JPH0115783Y2 - - Google Patents

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JPH0115783Y2
JPH0115783Y2 JP9861583U JP9861583U JPH0115783Y2 JP H0115783 Y2 JPH0115783 Y2 JP H0115783Y2 JP 9861583 U JP9861583 U JP 9861583U JP 9861583 U JP9861583 U JP 9861583U JP H0115783 Y2 JPH0115783 Y2 JP H0115783Y2
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JP
Japan
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hanger
horizontal
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nuts
bolts
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JP9861583U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折版屋根の頂部に形成した締結部に吊
子の係止部を嵌入させて該締結部を馳締して折版
屋根を取付けるのに使用される取付金具に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種金具としては、例えば特公昭57−
904号公報、或いは実開昭54−63413号公報に所載
のものが存在する。
すなわち、前者の従来のものは、第5図の如く
左右一対のフレーム1c,1dの立上り部3c,
3dの上部に折版屋根25,25aの上側水平部
26,26aを載置支持させるための水平部4
c,4dを設けて、該水平部4c,4dの各先端
部には垂直部5c,5dを下向きに突設して、折
版屋根25,25aの締結部31,31aを係止
させるための吊子9をボルトナツト32,32a
により角度調整自在に締着させ得るものである。
また、前記後者の従来のものは、第6図の如く
フレーム1e,1fの立上り部3e,3fの上部
に水平部4e,4fを段違い状に設けて、該水平
部4e,4fの先端部には吊子9をボルトナツト
32,32aの締付けにより取付けるための垂直
部5e,5fを夫々上下逆方向に突設したもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の前者のものでは、吊
子9を挟む垂直部5c,5dが下向きに設けられ
てフレーム1c,1dの立上り部3c,3d間に
位置するために、吊子9の固定を図るべくボルト
ナツト32,32aを締付けるには、垂直部5
c,5dと立上り部3c,3dとの相互間Hの非
常に狭い空隙部にスパナ等を挿入して行う必要が
あり、電動式のナツト締付具等を使用して簡易、
迅速な締付作業が行えない。よつて、その締付作
業は非常に困難で、時間を要し、特に前記ボルト
ナツト32,32aの締付けは足場の悪い建物の
屋上で行う必要があるために、その作業性が一層
悪化していたのである。
他方、上記従来の後者のものでは、ボルトナツ
ト32,32aの一方側(図面右側)は開放され
た状態であるから、その締付作業は矢印aの横方
向から電動式ナツト締付具を用いて行うことが可
能であり、その作業性はかなり改善される。しか
るに、ボルトナツト32,32aは水平方向に設
けられるために、電動式ナツト締付具の使用には
馴染まない。電動締付具を用いる締付作業ではボ
ルトナツトが鉛直方向にセツトされている場合が
最もその作業性が良好であり、足場の悪い屋上で
作業が行われることを鑑みれば未だその作業性に
難点を有していた。
また、前記後者のものでは片側の水平部4e上
に折版屋根25の上側水平部26を載置支持させ
ることができない。従つて、この取付状態で折版
屋根25の上部に作業者が載つたり或いは積雪が
生じた場合等に、当該折版屋根25の上部が矢印
b方向に凹みを生じて損傷する如き重大な問題点
を生じるのである。
それ故、本考案は折版屋根を安易に損傷させる
ことのない様に折版屋根の上側水平部の適切な支
持を可能としつつ、建物の屋上で行われる吊子の
角度調整に際してのボルトナツトの締付作業を容
易ならしめることを、その目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成し、もつて従来の課題
を解決せんとして構成されたものである。
すなわち、本考案は、フレーム1,1aの立上
り部3,3aの上部に連設された各水平部4,4
aには、前記吊子9の両側面部を挟んで該吊子9
を揺動可能に支持すべくボルトナツト19,20
により締結される垂直部5,5aが上方に立設さ
れ、且つ該垂直部5,5aの上部には折版屋根2
5,25aの上側水平部26,26aを載置支持
させるための水平受部6,6aが連設されてな
り、しかも前記吊子9の下部には、該吊子9の揺
動時にフレーム1,1aの何れか一方の水平部4
の断面円孤状に形成された下面部と摺動自在に当
接する湾曲部18を有して前記水平部4に装着さ
れたボルトナツト21,22の締付けにより吊子
9の揺動が阻止されるべく水平部4の下面部に圧
接されるガイド片12が連設されてなる、折版屋
根用取付金具である。
(作用) 上記構成の折版屋根用取付金具に於いては、先
ず当該金具を建物の屋上部分に取付ける以前に、
吊子9がフレーム1,1aに対して自在に揺動し
得る程度に水平方向のボルトナツト19,20を
