JP2920351B2 - アコーディオン式扉の開閉装置 - Google Patents

アコーディオン式扉の開閉装置

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JP2920351B2
JP2920351B2 JP6256564A JP25656494A JP2920351B2 JP 2920351 B2 JP2920351 B2 JP 2920351B2 JP 6256564 A JP6256564 A JP 6256564A JP 25656494 A JP25656494 A JP 25656494A JP 2920351 B2 JP2920351 B2 JP 2920351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アコーディオン式扉
の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アコーディオン式扉を構成する例
えば3枚のパネルを隣り合うもの同士相互に略180°
揺動自在に連結するには、鋼製の丁番が用いられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
丁番を用いたアコーディオン式扉では、その組立て作業
が面倒で、非常に手間がかゝるとともに、不慣れな作業
者では、パネルの連結精度を出すのが難しく、いわゆる
芯ずれにより扉の開閉がスムーズでなくなる不具合を生
じるという問題があった。またパネルの連結部分の外面
に多数の丁番が現れて見えるため、外観が非常に悪いと
いう問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、パネルの揺動兼連結機構を簡素化し、パネル
の組立て作業が簡単で、手間がかゝらず、しかも隣り合
うパネル同士を精度よく連結しかつ揺動せしめることが
できて、扉の開閉をスムーズに行なうことができるうえ
に、美観を向上し得る、アコーディオン式扉の開閉装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、アコーディオン式扉を構成しかつそ
れぞれ押出形材製の枠部材を有する少なくとも3枚のパ
ネルのうち、第1パネルに対して第2パネルが押出形材
製の第1連結部材を介して前方に略180°揺動自在に
連結され、この第2パネルに対して第3パネルが押出形
材製の第2連結部材を介して後方に略180°揺動自在
に連結されているアコーディオン式扉の開閉装置であっ
て、第1パネルの左枠部材の接続側縁部に、前方に開口
した凹溝を有する第1左側ヒンジ構成部が設けられ、凹
溝の左側壁部の前縁部に右方に伸びる係合部が設けら
れ、該凹溝内に開口右側縁より左側壁部の基部に至る横
断面円弧状の案内面が設けられ、凹溝の左側壁部の後側
縁部に左方に伸びる張出部が設けられ、第2パネルの右
枠部材の接続側縁部に、前方に開口した凹溝を有する第
2右側ヒンジ構成部が設けられ、凹溝の開口右側縁部に
左方に伸びる係合部が設けられ、該凹溝内に開口左側縁
より右側壁部の基部に至る横断面円弧状の案内面が設け
られ、凹溝の右側壁部の後側縁部に右方に伸びる張出部
が設けられ、第1パネルの左枠部材と第2パネルの右枠
部材との間に配置された略帯板状の第1連結部材の右側
縁部に右方後向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部と
これの先端部に連なる左向き折返し状係合部とを有する
右側ヒンジ構成部が設けられるとともに、同連結部材の
左側縁部に左方後向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲
部とこれの先端部に連なる右向き折返し状係合部とを有
する左側ヒンジ構成部が設けられており、第1連結部材
の右側ヒンジ構成部の左向き折返し状係合部が第1パネ
ル左枠部材の凹溝内に嵌め入れられて、係合部が凹溝の
開口左側縁部の係合部に係り合わせられるとともに、第
1連結部材の左側ヒンジ構成部の右向き折返し状係合部
が第2パネル右枠部材の凹溝内に嵌め入れられて、係合
部が凹溝の開口右側縁部の係合部に係り合わせられ、第
1パネルと第1連結部材とが相対的に略90°揺動する
さいに第1連結部材の右側ヒンジ構成部の先端が第1パ
ネル左枠部材側凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内さ
れ、第1連結部材と第2パネルとが相対的に略90°揺
動するさいに第1連結部材の左側ヒンジ構成部の先端が
第2パネル右枠部材側凹溝内の横断面円弧状の案内面に
案内されるようになされ、第1パネルと第2パネルとが
略180°開いた状態では、第1パネル左枠部材の左方
に伸びる張出部の先端と第2パネル右枠部材の右方に伸
びる張出部の先端とが突き合わせられており、また、上
記第1パネルの左枠部材の第1左側ヒンジ構成部の凹溝
左側壁部の高さの所要箇所と、第2パネルの第2右側ヒ
ンジ構成部の凹溝右側壁部の高さの所要箇所とには、そ
れぞれ切欠きが設けられていて、これらの切欠きに抜止
め部材が嵌め入れられ、抜止め部材の左右両側には張出
部が設けられるとともに、抜止め部材にねじ孔が設けら
れ、抜止め部材を保持した第1パネルの第1左側ヒンジ
構成部と第2パネルの第2右側ヒンジ構成部に対して、
第1連結部材が嵌め合わせられて、抜止め部材の左右張
出部が、第1連結部材の右側ヒンジ構成部の左向き折返
し状係合部と、同左側ヒンジ構成部の右向き折返し状係
合部との内側に嵌め合わせられ、抜止め部材が第1連結
部材の内側に収められた状態で、ねじ孔内の止めねじが
ねじ込まれることにより、止めねじの先端部が第1連結
部材の内面に圧接せしめられ、その反力で、抜止め部材
の左右両張出部が、第1連結部材の左向き折返し状係合
部と同右向き折返し状係合部とに内側から圧接せしめら
れて、抜止め部材が第1連結部材に固定されており、
2パネルの左枠部材の接続側縁部に、後方に開口した凹
溝を有する第2左側ヒンジ構成部が設けられ、凹溝の左
側壁部の後縁部に右方に伸びる係合部が設けられ、該凹
溝内に開口右側縁より左側壁部の基部に至る横断面円弧
状の案内面が設けられ、凹溝の左側壁部の前側縁部に左
方に伸びる張出部が設けられ、第3パネルの右枠部材の
接続側縁部に、後方に開口した凹溝を有する第3右側ヒ
ンジ構成部が設けられ、凹溝の右側壁部の後縁部に左方
に伸びる係合部が設けられ、該凹溝内に開口左側縁より
右側壁部の基部に至る横断面円弧状の案内面が設けら
れ、凹溝の右側壁部の前側縁部に右方に伸びる張出部が
設けられ、第2パネルの左枠部材と第3パネルの枠部材
との間に配置された略帯板状の連結部材の右側縁部に右
方前向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部とこれの先
端部に連なる左向き折返し状係合部とを有する右側ヒン
ジ構成部が設けられるとともに、同連結部材の左側縁部
に左方前向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部とこれ
の先端部に連なる右向き折返し状係合部とを有する左側
ヒンジ構成部が設けられ、第2連結部材の右側ヒンジ構
成部の左向き折返し状係合部が第2パネル左枠部材の凹
溝内に嵌め入れられて、係合部が凹溝の開口左側縁部の
係合部に係り合わせられるとともに、第2連結部材の左
側ヒンジ構成部の右向き折返し状係合部が第3パネル右
枠部材の凹溝内に嵌め入れられて、係合部が凹溝の開口
右側縁部の係合部に係り合わせられ、第2パネルと第2
連結部材とが相対的に略90°揺動するさいに第2連結
部材の右側ヒンジ構成部の先端が第2パネル左枠部材側
凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内され、第2連結部
材と第3パネルとが相対的に略90°揺動するさいに第
2連結部材の左側ヒンジ構成部の先端が第3パネル右枠
部材側凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内され、第2
パネルと第3パネルとが略180°開いた状態では、第
2パネル左枠部材の左方に伸びる張出部の先端と第3パ
ネル右枠部材の右方に伸びる張出部の先端とが突き合わ
せられるようになされ、また、上記第2パネルの左枠部
材の第2左側ヒンジ構成部の凹溝左側壁部の高さの所要
箇所と、第3パネルの第3右側ヒンジ構成部の凹溝右側
壁部の高さの所要箇所とには、それぞれ切欠きが設けら
れていて、これらの切欠きに抜止め部材が嵌め入れら
れ、抜止め部材の左右両側には張出部が設けられるとと
もに、抜止め部材にねじ孔が設けられ、抜止め部材を保
持した第2パネルの第2左側ヒンジ構成部と第3パネル
の第3右側ヒンジ構成部に対して、第2連結部材が嵌め
合わせられて、抜止め部材の左右張出部が、第2連結部
材の右側ヒンジ構成部の左向き折返し状係合部と、同左
側ヒンジ構成部の右向き折返し状係合部との内側に嵌め
合わせられ、抜止め部材が第2連結部材の内側に収めら
れた状態で、ねじ孔内の止めねじがねじ込まれることに
より、止めねじの先端部が第2連結部材の内面に圧接せ
しめられ、その反力で、抜止め部材の左右両張出部が、
第2連結部材の左向き折返し状係合部と同右向き折返し
状係合部とに内側から圧接せしめられて、抜止め部材が
第2連結部材に固定されている、アコーディオン式扉の
開閉装置を要旨としている。
【0006】
【作用】上記アコーディオン式扉の開閉装置において、
アコーディオン式扉を構成する例えば3枚のパネルのう
ち、第1パネルに対して第2パネルが押出形材製の第1
連結部材を介して前方に略180°揺動自在に連結さ
れ、この第2パネルに対して第3パネルが押出形材製の
第2連結部材を介して後方に略180°揺動自在に連結
されている。
【0007】すなわち、上記第1パネルと第2パネルの
連結部分では、第1連結部材の右側ヒンジ構成部の左向
き折返し状係合部が第1パネル左枠部材の凹溝内に嵌め
入れられて、該係合部が凹溝の開口左側縁部の係合部に
係り合わせられるとともに、第1連結部材の左側ヒンジ
構成部の右向き折返し状係合部が第2パネル右枠部材の
凹溝内に嵌め入れられて、該係合部が凹溝の開口右側縁
部の係合部に係り合わせられている。
【0008】第1パネルと第2パネルとを第1連結部材
を介して前側に折り畳むとき、一方の第1パネルと第1
連結部材が相対的に略90°揺動し、第1連結部材と第
2パネルが相対的に略90°揺動する。
【0009】前者の揺動のさいに第1連結部材の右側ヒ
ンジ構成部の先端が、これの左向き折返し状係合部の左
端を回転芯(A点)として回動するようにして第1パネ
ル左枠部材の凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内され
る。後者の揺動のさいに第1連結部材の左側ヒンジ構成
部の先端が、これの右向き折返し状係合部の右端を回転
芯(B点)として回動するようにして第2パネル右枠部
材の凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内される。
【0010】また、上記第2パネルと第3パネルの連結
部分では、第2連結部材の右側ヒンジ構成部の左向き折
返し状係合部が第2パネル左枠部材の凹溝内に嵌め入れ
られて、係合部が凹溝の開口左側縁部の係合部に係り合
わせられるとともに、第2連結部材の左側ヒンジ構成部
の右向き折返し状係合部が第3パネル右枠部材の凹溝内
に嵌め入れられて、係合部が凹溝の開口右側縁部の係合
部に係り合わせられている。
【0011】そして、第2パネルと第3パネルとを第2
連結部材を介して後側に折り畳むとき、一方の第2パネ
ルと第2連結部材が相対的に略90°揺動し、この第2
連結部材と第3パネルが相対的に略90°揺動する。
【0012】前者の揺動のさいに第2連結部材の右側ヒ
ンジ構成部の先端が、これの左向き折返し状係合部の左
端を回転芯(C点)として回動するようにして第2パネ
ル左枠部材の凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内され
る。後者の揺動のさいに第2連結部材の左側ヒンジ構成
部の先端が、これの右向き折返し状係合部の右端を回転
芯(D点)として回動するようにして第3パネル右枠部
材の凹溝内の横断面円弧状の案内面に案内されるもので
ある。
【0013】従って、上記アコーディオン式扉の開閉装
置によれば、3枚のパネルが、相互に隣り合うもの同士
押出形材製の連結部材を介して略180°揺動自在に連
結されているので、各パネルの揺動兼連結機構が簡素化
されており、またパネルの組立ては、隣り合うパネルの
枠部材のヒンジ構成部に連結部材をスライドさせながら
嵌め合わせるだけで良いので、素人でも簡単に行なうこ
とができ、パネルの連結作業に手間がかゝらず、しかも
隣り合うパネル同士を精度よく連結しかつ揺動せしめる
ことができて、開閉をスムーズに行なうことができる。
【0014】そのうえ、隣り合うパネルの枠部材同士
が、相互間に押出形材製の連結部材を介して揺動自在に
連結されているので、従来の丁番を用いることなく、外
観が非常にきれいであり、美観を向上し得る。
【0015】また、上記第1パネルの左枠部材と第2パ
ネルの右枠部材とを連結する第1連結部材に、抜止め部
材が取り付けられている。すなわち、第1パネルの左枠
部材の第1左側ヒンジ構成部の凹溝左側壁部の高さの所
要箇所と、第2パネルの第2右側ヒンジ構成部の凹溝右
側壁部の高さの所要箇所とには、それぞれ切欠きが設け
られていて、これらの切欠きに抜止め部材が嵌め入れら
れ、抜止め部材の左右 両側には張出部が設けられるとと
もに、抜止め部材にねじ孔が設けられ、抜止め部材を保
持した第1パネルの第1左側ヒンジ構成部と第2パネル
の第2右側ヒンジ構成部に対して、第1連結部材が嵌め
合わせられて、抜止め部材の左右張出部が、第1連結部
材の右側ヒンジ構成部の左向き折返し状係合部と、同左
側ヒンジ構成部の右向き折返し状係合部との内側に嵌め
合わせられ、抜止め部材が第1連結部材の内側に収めら
れた状態で、ねじ孔内の止めねじがねじ込まれることに
より、止めねじの先端部が第1連結部材の内面に圧接せ
しめられ、その反力で、抜止め部材の左右両張出部が、
第1連結部材の左向き折返し状係合部と同右向き折返し
状係合部とに内側から圧接せしめられて、抜止め部材が
第1連結部材に固定されている。
【0016】また同様に、上記第2パネルの左枠部材と
第3パネルの右枠部材とを連結する第2連結部材に、抜
止め部材が取り付けられている。
【0017】上記のように、連結部材に対する抜止め部
材の取付けは、簡単かつ確実に行なうことができ、しか
も図7からも明らかなように、パネルの組立てのさいの
連結部材のスライドによる嵌合のさまたげにはならな
い。また連結部材および止めねじは、外部から全く見え
ず、パネルの組立て後の外観が非常にすぐれている。
【0018】なお、上記アコーディオン式扉は、パネル
が3枚連結されたものについて説明したが、パネルは4
枚以上連結されても、もちろん良い。
【0019】また、各パネルの枠部材および連結部材
は、通常、アルミニウム押出形材製であるが、これに限
らず、これらはその他の金属、あるいは硬質の合成樹脂
によりつくられていても良い。
