JP2547459Y2 - 車輌用アンテナケース - Google Patents
車輌用アンテナケースInfo
- Publication number
- JP2547459Y2 JP2547459Y2 JP1991053285U JP5328591U JP2547459Y2 JP 2547459 Y2 JP2547459 Y2 JP 2547459Y2 JP 1991053285 U JP1991053285 U JP 1991053285U JP 5328591 U JP5328591 U JP 5328591U JP 2547459 Y2 JP2547459 Y2 JP 2547459Y2
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- JP
- Japan
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- antenna
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- radio antenna
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車輌用アンテナケースに
関する。すなわち、トラック等のキャブに取り付けら
れ、ラジオアンテナと共に無線用フィーダー線が配設さ
れる、車輌用アンテナケースに関するものである。
関する。すなわち、トラック等のキャブに取り付けら
れ、ラジオアンテナと共に無線用フィーダー線が配設さ
れる、車輌用アンテナケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラック等のキャブでは、ラジオアンテ
ナは標準装備され、キャブのラジオアンテナ用挿通口を
介し、キャブ内のラジオ本体に接続されている。これに
対し、無線アンテナ,無線機等は標準装備されていない
が、事後、連絡等のため取り付け使用されることも多か
った。図3および図4は、このように無線を装着した各
種従来例を示し、図3の(1)図は、キャブ1の斜視
図、(2)図は、リヤコーナーウインド2を利用した従
来例の斜視図、(3)図は、キャブ1のパネルの隙間3
を利用した従来例の斜視図である。又、図4はキャブ1
の背面4の専用穴5を利用した従来例を示し、(1)図
はその斜視図、(2)図は不使用時の専用穴5の縦断面
図、(3)図は使用時の専用穴5の縦断面図である。
ナは標準装備され、キャブのラジオアンテナ用挿通口を
介し、キャブ内のラジオ本体に接続されている。これに
対し、無線アンテナ,無線機等は標準装備されていない
が、事後、連絡等のため取り付け使用されることも多か
った。図3および図4は、このように無線を装着した各
種従来例を示し、図3の(1)図は、キャブ1の斜視
図、(2)図は、リヤコーナーウインド2を利用した従
来例の斜視図、(3)図は、キャブ1のパネルの隙間3
を利用した従来例の斜視図である。又、図4はキャブ1
の背面4の専用穴5を利用した従来例を示し、(1)図
はその斜視図、(2)図は不使用時の専用穴5の縦断面
図、(3)図は使用時の専用穴5の縦断面図である。
【0003】すなわち、まず図3の(1)図,(2)図
に示した従来例では、キャブ1上に立設された無線アン
テナ6に一端を接続された無線用フィーダー線7が、キ
ャブ1の半開されたリヤコーナーウインド2を利用し、
ここからキャブ1内に通されて、その他端が無線機本体
(図示せず)に接続されていた。又、図3の(1)図,
(3)図に示した従来例では、キャブ1のボディの隙間
3,例えば、ラジオアンテナ8の下部のコーナーパネル
の僅かな隙間3を利用し、ここから無線用フィーダー線
7がキャブ1内に通され、無線機本体に接続されてい
た。更に、図4に示した従来例では、キャブ1のボディ
の背面4に予め専用穴5を設け、無線装着時以外は、こ
の専用穴5を一般的なグロメット9で閉塞しておき、無
線装着時には、グロメット9を中央に孔を備えた特殊な
グロメット10に替え、このグロメット10の孔を利用
し、ここから無線用フィーダー線7がキャブ1内の通さ
れ、無線機本体に接続されていた。なお図3中11はフ
ロントウインド、12はドアである。
に示した従来例では、キャブ1上に立設された無線アン
テナ6に一端を接続された無線用フィーダー線7が、キ
ャブ1の半開されたリヤコーナーウインド2を利用し、
ここからキャブ1内に通されて、その他端が無線機本体
(図示せず)に接続されていた。又、図3の(1)図,
(3)図に示した従来例では、キャブ1のボディの隙間
3,例えば、ラジオアンテナ8の下部のコーナーパネル
の僅かな隙間3を利用し、ここから無線用フィーダー線
