JP2590845Y2 - 重量物取付構造 - Google Patents

重量物取付構造

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JP2590845Y2
JP2590845Y2 JP1993043045U JP4304593U JP2590845Y2 JP 2590845 Y2 JP2590845 Y2 JP 2590845Y2 JP 1993043045 U JP1993043045 U JP 1993043045U JP 4304593 U JP4304593 U JP 4304593U JP 2590845 Y2 JP2590845 Y2 JP 2590845Y2
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和幸 藤原
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Toshiba Corp
Nippon Sharyo Ltd
Central Japan Railway Co
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Toshiba Corp
Nippon Sharyo Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道車両に用いられ、
重量物を台車枠に取り付ける重量物取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両では、主電動機やブ
レーキキャリパ等の重量物を台車枠に取り付ける際に
は、図4、図5に示すように、台車枠50の左右両側の
側梁52,54を結ぶ横梁56に形成された取付座58
が用いられている。この取付座58は、上方に突き出し
た凸部60を有する上受け部材62と、垂直面64が形
成された下受け部材66とを備えている。また、重量物
である主電動機68からは上・下脚部70,72が所定
間隔で突出形成され、上脚部70には、凸部60が嵌入
可能な凹部74が形成されると共に、下脚部72には、
垂直面64と対抗する接触面76が形成されている。そ
して、主電動機68がクレーン等で吊下げられ、上脚部
70の凹部74が凸部60に嵌着されると共に、接触面
76が垂直面64に接触され、上脚部70には上側から
ボルト78が挿入され、下脚部72には水平にボルト8
0が挿入されて、上・下脚部70,72が取付座58に
固定されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の構造では、水平にボルト80が挿入されてお
り、しかも、ボルト80の取付位置が横梁56の近傍
で、横梁56や取付座58の補強部材82が邪魔になる
狭隘部にある。そのため、ボルト80の締付け・緩め作
業の際、作業者によるスパナでの締付け・緩め作業の作
業性が悪く、また、ナットランナ等の自動締付装置によ
る締付け・緩めの自動化が困難であった。
【0004】そこで本考案は上記の課題を解決すること
を目的とし、ボルトの締付け・緩め作業が容易な重量物
取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本考案は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、重量物を台車枠に取り付ける重量物取
付構造において、前記重量物に所定間隔で共に下を向い
た水平な上・下被取付面を有する上・下脚部を突出形成
すると共に、前記上脚部にはその下側に内側に面した上
接触面を形成し、かつ前記下脚部には外側に面した下接
触面を形成し、前記台車枠に上下に前記所定間隔で共に
上を向いた水平な上・下取付面を有する取付座を設ける
と共に、前記取付座に前記上・下接触面がそれぞれ接触
可能な上・下受け面を形成し、前記上・下脚部の前記被
取付面を前記取付面にそれぞれ接触させると共に、前記
上・下接触面を前記上・下受け面に接触させて前記上・
下脚部を前記取付座に載置し、また、前記上脚部側はボ
ルトを上側から挿入し、前記下脚部側はボルトを下側か
ら挿入して固定したことを特徴とする重量物取付構造の
構成がそれである。
【0006】
【作用】前記構成を有する重量物取付構造は、取付座の
上・下取付面に上・下脚部の上・下被取付面をそれぞれ
接触させると共に、取付座の上・下受け面に上・下脚部
の上・下接触面を接触させて、上・下脚部を取付座に載
置し、上脚部側はボルトを上側から挿入し、下脚部はボ
ルトを下側から挿入し、重量物の上・下脚部を取付座に
固定する。そして、上・下受け面と上・下接触面との接
触により、重量物の自重を受け、上・下取付面と上・下
被取付面との締付け摩擦力によりモーメントを受ける。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例としての重量物取付
構造の正面図である。1は重量物で、本実施例では主電
動機を対象としているが、ディスクブレーキのブレーキ
キャリパ等であっても同様に実施可能である。この重量
物1には、横梁56に向かって水平に突出された上・下
脚部2,4が形成されており、上・下脚部2,4には、
所定間隔で共に下を向いた水平な上・下被取付面6,8
が設けられている。上脚部2には、上被取付面6に垂直
に2個の貫通孔7が穿設されており、下脚部4には、下
被取付面8に垂直に2個のねじ孔9が形成されている。
【0008】また、上脚部2には、その先端が下側に突
出されてその内側に、内側に面した上接触面10が形成
されており、かつ、下脚部4には、下被取付面8から下
側に突き出した段差が形成され、その段差により外側に
面した下接触面12が形成されている。
【0009】一方、台車枠の横梁56の上側には、横梁
56に溶着された横板部材14上に取り付けられた上受
け部材16が設けられ、下側には横板部材14の先端側
から垂下された縦板部材18と、横梁56から斜め下方
に延出された傾斜部材20との先端に溶着された下受け
部材22が設けられている。尚、横板部材14、縦板部
材18、傾斜部材20は、補強部材24にそれぞれ溶着
されて補強されている。
【0010】上受け部材16には、上を向いた水平な上
取付面26が形成されており、重量物1と反対側が一段
下げられて段差が形成されており、その段差に重量物1
の反対側に面した上受け面28が形成されている。ま
た、上受け部材16には、上取付面26に垂直に貫通孔
