JPH05118161A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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JPH05118161A
JPH05118161A JP3307126A JP30712691A JPH05118161A JP H05118161 A JPH05118161 A JP H05118161A JP 3307126 A JP3307126 A JP 3307126A JP 30712691 A JP30712691 A JP 30712691A JP H05118161 A JPH05118161 A JP H05118161A
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Akinaga Katsube
明長 勝部
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は水平方向と上下方向の両方の制振
が出来るようにした制振装置を提供するものである。 【構成】 この発明は質量部材23と、この質量部材2
3を水平方向を含むように移動可能に支持する支持部材
15とを有し、質量部材23が移動すると復元力を与え
るようにして少なくとも一つの水平方向の制振をする制
振装置において、支持手段に昇降可能に支持される少な
くとも前記質量部材23の十分な質量を有する部分を含
む昇降部分と、この昇降部分と前記支持手段間に配置し
て昇降部分に上下方向の所定の固有振動数で振動可能に
するよう弾力を及ぼすばねとを包含することを特徴とす
る制振装置を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高い建築物等で風や地
震等による揺れを軽減するため、水平方向及び上下方向
に制振する制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の制振装置は種々のものが提
案されているが、何れも水平方向又は上下方向の何れか
一方のものであった。したがって、水平方向と上下方向
の両方の制振をしようとするとそれぞれ大きい質量を有
する質量部材を設ける必要があって高価になりかつスペ
ースを要するという難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は水平方向と
上下方向の両方の制振が出来るようにした制振装置を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は質量部材と、
この質量部材を水平方向を含むように移動可能に支持す
る支持部材とを有し、質量部材が移動すると復元力を与
えるようにして少なくとも一つの水平方向の制振をする
制振装置において、支持手段に昇降可能に支持される少
なくとも前記質量部材の十分な質量を有する部分を含む
昇降部分と、この昇降部分と前記支持手段間に配置して
昇降部分に上下方向の所定の固有振動数で振動可能にす
るよう弾力を及ぼすばねとを包含することを特徴とする
制振装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下図面を参照しながらこの発明の実施例に
ついて説明する。図1,2に示すこの発明の一実施例に
おいて、10は高い建築物の屋上等のある程度高い設置
場所でアンカーボルト12にナット13を螺合させて取
付けた支持手段となる基台である。15は支持部材で、
下方に延びた支柱16を基台10の孔17に昇降可能に
挿入してあり、かつこの支柱に設けたキー18と孔17
に形成したキー溝20により回り止めされている。21
はこの支持部材15及びこの支持部材が支持する重量物
の全てより成る昇降部分が設置場所の上下方向の固有振
動数付近の固有振動数になるように支持するつる巻きば
ねである。22は支持部材15の上面に形成した凹面よ
り成る支持面で、図示してはないが中央付近で少なくと
も例えば図2の矢印Aで示す方向の曲率半径に比較して
矢印Bで示す方向の曲率半径が小さく形成してある。2
3はこの支持面22上で転動可能にした大きい質量を有
する質量部材で、球より成る場合が図示してある。25
は下面に摩擦材26を取付け支持面22上を覆い質量部
材23を軽く押圧するようにした押圧板で、複数個のボ
ルト27を用いてそれぞれ例えばゴム等の弾性材28を
介して取付けてある。30はこのボルト27の上部に巻
回したつる巻バネである。前記支持面22の中央付近の
曲率半径は設置場所の二つの直行する水平方向の固有振
動数付近になるように設定してある。したがって、例え
ばすべての水平方向の固有振動数が等しい場合には支持
面22が球面状凹面になる。また、支持面22の曲率半
径は周囲になるにしたがって漸変させてあってもよい。
【0006】前述したように構成したものにおいて、設
置場所が水平方向に振動すると、質量部材23がその方
向に振動して制振し、かつ地震により上下方向に振動す
る場合には支持部材15及び質量部材23等より成る昇
降部分がが全体として上下方向に振動して制振するもの
である。すなわち、この実施例においては三次元の制振
が出来るものである。前記実施例において、摩擦材26
は質量部材23に適度の減衰力を与えるものであるが、
これは設けない場合もある。また、上下方向の減衰力を
与えるために基台10と支持部材15間に例えば油圧減
衰装置等を設けてもよい。図3に示すこの発明の他の実
施例においては、前記実施例において質量部材23とし
て球を用いる代わりに底部に複数個の球状転子31を有
するものを用いるものである。
【0007】図4,5に示すこの発明の他の実施例にお
いては、水平方向の固有振動数が各方向にほぼ一定の場
合使用するものである。水平に延びる支持部材15から
下方に延びる主軸32が基台10に回転可能に支持さ
れ、かつこの主軸には下端に円盤部33が設けてあり安
定よくなっている。支持部材15には1対のレール35
