JPH063844Y2 - 透光性防音壁 - Google Patents
透光性防音壁Info
- Publication number
- JPH063844Y2 JPH063844Y2 JP1988159549U JP15954988U JPH063844Y2 JP H063844 Y2 JPH063844 Y2 JP H063844Y2 JP 1988159549 U JP1988159549 U JP 1988159549U JP 15954988 U JP15954988 U JP 15954988U JP H063844 Y2 JPH063844 Y2 JP H063844Y2
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- JP
- Japan
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- plate
- soundproof plate
- soundproof
- translucent
- stopper
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は道路や鉄道の沿線等に設置される透光性防音壁
に関するものである。
に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の透光性防音壁は、透明又は半透明の透光
板の外周に枠組みが施された防音板が、所定間隔をおい
て建植されたH形鋼等からなる支柱間に嵌め込まれ、防
音板と支柱がボルトやばね材等によって固定的に取り付
けられていた。
板の外周に枠組みが施された防音板が、所定間隔をおい
て建植されたH形鋼等からなる支柱間に嵌め込まれ、防
音板と支柱がボルトやばね材等によって固定的に取り付
けられていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の透光性防音壁は、排気ガ
ス、塵埃等により汚染され採光や透視性が損なわれても
防音板と支柱が固定的に取付けられているので道路表側
は簡単に清掃できても道路裏側はオーバーハング等の装
置を使用して防音壁の外側へ作業員がのり出して清掃し
なければならず、清掃に手間がかかるとともに、防音壁
の設置場所によっては建築限界等の問題でオーバーハン
グ装置が使えず、防音板の汚れが十分除去できずに透光
性防音壁の本来の目的である採光や透視効果が損なわれ
るという問題点があった。
ス、塵埃等により汚染され採光や透視性が損なわれても
防音板と支柱が固定的に取付けられているので道路表側
は簡単に清掃できても道路裏側はオーバーハング等の装
置を使用して防音壁の外側へ作業員がのり出して清掃し
なければならず、清掃に手間がかかるとともに、防音壁
の設置場所によっては建築限界等の問題でオーバーハン
グ装置が使えず、防音板の汚れが十分除去できずに透光
性防音壁の本来の目的である採光や透視効果が損なわれ
るという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は次のような構成とし
ている。
ている。
すなわち、この考案に係る透光性防音壁は、透光板(11)
の外周に枠体(12)が取り付けられて防音板(1)が形成さ
れ、該防音板(1)が所定間隔をおいて建植された一対の
支柱(2),(2)間の相対向面に形成された軸受け(21),(2
1)に、枠体(12)から水平方向に突設された回転軸(13)に
より回転可能に軸着されると共に、該防音板(1)と支柱
(2)との間には、防音板(1)の回転を固定するストッパー
(3)と、防音板(1)の落下を防止する落下防止ワイヤー
(4)とが介在されてなることを特徴とするものである。
の外周に枠体(12)が取り付けられて防音板(1)が形成さ
れ、該防音板(1)が所定間隔をおいて建植された一対の
支柱(2),(2)間の相対向面に形成された軸受け(21),(2
1)に、枠体(12)から水平方向に突設された回転軸(13)に
より回転可能に軸着されると共に、該防音板(1)と支柱
(2)との間には、防音板(1)の回転を固定するストッパー
(3)と、防音板(1)の落下を防止する落下防止ワイヤー
(4)とが介在されてなることを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案について説明する。
第1図および第2図において、(1)は防音板であって、
透光板(11)の外周に枠体(12)が取付けられて形成されて
いる。透光板(11)は透明又は半透明の合成樹脂板、ガラ
ス板等が使用され、その形状は一般に方形状となされて