【0020】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0021】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の下側、後とは同上側をいゝ、ま
た左とは同図の左側、右とは同右側をいうものとする。
【0022】まず図1において、アコーディオン式扉
(1) は、アルミニウム押出形材製の枠部材をそれぞれ有
する4枚のパネル(11)(21)(51)(71)と、相互に隣り合う
パネル同士を折畳み自在すなわち略180°揺動自在に
連結するアルミニウム押出形材製の略帯板状の3つの連
結部材(30)(60)(80)とによって構成されていて、建物の
出入口の左右対向壁部(10)(20)の間に装備されている。
なお、アコーディオン式扉(1) の第1パネル(11)は、左
側対向壁部(10)に固定されたアルミニウム押出形材製の
扉吊元取付部材(82)に、同じくアルミニウム押出形材製
の吊元側連結部材(81)を介して前方に略180°揺動自
在に連結されている。
【0023】アコーディオン式扉(1) を構成する4枚の
パネル(11)(21)(51)(71)のうち、第1パネル(11)と第2
パネル(21)が前側に折畳み得るように第1連結部材(30)
を介して略180°揺動自在に連結され、この第2パネ
ル(21)と第3パネル(51)とが後側に折畳み得るように第
2連結部材(60)を介して略180°揺動自在に連結さ
れ、第3パネル(51)と第4パネル(71)とが前側に折畳み
得るように第3連結部材(80)を介して略180°揺動自
在に連結されている。また第1パネル(11)は、左側対向
壁部(10)に固定されたアルミニウム押出形材製の扉吊元
取付部材(82)に、同じくアルミニウム押出形材製の吊元
側連結部材(81)を介して前方に略180°揺動自在に連
結されている。
【0024】なお、図示は省略したが、右側対向壁部(2
0)には、アコーディオン式扉(1) の先端部(第4パネル
(71)の左側縁部)を着脱自在に止める止め金具が取り付
けられている。
【0025】つぎに、第1パネル(11)と第2パネル(21)
の連結部分の詳細を示す図2において、第1パネル(11)
の接続縁部のアルミニウム押出形材製の左枠部材(12)は
横断面略コ形で、これの接続側壁部(13)に、前方に開口
した凹溝(16)を有する第1左側ヒンジ構成部(14)が設け
られ、凹溝(16)の左側壁部(17)の前縁部に右方に伸びる
係合部(15)が設けられ、該凹溝(16)内に開口右側縁より
左側壁部(17)の基部に至る横断面円弧状の案内面(18)が
設けられている。なお、凹溝(16)の開口右側縁より前側
の左枠部材接続側壁部(13)の外面(13a) は、平坦面とな
されている。また凹溝(16)の左側壁部(17)の後側縁部に
左方に伸びる張出部(19)が設けられている。
【0026】第2パネル(21)の接続縁部のアルミニウム
押出形材製の右枠部材(22)は横断面略コ形で、これの接
続側壁部(13)に、前方に開口した凹溝(26)を有する第2
右側ヒンジ構成部(24)が設けられ、凹溝(26)の開口右側
縁部に左方に伸びる係合部(25)が設けられ、該凹溝(26)
内に開口左側縁より右側壁部(27)の基部に至る横断面円
弧状の案内面(28)が設けられている。なお、凹溝(26)の
開口左側縁より前側の枠部材接続側壁部(23)の外面(23
a) は、平坦面となされている。また凹溝(26)の右側壁
部(27)の後側縁部に右方に伸びる張出部(29)が設けられ
ている。
【0027】第1パネル(11)の左枠部材(12)と第2パネ
ル(21)の右枠部材(22)との間に配置された略帯板状の第
1連結部材(30)の幅中央部の前面(30a) は平坦である。
またこの第1連結部材(30)の右側縁部に右方後向きに曲
がった横断面略円弧状の屈曲部(33)とこれの先端部に連
なる左向き折返し状係合部(35)とを有する右側ヒンジ構
成部(31)が設けられている。ここで、横断面略円弧状の
屈曲部(33)は、上記第1パネル(11)の左枠部材(12)にお
ける横断面円弧状の案内面(18)と略同じ曲率半径を有し
ている。また、同連結部材(30)の左側縁部に左方後向き
に曲がった横断面略円弧状の屈曲部(34)とこれの先端部
に連なる右向き折返し状係合部(37)とを有する左側ヒン
ジ構成部(32)が設けられている。ここで、横断面略円弧
状の屈曲部(34)は、上記第2パネル(21)の右枠部材(22)
における横断面円弧状の案内面(28)と略同じ曲率半径を
有している。
【0028】そして、第1連結部材(30)の右側ヒンジ構
成部(31)の左向き折返し状係合部(35)が第1パネル左枠
部材(12)の凹溝(16)内に嵌め入れられて、係合部(35)が
凹溝(16)の開口左側縁部の係合部(15)に係り合わせられ
るとともに、第1連結部材(30)の左側ヒンジ構成部(32)
の右向き折返し状係合部(37)が第2パネル右枠部材(22)
の凹溝(26)内に嵌め入れられて、係合部(37)が凹溝(26)
の開口右側縁部の係合部(25)に係り合わせられている。
【0029】図1と図2に示すように、第1パネル(11)
と第2パネル(21)とが略180°開いた状態では、第1
パネル左枠部材(12)の左方に伸びる張出部(19)の先端と
第2パネル右枠部材(22)の右方に伸びる張出部(29)の先
端とが突き合わせられている。
【0030】また図5と図6に示すように、上記アコー
ディオン式扉(1) の第1パネル(11)と第2パネル(21)と
を第1連結部材(30)を介して前側に折り畳むとき、一方
の第1パネル(11)と第1連結部材(30)とが相対的に略9
0°揺動し、他方の第2パネル(21)と第1連結部材(30)
とが相対的に略90°揺動する。
【0031】前者の揺動のさいには、第1連結部材(30)
の右側ヒンジ構成部(31)の先端が、これの左向き折返し
状係合部(35)の右端を回転芯(A点)として回動するよ
うにして第1パネル左枠部材側凹溝(16)内の横断面円弧
状の案内面(18)に案内される。また後者の揺動のさいに
は、第1連結部材(30)の左側ヒンジ構成部(32)の先端
が、これの右向き折返し状係合部(37)の右端を回転芯
(B点)として回動するようにして第2パネル右枠部材
側凹溝(26)内の横断面円弧状の案内面(28)に案内され、
第1パネル(11)と第2パネル(21)とが第1連結部材(30)
を介して折り畳まれる。
【0032】このとき、略帯板状の第1連結部材(30)の
右側ヒンジ構成部(31)が第1パネル(11)の第1左側ヒン
ジ構成部(14)の凹溝(16)内に丁度嵌まり合うとともに、
第1連結部材(30)の幅中央部の平坦状の前面(30a) が、
両パネル(11)(21)の枠部材接続側壁部(13)(23)の平坦状
外面(13a)(23a)に当接せしめられ、さらに第1連結部材
(30)の左側ヒンジ構成部(32)が第2パネル(21)の第2右
側ヒンジ構成部(24)の凹溝(26)内に丁度嵌まり合ってい
る。
【0033】つぎに図3は、第2パネル(21)と第3パネ
ル(51)の連結部分の詳細を示すもので、同図において、
第2パネル(21)の左枠部材(42)は横断面略コ形で、これ
の接続側壁部(43)に、後方に開口した凹溝(46)を有する
第2左側ヒンジ構成部(44)が設けられ、凹溝(46)の左側
壁部(47)の後縁部に右方に伸びる係合部(45)が設けら
れ、該凹溝(46)内に開口右側縁より左側壁部(47)の基部
に至る横断面円弧状の案内面(48)が設けられている。な
お、凹溝(46)の開口右側縁より前側の左枠部材接続側壁
部(43)の外面(43a) は、平坦面となされている。また凹
溝(46)の左側壁部(47)の前側縁部に左方に伸びる張出部