7がキャブ1内に通され、無線機本体に接続されてい
た。更に、図4に示した従来例では、キャブ1のボディ
の背面4に予め専用穴5を設け、無線装着時以外は、こ
の専用穴5を一般的なグロメット9で閉塞しておき、無
線装着時には、グロメット9を中央に孔を備えた特殊な
グロメット10に替え、このグロメット10の孔を利用
し、ここから無線用フィーダー線7がキャブ1内の通さ
れ、無線機本体に接続されていた。なお図3中11はフ
ロントウインド、12はドアである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1に
外観上問題があった。すなわち、無線装着時に無線用フ
ィーダー線7が、無線アンテナ6からキャブ1内に至る
間において、長く外部に露出してしまい、外観が良くな
いという指摘があった。第2に、無線用フィーダー線7
が損傷しやすいという問題もあった。すなわち、無線装
着時に無線用フィーダー線7は、長く露出しているので
走行に伴う振動により動きやすく、キャブ1のボディと
干渉する等により傷付き、切断事故が発生することもあ
った。なお、このような損傷を防止するためには、多数
の取付部材を用いて無線用フィーダー線7をキャブ1の
ボディに細かく取り付けることを要し、これでは、取付
部材により、一層外観が損なわれてしまうことになる。
更に第3に、シール性に問題があった。特に図3に示し
た従来例では、無線装着時に無線用フィーダー線7が通
される、半開されたリヤコーナーウインド2,ボディの
隙間3等から雨水等が浸入しやすく、キャブ1のシール
性が悪く付近に錆も発生しやすいという指摘があった。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1に
外観上問題があった。すなわち、無線装着時に無線用フ
ィーダー線7が、無線アンテナ6からキャブ1内に至る
間において、長く外部に露出してしまい、外観が良くな
いという指摘があった。第2に、無線用フィーダー線7
が損傷しやすいという問題もあった。すなわち、無線装
着時に無線用フィーダー線7は、長く露出しているので
走行に伴う振動により動きやすく、キャブ1のボディと
干渉する等により傷付き、切断事故が発生することもあ
った。なお、このような損傷を防止するためには、多数
の取付部材を用いて無線用フィーダー線7をキャブ1の
ボディに細かく取り付けることを要し、これでは、取付
部材により、一層外観が損なわれてしまうことになる。
更に第3に、シール性に問題があった。特に図3に示し
た従来例では、無線装着時に無線用フィーダー線7が通
される、半開されたリヤコーナーウインド2,ボディの
隙間3等から雨水等が浸入しやすく、キャブ1のシール
性が悪く付近に錆も発生しやすいという指摘があった。
【0005】本考案は、このような実情に鑑み上記従来
例の問題点を解決すべくなされたものであって、標準装
備されるラジオ用であるとともに、事後に取り付け使用
される無線用としても用いられる。そして、ラジオアン
テナ用挿通口を覆ってピラーの上部に取り付けられ、上
面に、ラジオアンテナが配設されるとともに薄肉部が形
成されており、無線装着時に、薄肉部を開放して無線用
フィーダー線をグロメットを介し密に貫挿するようにし
たことにより、第1に外観に優れ、第2に損傷も防止さ
れ、第3にシール性が向上する、車輌用アンテナケース
を提案することを目的とする。
例の問題点を解決すべくなされたものであって、標準装
備されるラジオ用であるとともに、事後に取り付け使用
される無線用としても用いられる。そして、ラジオアン
テナ用挿通口を覆ってピラーの上部に取り付けられ、上
面に、ラジオアンテナが配設されるとともに薄肉部が形
成されており、無線装着時に、薄肉部を開放して無線用
フィーダー線をグロメットを介し密に貫挿するようにし
たことにより、第1に外観に優れ、第2に損傷も防止さ
れ、第3にシール性が向上する、車輌用アンテナケース
を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
車輌用アンテナケースは、トラック等のキャブに取り付
けられ、標準装備されるラジオ用であるとともに事後に
取り付け使用される無線用としても用いられる。そし
て、該キャブ上に立設される無線アンテナに近い位置で
あるとともに、既存のラジオアンテナ用挿通口を覆う位
置にて、該キャブのフロントウインドとドア間の柱状の
ピラーの上部に取り付けられ、かつ、一面が開放された
ケース状をなし、開放された該一面を該キャブ側に向け
て取り付けられる。その上面には、ラジオアンテナが縦
に配設されており、該ラジオアンテナは、前記ラジオア
ンテナ用挿通口を介し該キャブ内のラジオ本体に接続さ
