JPH0635823Y2 - 自動車のチューブ取付装置 - Google Patents

自動車のチューブ取付装置

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JPH0635823Y2
JPH0635823Y2 JP1988089202U JP8920288U JPH0635823Y2 JP H0635823 Y2 JPH0635823 Y2 JP H0635823Y2 JP 1988089202 U JP1988089202 U JP 1988089202U JP 8920288 U JP8920288 U JP 8920288U JP H0635823 Y2 JPH0635823 Y2 JP H0635823Y2
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JP
Japan
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brake
tube
tubes
clamp
fixed
Prior art date
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Application number
JP1988089202U
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English (en)
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JPH0210158U (ja
Inventor
邦雄 有重
敏夫 田中
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のブレーキチューブ等のチューブを
車体に固定して配設する取付装置に関する。
(従来の技術) 自動車のブレーキ装置は、ブレーキペダルの操作変位を
マスタシリンダからホイルシリンダに油圧で伝達してい
る。
近年、急制動時における車両の方向安定性確保と、制動
距離の短縮を目的としてアンチロックブレーキシステム
が採用されるようになり、この場合、エンジンルーム内
の一箇所に設置されたマスタシリンダから圧力調整用の
アクチュエータを介して前後輪の各ホイルに設けられた
ホイルシリンダに、油圧を供給するブレーキチューブが
設置される。これらブレーキチューブは手数が多いため
点検、整備の便宜を考慮して、いわゆる集中配管がなさ
れることがある。
かかるチューブをエンジンルーム内等の車体等の基台に
取付けるために、従来は、取付部を具備したクランプに
並設したチューブの全数を一律に固定している(日産自
動車株式会社発行サービス周報第588号u12型車の紹介参
照)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このように並設された複数のブレーキチュー
ブではあっても、内圧等が異なるものであるため、各ブ
レーキチューブの固有振動数が相違し、走行振動やエン
ジン振動あるいはブレーキ作動の断続による振動等によ
って、いずれかのブレーキチューブが共振すれば、その
振動は前記クランプの取付部から基台に伝達されること
となる。
この考案はかかる事情に基づいてなされたもので、ブレ
ーキチューブ等のチューブに生じた振動の基台への伝達
を抑制せんとするものである。
(課題を解決するための手段) そのため、この考案は、ブレーキ液圧を制御可能なアク
チュエータを車体に備え、マスタシリンダからアクチュ
エータへ至るブレーキチューブと、アクチュエータから
ホイルシリンダへ至るブレーキチューブとを並設して車
体に固定する自動車のチューブ取付装置において、 これらチューブ同士を互に間隔をもって保持するクラン
プを間隔をおいて配置するとともに、これらのクランプ
の間において上記マスタシリンダからアクチュエータへ
至るブレーキチューブを車体側に配し、該ブレーキチュ
ーブを固定クランプにて車体に固定するものである。
(作用) したがって、固定クランプを介して基台に支持されてい
るチューブは並設されたチューブの内、振動の少ないマ
スタシリンダからアクチュエータに至るブレーキチュー
ブであるために、固定クランプが直接支持するチューブ
の本数が少なくてすみ、これら固定クランプに支持した
チューブが振動する可能性が低減するため基台への振動
が抑制される。
また、このように固定クランプが直接支持するチューブ
以外のチューブが振動を生じた場合には、クランプおよ
