JPH0418922Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0418922Y2 JPH0418922Y2 JP1985119064U JP11906485U JPH0418922Y2 JP H0418922 Y2 JPH0418922 Y2 JP H0418922Y2 JP 1985119064 U JP1985119064 U JP 1985119064U JP 11906485 U JP11906485 U JP 11906485U JP H0418922 Y2 JPH0418922 Y2 JP H0418922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipes
- protector
- pipe
- clamp member
- floor panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001012 protector Effects 0.000 claims description 38
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 3
- 238000009428 plumbing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
この考案は、自動車のフロアパネルの下面に沿
つて前後方向に配管される、たとえばフユーエル
チユーブ、フユーエルリターンチユーブ、リヤブ
レーキパイプなどが、前輪タイヤが跳ね上げた小
石に当たつて損傷したり、排気管からの熱を直接
的に受けたりすることがないように保護するため
の配管プロテクタの取付け構造に関し、取付けの
ための部品点数が増加することがなく、かつ取付
け作業性が改善されたものに関する。
つて前後方向に配管される、たとえばフユーエル
チユーブ、フユーエルリターンチユーブ、リヤブ
レーキパイプなどが、前輪タイヤが跳ね上げた小
石に当たつて損傷したり、排気管からの熱を直接
的に受けたりすることがないように保護するため
の配管プロテクタの取付け構造に関し、取付けの
ための部品点数が増加することがなく、かつ取付
け作業性が改善されたものに関する。
【従来の技術およびその問題点】
車両前方のエンジンと、車両後方のフユーエル
タンク間をつなぐフユーエルパイプおよびリター
ンパイプ、ならびに、車両前方のブレーキバルブ
と後輪用ブレーキ本体とをつなぐブレーキチユー
ブは、車体のフロアパネルの下面に支持しながら
配管される。通常これらのパイプは、作業性を考
慮して集中配管される。そして実開昭59−69624
号公報には、このような複数のパイプを、フロア
パネルの下面に対して作業性良くかつ集中的に支
持させるためのクランプが提案されている。 この公報に示された配管用クランプは、各パイ
プを弾性的に挟圧保持しうるように断面逆Ω状を
した、横方向にならぶ複数の管保持部が所定間隔
を隔てて樹脂により一体形成されて構成されてお
り、上記管保持部に所定の配管パイプを保持させ
た後、端部の取付け部を車体から延出させたブラ
ケツトに対してねじ止めするだけで、複数の配管
パイプを集中的に車体に対して支持させることが
できるようになつている。 ところが、上記のようにフロアパネルの下面に
集中配管されたパイプは、その大部分が露出して
おり、前輪のタイヤが跳ね上げた小石など、固状
の外物がこのパイプ類に当たり、パイプ類が破損
する恐れが多分にある。 パイプへの外物の衝突を防止するための対策と
しては、単にこれらのパイプの下側の覆うカバー
をフロアパネルに対して取り付けることが考えら
れるが、フロアパネルの下面に配管されるパイプ
の全長にわたつてこのようなカバーを取り付ける
となると、車体重量の増加を招き、かつ取付け作
業も非常に厄介なものとなる。 また、観察によると、タイヤが跳ね上げた小石
などが当たる範囲はほぼ決つており、この範囲内
にあるパイプを重点的に保護してやればよいこと
が分かつた。さらに、単に小石などが当たる範囲
ということではなく、小石の衝突角度が大きい部
分にあるパイプこそを重点的に保護してやる必要
がある。 この考案は、以上のような知見のもとで考え出
