JPH054420Y2 - - Google Patents

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JPH054420Y2
JPH054420Y2 JP19198786U JP19198786U JPH054420Y2 JP H054420 Y2 JPH054420 Y2 JP H054420Y2 JP 19198786 U JP19198786 U JP 19198786U JP 19198786 U JP19198786 U JP 19198786U JP H054420 Y2 JPH054420 Y2 JP H054420Y2
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JP
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bracket
bolt
engine body
bolt hole
bolts
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JP19198786U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は主として、自動車等のエンジン本体を
車体に固定する際に好適に利用されるブラケツト
に関するものである。
[従来の技術] 自動車等のエンジン本体を車体に支持させる場
合には、エンジン本体の端部にボルトを介してブ
ラケツト等を取着するとともに、このブラケツト
等によりエンジン本体を車体に支持させるように
している。その場合、前記ブラケツト等をエンジ
ン本体に取付けるに際し、その組付け作業性等の
簡便さなどを考慮して、ボルト孔をボルトよりも
比較的大きめに形成するようにしている例も少な
くなく、また、ボルト孔はブラケツトの重心から
離れた位置に形成される例も多い。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記のように、エンジン本体を支持
する比較的重量のあるブラケツトのボルト孔にボ
ルトを貫通し該ブラケツトをエンジン本体に取付
ける際に、ボルト孔がボルトに対して一定の隙間
を有して形成されることと相まつて、ブラケツト
がその自重により規定位置より傾いてしまう。そ
のため、ブラケツトをエンジン本体に取着する際
には規定位置に修正しつつボルトを締付けるよう
にしており、作業手間の繁雑化を招く一因ともな
つている。
かかる不具合を改善する方策としてボルト孔を
ボルトの径と略同等に開口すると、容易にしかも
迅速にボルトを貫通させてブラケツトを取付ける
ことが難くなるという相反する結果を招いてしま
うことになる。
本考案は、このような不具合を簡易に、しかも
確実に解消することのできるブラケツトを提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、ブラケツ
トの重心から離れた位置に、貫通されるボルトに
対して一定の隙間を有した複数のボルト孔を開口
するとともに、前記ボルトにより該ブラケツトを
エンジン本体等に仮止めした際に自重により該ブ
ラケツトが規定位置となるように前記ボルト孔を
配設したことを特徴とする。
[作用] ブラケツトに形成されるボルト孔は貫通される
ボルトに対して一定の隙間を有して開口されるこ
とと相まつて、ブラケツトの重心から離れた位置
に形成されるため、ボルトを挿通した状態では、
通常、ブラケツトはその自重で規定位置より傾く
ことになる。しかしながら、本考案では自重によ
るブラケツトの傾きを見込んで、ブラケツトが自
重により移動した状態で規定位置となるようボル
ト孔を配置しているため、該ブラケツトは仮止め
状態において、規定位置に保持されることにな
る。そして、ブラケツトのエンジン本体等への取
付け作業時は、仮止め状態にあるボルトを締付け
さえすれば、ブラケツトは規定位置状態でエンジ
ン本体等に取付けられることになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図から第3図を
参照して説明する。
第1図は本考案に係るブラケツトを取着したエ
ンジン本体を概略的に示しており、図面において
1はそのエンジン本体を示している。エンジン本
体1の端部に配設されたタイミングベルト等を保
護するタイミングベルトケース2はアルミ合金製
のもので、その外側の上部端面には取付け座が形
成してあり、その取付け座にエンジン本体1を車
体に支持させるブラケツト3を取着してある。
ブラケツト3は比較的重量のある金属製のもの
で、その重心(図面の右よりに位置する)から離
れた位置(図面の左より)には複数のボルト孔
4,5,6を開口してある。
ボルト孔4,5,6は貫通されるボルト7,
8,9に対してそれぞれ一定の隙間を有してブラ
ケツト3の後壁(エンジン本体への取着壁)3a
に三角形状に形成してある。詳述すれば、後壁3
aの上端より開口したボルト孔4を頂点とし、そ
の下方部の水平方向に一箇所ずつボルト孔5,6
を開口してある。水平方向に位置させた二箇のボ
ルト孔5,6はブラケツト3の一側壁3bより
(重心より)のボルト孔5を他側壁3cよりのボ
ルト孔6よりも下方に微少寸法mだけその中心を
ずらして配置している。
そして、それぞれのボルト孔4,5,6を前記
ボルト7,8,9が貫通するようになつている。
各ボルト7,8,9は同等の径からなる転造成形
されたもので、先端側に形成されたねじ部7a,
8a,9aとねじ頭7b,8b,9bとの間の軸
部7c,8c,9cはねじ部7a,8a,9aよ
り小さな径に形成されている。そして、タイミン
