JP2000045610A - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

Info

Publication number
JP2000045610A
JP2000045610A JP10216581A JP21658198A JP2000045610A JP 2000045610 A JP2000045610 A JP 2000045610A JP 10216581 A JP10216581 A JP 10216581A JP 21658198 A JP21658198 A JP 21658198A JP 2000045610 A JP2000045610 A JP 2000045610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
front door
door panel
hinge component
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10216581A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Teranaka
一志 寺中
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Kunio Okubo
国男 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKURIKU ALUMINUM KK
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
HOKURIKU ALUMINUM KK
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKURIKU ALUMINUM KK, Showa Aluminum Corp filed Critical HOKURIKU ALUMINUM KK
Priority to JP10216581A priority Critical patent/JP2000045610A/ja
Publication of JP2000045610A publication Critical patent/JP2000045610A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内・屋外用の収納ケースについて、前面扉
パネルの揺動取付機構を簡素化して、前面扉パネルの取
付工数を削減する。収納ケースを構成する左右側面パネ
ルと後面パネルを、従来の連結ボルトおよびナットを使
用することなく、ワンタッチで結合して収納ケースの組
立て工数を大幅に削減し、かつ作業性を改善する。収納
ケースの軽量化を果し、また製造コストを低減する。 【解決手段】 収納ケース10は、中空押出形材製の左右
側面パネル1,2 と、前面扉パネル3 と、中空押出形材製
の後面パネル4 と、上下蓋板5,6 とを備えている。側面
パネルの第1ヒンジ構成部12と前面扉パネル3 の第2ヒ
ンジ構成部22との嵌め合わせにより側面パネルの前縁部
に前面扉パネル3 が揺動自在に取り付けられている。後
面パネル4 の左右両側縁部と左右側面パネル1,2 の連結
用張出部30,30 とがそれぞれ凹凸嵌合により連結されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、収納ケースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内・屋外用の収納ケースとして
は、左右側面パネルと前面扉パネルと後面パネルと上下
蓋板とを備えたものが知られているが、従来の収納ケー
スでは、前面扉パネルが左右側面パネルのうちの一方の
側面パネルの前縁部に、小型の鋼製蝶番を介して揺動自
在に取り付けられていた。また従来の収納ケースでは、
左右側面パネルと後面パネルとが連結ボルトおよびナッ
トにより結合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
収納ケースのように、前面扉パネルを側面パネルの前縁
部に、鋼製蝶番を介して取り付けるものとすると、その
取付け作業が非常に面倒で、取付け工数が多くかゝり、
かつ不慣れな作業者では、複数の蝶番の回転芯をそろえ
て、取付精度を出すのが難しいという問題があるし、ま
た汎用の蝶番を単に組み付けるだけでは、収納ケースの
開口側縁部の外面に蝶番が凹凸となって現れて見えるた
め、外観が非常に悪く、見た目に高級感が損なわれ、高
級感を出そうとすると、前面扉パネル取付部分の周囲の
加工に手間がかゝり、コスト高となるという問題があっ
た。そのうえ、蝶番は鋼製で、個々の重量が重いため、
収納ケース全体としての重量が増大するとともに、鋼製
蝶番は長期の使用により錆が発生するという問題があっ
た。
【0004】また、従来の収納ケースにおいて、左右側
面パネルと後面パネルとを連結ボルトおよびナットによ
り結合するためには、パネルにボルト挿通孔をあける必
要があるだけでなく、部品として連結ボルトおよびナッ
トを必要とし、しかもボルトを適正なトルクで締め付け
る必要があるため、組立て作業にかなりの工数を要し、
また部品費が高くつくとともに、部品の管理が非常に面
倒であり、さらに収納ケースの重量が重くなるという問
題があった。
【0005】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、収納ケースの前面扉パネルの揺動取付機構を
簡素化して、従来の鋼製蝶番の取付けが全く不要で、前
面扉パネルの取付工数を削減することができるととも
に、収納ケースを構成する左右側面パネルと後面パネル
を、従来の連結ボルトおよびナットを使用することな
く、ワンタッチで迅速に結合することができ、従って収
納ケースの組立て工数を大幅に削減することができて、
組立て作業が容易であり、かつ作業性にすぐれており、
しかも前面扉パネルの取付部分の外面および左右側面パ
ネルと後面パネルの連結部分の外面に凹凸のない円滑な
外観を得ることができて、高級感を出すことができ、ま
た前面扉パネルの開閉をスムーズに行なうことができる
