JP3895998B2 - 天井埋込型空気調和装置及びその製造方法 - Google Patents
天井埋込型空気調和装置及びその製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井に吊り下げられる板金製の外箱を備えた天井埋込型空気調和装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、2方向カセットや4方向カセット等と呼称される天井埋込型の空気調和装置であって、送風機及び熱交換器を収納する板金製の外箱を備えた天井埋込型空気調和装置が知られている。
【0003】
この種のものでは、近年、小型化、コンパクト化が重要課題となっており、上述した板金製の外箱内に可能な限り隙間をつめて、送風機、熱交換器等を配置するのが一般的になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、上述した板金製の外箱があらかじめ箱形に組まれており、この外箱内に、あらかじめ箱形に組まれた、断熱性を有する内部発泡スチロールが配置され、この内部発泡スチロールの内側に、例えば略U字状に曲げられた熱交換器が隙間をつめて配置されるため、熱交換器の外面と内部発泡スチロールの内面間の隙間が小さく、内部発泡スチロール内に熱交換器を配置する作業が困難になるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する問題点を解消し、内部発泡スチロール内に熱交換器を簡単に配置できる、天井埋込型空気調和装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、送風機及び熱交換器を収納する板金製の外箱を備えた天井埋込型空気調和装置において、前記外箱が略コ字形に曲げられた外箱本体と、この外箱本体の両端に取り付けられた一対の端板とで分割構成され、この外箱の内側に配置される断熱材が、各端板に対応して配置され、前記端板の縁部に対応する位置から外箱の内側形状に沿って延びる略コ字形状を有する一対の発泡スチロール製の端部材と、これら端部材の略コ字形状の先端部間をつなぐつなぎ部材とで分割構成され、前記端板及び前記端部材を取り付ける前に前記熱交換器を前記外箱本体の両端の一方から前記つなぎ部材の内側に組み込み可能に構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0009】
図1は、2つの空気吹出し口を備えた、一般的に、いわゆる2方向カセットと呼称される天井埋込型空気調和機を示している。1は箱形の室内機本体を示し、この室内機本体1には、送風機3、熱交換器5、発泡スチロール製のドレンパン7、図示を省略したドレンポンプ等の各種機器類が収納されている。
【0010】
この室内機本体1は、被調和室の天井に複数本の吊りボルト(図示せず)を介して吊り下げられ、この室内機本体1の下側を向いた開口面には、化粧パネル9が重ね合わせて取り付けられている。
【0011】
図2は、室内機本体1を示す分解斜視図である。
【0012】
この室内機本体1は、板金製の外箱11を有している。この外箱11は、略コ字形に曲げられた外箱本体11Aと、この外箱本体11Aの両端に取り付けられた一対の端板11Bとを備えて分割構成されている。この外箱11の内側には断熱材13が配置されている。この断熱材13は、各端板11Bに対応して配置された一対の発泡スチロール製の端部材13Aと、これら端部材13A間をつなぐ、例えばポリエチレン製のつなぎ部材13Bとで分割構成されている。5は略U字形に形成された熱交換器、15はドレンポンプである。
【0013】
図3は、室内機本体1とドレンパン7とを示す分解斜視図である。
【0014】
この室内機本体1が組み立てられた後、外箱1の開口内には、発泡スチロール製のドレンパン7が嵌合される。このドレンパン7の中央には、大きな吸込み開口7Aが形成され、この開口7Aの両側には、一対の細長い吹出し開口7Bが形成されている。すなわち、送風機3によって、吸込み開口7Aを通じて吸い込まれた室内空気が、外箱11の内側に配置された熱交換器5によって熱交換され、この熱交換された調和空気が、吸込み開口7Aの両側に形成された一対の細長い吹出し開口7Bを通じて室内に吹き出される。
【0015】
17は板金製の補強金具であり、この補強金具17は、ドレンパン7の吸込み開口7Aの側縁部に宛われ、補強金具17の両端が、ねじ19を介して、外箱11の端板11Bの上縁部11Cに固定されている。
【0016】
この板金製の外箱11は変形し、撓みやすい。そこで、外箱11の略中央部に、外箱11の外壁とドレンパン7の固定部間に掛け渡された、センター金具21が設けられ、このセンター金具21によって、外箱11の天板11Dの反り、及び外箱11の中央部の開きが防止されている。
【0017】
図4は、室内機本体1に送風機3を組み込む手順を示している。
【0018】
この送風機3は、箱形に形成された板金製の仕切り板41に固定され、この仕切り板41は、複数本のビスを介して、室内機本体1(補強板17)に固定されている。具体的には、この送風機3は中央部にモータ31を配置し、このモータ31の両側の出力軸に羽根車32を備えて構成されている。この羽根車32はファンケース33によって囲われ、このファンケース33は、上ケース33Aと下ケース33Bとに上下2分割されている。
【0019】
上ケース33Aの両側には、図4Bに示すように、フランジ36が一体的に形成され、この上ケース33Aは、その一部33Cを仕切り板41の外に突出させて、該仕切り板41の開口に装着され、このフランジ36は、該フランジ36にビスを通して仕切り板41に固定されている。
【0020】