されたもので、車体のフロアパネルの下面に集中
配管される複数のパイプの所定の長手方向範囲を
石当たりから効果的に保護することができ、かつ
作業性良く取り付けることができ、さらに、取付
けのための部品が増加することがないように構成
された配管用プロテクタの取付け構造を提供する
ことをその課題とする。
タンク間をつなぐフユーエルパイプおよびリター
ンパイプ、ならびに、車両前方のブレーキバルブ
と後輪用ブレーキ本体とをつなぐブレーキチユー
ブは、車体のフロアパネルの下面に支持しながら
配管される。通常これらのパイプは、作業性を考
慮して集中配管される。そして実開昭59−69624
号公報には、このような複数のパイプを、フロア
パネルの下面に対して作業性良くかつ集中的に支
持させるためのクランプが提案されている。 この公報に示された配管用クランプは、各パイ
プを弾性的に挟圧保持しうるように断面逆Ω状を
した、横方向にならぶ複数の管保持部が所定間隔
を隔てて樹脂により一体形成されて構成されてお
り、上記管保持部に所定の配管パイプを保持させ
た後、端部の取付け部を車体から延出させたブラ
ケツトに対してねじ止めするだけで、複数の配管
パイプを集中的に車体に対して支持させることが
できるようになつている。 ところが、上記のようにフロアパネルの下面に
集中配管されたパイプは、その大部分が露出して
おり、前輪のタイヤが跳ね上げた小石など、固状
の外物がこのパイプ類に当たり、パイプ類が破損
する恐れが多分にある。 パイプへの外物の衝突を防止するための対策と
しては、単にこれらのパイプの下側の覆うカバー
をフロアパネルに対して取り付けることが考えら
れるが、フロアパネルの下面に配管されるパイプ
の全長にわたつてこのようなカバーを取り付ける
となると、車体重量の増加を招き、かつ取付け作
業も非常に厄介なものとなる。 また、観察によると、タイヤが跳ね上げた小石
などが当たる範囲はほぼ決つており、この範囲内
にあるパイプを重点的に保護してやればよいこと
が分かつた。さらに、単に小石などが当たる範囲
ということではなく、小石の衝突角度が大きい部
分にあるパイプこそを重点的に保護してやる必要
がある。 この考案は、以上のような知見のもとで考え出
されたもので、車体のフロアパネルの下面に集中
配管される複数のパイプの所定の長手方向範囲を
石当たりから効果的に保護することができ、かつ
作業性良く取り付けることができ、さらに、取付
けのための部品が増加することがないように構成
された配管用プロテクタの取付け構造を提供する
ことをその課題とする。
上記の課題を達成するため、この考案では、次
の手段を採用した。 すなわち、自動車のフロアパネルの下方におい
て所定の支持剛性をもつて略平行に配管される複
数本のパイプに対する配管プロテクタの取付け構
造であつて、 下面に上記複数本のパイプを所定長さにわたつ
て覆う板状のプロテクタが固定されるクランプ部
材に、対向する壁によつて上記各パイプを弾性的
に挟持する複数の管保持部を設け、これら管保持
部を上記複数本のパイプに下から嵌合させること
により、上記プロテクタを上記クランプ部材を介
して上記複数本のパイプに支持させたことを特徴
としている。
の手段を採用した。 すなわち、自動車のフロアパネルの下方におい
て所定の支持剛性をもつて略平行に配管される複
数本のパイプに対する配管プロテクタの取付け構
造であつて、 下面に上記複数本のパイプを所定長さにわたつ
て覆う板状のプロテクタが固定されるクランプ部
材に、対向する壁によつて上記各パイプを弾性的
に挟持する複数の管保持部を設け、これら管保持
部を上記複数本のパイプに下から嵌合させること
により、上記プロテクタを上記クランプ部材を介
して上記複数本のパイプに支持させたことを特徴
としている。
プロテクタは、その上面にあらかじめクランプ
部材を固定しておき、そしてこのクランプ部材
を、その各管保持部を各パイプに弾性的にはめこ
むことより、簡単に配管パイプに対して取付ける
ことができる。プロテクタの取付けの段において
は、何等特別な工具が必要でなく、作業はきめて
簡単である。また、上記クランプ部材は車体に対
して固定するわけではないので、配管パイプを車
体に配管する前の段階において上記プロテクタを
あらかじめ配管パイプに取付けておくことがで
