JP2008151392A - 位置ずれ防止部材およびこれを備える空調ユニットの熱交換器 - Google Patents

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雅史 黒石
Norihiro Takenaka
則博 竹仲
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剛志 横溝
Takeshi Yamada
剛 山田
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【課題】上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止する。
【解決手段】位置ずれ防止部材50は、下方の熱交換ユニット10aと上方の熱交換ユニット10bとの位置ずれを防止する。基部55は、第1面55aと第2面55bとを有する。第1面55aは、熱交換ユニット10aの上端面に当接し、第2面55bは、熱交換ユニット10bの下端面に当接する。第1側壁部51は、熱交換ユニット10aの第1側面111aに当接し、基部55から第1面55a側に伸びる。第2側壁部52は、熱交換ユニット10aの第2側面112aに当接し、基部55から第1面55a側に伸びる。第3側壁部53は、熱交換ユニット10bの第3側面111bに当接し、基部55から第2面55b側に伸びる。第4側壁部54は、熱交換ユニット10bの第4側面112bに当接し、基部55から第2面55b側に伸びる。
【選択図】図9

Description

本発明は、位置ずれ防止部材およびこれを備える空調ユニットの熱交換器に関し、より詳細には、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止する位置ずれ防止部材およびこれを備える空調ユニットの熱交換器に関する。
通常、空調ユニットの能力は、冷媒回路部品である熱交換器の容量に影響されることになる。例えば、特許文献1に示される空調ユニットにおいても、目標となる能力に見合うように設計された熱交換器が用いられている。
したがって、従来、建物の増改築などに伴って既設の空調ユニットの能力を増加させる場合、あるいは、開発過程において既設計の空調ユニットよりも高い能力の空調ユニットを新たに設計する場合には、実現したい能力に見合う容量の熱交換器を新たに設計する必要がある。
特開2005−76924号公報
ところで、このような従来の方式で空調ユニットの容量を増量する場合、既設計の熱交換器が無駄になってしまう。そこで、出願人は、熱交換器を継ぎ足し構造とし、既設計の熱交換器を流用してより高容量の熱交換器を組み立てることを提案した(特願2006−319588)。しかしながら、この場合、熱交換器に含まれる複数の熱交換ユニットどうしの相対位置がずれてしまうと、熱交換器全体の強度が低下してしまうという問題が生じる。
本発明の課題は、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止することにある。
第1発明にかかる位置ずれ防止部材は、熱交換器に含まれる第1熱交換ユニットと第2熱交換ユニットとの位置ずれを防止する位置ずれ防止部材であって、基部と、第1側壁部と、第2側壁部と、第3側壁部と、第4側壁部とを備える。第2熱交換ユニットは、第1熱交換ユニットの上方に積み重ねられている。基部は、第1面および第2面を有する。第1面は、第1熱交換ユニットの上端面に当接する。第2面は、第1面に対向し、第2熱交換ユニットの下端面に当接する。第1側壁部は、第1熱交換ユニットの第1側面に当接し、基部から第1面側に伸びる。第2側壁部は、第1側面に対向する第1熱交換ユニットの第2側面に当接し、基部から第1面側に伸びる。第3側壁部は、第2熱交換ユニットの第3側面に当接し、基部から第2面側に伸びる。第4側壁部は、第3側面に対向する第2熱交換ユニットの第4側面に当接し、基部から第2面側に伸びる。
この位置ずれ防止部材は、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニット(第1熱交換ユニットおよび第2熱交換ユニット)どうしの位置ずれを防止する部材である。この位置ずれ防止部材は、基部と、当該基部から伸びる4つの側壁部とを備えている。4つの側壁部のうち、2つの側壁部(第1側壁部および第2側壁部)は、基部から下方に向けて伸びており、残りの2つの側壁部(第3側壁部および第4側壁部)は、基部から上方に向けて伸びている。そして、この位置ずれ防止部材が熱交換器に装着された状態においては、基部が下方の熱交換ユニット(第1熱交換ユニット)の上端面と上方の熱交換ユニット(第2熱交換ユニット)の下端面とに挟まれた状態であって、下方に向けて伸びる2つの側壁部が下方の熱交換ユニットの両側面に当接し、かつ、上方に向けて伸びる2つの側壁部が上方の熱交換ユニットの両側面に当接した状態になる。したがって、この位置ずれ防止部材を用いることにより、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止することができる。
第2発明にかかる位置ずれ防止部材は、第1発明にかかる位置ずれ防止部材であって、基部は、第1熱交換ユニットの湾曲している部分および第2熱交換ユニットの湾曲している部分に当接するように湾曲している。
この位置ずれ防止部材は、湾曲した2つの熱交換ユニットを備える熱交換器に装着される。この位置ずれ防止部材の基部は、2つの熱交換ユニットの湾曲形状に合わさるように湾曲しており、2つの熱交換ユニットの湾曲部分に挟まれる。すなわち、この位置ずれ防止部材は、熱交換器の湾曲部分に装着されるため、熱交換器の直線部分に装着される場合と比較すると、2つの熱交換ユニット間をスライドしにくい。したがって、この位置ずれ防止部材が用いられる場合には、2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれがさらに防止される。
