JP2848804B2 - 吸音筒の取付け工法 - Google Patents

吸音筒の取付け工法

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JP2848804B2
JP2848804B2 JP32851495A JP32851495A JP2848804B2 JP 2848804 B2 JP2848804 B2 JP 2848804B2 JP 32851495 A JP32851495 A JP 32851495A JP 32851495 A JP32851495 A JP 32851495A JP 2848804 B2 JP2848804 B2 JP 2848804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高架道路の下面等
に吸音筒を取り付ける場合等に適した吸音筒の取付け工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高架道路の下面等に吸音筒を取り付ける
場合には、所定間隔で設置されたH型鋼からなる梁の間
に吸音筒の両端をボルトによって固定するのが普通であ
る。しかし一般に梁の間隔は2m程度であって吸音筒も
2mに近い長さとなるためにかなりの重量となり、その
両端を支えながらボルトによって固定するのは容易では
ない。またこの作業は高所作業であり、ボルト等を誤っ
て落下させると事故の原因となるという問題もある。
【0003】そこで図8に示すように、吸音筒1の両端
面に深い凹部2を設けておき、まず吸音筒1を一方(図
8では左側)の梁3に想像線で示すように深く差し込
み、この状態で吸音筒1の他方(右側)を持ち上げたう
え、全体を(右方向に)ずらして取り付ける工法が工夫
されている。この工法は吸音筒1の重量を支えながらボ
ルトによって固定する必要がない利点がある。
【0004】しかし、このままでは振動により吸音筒1
が水平方向にずれると落下してしまうため、図9に示す
ように吸音筒1の端部と梁3との間にスペーサ4をかま
せ、更にこのスペーサ4が浮き上がらないように板バネ
5で固定してその板バネ5をタッピッングビス6により
固定しなければならない。このために取付けにかなりの
手数を必要とするという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、所定間隔で設置された梁の間に吸音
筒をボルトを用いることなく容易に取り付けることがで
きる吸音筒の取付け工法を提供するためになされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた請求項1の発明は、所定間隔で設置された
梁の間に吸音筒を取り付けるにあたり、吸音筒または梁
の端面に迫り出し部材を設けておき、この迫り出し部材
を吸音筒または梁から迫り出させて吸音筒を梁に固定す
ることを特徴とするものである。また同一の課題を解決
するためになされた請求項3の発明は、所定間隔で設置
された梁の間に吸音筒を取り付けるにあたり、吸音筒ま
たは梁の端面に回転部材を設けておき、この回転部材を
吸音筒または梁から外方へ回転させて吸音筒を梁に固定
することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1、図2は請求項1の発明の実施の形
態を示すもので、1は吸音材からなる円筒状の吸音筒、
3は所定間隔(例えば2m間隔)で設置されたH型鋼か
らなる梁である。この例では、吸音筒1の端面上部にス
ライド式の迫り出し部材7が設けられている。
【0008】そこでまず図1に想像線で示すように、迫
り出し部材7を吸音筒1の内部に収納した状態で吸音筒
1を梁3、3間まで持ち上げたうえ、迫り出し部材7を
吸音筒1の端面から迫り出させ、図1に実線で示すよう
に梁3、3に掛ける。次に図2に示すように迫り出し部
材7の上部を板バネ5で固定し、タッピッングビス6で
止める。なお、この例では迫り出し部材7を吸音筒1の
端面に設けたが、迫り出し部材を梁3側に設けてもよ
い。
【0009】このように、請求項1の発明によればボル
トやスペーサを用いることなく吸音筒1を梁3、3間に
容易に取り付けることができるので、取付け作業中にそ
れらを高所から落下させるおそれのない利点がある。な
お、図3に示すように迫り出し部材7の下面に凹部8を
設けておき、梁3側の突起9と係合させるようにすれ
ば、地震等の横揺れを受けても迫り出し部材7が梁3か
ら外れるおそれがないのでより安全となる。
【0010】図4〜図7は請求項3の発明を示すもの
で、この例では吸音筒1の端面上部に回転部材10が取り
付けられている。この回転部材10は軸11を中心として図
5のように外側に90°だけ回転することができるもの
で、外側に回転したときには吸音筒1の端面から突出す
るようになっている。
【0011】そこで図4、図5に示すように回転部材10
を下向きとした状態で吸音筒1を梁3、3間まで持ち上
げたうえ、回転部材10を外側に90°回転させて梁3に掛
ける。その後、回転部材10を固定するために固定バネ12
を回転部材10の上面に取り付けるのであるが、図7に示
すように予め固定バネ12を吸音筒1の上面に回転自在に
取り付けておき、軸13を中心として回転させるようにす
れば、取付け作業中に固定バネ12を落下させる危険も無
くすることができる。このように、請求項3の発明によ
れば吸音筒1に必要な取付け部材を全て設けてあるの
で、安全かつ容易に吸音筒1を取り付けることができ
る。なお、回転部材を梁3側に設けてもよい。
【0012】いずれの発明においても、吸音筒1の材質
や形状、構造については種々の変形が可能である。例え
ば、吸音筒1の内部に繊維質吸音材を充填したり、吸音
筒1の上面に足場板14を一体に設けておくこともでき
る。また、梁3は必ずしもH型鋼に限定されるものでは
ない。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の吸音筒
の取付け工法によれば、所定間隔で設置された梁の間に
吸音筒を安全に、しかも容易に取り付けることができる
ので、特に高架道路の下面への吸音筒の取付け工事に用
いるに適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】請求項1の発明における要部の拡大断面図であ
る。
【図3】請求項1の発明における変形例を示す要部の拡
大断面図である。
【図4】請求項3の発明の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】請求項3の発明の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図6】請求項3の発明の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】請求項3の発明の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】従来例の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】 1 吸音筒、2 凹部、3 梁、4 スペーサ、5 板
バネ、6 タッピッングビス、7 迫り出し部材、8
迫り出し部材の下面の凹部、9 突起、10 回転部材、
11 軸、12 固定バネ、13 軸、14 足場板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で設置された梁の間に吸音筒を
    取り付けるにあたり、吸音筒または梁の端面に迫り出し
    部材を設けておき、この迫り出し部材を吸音筒または梁
    から迫り出させて吸音筒を梁に固定することを特徴とす
    る吸音筒の取付け工法。
  2. 【請求項2】 迫り出し部材の下面に設けられた凹部ま
    たは凸部を、梁側の凸部または凹部と係合させる請求項
    1に記載の吸音筒の取付け工法。
  3. 【請求項3】 所定間隔で設置された梁の間に吸音筒を
    取り付けるにあたり、吸音筒または梁の端面に回転部材
    を設けておき、この回転部材を吸音筒または梁から外方
    へ回転させて吸音筒を梁に固定することを特徴とする吸
    音筒の取付け工法。
  4. 【請求項4】 回転部材により吸音筒を梁に固定した
    後、吸音筒の端部の固定バネにより脱落を防止する請求
    項3に記載の吸音筒の取付け工法。
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JP6377388B2 (ja) * 2014-03-31 2018-08-22 日鐵住金建材株式会社 防音壁の施工方法
DE202015001763U1 (de) * 2015-03-09 2016-06-10 LS Lublow GmbH Rollgeformtes Ausgleichsprofil zwischen Aluminiumwandelementen und Stahlpfosten der Reihe HE-180 bis He-300 für Lärmschutzwände

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