JPH0814154B2 - 壁パネル取付方法およびその装置 - Google Patents
壁パネル取付方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH0814154B2 JPH0814154B2 JP5310991A JP5310991A JPH0814154B2 JP H0814154 B2 JPH0814154 B2 JP H0814154B2 JP 5310991 A JP5310991 A JP 5310991A JP 5310991 A JP5310991 A JP 5310991A JP H0814154 B2 JPH0814154 B2 JP H0814154B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furring strip
- clip
- wall panel
- arm
- flange
- Prior art date
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、胴縁を固定した壁パネ
ルを柱に取付ける壁パネル取付方法およびその装置に関
するものである。
ルを柱に取付ける壁パネル取付方法およびその装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、胴縁を固定した外壁用壁パネルを
柱に取付ける手段としては、図９に示すように、鋼製柱
１１に、多数の胴縁支持金具１２を上下方向に間隔をお
いて配置して溶接により固着し、外壁用壁パネル１３に
取付けられた多数の胴縁１を胴縁支持金具１２の下部に
配置してボルト１４により結合した構造の壁パネル取付
手段が知られている。
柱に取付ける手段としては、図９に示すように、鋼製柱
１１に、多数の胴縁支持金具１２を上下方向に間隔をお
いて配置して溶接により固着し、外壁用壁パネル１３に
取付けられた多数の胴縁１を胴縁支持金具１２の下部に
配置してボルト１４により結合した構造の壁パネル取付
手段が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の壁パネル取
付手段の場合は、鋼製柱１１に多数の胴縁支持金具１２
を溶接により固着する必要があり、かつ壁パネル１３に
固定された多数の胴縁１を多数の胴縁支持金具１２の下
部に配置したのち、各胴縁１と胴縁支持金具１２とにわ
たってボルト１４を挿通して締付ける必要があるので、
取付施工費が高くなり、取付工期が長くかかるという欠
点がある。
付手段の場合は、鋼製柱１１に多数の胴縁支持金具１２
を溶接により固着する必要があり、かつ壁パネル１３に
固定された多数の胴縁１を多数の胴縁支持金具１２の下
部に配置したのち、各胴縁１と胴縁支持金具１２とにわ
たってボルト１４を挿通して締付ける必要があるので、
取付施工費が高くなり、取付工期が長くかかるという欠
点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の胴縁を
固定した壁パネルの取付施工費を安くすると共に取付工
期を短かくするために、胴縁１の側面２に対向する支持
腕３と柱４のフランジ５に係合される締付腕６と前記支
持腕３および締付腕６との間の一側部に設けられた回り
止め突起７とを備えているクリップ８における前記支持
腕３を、壁パネル９に固定された胴縁１の側部に配置し
てボルト１０により枢着し、前記クリップ８における締
付腕６を胴縁１の長手方向の中間側に傾斜させると共
に、回り止め突起７を胴縁１の上面に載置した状態で、
前記胴縁１およびクリップ８付き壁パネル９を運搬し
て、胴縁１の端部を柱４のフランジ５の表面に当接し、
次にクリップ８を回動して締付腕６を前記フランジ５の
裏面に対向させると共に、回り止め突起７を胴縁１の上
面に載置し、次にボルト１０を締付けてクリップ８によ
り胴縁１と柱４とを結合する。
固定した壁パネルの取付施工費を安くすると共に取付工
期を短かくするために、胴縁１の側面２に対向する支持
腕３と柱４のフランジ５に係合される締付腕６と前記支
持腕３および締付腕６との間の一側部に設けられた回り
止め突起７とを備えているクリップ８における前記支持
腕３を、壁パネル９に固定された胴縁１の側部に配置し
てボルト１０により枢着し、前記クリップ８における締
付腕６を胴縁１の長手方向の中間側に傾斜させると共
に、回り止め突起７を胴縁１の上面に載置した状態で、
前記胴縁１およびクリップ８付き壁パネル９を運搬し
て、胴縁１の端部を柱４のフランジ５の表面に当接し、
次にクリップ８を回動して締付腕６を前記フランジ５の
裏面に対向させると共に、回り止め突起７を胴縁１の上
面に載置し、次にボルト１０を締付けてクリップ８によ
り胴縁１と柱４とを結合する。
【０００５】
【実施例】図６ないし図８は本発明の実施例において用
いられる胴縁およびクリップを取付けた外壁用壁パネル
９を示すものであって、金属製壁パネル９の内面に内向
きフランジ付き溝形鋼からなる胴縁１が固定され、胴縁
１の側面２に対向する支持腕３と柱４のフランジ５に係
合される締付腕６と前記支持腕３および締付腕６との間
の一側部に設けられた回り止め突起７とを備えているク
リップ８における前記支持腕３が、胴縁１の端縁から少
し離れた位置において、胴縁１の即面２に対向するよう
に配置され、前記支持腕３と胴縁１の側板とにわたって
ボルト１０が挿通されている。
いられる胴縁およびクリップを取付けた外壁用壁パネル
９を示すものであって、金属製壁パネル９の内面に内向
きフランジ付き溝形鋼からなる胴縁１が固定され、胴縁
１の側面２に対向する支持腕３と柱４のフランジ５に係
合される締付腕６と前記支持腕３および締付腕６との間
の一側部に設けられた回り止め突起７とを備えているク