第3発明にかかる位置ずれ防止部材は、第1発明または第2発明にかかる位置ずれ防止部材であって、第1側壁部、第2側壁部、第3側壁部および第4側壁部の少なくとも1つは、差込み部を有する。差込み部は、第1熱交換ユニットおよび第2熱交換ユニットに含まれる複数のフィン間に差し込まれる。
この位置ずれ防止部材では、4つの側壁部のうちの少なくとも1つの側壁部に差込み部が設けられている。そして、この差込み部が熱交換器の複数のフィン間に差込まれることにより、この位置ずれ防止部材全体が複数のフィンの並ぶ方向にスライドしにくくなっている。すなわち、この差込み部は、位置ずれ防止部材全体の滑り止めとなっている。したがって、この位置ずれ防止部材が用いられる場合には、2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれがさらに防止される。
第4発明にかかる位置ずれ防止部材は、第1発明から第3発明のいずれかにかかる位置ずれ防止部材であって、基部には、基部上に水が滞留するのを防ぐ水抜き孔が設けられている。
この位置ずれ防止部材の基部には、水抜き孔が設けられている。これにより、この位置ずれ防止部材が用いられる場合には、特に上方の熱交換ユニット(第2熱交換ユニット)において発生するドレン水などの水が基部上に滞留することが防止される。
第5発明にかかる位置ずれ防止部材は、第1発明から第4発明のいずれかにかかる位置ずれ防止部材であって、基部は、薄板である。
この位置ずれ防止部材では、基部が薄板状に成形されている。これにより、基部を挟んで上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニット間の隙間が極めて狭く保たれることになる。したがって、この位置ずれ防止部材が用いられる場合には、上方の熱交換ユニット(第2熱交換ユニット)が下方の熱交換ユニット(第1熱交換ユニット)上で浮く、すなわち、不安定になるといった状況が回避される。
第6発明にかかる空調ユニットの熱交換器は、第1熱交換ユニットと、第2熱交換ユニットと、第1熱交換ユニットと第2熱交換ユニットとの位置ずれを防止する位置ずれ防止部材とを備える。第2熱交換ユニットは、第1熱交換ユニットの上方に積み重ねられている。位置ずれ防止部材は、基部と、第1側壁部と、第2側壁部と、第3側壁部と、第4側壁部とを有する。基部は、第1面および第2面を有する。第1面は、第1熱交換ユニットの上端面に当接する。第2面は、第1面に対向し、第2熱交換ユニットの下端面に当接する。第1側壁部は、第1熱交換ユニットの第1側面に当接し、基部から第1面側に伸びる。第2側壁部は、第1側面に対向する第1熱交換ユニットの第2側面に当接し、基部から第1面側に伸びる。第3側壁部は、第2熱交換ユニットの第3側面に当接し、基部から第2面側に伸びる。第4側壁部は、第3側面に対向する第2熱交換ユニットの第4側面に当接し、基部から第2面側に伸びる。
この熱交換器は、2つの熱交換ユニット(第1熱交換ユニットおよび第2熱交換ユニット)を上下方向に積み重ねたものである。そして、この熱交換器には、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止する位置ずれ防止部材が装着されている。この位置ずれ防止部材は、基部と、当該基部から伸びる4つの側壁部とを備えている。4つの側壁部のうち、2つの側壁部(第1側壁部および第2側壁部)は、基部から下方に向けて伸びており、残りの2つの側壁部(第3側壁部および第4側壁部)は、基部から上方に向けて伸びている。そして、この位置ずれ防止部材が熱交換器に装着された状態においては、基部が下方の熱交換ユニット(第1熱交換ユニット)の上端面と上方の熱交換ユニット(第2熱交換ユニット)の下端面とに挟まれた状態であって、下方に向けて伸びる2つの側壁部が下方の熱交換ユニットの両側面に当接し、かつ、上方に向けて伸びる2つの側壁部が上方の熱交換ユニットの両側面に当接した状態になる。したがって、この熱交換器では、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれが防止される。
第1発明にかかる位置ずれ防止部材を用いることにより、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止することができる。
第2発明にかかる位置ずれ防止部材が用いられる場合には、2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれがさらに防止される。
第3発明にかかる位置ずれ防止部材が用いられる場合には、2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれがさらに防止される。
第4発明にかかる位置ずれ防止部材が用いられる場合には、特に上方の熱交換ユニットにおいて発生するドレン水などの水が基部上に滞留することが防止される。
第5発明にかかる位置ずれ防止部材が用いられる場合には、上方の熱交換ユニットが下方の熱交換ユニット上で浮く、すなわち、不安定になるといった状況が回避される。