(49)が設けられている。
【0034】一方、第3パネル(51)の接続縁部のアルミ
ニウム押出形材製の右枠部材(52)は横断面略コ形で、こ
れの接続側壁部(53)に、後方に開口した凹溝(56)を有す
る第3右側ヒンジ構成部(54)が設けられ、凹溝(56)の右
側壁部(57)の後縁部に左方に伸びる係合部(55)が設けら
れ、該凹溝(56)内に開口左側縁より右側壁部(57)の基部
に至る横断面円弧状の案内面(58)が設けられている。な
お、凹溝(56)の開口左側縁より前側の枠部材接続側壁部
(53)の外面(53a) は、平坦面となされている。また凹溝
(56)の右側壁部(57)の前側縁部に右方に伸びる張出部(5
9)が設けられている。
【0035】第2パネル(21)の左枠部材(42)と第3パネ
ル(51)の右枠部材(52)との間に配置された略帯板状の第
2連結部材(60)の幅中央部の後面(60a) は平坦である。
またこの第2連結部材(60)の右側縁部に、右方前向きに
曲がった横断面略円弧状の屈曲部(63)とこれの先端部に
連なる左向き折返し状係合部(65)とを有する右側ヒンジ
構成部(61)が設けられている。ここで、横断面略円弧状
の屈曲部(63)は、上記第2パネル(21)の左枠部材(22)に
おける横断面円弧状の案内面(28)と略同じ曲率半径を有
している。また、同連結部材(60)の左側縁部に左方前向
きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部(64)とこれの先端
部に連なる右向き折返し状係合部(67)とを有する左側ヒ
ンジ構成部(62)が設けられている。ここで、横断面略円
弧状の屈曲部(64)は、上記第3パネル(51)の右枠部材(5
2)における横断面円弧状の案内面(58)と略同じ曲率半径
を有している。
【0036】そして、第2連結部材(60)の右側ヒンジ構
成部(61)の左向き折返し状係合部(65)が第2パネル側凹
溝(46)内に嵌め入れられて、係合部(65)が凹溝(46)の開
口左側縁部の係合部(45)に係り合わせられるとともに、
第2連結部材(60)の左側ヒンジ構成部(62)の右向き折返
し状係合部(67)が第3パネル側凹溝(56)内に嵌め入れら
れて、係合部(67)が凹溝(56)の開口右側縁部の係合部(5
5)に係り合わせられている。
【0037】図1と図3に示すように、第2パネル(21)
と第3パネル(51)とが略180°開いた状態では、第2
パネル左枠部材(42)の左方に伸びる張出部(49)の先端と
第3パネル右枠部材(52)の右方に伸びる張出部(59)の先
端とが突き合わせられている。
【0038】図6に示すように、上記アコーディオン式
扉(1) の第2パネル(21)と第3パネル(51)とを第2連結
部材(60)を介して後側に折り畳むとき、一方の第2パネ
ル(21)と第2連結部材(60)とが相対的に略90°揺動
し、他方の第3パネル(51)と第2連結部材(60)とが相対
的に略90°揺動する。
【0039】前者の揺動のさいには、第2連結部材(60)
の右側ヒンジ構成部(61)の先端が、これの左向き折返し
状係合部(65)の左端を回転芯(C点)として回動するよ
うにして第2パネル左枠部材側凹溝(46)内の横断面円弧
状の案内面(48)に案内される。また後者の揺動のさいに
は、第2連結部材(60)の左側ヒンジ構成部(62)の先端
が、これの右向き折返し状係合部(67)の右端を回転芯
(D点)として回動するようにして第3パネル右枠部材
側凹溝(56)内の横断面円弧状の案内面(58)に案内され、
第2パネル(21)と第3パネル(51)とが第2連結部材(60)
を介して折り畳まれる。
【0040】このとき、略帯板状の第2連結部材(60)の
右側ヒンジ構成部(61)が第2パネル(21)の第2左側ヒン
ジ構成部(44)の凹溝(46)内に丁度嵌まり合うとともに、
第2連結部材(60)の幅中央部の平坦状の前面(60a) が、
両パネル(21)(51)の枠部材接続側壁部(43)(53)の平坦状
外面(43a)(53a)に当接せしめられ、さらに第2連結部材
(60)の左側ヒンジ構成部(62)が第3パネル(51)の第2右
側ヒンジ構成部(54)の凹溝(56)内に丁度嵌まり合ってい
る。
【0041】なお、詳細な図示は省略したが、第3パネ
ル(51)と第4パネル(71)の連結部分の構成は、上記第1
パネル(11)と第2パネル(21)の連結部分の構成と全く同
様である。
【0042】すなわち、図1と図6に示すように、第3
パネル(51)の左枠部材(70)の左側ヒンジ構成部が、第1
パネル(11)の左枠部材(12)の第1左側ヒンジ構成部(14)
に対応し、第4パネル(71)の右枠部材(72)の右側ヒンジ
構成部が、第2パネル(21)の右枠部材(22)の第2右側ヒ
ンジ構成部(24)に対応する。また第3パネル(51)の左枠
部材(70)と第4パネル(71)の右枠部材(72)との間に配置
された略帯板状の第3連結部材(80)の構成は、上記第1
連結部材(30)の構成と全く同様である。
【0043】従って図2と図5において、第1パネル(1
1)に対する第3パネル(51)、第2パネル(21)に対する第
4パネル(71)、および第1連結部材(30)に対する第3連
結部材(80)の符号を、それぞれ括弧書きで付記した。
【0044】ここで、図6に示すように、アコーディオ
ン式扉(1) の第3パネル(51)と第4パネル(71)とを第3
連結部材(80)を介して前側に折り畳むときの作用は、上
記第1パネル(11)と第2パネル(21)とを第1連結部材(3
0)を介して前側に折り畳むさいの作用と全く同様であ
り、一方の第3パネル(51)と第3連結部材(80)とが相対
的に略90°揺動し、他方、第4パネル(71)と第3連結
部材(80)とが相対的に略90°揺動する。
【0045】つぎに図4は、建物出入口の左側対向壁部
(10)に固定された扉吊元取付部材(82)に、アコーディオ
ン式扉(1) の第1パネル(11)が、吊元側連結部材(81)を
介して後方に略90〜180°揺動自在に取り付けられ
ている部分の詳細を示すものである。
【0046】同図において、扉吊元取付部材(82)は、そ
の平坦な取付基部(83)がねじ(89)によって左側対向壁部
(10)に固定されている外は、上記図3の第2パネル(21)
の左枠部材(42)とほゞ同様の構成を有している。
【0047】すなわち、扉吊元取付部材(82)には、後方
に開口した凹溝(86)を有するヒンジ構成部(84)が設けら
れ、凹溝(86)の左側壁部(87)の後縁部に右方に伸びる係
合部(85)が設けられ、該凹溝(86)内に開口右側縁より左
側壁部(87)の基部に至る横断面円弧状の案内面(88)が設
けられている。なお、凹溝(86)の開口右側縁より前側の
取付基部(83)の外面(83a) は、平坦面となされている。
また凹溝(86)の左側壁部(87)の前側縁部に左方に伸びる
張出部(89)が設けられている。
【0048】一方、図4に示す第1パネル(11)の接続縁
部のアルミニウム押出形材製の右枠部材(2) の構成は、
上記図3の第3パネル(51)の右枠部材(52)の構成と全く
同様であるので、図4の右枠部材(2) において図3の右
枠部材(52)と同じ部分には、同一の符号を付した。
【0049】つぎに、図4に示す扉吊元取付部材(82)と
第1パネル(11)の右枠部材(2) との間に配置された略帯
板状の吊元側連結部材(81)の構成は、上記図3の第2連
結部材(60)の構成と全く同様であるので、図4の吊元側
連結部材(81)において図3の第2連結部材(60)と同じ部
分には、同一の符号を付した。
【0050】なお、図6に示すように、上記アコーディ
