JP2016109382A - 熱交換器及び室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】結露水等の流下の妨げとなることを低減し、かつ上側熱交換部と下側熱交換部との一体化によって強度向上が図れる熱交換器及びこれを備える室外機を提供する。【解決手段】熱交換器1は、下側熱交換部3と、下側熱交換部3の上方に載置される上側熱交換部2と、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結するように支持するブラケット4と、を備える。ブラケット4は、上側係合部41と下側係合部42とを有して構成される。上側係合部41は、上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間で、上側熱交換部2のチューブ20の外周部に接触して係合する。下側係合部42は、下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間で、下側熱交換部3を構成するチューブ30の外周部に接触して係合する。【選択図】図4
Description
本発明は、内部流体が流通するチューブとチューブに一体に設けられるフィンとを備えた熱交換器及びこれを備える室外機に関する。
特許文献1には、上下に二段積みした上熱交換器と下熱交換器とが位置ずれを起こさないように、モータ取付台に一体に設けた上熱交換器支持部の押圧部によって、両方の熱交換器を背面側に押し付けることが記載されている。
特許文献1の熱交換器では、水平状態に折り曲げられた挿入部が上熱交換器と下熱交換器との当接部の間に差し込まれている。このため、上熱交換器のフィンを伝って流下する結露水等の水が、水平姿勢である挿入部にぶつかることにより流れが阻害されてしまうという問題がある。このように流下する水が挿入部にせき止められて挿入部の上に残ると、熱交換器が冷やされる際に氷結するという懸念がある。
さらに、特許文献1の熱交換器では、挿入部の両側に位置する押圧部によって上熱交換器と下熱交換器の両方を背面側に押圧することで、上熱交換器と下熱交換器の位置ずれを防止している。このように各熱交換器を押し付けて保持する構造では、十分な強度を有する熱交換器の一体化構造を確保するという点で未だ不十分である。
本発明は、前述の問題点を鑑みてなされたものであり、結露水等の流下の妨げとなることを低減し、かつ上側熱交換部と下側熱交換部との一体化によって強度向上が図れる熱交換器及びこれを備える室外機を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及び下記各手段に記載の括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される熱交換器に係る発明のひとつは、チューブ(30)と当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィン(31)とを含んで構成される下側熱交換部(3)と、下側熱交換部の上方に載置される熱交換部であって、チューブ(20)と当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィン(21)とを含んで構成される上側熱交換部(2)と、上側熱交換部と下側熱交換部とを連結するように任意の場所で支持可能であるブラケット(4;104;204)と、を備え、
ブラケットは、上側熱交換部における隣り合うフィンの間で、上側熱交換部のチューブの外周部に接触して係合する上側係合部(41;141)と、下側熱交換部における隣り合うフィンの間で、下側熱交換部を構成するチューブの外周部に接触して係合する下側係合部(42;142)と、を有して構成されることを特徴とする。
ブラケットは、上側熱交換部における隣り合うフィンの間で、上側熱交換部のチューブの外周部に接触して係合する上側係合部(41;141)と、下側熱交換部における隣り合うフィンの間で、下側熱交換部を構成するチューブの外周部に接触して係合する下側係合部(42;142)と、を有して構成されることを特徴とする。
この発明によれば、上側熱交換部のチューブと下側熱交換部のチューブとをブラケットによって連結しているため、上下の熱交換部における主たる構成部品を確実に支持して接続することができる。これにより、熱交換部において固定されたチューブを強固に支持して上下の熱交換部間をブラケットを介して連結するので、両方の熱交換部が上下方向に離れようとする力に対して、強力な一体化構造を提供できる。例えば、上側熱交換部について上方に持ち上げるように外力が作用した場合でも、上側熱交換部と下側熱交換部とがブラケットによってそれぞれのチューブを介して連結しているため、上側熱交換部のみが上方に離れることを防止できる。さらに、上側係合部は上側熱交換部における隣り合うフィンの間でチューブに係合し、下側係合部は下側熱交換部における隣り合うフィンの間でチューブに係合するため、フィンを伝う結露水等の流下を阻害せずに、連結構造を実現できる。さらにブラケットは、任意の場所で上側熱交換部と下側熱交換部とを連結することができるため、熱交換器の形状、取り付け状態、使用条件、作業条件に応じて、上下の熱交換部が離間しやすい部位を効率的に連結して補強することができる。