リップ８における前記支持腕３が、胴縁１の端縁から少
し離れた位置において、胴縁１の即面２に対向するよう
に配置され、前記支持腕３と胴縁１の側板とにわたって
ボルト１０が挿通されている。
【０００６】前記クリップ８を、締付腕６が胴縁１の長
手方向の中間側に倒れる方向に回動していくと、回り止
め突起７が胴縁１により支承されるので、図８に鎖線で
示すように、クリップ８における締付腕６が胴縁１の長
手方向の中間側に傾斜した状態に保持される。また壁パ
ネル９に多数の胴縁１が上下方向に間隔をおいて固定さ
れ、各胴縁１の両端部に、クリップ８の支持腕３がボル
ト１０により回動自在に取付けられる。
手方向の中間側に倒れる方向に回動していくと、回り止
め突起７が胴縁１により支承されるので、図８に鎖線で
示すように、クリップ８における締付腕６が胴縁１の長
手方向の中間側に傾斜した状態に保持される。また壁パ
ネル９に多数の胴縁１が上下方向に間隔をおいて固定さ
れ、各胴縁１の両端部に、クリップ８の支持腕３がボル
ト１０により回動自在に取付けられる。
【０００７】多数の胴縁１およびクリップ８を備えてい
る壁パネル９をＨ形鋼製柱４に取付ける場合は、図５に
示すように、クリップ８における締付腕６を胴縁１の長
手方向の中間側に傾斜させると共に、回り止め突起７を
胴縁１の上面に載置した状態で、前記胴縁１およびクリ
ップ８付き壁パネル９を運搬して、胴縁１の端部を柱４
のフランジ５の表面に当接する。次に図１ないし図４に
示すように、クリップ８を回動して締付腕６を前記フラ
ンジ５の裏面に対向させると共に、回り止め突起７を胴
縁１の上面に載置し、次いでボルト１０を締付けてクリ
ップ８により胴縁１と柱４のフランジ５とを締付結合す
る。
る壁パネル９をＨ形鋼製柱４に取付ける場合は、図５に
示すように、クリップ８における締付腕６を胴縁１の長
手方向の中間側に傾斜させると共に、回り止め突起７を
胴縁１の上面に載置した状態で、前記胴縁１およびクリ
ップ８付き壁パネル９を運搬して、胴縁１の端部を柱４
のフランジ５の表面に当接する。次に図１ないし図４に
示すように、クリップ８を回動して締付腕６を前記フラ
ンジ５の裏面に対向させると共に、回り止め突起７を胴
縁１の上面に載置し、次いでボルト１０を締付けてクリ
ップ８により胴縁１と柱４のフランジ５とを締付結合す
る。
【０００８】
【発明の効果】クリップ８における締付腕６を胴縁１の
長手方向の中間側に傾斜させて回り止め突起７を胴縁１
の上面に載置すると、クリップ８がその傾斜状態に保持
されるので、クリップ８を胴縁１に取付けた状態で壁パ
ネル９を運搬して、その壁パネル９に固定された胴縁１
の端部の側面２を、柱４におけるフランジ５の表面に当
接することができ、次いでクリップ８をボルト１０の周
りに回動して、締付腕６を前記フランジ５の表面に対向
させると共に、前記回り止め突起７を胴縁１の上面に載
置したのち、ボルト１０を締付けるという簡単な操作を
行なうことにより、壁パネル９に固定された胴縁１を柱
４に対し容易にかつ迅速に固定することができ、さらに
前記従来の場合のように、柱１１に多数の胴縁支持金具
１２を溶接により固着する必要がないので、柱４に対す
る胴縁付き壁パネル９の取付施工を低コストで行なうこ
とができる。またクリップ８における締付腕６を柱４に
おけるフランジ５の裏面に対向させると共に、クリップ
８の回り止め突起７を胴縁１の上面に載置すると、クリ
ップ８の中心線がフランジ５の長手方向に直交するよう
に配置されるので、クリップ８を自動的に正しい向きに
配置することができる。
長手方向の中間側に傾斜させて回り止め突起７を胴縁１
の上面に載置すると、クリップ８がその傾斜状態に保持
されるので、クリップ８を胴縁１に取付けた状態で壁パ
ネル９を運搬して、その壁パネル９に固定された胴縁１
の端部の側面２を、柱４におけるフランジ５の表面に当
接することができ、次いでクリップ８をボルト１０の周
りに回動して、締付腕６を前記フランジ５の表面に対向
させると共に、前記回り止め突起７を胴縁１の上面に載
置したのち、ボルト１０を締付けるという簡単な操作を
行なうことにより、壁パネル９に固定された胴縁１を柱
４に対し容易にかつ迅速に固定することができ、さらに
前記従来の場合のように、柱１１に多数の胴縁支持金具
１２を溶接により固着する必要がないので、柱４に対す
る胴縁付き壁パネル９の取付施工を低コストで行なうこ
とができる。またクリップ８における締付腕６を柱４に
おけるフランジ５の裏面に対向させると共に、クリップ
８の回り止め突起７を胴縁１の上面に載置すると、クリ
ップ８の中心線がフランジ５の長手方向に直交するよう
に配置されるので、クリップ８を自動的に正しい向きに
配置することができる。
【図１】壁パネル取付装置を示す斜視図である。
【図２】壁パネル取付装置を示す平面図である。
【図３】壁パネル取付装置を示す正面図である。
【図４】１枚の壁パネルを柱に取付けた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図５】クリップの締付腕を胴縁長手方向の中間側に傾
斜させて支持した状態を示す正面図である。
斜させて支持した状態を示す正面図である。
【図６】胴縁およびクリップを取付けた壁パネルの一部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図７】胴縁およびクリップを取付けた壁パネルの一部
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図８】胴縁およびクリップを取付けた壁パネルの一部
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図９】従来の壁パネル取付構造を示す縦断側面図であ