オン式扉(1) の第1パネル(11)を扉吊元取付部材(82)に
対し、吊元側連結部材(81)を介して後側に折り畳むとき
は、一方の第1パネル(11)と吊元側連結部材(81)とが相
対的に略90°揺動し、吊元側連結部材(81)は扉吊元取
付部材(82)に対して略90°揺動するが、そのときの作
用は、第2パネル(21)と第3パネル(51)とを第2連結部
材(60)を介して後側に折り畳むときの作用とほゞ同様で
あるので、その作用の説明は省略する。
【0051】図7と図8は、第1パネル(11)の左枠部材
(12)と第2パネル(21)の右枠部材(22)とを連結する第1
連結部材(30)に、抜止め部材(91)を取り付けた状態を示
すものである。
【0052】同図において、第1パネル(11)の左枠部材
(12)の第1左側ヒンジ構成部(14)の凹溝左側壁部(17)の
高さの所要箇所と、第2パネル(21)の第2右側ヒンジ構
成部(24)の凹溝右側壁部(27)の高さの所要箇所とに、そ
れぞれ切欠き(90)(90)が設けられていて、これらの切欠
き(90)(90)に、合成樹脂製の抜止め部材(91)が嵌め入れ
られている。
【0053】抜止め部材(91)の左右両側には張出部(92)
(92)が設けられていて、これらの張出部(92)(92)が、第
1連結部材(30)の右側ヒンジ構成部(31)の左向き折返し
状係合部(35)と、同左側ヒンジ構成部(32)の右向き折返
し状係合部(37)との内側に嵌め合わせられている。抜止
め部材(91)の幅中央部にねじ孔(93)が設けられ、このね
じ孔(93)に止めねじ(94)がねじ込まれている。
【0054】この抜止め部材(91)の取付けは、第1パネ
ル(11)の第1左側ヒンジ構成部(14)および第2パネル(2
1)の第2右側ヒンジ構成部(24)の切欠き(90)(90)に抜止
め部材(91)が嵌め入れられ、かつ同抜止め部材(91)が第
1連結部材(30)の内側に収められた状態で、ねじ孔(93)
内の止めねじ(94)をねじ込むことにより、止めねじ(94)
の先端部が第1連結部材(30)の中央部内面に圧接せしめ
られ、その反力で、抜止め部材(91)の左右両張出部(92)
(92)が、第1連結部材(30)の左向き折返し状係合部(35)
と同右向き折返し状係合部(37)とに内側から圧接せしめ
られて、抜止め部材(91)が第1連結部材(30)に固定され
るものである。
【0055】なお、図示は省略したが、他の第2および
第3連結部材(60)(80)、並びに吊元側連結部材(81)にも
上記抜止め部材(91)が、第1連結部材(30)の場合と全く
同様に、取り付けられるものである。
【0056】例えば、第2連結部材(60)に上記抜止め部
材(91)が取り付けられるには、第1連結部材(30)の場合
と全く同様に、第2パネル(21)の左枠部材(42)の第2左
側ヒンジ構成部(44)の凹溝左側壁部(47)の高さの所要箇
所と、第3パネル(51)の第3右側ヒンジ構成部(54)の凹
溝右側壁部(57)の高さの所要箇所とには、それぞれ切欠
き(90)(90)が設けられていて、これらの切欠き(90)(90)
に抜止め部材(91)が嵌め入れられ、抜止め部材(91)の左
右両側には張出部(92)(92)が設けられるとともに、抜止
め部材(91)にねじ孔(93)が設けられ、抜止め部材(91)を
保持した第2パネル(21)の第2左側ヒンジ構成部(44)と
第3パネル(51)の第3右側ヒンジ構成部(54)に対して、
第2連結部材(60)が嵌め合わせられて、抜止め部材(91)
の左右張出部(92)(92)が、第2連結部材(60)の右側ヒン
ジ構成部(61)の左向き折返し状係合部(65)と、同左側ヒ
ンジ構成部(62)の右向き折返し状係合部(67)との内側に
嵌め合わせられ、抜止め部材(91)が第2連結部材(60)の
内側に収められた状態で、ねじ孔(93)内の止めねじ(94)
がねじ込まれることにより、止めねじ(94)の先端部が第
2連結部材(60)の内面に圧接せしめられ、その反力で、
抜止め部材(91)の左右両張出部(92)(92)が、第2連結部
材(60)の左向き折返し状係合部(65)と同右向き折返し状
係合部(67)とに内側から圧接せしめられて、抜止め部材
(91)が第2連結部材(60)に固定されている(図3と図7
参照。なお図3の上下を逆に見れば、図7に対応す
る)。
【0057】上記において、アコーディオン式扉(1) を
組み立てるには、例えば図7と図8に示すように、まず
第1パネル(11)の第1左側ヒンジ構成部(14)および第2
パネル(21)の第2右側ヒンジ構成部(24)の切欠き(90)(9
0)に抜止め部材(91)を嵌め入れる。つぎに、こうして抜
止め部材(91)を保持した第1パネル(11)の第1左側ヒン
ジ構成部(14)と第2パネル(21)の第2右側ヒンジ構成部
(24)に対して、第1連結部材(30)を上からスライドさせ
ながら嵌め合わせ、抜止め部材(91)のねじ孔(93)内の止
めねじ(94)をねじ込んで、抜止め部材(91)を第1連結部
材(30)に固定して、第1パネル(11)と第2パネル(21)の
組立てを終了する。
【0058】つぎに、同様に、第2パネル(21)と第3パ
ネル(51)とを第2連結部材(60)を介して組み立てるとと
もに、第3パネル(51)と第4パネル(71)とを第3連結部
材(80)を介して組み立てて、アコーディオン式扉(1) の
組立てを完了する。
【0059】そして、このアコーディオン式扉(1) を建
物出入口の左側対向壁部(10)に取り付けるには、左側対
向壁部(10)に固定された扉吊元取付部材(82)に、第1パ
ネル(11)の右枠部材(2) を吊元側連結部材(81)を介して
上記の場合と同様に取り付ければ、良い。
【0060】図1〜図4に示すように、アコーディオン
式扉(1) の相互に隣り合うパネル同士がそれぞれ略18
0°開いた状態では、隣り合うパネルの枠部材の張出部
(19)と(29)の先端同士、張出部(49)と(59)の先端同士、
張出部(89)と(59)の先端同士がそれぞれ互いに突き合わ
せられている。従って隣り合うパネルの枠部材同士の間
に隙間を生じることがなく、密閉性にすぐれているもの
である。
【0061】つぎに図6に示すように、上記アコーディ
オン式扉(1) を折り畳むとき、第1パネル(11)と第2パ
ネル(21)とが第1連結部材(30)を介して前側に折り畳ま
れ、第2パネル(21)と第3パネル(51)とが第2連結部材
(60)を介して後側に折り畳まれ、第3パネル(51)と第4
パネル(71)とが第3連結部材(80)を介して前側に折り畳
まれ、さらに建物出入口の左側対向壁部(10)に固定され
た扉吊元取付部材(82)に対し、第1パネル(11)が吊元側
連結部材(81)を介して後側に折り畳まれる。
【0062】このように、上記アコーディオン式扉(1)
によれば、4枚のパネル(11)(21)(51)(71)が、相互に隣
り合うもの同士互いに連結部材(30)(60)(80)を介して揺
動自在に連結されているので、パネル(11)(21)(51)(71)
の揺動兼連結機構が簡素化されており、パネル(11)(21)
(51)(71)の組立ては、相互に隣り合うパネルの枠部材の
ヒンジ構成部に、それぞれ連結部材(30)(60)(80)をスラ
イドさせながら嵌め合わせるだけで良いため、素人でも
アコーディオン式扉(1) の組立て作業を簡単に行なうこ
とができ、パネルの連結作業に手間がかゝらず、しかも
パネル同士の連結精度を確実に出すことができて、開閉
をスムーズに行なうことができる。また、パネルの連結
に、従来の丁番を全く使用しないため、外観が非常に優
れている。
【0063】また実施例では、アコーディオン式扉(1)
を、建物出入口の左側対向壁部(10)に固定された扉吊元
