JP3353160B2 - 門扉の取付装置 - Google Patents

門扉の取付装置

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JP3353160B2
JP3353160B2 JP07453893A JP7453893A JP3353160B2 JP 3353160 B2 JP3353160 B2 JP 3353160B2 JP 07453893 A JP07453893 A JP 07453893A JP 7453893 A JP7453893 A JP 7453893A JP 3353160 B2 JP3353160 B2 JP 3353160B2
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裕樹 小笠原
次男 深沢
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昭和電工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、門扉の取付装置、と
くに門扉が略90°ずつ内外に開閉自在となされた門扉
の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、門扉を略90°ずつ内外に(前方
または後方に)開閉自在とするために、門柱に鋼製の丁
番を用いて門扉を取り付けることは、既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
丁番は、その取付け作業に手間がかゝるだけでなく、不
慣れな作業者では、取付精度を出すのが難しいという問
題があった。しかも従来の鋼製の丁番は、個々の重量が
重いため、門扉全体としての重量が増大するし、また門
柱と門扉の連結部の外面に丁番が凸状に現れて見えるた
め、外観が非常に悪く、美観上好ましくないうえに、鋼
製の丁番は長期の使用により錆が発生するという問題が
あった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、門柱に対する門扉取付部分のヒンジの回転機
構を簡素化し、門扉が略90°ずつ内外に開閉自在とな
されるとともに、従来の鋼製の丁番の取付けが全く不要
で、門扉の取付工数を大幅に削減することができ、門扉
の取付け作業に手間がかゝらず、しかも取付精度を確実
に出すことができ、また軽量化を果たし得るうえに、美
観を向上し得る、門扉の取付装置を提供しようとするに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、門柱に設けられた第1ヒンジ構成部
と、門扉のヒンジ構成部材に設けられた第2ヒンジ構成
部と、門柱および門扉を連結する連結部材の一側に設け
られかつ門柱の第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第
3ヒンジ構成部と、同連結部材の他側に設けられかつ門
扉の第2ヒンジ構成部に組み合わせられた第4ヒンジ構
成部とよりなるヒンジを備えており、門柱に対して門扉
が連結部材を介して略180°開閉自在となされている
門扉の取付装置であって、門柱の第1ヒンジ構成部が、
門柱の右側壁後端より左方にのびかつ内側に断面略90
°の角度に相当する円弧形の案内面を有する第1案内部
と、門柱の後壁右端より右方にのびる右方張出部とを有
していて、第1ヒンジ構成部内に、右方に向かって開口
した開口部を有する第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設
けられ、かつ右方張出部の先端寄り部分の前側に段状凸
部が設けられて、段状凸部の内側に断面凹弧状案内面が
設けられ、連結部材の第3ヒンジ構成部が、前側に断面
略90°の角度に相当する円弧形を有する凸面部を備え
た左方張出部と、左方張出部の先端寄り部分から後方突
出状に設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面略円
弧形の端面を有する第1係合部とによって構成されて、
この第3ヒンジ構成部の内側に、後方に向かって開口し
た開口部を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が
設けられており、門扉のヒンジ構成部材に設けられた第
2ヒンジ構成部が、門扉のヒンジ構成部材の角筒形の中
空部の左側壁より左方にのびかつ後側に断面略90°の
角度に相当する円弧形を有する凸面部を備えた左方張出
部と、左方張出部の先端寄り部分から前方突出状に設け
られかつ先端に点(B) を中心とする断面略円弧形の端面
を有する第2係合部とによって構成されて、この第2ヒ
ンジ構成部の内側に、前方に向かって開口した開口部を
有する第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けられる
とともに、ヒンジ構成部材の角筒形の中空部の左側壁