れている。又、このような該ラジオアンテナとともに、
その上面には、薄肉部が形成されており、該薄肉部は、
他部より肉薄に形成され容易に開放可能で、無線装着時
に開放されグロメットを介し無線用フィーダー線を密に
貫挿可能である。そして、貫挿された該無線用フィーダ
ー線は、一端が該キャブ上に立設される外部の前記無線
アンテナに接続されるとともに、他端が既存の前記ラジ
オアンテナ用挿通口を利用し、前記ラジオアンテナ用挿
通口を介し該キャブ内の無線機本体に接続されること、
を特徴とする。
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
車輌用アンテナケースは、トラック等のキャブに取り付
けられ、標準装備されるラジオ用であるとともに事後に
取り付け使用される無線用としても用いられる。そし
て、該キャブ上に立設される無線アンテナに近い位置で
あるとともに、既存のラジオアンテナ用挿通口を覆う位
置にて、該キャブのフロントウインドとドア間の柱状の
ピラーの上部に取り付けられ、かつ、一面が開放された
ケース状をなし、開放された該一面を該キャブ側に向け
て取り付けられる。その上面には、ラジオアンテナが縦
に配設されており、該ラジオアンテナは、前記ラジオア
ンテナ用挿通口を介し該キャブ内のラジオ本体に接続さ
れている。又、このような該ラジオアンテナとともに、
その上面には、薄肉部が形成されており、該薄肉部は、
他部より肉薄に形成され容易に開放可能で、無線装着時
に開放されグロメットを介し無線用フィーダー線を密に
貫挿可能である。そして、貫挿された該無線用フィーダ
ー線は、一端が該キャブ上に立設される外部の前記無線
アンテナに接続されるとともに、他端が既存の前記ラジ
オアンテナ用挿通口を利用し、前記ラジオアンテナ用挿
通口を介し該キャブ内の無線機本体に接続されること、
を特徴とする。
【0007】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この車輌用アンテナケースは、キャブ
のピラーの上部に取り付けられ、その上面に配設された
ラジオアンテナが、ラジオアンテナ用挿通口を介し、キ
ャブ内のラジオ本体に接続されている。そして無線装着
に際しては、キャブ上に無線アンテナが立設されるとと
もに、キャブに取り付けられ近くに位置する車輌用アン
テナケースの上面の薄肉部が開放されて、グロメットを
介し無線用フィーダー線が密に貫挿される。もって、こ
の無線用フィーダー線により、無線アンテナと、ラジオ
アンテナ用挿通口を介しキャブ内の無線機本体とが、接
続される。そこで第1に、無線装着時において無線用フ
ィーダー線は、無線アンテナとその近くの車輌用アンテ
ナケース間のみが、キャブの外部に露出する。このよう
に、無線用フィーダー線が長く外部に露出せず、外観が
改善される。第2に、このように無線用フィーダー線が
長く外部に露出しないので、走行時に振動してもキャブ
のボディとの干渉が少なく、その傷付きや切断が防止さ
れる。第3に、無線用フィーダー線は、車輌用アンテナ
ケースの開放された薄肉部において、グロメットを介し
密に貫挿されるので、キャブのシール性が確保され、雨
水等が浸入せず錆の発生も回避される。
ように作用する。この車輌用アンテナケースは、キャブ
のピラーの上部に取り付けられ、その上面に配設された
ラジオアンテナが、ラジオアンテナ用挿通口を介し、キ
ャブ内のラジオ本体に接続されている。そして無線装着
に際しては、キャブ上に無線アンテナが立設されるとと
もに、キャブに取り付けられ近くに位置する車輌用アン
テナケースの上面の薄肉部が開放されて、グロメットを
介し無線用フィーダー線が密に貫挿される。もって、こ
の無線用フィーダー線により、無線アンテナと、ラジオ
アンテナ用挿通口を介しキャブ内の無線機本体とが、接
続される。そこで第1に、無線装着時において無線用フ
ィーダー線は、無線アンテナとその近くの車輌用アンテ
ナケース間のみが、キャブの外部に露出する。このよう
に、無線用フィーダー線が長く外部に露出せず、外観が
改善される。第2に、このように無線用フィーダー線が
長く外部に露出しないので、走行時に振動してもキャブ
のボディとの干渉が少なく、その傷付きや切断が防止さ
れる。第3に、無線用フィーダー線は、車輌用アンテナ
ケースの開放された薄肉部において、グロメットを介し
密に貫挿されるので、キャブのシール性が確保され、雨
水等が浸入せず錆の発生も回避される。
【0008】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1は本考案の実施例を示し、
(1)図はその斜視図、(2)図はその薄肉部13の縦
