JPH0738505Y2 - パネル取付け構造 - Google Patents

パネル取付け構造

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JPH0738505Y2
JPH0738505Y2 JP1988065658U JP6565888U JPH0738505Y2 JP H0738505 Y2 JPH0738505 Y2 JP H0738505Y2 JP 1988065658 U JP1988065658 U JP 1988065658U JP 6565888 U JP6565888 U JP 6565888U JP H0738505 Y2 JPH0738505 Y2 JP H0738505Y2
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JP
Japan
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panel
washer
bolt
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loose hole
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JP1988065658U
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JPH01171807U (ja
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明 岸
幸彦 福澤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軽量気泡コンクリート製等のパネルを躯体に
取付けるためのパネルの取付け構造に関する。
[従来の技術] 第7図に示すように、カーテンウォールとして使用され
る軽量気泡コンクリートパネル1は、その下部が基礎11
に固定されると共に、その上部の適当な個所がH形鋼2
に固定されることにより、取付けられている。従来のこ
の種のパネル1の具体的な取付け構造は、下部において
は、基礎11にボルト7Hで固定された断面T字形の受け部
材4E及びこの受け部材4Eの上端をパネル1の側面と共に
摺動可能に挟持するように配され、パネル1の側面に配
置されたプレート12Aを介してボルト7Gでパネル1中の
埋込みナット10Eに締めつけることにより取付けられる
構造となっている。また、上部においては、H形鋼2に
ボルト7Jで固定された断面L字形の受け部材4F及びこの
受け部材4Fの他端をパネル1の側面と共に摺動可能に挟
持するように配され、パネル1の側面に固定されたプレ
ート12Bを介してボルト7Iでパネル1中の埋込みナット1
0Fに締めつけることにより取付けられる構造となってい
る。
なお、このように、受け部材4E,4Fを直接パネル1に固
定しないで、プレート12A,12Bを介して取付ける構造と
したのは、例えば地震、動力機械、交通機関等による振
動を吸収することができるようにしたためである。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来のパネル取付け構造によれば、プレートが
必要であることなどに伴って施工(取付け)に手間がか
かり、構造的にも複雑になるという問題点があった。ま
た、地震等の際の振動により、座金等が振動、回転して
ボルトが緩むという問題点もあった。
本考案は、施工の簡略化を図ることができ、且つボルト
の緩みを防止することができるパネル取付け構造を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るパネル取付け構造は、パネル受け部材にボ
ルトが挿通されるルーズホールを形成すると共に、パネ
ルに設けるボルトの座金に該座金の回転止め部を形成
し、この回転止め部を前記ルーズホール内に嵌挿したこ
とを特徴とする。
パネル受け部材に形成するルーズホールの形状と大きさ
は、任意であるが、地震等により生じ得る振動の大きさ
を考慮して、その振動を充分吸収できる形状と大きさと
することが望ましい。
座金に回転止め部を形成した場合は、その回転止め部が
例えばルーズホールの側面又はパネル受け部材の側端面
に係止することにより、回転止めがなされるように構成
する。
[作用] パネル受け部材をボルトを使用して直接パネルに固定す
る構成であるが、パネル受け部材にルーズホールが形成
されているため、このルーズホールの範囲内でのパネル
の相対的な変位が可能であり、地震等による振動の際、
その振動を充分吸収することができる。また、座金に座
金の回転止め部を形成したことにより、振動があっても
座金の回転方向の動きが阻止されるため、座金の回転に
伴ってボルトも回転してボルトが緩む虞れはなくなる。
[実施例] 実施例1 第1図〜第3図に示すように、カーテンウォールである
軽量気泡コンクリートパネル1をH形鋼2に対して取付
ける場合には、パネル1の受け部材4Aとしてパネル1に
設けるボルト7Bが挿通される水平方向の長孔がルーズホ
ール5Aとして形成された断面L字形のものを用意する。
また、パネル1に設けるボルト7Bの座金3Aとしてルーズ
ホール5Aの縦幅に略相当する幅を有し、ルーズホール5A
側に折り曲げられた2個の回転止め部6A,6Bが一体に形
成され、且つナット9Aが溶接されたものを用意する。
なお、振動の際の受け部材4Aと座金3Aとの動きを容易に
するために、この座金3A側の裏面にテフロン(商品名)
塗膜等より成る低摩擦層8を形成して摩擦係数を小さく
しておくのが良い。