き、このことが配管の作業性の向上に大きく寄与
する。また、同様に、上記クランプ部材は、車体
に固定するわけではないので、上記クランプ部材
ないしこれに支持されるプロテクタを、配管パイ
プの長手方向の任意の位置に取付けることがで
き、このことは、配管プロテクタの取付け位置の
設定の自由度を大きく高めることになる。 そして、プロテクタは、複数本のパイプの下に
幅方向にオーバラツプするように形成されている
ので、たとえ管保持部の一部が疲労により壊れて
複数本のパイプのうちの一部を保持することがで
きなくなつても、プロテクタがパイプの脱落を阻
止することができ、安全性が向上する。 さらに、クランプは、プロテクタを複数のパイ
プに対して簡単かつ確実に取り付けるための部材
として機能するほか、複数のパイプを、それぞれ
の間隔を一定に保つ役割をも果たし、これにより
車体に取り付ける前の複数のパイプを互いの相対
関係を決めながら一まとめにすることができるの
で、車体に対する集中配管作業がきわめて容易と
なる。
部材を固定しておき、そしてこのクランプ部材
を、その各管保持部を各パイプに弾性的にはめこ
むことより、簡単に配管パイプに対して取付ける
ことができる。プロテクタの取付けの段において
は、何等特別な工具が必要でなく、作業はきめて
簡単である。また、上記クランプ部材は車体に対
して固定するわけではないので、配管パイプを車
体に配管する前の段階において上記プロテクタを
あらかじめ配管パイプに取付けておくことがで
き、このことが配管の作業性の向上に大きく寄与
する。また、同様に、上記クランプ部材は、車体
に固定するわけではないので、上記クランプ部材
ないしこれに支持されるプロテクタを、配管パイ
プの長手方向の任意の位置に取付けることがで
き、このことは、配管プロテクタの取付け位置の
設定の自由度を大きく高めることになる。 そして、プロテクタは、複数本のパイプの下に
幅方向にオーバラツプするように形成されている
ので、たとえ管保持部の一部が疲労により壊れて
複数本のパイプのうちの一部を保持することがで
きなくなつても、プロテクタがパイプの脱落を阻
止することができ、安全性が向上する。 さらに、クランプは、プロテクタを複数のパイ
プに対して簡単かつ確実に取り付けるための部材
として機能するほか、複数のパイプを、それぞれ
の間隔を一定に保つ役割をも果たし、これにより
車体に取り付ける前の複数のパイプを互いの相対
関係を決めながら一まとめにすることができるの
で、車体に対する集中配管作業がきわめて容易と
なる。
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的
に説明する。 第1図および第2図に示すように、車体のフロ
アパネル1の下面を這うようにして、エンジン
(図示略)とフユーエルタンク2とをつなぐフユ
ーエルパイプ3、リターンパイプ4およびエミツ
シヨンパイプ5、ならびに、ブレーキバルブ6と
リヤブレーキのリレーバルブ(図示略)とをつな
ぐブレーキパイプ7の、4本のパイプが配管され
る。 図示例では、上記のパイプ束のうち、フロアパ
ネル1における後ろ下がりに傾斜している部分
(第1図に符号Aで示す)の下を通る部分、およ
び、フユーエルタンク2に近い、排気管(図示
略)の上方を通る部分(第2図に符号Bで示す)
の2箇所に板状のプロテクタ8,9が取付けられ
る。 上記符号Aで示す部分に取付けられるプロテク
タ8は、パイプ束をフロアパネル1に固定するク
ランプ部材10に取付けられるものであり、本考
案の構造を採用するものではないが、参考までに
その構造を第3図および第4図によつて説明す
る。 図中符号10は、4本のパネル3,4,5,7
を所定の間隔に保持するためのクランプ部材を示
し、樹脂により、左右の壁11,12で断面略U
字状の凹部を形成する管保持部13を、横方向に
4箇所一体形成して構成される。各管保持部13
の入口部は狭くなつており、パネル3,4,5,
7をこの管保持部13の入口から押し込むと、上
記壁11,12が弾性拡開後弾性復帰して、パイ
プ3,4,5,7を凹部内から容易に抜けないよ
うに収容保持する。このクランプ部材10は、そ
の中間部に設けた薄肉部14にねじ通し穴15が
設けられ、このねじ通し穴15に下から通したね