断面図、(3)図は薄肉部13開放時の縦断面図であ
る。図2はキャブ1に取り付けた状態の斜視図である。
いて詳細に説明する。図1は本考案の実施例を示し、
(1)図はその斜視図、(2)図はその薄肉部13の縦
断面図、(3)図は薄肉部13開放時の縦断面図であ
る。図2はキャブ1に取り付けた状態の斜視図である。
【0009】この車輌用アンテナケース14は、一面1
5が開放されたケース状をなし、既存のラジオアンテナ
用挿通口16を覆う位置にて、開放されたその一面15
がキャブ1に取り付けられる。すなわち、車輌用アンテ
ナケース14は例えば樹脂製よりなり、トラックのキャ
ブ1のフロントウインド11とドア12間の柱状ピラー
の上部であって、無線アンテナ6に近くかつラジオアン
テナ用挿通口16を覆う位置にて、周縁に設けられた取
付穴17を利用しネジ等にて取り付けられる。そしてそ
の上面18には、まず多段式のラジオアンテナ8が縦に
配設され、ラジオアンテナ用挿通口16を介し、キャブ
1内のラジオ本体(図示せず)に接続されている。更
に、この車輌用アンテナケース14の上面18には薄肉
部13が形成されており、薄肉部13は、例えば円形で
他部より肉薄に形成されドリル等にて容易に開放可能で
あり、無線装着時に開放され、グロメット19を介し無
線用フィーダー線7を貫挿可能となっている。グロメッ
ト19は、中央に孔を備え、その孔に無線用フィーダー
線7が密に貫挿される。ケーブルたる無線用フィーダー
線7は、一端が、キャブ1上に立設される無線アンテナ
6に接続されるとともに、車輌用アンテナケース14の
開放された薄肉部13のグロメット19を経由し、他端
が、ラジオアンテナ用挿通口16を利用してキャブ1内
の無線機本体(図示せず)に接続される。
5が開放されたケース状をなし、既存のラジオアンテナ
用挿通口16を覆う位置にて、開放されたその一面15
がキャブ1に取り付けられる。すなわち、車輌用アンテ
ナケース14は例えば樹脂製よりなり、トラックのキャ
ブ1のフロントウインド11とドア12間の柱状ピラー
の上部であって、無線アンテナ6に近くかつラジオアン
テナ用挿通口16を覆う位置にて、周縁に設けられた取
付穴17を利用しネジ等にて取り付けられる。そしてそ
の上面18には、まず多段式のラジオアンテナ8が縦に
配設され、ラジオアンテナ用挿通口16を介し、キャブ
1内のラジオ本体(図示せず)に接続されている。更
に、この車輌用アンテナケース14の上面18には薄肉
部13が形成されており、薄肉部13は、例えば円形で
他部より肉薄に形成されドリル等にて容易に開放可能で
あり、無線装着時に開放され、グロメット19を介し無
線用フィーダー線7を貫挿可能となっている。グロメッ
ト19は、中央に孔を備え、その孔に無線用フィーダー
線7が密に貫挿される。ケーブルたる無線用フィーダー
線7は、一端が、キャブ1上に立設される無線アンテナ
6に接続されるとともに、車輌用アンテナケース14の
開放された薄肉部13のグロメット19を経由し、他端
が、ラジオアンテナ用挿通口16を利用してキャブ1内
の無線機本体(図示せず)に接続される。
【0010】本考案は、以上説明したように構成されて
いるので、以下のようになる。この車輌用アンテナケー
ス14は、キャブ1のピラーの上部等に取り付けられ、
その上面18に配設されたラジオアンテナ8が、ラジオ
アンテナ用挿通口16を介し、キャブ1内のラジオ本体
に接続されている。そして無線装着に際しては、キャブ
1上に無線アンテナ6が立設されるとともに、比較的そ
の近くに取り付けられた車輌用アンテナケース14の上
面18の薄肉部13が、ドリル等にて開放され、グロメ
ット19を介し無線用フィーダー線7が貫挿される。そ
してこの無線用フィーダー線7により、無線アンテナ6
と、ラジオアンテナ用挿通口16を介しキャブ1内の無
線機本体とが、接続される。このようにして、無線が使
用されるようになる。
いるので、以下のようになる。この車輌用アンテナケー
ス14は、キャブ1のピラーの上部等に取り付けられ、
その上面18に配設されたラジオアンテナ8が、ラジオ
アンテナ用挿通口16を介し、キャブ1内のラジオ本体
に接続されている。そして無線装着に際しては、キャブ
1上に無線アンテナ6が立設されるとともに、比較的そ
の近くに取り付けられた車輌用アンテナケース14の上
面18の薄肉部13が、ドリル等にて開放され、グロメ
ット19を介し無線用フィーダー線7が貫挿される。そ
してこの無線用フィーダー線7により、無線アンテナ6
と、ラジオアンテナ用挿通口16を介しキャブ1内の無
線機本体とが、接続される。このようにして、無線が使
用されるようになる。
【0011】そこで、この車輌用アンテナケース14を