7に対応した2個のねじ孔30(1個のみ図示する)が
形成されている。
【0011】縦板部材18から重量物1側に突き出てい
る下受け部材22に、上取付面26と所定間隔で、即
ち、重量物1の上・下被取付面6,8の所定間隔と同じ
間隔で、上を向いた水平な下取付面32が形成されてお
り、下受け部材22の重量物1側の先端は、下取付面3
2と垂直にされて、重量物1に面した下受け面34が形
成されている。また、下受け部材22には、下取付面3
2に垂直にねじ孔9に対応した2個の貫通孔36が穿設
されている。尚、本実施例では、横板部材14、上受け
部材16、縦板部材18、傾斜部材20、下受け部材2
2、補強部材24により取付座38が形成されている。
【0012】そして、組み立てる際には、重量物1がク
レーン等で吊下げられ、上取付面26に上被取付面6が
接触するように、また、下取付面32に下被取付面8が
接触するように降ろされる。また、上接触面10が上受
け面28に接触するように、下接触面12が下受け面3
4に接触するようにして、上・下脚部2,4が取付座3
8に載置される。その際、貫通孔7とねじ孔30とが一
致するように、また、貫通孔36とねじ孔9とが一致す
るようにその位置が調節される。
【0013】その後、クレーンによる吊下を解除して
も、重量物1の自重Wが、上接触面10が上受け面28
に接触し下接触面12が下受け面34に接触して受けら
れ、重量物1は落下しない。上脚部2側では、貫通孔7
に上側からボルト40を挿入してねじ孔30に螺入し、
スプリングワッシャ42を介して、上脚部2を上受け部
材16に固定する。下脚部4側では、貫通孔36に下側
からボルト44を挿入してねじ孔9に螺入し、スプリン
グワッシャ46を介して、下脚部4を下受け部材22に
固定する。
【0014】このように、上・下接触面10,12及び
上・下受け面28,34により、重量物1が支えられて
落下することがないので、締付け作業中に重量物1を支
えていなくてもよいので、作業が楽である。しかも、上
脚部2のボルト40は上側から、下脚部4のボルト44
は下側から挿入するので、横梁56に邪魔されることな
く、作業者のスパナによる締め付け作業が容易にでき
る。更に、重量物1の上方及び下方には広い空間が確保
されるので、ナットランナ等の自動締付装置により自動
的に締め付けることも容易にできる。
【0015】また、重量物1を取り外す場合も、横梁5
6等に邪魔されることなく、容易にボルト40,44を
緩めることができると共に、ボルト40,44を緩めて
も、重量物1は、上・下接触面10,12及び上・下受
け面28,34により支えられて落下することがないの
で、緩め作業も容易であり、また、自動締付装置により
自動的に緩めることも容易である。
【0016】重量物1である主電動機が回転駆動された
ときには、主電動機の廻りに負荷に応じたモーメントM
が作用するが、上取付面26と上被取付面6との締付け
摩擦力及びこれと所定間隔にある下取付面32と下被取
付面8との締付け摩擦力がこれに対抗し、重量物1を支
える。
【0017】よって、上・下取付面26,32及び上・
下被取付面6,8を水平に形成して、上脚部2側は上側
からボルト40を挿入し、下脚部4側は下側からボルト
44を挿入する構造として、ボルト40,44の締付け
・緩め作業が容易にできるにもかかわらず、重量物1の
自重Wや作用するモーメントMを適正に受けることがで
きる。
【0018】次に、前述した実施例とは異なる第2実施
例について図3によって説明する。尚、前述した実施例
と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明を
省略する。上脚部2には、上被取付面6よりも内側が一
段窪まされて、段差が形成され、その段差により内側に
面した上接触面46が形成されており、下脚部4には、
その先端が垂直にされて外側に面した下接触面47が形
成されている。また、上受け部材16には、上取付面2
6の重量物1側が突出されて段差が形成され、その段差
により重量物1の反対側に面した上受け面48が形成さ
れている。下受け部材22には、下取付面32から一段
突き出された段差が形成されて、その段差により重量物
1に面した下受け面49が形成されている。
【0019】上・下被取付面6,8 と上・下取付面2
6,32とが接触され、上・下接触面46,47と上・
下受け面48,49とが接触されて、上・下脚部2,4
が取付座38に、ボルト40,44により固定される。
この場合でも前述した実施例と同様に、ボルト40,4
4の締付け・緩め作業を容易に行うことができ、重量物
1の自重Wや作用するモーメントMを適正に受けること
ができる。
【0020】以上本考案はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の重量物取付
構造は、上脚部側は上側からボルトを挿入し、下脚部側
は下側からボルトを挿入して、ボルトの締付け・緩め作
業が容易にできると共に、、重量物の自重や作用するモ
ーメントを適正に受けることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例としての重量物取付構造の
正面図である。
【図2】 本実施例の重量物取付構造の分解斜視図であ
る。
【図3】 本考案の第2実施例としての重量物取付構造
の正面図である。
【図4】 従来の重量物取付構造の平面図である。
【図5】 従来の重量物取付構造の正面図である。
【符号の説明】
1…重量物 2…上脚部 4…
下脚部 6…上被取付面 8…下被取付面 1
0,46…上接触面 12,47…下接触面 26…上取付面 2
8,48…上受け面 32…下取付面 34,49…下受け面 38
…取付座 40,44…ボルト 56…横梁
フロントページの続き (72)考案者 清水 浩雅 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 柘植 幹雄 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)考案者 藤原 和幸 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平6−40328(JP,A) 実開 昭59−58675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61C 9/38 B61F 5/52