とともに、相互に結合された側面パネルと後面パネルの
結合強度が大きく、耐久性にすぐれており、さらに従来
の鋼製蝶番やパネル連結ボルトおよびナットを使用しな
いため、収納ケースの軽量化を果し得るとともに、部品
費が安くつき、また煩わしい部品の管理をする必要がな
く、負担が大幅に軽減される、収納ケースを提供しよう
とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明による収納ケースは、中空押出形材製の
左右側面パネルと、前面扉パネルと、中空押出形材製の
後面パネルと、上下蓋板とを備えた収納ケースであっ
て、左右側面パネルのうちの前面扉パネルを取り付ける
べき側面パネルの前縁部に第1ヒンジ構成部が設けら
れ、前面扉パネルの左右両側縁部のうちの同側縁部に第
2ヒンジ構成部が設けられて、第1ヒンジ構成部と第2
ヒンジ構成部との嵌め合わせにより側面パネルの前縁部
に前面扉パネルが揺動自在に取り付けられ、左右側面パ
ネルの後縁部にそれぞれ後面パネル側に突出した連結用
張出部が設けられ、後面パネルの左側縁部、およびこれ
と同側の左側面パネルの連結用張出部のうちいずれか一
方に凹状嵌合部が設けられ、同他方に凸状嵌合部が設け
られるとともに、後面パネルの右側縁部、およびこれと
同側の右側面パネルの連結用張出部のうちいずれか一方
に凹状嵌合部が設けられ、同他方に凸状嵌合部が設けら
れて、後面パネルの左右両側縁部と左右側面パネルの連
結用張出部とがそれぞれ凹凸嵌合により連結されてお
り、側面パネル前縁部の第1ヒンジ構成部が、前方にの
びる前方張出部と、前方張出部の内側に設けられかつ断
面円弧形を有する案内部とによって構成されて、第1ヒ
ンジ構成部に、前方に向かって開口した開口部を有する
第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が形成され、かつ前方張
出部の先端寄り部分の内側に左方突起が設けられて、左
方突起の内側に断面凹弧状の案内面が設けられ、前面扉
パネルの第2ヒンジ構成部が、後方にのびかつ内側面が
断面円弧形の凸面部となされた後方張出部と、後方張出
部の先端寄り部分から外方に突出しかつ先端に点Aを中
心とする断面円弧形の端面 を有する係合部とによって
構成されて、第2ヒンジ構成部に、外方に向かって開口
した第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けられ、収
納ケースの前面扉パネルが閉じた状態では、前面扉パネ
ルの第2ヒンジ構成部が、側面パネル前縁部の第1ヒン
ジ構成部の凹部内に嵌め込まれて、その係合部先端の断
面円弧形の端面が、第1ヒンジ構成部側の左方突起に係
り合わせられ、前面扉パネルが、側面パネル前縁部に対
してその第2ヒンジ構成部の係合部先端の断面円弧形の
端面の中心点Aを中心として揺動した前面扉パネルの開
放状態では、第2ヒンジ構成部の 凹部内に、第1ヒン
ジ構成部の前方張出部先端の左方突起が嵌め込まれて、
係合部と左方突起とが相互に係り合わせられるようにな
され、上記左右側面パネル後縁部の連結用張出部または
後面パネルの左右両側縁部に設けられた凸状嵌合部が、
前後両側縁寄り部分に位置する一対の差込み用右向き凸
部と、これらの内側に位置しかつ先端に係合用外向き突
起を有する一対の連結用右向き凸部とよりなり、この凸
状嵌合部に対向する上記凹状嵌合部の前後両側壁の内面
に、内方に伸びる垂直突出部と、これらの先端より左方
に伸びる左方突出部と、同先端より右方に伸びかつ右方
に至るほど内向きに傾斜した右方突出部とよりなる前後
一対の係合凸部がそれぞれ設けられ、上記凹状嵌合部内
に、凸状嵌合部の一対の連結用右向き凸部が嵌め入れら
れ、両連結用右向き凸部先端の係合用外向き突起が、凹
状嵌合部内の係合凸部の右方突出部同士の間を通ってこ
れらの右方突出部により一旦内側に押しやられた後、連
結用右向き凸部の素材の弾性により復元して、該係合用
外向き突起が右方突出部の先端にそれぞれ右側から係り
合わせられ、連結用右向き凸部の両外側の差込み用右向
き凸部が、係合凸部の垂直突出部より左側の前後両側壁
部分と、係合凸部の左方突出部との間にそれぞれ形成さ
れた凹状部内に差し込まれていることを特徴としてい
る。
【0007】上記収納ケースにおいて、前面扉パネルの
第2ヒンジ構成部の後方張出部の凸面部のケース内側表
面には、摩擦抵抗を少なくするための凹部が第2ヒンジ
構成部の長手方向に設けられているのが、好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0009】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の下側、後とは同上側をいゝ、ま
た左とは同図の左側、右とは同右側をいうものとする。
【0010】図1、図2と図6を参照すると、収納ケー
ス(10)は、アルミニウム中空押出形材製の左右側面パネ
ル(1)(2)と、アルミニウム製の前面扉パネル(3) と、ア
ルミニウム中空押出形材製の後面パネル(4) と、アルミ
ニウム製の上下蓋板(5)(6)とを備えている。
【0011】前面扉パネル(3) を取り付けるべき右側面
パネル(2) の前縁部に第1ヒンジ構成部(12)が全長にわ
たって設けられ、前面扉パネル(3) の同側縁部に第2ヒ
ンジ構成部(22)を有するアルミニウム押出形材製のヒン
ジ部材(21)が全長にわたってかつボルト(25)により取り
付けられて、第1ヒンジ構成部(12)と第2ヒンジ構成部
(22)との嵌め合わせにより右側面パネル(2) の前縁部に
前面扉パネル(3) が揺動自在に取り付けられている。
【0012】一方、左右側面パネル(1)(2)の後縁部にそ
れぞれ後面パネル(4) 側に突出した連結用張出部(30)(3
0)が全長にわたって設けられ、左右側面パネル(1)(2)の
連結用張出部(30)(30)に凹状嵌合部(32)(32)がそれぞれ
全長にわたって設けられ、これに対し、後面パネル(4)
の左右両側縁部にそれぞれ凸状嵌合部(33)(33)が全長に
わたって設けられて、左右側面パネル(1)(2)の連結用張
出部(30)(30)と後面パネル(4) の左右両側縁部とがそれ
ぞれ凹凸嵌合により連結されている。なお、左右側面パ
