JPH031291Y2 - - Google Patents

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JPH031291Y2
JPH031291Y2 JP18620985U JP18620985U JPH031291Y2 JP H031291 Y2 JPH031291 Y2 JP H031291Y2 JP 18620985 U JP18620985 U JP 18620985U JP 18620985 U JP18620985 U JP 18620985U JP H031291 Y2 JPH031291 Y2 JP H031291Y2
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JP
Japan
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support frame
power unit
body member
bolt
vehicle body
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JP18620985U
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JPS6292922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用パワユニツトの支持構造に関
するものである。
従来の技術 自動車用パワユニツトの支持構造として、第4
図に示すようにパワユニツトaが弾性材bを介し
て載置支持される支持フレームcを車体のクロス
メンバd,d等の車体部材にボルトおよびナツト
により締付固定した構造を採用したものが従来よ
り開発され、実開昭57−55619号公報により既に
公開されている。
考案が解決しようとする問題点 上記のようなパワユニツトの支持構造を採用し
た自動車において、支持フレームcのクロスメン
バdへの取付構造は、従来は第5図に示すよう
に、クロスメンバdの下面に下から支持フレーム
cを重ね、支持フレームcの下側からボルトeを
挿し込みクロスメンバdに溶接固着されているナ
ツト(ウエルデイングナツト)fにボルトeをね
じ込み締付けて固定する構造としているのが普通
であつた。
このような従来構造のものは、ボルトeが直接
地面に対向しているので泥水がかかつたり跳ね石
が当つたりして錆が発したり損傷したりするおそ
れがあるばかりか、振動等により万一ねじがゆる
むと支持フレームcおよびパワユニツトが脱落す
る可能性があると言う問題を有している。
本考案は上記のような従来構造の問題を解消す
ることを主目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、パワユニツトの全部又は一部を支持
フレーム上に弾性材を介して載置支持させ、該支
持フレームの両端部を下部車体部材に取付固定し
た形式の自動車用パワユニツト支持構造におい
て、上記支持フレームの両端部を下部車体部材の
上面上に重ね合せて該支持フレームと下部車体部
材に設けたボルト穴に上から下にボルトを挿し込
み下部車体部材の下側から上記ボルトにナツトを
ねじ込み締付けて支持フレームを下部車体部材に
取付固定すると共に、上記ボルトの下部車体部材
上面から下方への突出長さを、パワユニツトの上
方への最大動き許容量より長い構成としたことを
特徴とするものである。
作 用 上記により、万一ナツトがゆるみボルトから脱
落した場合、パワユニツトが上下方向に振動して
もボルトは支持フレームおよび下部車体部材のボ
ルト穴から決して抜け出すことがなく、パワユニ
ツトおよび支持フレームの脱落と言う事故は発生
しない。
又支持フレームの取付固定部への泥水のかかり
或は跳ね石の当りは少なくなり、錆の発生或は損
傷等は著しく低減される。
実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第3図を参照
して説明する。
第1図において、1はエンジンおよび該エンジ
ンに一体的に固定されたトランスミツシヨン等よ
りなるパワユニツトであり、該パワユニツト1は
弾性材(マウトラバー)2を介して支持フレーム
3上に載置支持され、該支持フレーム3の前後端
部は箱型断面或いはコ字状断面をなすフロントロ
アフレーム4およびフロントクロスメンバ5等の
エンジンルーム内の下部車体部材に取付固定され
る。
上記支持フレーム3の下部車体部材への取付固
定構造例は第2図に示す通りである。
即ち、支持フレーム3の前端部はフロントロア
フレーム4の上面41上に載置重ね合され、支持
フレーム3に設けたボルト穴3aとフロントロア
フレーム41に設けたボルト穴41aを合致させ
てそれにボルト6を上から下方に向けて挿し込
み、下側からナツト7をねじ込み締付けて支持フ
レーム3をフロントロアフレーム上面41に取付
固定する。8はスプリングワツシヤ、42aはフ
ロントロアフレーム4の下面42に設けた作業穴
である。
支持フレーム3後端部のフロントクロスメンバ
5への取付固定構造は、支持フレーム3前端部の
フロントロアフレーム4への取付固定構造と全く
同様、支持フレーム3後端部をフロントクロスメ
ンバ5の上面に載置重ね合せ上からボルトを挿し
込み下からナツトをねじ込み締付けた構造となつ
ているので図示は省略した。
上記支持フレーム3の前後端部を下部車体部材
へ取付固定する為のボルト6は、その長さをナツ