グベルトケース2の取付け座に水平位置に配設さ
れた二箇所のめねじ部とその頂点に形成されため
ねじ部とにそれぞれ螺着されるようになつてい
る。
一方、車体側に締着される底壁3dは、後壁3
aに略直行させてあり、該ブラケツト3がエンジ
ン本体1のタイミングベルトケース2に取付けら
れた状態で規定位置(例えば水平位置)となるよ
うに設定されている。そして、その前端面と平行
する方向の二箇所にはボルト孔10,11を上下
に開口してあり、このボルト孔10,11を挿通
させるボルトにより該ブラケツト3が車体側に固
定されるようになつている。
このような構成によると、各ボルト孔4,5,
6から、ボルト7,8,9を挿通させるととも
に、これらのボルト7,8,9をタイミングベル
トケース2のめねじ部に螺着し、ブラケツト3を
仮止めすると、ブラケツト3はその自重により一
側壁3b側(重心側)に傾斜しようとする。その
ため、他側壁3c側(反重心側)のボルト孔6の
下端6aと該ボルト孔6に挿通されたボルト9の
軸部9cの下端とが当接する一方、一側壁3b側
のボルト孔5の上端5aと該ボルト孔5に挿通さ
れたボルト8の軸部8cの上端とが当接する。そ
の結果、ブラケツト3の底壁3dは規定位置(水
平位置)に保たれることになる。なお、その際、
頂点に位置するボルト7はボルト孔4の略中央に
位置させるようにしてある。そして、ブラケツト
3をタイミングベルトケース2に強固に取付ける
に際しては、このような状態から各ボルト4,
5,6を締付けることになる。
したがつて、以上のような構成・作動を有した
ものであれば、各ボルト孔4,5,6は貫通され
るボルト7,8,9に対して一定の隙間をあけて
形成されるため、ボルト7,8,9を貫通させて
ブラケツト3をタイミングベルトケース2に取付
ける際の作業効率を向上させることができる。
しかも、上記ボルト孔4,5,6はブラケツト
3が仮止め状態にあつてもその底壁3dは水平位
置となる箇所に所要の大きさを以て配設してある
ため、通常のように自重ブラケツト3が規定位置
からずれるようなことが防げる。そのため、各ボ
ルト孔4,5,6に挿通させたボルト7,8,9
を締付けさえすれば、ブラケツト3を規定位置に
修正するような作業手間を要する事なく、所定ど
うりにタイミングベルトケースに強固に取付ける
ことができる。
なお、上記実施例はタイミングベルトケース側
にブラケツトを取付けた場合について述べたが、
エンジン本体の他の側面に上記のようなブラケツ
トを取付けてエンジン本体を車体に支持させるよ
うにしてもよく、あるいは、図面に示すブラケツ
トの形状も種々変形して実施することが可能であ
る。例えばブラケツトの後壁のボルト孔は二箇所
に形成するようにしても該ブラケツトを仮止め状
態において自重により規定位置とすることが可能
である。
[考案の効果] 以上のような構成からなる本考案によると、重
心から離れた位置に形成されるボルト孔を、貫通
されるボルトに対して一定の隙間を有して形成す
るとともに、自重によりブラケツトが規定位置と
なるように配設しているため、ブラケツトの組付
けが容易になるとともに、その取付け誤差の発生
が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図はブラケツトが取着されたエンジン本体の
概略図、第1図は同ブラケツト等の平面図、第3
図は同ブラケツトの正面図である。 1……エンジン本体、2……タイミングベルト
ケース、3……ブラケツト、3a……後壁、3d
……底壁、4,5,6……ボルト孔、5a……上
端、6a……下端、7,8,9……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 重心から離れた位置に、貫通されるボルトに対
    して一定の隙間を有した複数のボルト孔を開口す
    るとともに、これらのボルト孔を貫通する前記ボ
    ルトにより仮止めした場合に自重により規定位置
    となるように前記ボルト孔を配設してなることを
    特徴とするブラケツト。
JP19198786U 1986-12-12 1986-12-12 Expired - Lifetime JPH054420Y2 (ja)

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JP19198786U JPH054420Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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JP19198786U JPH054420Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6395924U JPS6395924U (ja) 1988-06-21
JPH054420Y2 true JPH054420Y2 (ja) 1993-02-03

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ID=31146643

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JP7217720B2 (ja) 2020-03-10 2023-02-03 信越化学工業株式会社 ベースプレートの汚染防止方法

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JPS6395924U (ja) 1988-06-21

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