JP5465438B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、空気調和装置の外気導入構造に関する。
空気調和装置には、内部に送風機や熱交換器等を備える筐体が天井裏に収容され、化粧パネルが天井から露出したいわゆる天井カセット形(吹出口が4つの場合は4方向天井カセット形と言う)のものがある。この種の空気調和装置は、ビルの高層階等のビル管理法の適用を受ける場所に設置する場合、メーカーがオプションとして用意しておいたチャンバ並びに外気導入ダクトを取り付け、外気を空気調和装置を介して室内に取り入れるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−28161号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の構成では、化粧パネルと送風機との間に外気導入用のチャンバを配置するため、空気調和装置が上下方向に大型化してしまう。
一方、チャンバを設けずに外気導入する場合、外気を送風機が空気を吸い込む吸込口へ送る外気導入路を形成する必要がある。従来、筐体の内側に嵌められる発泡スチロール製の断熱材に外気導入路を形成する構造が提案されており、より具体的には、断熱材には、4方向天井カセット形の場合、化粧パネルに設けられた4つの吹出口に連通する吹出風路があり、この隣接する吹出風路の間の領域、つまり、角部に外気導入路を形成していた。
しかしながら、この構成の場合、外気導入路を通る外気が吹出風路に漏れないようにするためにシール材を断熱材と筐体との間に配置する必要があり、部品点数の増加や組み立ての複雑化を招いてしまう。また、ドレンパンと断熱材との間に僅かに隙間ができる場合があり、その場合は、ドレンパン上の乾燥した塵等が外気導入路に入ってしまう場合があった。
また、外気導入のオプションを付けるか否かで断熱材を別々に用意するのは煩雑であり、一方、断熱材を外気導入路を備えたタイプで共用化したとすると、外気導入しない場合にもシール部材が必要となってしまう。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、部品点数を低減でき、かつ、外気導入タイプに容易に変更することができる空気調和装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、箱型の筐体内に送風機と熱交換器とを備え、この熱交換器の下方にドレンパンを配置し、このドレンパンの下方に、吸込口と吹出口とを有する化粧パネルを配置すると共に、筐体内に、吹出口に連なる発泡スチロール製の吹出通路を備えた空気調和装置において、前記吹出通路に差し込まれるオプションの発泡スチロール製の外気導入部品を備え、この外気導入部品は、前記化粧パネルを外した場合に露出する側から前記吹出通路内に挿入されるとともに、挿入される程に前記吹出通路に強く嵌るように奥行き寸法が徐々に大きくなる形状に形成されて発泡スチロール同士の弾性変形により前記吹出通路との間の隙間が閉塞される発泡スチロール製のボックス本体を有し、このボックス本体が、前記筐体外に連通する外気取り入れ用の開口部と、前記ドレンパンの下面に嵌って前記送風機の吸込通路に連通する外気導入用の開口部と、これら開口部をつなぐ通路とを一体に有することを特徴とする。
この発明によれば、外気導入部品が吹出通路に差し込まれて吹出通路に密着し、シール材を使用しなくても外気導入部品を通る外気の漏れを防止できる。このため、シール材を使用しない分、部品点数を低減でき、かつ、外気導入タイプに容易に変更することができる。
上記構成において、前記熱交換器は、前記送風機を囲うように延在してその両端が管板で連結され、この管板に近接する位置に前記ボックス本体を配置してもよい。この構成によれば、管板に近接する位置に外気導入部品を配置するので、管板が存在する分だけ外気導入部品が調和空気の流れに与える影響が少なく、管板から離れた位置にある吹出口への影響を低減することができる。
また、上記構成において、前記ボックス本体は、前記外気導入用の開口部を前記化粧パネル側から覆って前記ドレンパンの下面に嵌るひさし部を有するようにしてもよい。この構成によれば、ひさし部によって外気導入部品を位置決めできると共に外気の導入方向を適切な方向に案内することができる。
また、上記構成において、前記ドレンパンの下面には、前記化粧パネルの吸込口と吹出口との間の領域に当接する当接部を有し、この当接部には、前記ひさし部が嵌る切欠部が形成され、この切欠部には、発泡スチロール製の埋め材が着脱自在に嵌められるようにしてもよい。この構成によれば、ドレンパンを外気導入タイプにするか否かに関係なく共用化することができる。
