、ドアインナパネルの加工工数を削減することができ
る。また、サッシュブラケット取付座面はドアインナパ
ネルとの間に間隔をおいて配置されていることから、ス
ピーカを取付け穴に嵌め込んでも、サッシュブラケット
取付座面が逃げとなり干渉を防ぐことができる。さら
に、隙間を保つことによりドアインナパネルの室内側の
面に取付座面が当接しないため、ドアインナパネルの室
内側の面にスピーカーなどの付属部品を取り付ける面を
より多く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアサッシュの取付構造の一実施例を
示す概念斜視図である。
【図2】図1のヒンジガセットを示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】スピーカを取り付ける場合を示す斜視図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4の部分拡大図である。
【図7】従来のドアサッシュの取付構造を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のドアサッシュの取付構造を示す断面図で
ある。
【図9】従来のドアサッシュの取付構造を示す断面図で
ある。
【図10】図9のサービスホール部分を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 ドアパネル 2 ドアアウタパネル 3 ドアインナパネル 4 窓用開口 5 ウインドガラス 6 ドアサッシュ 7 サッシュブラケット 8 ヒンジガセット 9 サッシュブラケット取付座面 10 ネジ穴 11 ネジ穴 12 ネジ 13 サービスホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 B60J 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側の面を形成するドアアウタパネル
    の外周と、ドアヒンジを取り付ける面および室内側の面
    を形成するドアインナパネルの外周を接合することによ
    り形成したドアパネルの内部に、ウインドガラスをガイ
    ドするドアサッシュを備え、且つドアヒンジを取り付け
    る面の裏側をヒンジガセットにより補強したドアであっ
    て、上記ヒンジガセットの端部の内、室内側の面を形成
    するドアインナパネル側の端部を延長して、上記ドアサ
    ッシュを取り付けるためのサッシュブラケットの取付座
    面を形成し、該取付座面は上記室内側の面を形成するド
    アインナパネルと平行であり、なお且つ室内側の面を形
    成するドアインナパネルとの間に隙間を設けることによ
    りドアインナパネルよりもドアサッシュに近づく位置に
    配置したことを特徴とするドアサッシュの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記取付座面に対応する位置の上記ドア
    インナパネルに穴を設け、該穴を通して上記サッシュブ
    ラケット取付座面に上記サッシュブラケットを螺着した
    後に、上記穴にスピーカーを取り付けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のドアサッシュの取付構造。
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JP4306505B2 (ja) * 2004-03-22 2009-08-05 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ドアサッシュ補強構造
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