と、第2ヒンジ構成部の左方張出部とによって画された
第2案内部嵌込み用凹部が形成されており、連結部材の
第4ヒンジ構成部が、連結部材より右方にのびかつ内側
に断面略90°の角度に相当する円弧形の案内面を有す
る第2案内部と、連結部材より右方にのびる右方張出部
とによって構成されて、第4ヒンジ構成部内に、右方に
向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込
み用凹部が設けられ、かつ右方張出部の先端寄り部分の
後側に段状凸部が設けられて、段状凸部の内側に、上記
第2係合部の断面略円弧形の端面の一部が嵌まり合う凹
弧状案内面が設けられており、門柱に対し連結部材を介
して組み合わせられた門扉が回転する前の状態では、門
柱の第1ヒンジ構成部の凹部内に、連結部材の第3ヒン
ジ構成部が収められて、第3ヒンジ構成部側の第1係合
部先端の断面略円弧形の端面が、第1ヒンジ構成部側の
段状凸部に係り合わせられ、かつ門扉のヒンジ構成部材
に設けられた第2ヒンジ構成部が、連結部材の第4ヒン
ジ構成部の凹部内に収められて、第2ヒンジ構成部側の
第2係合部先端の断面略円弧形の端面が、第4ヒンジ構
成部側の段状凸部に係り合わせられ、さらに、連結部材
の第4ヒンジ構成部の第2案内部が、第2ヒンジ構成部
の第2案内部嵌込み用凹部内に収められていて、門柱の
後壁の後面と、第1ヒンジ構成部の右方張出部の後面
と、連結部材の第4ヒンジ構成部の第2案内部の後面
と、門扉のヒンジ構成部材の角筒形中空部の後壁の後面
とが平面よりみて略一直線状に配置されており、連結部
材に対して門扉が、これの第2ヒンジ構成部の係合部先
端の断面略円弧形の端面の中心点(B) を中心として揺動
し、門扉が連結部材に対して前方に略90°回転した状
態では、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第4ヒンジ構成
部の右方張出部の先端部が収められて、第2ヒンジ構成
部の第2係合部と第4ヒンジ構成部の右方張出部とが相
互に係り合わせられて、門扉およびヒンジ構成部材が、
門柱の右側壁に沿うものとなされ、門扉と連結部材が一
緒に、門柱に対して第3ヒンジ構成部の係合部先端の断
面略円弧形の端面の中心点(A) を中心として揺動し、門
扉が連結部材と共に門柱に対して後方に略90°回転し
た状態では、第ヒンジ構成部の凹部内に、第ヒンジ
構成部の方張出部の先端部が収められて、第1ヒンジ
構成部の右方張出部と第3ヒンジ構成部の第1係合部と
が相互に係り合わせられるようになされている、門扉の
取付装置を要旨としている。
【0006】
【作用】上記門扉の取付装置は、門扉を例えば建物等の
敷地の内外に、略90°ずつ開閉するために用いられる
ものである。
【0007】ここで、門扉の取付装置は、門柱に設けら
れた第1ヒンジ構成部と、門扉のヒンジ構成部材に設け
られた第2ヒンジ構成部と、門柱および門扉を連結する
連結部材の一側に設けられかつ門柱の第1ヒンジ構成部
に組み合わせられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材の
他側に設けられかつ門扉の第2ヒンジ構成部に組み合わ
せられた第4ヒンジ構成部とよりなるヒンジを備えてお
り、門柱に対して門扉が連結部材を介して略90°開閉
自在となされている。
【0008】門扉が閉じている状態、すなわち門柱に対
し連結部材を介して組み合わせられた門扉が回転する前
の状態においては、門柱の第1ヒンジ構成部の凹部内
に、連結部材の第3ヒンジ構成部が収められて、第3ヒ
ンジ構成部側の第1係合部先端の断面略円弧形の端面
が、第1ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わせられ、
かつ門扉のヒンジ構成部材に設けられた第2ヒンジ構成
部が、連結部材の第4ヒンジ構成部の凹部内に収められ
て、第2ヒンジ構成部側の第2係合部先端の断面略円弧
形の端面が、第4ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わ
せられ、さらに、連結部材の第4ヒンジ構成部の第2案
内部が、第2ヒンジ構成部の第2案内部嵌込み用凹部内
に収められていて、門柱の後壁の後面と、第1ヒンジ構
成部の右方張出部の後面と、連結部材の第4ヒンジ構成
部の第2案内部の後面と、門扉のヒンジ構成部材の角筒
形中空部の後壁の後面とが平面よりみて略一直線状に配
置されている。
【0009】そして、門扉を建物等の敷地の外方(前
方)に開く場合、門扉のみが連結部材に対して略90°
外方(前方)に回転する。これに対し、門扉を建物等の
敷地の内方(後方)に開く場合には、門扉が連結部材と
一緒に門柱に対して略90°内方(後方)に回転するも
のである。
【0010】門扉を建物等の敷地の外方(前方)に開く
場合には、連結部材に対して門扉のみが、これの第2ヒ
ンジ構成部の係合部先端の断面略円弧形の端面の中心点
(B)を中心として揺動し、門扉が連結部材に対して略9
0°回転する。回転後の状態では、第2ヒンジ構成部の