本発明は、吹出通路に差し込まれるオプションの発泡スチロール製の外気導入部品を備え、この外気導入部品は、筐体外に連通する外気取り入れ用の開口部と、ドレンパンの下面に嵌って送風機の吸込通路に連通する外気導入用の開口部と、これら開口部をつなぐ通路とを一体に有するので、部品点数を低減でき、かつ、外気導入タイプに容易に変更することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は本実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置の室内機の設置状態を示す図である。なお、以下の説明において、上下左右等の方向は設置状態に対応する方向である。
この室内機10は、装置本体20(筐体21)が天井裏に設置され、化粧パネル100が天井から露出したいわゆる天井カセット形に構成され、より正確には、4つの吹出口120を有する4方向天井カセット形に構成されている。
装置本体20は、その外ケースを構成する金属製の筐体21を備え、この筐体21の内部には、送風機33や熱交換器(室内熱交換器)35等の空調部品が収容される。筐体21は、金属板の板金加工で形成され、天板部(天板)21bと、天板部21bの外縁に沿って下方へ延出する側板部(側板)21cとを備えて下側全面が開口する箱型形状に形成されている。
筐体21の側板部21cの外面であって4つの角部には、装置本体20を吊り下げるための吊り金具28がそれぞれ設けられている。この吊り金具28は、天井裏の吊りボルト29に取り付けられ、装置本体20が吊り下げられる態様で支持される。また、天井面に格子状に設けられた保持バーに装置本体20を固定することもできる。
化粧パネル100は、装置本体20の下部、つまり、筐体21の下部に取り付けられる。この化粧パネル100は、樹脂製パネルで形成され、筐体21の下側開口よりも大型の矩形状とされ、その中央部に室内空気を取り込むための1つの吸込口110を有し、この吸込口110の周囲に化粧パネル100の4辺に沿って延在し、熱交換後の空気を吹き出すための複数(本例では4つ)の吹出口120を有している。
この化粧パネル100の吸込口110には、吸込グリル111が着脱自在に取り付けられ、この吸込グリル111には、図示せぬエアフィルタが装着され、このエアフィルタにより吸込口110に吸い込まれる室内空気を清浄化する。また、化粧パネル100の吹出口120には、風向き変更用のルーバ122が配置されており、このルーバ122は図示せぬモーターの駆動により回動する。
化粧パネル100の4つの角部には、コーナーパネル102が取り付けられている。コーナーパネル102は、化粧パネル100の下側に向けて取り外し可能に構成され、このコーナーパネル102を外したときに、上述した吊り金具28と吊りボルト29との係合位置まで取付作業者の手が入るような大きさを有している。
図2は室内機10の装置本体20の斜視図であり、図3は装置本体20を下方から見た平面図であり、図4は図3のIV−IV断面を示す図である。なお、図3及び図4では、設置時とは上下反対にした状態を示している。また、各図においては、この室内機10をビルの高層階等のビル管理法の適用を受ける場所に設置する場合に対応してメーカーがオプションとして用意する外気導入用の部品をあわせて記載しており、符号50は、外気導入用の通風ダクトを示し、符号55は、通風ダクト50を室内機10の筐体21に連結するためのダクト連結部品を示し、符号60は、室内機10の筐体21内に取り付けられる外気導入ボックス(外気導入部品)を示している。
まず、外気導入用の部品(50、55、60)以外について説明する。
筐体21の内側には、発泡スチロール製の断熱材30が配設される。この断熱材30は、筐体21の天板部(天板)21bの略全面に配置される天板断熱部30b(図4参照)と、筐体21の側板部21cの略全面に配置される側板断熱部30c(図4参照)とを一体に備えて下方が開口する箱型形状に形成されている。すなわち、この断熱材30は、筐体21の内面全体を覆って筐体21内部と外部との間を断熱した断熱構造にし、この断熱された内部空間に送風機33や熱交換器35等の空調部品が収容される。