第6発明にかかる空調ユニットの熱交換器では、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれが防止される。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態および第2実施形態にかかる位置ずれ防止部材50,60、ならびにそれらの変形例150,250,350について説明する。位置ずれ防止部材50,60,150,250,350は、継ぎ足し構造の熱交換器10に含まれる熱交換ユニット10a,10bの位置ずれを防止するための部材である。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態にかかる位置ずれ防止部材50が用いられる空気調和装置の室外ユニット(空調ユニット)2について説明する。
<室外ユニットの構成>
図1および図2は、室外ユニット2の外観斜視図であり、図3は、室外ユニット2の分解斜視図である。なお、本明細書中、特に示されない限り、室外ユニット2について「正面」とは、ファングリル34a,34bが配置されている面を意味し、「背面」とは「正面」に対向する面を意味するものとする。また、室外ユニット2について「右」とは、室外ユニット2を正面側から見た場合の右を意味し、「左」とは、室外ユニット2を正面側から見た場合の左を意味するものとする。
室外ユニット2は、室外ユニット2よりも低容量の室外ユニット202の部品を流用して製造される、室外ユニット202よりも高容量の室外ユニットである。図4および図5は、室外ユニット202の外観斜視図である。室外ユニット2に含まれる部品のうち室外ユニット202から流用されている部品は、ケーシング6の一部である下方側面板20a,22a、下方背面グリル23a、底面板24および天面板25、熱交換器10の一部である下方の熱交換ユニット10a、ステー27の一部である下方ステー27a、ファン41a,41bなどである。
(1)フレーム構造体
室外ユニット2の骨格となるフレーム構造体5は、主として、略直方体形状のケーシング6と、ケーシング6の内部空間内において上下に伸びる仕切部材26と、同じくケーシング6の内部空間内において上下に伸びるステー27とから構成されている。
a)ケーシング
ケーシング6は、主として、側面板20,21,22、背面グリル23、底面板24および天面板25から構成されている。
側面板20は、室外ユニット2の正面の左寄りの部分および左側面を形成するL字形状に折り曲げられた板部材であり、送風機室S1(図6参照)を囲んでおり、底面板24から天面板25まで伸びている。側面板20は、主として、室外ユニット202の部品でもある下方側面板20aと、下方側面板20aの上端部に連続するように室外ユニット2の組み立て時に継ぎ足された上方側面板20bとから構成されている。そして、下方側面板20aの上端部および上方側面板20bの上端部は、天面板25の正面側の左寄りの部位および左側面側の部位と係合可能な形状を有しており、天面板25の当該部位は、室外ユニット202の組み立て時には下方側面板20aの上端部に係合され、室外ユニット2の組み立て時には上方側面板20bの上端部に係合されることになる。また、下方側面板20aのうち室外ユニット2の正面を形成する部位には、上下方向に並ぶ略矩形形状の開口が2箇所設けられており、これらの2箇所の開口を覆うようにして2つのファングリル34a,34bが取り付けられている。そして、送風機室S1内には、これらの2つのファングリル34a,34bに向かい合うようにして、2つのファン41a,41bが配置されている。ファン41a,41bは、プロペラファンであり、ステー27に固定されるモータ台に支持されている。また、側面板20のうち室外ユニット2の左側面を形成する部位には、複数の開口が設けられており、当該部位は、全体として格子状になっている。
側面板21は、室外ユニット2の正面の右寄りの部分および右側面の正面寄りの部分を形成するL字形状に折り曲げられた板部材であり、機械室S2(図6参照)を囲んでいる。側面板21は、継ぎ目のない一枚ものの板部材から成形されており、底面板24から天面板25まで伸びている。
側面板22は、室外ユニット2の右側面の背面寄りの部分および背面の右側面寄りの部分を形成するL字形状に折り曲げられた板部材であり、機械室S2を囲んでおり、底面板24から天面板25まで伸びている。側面板22は、主として、室外ユニット202の部品でもある下方側面板22aと、下方側面板22aの上端部に連続するように室外ユニット2の組み立て時に継ぎ足された上方側面板22bとから構成されている。そして、下方側面板22aの上端部および上方側面板22bの上端部は、天面板25の背面側の右寄りの部位および右側面側の背面寄りの部位と係合可能な形状を有しており、天面板25の当該部位は、室外ユニット202の組み立て時には下方側面板22aの上端部に係合され、室外ユニット2の組み立て時には上方側面板22bの上端部に係合されることになる。
背面グリル23は、室外ユニット2の背面の左寄りの部分を形成しており、送風機室S1を囲んでおり、底面板24から天面板25まで伸びている。背面グリル23は、主として、室外ユニット202の部品でもある下方背面グリル23aと、下方背面グリル23aの上方に位置するように室外ユニット2の組み立て時に継ぎ足された上方背面グリル23bとから構成されている。上方背面グリル23bは、下方背面グリル23aと隙間を空けて配置される。そして、天面板25の背面側の左寄りの部位には、孔71が設けられており、下方背面グリル23aの上端部には、天面板25の孔71に引っ掛けることが可能な掛かり爪72が設けられており、上方背面グリル23bの上端部には、天面板25の孔71に引っ掛けることが可能な掛かり爪73が設けられている。天面板25の孔71には、室外ユニット202の組み立て時においては下方背面グリル23aの掛かり爪72が引っ掛けられ、室外ユニット2の組み立て時においては上方背面グリル23bの掛かり爪73が引っ掛けられることになる。下方背面グリル23aおよび上方背面グリル23bは、ポリプロピレン樹脂製となっている。