いるが、他の形状であってもよい。枠体(12)は金属製枠
材が透光板(11)の外周に枠組みされて形成されている。
該枠体(12)により前記透光板(11)を強度的に保護すると
共に、枠体(12)の両側部に突設された後述の如き回転軸
(13)を支持して透光板(11)の破損を防止し、また該回転
軸(13)により防音板(1)が回転する際、枠体(12)の側面
が摺動面となって回転を滑らかにすることができる。こ
の枠体(12)と透光板(11)との取付けは特に限定するもの
ではなく、従来行われている方法が採用されればよい。
例えば、第3図及び第4図の如く凹溝を有する金属性枠
材が凹溝を内側にして方形状に枠組みされ、この枠体(1
2)の上記凹溝内に透光板(11)の周縁部が嵌め込まれるよ
うになされてもよいし、あるいは枠体(12)に透光板(11)
の周縁部がビス止めされていてもよい。
透光板(11)の外周に枠体(12)が取付けられて形成されて
いる。透光板(11)は透明又は半透明の合成樹脂板、ガラ
ス板等が使用され、その形状は一般に方形状となされて
いるが、他の形状であってもよい。枠体(12)は金属製枠
材が透光板(11)の外周に枠組みされて形成されている。
該枠体(12)により前記透光板(11)を強度的に保護すると
共に、枠体(12)の両側部に突設された後述の如き回転軸
(13)を支持して透光板(11)の破損を防止し、また該回転
軸(13)により防音板(1)が回転する際、枠体(12)の側面
が摺動面となって回転を滑らかにすることができる。こ
の枠体(12)と透光板(11)との取付けは特に限定するもの
ではなく、従来行われている方法が採用されればよい。
例えば、第3図及び第4図の如く凹溝を有する金属性枠
材が凹溝を内側にして方形状に枠組みされ、この枠体(1
2)の上記凹溝内に透光板(11)の周縁部が嵌め込まれるよ
うになされてもよいし、あるいは枠体(12)に透光板(11)
の周縁部がビス止めされていてもよい。
(2)は支柱であって、一般にH形鋼が使用され、H形鋼
の凹溝どうしを対向させて複数本所定間隔をおいて建植
されている。上記防音板(1)と支柱(2)との取り付けは、
支柱(2),(2)間に防音板(1)が回転可能に軸着されて取
り付けられる。例えば、第1〜3図の如く、防音板(1)
の枠体(12)の両側部にボルト、ナットからなる回転軸(1
3),(13)が水平方向に突設され、一方、支柱(2)のH形
の凹溝内にプレート状の軸受け(21)が溶接等により取り
付けられ、上記回転軸(13),(13)が相対する支柱(2),
(2)の軸受け(21),(21)に回転可能に支持されている。
すなわち、この場合防音板(1)は水平方向の回転軸(1
3),(13)を回転軸として、好ましくは枠体(12)の側面が
支柱(2)に摺接しながら回転可能となされている。なお
該回転軸(13)は第2図、第4図の如く防音板(1)の中心
より後方寄りに偏心して設けられ、防音板(1)の安定性
を確保している。なお前記の如く回転軸(13)をボルト、
ナットで形成する理由は、万一防音板(1)の透光板(11)
が破損した場合であっても、ボルト、ナットを緩めて回
転軸(13)を枠体(12)より取り外すことにより、防音板
(1)が複数段に設置されていても、その破損した防音板
(1)のみを支柱(2)より取り外して取り替えることができ
るようにするためである。
の凹溝どうしを対向させて複数本所定間隔をおいて建植
されている。上記防音板(1)と支柱(2)との取り付けは、
支柱(2),(2)間に防音板(1)が回転可能に軸着されて取
り付けられる。例えば、第1〜3図の如く、防音板(1)
の枠体(12)の両側部にボルト、ナットからなる回転軸(1
3),(13)が水平方向に突設され、一方、支柱(2)のH形
の凹溝内にプレート状の軸受け(21)が溶接等により取り
付けられ、上記回転軸(13),(13)が相対する支柱(2),
(2)の軸受け(21),(21)に回転可能に支持されている。
すなわち、この場合防音板(1)は水平方向の回転軸(1
3),(13)を回転軸として、好ましくは枠体(12)の側面が
支柱(2)に摺接しながら回転可能となされている。なお
該回転軸(13)は第2図、第4図の如く防音板(1)の中心
より後方寄りに偏心して設けられ、防音板(1)の安定性
を確保している。なお前記の如く回転軸(13)をボルト、
ナットで形成する理由は、万一防音板(1)の透光板(11)
が破損した場合であっても、ボルト、ナットを緩めて回
転軸(13)を枠体(12)より取り外すことにより、防音板
(1)が複数段に設置されていても、その破損した防音板
(1)のみを支柱(2)より取り外して取り替えることができ