送風機33は、図2及び図3に示すように、筐体21の略中央(天板部21bの中央部分に相当する位置)に設けられ、筐体21の天板部21bにモーター軸を下向きにして取り付けられるファンモーター33a(図3ではモーター軸に符号33aを付して示している)と、ファンモーター33aのモーター軸に取り付けられる遠心ファン33bとで構成され、遠心ファン33bの回転により化粧パネル100の吸込口110から被調和室の空気(室内空気)を吸い込んで遠心方向に吹き出す。
図3に示すように、熱交換器35は、フィン・チューブ型の熱交換器が適用され、熱交換面積を多く確保すべく、送風機33の周囲を囲うように多角形状に曲げられて配置され、この熱交換器35の一端35aと他端35bが管板36で連結される。これによって、熱交換器35と管板36とによって、筐体21の内部が、図4に示すように、調和前空気の1次側空間R1(平面視において、筐体21の中央部)と、調和後の空気(調和空気)の2次側空間R2(平面視において、筐体21の側板部21cの周辺部)とに画成される。
図3に示すように、管板36は、その外側のスペース(管板36と筐体21との間のスペース)S1を拡げるように筐体21の側板部21cの長手方向に対して斜めに配置されており、このスペースS1には、熱交換器25につながる配管類37が配置される。この配管類37の外部接続口37aは、この管板36に近接する側板部21c(図3中、符号21c1を付して表記する)の端部から外に露出し、筐体21外から配管接続作業が可能に構成されている。また、この側板部21c1の反対側端部には、その内側スペース(熱交換器35と筐体21との間のスペース)S2内に配設されたドレンポンプ(不図示)がドレンを排出するドレン排出管38が外に露出し、筐体21外からドレンの配管接続作業が可能に構成されている。このように冷媒配管やドレン配管の接続部が筐体21の一つの側板部21c1にまとめて配置されるので、配管作業者は作業をほぼ同じ位置から行うことができる。
この熱交換器35の下方には、発泡スチロール製のドレンパン40が配置され、熱交換器25からのドレンが被調和室に漏れないようにすると共に、このドレンパン40が筐体21内部を断熱する断熱材の一部を兼ねている。
また、このドレンパン40は、化粧パネル100の吸込口110に対応する部分に吸込用開口部40a(図4参照)を有し、この吸込用開口部40aにはベルマウス42が取り付けられると共に、この吸込用開口部40aの周囲が下方に突出して化粧パネル100に当接する当接部40b(図2参照)が形成されている。
この当接部40bは、送風機33の周囲を囲うように延在して化粧パネル100の吸込口110と吹出口120との間の領域に当接する形状を有し、化粧パネル100の吸込口110だけを、この当接部40bに囲まれる吸込通路αを介して送風機33の吸込部(遠心ファン33b)に連通させる。言い換えれば、当接部40bは、化粧パネル100の吹出口120を吸込通路αに連通させない仕切り体として機能する。この吸込通路αの内部には、ベルマウス42の開口部分と重ならないように、電装品を収容する電装箱44が筐体21の側板部21c1寄りに配置される。
このドレンパン40には、化粧パネル100の吹出口120に対応する部分に複数(本例では4つの)の吹出用開口部40cが設けられている。この吹出用開口部40cは、図4に示すように、断熱材30(天板断熱部30b及び側板断熱部30c)と熱交換器35とによって囲まれた2次側空間R2に連通する。
すなわち、この2次側空間R2は、送風機33が遠心方向に吹き出して熱交換器35を通過した空気、つまり、調和空気が入る空間であるため、この2次側空間R2内の調和空気を、吹出用開口部40cを介して化粧パネル100の吹出口120から吹き出させることができる。つまり、断熱材30とドレンパン40の吹出用開口部40cとによって、化粧パネル100の吹出口120に各々連通する発泡スチロール製の吹出通路βが形成される。
本実施形態では、この室内機10にメーカーがオプションとして用意した外気導入用の部品を取り付ける場合に、この発泡スチロール製の吹出通路βに、外気導入ボックス(外気導入部品)60を差し込むようになっている。
図5乃至図7は、外気導入ボックス60を異なる方向から見た外観図であり、図8は、外気導入ボックス60を装置本体20と共に示す図である。
外気導入ボックス60は、発泡スチロース製のボックス本体70を備え、このボックス本体70は、前壁71、左右の側壁72、72、後壁73、底部74及び蓋部75を一体的に有して内部が空洞の略直方体の箱型形状に形成されている。ここで、底部74は、この外気導入ボックス60を室内機10の吹出通路βに差し込む場合に、奥側(天板部21b側)に位置し、蓋部75は手前側(ドレンパン40側)に位置する。