締付けて、両フレーム1,1aと吊子9との組み
立てを図つておく。他方の鉛直方向のボルトナツ
ト21,22は未だ締付けない。上記水平方向の
ボルトナツト21,22の締付けは建物の屋上で
行う必要がなく又強固に締付ける必要もないから
簡易に行える。
次に、上記金具を建物の屋上の所望位置に取付
けた後には、吊子9を揺動させてその角度を現場
合わせして固定させるのであるが、該吊子9の固
定は鉛直方向のボルトナツト21,22を締付け
て吊子9のガイド片12を水平部4に圧接させて
行うことができる。
而して、前記ボルトナツト21,22の締付け
はその上方の開放された方向から行える。これは
電動式ナツト締付具を使用しての締付け作業に最
適となるのである。吊子9は前記ボルトナツト2
1,22の締付けで充分にその角度固定が図られ
るから、他方の水平方向のボルトナツト19,2
0を屋上で態々締付ける必要がないのである。
更に、フレーム1,1aの垂直部5,5aの上
部には水平受部6,6aが設けられてなるため
に、折版屋根25,25aの上側水平部26,2
6aを該水平受部6,6a上に適切に載置支持さ
せ得ることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図中、1,1aは底部2,2aの夫々の一
端から立上り部3,3aが夫々斜め上方に立設さ
れてなる左右一対のフレームを示す。4,4aは
前記立上り部3,3aの上部に相互に接近する方
向に連設された水平部で、一方の水平部4は第2
図の如くその下面側が凹状となる断面略円弧状に
形成されている。5,5aは前記水平部4,4a
の端部から上方に立設された垂直部で、その上方
には水平受部6,6aが連設されている。8,8
aは該水平受部6,6aの先端部に円弧状に切欠
された切欠凹部を示す。
9は湾曲状の係止部11を上部に形成してなる
吊子で、フレーム1,1aの垂直部5,5aに挟
まれる中央位置には該垂直部5,5aに穿設され
た孔部に貫通して装着されるボルトナツト19,
20を水平方向に挿通させる円弧状の長孔17が
その幅方向に沿つて穿設されている。12は吊子
9の下部に水平方向に突設されたガイド片で、水
平受部6の凹状の下面部に摺動自在に当接する様
にその両側縁部13,13aを除く中央位置が断
面円弧状の湾曲部18として形成されている。1
6は該ガイド片12の幅方向に沿つて穿設された
長孔。21,22は該長孔16と水平部4に穿設
された孔14に貫通装着される鉛直方向のボルト
ナツトを示す。
本実施例は以上の構成からなり、次にその使用
例について説明する。
先ず、上記第1図及び第2図の組立状態、即ち
折版屋根を取付ける前の状態では、フレーム1,
1aの垂直部5,5a間に吊子9を挟装させた状
態でボルトナツト19,20の締付けにより両垂
直部5,5aの結合を図つておくが、その際ボル
トナツト19,20は吊子9が揺動可能な程度に
締付けておく。当該作業は建物の屋上で行う必要
がないから簡易に行える。尚、他方のボルトナツ
ト21,22は未だ締付けておく必要はない。
次に、第3図の如くフレーム1,1aを梁23
の上面部に取付固定させた後に折版屋根25,2
5aを取付けるには、先ず折版屋根25,25a
の取付傾斜角度に対応させて吊子9の角度を調整
するが、該吊子9はそのガイド片12が水平部4
の下面部に摺動してスムースに行える。また、そ
の後吊子9の角度固定を図るには、水平部4側の
鉛直方向のボルトナツト21,22を締付けて吊
子9のガイド片12を水平部4の下面部に圧接さ
せればよい。吊子9の固定に際しては他方のボル
トナツト19,20側を締付ける必要はないので
ある。
而して、前記水平部4側のボルトナツト21,
22は鉛直方向に装着され、又その上方に位置す
る水平受部6には切欠凹部8が形成されているた
めに、その上方から電動式のナツト締付具等を用
いて、前記ボルトナツト21,22の締付作業が
極めて能率良く行え、これによつて吊子9の固定
が適切に行えるのである。
更に、その後は折版屋根25,25aをフレー
ム1,1a上に載設してその締結部27,27a
を馳締するのであるが、その際該折版屋根25,
25aの上側水平部26,26aをフレーム1,
1aの最上部の水平受部6,6a上に載置支持さ
せることができるのである。よつて、馳締作業時
或いはその後の作業時等に於いて作業者が該折版
屋根25,25a上を歩く等しても、該折版屋根
25,25aの上側水平部26,26aが不当に
凹みを生じる様なことが無くなる。
尚、上記実施例では、水平受部6に切欠凹部8
を形成してボルトナツト21,22の締付作業に
便宜を図つてなるが、本考案に係るフレーム1,
1aの構造では前記の如き切欠凹部8は必須要件
ではない。ボルトナツト21,22の装着位置が
垂直部5,5aよりもかなり離れていてその上方
位置に水平受部6が達していない様な場合には当
然ながら不要である。
また、本考案は吊子9の下部のガイド片12や
該ガイド片12が当接される水平部4の具体的な
構成も決して上記実施例の如く限定されない。吊
子9のガイド片12は、要は該吊子9の揺動時に
フレーム1,1aの何れか一方の水平部4の下面
部と摺動自在に当接する様に湾曲部18が形成さ
れて、フレームの水平部4に装着されたボルトナ
ツト21,22の締付けにより吊子9の揺動が阻
止されるべく水平部4の下面部に圧接される様に
水平状に連設されておればよい。
更に、本考案に係るフレーム1,1aや吊子9
の各部の具体的な形状や寸法等は取付対象となる
折版屋根25,25aの種類等に応じて任意に設
計変更自在であり、各部の具体的構成は決して上
記実施例の如く限定されるものではない。例え
ば、立上り部3,3aの傾斜角度等は問わない。
また、本考案は第4図の如くフレーム1,1aの