以上のように、この発明によれば、結露水等の流下の妨げとなることを低減し、かつ上側熱交換部と下側熱交換部との一体化によって強度向上が図れる熱交換器を提供できる。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明に含まれる熱交換器は、それぞれチューブと当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィンとを有する、上側熱交換部と下側熱交換部とを少なくとも一組有する熱交換器である。さらにこの熱交換器は、上側熱交換部と下側熱交換部を、少なくとも一箇所でブラケットによって連結する装置である。したがって、本発明に係る熱交換器には、上下方向に積載される関係の熱交換部を2組以上有する熱交換器が含まれ、そのうちの少なくとも一組についてブラケットによってチューブ同士が連結されるものである。さらに、上側熱交換部と下側熱交換部の関係にあるすべての熱交換部について、それぞれチューブ同士をブラケットによって連結することが好ましい。
本発明に含まれる熱交換器は、それぞれチューブと当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィンとを有する、上側熱交換部と下側熱交換部とを少なくとも一組有する熱交換器である。さらにこの熱交換器は、上側熱交換部と下側熱交換部を、少なくとも一箇所でブラケットによって連結する装置である。したがって、本発明に係る熱交換器には、上下方向に積載される関係の熱交換部を2組以上有する熱交換器が含まれ、そのうちの少なくとも一組についてブラケットによってチューブ同士が連結されるものである。さらに、上側熱交換部と下側熱交換部の関係にあるすべての熱交換部について、それぞれチューブ同士をブラケットによって連結することが好ましい。
第1実施形態を図1〜図7を参照しながら説明する。本発明の一実施形態である熱交換器1は、例えば、室内等を空気調和する空調装置の室外機における一構成部品としてケース内部に収容される。熱交換器1は、空調対象である室内に設置される少なくとも一台の室内機と冷媒配管を介して接続されて、冷凍サイクルを構成する。例えば、熱交換器1は、圧縮機で高温高圧に圧縮された冷媒を、放熱器で放熱冷却され、減圧装置で低温低圧に減圧された後に、蒸発する蒸発器として用いられる。また、熱交換器1は、圧縮機で高温高圧に圧縮された冷媒で放熱して冷却する放熱器や冷媒を凝縮する凝縮器として用いられる。
熱交換器1の一例として、図1及び図2に示すものの構成を説明する。熱交換器1は、主に、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを備えて構成される。上側熱交換部2は下側熱交換部3の上方に載置される熱交換部である。熱交換器1は、上下二段に積載された熱交換部を一組備えた一例である。
上側熱交換部2、下側熱交換部3のそれぞれは、内部流体(例えば冷媒)が流れるチューブと、当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィンと、を含んで構成される。上側熱交換部2は、間隔をあけて並ぶ複数の薄板状のフィン21と、これらのフィン21に対して直交するように蛇行状に延びるチューブ20とを備える。下側熱交換部3は、間隔をあけて並ぶ複数の薄板状のフィン31と、これらのフィン31に対して直交するように蛇行状に延びるチューブ30とを備える。
フィン21、フィン31は、伝熱のための表面積を増加させる部材であり、それぞれ矩形状の長辺方向を上下方向に、短辺方向を通風方向に向けるように設置される。チューブ20、チューブ30は、例えば、薄肉のアルミニウムやアルミニウム合金製の押出成形管や、同様の材質の帯状板材を折り曲げ加工して形成される管状部材である。フィン21、フィン31は、例えば、薄肉のアルミニウムやアルミニウム合金製の平板状部材である。
チューブ20は、間隔をあけて設けられる複数のフィン21のそれぞれに形成された貫通孔に挿通されて支持される。また、チューブ30は、間隔をあけて設けられる複数のフィン31のそれぞれに形成された貫通孔に挿通されて支持される。上側熱交換部2は、チューブ20及び複数のフィン21の一体物が通風方向に2列並んで構成される。この2列のチューブ20は、内部が連通するように構成され、連続する一つの流路を構成する。また、下側熱交換部3は、チューブ30及び複数のフィン31の一体物が通風方向に2列並んで構成される。この2列のチューブ30は、内部が連通するように構成され、連続する一つの流路を構成する。さらに、上側熱交換部2のチューブ20と下側熱交換部3のチューブ30とは、互いに内部が連通する関係にある一連の内部通路を構成する。
