JP2004085000A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機本体に配管・配線類の取出し部を設けるにあたって、室内機本体の基本的な構成を変更することなく、強度的に充分な補強をなして変形を阻止する空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】室内機本体20として変形四角枠状の側板部21cに天板部21bを嵌め込んで一体化したハウジング21と断熱材22から構成して天井裏に取付け固定し、この室内機本体内にドレンパン25上に載設される熱交換器24と送風機23を収容し、少なくとも熱交換器に接続される配管39を外部に取出すためハウジングと断熱材の所定部位を端縁から欠落加工した取出し部35を設け、この取出し部における断熱材に対してケーシングを密着固定し、ケーシングの変形を規制する補強固定金具40を具備した。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込み型の空気調和機の室内機に係り、少なくとも熱交換器に接続される配管を室内機本体から外部へ取出すために、室外機本体に設けられる取出し部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の室内機として、店舗などの広い空間を空調する場合には、壁面に取付けられる、いわゆる壁掛け形ではなく、複数の方向に空調風を吹出すことができ、かつ居住者が受ける圧迫感の少ない天井埋込み型とした室内機が多用される傾向にある。
この種の室内機は、側板部に天板部を嵌め込んで一体化された金属板筐体と、この金属板筐体の内面に組み込まれる断熱材から室内機本体が構成され、被空調室の天井板開口部に嵌め込まれて天井裏に取付け固定される。
【0003】
室内機本体の下面に、吹出口と吸込み口を備えた化粧パネルが取付けられ室内に露出している。室内機本体内には、熱交換器と送風機が収容されていて、これら熱交換器や送風機に接続される配管・配線類は室内機本体に設けられる取出し部を介して外部へ延出している。
図7(A)に示すように、金属板筐体Sを構成する側板部Saは、平面視で折曲加工された2枚の金属板体を組合せ、かつ互いの端部相互をねじ止めすることにより完成する。
【0004】
図の横中心軸M−Mを境に上半分と下半分が対称をなしていないのは、配管・配線類の取出し部Zの有無による。すなわち、上半分の部分には取出し部が存在していないので、美観を優先して直角部を斜め45°に折曲した折り曲げ形状をなしている。
下半分の特に右側部には、ドレンパンに集溜したドレン水を外部に排出するドレンポンプが配置され、このポンプに接続されるドレンホースを外部に取出すための取出し部Zが設けられる。
【0005】
下半分の特に左側部には、熱交換器に接続される配管および送風機から電気部品箱を介して接続される配線類を取出す取出し部Zが設けられる。取出し部Zにおける作業が最適にできるように、下半分の両角部は垂直面と水平面に対して凹陥部となるよう折曲加工される。
なお取出し部Zを説明すれば、図7(B)に拡大して示すように、垂直面から直角よりもわずかに大きい角度θ1に折曲される折曲部Cから斜め水平に傾いた傾斜面部nが形成される。
【0006】
上記傾斜面部nの端縁から180°よりも大なる角度θ2に折曲されていて、この折曲部Aから斜め垂直の縦傾斜面部mが形成される。そして、縦傾斜面部mから直角よりもわずかに大きい角度θ3に折曲される折曲部Bがある。
折り方を基準にしてみると、折曲部Cは内面側に折曲される内折りであり、折曲部分が外側へ突出する山折りでもある。折曲部Aでは逆に、外面側に折曲される外折りであり、折曲部分が内側へ突出する谷折りでもある。折曲部Bは内面側に折曲される内折りであり、折曲部分が外側へ突出する山折りでもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図の右側の取出し部Zには、ドレンホースを接続するドレンソケットkが取付けられる。そのため、上記傾斜面部nに取付け用孔を設けるだけですみ、側板部Saに対する強度的な影響はほとんどない。