用いると、次の第1,第2,第3のようになる。第1
に、無線装着時において無線用フィーダー線7は、無線
アンテナ6とその近くの車輌用アンテナケース14間の
みが、キャブ1の外部に露出するだけであり、この種従
来例のように長く外部に露出せず、外観が改善される。
第2に、このように無線用フィーダー線7は、この種従
来例のように長くキャブ1外に露出しないので、走行時
に振動してもキャブ1のボディとの干渉が少なく、その
傷付きや切断が防止される。第3に、無線用フィーダー
線7は、車輌用アンテナケース14の開放された薄肉部
13において、グロメット19を介し密に貫挿されてい
る。つまり、この種従来例のように半開されたリヤコー
ナーウインド2,ボディの隙間3等を利用せず、キャブ
1内の無線機本体に接続されるので、シール性が向上す
る。
用いると、次の第1,第2,第3のようになる。第1
に、無線装着時において無線用フィーダー線7は、無線
アンテナ6とその近くの車輌用アンテナケース14間の
みが、キャブ1の外部に露出するだけであり、この種従
来例のように長く外部に露出せず、外観が改善される。
第2に、このように無線用フィーダー線7は、この種従
来例のように長くキャブ1外に露出しないので、走行時
に振動してもキャブ1のボディとの干渉が少なく、その
傷付きや切断が防止される。第3に、無線用フィーダー
線7は、車輌用アンテナケース14の開放された薄肉部
13において、グロメット19を介し密に貫挿されてい
る。つまり、この種従来例のように半開されたリヤコー
ナーウインド2,ボディの隙間3等を利用せず、キャブ
1内の無線機本体に接続されるので、シール性が向上す
る。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る車輌用アンテナケースは、
以上説明したように、標準装備されるラジオ用であると
ともに、事後に取り付け使用される無線用としても用い
られる。そして、ラジオアンテナ用挿通口を覆ってピラ
ーの上部に取り付けられ、上面に、ラジオアンテナが配
設されるとともに薄肉部が形成されており、無線装着時
に薄肉部を開放して無線用フィーダー線をグロメットを
介し密に貫挿するようにしたことにより、次の効果を発
揮する。第1に、外観に優れている。すなわち、無線用
フィーダー線が長く外部に露出せず、外観が改善され
る。第2に、損傷が防止される。すなわち、無線用フィ
ーダー線が長く露出しないので、キャブのボディとの干
渉が少なく、その傷付きや切断事故が防止される。第3
に、シール性が向上する。すなわち、リヤコーナーウイ
ンドやボディの隙間等を利用せず、無線用フィーダー線
がキャブ内に通されるので、キャブのシール性が確保さ
れ、雨水等が浸入せず、錆の発生も回避される。このよ
うに、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本
考案の発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
以上説明したように、標準装備されるラジオ用であると
ともに、事後に取り付け使用される無線用としても用い
られる。そして、ラジオアンテナ用挿通口を覆ってピラ
ーの上部に取り付けられ、上面に、ラジオアンテナが配
設されるとともに薄肉部が形成されており、無線装着時
に薄肉部を開放して無線用フィーダー線をグロメットを
介し密に貫挿するようにしたことにより、次の効果を発
揮する。第1に、外観に優れている。すなわち、無線用
フィーダー線が長く外部に露出せず、外観が改善され
る。第2に、損傷が防止される。すなわち、無線用フィ
ーダー線が長く露出しないので、キャブのボディとの干
渉が少なく、その傷付きや切断事故が防止される。第3
に、シール性が向上する。すなわち、リヤコーナーウイ
ンドやボディの隙間等を利用せず、無線用フィーダー線
がキャブ内に通されるので、キャブのシール性が確保さ
れ、雨水等が浸入せず、錆の発生も回避される。このよ
うに、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本
考案の発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
【図1】本考案に係る車輌用アンテナケースの実施例を
示し、(1)図はその斜視図、(2)図はその薄肉部の
縦断面図、(3)図はその薄肉部開放時の縦断面図であ
る。
示し、(1)図はその斜視図、(2)図はその薄肉部の
縦断面図、(3)図はその薄肉部開放時の縦断面図であ
る。
【図2】同車輌用アンテナケースをキャブに取り付けた
状態を示す、キャブの斜視図である。
状態を示す、キャブの斜視図である。