び前記固定クランプに支持されたチューブを介して振動
が固定クランプに伝達されるので、この振動の伝達経路
の途中で振動が減衰され、基台へ伝達される振動が軽減
する。
よって、これらのチューブに生じた振動が基台に伝達さ
れることが抑制される。
(実施例) 以下、図に示す実施例について説明するが、この実施例
はエンジンルーム内に設置され、アンチロックブレーキ
システム(以下ABS装置という)を構成するチューブに
おけるものである。第2図においてWはフロントウイン
ドウ、Eはエンジンルーム、Mはブレーキのマスタシリ
ンダ、AはABS装置のアクチュエータを示す、そしてブ
レーキチューブ1はブレーキペダルで操作されるマスタ
シリンダMからABS装置のソレノイド弁等のアクチュエ
ータAに向う2本のブレーキチューブ1aと、該アクチュ
エータAから各車輪のホイルシリンダに向い、左右の前
輪のブレーキを独立に制御するそれぞれの油圧系を構成
する各2本と、左右の後輪を同時に制御する2本の合計
4本のブレーキチューブ1bとを並設したものである。
そして、これらのブレーキチューブ1は第1図における
右側に設置されたマスタシリンダMやホイルシリンダ
(図示せず)に一端が連結されており、他端は同図の左
側に配置されたABS装置のアクチュエータAに連結され
て、ブレーキペダルに加えられた操作力および各車輪に
働く外力に応じて、適切な制御力をホイルシリンダにお
いて生じるようにコンピュータ制御されている。なお、
かかるABS装置は公知の技術であるため、その詳細な説
明は省略するが、種々の公知のABS装置について以下に
説明する本願を実施することができる。
ところで、第1図に示すように、これらのブレーキチュ
ーブ1には、クランプ2が所定の間隔をおいて取付けら
れており、これらのクランプ2の間となるブレーキチュ
ーブ1の下部に位置する2本には固定クランプ3が取付
けられている。
クランプ2は、第3図に示すように、合成樹脂によって
一体に形成され、並設された6本のブレーキチューブ1
の全数を互いに連結するものであり、後述する固定クラ
ンプ3のように基台7に対する固定部9を有していな
い。
このクランプ2は中央に形成された主部4と、この主部
4の両側から外側に延びる技部5とを有し、これら技部
5の間となる主部4の外側壁の凹部4aに沿って前記チュ
ーブ1を挟持するものである。
そのため、前記技部5の先端には、前記主部4側に延び
るリップ6を一体に形成してある。
これらのリップ6は合成樹脂で成形されているために、
弾性変形することができ、その外表面は前記主部4の外
側壁に形成された凹部4aに向かう斜面に形成されてお
り、ブレーキチューブ1の装着操作が容易にできるよう
に配置されている。
そして、リップ6の外表面に沿ってブレーキチューブ1
を挿入する場合には、これらリップ6間を若干押し広げ
て挿入する。
ブレーキチューブ1が挿入されると、これらリップ6は
その弾性力によって復元して、リップ6の間の間隙を狭
め、これらリップ6の先端によって挿入されたブレーキ
チューブ1の周面を支持して固定がなされる。
そして、これらのクランプ2はとくに第1図に示すよう
に、ある程度の厚さtを有するものとして構成されたも
のであるために、これらのクランプ2をブレーキチュー
ブ1に連結した場合に、これらのクランプ2とブレーキ
チューブ1との間での傾動はほとんどないようになって
いる。
したがって、このようなクランプ2を所定の間隔をおい
で、並設された6本のブレーキチューブ1に装着するの
で、これらの2つのクランプ2によって、6本のブレー
キチューブ1は一体的に連結されることとなる。
次に固定クランプ3について説明する。
この固定クランプ3は、上記のように構成された6本の
ブレーキチューブ1の連結体を基台7上に固定するもの
であり、この実施例においては基台7として、自動車の
エンジンルーム内のフロントサイドメンバが用いられ
る。
固定クランプ3は、前記クランプ2と同様に合成樹脂で
一体に構成されたもので、主部8には前記基台7への固
定部9を有するとともに、前記クランプ2と同様の技部
11およびリップ12が形成されている。
そして、この実施例の固定クランプ3においては、2本
ずつ3段に配列した6本のブレーキチューブ1aのうちの
最下段の2本のブレーキチューブ1aのみを挟持するよう
になっており、その他の4本のブレーキチューブ1bはこ
の固定クランプ3には直接挟持されないようになってい
る。
これは、前述のようにクランプ2によって6本のブレー