凹部内に、第4ヒンジ構成部の右方張出部の先端部が収
められて、第2ヒンジ構成部の第2係合部と第4ヒンジ
構成部の右方張出部の先端部とが相互に係り合わせられ
て、門扉およびヒンジ構成部材が、門柱の右側壁に沿う
ものとなされている。
【0011】これに対し、門扉を建物等の敷地の内方
(後方)に開く場合には、門扉と連結部材が一緒に、門
柱に対して第3ヒンジ構成部の係合部先端の断面略円弧
形の端面の中心点(A) を中心として揺動し、門扉が連結
部材と共に門柱に対して後方に略90°回転する。回転
後の状態では、第ヒンジ構成部の凹部内に、第ヒン
ジ構成部の方張出部の先端部が収められて、第1ヒン
ジ構成部の右方張出部と第3ヒンジ構成部の第1係合部
とが相互に係り合わせられる。
【0012】このように、この発明によれば、門柱に対
する門扉取付部分のヒンジの回転機構が簡素化されてお
り、門扉が略90°ずつ内外に開閉自在となされるとと
もに、従来の鋼製丁番の取付けが全く不要である。
【0013】また門柱、門扉および連結部材は、単に組
み合わせるだけで良いので、門扉の取付工数を大幅に削
減することができ、門扉の取付け作業に手間がかゝら
ず、しかも取付精度を確実に出すことができる。
【0014】また上記門柱、門扉のヒンジ構成部および
連結部材は、通常アルミニウム押出形材によりつくら
れ、かつ厚みが薄いため、軽量化を果たし得るととも
に、門扉の取付部分の美観を向上し得る。
【0015】さらに、門扉が閉じている状態、すなわち
門柱に対し連結部材を介して組み合わせられた門扉が回
転する前の状態においては、連結部材の第4ヒンジ構成
部の第2案内部が、第2ヒンジ構成部の第2案内部嵌込
み用凹部内に収められていて、門柱の後壁の後面と、第
1ヒンジ構成部の右方張出部の後面と、連結部材の第
ヒンジ構成部の第2案内部の後面と、門扉のヒンジ構成
部材の角筒形中空部の後壁の後面とが、平面よりみて略
一直線状に配置されているから、門扉の取付状態の美観
を向上し得るものである。なお、門柱と門扉は、アルミ
ニウム押出形材製に限らず、その他の材料によりつくら
れていても良いし、連結部材もその他の金属、あるいは
硬質の合成樹脂によりつくられていても良い。
【0016】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0017】この明細書において、左右、および前後
は、図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右側
をいゝ、前とは同図の上側、後とは同下側をいうものと
する。
【0018】まず図1において、左右一対の門柱(1) に
対して一対の門扉(11)(門柱および門扉はいずれも一方
のみ図示)が、この発明による取付装置によって、例え
ば建物等の敷地の内外に、いわゆる観音開きとなるよう
にそれぞれ90°開閉自在に取り付けられている。な
お、左右一対の門柱(1) に対して門扉(11)が1枚だけの
場合は、いわゆる片開きとなるように90°開閉自在に
取り付けられるものである。
【0019】なお、門柱(1) と門扉(11)は左右対称で同
一構造を有し、かつ門柱(1) に対して門扉(11)が同一の
作用により開閉するので、以下、その一方の左側門柱
(1) と左側門扉(11)について説明するものとする。
【0020】ここで、図1と図2は、門扉(11)が閉じた
状態を示し、図3は、門扉(11)のみが連結部材(21)に対
して略90°外方(前方)に回転して、門扉(11)が建物
等の敷地の外方(前方)に開いた状態を示し、図4は、
門扉(11)が連結部材(21)と一緒に門柱(1) に対して略9
0°内方(後方)に回転して、門扉(11)が建物等の敷地
の内方(後方)に開いた状態を示している。
【0021】また、この実施例においては、門扉(11)の
側枠部材(11a) に、角筒形の中空部(15a) を有するアル
ミニウム押出形材製のヒンジ構成部材(15)がビス(31)に
より取り付けられている。詳しくは、ヒンジ構成部材(1
5)の右側(15C) が角筒形の中空部(15a) がビス(31)によ
り取り付けられている(図と図2参照)。しかしなが
ら、門扉(11)側のヒンジ構成部材(15)は、門扉(11)と一
体につくられる場合もある。門柱(1) に対して門扉(11)
を取り付けるヒンジ(5) は、門柱(1) に設けられた第1
ヒンジ構成部(2) と、門扉(11)側のヒンジ構成部材(15)
に設けられた第2ヒンジ構成部(12)と、門柱(1) および
門扉(11)を連結する連結部材(21)の一側に設けられかつ
門柱(1) の第1ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた第
3ヒンジ構成部(22)と、同連結部材(21)の他側に設けら
れかつ門扉(11)の第2ヒンジ構成部(12)に組み合わせら
れた第4ヒンジ構成部(32)とよりなるものである。
【0022】門柱(1) 側の第1ヒンジ構成部(2) は、門