るようにするためである。
(3)は前記防音板(1)と支柱(2)との間に介在されたスト
ッパーであって、通常使用時の防音板(1)の回転を固定
するためのものである。すなわち通常使用時はこのスト
ッパー(3)により防音板(1)を道路に対して垂直に確実に
固定させ、防音壁としての性能を保持させるのである。
このストッパー(3)は例えば防音板(1)の前面に取付けら
れて支柱(2)の前面に係止され、回動又は摺動されるこ
とにより支柱(2)の前面から離れるようになされ、スト
ッパー(3)の解除時に防音板(1)が少なくとも1回転又は
半回転しうるようになされている。なおストッパー(3)
の構造や取付位置は上記のものに限定されることなく、
防音板(1)と支柱(2)との間に介在され、必要に応じて防
音板(1)の回転を固定して道路に対して垂直に固定させ
るものであればよい。
ッパーであって、通常使用時の防音板(1)の回転を固定
するためのものである。すなわち通常使用時はこのスト
ッパー(3)により防音板(1)を道路に対して垂直に確実に
固定させ、防音壁としての性能を保持させるのである。
このストッパー(3)は例えば防音板(1)の前面に取付けら
れて支柱(2)の前面に係止され、回動又は摺動されるこ
とにより支柱(2)の前面から離れるようになされ、スト
ッパー(3)の解除時に防音板(1)が少なくとも1回転又は
半回転しうるようになされている。なおストッパー(3)
の構造や取付位置は上記のものに限定されることなく、
防音板(1)と支柱(2)との間に介在され、必要に応じて防
音板(1)の回転を固定して道路に対して垂直に固定させ
るものであればよい。
(4)は防音板(1)と支柱(2)との間に介在された落下防止
ワイヤーであって、該ワイヤー(4)により支柱(2)に対し
て防音板(1)の落下防止がなされている。このワイヤー
(4)は第1図では、支柱(2)の凹溝内の軸受け(21)を介し
てその両端部が防音板(1)の枠体(12)の内部に挿入固定
され、通常使用時において事故車両の衝突等により防音
板(1)が支柱(2)からはずれても防音板(1)は該ワイヤー
(4)を介して支柱(2)に係止され、道路外へ落下せず二次
災害の防止がなされている。なおワイヤー(4)の構造や
取付位置は上記のものに限定されることはなく、防音板
(1)と支柱(2)との間に介在され、該ワイヤー(4)を介し
て防音板(1)が支柱(2)から離脱しないようになされてい
ればよい。
ワイヤーであって、該ワイヤー(4)により支柱(2)に対し
て防音板(1)の落下防止がなされている。このワイヤー
(4)は第1図では、支柱(2)の凹溝内の軸受け(21)を介し
てその両端部が防音板(1)の枠体(12)の内部に挿入固定
され、通常使用時において事故車両の衝突等により防音
板(1)が支柱(2)からはずれても防音板(1)は該ワイヤー
(4)を介して支柱(2)に係止され、道路外へ落下せず二次
災害の防止がなされている。なおワイヤー(4)の構造や
取付位置は上記のものに限定されることはなく、防音板
(1)と支柱(2)との間に介在され、該ワイヤー(4)を介し
て防音板(1)が支柱(2)から離脱しないようになされてい
ればよい。
第5〜7図は本考案透光性防音壁の他の実施例であっ
て、支柱(2),(2)の凹溝内に縦枠(5)′が嵌め込まれた
外枠体(5)内に防音板(1)が回転可能に取付けられてい
る。この場合、第5図では防音板(1)の枠体(12)の両側
部に突設された回転軸(13),(13)が外枠体(5)に回転可
能に支持されている。また第6〜7図では支柱(2)の凹
溝内に軸受け(21)を形成すると共に該軸受け(21)を外枠
体(5)の縦枠(5)′に穿設された貫通孔(51)より突出さ
せ、その突出された軸受け(21)の溝(22)に防音板(1)の
回転軸(13),(13)を落としこむことにより、防音板(1)
が回転可能に支持されている。前記第5〜7図の如く外
枠体(5)を取付ける理由は、防音板(1)を保護することは
勿論であるが、支柱(2)と防音板(1)との隙間を支柱(2)
の凹溝内に嵌め込まれた外枠体(5)の縦枠(5)′で埋めて
遮音効果が損なわれることのないようにすると共に、防
音板(1)を回転させる際、該縦枠(5)′と防音板(1)の枠
体(12)とを摺接させることにより、防音板(1)の回転を
滑らかにするためである。すなわち施工時において、建
植される一対の支柱(2),(2)の相対向面間の距離が防音
板(1)の長さに対してバラつくと、防音板(1)を支柱
(2),(2)間に取り付けても防音板(1)の回転が滑らかで
なかったり、また支柱(2)と防音板(1)との間に隙間が生
じるとその隙間より音が漏れたりすることがある。そこ