キチューブ1が一体化されているので、6本のブレーキ
チューブ1の全数をこの固定クランプ3で挟持せずと
も、ブレーキチューブ1の基台7への固定としては十分
であるからである。
このように、ブレーキチューブ1の基台7への固定に際
して、並設されたブレーキチューブ1の一部だけを介し
てブレーキチューブ1を固定するから、固定クランプ3
が直接挟持すべき振動源の数が減少し、また固定クラン
プ3が挟持しないブレーキチューブ1から固定クランプ
3に至る振動伝達経路上にはクランプ2等が介在するの
で、これらによって伝達される振動が減衰し、基台7へ
の振動の伝達が低減する。
また、この実施例のようにABS装置を構成するブレーキ
チューブ1においては、並設される複数のブレーキチュ
ーブが、マスタシリンダMからABS装置のアクチュエー
タAに至るブレーキチューブ1aは、該アクチュエータA
からホイルシリンダに至る間のブレーキチューブ1bより
ブレーキチューブ内の内圧変動が小さいものであるか
ら、基台7への振動の伝達を一層低減することができ
る。
以上説明したように、クランプ2には、固定クランプ3
に構成したような固定部9を形成することが不要である
ために、クランプ2の形状が簡素化され、その製造が容
易となる利点があり、長尺の押し出し材として形成し、
この長尺体から所望の厚さ寸法で切り出すことによっ
て、適宜厚さのクランプを容易に得ることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は、多数本のチューブを
並設して車体に固定する自動車のチューブ取付装置にお
いて、これらチューブ同士を互に間隔をもって保持する
クランプを間隔をおいて配置するとともに、これらのク
ランプの間において上記並設したチューブのうちマスタ
シリンダからアクチュエータに至るブレーキチューブを
車体側に配し、該ブレーキチューブを固定クランプにて
車体に固定するものである。
したがって、固定クランプが直接支持するチューブの本
数が少なく、固定クランプが直接支持するチューブが振
動の少ないものであるので、固定クランプから直接基台
に伝達される振動が少ない。
また、固定クランプが直接支持するチューブ以外のチュ
ーブが振動を生じた場合には、クランプおよび前記固定
クランプに支持されたチューブを介して振動が固定クラ
ンプに伝達されるので、この振動の伝達経路の途中で振
動が減衰され、基台へ伝達される振動が軽減する。
よって、これらのチューブに生じた振動が基台に伝達さ
れることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図はブレーキュー
ブの固定状態を示す側面図、第2図はブレーキチューブ
を配線した要部斜視図、第3図は第1図のIII−III線断
面図、第4図は第1図のIV−IV線断面図である。 1…ブレーキューブ、2…クランプ、 3…固定クランプ、7…基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ液圧を制御可能なアクチュエータ
    を車体に備え、マスタシリンダからアクチュエータへ至
    るブレーキチューブと、アクチュエータからホイルシリ
    ンダへ至るブレーキチューブとを並設して車体に固定す
    る自動車のチューブ取付装置において、 これらチューブ同士を互に間隔をもって保持するクラン
    プを間隔をおいて配置するとともに、これらのクランプ
    の間において上記マスタシリンダからアクチュエータへ
    至るブレーキチューブを車体側に配し、該ブレーキチュ
    ーブを固定クランプにて車体に固定することを特徴とす
    る自動車のチューブ取付装置。
JP1988089202U 1988-07-05 1988-07-05 自動車のチューブ取付装置 Expired - Lifetime JPH0635823Y2 (ja)

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JPH0210158U JPH0210158U (ja) 1990-01-23
JPH0635823Y2 true JPH0635823Y2 (ja) 1994-09-21

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JPS61157781U (ja) * 1985-03-22 1986-09-30
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