【図3】従来例を示し、(1)図はキャブの斜視図、
(2)図はリヤコーナーウインドを利用した従来例の斜
視図、(3)図はキャブのパネルの隙間を利用した従来
例の斜視図である。
(2)図はリヤコーナーウインドを利用した従来例の斜
視図、(3)図はキャブのパネルの隙間を利用した従来
例の斜視図である。
【図4】キャブの背面の専用穴を利用した従来例を示
し、(1)図はそのキャブの斜視図、(2)図は不使用
時の専用穴の縦断面図、(3)図は使用時の専用穴の縦
断面図である。
し、(1)図はそのキャブの斜視図、(2)図は不使用
時の専用穴の縦断面図、(3)図は使用時の専用穴の縦
断面図である。
1 キャブ 2 リヤコーナーウインド 3 隙間 4 背面 5 専用穴 6 無線アンテナ 7 無線用フィーダー線 8 ラジオアンテナ 9 グロメット 10 グロメット 11 フロントウインド 12 ドア 13 薄肉部 14 車輌用アンテナケース 15 一面 16 ラジオアンテナ用挿通口 17 取付穴 18 上面 19 グロメット
Claims (1)
- 【請求項1】 トラック等のキャブに取り付けられ、標
準装備されるラジオ用であるとともに事後に取り付け使
用される無線用としても用いられる、車輌用アンテナケ
ースであって、 該キャブ上に立設される無線アンテナに近い位置である
とともに、既存のラジオアンテナ用挿通口を覆う位置に
て、該キャブのフロントウインドとドア間の柱状のピラ
ーの上部に取り付けられ、かつ、一面が開放されたケー
ス状をなし、開放された該一面を該キャブ側に向けて取
り付けられ、 その上面には、ラジオアンテナが縦に配設されており、
該ラジオアンテナは、前記ラジオアンテナ用挿通口を介
し該キャブ内のラジオ本体に接続されており、又、この
ような該ラジオアンテナとともに、その上面には、薄肉
部が形成されており、該薄肉部は、他部より肉薄に形成
され容易に開放可能で、無線装着時に開放されグロメッ
トを介し無線用フィーダー線を密に貫挿可能であり、 貫挿された該無線用フィーダー線は、一端が該キャブ上
に立設される外部の前記無線アンテナに接続されるとと
もに、他端が既存の前記ラジオアンテナ用挿通口を利用
し、前記ラジオアンテナ用挿通口を介し該キャブ内の無
線機本体に接続されること、を特徴とする車輌用アンテ
ナケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053285U JP2547459Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 車輌用アンテナケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053285U JP2547459Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 車輌用アンテナケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137603U JPH04137603U (ja) | 1992-12-22 |
JP2547459Y2 true JP2547459Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31929213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991053285U Expired - Lifetime JP2547459Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 車輌用アンテナケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547459Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57148904U (ja) * | 1981-03-12 | 1982-09-18 | ||
JPS62193306U (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-09 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP1991053285U patent/JP2547459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04137603U (ja) | 1992-12-22 |
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