これに対して、図の左側の取出し部Zは、熱交換器に配管pを接続し、電気部品箱に配線類qを接続した状態で室内機本体に組み込むため、傾斜面部nの端縁から中途部までを全面的に欠落加工し、さらにこの欠落片部の端縁に配管と配線を掛合保持する溝部を設けている。
【0008】
したがって、この取出し部Zにおいては側板部Saと断熱材が他の部分の略半分程度の幅しかなく、強度的に弱い構造となってしまう。さらにそのうえ、側板部Saは薄い金属板を折曲加工しただけのものであるから、取出し部を設けるために欠落加工すると元の平板に戻ろうとする力が自然的に発生する。
折曲部CとBが内折り(山折り)であり、これらの間の折曲部Aは外折り(谷折り)であるところから、特に二点鎖線で示すように、A部が外側に出てA’部となるよう変形し、これにともないB部も外側に出てB’部となるよう変形する傾向にある。
【0009】
従来、この側板部Saの変形を規制することは不可能であると考えられ、変形した側板部と断熱材との間に隙間が生じたままとしている。隙間の程度は一定ではなく、わずかの場合もあるが、商品価値が劣ることには変りがない。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、室内機本体に少なくとも配管の取出し部を設けるにあたって、室内機本体の基本的な構成を変更することなく、強度的に充分な補強をなして変形を阻止する空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の空気調和機の室内機は、金属板筐体とこの内面に組み込まれる断熱材から構成される室内機本体を被空調室の天井板開口部に嵌め込んで天井裏に取付け固定し、この室内機本体内にドレンパン上に載設される熱交換器および送風機を収容し、室内機本体を構成する金属板筐体と断熱材の端縁一部を欠落加工して、少なくとも熱交換器に接続される配管を保持して外部に取出す取出し部を設け、この取出し部に補強固定具を取付け断熱材に対して金属板筐体を密着固定し金属板筐体の部分変形を規制する。
【0011】
さらに、上記補強固定具は、金属片を略コ字状に折曲加工してなる金具であり、一方の折曲片部は断熱材に設けられる掛合溝に挿入掛止され、他方の折曲片部は金属板筐体に取付け具を介して取付け固定される。
さらに、上記補強固定金具の両折曲片部相互間に形成される中間片部は、断熱材の端面に沿って位置しドレンパンと断熱材との間に挟み込まれる。
このような課題を解決する手段を備えることにより、室内機本体に少なくとも配管の取出し部を設けるにあたって、室内機本体の基本的な構成を変更することなく、強度的に充分な補強をなして変形を阻止する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係る天井埋込型の空気調和機の室内機10を下面側から示す斜視図、図2は室内機本体20の分解斜視図、図3は室内機本体20を上下逆にした状態で見た斜視図である。
空気調和機の室内機10は、被空調室の天井板に設けられた取付け用開口部から室内側から挿入され吊りボルト等を介して、いわゆる天井裏に吊持固定される室内機本体20と、この室内機本体20の室内側に露出して取り付けられる化粧パネル100とを備えている。
【0013】
室内機本体20は、下面開口部21a全てが開口し、金属薄板を板金加工して天板部21bと側板部21cを組み合わせた金属板筐体(以下、ハウジングと呼ぶ)21を備えている。
上記ハウジング21の平面視は先に図7で示したものと全く同一であり、このハウジング21の内面には、例えば発泡スチロール材からなる断熱材22が組み込まれ、断熱構造をなしている。
【0014】
ハウジング21内部には、その中央部に送風機23が配置され、この送風機を囲むようにして平面視でL字状に形成された一対の熱交換器部24a,24bからなる室内熱交換器24が収容されている。なお、平面視で四角枠状に形成された室内熱交換器を用いる場合もある。
ハウジング21の下面開口部21aは、化粧パネル100によって閉成されている。この化粧パネル100は室内に露出し、ハウジング21周面と天井板に設けられる取付け用開口部との隙間を遮蔽する。