このボックス本体70は、後壁73に設けられる第1開口部(外気取り入れ用の開口部)77(図6参照)と、前壁71の蓋部75側に設けられる第2開口部(外気導入用の開口部)78(図7参照)とを有しており、この第1開口部77と第2開口部78とが内部の通路(空洞)79を通って連通し、それ以外の部分が閉塞されている。
また、このボックス本体70には、第2開口部78の上方を覆うように前方へひさし状に延出するひさし部80が取り付けられている。このひさし部80は、ボックス本体70の幅と略同じ幅に形成されたコ字状断面の板部材81と、この板部材81とボックス本体70との間に架橋される架橋部材83と、ひさし部80の外観(板部材の外観)を覆う発泡スチロール製の断熱シート85とを備えて構成される。
上記板部材81は、金属板をコ字状に屈曲して形成され、ボックス本体70の前壁71に一体に形成された、第2開口部78の左右を上下方向に延びる左右一対の延出部71a、71aと、第2開口部78の中央部に配置される架橋部材83とを介してボックス本体70に連結される。これによって、板部材81は、第2開口部78の蓋部75側と左右の側壁72、72側とを各々覆い、第2開口部78を前壁71側にだけ開口させるようになっている。
また、架橋部材83についても、金属板を屈曲して形成され、コ字状の部分83aと、このコ字状の部分83aの左右に延出する左右一対のフランジ部83b、83bとを一体に有する。この架橋部材83は、コ字状の部分83aを第2開口部78を塞がない向きにした状態で、左右一対のフランジ部83b、83bを板部材81に連結し、コ字状の部分83aを前壁71の上端面71bに当接させることによって、第2開口部78の開口を狭くしないようにボックス本体70と板部材81との間に介挿される。
なお、本実施形態では、図4に示すように、架橋部材83をボックス本体70にねじ86で固定し、この架橋部材83に板部材81を図示せぬねじで固定することによって、板部材81とボックス本体70とが連結されるが、これに限らず、この板部材81、架橋部材83及びボックス本体70の間の相互の連結方法は、ねじ等の機械的連結方法、或いは、両面テープ等の接着方法等を適宜に用いて行えばよい。また、本実施形態では、板部材81と架橋部材83とを金属材で形成しているが、樹脂板等の他の剛性を有する板材で形成してもよい。
図8に示すように、この外気導入ボックス60を発泡スチロール製の吹出通路βに差し込む場合には、外気導入ボックス60は、ひさし部80をドレンパン40側に向け、ボックス本体70の後壁73に設けられた第1開口部77を筐体21の側板部21c(以下、符号21c2と表記する)に向けた姿勢で吹出通路βに差し込まれる。
この場合、外気導入ボックス60は、ひさし部80がドレンパン40の下面に嵌まるまで差し込まれる(図4参照)。すなわち、ドレンパン40には、図8に示すように、化粧パネル100が当接する部分(当接部40b)に、上記ひさし部80を嵌め込み可能な切欠部91が予め設けられており、ひさし部80が切欠部91に嵌ることによって外気導入ボックス60の第2開口部78を、化粧パネル100の吸込口110と送風機33との間の吸込通路αに連通させる。
この場合、このひさし部80は、ドレンパン40の切欠部91に嵌められた後、ねじ92(図4参照)でドレンパン40に固定され、このねじ92により外部振動を受けた場合でも外気導入ボックス60が装置本体20から外れてしまうことがない。
また、装置本体20に外気導入ボックス60を装着しない場合には、ドレンパン40には、この切欠部91を埋める発泡スチロール製の埋め材93が嵌め込まれるようになっている(図2参照)。
一方、外気導入ボックス60のボックス本体70は、図4に示すように、発泡スチロール製の吹出通路βの間に嵌る奥行き寸法に形成されている。本構成では、吹出通路βを構成する部材(ドレンパン40と側板断熱部30c)と、このボックス本体70とが弾性を有する発泡スチロール材で共通のため、互いの弾性変形によりボックス本体70が吹出通路βに密着する。
より具体的には、ボックス本体70は、図4及び図6に示すように、後壁73の外面が側板断熱部30cに沿う平坦面(設置状態では垂直面)に形成されると共に、前壁71の外面が底部74から蓋部75に向かってその奥行き寸法を徐々に大きくする傾斜面に形成されている。このため、このボックス本体70を、吹出通路βに差し込む程に強く嵌っていく形状にすると共に、ボックス本体70を奥まで差し込めば、ボックス本体70をドレンパン40と側板断熱部30cとにしっかり密着させることができる。この場合、ボックス本体70の後壁73全体が側板断熱部30cに面で密着するので、ボックス本体70と側板断熱部30cとの間の隙間を閉塞することができる。