で支柱(2)の凹溝と防音板(1)との間に外枠体(5)の縦枠
(5)′を介在させることにより、上記バラつきを縦枠
(5)′により吸収するのである。従って外枠体(5)は第5
図の如き縦枠(5)′と横枠とから形成されていてもよい
が、第6〜7図の如く縦枠(5)′のみで形成されていて
もよい。
て、支柱(2),(2)の凹溝内に縦枠(5)′が嵌め込まれた
外枠体(5)内に防音板(1)が回転可能に取付けられてい
る。この場合、第5図では防音板(1)の枠体(12)の両側
部に突設された回転軸(13),(13)が外枠体(5)に回転可
能に支持されている。また第6〜7図では支柱(2)の凹
溝内に軸受け(21)を形成すると共に該軸受け(21)を外枠
体(5)の縦枠(5)′に穿設された貫通孔(51)より突出さ
せ、その突出された軸受け(21)の溝(22)に防音板(1)の
回転軸(13),(13)を落としこむことにより、防音板(1)
が回転可能に支持されている。前記第5〜7図の如く外
枠体(5)を取付ける理由は、防音板(1)を保護することは
勿論であるが、支柱(2)と防音板(1)との隙間を支柱(2)
の凹溝内に嵌め込まれた外枠体(5)の縦枠(5)′で埋めて
遮音効果が損なわれることのないようにすると共に、防
音板(1)を回転させる際、該縦枠(5)′と防音板(1)の枠
体(12)とを摺接させることにより、防音板(1)の回転を
滑らかにするためである。すなわち施工時において、建
植される一対の支柱(2),(2)の相対向面間の距離が防音
板(1)の長さに対してバラつくと、防音板(1)を支柱
(2),(2)間に取り付けても防音板(1)の回転が滑らかで
なかったり、また支柱(2)と防音板(1)との間に隙間が生
じるとその隙間より音が漏れたりすることがある。そこ
で支柱(2)の凹溝と防音板(1)との間に外枠体(5)の縦枠
(5)′を介在させることにより、上記バラつきを縦枠
(5)′により吸収するのである。従って外枠体(5)は第5
図の如き縦枠(5)′と横枠とから形成されていてもよい
が、第6〜7図の如く縦枠(5)′のみで形成されていて
もよい。
なお外枠体(5)が取り付けられた第5〜7図の如き防音
板(1)において、外枠体(5)が支柱(2)に固定されている
場合、前記落下防止ワイヤー(4)は、一般に外枠体(5)と
防音板(1)との間に設けられ、支柱(2)に対して防音板
(1)の落下防止がなされる。また外枠体(5)が支柱(2)に
固定されずに嵌め込まれているだけの場合は、支柱(2)
に対して防音板(1)が外枠体(5)ごと落下するのを防止す
るために、第6〜7図の如く落下防止ワイヤー(4)は一
般には支柱(2)と外枠体(5)との間に設けられ、かように
なされていると防音板(1)が回転しても外枠体(5)は静止
しているので落下防止ワイヤー(4)が捩じれることがな
い。なお、この第5図ではストッパー(3)は図示されて
いないが、第1〜2図に示した如きものとし、該ストッ
パー(3)を外枠体(5)に係止させることにより防音板(1)
の回転を固定させてもよいし、第6〜7図の如くストッ
パー(3)を外枠体(5)と防音板(1)とにそれぞれ取り付け
たボルト、ナットにより形成し、そのボルト、ナットを
螺合させることにより、防音板(1)の回転を固定させて
もよい。すなわち第6〜7図では、縦枠(5)′の溝には
上下にナット(54)が溶接されたストッパー挿入孔(53)を
有する断面コ字形のストッパー受け(52)が設けられ、一
方防音板(1)の枠体(12)には上下のストッパー挿入孔(5
3)に面して貫通孔(14),(14)が穿設されており、該貫通
孔(14),(14)にボルト状のストッパー(3)′を貫通さ
せ、先端をストッパー受け(52)のストッパー挿入孔(53)
に挿入しナット(54)に螺入することにより防音板(1)の
回転が固定されている。かようになされていると、ボル
ト状ストッパー(3)′をナット(54)に螺入して防音板(1)
と縦枠(5)′とを締めつけることにより、防音板(1)と縦
枠(5)′とが密接して遮音効果が向上し、また回転が確
実に固定されるので好ましい。またストッパー受け(52)
に垂直方向に貫通孔(55)が穿設されており、該貫通孔(5
5)に前述の落下防止ワイヤー(4)が挿通されている。
板(1)において、外枠体(5)が支柱(2)に固定されている
場合、前記落下防止ワイヤー(4)は、一般に外枠体(5)と
防音板(1)との間に設けられ、支柱(2)に対して防音板
(1)の落下防止がなされる。また外枠体(5)が支柱(2)に
固定されずに嵌め込まれているだけの場合は、支柱(2)
に対して防音板(1)が外枠体(5)ごと落下するのを防止す