【0015】
上記送風機23は、ハウジング21の上面部に適宜な手段で取付け固定されるファンモータ23aと、このファンモータの回転軸に取付けられるファン23bとからなる。この送風機23は、ファン23bの回転に伴い回転軸方向から空気を吸込んで周方向に吹出す送風作用をなす。
室内熱交換器24を構成する熱交換器部24a,24bは、送風機23の吹出し方向に位置している。各熱交換器部24a,24bの下端部はハウジング21下部に設けられる平面視で変形の四角枠状のドレンパン25内に挿入され、各熱交換器部で生成されるドレン水を受けるようになっている。
【0016】
化粧パネル100の吸込み口110と送風機ファン23bとの間には、ベルマウス26が設けられ、その周囲はドレンパン25に囲まれている。ベルマウス26は、送風機ファン23b側が小径で、かつ、吸込み口110側が大径のテーパ状に形成されている。
さらに、ドレンパン25の内側一部に電気部品箱27が設けられている。この電気部品箱27内には上記送風機23等の電気部品を制御するための制御回路が収容されている。
【0017】
化粧パネル100は、その中央大部分の面積を占める矩形状の吸込み口110が開口されていて、この吸込み口110はドレンパン25の内側面とほぼ対向して設けられる。
化粧パネル100の吸込み口110には、吸込グリル111が着脱自在に取付けられている。この吸込グリル111は、吸込み口110における室内空気の流通を可能としながら、吸込み口からハウジング21内部に対する遮蔽をなしている。
【0018】
さらに、吸込み口110の各辺部に沿って吹出口120〜123が設けられている。これら吹出口120〜123は、幅方向に対して長手方向が極端に細長い矩形状をなし、4ヶ所設けられる。
各吹出口120〜123は、ドレンパン25の外側面とハウジング21の側面部に取付けられる断熱材22との間の間隙に対向位置していて、それ自体が外方へ曲成される。
【0019】
吹出口120〜123にはルーバー機構に連結されたルーバー150〜153がそれぞれ取付けられていて、化粧パネル100周辺の広い範囲に吹出し案内するようになっている。
つぎに、上記室内機本体20に設けられる取出し部30,35について説明する。
【0020】
室内機本体20の左右両側にそれぞれ凹陥部a,bが形成されている。図1に示す左側凹陥部aと、図3に示す右側の凹陥部aの正面部がドレンホースに対する取出し部30である。
いずれの取出し部30も、後述するように配管の接続作業を行う必要から凹陥部a,bに設けられ、したがって平面視形状は先に図7(A)(B)で示した取出し部Zの平面視形状と同一である。
【0021】
上記ハウジング21を構成する側板部21cと断熱材22の内外面に亘って取付け用孔(図3のみ示す)32が貫通して設けられ、この取付け用孔32にドレンソケット31が嵌合固定される。
上記ドレンソケット31は、室内機本体20の外面側に突出していて、屋外へ延出する図示しないドレンホースが接続される。ドレンソケット31の室内機本体20内側突出部と図示しないドレンポンプの吐出部とに亘ってドレンホースが接続される。
【0022】
上記ドレンポンプは、上記ドレンパン25に集溜されるドレン水に浸漬するよう配置されていて、ドレンパンの水位が所定量以上になるとドレンポンプが自動的に駆動され、ドレン水を排出するようになっている。
図1の右側凹陥部bの正面部に、配管・配線用の取出し部35が設けられる。図2では、側板部21cの略正面位置に取出し部35を示している。図3では断熱材22の左側凹陥部bに取出し部35を示している。
【0023】
この取出し部35は、ハウジング21の側板部21cおよび断熱材22の端縁から欠落加工された溝部36と、この溝部に取付けられた合成樹脂材からなる押さえ板37とからなる。
取出し部35では、室内機本体20内から電気部品箱27に接続される配線類38と熱交換器24に接続される配管39とが高さ位置を異ならせ、かつ互いに略並行して取出されている。そして、これら配管39と配線類38は、上記押さえ板37によって保持固定されるようになっている。
【0024】