柱(1) の右側壁(1a)後端より左方にのびかつ内側に断面
略90°の角度に相当する円弧形の案内面を有する第1
案内部(3) と、門柱(1) の後壁(1b)右端より右方にのび
る右方張出部(4) とを有している。第1案内部(3) の内
端部と右方張出部(4) の基端部とは結合壁部(10)により
連結されていて、第1ヒンジ構成部(2) 内に、右方に向
かって開口した開口部(8) を有する第3ヒンジ構成部嵌
込み用凹部(9) が設けられ、かつ右方張出部(4) の先端
寄り部分の前側に段状凸部(6) が設けられて、段状凸部
(6) の内側に断面凹弧状案内面(7) が設けられている。
【0023】一方、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(2
2)は、前側に断面略90°の角度に相当する円弧形を有
する凸面部(24)を備えた左方張出部(23)と、左方張出部
(23)の先端寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端
に点(A) を中心とする断面略円弧形の端面(27)を有する
第1係合部(26)とによって構成されている。この第3ヒ
ンジ構成部(22)の内側に、後方に向かって開口した開口
部(28)を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(29)
が設けられている。
【0024】また、門扉(11)のヒンジ構成部材(15)に設
けられた第2ヒンジ構成部(12)は、門扉(11)のヒンジ構
成部材(15)の角筒形の中空部(15a) の左側壁(15B) より
左方にのびかつ後側に断面略90°の角度に相当する円
弧形を有する凸面部(14)を備えた左方張出部(13)と、左
方張出部(13)の先端寄り部分から前方突出状に設けられ
かつ先端に点(B) を中心とする断面略円弧形の端面(17)
を有する第2係合部(16)とによって構成されている。第
2係合部(16)の頭部(16a) 先端には、点(B) を中心とす
る断面略円弧形の端面(17)が形成されている。この第2
ヒンジ構成部(12)の内側に、前方に向かって開口した開
口部(18)を有しかつこの開口部(18)の一側縁部より第2
係合部(16)の基部に至る横断面円弧形の案内面(19a) を
有する第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(19)が設けら
れている。ヒンジ構成部材(15)の角筒形の中空部(15a)
の左側壁(15B) と、第2ヒンジ構成部(12)の左方張出部
(13)とによって画された第2案内部嵌込み用凹部(20)が
形成されている。連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)
は、連結部材(21)より右方にのびかつ内側に断面略90
°の角度に相当する円弧形の案内面を有する第2案内部
(33)と、連結部材(21)より右方にのびる右方張出部(34)
とによって構成されている。第2案内部(33)の左端部と
右方張出部(34)の左端部とは結合壁部(40)により連結さ
れていて、第4ヒンジ構成部(32)内に、右方に向かって
開口した開口部(38)を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用
凹部(39)が設けられ、かつ右方張出部(34)の先端寄り部
分の後側に段状凸部(36)が設けられて、段状凸部(36)の
内側に、上記第2係合部(16)の断面略円弧形の端面(17)
の一部が嵌まり合う凹弧状案内面(37)が設けられてい
る。
【0025】上記において、門扉(11)を、門柱(1) に連
結部材(21)を介して取り付けるには、例えばまず門柱
(1) の第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に、連結部材
(21)の第3ヒンジ構成部(22)をスライドさせながら嵌め
入れる。
【0026】そしてつぎに、この連結部材(21)の第4ヒ
ンジ構成部(32)の凹部(39)内に、門扉(11)側の第2ヒン
ジ構成部(12)を、その上端よりスライドさせながら挿入
すれば良い。
【0027】上記のような門扉(11)の取付けは、門扉(1
1)を門柱(1) に、連結部材(21)を介して単に嵌め合わせ
るだけであり、かつこれらは、いずれもアルミニウム押
出形材製であるため、素人でも作業可能であり、門扉(1
1)の取付工数を大幅に削減することができ、門扉(11)の
取付け作業に手間がかゝらず、また取付精度を確実に出
すことができる。
【0028】図1と図2に示す状態は、門柱(1) に対し
連結部材(21)を介して組み合わせられた門扉(11)が閉じ
ている状態、すなわち門扉(11)が回転する前の状態であ
る。このとき門柱(1) の第1ヒンジ構成部(2) の凹部
(9) 内に、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(22)が収め