ネル(1)(2)と後面パネル(4) との連結構造については後
述する。
【0013】図1と図3を参照すると、前面扉パネル
(3) を取り付けるヒンジ部(7) は、右側面パネル(2) 前
縁部の第1ヒンジ構成部(12)と、前面扉パネル(3) 側の
ヒンジ部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)とよりなる。
【0014】ここで、右側面パネル(2) 前縁部の第1ヒ
ンジ構成部(12)が、前方にのびる前方張出部(13)と、前
方張出部(13)より左方前側に伸びかつ内面に断面円弧形
の案内面を有する案内部(14)とによって構成されて、第
1ヒンジ構成部(12)に、前方に向かって開口した開口部
(18)を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(19)が形成
されている。また前方張出部(13)の先端寄り部分の内側
に前部左方突起(16)が設けられるとともに、該前部左方
突起(16)の後方に所定間隔をおいて後部左方突起(15)が
設けられ、前後両左方突起(16)(15)同士の間に断面凹弧
状の案内面(17)が設けられている。
【0015】これに対し、前面扉パネル(3) 側のヒンジ
部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)が、後方にのびかつ内
側面が断面円弧形の凸面部(24)となされた後方張出部(2
3)と、後方張出部(23)の先端寄り部分から外方に突出し
かつ先端に点(A) を中心とする断面円弧形の端面(27)を
有する係合部(26)とによって構成されている。なお、こ
の実施形態では、係合部(26)の先端部に横断面円形の径
大の頭部が設けられており、この頭部は、前面扉パネル
(3) が揺動するさいの軸部となされるものである。この
第2ヒンジ構成部(22)には、外方に向かって開口した第
1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(28)が設けられてい
る。
【0016】上記において、収納ケース(10)の右側面パ
ネル(2) の前縁部に、前面扉パネル(3) を取り付けるに
は、右側面パネル(2) の前縁部の第1ヒンジ構成部(12)
の凹部(19)内に、前面扉パネル(3) の第2ヒンジ構成部
(22)が挿入されるように、右側面パネル(2) の前縁部の
一端より前面扉パネル(3) のヒンジ部材(21)をスライド
させながら、両ヒンジ構成部(12)(22)を嵌め合わせれば
良い。
【0017】このような前面扉パネル(3) の取付けは、
両ヒンジ構成部(12)(22)を単に嵌め合わせるだけで良
く、かつこれらの第1ヒンジ構成部(12)を有する右側面
パネル(2) はアルミニウム中空押出形材製であり、前面
扉パネル(3) 側の第2ヒンジ構成部(22)を有するヒンジ
部材(21)はアルミニウム押出形材製であるため、素人で
も作業可能であり、前面扉パネル(3) の取付工数を大幅
に削減することができ、前面扉パネル(3) の取付け作業
に手間がかゝらず、しかも右側面パネル(2) 前縁部の第
1ヒンジ構成部(12)と前面扉パネル(3) 側の第2ヒンジ
構成部(22)を嵌め合わせるだけで、両者の回転芯をそろ
えることができ、取付精度を確実に出すことができる。
【0018】図1と図3は、収納ケース(10)の前面扉パ
ネル(3) が閉じている状態を示している。このとき、前
面扉パネル(3) のヒンジ構成部(22)が、右側面パネル
(2) の前縁部の第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に嵌
め込まれて、第2ヒンジ構成部(22)の係合部(26)先端の
断面円弧形の端面(27)が、第1ヒンジ構成部(12)の左方
突起(16)に係り合わせられている。
【0019】つぎに、収納ケース(10)の前面扉パネル
(3) の開放時には、図3に一点鎖線で示すように、前面
扉パネル(3) を右側面パネル(2) の前縁部に対して揺動
させると、前面扉パネル(3) は、右側面パネル(2) の前
縁部に対してその第2ヒンジ構成部(22)の係合部(26)先
端の断面円弧形の端面(27)の中心点(A) を中心として揺
動し、このとき、第2ヒンジ構成部(22)の後方張出部(2
3)の断面円弧形の凸面部(24)が、右側面パネル(2) の前
縁部の第1ヒンジ構成部(12)の断面円弧形の案内部(14)
の凹状案内面(14a) に沿って案内されるとともに、右側
面パネル(2) 前縁部の前方張出部(13)の先端が、第2ヒ
ンジ構成部(22)の後方張出部(23)側の凹部(28)内に入り
込み、前面扉パネル(3) の開閉がスムーズである。前面
扉パネル(3) は、右側面パネル(2) 前縁部に対し最終的
に略98°回転して開かれる。
【0020】なお、これら第1ヒンジ構成部(12)および
第2ヒンジ構成部(22)の横断面形状を、例えば前面扉パ
ネル(3) の開閉のさいの第2ヒンジ構成部(22)の後方張
出部(23)の断面円弧形の凸面部(24)と第1ヒンジ構成部
(12)の断面円弧形の案内部(14)との接触長さを短くした
り、あるいはまた長くしたりして、わずかに変更するこ
とより、前面扉パネル(3) の開放角度を例えば90〜1
20°の範囲で自由に設定することができる。
【0021】第1ヒンジ構成部(12)および第2ヒンジ構
成部(22)は、右側面パネル(2) の前縁部と前面扉パネル
(3) とに全長にわたって設けられるのが好ましいが、短
いものを所定間隔おきに数個設ける場合もあり、この点
は限定されない。
【0022】また上記収納ケース(10)では、従来の鋼製
蝶番を使用しないため、前面扉パネル(3) の全閉時に
は、扉パネル(3) の取付部分の外面に凹凸のない円滑な
外観を得ることができ、扉パネル(3) の取付部分の美観
を向上し得て、高級感を出すことができるとともに、扉
パネル(3) の開閉をスムーズに行なうことができる。
【0023】図7は、前面扉パネル(3) と右側面パネル
(2) の結合状態の変形例を示すものである。同図を参照
すると、収納ケース(10)の前面扉パネル(3) の第2ヒン
ジ構成部(22)の後方張出部(23)の凸面部(24)のケース内