じ(ボルト)16を、フロアパネル1の下面に溶
接されたブラケツト17の透孔18ないしこれの
上面に固定されたウエルドナツト19にねじ付け
ることにより、車体に対して固定される。すなわ
ち、本例での上記クランプ部材10は、4本のパ
イプ3,4,5,7を所定の間隔に保持する役割
と、これらパイプ3,4,5,7をフロアパネル
1に対して支持させる役割をもつ。 一方、上記4本のパネル3,4,5,7の下方
において幅方向にオーバラツプするように、かつ
所定長さにわたつて覆う板金製のプロテクタ8
が、上記クランプ部材10の下面に対し、上記ね
じ16をこのプロテクタ8に開けた透孔21を通
して共締めすることにより取付けられる。なお、
このプロテクタ8は、前後2箇所設けられた上記
クランプ部材10の下面を掛け渡すようにして、
2箇所で固定されている。 このようにすると、クランプ部材10を固定す
る際に同時にプロテクタ8が固定されるので、プ
ロテクタだけを取り付けるための部品および作業
が必要でなく、部品点数と作業工数を削減するこ
とができる。また、樹脂製のクランプ部材の各管
保持部13に4本のパイプ3,4,5,7を弾性
的に保持させてこれらパイプを所定の間隔で一ま
とまりにすることができるので、パイプ3,4,
5,7を作業性よく配管することができる。さら
に、第3図から明らかなように、プロテクタ9が
4本のパイプ3,4,5,7の下方を幅方向にオ
ーバラツプするように、かつ実質的に車体に対し
て堅牢に固定されるので、樹脂製のクランプ部材
10の管保持部13のいずれかが疲労等により破
損してパイプ保持力を失なつても、プロテクタ8
がパイプ3,4,5,7の下がり過ぎを阻止する
ことができ、安全性が高まる。 そして符号Bで示す部分に取付けられるプロテ
クタ9には、本考案の取付け構造が採用される。
その詳細を第5図および第6図に示す。 本考案のクランプ部材は10′は、第3図およ
び第4図に示したクランプ部材10とほぼ同様
の、4箇所の管保持部13′を備える樹脂性の部
材であるが、それ自体をフロアパネル1に取り付
けるようにはなつていない。また、下面には、プ
ロテクタ9の係合穴21′に掛止状に嵌合してこ
のプロテクタ9を保持することができるクリツプ
22が一体的に突成されている。 プロテクタ9は、まずその係合穴21′に上記
クリツプ22を嵌入することによりクランプ部材
10′を一体化された後、クランプ部材10′を第
5図に示すように4本のパイプ3,4,5,7に
嵌めこむことにより、何等特別な工具や取付け部
品を必要とすることなく、簡単にパイプ束に対し
て取付けられる。本考案の場合クランプ部材1
0′は、プロテクタ9をパイプ束に対して支持さ
せるための支持部材としての役割と、各パイプの
間隔を所定間隔に保持する役割を果たす。本考案
の場合、クランプ部材10′自体はフロアパネル
1に対して固定されないので、パイプ束の長手方
向の所望の部位にプロテクタ9を取付けることが
できるという効果がある。なお、符号23は、プ
ロテクタ9に開けた位置決め穴24に嵌まりこん
でプロテクタ9のクランプ部材10′に対する位
置決めないし回転止め作用をなす、位置決め突起
である。 もちろん、本考案の範囲は、上述した実施例に
限定されることはない。たとえば、実施例では、
前後2個のクランプ部材を用いて比較的長いプロ
テクタ9をパイプ束に対して取付けるようにして
いるが、単一のクランプ部材を介して上記プロテ
クタ9を支持するようにしてもよい。
に説明する。 第1図および第2図に示すように、車体のフロ
アパネル1の下面を這うようにして、エンジン
(図示略)とフユーエルタンク2とをつなぐフユ
ーエルパイプ3、リターンパイプ4およびエミツ
シヨンパイプ5、ならびに、ブレーキバルブ6と
リヤブレーキのリレーバルブ(図示略)とをつな
ぐブレーキパイプ7の、4本のパイプが配管され
る。 図示例では、上記のパイプ束のうち、フロアパ
ネル1における後ろ下がりに傾斜している部分
(第1図に符号Aで示す)の下を通る部分、およ
び、フユーエルタンク2に近い、排気管(図示
略)の上方を通る部分(第2図に符号Bで示す)
の2箇所に板状のプロテクタ8,9が取付けられ
る。 上記符号Aで示す部分に取付けられるプロテク
タ8は、パイプ束をフロアパネル1に固定するク