フィン21、フィン31には、使用環境や使用条件によって空気中の結露水が付着することがある。この結露水等は、重力によって、フィンの表面を伝って長辺方向に流下する。したがって、上側熱交換部2で発生した結露水等は、フィン21から下方のフィン31に伝わってさらに流下するようになる。仮に結露水等が熱交換器1の熱交換部のどこかで滞留すると、その部分が低温の内部流体によって冷やされたときに氷結してしまうことがある。このため、結露水等を下側熱交換部3の下部までスムーズに流下させて排水させることが重要である。
上側熱交換部2及び下側熱交換部3は、上方から平面視すると、L字状を呈している。したがって、上側熱交換部2及び下側熱交換部3は、平面視で曲がり部を有する形状に形成されている。上側熱交換部2及び下側熱交換部3は、平面視で同様の形状であるため、上側熱交換部2の曲がり部2aと下側熱交換部3の曲がり部3aとは、平面視で重なる位置にある。上側熱交換部2は、曲がり部2aからの距離が短い端部2cと、曲がり部2aからの距離が端部2cよりも長い端部2dと、を有する平面視L字状である。下側熱交換部3は、曲がり部3aからの距離が短い端部3cと、曲がり部3aからの距離が端部3cよりも長い端部3dと、を有する平面視L字状である。端部2dと端部3d、端部2cと端部3cは、それぞれ平面視で重なる位置にある。したがって、熱交換器1における曲がり部2a及び曲がり部3aは、上側熱交換部2の上端部から下側熱交換部3の下端部にわたる熱交換器1の上下方向全体に係る部分である。
上側熱交換部2の端部2dと下側熱交換部3の端部3dのそれぞれには、例えば側板が取り付けられ、この側板同士が連結されている。また、上側熱交換部2の端部2cと下側熱交換部3の端部3cのそれぞれにも、例えば側板が取り付けられ、この側板同士が連結されて一体になっている。この側板は、補強部材であり、アルミニウムやアルミニウム合金製の平板材をプレス加工することにより成形される。また、チューブとフィン、これらと側板は、互いにろう付け接合されている。
また、熱交換器1は、室外機の外郭となるケースに収容されている。下側熱交換部3の各側板は、その下端部がケースを構成する底板に固定されている。これにより、熱交換器1は、室外機のケースに固定された状態でケースに収容されることになる。
熱交換器1は、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結するように任意の場所で支持可能であるブラケット4を備える。ブラケット4は、上側熱交換部2におけるチューブ20と下側熱交換部3におけるチューブ30とを連結可能な構造を有する。このブラケット4は、上側熱交換部2の下端部2bと下側熱交換部3の上端部3bとが接触または近接する部位における任意の位置において、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを接続する固定部材である。ブラケット4は、上下の熱交換部のチューブ同士を連結することで、隣接する熱交換部同士を端部2c、3c、2d,3d以外の場所でも結合して補強することができる。ブラケット4は、強度が高い樹脂製の部材や金属製の部材で構成することができる。
図2〜図4に図示するように、ブラケット4は、基台部40と、基台部40において上部から突出する上側係合部41と、基台部40において上側係合部41よりも下方部から突出する下側係合部42と、を一体に備えて構成される固定用部材である。上側係合部41は、上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間に位置するチューブ20の外周部に接触して係合する。下側係合部42は、下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間に位置するチューブ30の外周部に接触して係合する。ブラケット4は、上側係合部41及び下側係合部42が同一の隣り合うフィンの間においてチューブに係合するように熱交換器1に設置される。
上側係合部41は、基台部40から突出する一組の起立壁部410と、起立壁部410から先端側へ湾曲状に延びる一組の凹状壁部411と、凹状壁部411から先端側へ延びる一組の先端側壁部412と、を備えて構成される。一組の先端側壁部412が上側係合部41の先端で繋がることにより、一組の起立壁部410、一組の凹状壁部411及び一組の先端側壁部412は、それぞれ上下方向に互いに向かい合う関係であり上下対称の形状をなす。
起立壁部410と先端側壁部412は、ブラケット4において上下方向の同じ高さの位置に設けられている。上側の凹状壁部411は、起立壁部410及び先端側壁部412よりも、その上面が下方に位置するように弓なりに下方へ凹む形状をなしている。下側の凹状壁部411は、起立壁部410及び先端側壁部412よりも、その下面が上方に位置するように弓なりに上方へ凹む形状をなしている。凹状壁部411は、その通風方向の両端が起立壁部410と先端側壁部412に一体であり、この両端の間でチューブ20の外周部の一部を抱えるように保持することが可能である。