そして、下方背面グリル23aと上方背面グリル23bとの隙間には、補強板29が配置されている。補強板29の右端は、下方側面板22aおよび上方側面板22bとともにビスで締結されており、補強板29の左端は、下方側面板20aおよび上方側面板20bとともにビスで締結されている。すなわち、補強板29は、側面板20から側面板22へと架設されることにより、継ぎ足し構造のケーシング6の強度を向上させる役割を果たしている。そして、補強板29には、下方背面グリル23aの掛かり爪72が引っ掛けられる孔74が設けられており、下方背面グリル23aは、補強板29に吊り下げられることになる。
底面板24は、室外ユニット2の底面を形成する板部材であり、天面板25は、室外ユニット2の天面を形成する板部材である。
b)仕切部材
仕切部材26は、継ぎ目のない一枚ものの板部材から成形されており、ケーシング6の内部空間内に配置され、底面板24から天面板25まで伸びている。仕切部材26は、図6に示すように、熱交換器10の管板12とともに、ケーシング6の内部空間を左側の送風機室S1と右側の機械室S2とに分離している。送風機室S1には、熱交換器10およびファン41a,41bが配置されており、右側の機械室S2には、圧縮機43、配管アセンブリ4および電装品ユニット42が配置されている。配管アセンブリ4は、レシーバ40や図示されない冷媒配管などをまとめたものであり、互いに適当な固定部材で固定されている。電装品ユニット42は、制御基板や、圧縮機43およびファン41a,41bをインバータ制御するインバータ基板などをまとめたものであり、圧縮機43および配管アセンブリ4を避けて仕切部材26の上部付近に支持されている。
c)ステー
ステー27は、送風機室S1内に配置されており、上下方向に並ぶ2つのファン41a,41bのモータ台を支持している。ステー27は、底面板24に支持されており、天面板25付近まで伸びている。そして、ステー27と天面板25との間には、図示されないシール部材が両者25,27に当接するように配置されている。ステー27は、主として、室外ユニット202の部品でもある下方ステー27aと、下方ステー27aの上端部に連続するように室外ユニット2の組み立て時に継ぎ足された上方ステー27bとから構成されている。
(2)熱交換器
図6に示すように、熱交換器10は、送風機室S1内に配置されており、平面視において頂点の緩やかに湾曲したL字形状を有しており、背面グリル23と、側面板20のうち室外ユニット2の左側面を形成する部位とに向かい合っている。室外ユニット2の駆動時にファン41a,41bが回転駆動されると、背面グリル23のグリル穴と、側面板20のうち室外ユニット2の左側面を形成する部位に設けられている複数の開口とを介して、送風機室S1内に空気が流入する。そして、送風機室S1内に流入した空気は、熱交換器10を背面側から正面側へと通り抜けながら熱交換器10の伝熱管13a,13b内を流れる冷媒との間で熱交換を行い、その後、下方側面板20aのファングリル34a,34bのグリル穴を介してケーシング6外へと放出される。
また、図7および図8に示すように、熱交換器10は、室外ユニット202の部品でもある下方の熱交換ユニット10aと、下方の熱交換ユニット10aの上端部に連続するように室外ユニット2の組み立て時に継ぎ足された上方の熱交換ユニット10bとを備えている。下方の熱交換ユニット10aと上方の熱交換ユニット10bとは、平面視において略同じ形状を有している。下方側面板20a,22aおよび下方背面グリル23aは、下方の熱交換ユニット10aに対向しており、上方側面板20b,22bおよび上方背面グリル23bは、上方の熱交換ユニット10bに対向している。下方の熱交換ユニット10aは、平面視において緩やかに湾曲した湾曲部位113aを有しており、上方の熱交換ユニット10bは、平面視において緩やかに湾曲した湾曲部位113bを有している。
下方の熱交換ユニット10aは、主として、横方向に伸びる60段の伝熱管13aと、60段の伝熱管13aが挿入され、縦方向に伸びる板状の多数の放熱フィンとから構成されている。一方、上方の熱交換ユニット10bは、主として、横方向に伸びる12段の伝熱管13bと、12段の伝熱管13bが挿入され、縦方向に伸びる板状の複数の放熱フィンとから構成されている。したがって、熱交換ユニット10bは、熱交換ユニット10aよりも上下方向に短く、熱交換ユニット10a対熱交換ユニット10bの上下方向の長さの比率は、概ね60:12となっている。
なお、同様に、下方側面板20a対上方側面板20b、下方側面板22a対上方側面板22b、下方背面グリル23a対上方背面グリル23b、および下方ステー27a対上方ステー27bの上下方向の長さの比率も、概ね60:12となっており、これらの部材20,22,23,27は、上方が下方よりも短くなっている。
<位置ずれ防止部材>
位置ずれ防止部材50は、図9に示すような形状を有しており、例えば、図7および図8に示すような態様で熱交換器10に装着され、継ぎ足し構造の熱交換器10に含まれる熱交換ユニット10a,10bどうしの位置ずれを防止する。
すなわち、位置ずれ防止部材50は、主として、基部55と、基部55に連続する第1側壁部51、第2側壁部52、第3側壁部53および第4側壁部54の4つの側壁部とから構成されている。なお、位置ずれ防止部材50は、樹脂製である。