ランプ部材10に取付けられるものであり、本考
案の構造を採用するものではないが、参考までに
その構造を第3図および第4図によつて説明す
る。 図中符号10は、4本のパネル3,4,5,7
を所定の間隔に保持するためのクランプ部材を示
し、樹脂により、左右の壁11,12で断面略U
字状の凹部を形成する管保持部13を、横方向に
4箇所一体形成して構成される。各管保持部13
の入口部は狭くなつており、パネル3,4,5,
7をこの管保持部13の入口から押し込むと、上
記壁11,12が弾性拡開後弾性復帰して、パイ
プ3,4,5,7を凹部内から容易に抜けないよ
うに収容保持する。このクランプ部材10は、そ
の中間部に設けた薄肉部14にねじ通し穴15が
設けられ、このねじ通し穴15に下から通したね
じ(ボルト)16を、フロアパネル1の下面に溶
接されたブラケツト17の透孔18ないしこれの
上面に固定されたウエルドナツト19にねじ付け
ることにより、車体に対して固定される。すなわ
ち、本例での上記クランプ部材10は、4本のパ
イプ3,4,5,7を所定の間隔に保持する役割
と、これらパイプ3,4,5,7をフロアパネル
1に対して支持させる役割をもつ。 一方、上記4本のパネル3,4,5,7の下方
において幅方向にオーバラツプするように、かつ
所定長さにわたつて覆う板金製のプロテクタ8
が、上記クランプ部材10の下面に対し、上記ね
じ16をこのプロテクタ8に開けた透孔21を通
して共締めすることにより取付けられる。なお、
このプロテクタ8は、前後2箇所設けられた上記
クランプ部材10の下面を掛け渡すようにして、
2箇所で固定されている。 このようにすると、クランプ部材10を固定す
る際に同時にプロテクタ8が固定されるので、プ
ロテクタだけを取り付けるための部品および作業
が必要でなく、部品点数と作業工数を削減するこ
とができる。また、樹脂製のクランプ部材の各管
保持部13に4本のパイプ3,4,5,7を弾性
的に保持させてこれらパイプを所定の間隔で一ま
とまりにすることができるので、パイプ3,4,
5,7を作業性よく配管することができる。さら
に、第3図から明らかなように、プロテクタ9が
4本のパイプ3,4,5,7の下方を幅方向にオ
ーバラツプするように、かつ実質的に車体に対し
て堅牢に固定されるので、樹脂製のクランプ部材
10の管保持部13のいずれかが疲労等により破
損してパイプ保持力を失なつても、プロテクタ8
がパイプ3,4,5,7の下がり過ぎを阻止する
ことができ、安全性が高まる。 そして符号Bで示す部分に取付けられるプロテ
クタ9には、本考案の取付け構造が採用される。
その詳細を第5図および第6図に示す。 本考案のクランプ部材は10′は、第3図およ
び第4図に示したクランプ部材10とほぼ同様
の、4箇所の管保持部13′を備える樹脂性の部
材であるが、それ自体をフロアパネル1に取り付
けるようにはなつていない。また、下面には、プ
ロテクタ9の係合穴21′に掛止状に嵌合してこ
のプロテクタ9を保持することができるクリツプ
22が一体的に突成されている。 プロテクタ9は、まずその係合穴21′に上記
クリツプ22を嵌入することによりクランプ部材
10′を一体化された後、クランプ部材10′を第
5図に示すように4本のパイプ3,4,5,7に
嵌めこむことにより、何等特別な工具や取付け部
品を必要とすることなく、簡単にパイプ束に対し
て取付けられる。本考案の場合クランプ部材1
0′は、プロテクタ9をパイプ束に対して支持さ
せるための支持部材としての役割と、各パイプの
間隔を所定間隔に保持する役割を果たす。本考案
の場合、クランプ部材10′自体はフロアパネル
1に対して固定されないので、パイプ束の長手方
向の所望の部位にプロテクタ9を取付けることが
できるという効果がある。なお、符号23は、プ
ロテクタ9に開けた位置決め穴24に嵌まりこん
でプロテクタ9のクランプ部材10′に対する位
置決めないし回転止め作用をなす、位置決め突起
である。 もちろん、本考案の範囲は、上述した実施例に
限定されることはない。たとえば、実施例では、
前後2個のクランプ部材を用いて比較的長いプロ
テクタ9をパイプ束に対して取付けるようにして
いるが、単一のクランプ部材を介して上記プロテ
クタ9を支持するようにしてもよい。