図8に示すように、装置本体20の筐体21には、ボックス本体70の第1開口部77に対応する領域の縁部に沿ってノックアウトホール95が間隔を空けて形成されている。このため、このノックアウトホール95を繋ぐようにノックアウトホール95間の部材を切断することによって、外気導入用の通風ダクト50のダクト口96(図4参照)を簡易に形成することができる。
ダクト口96を形成した場合、図4に示すように、このダクト口96にあわせて内部の断熱材30(側板断熱部30c)の一部を除去することにより、装置本体20に差し込まれた外気導入ボックス60の第1開口部77がダクト口96を介して筐体21外に連通する。筐体21の外側には、上述したダクト連結部品55がねじで固定され、このダクト連結部品55を介して外気導入用の通風ダクト50が連結される。
そして、外気を室内へ導入する場合は、通風ダクト50からの外気がダクト口96を介して第1開口部77から外気導入ボックス60内に入り、この外気導入ボックス60の第2開口部78から吸込通路αへと流れて室内空気と合流する。このため、室内空気と外気との混合空気が、送風機33により熱交換器35へと流れてここで熱交換器35内の冷媒と熱交換して温度が調整された後、この調和空気が熱交換器35の外周側に形成された吹出通路βを通って化粧パネル100の吹出口120から室内へ吹き出される。これによって、外気を所望の温度に調整した後に室内へ吹き出すことができ、適切な外気導入を行うことができる。
上記したように、外気導入ボックス60のボックス本体70は、発泡スチロール製の吹出通路βに差し込まれて吹出通路βの壁に密着するので、外気導入ボックス60を通る外気が吹出通路βに漏れることを防止できる。すなわち、本構成では、シール材を使用しなくも、外気が熱交換器35を通ることなく吹出通路βに漏れてしまう事態を防止することができる。
しかも、外気導入ボックス60を発泡スチロール製の吹出通路βに差し込んで外気導入路を形成するので、断熱材30に外気導入路を形成する場合に比して、簡易に外気導入路を設けることができ、また、ドレンパン40と断熱材30との間に僅かに隙間があったとしても、その隙間は外気導入路に連通しないので、ドレンパン40上の乾燥した塵等が外気導入路に入ることがない。
さらに、外気導入のオプションを付けるか否かの違いには、断熱材30には違いがなく、ドレンパン40には切欠部91を設けるか否かの違いしかないので、断熱材30を共通化でき、ドレンパン40も共用化することが可能である。つまり、この室内機10は、必要に応じて装置本体20に外気導入用の部品50、55、60を取り付けることによって、この室内機10を容易に外気導入タイプに変更することができる。
また、本実施形態では、外気導入ボックス60のドレンパン40に嵌め込まれる部分(ひさし部80)を金属材で形成して断熱シート85で覆う構成としたので、これらを金属に比して剛性の低い発泡スチロール製とした場合に比して薄く形成することができる。これによって、第2開口部78を大きく確保でき、つまり、外気導入通路を広く確保することができ、また、ひさし部80の剛性も十分に高くすることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、吹出通路βに差し込まれるオプションの発泡スチロール製の外気導入ボックス60を備え、この外気導入ボックス60は、筐体21外に連通する外気取り入れ用の第1開口部77と、ドレンパン40の下面に嵌って送風機33の吸込通路αに連通する外気導入用の第2開口部78と、これら開口部77、78をつなぐ通路79とを一体に有するので、シール材を使用しない分、部品点数を低減することができ、組み立ても容易になる。このため、外気導入タイプに容易に変更することができる。
また、本構成では、外気導入ボックス60が、外気導入用の第2開口部78を化粧パネル100側から覆ってドレンパン40の下面に嵌るひさし部80を有するので、このひさし部80によって外気導入ボックス60を位置決めできると共に外気の導入方向を適切な方向に案内することができる。
また、ドレンパン40の下面には、化粧パネル100の吸込口110と吹出口120との間の領域に当接する当接部40bを有し、この当接部40bには、外気導入ボックス60のひさし部80が嵌る切欠部91が形成され、この切欠部91に発泡スチロール製の埋め材93が着脱自在に嵌められるので、ドレンパン40を外気導入タイプにするか否かに関係なく共用化することができる。