られて、第3ヒンジ構成部(22)側の第1係合部(26)先端
の断面略円弧形の端面(27)が、第1ヒンジ構成部(2) 側
の段状凸部(6) に係り合わせられ、かつ門扉(11)のヒン
ジ構成部材(15)に設けられた第2ヒンジ構成部(12)が、
連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)の凹部(39)内に収
められて、第2ヒンジ構成部(12)側の第2係合部(16)先
端の断面略円弧形の端面(17)が、第4ヒンジ構成部(32)
側の段状凸部(36)に係り合わせられ、さらに、連結部材
(21)の第4ヒンジ構成部(32)の第2案内部(33)が、第2
ヒンジ構成部(12)の第2案内部嵌込み用凹部(20)内に収
められていて、門柱(1) の後壁(1b)の後面と、第1ヒン
ジ構成部(2) の右方張出部(4) の後面と、連結部材(21)
の第4ヒンジ構成部(32)の第2案内部(33)の後面と、門
扉(11)のヒンジ構成部材(15)の角筒形中空部(15a) の後
壁(15A) の後面とが平面よりみて略一直線状に配置され
ており(図1と図2参照)、門扉(11)の取付状態の美観
を、向上し得るものである。
【0029】そして、図3に示すように、門扉(11)が建
物等の敷地の外方(前方)に開く場合には、連結部材(2
1)に対して門扉(11)のみが、これの第2ヒンジ構成部(1
2)の係合部(16)先端の断面略円弧形の端面(17)の中心点
(B) を中心として揺動し、門扉(11)が連結部材(21)に対
して略90°回転する。門扉(11)が建物等の敷地の外方
(前方)に開いた回転後の状態では、第2ヒンジ構成部
(12)の凹部(19)内に、第4ヒンジ構成部(32)の右方張出
部(34)が収められて、第2ヒンジ構成部(12)の第2係合
部(16)と第4ヒンジ構成部(32)の右方張出部(34)の先端
部(34a) とが相互に係り合わせられて、門扉(11)および
ヒンジ構成部材(15)の前側壁(15D) が、門柱(1) の右側
壁(1a)に沿うものとなされている。
【0030】また、図4に示すように、門扉(11)が建物
等の敷地の内方(後方)に開く場合には、門扉(11)が連
結部材(21)と一緒に、門柱(1) に対して第3ヒンジ構成
部(22)の係合部(26)先端の断面略円弧形の端面(27)の中
心点(A) を中心として揺動し、門扉(11)が連結部材(21)
と共に門柱(1) に対して後方に略90°回転する。門扉
(11)が建物等の敷地の内方(後方)に開いた状態では、
ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に、第ヒンジ構成
(2) 方張出部(4) の先端部(4a)が収められて、第
1ヒンジ構成部(2) の右方張出部(4) と第3ヒンジ構成
部(22)の第1係合部(26)とが相互に係り合わせられる。
【0031】上記によれば、門柱(1) に対する門扉(11)
取付部分のヒンジ(5) の回転機構が簡素化されており、
門扉(11)が、略90°ずつ内外に開閉自在であるととも
に、従来の丁番の取付けが全く不要である。
【0032】またこの実施例では、門柱(1) 、門扉(1
1)、および連結部材(21)がいずれもアルミニウム押出形
材製であり、従ってヒンジ(5) の軽量化を果たし得ると
ともに、門扉(11)の取付部分の美観が向上する。
【0033】さらに、門柱(1) 、門扉(11)、および連結
部材(21)は、いずれも厚みが薄いため、ヒンジ部の軽量
化を、より一層果たし得る。
【0034】また、門扉(11)の開放前の状態および開放
後の状態においては、第1ヒンジ構成部(2) と第3ヒン
ジ構成部(22)、あるいは第2ヒンジ構成部(12)と第4ヒ
ンジ構成部(32)との引っ掛かり部分(係合部分)が、い
ずれも大きいので、結合強度が非常に大きいものであ
る。
【0035】なお、門柱(1) に対して門扉(11)を開閉自
在に結合するヒンジ(5) は、上記実施例のように、門柱
(1) と門扉(11)に全長にわたって設けられるのが好まし
いが、短いものを所定間隔おきに数個設ける場合もあ
り、この点は限定されない。
【0036】
【発明の効果】この発明は、上述のように、門柱に設け
られた第1ヒンジ構成部と、門扉のヒンジ構成部材に設
けられた第2ヒンジ構成部と、門柱および門扉を連結す
る連結部材の一側に設けられかつ門柱の第1ヒンジ構成
部に組み合わせられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材
の他側に設けられかつ門扉の第2ヒンジ構成部に組み合
わせられた第4ヒンジ構成部とよりなるヒンジを備えて
おり、門柱に対して門扉が連結部材を介して略180°
開閉自在となされている門扉の取付装置であって、門柱
の第1ヒンジ構成部が、門柱の右側壁後端より左方にの
びかつ内側に断面略90°の角度に相当する円弧形の案
内面を有する第1案内部と、門柱の後壁右端より右方に
のびる右方張出部とを有していて、第1ヒンジ構成部内