このような構成により、起立壁部410、凹状壁部411及び先端側壁部412は全体としてばね性を有し、上側係合部41は凹状壁部411を中心として弾性変形可能に構成される。このため、凹状壁部411はその凹み方向に変位可能に構成され、変位した状態から復元しようとする反力によって、チューブ20を保持することができる。したがって、上側係合部41は、上下方向に対向する凹状壁部411を備えるため、上側の凹状壁部411でチューブ20を上方に押し、下側の凹状壁部411でチューブ20を下方に押すように保持できる。換言すれば、上側係合部41は、隣り合うチューブ20に同時に係合して、両者を押し広げるように保持するため、上下に並ぶ2箇所でチューブ20を支持する安定的な支持構造を提供する。
また、ブラケット4が上下の熱交換部同士を連結する状態にあるとき、上側係合部41及び下側係合部42は、それぞれ、隣り合うフィンの間にその根元部である起立壁部410、起立壁部420まで収容された状態でチューブ20、チューブ30に係合する。この構成によれば、熱交換器1の通風面からブラケット4が突出する高さを抑えることができる。
下側係合部42は、基台部40から突出する一組の起立壁部420と、起立壁部420から先端側へ湾曲状に延びる一組の凹状壁部421と、凹状壁部421から先端側へ延びる一組の先端側壁部422と、を備えて構成される。一組の先端側壁部422が下側係合部42の先端で繋がることにより、一組の起立壁部420、一組の凹状壁部421及び一組の先端側壁部422は、それぞれ上下方向に互いに向かい合う関係であり上下対称の形状をなす。
起立壁部420と先端側壁部422は、ブラケット4において上下方向の同じ高さの位置に設けられている。上側の凹状壁部421は、上側の、起立壁部420及び先端側壁部422よりも、その上面が下方に位置するように弓なりに下方へ凹む形状をなしている。下側の凹状壁部421は、下側の、起立壁部420及び先端側壁部422よりも、その下面が上方に位置するように弓なりに上方へ凹む形状をなしている。凹状壁部421は、その通風方向の両端が起立壁部420と先端側壁部422に一体であり、この両端の間でチューブ30の外周部の一部を抱えるように保持することが可能である。
このような構成により、起立壁部420、凹状壁部421及び先端側壁部422は全体としてばね性を有し、下側係合部42は凹状壁部421を中心として弾性変形可能に構成される。このため、凹状壁部421はその凹み方向に変位可能に構成され、変位した状態から復元しようとする反力によって、チューブ30を保持することができる。したがって、下側係合部42は、上下方向に対向する凹状壁部421を備えるため、上側の凹状壁部421でチューブ30を上方に押し、下側の凹状壁部421でチューブ30を下方に押すように保持できる。換言すれば、下側係合部42は、隣り合うチューブ30に同時に係合して、両者を押し広げるように保持するため、上下に並ぶ2箇所でチューブ30を支持する安定的な支持構造を提供する。
基台部40は、上下方向に細長く、通風方向に薄い板状の直方体形状である。基台部40には、上側係合部41と下側係合部42が上下方向に所定の間隔をあけて通風方向に突出している。この間隔は、図2及び図4に図示するように、上側係合部41が凹状壁部411によって上側熱交換部2のチューブ20を保持し、下側係合部42が凹状壁部421によって下側熱交換部3のチューブ30を保持できる寸法に設定される。
具体的には、上側係合部41における下側の凹状壁部411が上方からチューブ20に接触して下方に押すように保持し、下側係合部42における上側の凹状壁部421が下方からチューブ30に接触して上方に押すように保持する。これにより、上側係合部41と下側係合部42とで、チューブ20及びチューブ30を挟むように保持することができる。
さらに、上側係合部41は、上下に隣り合うチューブ20の間に介在し、上側の凹状壁部411が下方から、一つ上に位置するチューブ20に接触して上方に押すように保持する。また、下側係合部42は、上下に隣り合うチューブ30の間に介在し、下側の凹状壁部421が上方から、一つ下に位置するチューブ30に接触して下方に押すように保持する。これにより、上側係合部41によって、隣り合うチューブ20間を押し広げるようにして当該隣り合うチューブ20を保持することができる。また、下側係合部42によって、隣り合うチューブ30間を押し広げるようにして当該隣り合うチューブ30を保持することができる。
ブラケット4は、曲がり部2a、3aにおいて上側熱交換部2のチューブ20と下側熱交換部3のチューブ30とに係合するように設けられている。また、ブラケット4は、曲がり部2a、3aの中心部に設置することが好ましい。これによれば、上下の熱交換部について最も隙間が生じやすくなる部位を確実に連結することができ、上側熱交換部2を上方に持ち上げる外力が作用しても、両者の位置ずれを最小限に抑えることができる。また、ブラケット4は、曲がり部2a、3aの端部近傍に設置するようにしてもよい。また、ブラケット4は、曲がり部2a、3aの両端部に設置するようにしてもよい。
従来の熱交換器においては、前述の側板等による固定により、両方の端部2c、3c及び端部2d、3dは固定されているが、これらの端部間の部分については効果的に補強することが難しい。また、熱交換器に外力や振動が作用すると、図5に図示する両端部を結んだ仮想線(一点鎖線)を中心として、上側熱交換部2が下側熱交換部3から離れるように回転しやすい状況である。このため、平面視L字状形状の熱交換器の両端部を支点として、上下の熱交換部が曲がり部2a、3aにおいて大きく離れて位置ずれするという問題がある。