取付部材(82)に取り付ける場合も、第1パネル(11)の右
枠部材(2) のヒンジ構成部に、吊元側連結部材(81)をス
ライドさせながら嵌め合わせるだけで良いため、上記の
場合と同様に、取付作業が簡単で、しかも連結精度を確
実に出すことができ、開閉がスムーズであるとともに、
外観が優れているものである。
【0064】なお、上記実施例において、連結部材(30)
(60)(80)(81)はパネル(11)(21)(51)(71)の枠部材に対し
てそれぞれ全長にわたって取り付けるのが好ましいが、
短尺(短い長さ)の連結部材(30)(60)(80)(81)を数個取
り付けるようにしても良く、この点は限定されない。
【0065】記アコーディオン式扉(1) は、連結部材
(30)(60)(80)(81)を、扉(1) の前側および後側に交互に
配置して、4つのパネル(11)(21)(51)(71)を連結してい
るが、パネルの個数には制限はなく、アコーディオン式
扉(1) は、少なくとも3つのパネル(11)(21)(51)と、隣
り合うパネルの連結部分において扉(1) の前側および後
側に交互に配置される少なくとも2つの連結部材(30)(6
0)とによって構成されておれば良い。
【0066】また、アコーディオン式扉(1) の第1パネ
ル(11)の、建物出入口の左側対向壁部(10)に対する固定
手段も上記実施例のものに限らず、その他の構造の固定
手段により取り付けられていても良いものである。
【0067】また、上記実施例では、この発明によるア
コーディオン式扉(1) が、建物の出入口の左右対向壁部
(10)(20)の間に装備されて使用されているが、その他、
アコーディオン式扉(1) は、例えばガレージの左右に対
向する支柱等に取り付けられて使用されるものである。
【0068】
【発明の効果】この発明は、上述のように、アコーディ
オン式扉を構成しかつそれぞれ押出形材製の枠部材を有
する少なくとも3枚のパネルのうち、第1パネルに対し
て第2パネルが押出形材製の第1連結部材を介して前方
に略180°揺動自在に連結され、この第2パネルに対
して第3パネルが押出形材製の第2連結部材を介して後
方に略180°揺動自在に連結されているアコーディオ
ン式扉の開閉装置であって、第1パネルの左枠部材の接
続側縁部に、前方に開口した凹溝を有する第1左側ヒン
ジ構成部が設けられ、凹溝の左側壁部の前縁部に右方に
伸びる係合部が設けられ、該凹溝内に開口右側縁より左
側壁部の基部に至る横断面円弧状の案内面が設けられ、
凹溝の左側壁部の後側縁部に左方に伸びる張出部が設け
られ、第2パネルの右枠部材の接続側縁部に、前方に開
口した凹溝を有する第2右側ヒンジ構成部が設けられ、
凹溝の開口右側縁部に左方に伸びる係合部が設けられ、
該凹溝内に開口左側縁より右側壁部の基部に至る横断面
円弧状の案内面が設けられ、凹溝の右側壁部の後側縁部
に右方に伸びる張出部が設けられ、第1パネルの左枠部
材と第2パネルの右枠部材との間に配置された略帯板状
の第1連結部材の右側縁部に右方後向きに曲がった横断
面略円弧状の屈曲部とこれの先端部に連なる左向き折返
し状係合部とを有する右側ヒンジ構成部が設けられると
ともに、同連結部材の左側縁部に左方後向きに曲がった
横断面略円弧状の屈曲部とこれの先端部に連なる右向き
折返し状係合部とを有する左側ヒンジ構成部が設けられ
ており、第1連結部材の右側ヒンジ構成部の左向き折返
し状係合部が第1パネル左枠部材の凹溝内に嵌め入れら
れて、係合部が凹溝の開口左側縁部の係合部に係り合わ
せられるとともに、第1連結部材の左側ヒンジ構成部の
右向き折返し状係合部が第2パネル右枠部材の凹溝内に
嵌め入れられて、係合部が凹溝の開口右側縁部の係合部
に係り合わせられ、第1パネルと第1連結部材とが相対
的に略90°揺動するさいに第1連結部材の右側ヒンジ
構成部の先端が第1パネル左枠部材側凹溝内の横断面円
弧状の案内面に案内され、第1連結部材と第2パネルと
が相対的に略90°揺動するさいに第1連結部材の左側
ヒンジ構成部の先端が第2パネル右枠部材側凹溝内の横
断面円弧状の案内面に案内されるようになされ、第1パ
ネルと第2パネルとが略180°開いた状態では、第1
パネル左枠部材の左方に伸びる張出部の先端と第2パネ
ル右枠部材の右方に伸びる張出部の先端とが突き合わせ
られており、また、上記第1パネルの左枠部材の第1左
側ヒンジ構成部の凹溝左側壁部の高さの所要箇所と、第
2パネルの第2右側ヒンジ構成部の凹溝右側壁部の高さ
の所要箇所とには、それぞれ切欠きが設けられていて、
これらの切欠きに抜止め部材が嵌め入れられ、抜止め部
材の左右両側には張出部が設けられるとともに、抜止め
部材にねじ孔が設けられ、抜止め部材を保持した第1パ
ネルの第1左側ヒンジ構成部と第2パネルの第2右側ヒ
ンジ構成部に対して、第1連結部材が嵌め合わせられ
て、抜止め部材の左右張出部が、第1連結部材の右側ヒ
ンジ構成部の左向き折返し状係合部と、同左側ヒンジ構
成部の右向き折返し状係合部との内側に嵌め合わせら
れ、抜止め部材が第1連結部材の内側に収められた状態
で、ねじ孔内の止めねじがねじ込まれることにより、止
めねじの先端部が第1連結部材の内面に圧接せしめら
れ、その反力で、抜止め部材の左右両張出部が、第1連
結部材の左向き折返し状係合部と同右向き折返し状係合
部とに内側から圧接せしめられて、抜止め部材が第1連
結部材に固定されており、第2パネルの左枠部材の接続
側縁部に、後方に開口した凹溝を有する第2左側ヒンジ
構成部が設けられ、凹溝の左側壁部の後縁部に右方に伸
びる係合部が設けられ、該凹溝内に開口右側縁より左側
壁部の基部に至る横断面円弧状の案内面が設けられ、凹
溝の左側壁部の前側縁部に左方に伸びる張出部が設けら
れ、第3パネルの右枠部材の接続側縁部に、後方に開口
した凹溝を有する第3右側ヒンジ構成部が設けられ、凹
溝の右側壁部の後縁部に左方に伸びる係合部が設けら
れ、該凹溝内に開口左側縁より右側壁部の基部に至る横
断面円弧状の案内面が設けられ、凹溝の右側壁部の前側
縁部に右方に伸びる張出部が設けられ、第2パネルの左
枠部材と第3パネルの枠部材との間に配置された略帯板
状の連結部材の右側縁部に右方前向きに曲がった横断面
略円弧状の屈曲部とこれの先端部に連なる左向き折返し
状係合部とを有する右側ヒンジ構成部が設けられるとと
もに、同連結部材の左側縁部に左方前向きに曲がった横
断面略円弧状の屈曲部とこれの先端部に連なる右向き折
返し状係合部とを有する左側ヒンジ構成部が設けられ、
第2連結部材の右側ヒンジ構成部の左向き折返し状係合
部が第2パネル左枠部材の凹溝内に嵌め入れられて、係
合部が凹溝の開口左側縁部の係合部に係り合わせられる
とともに、第2連結部材の左側ヒンジ構成部の右向き折
返し状係合部が第3パネル右枠部材の凹溝内に嵌め入れ
られて、係合部が凹溝の開口右側縁部の係合部に係り合
わせられ、第2パネルと第2連結部材とが相対的に略9
0°揺動するさいに第2連結部材の右側ヒンジ構成部の
先端が第2パネル左枠部材側凹溝内の横断面円弧状の案
内面に案内され、第2連結部材と第3パネルとが相対的
に略90°揺動するさいに第2連結部材の左側ヒンジ構
成部の先端が第3パネル右枠部材側凹溝内の横断面円弧
状の案内面に案内され、第2パネルと第3パネルとが略
180°開いた状態では、第2パネル左枠部材の左方に
伸びる張出部の先端と第3パネル右枠部材の右方に伸び
る張出部の先端とが突き合わせられるようになされ、ま
た、上記第2パネルの左枠部材の第2左側ヒンジ構成部
の凹溝左側壁部の高さの所要箇所と、第3パネルの第3
右側ヒンジ構成部の凹溝右側壁部の高さの所要箇所とに
は、それぞれ切欠きが設けられていて、これらの切欠き
に抜止め部材が嵌め入れられ、抜止め部材の左右両側に