側表面に、摩擦抵抗を少なくするための軽微な凹部(24
a) が第2ヒンジ構成部(22)の長手方向に設けられてい
る。これにより、前面扉パネル(3) の開閉時の揺動のさ
い、第1および第2ヒンジ構成部(12)(22)同士の接触面
積が少なくなり、かつ第2ヒンジ構成部(22)の凸面部(2
4)と第1ヒンジ構成部(12)の案内部(14)の断面円弧形の
凹状案内面(14a)との間に微小な空間部が形成され、扉
パネル(3) の開閉のさいの摩擦抵抗が小さくなって、前
面扉パネル(3) の開閉揺動が非常にスムーズである。
【0024】すなわち、上記収納ケース(10)の前面扉パ
ネル(3) のように、揺動する物体がヒンジに比べて重量
物である場合、その揺動のさいにヒンジ構成部(12)(22)
がわずかに歪み、断面円弧形の凸面部(24)に接触し、開
閉を重くしたり、その案内面を損傷したり、ヒンジ自体
の機能や外観を損なうおそれがある。これに対して、上
記のような摩擦抵抗を少なくするための軽微な凹部(24
a) を、前面扉パネル(3) の第2ヒンジ構成部(22)の凸
面部(24)のケース内側表面に設けることにより、これら
の問題を解決することができる。
【0025】つぎに、図5を参照すると、収納ケース(1
0)の前面扉パネル(3) の左側縁部には、中空状の戸当た
りゴム部材(40)が後方突出状にかつ全長にわたって取り
付けられている。これに対し、左側面パネル(1) の前縁
部は右側面パネル(2) の前縁部と同じ横断面形状を有し
ており、前面扉パネル(3) を閉じるさい、戸当たりゴム
部材(40)が、左側面パネル(1) の前縁部に設けられた嵌
込み用凹部(50)にその開口部(52)より圧入され、戸当た
りゴム部材(40)の先端部(40a) が嵌込み用凹部(50)の断
面円弧形の底壁(51)に当接せしめられるとともに、同戸
当たりゴム部材(40)の基端寄り部分が嵌込み用凹部(50)
の左右両側壁(51)(52)に係合せしめられている。
【0026】すなわち、戸当たりゴム部材(40)の左側壁
部(41)には、所定間隔をおいて左方に突出した前後一対
の突起(43)(44)が設けられている。戸当たりゴム部材(4
0)の前縁寄り部分に左右側壁部(41)(42)を連結する隔壁
(45)が設けられ、この隔壁(45)の右端部の右側壁部(42)
部分に係合突起(46)が設けられるとともに、隔壁(45)よ
り後側の右側壁部(42)部分に凹状屈曲壁部(47)が設けら
れている。
【0027】一方、左側面パネル(1) 側の嵌込み用凹部
(50)の左側壁部(53)の前端寄り部分と幅中央部に前後一
対の右方突起(55)(56)が設けられて、両右方突起(55)(5
6)同士の間に凹状部(57)が形成され、また嵌込み用凹部
(50)の右側壁部(54)の前端部に左方突起(57)が設けられ
ている。
【0028】そして、前面扉パネル(3) を閉じるさいに
は、中空状の戸当たりゴム部材(40)が変形して左側面パ
ネル(1) 前縁部の嵌込み用凹部(50)内にその開口部(52)
より圧入され、戸当たりゴム部材(40)側の前側突起(43)
が、嵌込み用凹部(50)の左側壁部(53)の凹状部(57)に嵌
め入れられて、該前側突起(43)が左側壁部(53)側の前側
右方突起(55)に係り合わせられるとともに、同戸当たり
ゴム部材(40)側の後側突起(44)が嵌込み用凹部(50)の左
側壁部(53)の内面に当接せしめられ、さらに、戸当たり
ゴム部材(40)の右側壁部(42)前端寄りの係合突起(46)が
嵌込み用凹部(50)の右側壁部(54)前端部の左方突起(57)
に係り合わせられて、戸当たりゴム部材(40)が左側面パ
ネル(1) 前縁部に結合せしめられている。
【0029】なお、図示は省略したが、前面扉パネル
(3) の左側縁部の前面には、開閉用把手や錠などが設け
られている。
【0030】ところで、前述のように、左右側面パネル
(1)(2)の後縁部にはそれぞれ後面パネル(4) 側に突出し
た連結用張出部(30)(30)が全長にわたって設けられ、左
右側面パネル(1)(2)の連結用張出部(30)(30)に凹状嵌合
部(32)(32)がそれぞれ全長にわたって設けられている。
これに対し、後面パネル(4) の左右両側縁部にはそれぞ
れ凸状嵌合部(33)(33)が全長にわたって設けられて、左
右側面パネル(1)(2)の連結用張出部(30)(30)と後面パネ
ル(4) の左右両側縁部とがそれぞれ凹凸嵌合により連結
されている。
【0031】なお、左右側面パネル(1)(2)側の連結用張
出部(30)(30)の凹状嵌合部(32)(32)と、後面パネル(4)
側の左右両凸状嵌合部(33)(33)との嵌合構造は、相互に
左右対称であるだけで、同じ構造を有するものであるの
で、以下に、一方の右側面パネル(2) の連結用張出部(3
0)の凹状嵌合部(32)と、後面パネル(4) の右側縁部の凸
状嵌合部(33)との連結構造について、図4に基づいて詳
しく説明する。
【0032】すなわち、後面パネル(4) の右側縁部に設
けられた凸状嵌合部(33)は、同パネル(4) の右端壁(31)
の幅中央部分に、先端に係合用外向き突起(34a)(34a)を
有する前後一対の板状の連結用右向き凸部(34)(34)が互
いに平行状にかつ同パネル(2) の全長にわたって設けら
れ、これら両連結用右向き凸部(34)(34)の前後両外側に
所定間隔をあけて一対の差込み用右向き凸部(35)(35)が
設けられ、さらにこれら両差込み用右向き凸部(35)(35)
の前後両外側に小さい前後一対の側壁広がり防止用突起
(29)(29)が設けられ、側壁広がり防止用突起(29)(29)の
内面に、右方に至るほど外向きに傾斜したテーパ面が設
けられている。
【0033】これに対し、右側面パネル(2) の連結用張
出部(30)の凹状嵌合部(32)の前後両側壁(36)(36)の内面
に、内方に伸びる垂直突出部(38a)(38a)と、これらの先
端より左方に伸びる左方突出部(38b)(38b)と、同先端よ
り右方に伸びかつ右方に至るほど内向きに傾斜した右方
突出部(38c)(38c)とよりなる前後一対の係合凸部(38)(3
8)がそれぞれ設けられている。また、右側面パネル(2)