そこで熱交換器1によれば、上側熱交換部2について上方向に持ち上げるように外力が作用した場合でも、上側熱交換部2と下側熱交換部3とがブラケット4によってそれぞれのチューブ20、30を介して連結されている。これにより、上側熱交換部2が下側熱交換部3から上方へ離れることを防止できる。したがって、熱交換器1によれば、平面視L字状形状の熱交換器1における両端部を支点として、上下の熱交換部が曲がり部2a、3aにおいて離れるように位置ずれすることを回避できる連結構造を提供できる。
図6は、熱交換器1を備えた室外機の一例を示している。熱交換器1は、室外機100の外郭であるケース6の内部において、送風機5よりも通風の上流側に位置して設置される。したがって、熱交換器1は、通風出口面1aが2個の送風機5の吸い込み側に面し、通風入口面1bがケース6に設けられた開口部6bに面するように、設置されている。2個の送風機5は、熱交換器1の通風出口面1aに対応するように、熱交換器1の横で上下に並んで設置されている。2個の送風機5が面するケース6の壁部には、通風孔が形成されたガード部6aが設けられている。ブラケット4は、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結して通風出口面1aに設置されているため、開口部6b側から引き抜かれたり、通風上流側に送風機5が位置するガード部6aから引き抜かれたりすることが困難なように設置されている。また、開口部6bには、通風孔を有するガード部を設けるようにしてもよい。
また、図7は、熱交換器1を備えた室外機の一例を示している。熱交換器1は、室外機200の外郭であるケース106の内部において、送風機5よりも通風の上流側に位置して設置される。送風機5はケース106の天井部に設置されている。送風機5が面するケース6の壁部には、通風孔が形成されたガード部106aが設けられている。熱交換器1は、送風機5よりも下方であって開口部106b寄りの位置で、通風出口面1aを下方向に沿わせるような姿勢で設置されている。送風機5によって開口部106bから吸い込まれた外部の空気は、熱交換器1の通風入口面1bに横方向に流入し、通風出口面1aを出て上方に流れ、送風機5から吹き出されてガード部106aを通じて外部に流出する。したがって、熱交換器1は、通風入口面1bがケース6の開口部106bに面し、通風出口面1aがケース106の壁部に面するように、設置されている。ブラケット4は、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結して通風出口面1aに設置されているため、開口部106b側から引き抜かれたり、通風上流側に送風機5が位置するガード部106aから引き抜かれたりすることが困難なように設置されている。また、開口部106bには、通風孔を有するガード部を設けるようにしてもよい。
次に、第1実施形態の熱交換器1がもたらす作用効果を以下に述べる。熱交換器1は、下側熱交換部3と、下側熱交換部3の上方に載置される上側熱交換部2と、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結するように任意の場所で支持可能なブラケット4と、を備えるである。ブラケット4は、基台部40から突出する上側係合部41及び下側係合部42を有して構成される。上側係合部41は、上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間で、上側熱交換部2のチューブ20の外周部に接触して係合する。下側係合部42は、下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間で、下側熱交換部3のチューブ30の外周部に接触して係合する。
この構成によれば、上側熱交換部2のチューブ20と下側熱交換部3のチューブ30とをブラケット4によって連結しているため、上下の熱交換部における主たる構成部品であるチューブを確実に支持して両熱交換部を確実に接続することができる。これにより、熱交換部において固定されたチューブを強固に支持してブラケット4を介して連結するので、両方の熱交換部が上下方向に離れようとする動きに対して、強固な一体化構造を提供できる。
さらに、上側係合部41は上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間でチューブ20に係合する。下側係合部42は下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間でチューブ30に係合する。このため、フィン21、31を伝う結露水等の流下を阻害することなく、上下の熱交換部の位置ずれを抑制する連結構造を提供できる。さらにブラケット4は、任意の場所で上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結することができる。このため、上側熱交換部2と下側熱交換部3を連結する位置が限定されない熱交換器1を提供できる。例えば、熱交換器1の形状、取り付け状態、使用条件、メンテナンスや取り付け等の作業条件に応じて、上下の熱交換部が離間しやすい部位を効率的に連結することができ、効果的な強度向上が可能である。