基部55は、厚さ約1mm程度の薄板であり、細長く、平面視において略矩形形状を有している。第1側壁部51および第2側壁部52は、基部55を挟んで配置され、互いに略平行に対向しており、ともに基部55の短手方向の縁から基部55の第1面55a側に伸びている。第3側壁部53および第4側壁部54は、基部55を挟んで配置され、互いに略平行に対向しており、ともに基部55の短手方向の縁から基部55の第1面55aと反対側の第2面55b側に伸びている。そして、第1側壁部51および第2側壁部52は、基部55の長手方向の右端に配置されており、第3側壁部53および第4側壁部54は、基部55の長手方向の左端に配置されている。なお、位置ずれ防止部材50について「右」「左」とは、第1側壁部51および第3側壁部53が第2側壁部52および第4側壁部54よりも手前側にあるように見える方向(図9中の矢印D1方向)から見た場合を基準としている。また、基部55は、側壁部51〜54の全てに略直交している。
そして、第1側壁部51、第2側壁部52、第3側壁部53および第4側壁部54は、それぞれ略矩形形状の本体部に連続する略矩形形状の差込み部51a,52a,53a,54aを有している。側壁部51〜54の本体部および差込み部51a〜54aは、基部55と同様に、厚さ約1mm程度の薄板である。差込み部51aは、第1側壁部51の本体部の右端から第2側壁部52に向けて当該本体部に略直交するように伸びており、差込み部52aは、第2側壁部52の本体部の右端から第1側壁部51に向けて当該本体部に略直交するように伸びており、差込み部53aは、第3側壁部53の本体部の左端から第4側壁部54に向けて当該本体部に略直交するように伸びており、差込み部54aは、第4側壁部54の本体部の左端から第3側壁部53に向けて当該本体部に略直交するように伸びている。
また、基部55の短手方向の幅、すなわち、互いに略平行に対向する第1側壁部51と第2側壁部52との間隔、すなわち、互いに略平行に対向する第3側壁部53と第4側壁部54との間隔は、熱交換器10の厚みと略同一であるが、より正確には、熱交換器10の厚みよりも約2mm程度大きくなっている。なお、熱交換器10の厚みとは、平面視において熱交換器10の描くL字に沿う方向に直交する方向の幅をいう。
これにより、位置ずれ防止部材50は、基部55が下方の熱交換ユニット10aと上方の熱交換ユニット10bとの間に挟まれるような態様で、平面視においてL字を描く熱交換器10の直線部分に装着可能となる。なお、図7および図8においては、基部55の第1面55aが下方の熱交換ユニット10aの上端面に当接し、基部55の第2面55bが上方の熱交換ユニット10bの下端面に当接し、第1側壁部51が下方の熱交換ユニット10aの第1側面111aに当接し、第2側壁部52が下方の熱交換ユニット10aの第2側面112aに当接し、第3側壁部53が上方の熱交換ユニット10bの第3側面111bに当接し、かつ、第4側壁部54が上方の熱交換ユニット10bの第4側面112bに当接する様子が示されている。しかしながら、位置ずれ防止部材50は対称的な構造を有しているため、位置ずれ防止部材50を、第1側壁部51が下方の熱交換ユニット10aの第2側面112a、ならびに上方の熱交換ユニット10bの第3側面111bおよび第4側面112bのいずれかに当接するような態様で配置することも可能である。すなわち、例えば、位置ずれ防止部材50を、基部55の第1面55aが上方の熱交換ユニット10bの下端面に当接するような態様で配置することも可能である。
なお、下方の熱交換ユニット10aの第1側面111aとは、下方の熱交換ユニット10aの背面側の側面であり、下方の熱交換ユニット10aの第2側面112aとは、下方の熱交換ユニット10aの正面側の側面であり、上方の熱交換ユニット10bの第3側面111bとは、上方の熱交換ユニット10bの背面側の側面であり、上方の熱交換ユニット10bの第4側面112bとは、上方の熱交換ユニット10bの正面側の側面である。また、これらの側面111a,111b,112a,112bは、熱交換器10に含まれる多数の放熱フィンの背面側の縁どうしまたは正面側の縁どうしを結ぶ面として規定される。
このように、位置ずれ防止部材50が熱交換器10に装着された状態においては、位置ずれ防止部材50の第1側壁部51と第2側壁部52とが下方の熱交換ユニット10aを挟み込み、第3側壁部53と第4側壁部54とが上方の熱交換ユニット10bを挟み込み、さらに、これらの4つの側壁部51〜54が基部55により固定的に連結されている。これにより、下方の熱交換ユニット10aと上方の熱交換ユニット10bとの、位置ずれ防止部材50の基部55の短手方向の位置ずれが防止されるようになっている。
また、位置ずれ防止部材50が熱交換器10に装着された状態においては、差込み部51a〜54aが熱交換器10の多数のフィン間に差し込まれることになる。これにより、位置ずれ防止部材50は、熱交換器10の多数のフィンの並ぶ方向(基部55の長手方向)にスライドしにくくなっている。
また、基部55には、複数の水抜き孔56が形成されている。これにより、上方の熱交換ユニット10bにおいて発生したドレン水などの水が基部55上に滞留することなく、水抜き孔56を通って下方へと流れてゆくようになっている。
<室外ユニットの製造方法>
次に、図1および図2に示す高容量の室外ユニット2を製造する方法について説明する。
なお、室外ユニット202に含まれる部品のうち室外ユニット2に流用される部品は、60段の熱交換ユニット10a、下方側面板20a,22a、下方背面グリル23a、下方ステー27a、底面板24、天面板25、ファン41a,41bなどである。
また、新たに設計される部品は、12段の熱交換ユニット10b、上方側面板20b,22b、側面板21、上方背面グリル23b、仕切部材26、上方ステー27b、補強板29、配管アセンブリ4などである。
まず、底面板24上に、配管アセンブリ4、下方ステー27a、仕切部材26および60段の熱交換ユニット10aを据え付ける。続いて、下方ステー27aにファン41a,41bを固定し、仕切部材26に電装品ユニット42を固定する。