この仕切り板41は、図1に示すように、上述した外箱11の内部を上下に仕切っており、仕切り板41の下方には一次空間41Aが形成され、仕切り板41の上方には二次空間41Bが形成されている。
【0021】
上ケース33Aは、フランジ36を介して、仕切り板41に固定されるため、仕切り板41の強度が増大し、しかも一次空間41Aと二次空間41Bとの間のシール性を向上させることができる。
【0022】
上記送風機3は、空気吸込み口を仕切り板41の下の一次空間41Aに臨ませ、空気吹き出し口を仕切り板41の上の二次空間41Bに臨ませ、上ケース33Aのフランジ36よりも上に位置するファンケースの一部33Cを仕切り板41の上の二次空間41Bに臨ませている。
【0023】
上記構成では、図1を参照し、上ケース33Aのフランジ36よりも上に位置するファンケースの一部33Cを、仕切り板41の開口を通じて、上の二次空間41Bに臨ませているため、従来のように、外箱11内に設置された仕切り板41の下の一次空間41A内に、送風機3のファンケース33のすべてを収容したものに比べて、その分だけ仕切り板41の位置が低くなるため、従来とほぼ等価の風路を、外箱11内に十分に確保した上で、当該外箱11の高さ方向の寸法を低く抑えることができる。
【0024】
従って、天井裏の高さが低いビル等の建物に対しても、その天井裏に簡単に設置することができる等の効果が得られる。
【0025】
上記構成では、板金製の外箱11内に、図3に示すように、断熱材13を配置し、この断熱材13の内側に、略U字状の熱交換器5を配置しているため、熱交換器5の外面5Aと、断熱材13の内面13C間の隙間が小さく、一般的には、この断熱材13の内側に熱交換器5を配置しにくい。
【0026】
本実施形態では、断熱材13の内側に、略U字状の熱交換器5を配置する作業手順に特徴を有する。図2に示すように、外箱11が、略コ字形に曲げられた外箱本体11Aと、一対の端板11Bとを備えて分割構成され、この外箱11の内側に配置される断熱材13が、各端板11Bに対応して配置された一対の発泡スチロール製の端部材13Aと、これら端部材13A間をつなぐ、例えばポリエチレン製のつなぎ部材13Bとを備えて分割構成されるため、第一段階では、例えば図2中右上の一つの端板11B及び端部材13Aを除いた状態で、残りの外箱11が組み立てられる。
【0027】
第二段階では、第一段階で除かれた図2中右上の一つの端板11B及び端部材13A側から、断熱材13内に、略U字状の熱交換器5が挿入されて組み込まれる。最後に、図2中右上の一つの端板11B及び端部材13Aが取り付けられて外箱11が完成する。
【0028】
上記の構成では、外箱11及び断熱材13が分割構成され、組み立てに当たって、図2中右上の一つの端板11B及び端部材13A側に、熱交換器挿入用の開口が形成されるため、この開口側から熱交換器5を挿入することによって、断熱材13の内側に、略U字状の熱交換器5を、きわめて簡単に挿入、配置することができる。
【0029】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。
【0030】
例えば、図2中で、両側の端板11B及び端部材13Aを取り付ける前に、熱交換器5を挿入し、これを挿入した後に、各端板11B及び端部材13Aを取り付けてもよいことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、断熱材の内側に、熱交換器をきわめて簡単に挿入、配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込型空気調和装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】空気調和機本体の分解斜視図である。
【図3】空気調和機本体とドレンパンの分解斜視図である。
【図4】空気調和機本体とドレンパンと送風機の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 室内機本体
3 送風機
5 熱交換器
11 外箱
11A 外箱本体
11B 端板
13 断熱材
13A 端部材
13B つなぎ部材
Claims (1)
- 送風機及び熱交換器を収納する板金製の外箱を備えた天井埋込型空気調和装置において、
前記外箱が略コ字形に曲げられた外箱本体と、この外箱本体の両端に取り付けられた一対の端板とで分割構成され、この外箱の内側に配置される断熱材が、各端板に対応して配置され、前記端板の縁部に対応する位置から外箱の内側形状に沿って延びる略コ字形状を有する一対の発泡スチロール製の端部材と、これら端部材の略コ字形状の先端部間をつなぐつなぎ部材とで分割構成され、前記端板及び前記端部材を取り付ける前に前記熱交換器を前記外箱本体の両端の一方から前記つなぎ部材の内側に組み込み可能に構成したことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
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JP2002030702A JP3895998B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 天井埋込型空気調和装置及びその製造方法 |
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- 2002-02-07 JP JP2002030702A patent/JP3895998B2/ja not_active Expired - Lifetime
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