が設けてあり、かつ長手方向の両側部分に内側に折曲げ
た折曲げ部36が形成してある。37は両側端部に設け
た端板である。質量部材23は両側に折曲げ部36と係
合する溝40を形成しかつレール35上を走行する車輪
41を設けた支持手段となる案内部38がある。42は
十分な質量を有し昇降部分と成る可動部で、下方に延び
て案内部38に形成した孔45に昇降可能に挿入する支
柱43を有している。この支柱43に設けたキー46及
び孔45に形成したキー溝47により可動部42が回り
止めされている。48は可動部42を支持して上下方向
に設置場所の上下方向の制振しようとする固有振動数付
近の固有振動数にするつる巻きばねである。50は質量
部材23の案内部38の両側と端板37間をそれぞれ連
結して設置場所の質量部材23の水平方向の固有振動数
を設置場所の水平方向の固有振動数付近にするつる巻き
ばねである。
【0008】51は正逆転可能な電動機で、歯車52,
53を介して主軸32を回転出来るようになっている。
55は例えば地震等の場合水平方向の振動方向を検出す
る振動検出装置で、振動方向を検出するとその結果をコ
ンピュータより成る制御装置56に送るようになってい
る。制御装置56はこの信号を受けると電動機51に信
号を送り支持部材15の延びる方向が振動方向に一致す
るように主軸32を回転させる。この状態になると質量
部材23が水平方向に振動して制振出来る。したがっ
て、あらゆる方向の水平方向の制振を行なうことが出来
るものであり、かつ上下方向の振動が発生すると可動部
42が上下方向に振動することにより上下方向の制振も
出来て三次元の制振を行なうものである。
【0009】この発明は種々の変更を行なうことが出来
る。例えば前記各実施例は全て三次元の制振が出来るも
のであったが、例えば建築物等の構造上水平方向には一
つの方向のみに制振するものに対して上下方向の制振が
出来るように構成することも出来る。また、上下方向の
制振に用いるばねとして前記各実施例においてはつる巻
ばねを用いる場合が図示説明してあるが、板ばね等他の
種類のものに変更してもよいことはもちろんである。
【0010】
【発明の効果】この発明は前述したように構成してある
から、水平方向の制振装置を僅かに変更するのみで上下
方向の制振が出来るようになり、設置場所や費用を著し
く節減出来るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を断面として示す正面図で
ある。
【図2】その一部を切り欠いて示す平面図である。
【図3】その変更した質量部材を示し、(a)は正面
図、(b)は底面図である。
【図4】この発明の他の実施例を一部切り欠いて示す正
面図である。
【図5】図4における5−5線方向断面図である。
【符号の説明】
10 基台 15 支持部材 16 支柱 21 つる巻ばね 22 凹面部 23 質量部材 25 押圧板 32 主軸 35 レール 38 案内部 41 車輪 42 可動部 43 支柱 48 つる巻ばね 50 つる巻ばね 51 電動機 55 振動検出装置 56 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量部材と、この質量部材を水平方向を
    含むように移動可能に支持する支持部材とを有し、質量
    部材が移動すると復元力を与えるようにして少なくとも
    一つの水平方向の制振をする制振装置において、支持手
    段に昇降可能に支持される少なくとも前記質量部材の十
    分な質量を有する部分を含む昇降部分と、この昇降部分
    と前記支持手段間に配置して昇降部分に上下方向の所定
    の固有振動数で振動可能にするよう弾力を及ぼすばねと
    を包含することを特徴とする制振装置。
JP3307126A 1991-10-28 1991-10-28 制振装置 Expired - Lifetime JP2552974B2 (ja)

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JP3307126A JP2552974B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 制振装置

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JP3307126A JP2552974B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 制振装置

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JPH05118161A true JPH05118161A (ja) 1993-05-14
JP2552974B2 JP2552974B2 (ja) 1996-11-13

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065079A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Sekisui House Ltd 動吸振器の取付構造
JP2007277932A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Joto Techno Co Ltd 建物用制震装置及びその設置方法
JP2009143575A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Nippon Steel Pipeline Co Ltd スロッシング抑制装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126046U (ja) * 1991-05-01 1992-11-17 三菱重工業株式会社 振動吸振器

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