そして、60段の熱交換ユニット10aの上端部に、新たに用意した12段の熱交換ユニット10bを積み重ねる。なお、このとき、熱交換ユニット10aと熱交換ユニット10bとの間に位置ずれ防止部材50を挟み込み、両者10a,10b間での位置ずれの防止を図る。
次に、底面板24上に、下方側面板20a,22aおよび側面板21を取り付ける。
続いて、下方側面板20aの上端部に上方側面板20bを取り付け、下方側面板22aの上端部に上方側面板22bを取り付け、下方ステー27aの上端部に上方ステー27bを取り付ける。
次に、下方側面板22aおよび上方側面板22bの連結部と、下方側面板20aおよび上方側面板20bの連結部との間に補強板29を取り付ける。また、天面板25を取り付ける。
そして、下方背面グリル23aを補強板29に取り付け、上方背面グリル23bを天面板25に取り付ける。
以上により、室外ユニット2が製造される。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態にかかる位置ずれ防止部材60について説明する。なお、位置ずれ防止部材60についても、第1実施形態の場合と同様に室外ユニット2において用いられる場合を例として説明する。ここでは、室外ユニット2の説明については、第1実施形態における説明と同様であるものとして省略する。
<位置ずれ防止部材>
位置ずれ防止部材60は、図11に示すような形状を有しており、例えば、図10に示すような態様で熱交換器10に装着され、継ぎ足し構造の熱交換器10に含まれる熱交換ユニット10a,10bどうしの位置ずれを防止する。
すなわち、位置ずれ防止部材60は、主として、基部65と、基部65に連続する第1側壁部61、第2側壁部62、第3側壁部63および第4側壁部64の4つの側壁部とから構成されている。なお、位置ずれ防止部材60は、樹脂製である。
基部65は、厚さ約1mm程度の薄板であり、細長く、平面視において緩やかに湾曲しており、熱交換ユニット10a,10bの湾曲部位113a,113bと平面視において略同じ形状を有している。すなわち、基部65の長手方向に沿う、短手方向の2本の縁は、同心楕円の円弧を描いている。
第1側壁部61および第3側壁部は、基部65の短手方向の2本の縁のうち外側の縁に連続しており、第2側壁部62および第4側壁部64は、内側の縁に連続している。より詳細には、第1側壁部61は、基部65の短手方向の外側の縁から基部65の第1面65a側に伸びており、第2側壁部62は、基部65の短手方向の内側の縁から基部65の第1面65a側に伸びており、第3側壁部63は、基部65の短手方向の外側の縁から基部65の第2面65b側に伸びており、第4側壁部64は、基部65の短手方向の内側の縁から基部65の第2面65b側に伸びている。なお、基部65の第2面65bとは、基部65の第1面65aの反対側の面である。そして、第2側壁部62および第3側壁部63は、基部65の長手方向の右端に配置されており、第1側壁部61および第4側壁部64は、基部65の長手方向の左端に配置されている。なお、位置ずれ防止部材60について「右」「左」とは、第2側壁部62および第4側壁部64が第1側壁部61および第3側壁部63よりも手前側にあるように見える方向(図11中の矢印D2方向)から見た場合を基準としている。また、基部65は、側壁部61〜64の全てに略直交している。
そして、第1側壁部61、第2側壁部62、第3側壁部63および第4側壁部64は、略矩形形状の厚さ約1mm程度の薄板を、基部65の湾曲に沿うように緩やかに湾曲させた形状を有している。
また、基部65の短手方向の幅は、熱交換器10の厚みと略同一であるが、より正確には、熱交換器10の厚みよりも約2mm程度大きくなっている。なお、熱交換器10の厚みとは、平面視において熱交換器10の描くL字に沿う方向に直交する方向の幅をいう。
これにより、位置ずれ防止部材60は、基部65が下方の熱交換ユニット10aの湾曲部位113aと上方の熱交換ユニット10bの湾曲部位113bとの間に挟まれるような態様で熱交換器10に装着可能となる。なお、図10においては、基部65の第1面65aが下方の熱交換ユニット10aの上端面に当接し、基部65の第2面65bが上方の熱交換ユニット10bの下端面に当接し、第1側壁部61が下方の熱交換ユニット10aの第1側面111aに当接し、第2側壁部62が下方の熱交換ユニット10aの第2側面112aに当接し、第3側壁部63が上方の熱交換ユニット10bの第3側面111bに当接し、かつ、第4側壁部64が上方の熱交換ユニット10bの第4側面112bに当接する様子が示されている。しかしながら、位置ずれ防止部材60は対称的な構造を有しているため、位置ずれ防止部材60を、第1側壁部61が上方の熱交換ユニット10bの第3側面111bに当接するような態様で配置することも可能である。すなわち、位置ずれ防止部材60を、基部65の第1面65aが上方の熱交換ユニット10bの下端面に当接するような態様で配置することも可能である。
このように、位置ずれ防止部材60が熱交換器10に装着された状態においては、位置ずれ防止部材60の第1側壁部61と第2側壁部62とが下方の熱交換ユニット10aを挟み込み、第3側壁部63と第4側壁部64とが上方の熱交換ユニット10bを挟み込み、さらに、これらの4つの側壁部61〜64が基部65により固定的に連結されている。これにより、下方の熱交換ユニット10aと上方の熱交換ユニット10bとの、位置ずれ防止部材60の基部65の短手方向の位置ずれが防止されるようになっている。
また、位置ずれ防止部材60は、熱交換器10の湾曲部位113a,113b間に装着されるため、基部65の長手方向にスライドしにくくなっている。
また、基部65には、複数の水抜き孔66が形成されている。これにより、上方の熱交換ユニット10bにおいて発生したドレン水などの水が基部65上に滞留することなく、水抜き孔66を通って下方へと流れてゆくようになっている。