る。
る。
１ 胴縁 ２ 側面 ３ 支持腕 ４ 柱 ５ フランジ ６ 締付腕 ７ 回り止め突起 ８ クリップ ９ 壁パネル １０ ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 賢一 東京都千代田区大手町２丁目６番３号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 沼倉 茂美 東京都千代田区大手町２丁目６番３号 新 日本製鐵株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−50504（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−36405（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】 胴縁１の側面２に対向する支持腕３と柱
４のフランジ５に係合される締付腕６と前記支持腕３お
よび締付腕６との間の一側部に設けられた回り止め突起
７とを備えているクリップ８における前記支持腕３を、
壁パネル９に固定された胴縁１の側部に配置してボルト
１０により枢着し、前記クリップ８における締付腕６を
胴縁１の長手方向の中間側に傾斜させると共に、回り止
め突起７を胴縁１の上面に載置した状態で、前記胴縁１
およびクリップ８付き壁パネル９を運搬して、胴縁１の
端部を柱４のフランジ５の表面に当接し、次にクリップ
８を回動して締付腕６を前記フランジ５の裏面に対向さ
せると共に、回り止め突起７を胴縁１の上面に載置し、
次にボルト１０を締付けてクリップ８により胴縁１と柱
４とを結合する壁パネル取付方法。 - 【請求項２】 胴縁１の側面２に対向する支持腕３と柱
４のフランジ５に係合される締付腕６と前記支持腕３お
よび締付腕６との間の一側部に設けられた回り止め突起
７とを備えているクリップ８における前記支持腕３を、
壁パネル９に固定された胴縁１の側部に配置してボルト
１０により枢着し、前記胴縁１の端部を柱４のフランジ
５の表面に当接し、前記クリップ８における締付腕６を
前記フランジ５の裏面に対向させると共に、回り止め突
起７を胴縁１の上面に載置し、前記ボルト１０を締付け
てクリップ８により胴縁１と柱４を結合する壁パネル取
付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310991A JPH0814154B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 壁パネル取付方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310991A JPH0814154B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 壁パネル取付方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04272348A JPH04272348A (ja) | 1992-09-29 |
| JPH0814154B2 true JPH0814154B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=12933630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5310991A Expired - Fee Related JPH0814154B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 壁パネル取付方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814154B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007023560A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 軽量盛土の側壁構造 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5640823A (en) * | 1995-06-30 | 1997-06-24 | Bergeron; Mark | Vertical movement clip for attaching a building member to a beam having a channel therein |
| JP6210924B2 (ja) * | 2014-04-09 | 2017-10-11 | ドーエイ外装有限会社 | 鉄骨構造建物の壁面構造 |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP5310991A patent/JPH0814154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007023560A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 軽量盛土の側壁構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04272348A (ja) | 1992-09-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214 Year of fee payment: 13 |
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