さらに、上記取出し部35を構成する溝部36と、この取出し部に取付けられる補強固定金具(補強固定具)40について詳述する。
図4は断熱材22に設けられる溝部36を示し、図5は取出し部35の一部を断面にして示し、図6は取出し部35を拡大して示していて、いずれも連結固定具40が取付けられている。
【0025】
上記溝部36は、室内機本体20の図の上端縁から略中間部まで垂直に切り込まれる第1の垂直辺部dと、この辺部の最下点から半円状に曲成される第1の曲成辺部eを備えている。
さらに、第1の曲成辺部eから斜め上方に傾斜する傾斜辺部fがあり、この最上点から半円状に曲成される第2の曲成辺部gがある。この第2の曲成辺部gから垂直に切り込まれる第2の垂直辺部hの組合せからなる。
【0026】
第1の垂直辺部dは第2の垂直辺部hよりも長く形成され、したがって第1の曲成辺部eは第2の曲成辺部gよりも深い位置に設けられている。第1の曲成辺部eは第2の曲成辺部gの半径よりも大なる半径に形成されている。
第1の曲成辺部eには、先に図3で説明したように熱交換器24に接続される配管39が挿通して取出される。すなわち、室内機本体20内に熱交換器24を組み込んだ状態で、ここに接続される配管39がそのまま嵌め込まれる位置に上記第1の曲成辺部eが設けられている。
【0027】
第2の曲成辺部gには、電気部品箱27から延出される配線類38が挿通し取出される。配線類38であるから柔軟であり、かつ熱交換器24に接続される配管39に露付きがあっても、露が付着しない程度の距離を存する位置に設けられている。
このような溝部36を形成する断熱材22において、第2の垂直辺部hとある程度の間隔を存した位置で、かつ略並行に、断熱材22の上端面から所定深さまで掛合溝41が設けられている。
【0028】
上記補強固定金具40は、ハウジング21より厚肉の矩形状金属片を略コ字状に折曲加工してなり、両端の折曲片部40a,40bと、これら折曲片部相互間の中間片部40cとからなる。
一方の折曲片部40a先端は斜めに折曲され、他方の折曲片部40b中央にはねじ孔42が設けられ、かつこの先端部は外方へ直角に折曲される爪部43となっている。
【0029】
補強固定金具40は、一方の折曲片部40aが上記掛合溝41に挿入され、かつこの先端折曲部が溝底部に食い込んで掛止固定状態にある。他方の折曲片部40bは断熱材22の第2の垂直辺部hとは直交する端面に沿って密着し、中間片部20cは断熱材22の端面上に露出する。
換言すれば、コ字状に折曲される上記補強固定金具40は、室内機本体20を構成するハウジング21と断熱材22との合わせ面と、掛合溝41との間に差込まれる。
【0030】
この状態で、補強固定金具40の片部40bに設けられるねじ孔42は、ハウジング21に設けられこのねじ孔42の直径よりもわずかに大なる直径の孔部45と連通する。そして、片部先端の爪部43はハウジング21に設けられる回り止め用孔46に挿入掛止する。
実際には、ここでは図示しない取付けねじ(取付け具)を、上記孔部45を介して補強固定金具40のねじ孔42に螺挿し、ハウジング21と補強固定具40とを互いに締結固定する。
【0031】
補強固定金具40の爪部43が上記回り止め用孔46に挿入掛止しているので、特に作業者が連結固定金具40を指で固定しなくても、補強固定金具40に対する回り止めをなす。
ハウジング21と補強固定金具40とを締結固定した状態で、連結固定金具40は断熱材22の掛合溝41に掛止しているので、連結固定金具40を介してハウジング21と断熱材22との連結固定がなされる。
【0032】
上記補強固定金具40の両折曲片部40a,40b間に形成される中間片部40cは、図の状態では断熱材22の端面上に露出しているが、最終組立てで室内機本体20にドレンパン25を組み込むことにより、中間片部はドレンパンと断熱材との間に挟み込まれる。
このように構成された天井埋込み型の空気調和機の室内機10において、送風機23が駆動されることにより室内空気が吸込みグリル111と吸込み口110を介して室内機本体20内に吸引され、熱交換器24において熱交換がなされた後、吹出口120〜123から室内側に吹き出される。
【0033】