に、右方に向かって開口した開口部を有する第3ヒンジ
構成部嵌込み用凹部が設けられ、かつ右方張出部の先端
寄り部分の前側に段状凸部が設けられて、段状凸部の内
側に断面凹弧状案内面が設けられ、連結部材の第3ヒン
ジ構成部が、前側に断面略90°の角度に相当する円弧
形を有する凸面部を備えた左方張出部と、左方張出部の
先端寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端に点
(A) を中心とする断面略円弧形の端面を有する第1係合
部とによって構成されて、この第3ヒンジ構成部の内側
に、後方に向かって開口した開口部を有する第1ヒンジ
構成部一部嵌込み用凹部が設けられており、門扉のヒン
ジ構成部材に設けられた第2ヒンジ構成部が、門扉のヒ
ンジ構成部材の角筒形の中空部の左側壁より左方にのび
かつ後側に断面略90°の角度に相当する円弧形を有す
る凸面部を備えた左方張出部と、左方張出部の先端寄り
部分から前方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心
とする断面略円弧形の端面を有する第2係合部とによっ
て構成されて、この第2ヒンジ構成部の内側に、前方に
向かって開口した開口部を有する第4ヒンジ構成部一部
嵌込み用凹部が設けられるとともに、ヒンジ構成部材の
角筒形の中空部の左側壁と、第2ヒンジ構成部の左方張
出部とによって画された第2案内部嵌込み用凹部が形成
されており、連結部材の第4ヒンジ構成部が、連結部材
より右方にのびかつ内側に断面略90°の角度に相当す
る円弧形の案内面を有する第2案内部と、連結部材より
右方にのびる右方張出部とによって構成されて、第4ヒ
ンジ構成部内に、右方に向かって開口した開口部を有す
る第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けられ、かつ右方
張出部の先端寄り部分の後側に段状凸部が設けられて、
段状凸部の内側に、上記第2係合部の断面略円弧形の端
面の一部が嵌まり合う凹弧状案内面が設けられており、
門柱に対し連結部材を介して組み合わせられた門扉が回
転する前の状態では、門柱の第1ヒンジ構成部の凹部内
に、連結部材の第3ヒンジ構成部が収められて、第3ヒ
ンジ構成部側の第1係合部先端の断面略円弧形の端面
が、第1ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わせられ、
かつ門扉のヒンジ構成部材に設けられた第2ヒンジ構成
部が、連結部材の第4ヒンジ構成部の凹部内に収められ
て、第2ヒンジ構成部側の第2係合部先端の断面略円弧
形の端面が、第4ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わ
せられ、さらに、連結部材の第4ヒンジ構成部の第2案
内部が、第2ヒンジ構成部の第2案内部嵌込み用凹部内
に収められていて、門柱の後壁の後面と、第1ヒンジ構
成部の右方張出部の後面と、連結部材の第4ヒンジ構成
部の第2案内部の後面と、門扉のヒンジ構成部材の角筒
形中空部の後壁の後面とが平面よりみて略一直線状に配
置されており、連結部材に対して門扉が、これの第2ヒ
ンジ構成部の係合部先端の断面略円弧形の端面の中心点
(B) を中心として揺動し、門扉が連結部材に対して前方
に略90°回転した状態では、第2ヒンジ構成部の凹部
内に、第4ヒンジ構成部の右方張出部の先端部が収めら
れて、第2ヒンジ構成部の第2係合部と第4ヒンジ構成
部の右方張出部とが相互に係り合わせられて、門扉およ
びヒンジ構成部材が、門柱の右側壁に沿うものとなさ
れ、門扉と連結部材が一緒に、門柱に対して第3ヒンジ
構成部の係合部先端の断面略円弧形の端面の中心点(A)
を中心として揺動し、門扉が連結部材と共に門柱に対し
て後方に略90°回転した状態では、第ヒンジ構成部
の凹部内に、第ヒンジ構成部の方張出部の先端部が
収められて、第1ヒンジ構成部の右方張出部と第3ヒン
ジ構成部の第1係合部とが相互に係り合わせられるよう
になされているものである。
【0037】この発明によれば、門柱に対する門扉取付
部分のヒンジの回転機構が簡素化されており、門扉が略
90°ずつ内外に開閉自在となされるとともに、従来の
丁番の取付けが全く不要である。
【0038】また門柱、門扉および連結部材は、単に組
み合わせるだけで良いので、門扉の取付工数を大幅に削
減することができ、門扉の取付け作業に手間がかゝら
ず、しかも素人でも取付作業が可能であり、かつ取付精
度を確実に出すことができる。
【0039】また上記門柱、門扉および連結部材は、通
常アルミニウム押出形材製であり、かついずれも厚みが
薄いため、ヒンジ部の軽量化を果たし得るとともに、門
扉の取付部分には、従来ような鋼製丁番が現れて見えな
いため、外観が非常にきれいであり、美観を向上し得
る。 さらに、この発明によれば、門扉が閉じている状
態、すなわち門柱に対し連結部材を介して組み合わせら
れた門扉が回転する前の状態においては、連結部材の第
4ヒンジ構成部の第2案内部が、第2ヒンジ構成部の第