〔変形例〕
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)
室内ユニットの継ぎ足し構造の熱交換器に、位置ずれ防止部材50,60のような位置ずれ防止部材が装着されるようになっていてもよい。
(2)
上記実施形態において、新たに継ぎ足す側の部品10b,20b,22b,23b,27bが、継ぎ足される側の部品10a,20a,22a,23a,27aの下方に配置されるようになっていてもよい。また、新たに継ぎ足す側の部品10b,20b,22b,23b,27bが、継ぎ足される側の部品10a,20a,22a,23a,27aよりも長くてもよい。
また、新たに継ぎ足す側の部品10b,20b,22b,23b,27bと継ぎ足される側の部品10a,20a,22a,23a,27aとの上下方向の位置関係が、部品10,20,22,23,27ごとに異なっていてもよい。例えば、12段の熱交換ユニット10bを60段の熱交換ユニット10aの上方に積み重ね、より短い側面板20bをより長い側面板20aの下端部に取り付けてもよい。
(3)
上記実施形態において、熱交換器10が、上下方向に3つ以上の熱交換ユニットを積み重ねた継ぎ足し構造となっていてもよい。さらに、この場合において、位置ずれ防止部材50,60が、これらの熱交換ユニットの各継ぎ足し部分に取り付けられるようになっていてもよい。
また、熱交換器10以外の継ぎ足し構造を有する部品20,22,23,27についても、3つ以上の同種のパーツから組み立てられるようになっていてもよい。
(4)
位置ずれ防止部材50の側壁部51〜54に、差込み部51a〜54aに追加してまたはその代替として、差込み部51a〜54aとは別の差込み部が設けられていてもよい。例えば、第1側壁部51の本体部の左端から第2側壁部52に向けて当該本体部に略直交するように差込み部が伸びていてもよいし、第2側壁部52の本体部の左端から第1側壁部51に向けて当該本体部に略直交するように差込み部が伸びていてもよいし、第3側壁部53の本体部の右端から第4側壁部54に向けて当該本体部に略直交するように差込み部が伸びていてもよいし、第4側壁部54の本体部の右端から第3側壁部53に向けて当該本体部に略直交するように差込み部が伸びていてもよい。
また、位置ずれ防止部材60の側壁部61〜64に、位置ずれ防止部材50と同様の差込み部が設けられていてもよい。
また、差込み部は、側壁部51〜54,61〜64からだけでなく、基部55,65から伸びていてもよい。
(5)
位置ずれ防止部材50の第1側壁部51と第3側壁部53とが基部55の長手方向に一部重なり、さらに、第2側壁部52と第4側壁部54とが基部55の長手方向に一部重なるようになっていてもよい。すなわち、本発明にかかる位置ずれ防止部材には、図12(a)に示す態様の位置ずれ防止部材150が含まれる。
同様に、位置ずれ防止部材60の第1側壁部61と第3側壁部63とが基部65の長手方向に一部重なり、さらに、第2側壁部62と第4側壁部64とが基部65の長手方向に一部重なるようになっていてもよい。
(6)
位置ずれ防止部材60と同様に、位置ずれ防止部材50の第1側壁部51と第2側壁部52とが対向しておらず、さらに、第3側壁部53と第4側壁部54とが対向していないようになってもよい。すなわち、本発明にかかる位置ずれ防止部材には、図12(b)に示す態様の位置ずれ防止部材250が含まれる。
位置ずれ防止部材250では、第1側壁部251および第2側壁部252が、基部255の短手方向の縁から基部255の第1面255a側に伸びており、第3側壁部253および第4側壁部254が、基部255の短手方向の縁から基部255の第1面255aと反対側の第2面255b側に伸びている。また、位置ずれ防止部材250では、第1側壁部251および第4側壁部254が、基部255の長手方向の右端に配置されており、第2側壁部252および第3側壁部253が、基部255の長手方向の左端に配置されている。なお、位置ずれ防止部材250について「右」「左」とは、第1側壁部251および第3側壁部253が第2側壁部252および第4側壁部254よりも手前側にあるように見える方向(図12(b)中の矢印D3方向)から見た場合を基準としている。
逆に、位置ずれ防止部材50と同様に、位置ずれ防止部材60の第1側壁部61と第2側壁部62とが対向しており、さらに、第3側壁部63と第4側壁部64とが対向していてもよい。すなわち、第3側壁部63および第4側壁部64が、基部65の長手方向の右端に配置されており、さらに、第1側壁部61および第2側壁部62が、基部65の長手方向の左端に配置されていてもよい。
(7)
位置ずれ防止部材50の4つの側壁部51〜54が基部55の長手方向に沿って順に並んでいてもよい。すなわち、本発明にかかる位置ずれ防止部材には、例えば、図12(c)に示す態様の位置ずれ防止部材350が含まれる。
同様に、位置ずれ防止部材60の4つの側壁部61〜64が基部65の長手方向に沿って順に並んでいてもよい。
(8)
位置ずれ防止部材50,60において、側壁部が5つ以上設けられていてもよい。
本発明は、上下方向に積み重ねられた2つの熱交換ユニットどうしの位置ずれを防止することができる位置ずれ防止部材およびこれを備える空調ユニットの熱交換器として有用である。