るために、第6〜7図の如く落下防止ワイヤー(4)は一
般には支柱(2)と外枠体(5)との間に設けられ、かように
なされていると防音板(1)が回転しても外枠体(5)は静止
しているので落下防止ワイヤー(4)が捩じれることがな
い。なお、この第5図ではストッパー(3)は図示されて
いないが、第1〜2図に示した如きものとし、該ストッ
パー(3)を外枠体(5)に係止させることにより防音板(1)
の回転を固定させてもよいし、第6〜7図の如くストッ
パー(3)を外枠体(5)と防音板(1)とにそれぞれ取り付け
たボルト、ナットにより形成し、そのボルト、ナットを
螺合させることにより、防音板(1)の回転を固定させて
もよい。すなわち第6〜7図では、縦枠(5)′の溝には
上下にナット(54)が溶接されたストッパー挿入孔(53)を
有する断面コ字形のストッパー受け(52)が設けられ、一
方防音板(1)の枠体(12)には上下のストッパー挿入孔(5
3)に面して貫通孔(14),(14)が穿設されており、該貫通
孔(14),(14)にボルト状のストッパー(3)′を貫通さ
せ、先端をストッパー受け(52)のストッパー挿入孔(53)
に挿入しナット(54)に螺入することにより防音板(1)の
回転が固定されている。かようになされていると、ボル
ト状ストッパー(3)′をナット(54)に螺入して防音板(1)
と縦枠(5)′とを締めつけることにより、防音板(1)と縦
枠(5)′とが密接して遮音効果が向上し、また回転が確
実に固定されるので好ましい。またストッパー受け(52)
に垂直方向に貫通孔(55)が穿設されており、該貫通孔(5
5)に前述の落下防止ワイヤー(4)が挿通されている。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案透光性防音壁は、透光板の外
周に枠体が取付けられてなる防音板が枠体に取り付けら
れる回転軸により支柱間に回転可能に軸着されているの
で、防音板の清掃時に防音板を支柱に設置した状態で回
転させることにより前面、背面とも容易に清掃すること
ができる。従って、防音板、すなわち透光板の汚れを十
分清掃することができ、従来の如く採光や透視効果が損
なわれることがないと共に、透光板に回転の負荷が直接
かからないので、透光板が破損することもない。
周に枠体が取付けられてなる防音板が枠体に取り付けら
れる回転軸により支柱間に回転可能に軸着されているの
で、防音板の清掃時に防音板を支柱に設置した状態で回
転させることにより前面、背面とも容易に清掃すること
ができる。従って、防音板、すなわち透光板の汚れを十
分清掃することができ、従来の如く採光や透視効果が損
なわれることがないと共に、透光板に回転の負荷が直接
かからないので、透光板が破損することもない。
また上記透光板の外周に取付けられた枠体により、比較
的強度の弱い透光板を使用しても強度的に保護されると
共に、穿設された回転軸が枠体に強度的に支持されて、
透光板の破損が防止され、また防音板が回転する際に
は、該枠体の側面が支柱や外枠体に対して摺動面となる
と、防音板を滑らかに回転させることができる。
的強度の弱い透光板を使用しても強度的に保護されると
共に、穿設された回転軸が枠体に強度的に支持されて、
透光板の破損が防止され、また防音板が回転する際に
は、該枠体の側面が支柱や外枠体に対して摺動面となる
と、防音板を滑らかに回転させることができる。
さらに本考案においては、支柱と防音板との間にストッ
パーが介在され、該ストッパーにより防音板の回転が固
定されるようになされているので、清掃時以外の回転さ
せないときは防音板が支柱に対して確実に固定され防音
壁としての性能が損なわれることがない。
パーが介在され、該ストッパーにより防音板の回転が固
定されるようになされているので、清掃時以外の回転さ
せないときは防音板が支柱に対して確実に固定され防音
壁としての性能が損なわれることがない。
さらにまた本考案においては、防音板と支柱との間に落
下防止ワイヤーが介在されているので、事故車両の衝突
等により防音板が支柱からはずれても該防音板は落下防
止ワイヤーを介して支柱に係止され、道路外へ落下せず
二次災害が防止される。
下防止ワイヤーが介在されているので、事故車両の衝突
等により防音板が支柱からはずれても該防音板は落下防
止ワイヤーを介して支柱に係止され、道路外へ落下せず
二次災害が防止される。
第1図は本考案透光性防音壁の一実施例を示す一部切欠
正面図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は本考案透
光性防音壁における防音板の一実施例を示す斜視図、第