第1図はフロアパネルの下面への配管の側面
図、第2図は第1図の−線矢視図、第3図は
第2図の−線拡大断面図、第4図は第2図の
−線拡大断面図、第5図は第2図の−線
拡大断面図、第6図は第5図の−線断面図で
ある。 1……フロアパネル、3,4,5,7……配管
パイプ、8,9……プロテクタ、10,10′…
…クランプ部材、11,12……壁、13……管
保持部。
図、第2図は第1図の−線矢視図、第3図は
第2図の−線拡大断面図、第4図は第2図の
−線拡大断面図、第5図は第2図の−線
拡大断面図、第6図は第5図の−線断面図で
ある。 1……フロアパネル、3,4,5,7……配管
パイプ、8,9……プロテクタ、10,10′…
…クランプ部材、11,12……壁、13……管
保持部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 自動車のフロアパネルの下方において所定の支
持剛性をもつて略平行に配管される複数本のパイ
プに対する配管プロテクタの取付け構造であつ
て、 下面に上記複数本のパイプを所定長さにわたつ
て覆う板状のプロテクタが固定されるクランプ部
材に、対向する壁によつて上記各パイプを弾性的
に挟持する複数の管保持部を設け、これら管保持
部を上記複数本のパイプに下から嵌合させること
により、上記プロテクタを上記クランプ部材を介
して上記複数本のパイプに支持させたことを特徴
とする、配管プロテクタ取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985119064U JPH0418922Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985119064U JPH0418922Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226761U JPS6226761U (ja) | 1987-02-18 |
JPH0418922Y2 true JPH0418922Y2 (ja) | 1992-04-28 |
Family
ID=31006092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985119064U Expired JPH0418922Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418922Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519662Y2 (ja) * | 1988-03-11 | 1993-05-24 | ||
JPH0635823Y2 (ja) * | 1988-07-05 | 1994-09-21 | 日産自動車株式会社 | 自動車のチューブ取付装置 |
JPH0626785Y2 (ja) * | 1990-09-21 | 1994-07-20 | ポップリベット・ファスナー株式会社 | パイプ保持具 |
WO2015029217A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 住友理工業株式会社 | 燃料配管用防音カバー |
JP2016109382A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社デンソー | 熱交換器及び室外機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073987U (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | ポツプリベツト・フアスナー株式会社 | パイプ保持具 |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP1985119064U patent/JPH0418922Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226761U (ja) | 1987-02-18 |
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