側の凹状嵌合部(32)の前後両側壁(36)(36)の先端部の外
面に、右方に至るほど外向きに傾斜したテーパ面が設け
られている。
【0034】上記収納ケース(10)において、右側面パネ
ル(2) の凹状嵌合部(32)内に、後面パネル(4) の右側凸
状嵌合部(33)の前後一対の連結用右向き凸部(34)(34)を
嵌め入れると、連結用右向き凸部(34)(34)右端の係合用
外向き突起(34a)(34a)が、右側面パネル(2) の凹状嵌合
部(32)内の係合凸部(38)(38)の右方突出部(38c)(38c)同
士の間を、互いの当接面のテーパ面に沿いながら通過し
て、一旦内側に押しやられた後、板状連結用右向き凸部
(34)(34)の素材の弾性により復元して、係合凸部(38)(3
8)の右方突出部(38c)(38c)と凹状嵌合部(32)の底壁(37)
との間の空隙部内に入り込むと同時に、該係合用外向き
突起(34a)(34a)が右方突出部(38c)(38c)の先端部にそれ
ぞれ右側から係り合わせられる。
【0035】また、後面パネル(4) の凸状嵌合部(33)の
差込み用右向き凸部(35)(35)は、右側面パネル(2) の凹
状嵌合部(32)の係合凸部(38)(38)の垂直突出部(38a)(38
a)より左側の前後両側壁左半部(36a)(36a)と、係合凸部
(38)(38)の左方突出部(38b)(38b)との間にそれぞれ形成
された凹状部(39)(39)内に差し込まれる。このとき、差
込み用右向き凸部(35)(35)外面の右方内向きのテーパ面
と、前後両側壁左半部(36a)(36a)内面の右方内向きのテ
ーパ面とが当接せしめられ、これに対し、差込み用右向
き凸部(35)(35)内面と、係合凸部(38)(38)の左方突出部
(38b)(38b)とは、相互に垂直面で当接せしめられてい
る。
【0036】さらに、後面パネル(4) 側の右側凸状嵌合
部(33)の差込み用右向き凸部(35)(35)とこれの両外側の
小さい側壁広がり防止用突起(29)(29)との間の凹部に、
右側面パネル(2) 側の凹状嵌合部(32)の前後両側壁(36)
(36)の先端部が差し込まれ、両側壁広がり防止用突起(2
9)(29)内面の右方外向きテーパ面と、凹状嵌合部(32)の
前後両側壁(36)(36)の先端部外面の右方外向きテーパ面
とが当接せしめられて、両側壁広がり防止用突起(29)(2
9)と前後両側壁(36)(36)の先端部とが相互に係り合わせ
られている。
【0037】このように、右側面パネル(2) と後面パネ
ル(4) とは、両者の凹状嵌合部(32)と凸状嵌合部(33)と
を単に嵌め合わせて、凸状嵌合部(33)側の連結用右向き
凸部(34)(34)右端の係合用外向き突起(34a)(34a)を、凹
状嵌合部(32)側の係合用内向き突起(39)(39)にそれぞれ
右側から係り合わせるとともに、差込み用右向き凸部(3
5)(35)を凹状部(39)(39)内に差し込むだけで結合するこ
とができ、結局、右側面パネル(2) と後面パネル(4)
を、連結ボルトおよびナットを使用することなく、ワン
タッチで迅速に結合することができて、非常に作業性が
良く、組立て工数を大幅に削減することができて、組立
て作業が容易である。
【0038】また、凸状嵌合部(33)の一対の連結用右向
き凸部(34)(34)の係合用外向き突起(34a)(34a)と、これ
らに対応する凹状嵌合部(32)の側の係合凸部(38)(38)の
先端部との係合によって両パネル(2)(4)の左右方向の引
張り力に対する荷重を負担することができるとともに、
右側凸状嵌合部(33)の一対の差込み用右向き凸部(35)(3
5)と、これらに対応する凹状嵌合部(32)側の凹状部(39)
(39)との嵌合わせによって、さらには凸状嵌合部(33)の
側壁広がり防止用突起(29)(29)と、これらに対応するの
凹状嵌合部(32)側の前後両側壁(36)(36)の先端部との係
合わせによって、両パネル(1)(2)の前後方向の荷重を負
担することができ、結局、後面パネル(4) は、引張力や
ねじれ等の外力に対して強く、これらによる変形を確実
に防止することができる。
【0039】なお、この実施形態では、後面パネル(4)
側の凸状嵌合部(33)の差込み用右向き凸部(35)(35)が、
右側面パネル(2) 側の凹状部(39)(39)内に差し込まれる
際、右側面パネル(2) 側の前後両側壁左半部(36a)(36a)
が外側に押し広げられるが、前後両側壁(36)(36)の先端
部が両側壁広がり防止用突起(31a)(31a)に係り合うた
め、前後両側壁左半部(36a)(36a)が広がることはない。
【0040】また、後面パネル(4) の凸状嵌合部(33)の
差込み用右向き凸部(35)(35)と、右側面パネル(2) の凹
状嵌合部(32)の前後両側壁左半部(36a)(36a)とは、これ
らの右方内向きのテーパ面同士が相互に当接せしめられ
ているため、右側面パネル(2) と後面パネル(4) との連
結部分の外表面がいわゆる面一となって、平面度を大幅
に向上させることができる。
【0041】さらに、後面パネル(4) の凸状嵌合部(33)
の前後両側壁広がり防止用突起(31a)(31a)内面の右方外
向きテーパ面と、右側面パネル(2) 側の凹状嵌合部(32)
の前後両側壁(36)(36)の先端部外面の右方外向きテーパ
面とが相互に当接せしめられているため、左右側面パネ
ル(1)(2)と後面パネル(4) の連結部分の外表面に段差が
出にくゝ、かつ両パネル(1)(2)同士の間隙が見えず、外
観にすぐれている。
【0042】なお説明は省略したが、左側面パネル(1)
側の連結用張出部(30)の凹状嵌合部(32)と、後面パネル
(4) 側の凸状嵌合部(33)とは、上記右側面パネル(2) の
連結用張出部(30)の凹状嵌合部(32)と、後面パネル(4)
側の凸状嵌合部(33)との連結構造の場合と左右対称であ
るだけで、同じであるので、上記と同様にワンタッチで
結合することができて、非常に作業性が良く、組立て工
数を大幅に削減することができて、組立て作業が容易で
ある。
【0043】つぎに、図6を参照すると、収納ケース(1
0)の上下両端部には上下蓋板(5)(6)が被せられており、
各蓋板(5)(6)の内面の周縁寄り部分には、方形の内向き