は張出部が設けられるとともに、抜止め部材にねじ孔が
設けられ、抜止め部材を保持した第2パネルの第2左側
ヒンジ構成部と第3パネルの第3右側ヒンジ構成部に対
して、第2連結部材が嵌め合わせられて、抜止め部材の
左右張出部が、第2連結部材の右側ヒンジ構成部の左向
き折返し状係合部と、同左側ヒンジ構成部の右向き折返
し状係合部との内側に嵌め合わせられ、抜止め部材が第
2連結部材の内側に収められた状態で、ねじ孔内の止め
ねじがねじ込まれることにより、止めねじの先端部が第
2連結部材の内面に圧接せしめられ、その反力で、抜止
め部材の左右両張出部が、第2連結部材の左向き折返し
状係合部と同右向き折返し状係合部とに内側から圧接せ
しめられて、抜止め部材が第2連結部材に固定されてい
るもので、この発明のアコーディオン式扉の開閉装置に
よれば、少なくとも3枚のパネルが、相互に隣り合うも
の同士押出形材製の連結部材を介して略180°揺動自
在に連結されているので、各パネルの揺動兼連結機構が
簡素化されており、またパネルの組立ては、隣り合うパ
ネルの枠部材に連結部材をスライドさせながら嵌め入れ
るだけで良いため、素人でも簡単に行なうことができ、
パネルの連結作業に手間がかゝらず、しかも隣り合うパ
ネル同士を精度よく連結しかつ揺動せしめることができ
て、アコーディオン式扉の開閉をスムーズに行なうこと
ができる。
【0069】そのうえ、隣り合うパネルの枠部材同士
が、相互間に押出形材製の連結部材を介して略180°
揺動自在に連結されているので、従来の丁番を用いるこ
となく、外観が非常にきれいであり、美観を向上し得
る。
【0070】また、上記第1パネルの左枠部材と第2パ
ネルの右枠部材とを連結する第1連結部材に、抜止め部
材が取り付けられ、また同様に、上記第2パネルの左枠
部材と第3パネルの右枠部材とを連結する第2連結部材
に、抜止め部材が取り付けられており、このような連結
部材に対する抜止め部材の取付けは、簡単かつ確実に行
なうことができ、しかもパネルの組立てのさいの連結部
材のスライドによる嵌合のさまたげにはならない。また
連結部材および止めねじは、外部から全く見えず、パネ
ルの組立て後の外観が非常にすぐれている。
【0071】また、アコーディオン式扉の相互に隣り合
うパネル同士がそれぞれ略180°開いた状態では、隣
り合うパネルの枠部材の張出部の先端同士がそれぞれ互
いに突き合わせられ、従って隣り合うパネルの枠部材同
士の間に隙間を生じることがなく、密閉性にすぐれてい
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すアコーディオン式扉全
体の取付状態の概略平面図で、全部の扉構成パネルが開
いた状態を示している。
【図2】同アコーディオン式扉の第1パネルと第2パネ
ルの連結部分の要部拡大断面図で、両パネルが開いた状
態を示している。
【図3】同アコーディオン式扉の第2パネルと第3パネ
ルの連結部分の要部拡大断面図で、両パネルが開いた状
態を示している。
【図4】同アコーディオン式扉の第1パネルと扉吊元取
付部材の連結部分の要部拡大断面図である。
【図5】図2と同じ要部拡大断面図で、両パネルが折り
畳まれた状態を示している。
【図6】図1のアコーディオン式扉全体の取付状態の概
略平面図で、全部の扉構成パネルが折り畳まれた状態を
示している。
【図7】図2と同じ要部拡大断面図で、連結部材に取り
付けられた抜止め部材が示されている。
【図8】連結部材に抜止め部材を取り付ける状態を示す
部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 アコーディオン式扉 11 第1パネル 12 左枠部材 14 第1左側ヒンジ構成部 15 係合部 16 凹溝 17 右側壁部 18 横断面円弧状の案内面 21 第2パネル 22 右枠部材 24 第2右側ヒンジ構成部 25 係合部 26 凹溝 27 左側壁部 28 横断面円弧状の案内面 30 略帯板状の第1連結部材 31 右側ヒンジ構成部 32 左側ヒンジ構成部 33 横断面略円弧状の屈曲部 34 横断面略円弧状の屈曲部 35 左向き折返し状係合部 37 右向き折返し状係合部 42 左枠部材 44 第2左側ヒンジ構成部 45 係合部 46 凹溝 47 左側壁部 48 横断面円弧状の案内面 51 第3パネル 52 右枠部材 54 第3右側ヒンジ構成部 55 係合部 56 凹溝 57 右側壁部 58 横断面円弧状の案内面 60 第2連結部材 61 右側ヒンジ構成部 62 左側ヒンジ構成部 63 横断面略円弧状の屈曲部 64 横断面略円弧状の屈曲部 65 左向き折返し状係合部 67 右向き折返し状係合部90 切欠き 91 抜止め部材 92 張出部 93 ねじ孔 94 止めねじ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 1/04 E06B 3/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アコーディオン式扉(1) を構成しかつそ
    れぞれ押出形材製の枠部材(12)(22)(42)(52)を有する少
    なくとも3枚のパネル(11)(21)(51)のうち、第1パネル
    (11)に対して第2パネル(21)が押出形材製の第1連結部
    材(30)を介して前方に略180°揺動自在に連結され、
    この第2パネル(21)に対して第3パネル(51)が押出形材
    製の第2連結部材(60)を介して後方に略180°揺動自
    在に連結されているアコーディオン式扉の開閉装置であ
    って、第1パネル(11)の左枠部材(12)の接続側縁部に、
    前方に開口した凹溝(16)を有する第1左側ヒンジ構成部
    (14)が設けられ、凹溝(16)の左側壁部(17)の前縁部に右
    方に伸びる係合部(15)が設けられ、該凹溝(16)内に開口
    右側縁より左側壁部(17)の基部に至る横断面円弧状の案
    内面(18)が設けられ、凹溝(16)の左側壁部(17)の後側縁
    部に左方に伸びる張出部(19)が設けられ、第2パネル(2
    1)の右枠部材(22)の接続側縁部に、前方に開口した凹溝
    (26)を有する第2右側ヒンジ構成部(24)が設けられ、凹
    溝(26)の開口右側縁部に左方に伸びる係合部(25)が設け
    られ、該凹溝(26)内に開口左側縁より右側壁部(27)の基
    部に至る横断面円弧状の案内面(28)が設けられ、凹溝(2
    6)の右側壁部(27)の後側縁部に右方に伸びる張出部(29)
    が設けられ、第1パネル(11)の左枠部材(12)と第2パネ
    ル(21)の右枠部材(22)との間に配置された略帯板状の第
    1連結部材(30)の右側縁部に右方後向きに曲がった横断
    面略円弧状の屈曲部(33)とこれの先端部に連なる左向き
    折返し状係合部(35)とを有する右側ヒンジ構成部(31)が
    設けられるとともに、同連結部材(30)の左側縁部に左方
    後向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部(34)とこれの
    先端部に連なる右向き折返し状係合部(37)とを有する左
    側ヒンジ構成部(32)が設けられており、第1連結部材(3
    0)の右側ヒンジ構成部(31)の左向き折返し状係合部(35)
    が第1パネル左枠部材(12)の凹溝(16)内に嵌め入れられ
    て、係合部(35)が凹溝(16)の開口左側縁部の係合部(15)
    に係り合わせられるとともに、第1連結部材(30)の左側