本発明にかかる室外ユニットを正面左側から見た斜視図。 本発明にかかる室外ユニットを背面右側から見た斜視図。 本発明にかかる室外ユニットの分解斜視図。 低容量の室外ユニットを正面左側から見た斜視図。 低容量の室外ユニットを背面右側から見た斜視図。 本発明にかかる天面板を取り外した状態の室外ユニットの平面図。 本発明にかかる背面グリルおよび補強板を取り外した状態の室外ユニットを背面右側から見た斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる熱交換器の斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる位置ずれ防止部材の斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる熱交換器の斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる位置ずれ防止部材の斜視図。 (a)本発明の変形例にかかる位置ずれ防止部材の斜視図。(b)本発明の他の変形例にかかる位置ずれ防止部材の斜視図。(c)本発明の他の変形例にかかる位置ずれ防止部材の斜視図。
符号の説明
2 室外ユニット(空調ユニット)
6 ケーシング
10 熱交換器
10a 下方の熱交換ユニット(第1熱交換ユニット)
10b 上方の熱交換ユニット(第2熱交換ユニット)
50,60,150,250,350 位置ずれ防止部材
51,61,251 第1側壁部
52,62,252 第2側壁部
53,63,253 第3側壁部
54,64,254 第4側壁部
51a〜54a 差込み部
55,65,255 基部
55a,65a,255a 第1面
55b,65b,255b 第2面
56,66 水抜き孔
111a 第1側面
111b 第3側面
112a 第2側面
112b 第4側面
113a,113b 湾曲部位

Claims (6)

  1. 熱交換器(10)に含まれる第1熱交換ユニット(10a)と前記第1熱交換ユニットの上方に積み重ねられた第2熱交換ユニット(10b)との位置ずれを防止する位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)であって、
    前記第1熱交換ユニットの上端面に当接する第1面(55a,65a,255a)、および前記第1面に対向し、前記第2熱交換ユニットの下端面に当接する第2面(55b,65b,255b)を有する基部(55,65,255)と、
    前記第1熱交換ユニットの第1側面(111a)に当接し、前記基部から前記第1面側に伸びる第1側壁部(51,61,251)と、
    前記第1側面に対向する前記第1熱交換ユニットの第2側面(112a)に当接し、前記基部から前記第1面側に伸びる第2側壁部(52,62,252)と、
    前記第2熱交換ユニットの第3側面(111b)に当接し、前記基部から前記第2面側に伸びる第3側壁部(53,63,253)と、
    前記第3側面に対向する前記第2熱交換ユニットの第4側面(112b)に当接し、前記基部から前記第2面側に伸びる第4側壁部(54,64,254)と、
    を備える、
    位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)。
  2. 前記基部(65)は、前記第1熱交換ユニット(10a)の湾曲している部分(113a)および前記第2熱交換ユニット(10b)の湾曲している部分(113b)に当接するように湾曲している、
    請求項1に記載の位置ずれ防止部材(60)。
  3. 前記第1側壁部(51,61,251)、前記第2側壁部(52,62,252)、前記第3側壁部(53,63,253)および前記第4側壁部(54,64,254)の少なくとも1つは、前記第1熱交換ユニット(10a)および前記第2熱交換ユニット(10b)に含まれる複数のフィン間に差し込まれる差込み部(51a〜54a)を有する、
    請求項1または2に記載の位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)。
  4. 前記基部(55,65,255)には、前記基部上に水が滞留するのを防ぐ水抜き孔(56,66)が設けられている、
    請求項1から3のいずれかに記載の位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)。
  5. 前記基部(55,65,255)は、薄板である、
    請求項1から4のいずれかに記載の位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)。
  6. 第1熱交換ユニット(10a)と、
    前記第1熱交換ユニットの上方に積み重ねられた第2熱交換ユニット(10b)と、
    前記第1熱交換ユニットと前記第2熱交換ユニットとの位置ずれを防止する位置ずれ防止部材(50,60,150,250,350)と、
    を備え、
    前記位置ずれ防止部材は、
    前記第1熱交換ユニットの上端面に当接する第1面(55a,65a,255a)、および前記第1面に対向し、前記第2熱交換ユニットの下端面に当接する第2面(55b,65b,255b)を有する基部(55,65,255)と、
    前記第1熱交換ユニットの第1側面(111a)に当接し、前記基部から前記第1面側に伸びる第1側壁部(51,61,251)と、
    前記第1側面に対向する前記第1熱交換ユニットの第2側面(112a)に当接し、前記基部から前記第1面側に伸びる第2側壁部(52,62,252)と、
    前記第2熱交換ユニットの第3側面(111b)に当接し、前記基部から前記第2面側に伸びる第3側壁部(53,63,253)と、
    前記第3側面に対向する前記第2熱交換ユニットの第4側面(112b)に当接し、前記基部から前記第2面側に伸びる第4側壁部(54,64,254)と、
    を有する、
    空調ユニットの熱交換器(10)。
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