凸部(8)(9)が設けられていて、これらの凸部(8)(9)が、
収納ケース(10)の上下両端部において左右側面パネル
(1)(2)と後面パネル(4) に内側から圧接せしめられるこ
とにより、上下蓋板(5)(6)が収納ケース(10)の上下両端
部に止められている。
【0044】また、第1ヒンジ構成部(12)を有する右側
面パネル(2) は、通常アルミニウム中空押出形材製であ
り、前面扉パネル(3) 側の第2ヒンジ構成部(22)を有す
るヒンジ部材(21)は、通常アルミニウム押出形材製であ
るが、これに限らず、その他の金属、あるいは硬質の合
成樹脂などの押出形材によりつくられていても良い。
【0045】また、上記実施形態において図示の収納ケ
ース(10)の前面扉パネル(3) は1枚もので、いわゆる片
開き式であるため、収納ケース(10)の右側面パネル(2)
前縁部にのみ第1ヒンジ構成部(12)が設けられ、これに
前面扉パネル(3) 側のヒンジ部材(21)の第2ヒンジ構成
部(22)が嵌め合わせられているが、前面扉パネル(3)葉
2枚ものであっていわゆる観音開き(両開き)式のもの
であっても良く、その場合には、収納ケース(10)の左右
両側面パネル(1) (2) の前縁部にそれぞれ第1ヒンジ構
成部(12)(12)が設けられて、これらの第1ヒンジ構成部
(12)(12)に、左右一対の前面扉パネル(3)(3)のそれぞれ
左側縁部と右側縁部に取り付けられたヒンジ部材(21)(2
1)の第2ヒンジ構成部(22)(22)が嵌め合わせられる。
【0046】また上記において、凹状嵌合部(32)と凸状
嵌合部(33)との嵌合は相対的なものであるので、後面パ
ネル(4) の左側縁部、およびこれと同側の左側面パネル
(1)の連結用張出部(30)のうちいずれか一方に凹状嵌合
部(32)が設けられ、同他方に凸状嵌合部(33)が設けられ
るとともに、後面パネル(4) の右側縁部、およびこれと
同側の右側面パネル(2) の連結用張出部(30)のうちいず
れか一方に凹状嵌合部(32)が設けられ、同他方に凸状嵌
合部(33)が設けられて、後面パネル(4) の左右両側縁部
と左右側面パネル(1)(2)の連結用張出部(30)(30)とがそ
れぞれ凹凸嵌合により連結されておれば良い。
【0047】
【発明の効果】この発明は、上述のように、中空押出形
材製の左右側面パネルと、前面扉パネルと、中空押出形
材製の後面パネルと、上下蓋板とを備えた収納ケースで
あって、収納ケースの右側面パネル前縁部に前面扉パネ
ルを取り付けるには、右側面パネル前縁部の第1ヒンジ
構成部と、前面扉パネル側の第2ヒンジ構成部とを単に
嵌め合わせるだけで良いので、収納ケースにおける前面
扉パネルの揺動取付機構が簡素化されており、従来の鋼
製蝶番の取付けが全く不要であり、前面扉パネルの取付
工数を削減することができて、取付け作業に手間がかゝ
らず、製作コストが安くつく。また第1および第2ヒン
ジ構成部を嵌め合わせるだけで、両者の回転芯をそろえ
ることができて、取付精度を確実に出すことができると
ともに、第1ヒンジ構成部および第2ヒンジ構成部の横
断面形状をわずかに変更することよって前面扉パネルの
開放角度を自由に設定することが可能である。そして、
前面扉パネルの開放前あるいは開放後の状態において
は、いずれも第1および第2ヒンジ構成部の引っ掛かり
部分が大きいので、結合強度が充分に大きいものであ
る。また従来の鋼製蝶番を使用しないため、前面扉パネ
ルの全閉時には、前面扉パネルの取付部分の外面に凹凸
のない円滑な外観を得ることができ、前面扉パネルの取
付部分の美観を向上し得て、高級感を出すことができる
とともに、前面扉パネルの開閉をスムーズに行なうこと
ができる。
【0048】また本発明によれば、左右側面パネルの後
縁部にそれぞれ後面パネル側に突出した連結用張出部が
設けられ、後面パネルの左側縁部、およびこれと同側の
左側面パネルの連結用張出部のうちいずれか一方に凹状
嵌合部が設けられ、同他方に凸状嵌合部が設けられると
ともに、後面パネルの右側縁部、およびこれと同側の右
側面パネルの連結用張出部のうちいずれか一方に凹状嵌
合部が設けられ、同他方に凸状嵌合部が設けられて、後
面パネルの左右両側縁部と左右側面パネルの連結用張出
部とがそれぞれ凹凸嵌合により連結されているから、左
右側面パネルと後面パネルを、連結ボルトおよびナット
を使用することなく、それぞれワンタッチで迅速に結合
することができ、従って組立て工数を大幅に削減するこ
とができて、組立て作業が容易であり、作業性にすぐれ
ている。
【0049】また、後面パネルの連結用右向き凸部の係
合用外向き突起と、右側面パネルの凹陥部内の係合凸部
の係合用内向き突起との係合によって両パネルの左右方
向の引張り力に対する荷重を負担することができ、かつ
後面パネルの両連結用右向き凸部の外側の差込み用右向
き凸部と右側面パネルの凹状部との嵌合わせによって両
パネルの前後方向からの荷重を負担することができ、後
面パネルの外力による変形を防止することができて、耐
久性にすぐれている。また収納ケースを構成するパネル
を、従来の連結ボルトおよびナットを使用することなく
結合することができるため、収納ケースの軽量化を果し
得るとともに、部品費が安くつき、また煩わしい部品の
管理をする必要がなく、負担が大幅に軽減される。しか
も左右側面パネルと後面パネルの連結部分の外面に凹凸
のない円滑な外観を得ることができて、収納ケースに高
級感を出すことができるという効果を奏する。
【0050】そして、上記収納ケースにおいて、前面扉
パネルの第2ヒンジ構成部の凸面部のケース内側表面
に、摩擦抵抗を少なくするための凹部が第2ヒンジ構成
部の長手方向に設けられることにより、前面扉パネルの
開閉時の揺動のさいに、第1および第2ヒンジ構成部同
士の接触面積が少なくなり、扉パネルの開閉のさいの摩
擦抵抗が小さくなって、前面扉パネルの開閉揺動が非常
にスムーズとなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の水平断面図である。
【図2】本発明品の概略斜視図である。
【図3】図1の要部拡大断面図で、前面扉パネルと右側
面パネルとの結合状態を示している。
【図4】同要部拡大断面図で、右側面パネル後面パネル
との結合状態を示している。