4図は第3図IV−IV線における拡大断面図、第5図は本
考案透光性防音壁の他の実施例を示す正面図、第6図は
本考案透光性防音壁のさらに他の実施例を示す縦断面
図、第7図は第6図の実施例に使用される縦枠の斜視図
である。 1…防音板、11…透光板、12…枠体、13…回転
軸、2…支柱、21…軸受け、3…ストッパー、4…落
下防止ワイヤー、5…外枠体、5′…縦枠、52…スト
ッパー受け。
正面図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は本考案透
光性防音壁における防音板の一実施例を示す斜視図、第
4図は第3図IV−IV線における拡大断面図、第5図は本
考案透光性防音壁の他の実施例を示す正面図、第6図は
本考案透光性防音壁のさらに他の実施例を示す縦断面
図、第7図は第6図の実施例に使用される縦枠の斜視図
である。 1…防音板、11…透光板、12…枠体、13…回転
軸、2…支柱、21…軸受け、3…ストッパー、4…落
下防止ワイヤー、5…外枠体、5′…縦枠、52…スト
ッパー受け。
Claims (1)
- 【請求項1】透光板(11)の外周に枠体(12)が取り付けら
れて防音板(1)が形成され、該防音板(1)が所定間隔をお
いて建植された一対の支柱(2),(2)間の相対向面に形成
された軸受け(21),(21)に、枠体(12)から水平方向に突
設された回転軸(13)により回転可能に軸着されると共
に、該防音板(1)と支柱(2)との間には、防音板(1)の回
転を固定するストッパー(3)と、防音板(1)の落下を防止
する落下防止ワイヤー(4)とが介在されてなる透光性防
音壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988159549U JPH063844Y2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 透光性防音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988159549U JPH063844Y2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 透光性防音壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280115U JPH0280115U (ja) | 1990-06-20 |
JPH063844Y2 true JPH063844Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31440862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988159549U Expired - Lifetime JPH063844Y2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 透光性防音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063844Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6204760B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2017-09-27 | 株式会社たつみ電機製作所 | 透光性遮音壁 |
CN113512961A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-19 | 中铁上海工程局集团有限公司 | 一种铁路沿线隔音板用具有组装结构的固定组件 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53130828A (en) * | 1977-04-19 | 1978-11-15 | Hitachi Shipbuilding Eng Co | Soundproof wall for reducing wind load |
JPH0538103Y2 (ja) * | 1986-05-20 | 1993-09-27 |
-
1988
- 1988-12-07 JP JP1988159549U patent/JPH063844Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0280115U (ja) | 1990-06-20 |
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