また、上側熱交換部2及び下側熱交換部3は、上方からみた平面視で曲がり部2a、3aを有する形状に形成される。ブラケット4は、曲がり部2a、3aにおいて上側熱交換部2のチューブ20と下側熱交換部3のチューブ30とに係合する。熱交換器1が曲がり部を持つ場合、曲がり部は端部のように側板やバンド等で補強することが難しく、上下の熱交換部の間の隙間が生じやすくなる。そこで、この構成によれば、上側熱交換部2が下側熱交換部3から上方へ離れることを防止できる。したがって、熱交換器1によれば、上下の熱交換部が曲がり部2a、3aにおいて離れるように位置ずれすることを回避できる連結構造を実現できる。
特に熱交換器1の横幅が長い場合には、端部に設けた補強部材のみで強度が確保できないことがある。この場合には、曲がり部2a、3aにおいてブラケット4による補強が実施できるので、熱交換器1の全体の強度確保が図れる。
また、ブラケット4における上側係合部41及び下側係合部42は、同一の隣り合うフィンの間においてそれぞれチューブ20、30に係合する。この構成によれば、一つのブラケット4について上側係合部41と下側係合部42が縦方向に並ぶため、上側係合部41と下側係合部42がフィンをまたがるように配置されない。このため、結露水等をスムーズに流下させて排水させることに寄与する。
また、ブラケット4における上側係合部41及び下側係合部42は、それぞれ、隣り合うフィンの間にその根元部まで収容された状態でチューブ20、30に係合する。これによれば、上側係合部41及び下側係合部42をそれぞれチューブ20、30に係合させる際にフィンを変形させないように設置することに寄与する。
また、室外機100や室外機200は、熱交換器1と、熱交換器1を内部に収容するケース6、106と、ケース6、106の内部において熱交換器1に対して通風を行う送風機5と、を備えて構成される。ブラケット4は、熱交換器1における通風入口面1bと通風出口面1aのうち、通風のためにケース6、106に設けられた開口部6bまたはガード部に面する面とは反対側の面に設けられて、上側熱交換部2と下側熱交換部3とを連結するように支持する。
この構成によれば、ブラケット4はケース6、106の外部からは見えにくい位置にある通風出口面1aに設置されているため、ブラケット4を人目につきにくいようにできる。さらに、ブラケット4は人目につきにくい位置にあるため、ユーザ、メンテナンス作業者、設置作業者等が誤って引き抜いたりすることを防止できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態の他の形態であるブラケット104について図8を参照して説明する。第2実施形態は、ブラケット104が第1実施形態と相違する。図8において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、第1実施形態の他の形態であるブラケット104について図8を参照して説明する。第2実施形態は、ブラケット104が第1実施形態と相違する。図8において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、ブラケット104は、基台部40と、基台部40において上部から突出する上側係合部141と、基台部40において上側係合部141よりも下方部から突出する下側係合部142と、を一体に備えて構成される固定用部材である。上側係合部141は、上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間に位置するチューブ20の外周部に接触して係合する。下側係合部142は、下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間に位置するチューブ30の外周部に接触して係合する。ブラケット104は、上側係合部141及び下側係合部142が同一の隣り合うフィンの間においてチューブに係合するように熱交換器1に設置される。
上側係合部141は、基台部40から突出する起立壁部1410と、起立壁部1410から先端側へ湾曲状に延びる凹状壁部1411と、を備えて構成される。凹状壁部1411の先端は、先端側壁部1412である。起立壁部1410と先端側壁部1412は、ブラケット104において上下方向の同じ高さに位置する。凹状壁部1411は、起立壁部1410及び先端側壁部1412よりも、その下面が上方に位置するように弓なりに上方へ凹む形状をなしている。凹状壁部1411は、起立壁部1410によって片持ち支持される部分であるため、弾性変形しやすく、チューブ20の外周部の一部を抱えるように保持することが可能である。