各底部2,2aの夫々の両端から立上り部3,3
aを夫々立設させて、フレーム1,1aを多数一
連に接続し、該フレーム1,1aの取付作業を簡
略化させ得る様に設計変更することも自在であ
る。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は一対のフレームの垂直部
間で吊子が揺動し得る様に該垂直部に設けられた
ボルトナツトによつて吊子とフレームとの一体化
を可能とし、且つ吊子の固定は該吊子の下部に連
設されたガイド片を摺動させるフレームの水平部
に設けたボルトナツトの締付けにより行える様に
構成したために、建物の屋上にフレームを取付け
る前には水平方向のボルトナツトでフレームの垂
直部を締付けておくことによりフレームと吊子と
の一体化が保持できて建物の屋上へのフレームの
取付けに便宜が図れ、又その後建物の屋上で吊子
の角度を調整して固定させる場合には、前記水平
方向のボルトナツトの面倒な締付けは何ら行う必
要がなく、フレームの水平部側に装着された側の
鉛直方向のボルトナツトを締付けることにより吊
子の確実な固定が図れることとなつた。
その結果、建物の屋上での吊子の固定作業は、
フレームの水平部に装着されたボルトナツトをそ
の上方側から電動式ナツト締付具を用いて行え
て、その締付作業は従来の水平方向のボルトナツ
トのみを有していたものの如く電動式ナツト締付
具を水平状態で使用する手段よりも格段容易とな
り、その作業性の向上が図れるという格別な効果
を有するに至つた。
この様に、本考案は二箇所設けたボルトナツト
のうち水平方向のボルトナツトをフレームと吊子
との組み立てに、又他方の鉛直方向のボルトナツ
トを吊子の角度固定用としてその役割を夫々分担
させて機能させることにより、足場の悪い屋上で
の折版屋根の取付作業の負担を軽減させるに至つ
たものであり、その実用性に優れるものである。
また、本考案は、一対のフレームの各垂直部の
上部には一対の水平受部を設けて、当該水平受部
上に折版屋根の上側水平部を載置させ得る様にし
たために、折版屋根が容易に凹みを生じない適正
な取付が行える効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る金具の一実施
例を示し、第1図は正面図、第2図は第1図のA
−A線断面図。第3図は折版屋根を取付けた状態
の断面図。第4図は本考案の他の実施例を示す正
面図。第5図及び第6図は従来例を示す正面図。 1,1a……フレーム、2,2a……底部、
3,3a……立上り部、4,4a……水平部、
5,5a……垂直部、6,6a……水平受部、9
……吊子、11……係止部、12……ガイド片、
18……湾曲部、19,20……ボルトナツト、
21,22……ボルトナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部2,2aから上方に立上り部3,3aが立
    設され且つ該立上り部3,3aの上部に相互に接
    近する水平部4,4aが連設されてなる一対のフ
    レーム1,1aと、上部に折版屋根係止用の係止
    部11が形成された吊子9とからなる折版屋根用
    取付金具であつて、前記フレーム1,1aの各水
    平部4,4aには、前記吊子9の両側面部を挟ん
    で該吊子9を揺動可能に支持すべくボルトナツト
    19,20により締結される垂直部5,5aが上
    方に立設され、且つ該垂直部5,5aの上部には
    折版屋根25,25aの上側水平部26,26a
    を載置支持させるための水平受部6,6aが連設
    されてなり、しかも前記吊子9の下部には、該吊
    子9の揺動時にフレーム1,1aの何れか一方の
    水平部4の断面円弧状に形成された下面部と摺動
    自在に当接する湾曲部18を有して前記水平部4
    に装着されたボルトナツト21,22の締付けに
    より吊子9の揺動が阻止されるべく水平部4の下
    面部に圧接されるガイド片12が連設されてなる
    ことを特徴とする折版屋根用取付金具。
JP9861583U 1983-06-24 1983-06-24 折版屋根用取付金具 Granted JPS606028U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9861583U JPS606028U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 折版屋根用取付金具

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JP9861583U JPS606028U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 折版屋根用取付金具

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Publication Number Publication Date
JPS606028U JPS606028U (ja) 1985-01-17
JPH0115783Y2 true JPH0115783Y2 (ja) 1989-05-11

Family

ID=30234054

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JP9861583U Granted JPS606028U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 折版屋根用取付金具

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