そして、この受け部材4Aを使用し、水平方向の一端をボ
ルト7AでH形鋼2に固定すると共に、垂直方向の他端を
パネル1側に配置し、ルーズホール5A上に配した座金3A
及びこの座金3Aに溶接されたナット9Aを介してボルト7B
とナット13Aでパネル1中の埋込みナット10Aに締め付け
ることにより、パネル1を取付ける。このようにパネル
1をH形鋼2に対して取付けることにより、地震等の振
動によるパネル1の変位が生じた場合、パネル1に固定
されたボルト7Bは、座金3Aと一体に受け部材4Aに形成さ
れたルーズホール5A内を横方向に動いてその変位を吸収
することができる。また、ルーズホール5A内に嵌挿され
た回転止め部6A,6Bがこの変位の際の座金3Aの回転を阻
止することにより、ボルト7Aの緩みを防止することに加
えて、ナット13Aと座金3Aとの間に介したナット9Aは、
二重ナットの効果を有しているため、ボルト7Bの緩み防
止に更に効果がある。
実施例2 上記実施例1の場合、ナット9Aが座金3Aに溶接されてい
るが、ナットが溶接されていない座金を用いてパネル1
を同様にH形鋼2に取り付けることもできる。
即ち、第4図、第5図及び第6図に示すように、実施例
1と同様の受け部材4Aとナットの溶接されていない座金
3Aを用意し、この受け部材4Aの水平方向の一端をボルト
7AでH形鋼2に固定すると共に、垂直方向の他端をパネ
ル1側に配置し、ルーズホール5A上に配した座金3A及び
ばね座金14Aを介してボルト15Aでパネル1中の埋込みナ
ット10Aに締め付けることにより、パネル1を取付け
る。
なお、上記実施例1及び2において、回転止め部の個
数、形状は任意に選ぶことができる。
なお、本考案について、財団法人日本特許情報機構(Ja
pio)の特許情報データベース(PATOLIS)を利用して、
条件式[IC(国際特許分類)=E04B2/56+E04B2/94]*
[FK(フリーキーワード)=座金+ナット+ボルト]お
よび[IC=E04B2/56+E04B2/94*[FK=回転止め+回り
止め]による先行出願の検索を行ったところ、本考案に
相当する構成のものはなく、当該分野における本考案の
斬新性が明らかになった。
[考案の効果] 本考案により、地震等の振動によるボルトの緩みを防止
することができると共に、パネルの取付け工事の簡略化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の全体構造を示す断面
図、第2図は第1図の上部の斜視図、第3図(A)及び
(B)は第2図の座金の側面図及び底面図、第4図は本
考案の第2の実施例の全体構造を示す断面図、第5図は
第4図の上部の斜視図、第6図(A)及び(B)は第5
図の座金の側面図及び底面図、第7図は従来例の全体構
造の断面図である。 1…パネル、3A〜3D…座金、4A〜4D…受け部材、5A〜5D
…ルーズホール、6A〜6E…回転止め部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル受け部材にボルトが挿通されるルー
    ズホールを形成すると共に、パネルに設けるボルトの座
    金に該座金の回転止め部を形成し、この回転止め部を前
    記ルーズホール内に嵌挿したことを特徴とするパネル取
    付け構造。
JP1988065658U 1988-05-17 1988-05-17 パネル取付け構造 Expired - Lifetime JPH0738505Y2 (ja)

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JP1988065658U JPH0738505Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 パネル取付け構造

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JP1988065658U JPH0738505Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 パネル取付け構造

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Publication Number Publication Date
JPH01171807U JPH01171807U (ja) 1989-12-05
JPH0738505Y2 true JPH0738505Y2 (ja) 1995-09-06

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ID=31291088

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2586474Y2 (ja) * 1993-03-04 1998-12-09 日本碍子株式会社 壁パネルの取付部の構造
JP6453174B2 (ja) * 2015-06-29 2019-01-16 ミサワホーム株式会社 外壁取付具および外壁取付構造
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「特許からみた機械要素便覧〔固着〕」特許庁編、社団法人発明協会発行(S55.9.25発行)P.265〜271、P.292〜307

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JPH01171807U (ja) 1989-12-05

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