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量物を台車枠に取り付ける重量物取付
    構造において、 前記重量物に所定間隔で共に下を向いた水平な上・下被
    取付面を有する上・下脚部を突出形成すると共に、前記
    上脚部にはその下側に内側に面した上接触面を形成し、
    かつ前記下脚部には外側に面した下接触面を形成し、 前記台車枠に上下に前記所定間隔で共に上を向いた水平
    な上・下取付面を有する取付座を設けると共に、前記取
    付座に前記上・下接触面がそれぞれ接触可能な上・下受
    け面を形成し、 前記上・下脚部の前記被取付面を前記取付面にそれぞれ
    接触させると共に、前記上・下接触面を前記上・下受け
    面に接触させて前記上・下脚部を前記取付座に載置し、
    また、前記上脚部側はボルトを上側から挿入し、前記下
    脚部側はボルトを下側から挿入して固定したことを特徴
    とする重量物取付構造。
JP1993043045U 1993-08-05 1993-08-05 重量物取付構造 Expired - Lifetime JP2590845Y2 (ja)

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JPH0713635U JPH0713635U (ja) 1995-03-07
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CN103661426B (zh) * 2013-10-12 2016-02-10 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 轨道车辆牵引电机悬挂装置
JP6622842B2 (ja) 2018-04-16 2019-12-18 川崎重工業株式会社 鉄道車両用駆動台車

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