このような構成により、起立壁部1410、凹状壁部1411及び先端側壁部1412は全体としてばね性を有し、上側係合部141は起立壁部1410を中心として弾性変形可能に構成される。このため、凹状壁部1411はその凹み方向に変位可能に構成され、変位した状態から復元しようとする反力によって、チューブ20を保持することができる。したがって、上側係合部141は、凹状壁部1411でチューブ20を下方に押すように保持できる。
下側係合部142は、基台部40から突出する起立壁部1420と、起立壁部1420から先端側へ湾曲状に延びる凹状壁部1421と、を備えて構成される。凹状壁部1421の先端は、先端側壁部1422である。起立壁部1420と先端側壁部1422は、ブラケット104において上下方向の同じ高さに位置する。凹状壁部1421は、起立壁部1420及び先端側壁部1422よりも、その上面が下方に位置するように弓なりに下方へ凹む形状をなしている。凹状壁部1421は、起立壁部1420によって片持ち支持される部分であるため、弾性変形しやすく、チューブ30の外周部の一部を抱えるように保持することが可能である。
このような構成により、起立壁部1420、凹状壁部1421及び先端側壁部1422は全体としてばね性を有し、下側係合部142は起立壁部1420を中心として弾性変形可能に構成される。このため、凹状壁部1421はその凹み方向に変位可能に構成され、変位した状態から復元しようとする反力によって、チューブ30を保持することができる。したがって、下側係合部142は、凹状壁部1421でチューブ30を下方に押すように保持できる。
基台部40には、上側係合部141と下側係合部142が上下方向に所定の間隔をあけて通風方向に突出している。この間隔は、図8に図示するように、上側係合部141が凹状壁部1411によって上側熱交換部2のチューブ20を保持し、下側係合部142が凹状壁部1421によって下側熱交換部3のチューブ30を保持できる寸法に設定される。これにより、ブラケット104は、上側係合部141と下側係合部142とで、チューブ20及びチューブ30を挟むように保持することができる。
また、ブラケット4が上下の熱交換部同士を連結する状態にあるとき、上側係合部141及び下側係合部142は、それぞれ隣り合うフィンの間にその根元部である起立壁部1410、起立壁部1420まで収容された状態でチューブ20、チューブ30に係合する。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態の他の形態である熱交換器101について図9を参照して説明する。第3実施形態は、熱交換器101に設置するブラケット4の個数が第1実施形態と相違する。図9において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、第1実施形態の他の形態である熱交換器101について図9を参照して説明する。第3実施形態は、熱交換器101に設置するブラケット4の個数が第1実施形態と相違する。図9において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
図9に示すように、熱交換器101は、複数のブラケット4によって上側熱交換部2と下側熱交換部3とが支持される構成である。熱交換器101において、ブラケット4は、例えば、曲がり部2a、3aの他、曲がり部2a、3aと端部2d、3dとの間や、曲がり部2a、3aと端部2c、3cとの間に設けられる。また、ブラケット4は、曲がり部2a、3aに複数個設けるようにしてもよい。また、ブラケット4は、曲がり部2a、3aと端部2d、3dとの間や、曲がり部2a、3aと端部2c、3cとの間に、複数個設けるようにしてもよい。これらの熱交換器101によれば、熱交換器の形状、取り付け状態、使用条件、作業条件に応じて、ブラケット4は必要な場所に必要な個数設けられるため、効果的な強度向上が図れる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態の他の形態であるブラケット204について図10及び図11を参照して説明する。第4実施形態は、ブラケット204が第1実施形態と相違する。各図において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第4実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、第1実施形態の他の形態であるブラケット204について図10及び図11を参照して説明する。第4実施形態は、ブラケット204が第1実施形態と相違する。各図において、第1実施形態と同様の構成であるものは同一の符号を付し、同様の作用、効果を奏するものである。第4実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