    ヒンジ構成部(32)の右向き折返し状係合部(37)が第2パ
    ネル右枠部材(22)の凹溝(26)内に嵌め入れられて、係合
    部(37)が凹溝(26)の開口右側縁部の係合部(25)に係り合
    わせられ、第1パネル(11)と第1連結部材(30)とが相対
    的に略90°揺動するさいに第1連結部材(30)の右側ヒ
    ンジ構成部(31)の先端が第1パネル左枠部材側凹溝(16)
    内の横断面円弧状の案内面(18)に案内され、第1連結部
    材(30)と第2パネル(21)とが相対的に略90°揺動する
    さいに第1連結部材(30)の左側ヒンジ構成部(32)の先端
    が第2パネル右枠部材側凹溝(26)内の横断面円弧状の案
    内面(28)に案内されるようになされ、第1パネル(11)と
    第2パネル(21)とが略180°開いた状態では、第1パ
    ネル左枠部材(12)の左方に伸びる張出部(19)の先端と第
    2パネル右枠部材(22)の右方に伸びる張出部(29)の先端
    とが突き合わせられており、また、上記第1パネル(11)
    の左枠部材(12)の第1左側ヒンジ構成部(14)の凹溝左側
    壁部(17)の高さの所要箇所と、第2パネル(21)の第2右
    側ヒンジ構成部(24)の凹溝右側壁部(27)の高さの所要箇
    所とには、それぞれ切欠き(90)(90)が設けられていて、
    これらの切欠き(90)(90)に抜止め部材(91)が嵌め入れら
    れ、抜止め部材(91)の左右両側には張出部(92)(92)が設
    けられるとともに、抜止め部材(91)にねじ孔(93)が設け
    られ、抜止め部材(91)を保持した第1パネル(11)の第1
    左側ヒンジ構成部(14)と第2パネル(21)の第2右側ヒン
    ジ構成部(24)に対して、第1連結部材(30)が嵌め合わせ
    られて、抜止め部材(91)の左右張出部(92)(92)が、第1
    連結部材(30)の右側ヒンジ構成部(31)の左向き折返し状
    係合部(35)と、同左側ヒンジ構成部(32)の右向き折返し
    状係合部(37)との内側に嵌め合わせられ、抜止め部材(9
    1)が第1連結部材(30)の内側に収められた状態で、ねじ
    孔(93)内の止めねじ(94)がねじ込まれることにより、止
    めねじ(94)の先端部が第1連結部材(30)の内面に圧接せ
    しめられ、その反力で、抜止め部材(91)の左右両張出部
    (92)(92)が、第1連結部材(30)の左向き折返し状係合部
    (35)と同右向き折返し状係合部(37)とに内側から圧接せ
    しめられて、抜止め部材(91)が第1連結部材(30)に固定
    されており、第2パネル(21)の左枠部材(42)の接続側縁
    部に、後方に開口した凹溝(46)を有する第2左側ヒンジ
    構成部(44)が設けられ、凹溝(46)の左側壁部(47)の後縁
    部に右方に伸びる係合部(45)が設けられ、該凹溝(46)内
    に開口右側縁より左側壁部(47)の基部に至る横断面円弧
    状の案内面(48)が設けられ、凹溝(46)の左側壁部(47)の
    前側縁部に左方に伸びる張出部(49)が設けられ、第3パ
    ネル(51)の右枠部材(52)の接続側縁部に、後方に開口し
    た凹溝(56)を有する第3右側ヒンジ構成部(54)が設けら
    れ、凹溝(56)の右側壁部(57)の後縁部に左方に伸びる係
    合部(55)が設けられ、該凹溝(56)内に開口左側縁より右
    側壁部(57)の基部に至る横断面円弧状の案内面(58)が設
    けられ、凹溝(56)の右側壁部(57)の前側縁部に右方に伸
    びる張出部(59)が設けられ、第2パネル(21)の左枠部材
    (42)と第3パネル(51)の枠部材(52)との間に配置された
    略帯板状の第2連結部材(60)の右側縁部に右方前向きに
    曲がった横断面略円弧状の屈曲部(63)とこれの先端部に
    連なる左向き折返し状係合部(65)とを有する右側ヒンジ
    構成部(61)が設けられるとともに、同連結部材(60)の左
    側縁部に左方前向きに曲がった横断面略円弧状の屈曲部
    (64)とこれの先端部に連なる右向き折返し状係合部(67)
    とを有する左側ヒンジ構成部(62)が設けられ、第2連結
    部材(60)の右側ヒンジ構成部(61)の左向き折返し状係合
    部(65)が第2パネル左枠部材(42)の凹溝(46)内に嵌め入
    れられて、係合部(65)が凹溝(46)の開口左側縁部の係合
    部(45)に係り合わせられるとともに、第2連結部材(60)
    の左側ヒンジ構成部(62)の右向き折返し状係合部(67)が
    第3パネル右枠部材(52)の凹溝(56)内に嵌め入れられ
    て、係合部(67)が凹溝(56)の開口右側縁部の係合部(55)
    に係り合わせられ、第2パネル(21)と第2連結部材(60)
    とが相対的に略90°揺動するさいに第2連結部材(60)
    の右側ヒンジ構成部(61)の先端が第2パネル左枠部材側
    凹溝(46)内の横断面円弧状の案内面(48)に案内され、第
    2連結部材(60)と第3パネル(51)とが相対的に略90°
    揺動するさいに第2連結部材(60)の左側ヒンジ構成部(6
    2)の先端が第3パネル右枠部材側凹溝(56)内の横断面円
    弧状の案内面(58)に案内され、第2パネル(21)と第3パ
    ネル(51)とが略180°開いた状態では、第2パネル左
    枠部材(42)の左方に伸びる張出部(49)の先端と第3パネ
    ル右枠部材(52)の右方に伸びる張出部(59)の先端とが突
    き合わせられるようになされ、また、上記第2パネル(2
    1)の左枠部材(42)の第2左側ヒンジ構成部(44)の凹溝左
    側壁部(47)の高さの所要箇所と、第3パネル(51)の第3
    右側ヒンジ構成部(54)の凹溝右側壁部(57)の高さの所要
    箇所とには、それぞれ切欠き(90)(90)が設けられてい
    て、これらの切欠き(90)(90)に抜止め部材(91)が嵌め入
    れられ、抜止め部材(91)の左右両側には張出部(92)(92)
    が設けられるとともに、抜止め部材(91)にねじ孔(93)が
    設けられ、抜止め部材(91)を保持した第2パネル(21)の
    第2左側ヒンジ構成部(44)と第3パネル(51)の第3右側
    ヒンジ構成部(54)に対して、第2連結部材(60)が嵌め
    わせられて、抜止め部材(91)の左右張出部(92)(92)が、
    第2連結部材(60)の右側ヒンジ構成部(61)の左向き折返
    し状係合部(65)と、同左側ヒンジ構成部(62)の右向き折
    返し状係合部(37)との内側に嵌め合わせられ、抜止め部
    材(91)が第2連結部材(60)の内側に収められた状態で、
    ねじ孔(93)内の止めねじ(94)がねじ込まれることによ
    り、止めねじ(94)の先端部が第2連結部材(60)の内面に
    圧接せしめられ、その反力で、抜止め部材(91)の左右両
    張出部(92)(92)が、第2連結部材(60)の左向き折返し状
    係合部(65)と同右向き折返し状係合部(67)とに内側から
    圧接せしめられて、抜止め部材(91)が第2連結部材(60)
    に固定されている、アコーディオン式扉の開閉装置。
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