さらに、本構成では、図2に示すように、外気導入ボックス60が、複数の吹出通路βのうち熱交換器35の管板36に近接する吹出通路βに差し込まれる。その理由は、管板36に近接する吹出風路βに外気導入ボックス60を配置した場合は、熱交換器35を通過した調和空気が管板36に案内されて近傍の吹出風路βに流れるので、管板36が存在する分、外気導入ボックス60を置いてもその流れへの影響が少ないからである。
仮に管板36から離れた吹出風路βに外気導入ボックス60を配置した場合には、外気導入ボックス60の流れへの影響が大きいため、この室内機10の吹出特性(吹出量の配分等)が大きく変わってしまうことになる。
このように、外気導入ボックス60を熱交換器35の管板36に近接する吹出通路βに差し込むことによって、管板36から離れた位置にある吹出口120への影響を低減することができ、全体としての吹出特性の変動を抑えることができる。
また、上述したように、管板36の近くは、配管作業者が筐体21外から作業を行う位置でもあるため、この管板36の近くに外気導入ボックス60を差し込む構成にすることによって、配管やダクトの確認或いは着脱等の各種作業をほぼ同じ位置から行うことができる、という効果も奏することができる。
なお、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、4方向天井カセット形の空気調和装置に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、2方向天井カセット形等の他の空気調和装置にも適用可能である。
本実施の実施形態に係る天井埋込型空気調和装置の室内機の設置状態を示す図である。 室内機の装置本体を示す斜視図である。 装置本体を下方から見た平面図である。 図3のIV−IV断面を示す図である。 外気導入ボックスの外観図である。 外気導入ボックスの外観図である。 外気導入ボックスの外観図である。 外気導入ボックスを装置本体と共に示す図である。
10 室内機(空気調和装置)
20 装置本体
21 筐体
30 断熱材
33 送風機
35 熱交換器
36 管板
40 ドレンパン
50 通風ダクト
55 ダクト連結部品
60 外気導入ボックス(外気導入部品)
70 ボックス本体
77 第1開口部(外気取り入れ用の開口部)
78 第2開口部(外気導入用の開口部)
79 通路
80 ひさし部
83 架橋部材
91 切欠部
93 埋め材
100 化粧パネル
110 吸込口
111 吸込グリル
120 吹出口
α 吸込通路
β 吹出通路

Claims (4)

  1. 箱型の筐体内に送風機と熱交換器とを備え、この熱交換器の下方にドレンパンを配置し、このドレンパンの下方に、吸込口と吹出口とを有する化粧パネルを配置すると共に、筐体内に、吹出口に連なる発泡スチロール製の吹出通路を備えた空気調和装置において、
    前記吹出通路に差し込まれるオプションの発泡スチロール製の外気導入部品を備え、この外気導入部品は、前記化粧パネルを外した場合に露出する側から前記吹出通路内に挿入されるとともに、挿入される程に前記吹出通路に強く嵌るように奥行き寸法が徐々に大きくなる形状に形成されて発泡スチロール同士の弾性変形により前記吹出通路との間の隙間が閉塞される発泡スチロール製のボックス本体を有し、このボックス本体が、前記筐体外に連通する外気取り入れ用の開口部と、前記ドレンパンの下面に嵌って前記送風機の吸込通路に連通する外気導入用の開口部と、これら開口部をつなぐ通路とを一体に有することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記熱交換器は、前記送風機を囲うように延在してその両端が管板で連結され、この管板に近接する位置に前記ボックス本体を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記ボックス本体は、前記外気導入用の開口部を前記化粧パネル側から覆って前記ドレンパンの下面に嵌るひさし部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記ドレンパンの下面には、前記化粧パネルの吸込口と吹出口との間の領域に当接する当接部を有し、この当接部には、前記ひさし部が嵌る切欠部が形成され、この切欠部には、発泡スチロール製の埋め材が着脱自在に嵌められることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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