図10に示すように、ブラケット204は、第1実施形態と同様の構成である上側係合部41及び下側係合部42を、それぞれチューブ軸方向に複数個(例えば3個)間隔をあけて並ぶように備えている。すなわち、ブラケット204は、基台部240と、基台部240において上部から突出する3個の上側係合部41と、基台部40において上側係合部41よりも下方部から突出する3個の下側係合部42と、を一体に備えて構成される固定用部材である。3個の上側係合部41は、上側熱交換部2における隣り合うフィン21の間に位置するチューブ20の外周部に接触して係合する。3個の下側係合部42は、下側熱交換部3における隣り合うフィン31の間に位置するチューブ30の外周部に接触して係合する。ブラケット204は、上下方向に並ぶ一組の上側係合部41及び下側係合部42が同一の隣り合うフィンの間においてチューブに係合するように熱交換器201に設置される。
さらに図11に示すように、ブラケット204は、曲がり部2a、3aに近接または隣接して上側熱交換部2のチューブ20と下側熱交換部3のチューブ30とに係合する。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の実施形態において上側熱交換部2におけるチューブ20と下側熱交換部3におけるチューブ30とは、内部流体が連通する関係にある一連の内部通路を構成する。しかしながら、上側熱交換部2と下側熱交換部3は、それぞれの熱交換部が独立した内部流路を構成する関係であってもよい。すなわち、上側熱交換部2と下側熱交換部3とは、それぞれが上下の位置関係を有して、ブラケット4を介して連結される関係にあることを満たしていればよい。
前述の実施形態において、熱交換器1が高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界のヒートポンプサイクルに搭載された場合には、冷媒は臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)が用いられる。また、熱交換器1を流通する冷媒は、二酸化炭素に限るものではなく、フロン等の他の冷媒であってもよい。
2…上側熱交換部
3…下側熱交換部
4、104、204…ブラケット
20…チューブ
21…フィン
30…チューブ
31…フィン
41、141…上側係合部
42、142…下側係合部
3…下側熱交換部
4、104、204…ブラケット
20…チューブ
21…フィン
30…チューブ
31…フィン
41、141…上側係合部
42、142…下側係合部
Claims (6)
- チューブ(30)と当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィン(31)とを含んで構成される下側熱交換部(3)と、
前記下側熱交換部の上方に載置される熱交換部であって、チューブ(20)と当該チューブに一体に間隔をあけて設けられる複数のフィン(21)とを含んで構成される上側熱交換部(2)と、
前記上側熱交換部と前記下側熱交換部とを連結するように任意の場所で支持可能であるブラケット(4;104;204)と、
を備え、
前記ブラケットは、前記上側熱交換部における隣り合う前記フィンの間で、前記上側熱交換部の前記チューブの外周部に接触して係合する上側係合部(41;141)と、前記下側熱交換部における隣り合う前記フィンの間で、前記下側熱交換部を構成する前記チューブの外周部に接触して係合する下側係合部(42;142)と、を有して構成されることを特徴とする熱交換器。 - 前記上側熱交換部及び前記下側熱交換部は、上方からみた平面視で曲がり部(2a、3a)を有する形状に形成され、
前記ブラケットは、前記曲がり部において前記上側熱交換部の前記チューブと前記下側熱交換部の前記チューブとに係合することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記ブラケットにおける前記上側係合部及び前記下側係合部は、同一の前記隣り合うフィンの間において前記チューブに係合することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ブラケットにおける前記上側係合部及び前記下側係合部は、それぞれ、前記隣り合うフィンの間にその根元部(410、420;1410、1420)まで収容された状態で前記チューブに係合することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。
- 複数の前記ブラケットによって前記上側熱交換部と前記下側熱交換部とが支持されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の熱交換器。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱交換器(1;101;201)と、
前記熱交換器を内部に収容するケース(6;106)と、
前記ケースの内部において前記熱交換器に対して通風を行う送風機(5)と、
を備え、
前記ブラケットは、前記熱交換器における通風入口面(1b)と通風出口面(1a)のうち、前記通風のために前記ケースに設けられた開口部(6b;106b)またはガード部に面する面とは反対側の面に設けられて、前記上側熱交換部と前記下側熱交換部とを連結するように支持することを特徴とする室外機。
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