2案内部嵌込み用凹部内に収められていて、門柱の後壁
の後面と、第1ヒンジ構成部の右方張出部の後面と、連
結部材の第4ヒンジ構成部の第2案内部の後面と、門扉
のヒンジ構成部材の角筒形中空部の後壁の後面とが、平
面よりみて略一直線状に配置されているから、門扉の取
付状態の美観を向上し得るものであるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分省略要部水平断面図
で、門扉が閉じた状態を示している。
【図2】同要部拡大水平断面図で、門扉が閉じた状態を
示している。
【図3】同要部拡大水平断面図で、門扉が外方に90°
開いた状態を示している。
【図4】同要部拡大水平断面図で、門扉が内方に90°
開いた状態を示している。
【符号の説明】
A 中心点 B 中心点 1 門柱 1a 右側壁 1b 後壁 2 第1ヒンジ構成部 3 第1案内部 4 右方張出部 4a 先端部 5 ヒンジ 6 段状突部 7 断面凹弧状案内面 8 開口部 9 第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部 11 門扉 11a 側枠部材 12 第2ヒンジ構成部 13 左方張出部 14 凸面部 15 門扉側ヒンジ構成部材15a 角筒形の中空部 15A 角筒形中空部の後壁 15B 角筒形中空部の左側壁 16 第2係合部 17 断面略円弧形端面 18 開口部 19 第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部20 第2案内部嵌込み用凹部 21 連結部材 22 第3ヒンジ構成部 23 左方張出部 24 凸面部 26 第1係合部 27 断面略円弧形端面 28 開口部 29 第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 32 第4ヒンジ構成部 33 第2案内部 34 右方張出部 34a 先端部 36 段状突部 37 断面凹弧状案内面 38 開口部 39 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−185881(JP,A) 実開 昭53−65235(JP,U) 実開 昭64−31883(JP,U) 実開 平2−98184(JP,U) 実開 平4−130535(JP,U) 特公 昭44−9405(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/00 - 11/04 E05D 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門柱(1) に設けられた第1ヒンジ構成部
    (2) と、門扉(11)のヒンジ構成部材(15)に設けられた第
    2ヒンジ構成部(12)と、門柱(1) および門扉(11)を連結
    する連結部材(21)の一側に設けられかつ門柱(1) の第1
    ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた第3ヒンジ構成部
    (22)と、同連結部材(21)の他側に設けられかつ門扉(11)
    の第2ヒンジ構成部(12)に組み合わせられた第4ヒンジ
    構成部(32)とよりなるヒンジ(5) を備えており、門柱
    (1) に対して門扉(11)が連結部材(21)を介して略180
    °開閉自在となされている門扉の取付装置であって、門
    柱(1) の第1ヒンジ構成部(2) が、門柱(1) の右側壁(1
    a)後端より左方にのびかつ内側に断面略90°の角度に
    相当する円弧形の案内面を有する第1案内部(3) と、門
    柱(1) の後壁(1b)右端より右方にのびる右方張出部(4)
    とを有していて、第1ヒンジ構成部(2) 内に、右方に向
    かって開口した開口部(8) を有する第3ヒンジ構成部嵌
    込み用凹部(9) が設けられ、かつ右方張出部(4) の先端
    寄り部分の前側に段状凸部(6) が設けられて、段状凸部
    (6) の内側に断面凹弧状案内面(7) が設けられ、連結部
    材(21)の第3ヒンジ構成部(22)が、前側に断面略90°
    の角度に相当する円弧形を有する凸面部(24)を備えた左
    方張出部(23)と、左方張出部(23)の先端寄り部分から後
    方突出状に設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面
    略円弧形の端面(27)を有する第1係合部(26)とによって
    構成されて、この第3ヒンジ構成部(22)の内側に、後方
    に向かって開口した開口部(28)を有する第1ヒンジ構成
    部一部嵌込み用凹部(29)が設けられており、門扉(11)の
    ヒンジ構成部材(15)に設けられた第2ヒンジ構成部(12)
    が、門扉(11)のヒンジ構成部材(15)の角筒形の中空部(1