【図5】同要部拡大断面図で、前面扉パネルと左側面パ
ネルとの連結状態を示している。
【図6】本発明品の部分省略拡大垂直断面図である。
【図7】前面扉パネルと右側面パネルの結合状態の変形
例を示す要部拡大断面図で、これは図3に対応するもの
である。
【符号の説明】
1 左側面パネル 2 右側面パネル 3 前面扉パネル 4 後面パネル 5 上部蓋板 6 下部蓋板 7 ヒンジ部 10 収納ケース 12 第1ヒンジ構成部 13 前方張出部 14 断面円弧形の案内部 14a 凹状案内面 16 左方突起 17 断面凹弧状の案内面 18 開口部 19 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部 21 ヒンジ部材 22 第2ヒンジ構成部 23 後方張出部 24 断面円弧形の凸面部 24a 摩擦抵抗を少なくするための凹部 26 係合部 27 断面円弧形の端面 A 中心点 28 第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 30 連結用張出部 32 凹状嵌合部 33 凸状嵌合部 34 連結用右向き凸部 34a 係合用外向き突起 35 差込み用右向き凸部 36 凹陥部の前後両側壁 36a 側壁左半部(側壁部分) 38 係合凸部 38a 垂直突出部 38b 左方突出部 38c 右方突出部 39 凹状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深沢 次男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株 式会社内 (72)発明者 大久保 国男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株 式会社内 Fターム(参考) 3B054 AA01 BA05 BA10 BA16 BB04 BB09 BB15 BC03 BC06 BC14 CA09 DA03 FA03 3J105 AA23 AB02 AB47 AB48 AC06 CC05 CD02 CE02 CE12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空押出形材製の左右側面パネル(1)(2)
    と、前面扉パネル(3) と、中空押出形材製の後面パネル
    (4) と、上下蓋板(5)(6)とを備えた収納ケース(10)であ
    って、左右側面パネル(1)(2)のうちの前面扉パネル(3)
    を取り付けるべき側面パネルの前縁部に第1ヒンジ構成
    部(12)が設けられ、前面扉パネル(3) の左右両側縁部の
    うちの同側縁部に第2ヒンジ構成部(22)が設けられて、
    第1ヒンジ構成部(12)と第2ヒンジ構成部(22)との嵌め
    合わせにより側面パネルの前縁部に前面扉パネル(3) が
    揺動自在に取り付けられ、左右側面パネル(1)(2)の後縁
    部にそれぞれ後面パネル(4) 側に突出した連結用張出部
    (30)(30)が設けられ、後面パネル(4) の左側縁部、およ
    びこれと同側の左側面パネル(1) の連結用張出部(30)の
    うちいずれか一方に凹状嵌合部(32)が設けられ、同他方
    に凸状嵌合部(33)が設けられるとともに、後面パネル
    (4) の右側縁部、およびこれと同側の右側面パネル(2)
    の連結用張出部(30)のうちいずれか一方に凹状嵌合部(3
    2)が設けられ、同他方に凸状嵌合部(33)が設けられて、
    後面パネル(4) の左右両側縁部と左右側面パネル(1)(2)
    の連結用張出部(30)(30)とがそれぞれ凹凸嵌合により連
    結されており、側面パネル前縁部の第1ヒンジ構成部(1
    2)が、前方にのびる前方張出部(13)と、前方張出部(13)
    の内側に設けられかつ断面円弧形を有する案内部(14)と
    によって構成されて、第1ヒンジ構成部(12)に、前方に
    向かって開口した開口部(18)を有する第2ヒンジ構成部
    嵌込み用凹部(19)が形成され、かつ前方張出部(13)の先
    端寄り部分の内側に左方突起(16)が設けられて、左方突
    起(16)の内側に断面凹弧状の案内面(17)が設けられ、前
    面扉パネル(3) の第2ヒンジ構成部(22)が、後方にのび
    かつ内側面が断面円弧形の凸面部(24)となされた後方張
    出部(23)と、後方張出部(23)の先端寄り部分から外方に
    突出しかつ先端に点(A) を中心とする断面円弧形の端面
    (27)を有する係合部(26)とによって構成されて、第2ヒ
    ンジ構成部(22)に、外方に向かって開口した第1ヒンジ
    構成部一部嵌込み用凹部(28)が設けられ、収納ケース(1
    0)の前面扉パネル(3) が閉じた状態では、前面扉パネル
    (3) の第2ヒンジ構成部(22)が、側面パネル前縁部の第
    1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に嵌め込まれて、その
    係合部(26)先端の断面円弧形の端面(27)が、第1ヒンジ
    構成部(12)側の左方突起(16)に係り合わせられ、前面扉
    パネル(3) が、側面パネル前縁部に対してその第2ヒン
    ジ構成部(22)の係合部(26)先端の断面円弧形の端面(27)
    の中心点(A) を中心として揺動した前面扉パネル(3) の
    開放状態では、第2ヒンジ構成部(22)の凹部(28)内に、
    第1ヒンジ構成部(12)の前方張出部(13)先端の左方突起
    (16)が嵌め込まれて、係合部(26)と左方突起(16)とが相
    互に係り合わせられるようになされ、上記左右側面パネ
    ル(1)(2)後縁部の連結用張出部(30)(30)または後面パネ
    ル(4) の左右両側縁部に設けられた凸状嵌合部(33)が、
    前後両側縁寄り部分に位置する一対の差込み用右向き凸
    部(35)(35)と、これらの内側に位置しかつ先端に係合用
    外向き突起(34a)(34a)を有する一対の連結用右向き凸部