ト7をねじ込み締付けるに必要な長さよりかなり
長く構成され、第2図示のような支持フレーム3
の取付固定状態においてボルト6のボルト穴41
aより下方への突出長さl1がパワユニツト1お
よびそれを載置支持している支持フレーム3の上
方への最大動き許容量l2(第1図においてパワ
ユニツト1の上端部がフード10等の車体側部材
に当るまで上方に動くことができる。)より長く
設定している。
なおボルト6はその頭部を支持フレーム3の上
面に溶接固着するとか、或は第2図の鎖線示のよ
うにボルト動き止め部材9を支持フレーム3に取
付けることにより、支持フレーム3に対しボルト
6が自由には動くことができないようにしておく
ことが望ましい。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、第
1図のものはパワユニツト1全体を支持フレーム
3に載置支持した構造のものに本考案を適用した
例を示しているが、第3図ではパワユニツト1の
前方部は弾性材2′を介して直接クロスメンバ或
はサイドフレーム等の下部車体部材4′に載置支
持させパワユニツト1の後部を弾性材2を介して
支持フレーム3に載置支持させ、該支持フレーム
3の前後端部をクロスメンバ5,5′に取付固定
した形式のものに本考案を適用した例を示してい
る。この第3図の実施例のものも支持フレーム3
とクロスメンバ5,5′との取付固定構造は第2
図に示すものと全く同じであることは言うまでも
なく、この場合はボルトのクロスメンバ5,5′
上面より下方への突出長さl1(第2図参照)は
パワユニツト1後部の上方への最大動き許容量即
ちパワユニツト1後部上面とフロアトンネル部1
1頂面との間の隙間l2より長く設定すべきであ
る。
上記以外例えばパワユニツト1の前方部のみを
支持フレーム3上に載置支持させた形式にも本考
案は適用可能であり、結局本考案はパワユニツト
1の全部又は一部を支持フレーム3上に弾性材を
介して載置支持させ該支持フレーム3を下部車体
部材にボルトにて取付固定したあらゆる形式のも
のに適用できる。
考案の効果 以上のように構成した本考案によれば、パワユ
ニツトの全部又は一部を載置支持した支持フレー
ムの両端部を箱型断面又はコ字状断面をなす下部
車体部材の上面上に重ね合せてこれをボルトとナ
ツトにて締付固定した構造としているので、該支
持フレームの取付部に直接泥水がかかつたり跳ね
石が当つたりする可能性は少なくなり、錆の発生
域は損傷等のおそれは第4,5図に示す従来構造
のものに比し著しく低減され得ると共に、上記ボ
ルトを上から下に挿し込み下からナツトで締めつ
け且つ上記ボルトの下部車体部材上面から下方へ
の突出長さをパワユニツトの上方への最大動き許
容量より長く構成したことによつて、万一ナツト
がゆるみボルトより脱落した場合でも、ボルトが
下部車体部材上面とその上側に重ね合されている
支持フレームのボルト穴より抜け出すことはな
く、パワユニツトの脱落と言う事故の発生は完全
に防止し得るもので、自動車の安全対策上極めて
効果的なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面説明図、第
2図は第1図のA部拡大詳細断面図、第3図は本
考案の他の実施例を示す側面説明図である。第4
図は従来装置の側面説明図、第5図は第4図のB
部拡大詳細断面図である。 1……パワユニツト、2,2′……弾性材、3
……支持フレーム、4,4′,5,5′……下部車
体部材、6……ボルト、7……ナツト、10……
フード、11……フロアトンネル部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パワユニツトの全部又は一部を支持フレーム
    上に弾性材を介して載置支持させ、該支持フレ
    ームの両端部を下部車体部材に取付固定した形
    式の自動車用パワユニツト支持構造において、
    上記支持フレームの両端部を下部車体部材の上
    面上に重ね合せて該支持フレームと下部車体部
    材に設けたボルト穴に上から下にボルトを挿し
    込み下部車体部材の下側から上記ボルトにナツ
    トをねじ込み締付けて支持フレームを下部車体
    部材に取付固定すると共に、上記ボルトの下部
    車体部材上面から下方への突出長さを、パワユ
    ニツトの上方への最大動き許容量より長い構成
    としたことを特徴とする自動車用パワユニツト
    の支持構造。 (2) ボルトは、支持フレームのボルト穴に挿し込
    まれた状態において該支持フレームに固定され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の自動車用パワユニツトの支持
    構造。
JP18620985U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH031291Y2 (ja)

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JP18620985U JPH031291Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS6292922U JPS6292922U (ja) 1987-06-13
JPH031291Y2 true JPH031291Y2 (ja) 1991-01-16

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