    5a) の左側壁(15B) より左方にのびかつ後側に断面略9
    0°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(14)を備え
    た左方張出部(13)と、左方張出部(13)の先端寄り部分か
    ら前方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心とする
    断面略円弧形の端面(17)を有する第2係合部(16)とによ
    って構成されて、この第2ヒンジ構成部(12)の内側に、
    前方に向かって開口した開口部(18)を有する第4ヒンジ
    構成部一部嵌込み用凹部(19)が設けられるとともに、ヒ
    ンジ構成部材(15)の角筒形の中空部(15a) の左側壁(15
    B) と、第2ヒンジ構成部(12)の左方張出部(13)とによ
    って画された第2案内部嵌込み用凹部(20)が形成されて
    おり、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)が、連結部
    材(21)より右方にのびかつ内側に断面略90°の角度に
    相当する円弧形の案内面を有する第2案内部(33)と、連
    結部材(21)より右方にのびる右方張出部(34)とによって
    構成されて、第4ヒンジ構成部(32)内に、右方に向かっ
    て開口した開口部(38)を有する第2ヒンジ構成部嵌込み
    用凹部(39)が設けられ、かつ右方張出部(34)の先端寄り
    部分の後側に段状凸部(36)が設けられて、段状凸部(36)
    の内側に、上記第2係合部(16)の断面略円弧形の端面(1
    7)の一部が嵌まり合う凹弧状案内面(37)が設けられてお
    り、門柱(1) に対し連結部材(21)を介して組み合わせら
    れた門扉(11)が回転する前の状態では、門柱(1)の第1
    ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に、連結部材(21)の第3
    ヒンジ構成部(22)が収められて、第3ヒンジ構成部(22)
    側の第1係合部(26)先端の断面略円弧形の端面(27)が、
    第1ヒンジ構成部(2) 側の段状凸部(6) に係り合わせら
    れ、かつ門扉(11)のヒンジ構成部材(15)に設けられた第
    2ヒンジ構成部(12)が、連結部材(21)の第4ヒンジ構成
    部(32)の凹部(39)内に収められて、第2ヒンジ構成部(1
    2)側の第2係合部(16)先端の断面略円弧形の端面(17)
    が、第4ヒンジ構成部(32)側の段状凸部(36)に係り合わ
    せられ、さらに、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)
    の第2案内部(33)が、第2ヒンジ構成部(12)の第2案内
    部嵌込み用凹部(20)内に収められていて、門柱(1) の後
    壁(1b)の後面と、第1ヒンジ構成部(2) の右方張出部
    (4) の後面と、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)の
    第2案内部(33)の後面と、門扉(11)のヒンジ構成部材(1
    5)の角筒形中空部(15a) の後壁(15A) の後面とが平面よ
    りみて略一直線状に配置されており、連結部材(21)に対
    して門扉(11)が、これの第2ヒンジ構成部(12)の係合部
    (16)先端の断面略円弧形の端面(17)の中心点(B) を中心
    として揺動し、門扉(11)が連結部材(21)に対して前方に
    略90°回転した状態では、第2ヒンジ構成部(12)の凹
    部(19)内に、第4ヒンジ構成部(32)の右方張出部(34)の
    先端部(34a) が収められて、第2ヒンジ構成部(12)の第
    2係合部(16)と第4ヒンジ構成部(32)の右方張出部(34)
    とが相互に係り合わせられて、門扉(11)およびヒンジ構
    成部材(15)が、門柱(1) の右側壁(1a)に沿うものとなさ
    れ、門扉(11)と連結部材(21)が一緒に、門柱(1) に対し
    て第3ヒンジ構成部(22)の係合部(26)先端の断面略円弧
    形の端面(27)の中心点(A) を中心として揺動し、門扉(1
    1)が連結部材(21)と共に門柱(1) に対して後方に略90
    °回転した状態では、第ヒンジ構成部(22)の凹部(29)
    内に、第ヒンジ構成部(2) 方張出部(4) の先端部
    (4a)が収められて、第1ヒンジ構成部(2) の右方張出部
    (4)と第3ヒンジ構成部(22)の第1係合部(26)とが相互
    に係り合わせられるようになされている、門扉の取付装
    置。
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