    (34)(34)とよりなり、この凸状嵌合部(33)に対向する上
    記凹状嵌合部(32)の前後両側壁(36)(36)の内面に、内方
    に伸びる垂直突出部(38a)(38a)と、これらの先端より左
    方に伸びる左方突出部(38b)(38b)と、同先端より右方に
    伸びかつ右方に至るほど内向きに傾斜した右方突出部(3
    8c)(38c)とよりなる前後一対の係合凸部(38)(38)がそれ
    ぞれ設けられ、上記凹状嵌合部(32)内に、凸状嵌合部(3
    3)の一対の連結用右向き凸部(34)(34)が嵌め入れられ、
    両連結用右向き凸部(34)(34)先端の係合用外向き突起(3
    4a)(34a)が、凹状嵌合部(32)内の係合凸部(38)(38)の右
    方突出部(38c)(38c)同士の間を通ってこれらの右方突出
    部(38c)(38c)により一旦内側に押しやられた後、連結用
    右向き凸部(34)(34)の素材の弾性により復元して、該係
    合用外向き突起(34a)(34a)が右方突出部(38c)(38c)の先
    端にそれぞれ右側から係り合わせられ、連結用右向き凸
    部(34)(34)の両外側の差込み用右向き凸部(35)(35)が、
    係合凸部(38)(38)の垂直突出部(38a)(38a)より左側の前
    後両側壁部分(36a)(36a)と、係合凸部(38)(38)の左方突
    出部(38b)(38b)との間にそれぞれ形成された凹状部(39)
    (39)内に差し込まれている、収納ケース。
  2. 【請求項2】 前面扉パネル(3) の第2ヒンジ構成部(2
    2)の後方張出部(23)の凸面部(24)のケース内側表面に、
    摩擦抵抗を少なくするための凹部(24a) が第2ヒンジ構
    成部(22)の長手方向に設けられている、請求項1記載の
    収納ケース。
JP10216581A 1998-07-31 1998-07-31 収納ケース Withdrawn JP2000045610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216581A JP2000045610A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216581A JP2000045610A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000045610A true JP2000045610A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16690669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10216581A Withdrawn JP2000045610A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000045610A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166717A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Kawamura Electric Inc 電気機器収納箱
JP2017116670A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社デンソー 表示位置調整ユニット及びヘッドアップディスプレイ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166717A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Kawamura Electric Inc 電気機器収納箱
JP4690186B2 (ja) * 2005-12-09 2011-06-01 河村電器産業株式会社 電気機器収納箱
JP2017116670A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社デンソー 表示位置調整ユニット及びヘッドアップディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5669431A (en) Garage door panel
US5472271A (en) Hinge for inset doors
US4461120A (en) Pass door assembly
US5016949A (en) Swing door and door frame assembly
US5915444A (en) Garage door panel
JP2000045610A (ja) 収納ケース
JP3071681B2 (ja) 組立式の収納庫
JP2818923B2 (ja) 収納ケースにおける扉の取付装置
JP2608015B2 (ja) 抜止め用ストッパを有するヒンジ
JP3254923B2 (ja) 両開き式扉の召し合せ部用戸当り装置
JPH1025947A (ja) 蝶番構造
JP2000104459A (ja) 採光窓付きドア
JPH06108560A (ja) パネルの連結装置
JP2620915B2 (ja) 車両の箱形荷台等における扉の取付装置
JP2609980B2 (ja) 扉等の開閉装置
JP2620914B2 (ja) ヒンジ
JP3218347B2 (ja) 建物用ドア枠
JP2920351B2 (ja) アコーディオン式扉の開閉装置
JP3136344B2 (ja) ヒンジ
JP2617412B2 (ja) パネルの連結装置
JP3148690B2 (ja) 地震災害時に開閉できる建物開口部の枠ユニットの取付構造
JP2602762B2 (ja) 組立建物における組立て分解自在な側壁
JP4532649B2 (ja) 戸用ランナー
JPH0349270Y2 (ja)
JPH07267005A (ja) 片開き式蓋を有する箱

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004