ここでは、連結固定金具40を用いてハウジング21と断熱材22とを連結固定し、ハウジングを補強している。したがって、配管・配線類の取出し部35を設けるために、金属薄板からなるハウジング側板部21cを大きく欠落加工しても、先に図7(B)で説明したような変形を確実に防止できる。
連結固定金具40自体は、金属片を略コ字状に折曲加工した極く簡素な構成であり、部品費の増大は極力抑制される。連結固定金具40の一方の折曲片部40aを断熱材22に設けた掛合溝41に挿入し、他方の折曲片部40bをねじ止めするだけの簡単な作業ですむので、工数の増大を極力抑制できる。
【0034】
また、補強固定金具40の一方の折曲片部40aを掛合溝41に挿入し、他方の折曲片部40bをハウジング21と断熱材22との間に介在させたので、金属材から構成されるものでありながら、室内機本体20を流通する熱交換空気(冷気)に接触する部分がなく、露付きの虞れがない。
補強固定金具40の中間片部40cは取付け状態では断熱材22の端面上に露出するが、最終的にはドレンパン25と断熱材22との間に介在される。したがって連結固定具40に対するさらなる強固な取付けを得られるとともに、熱交換空気(冷気)に接触せず、露付きの虞れがない。
【0035】
なお、上記実施の形態では配管39とともに配線類38を取出す取出し部35を構成したが、これに限定されるものではなく、少なくとも配管を取出す取出し部であればよい。
【0036】
すなわち、組立て作業では熱交換器24に配管39を接続した状態で室内機本体20内に組み込むようになっていて、剛体相互の組合せであるから取出し部35の位置を予め設定しておく必要がある。これに対して配線類38およびホース類は柔軟材から構成されるので所望の位置に適宜延出できることによる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、室内機本体に少なくとも配管の取出し部を設けるにあたって、室内機本体の基本的な構成を変更することなく、強度的に充分な補強をなして変形を阻止することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る天井埋込み型の空気調和機の室内機を下面側から示す斜視図。
【図2】同実施の形態の、室内機本体を分解して示す斜視図。
【図3】同実施の形態の、組立てられた室内機本体の斜視図であり、実際の取付け状態とは上下を逆にして示している。
【図4】同実施の形態の、配管・配線類の取出し部を拡大した斜視図であり、ここではハウジングを省略している。
【図5】同実施の形態の、配管・配線類の取出し部を拡大した斜視図であり、ここではハウジングと連結固定具を断面にしている。
【図6】同実施の形態の、配管・配線類の取出し部を拡大した斜視図。
【図7】従来の、配管・配線類の取出し部における変形状態を説明する図。
【符号の説明】
21c…側板部、
21c…天板部、
21…ハウジング(金属板筐体)、
22…断熱材、
20…室内機本体、
25…ドレンパン、
24…熱交換器、
23…送風機、
39…配管、
38…配線類、
35…取出し部、
40…補強固定金具(補強固定具)、
41…掛合溝。

Claims (3)

  1. 金属板筐体およびこの内面に組み込まれる断熱材から構成され、被空調室の天井板開口部に嵌め込まれ天井裏に取付け固定される室内機本体と、
    この室内機本体内に収容され、ドレンパン上に載設される熱交換器および、この熱交換器と対向して配置される送風機とを具備し、
    上記室内機本体を構成する金属板筐体と断熱材の端縁一部に欠落加工され、少なくとも上記熱交換器に接続される配管を保持して外部に取出す取出し部と、
    この取出し部に取付けられ、上記断熱材に対して上記金属板筐体を密着固定し、金属板筐体の部分変形を規制する補強固定具と
    を具備したことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上記補強固定具は、金属片を略コ字状に折曲加工してなる金具であり、一方の折曲片部は上記断熱材に設けられる掛合溝に挿入掛止され、他方の折曲片部は上記金属板筐体に取付け具を介して取付け固定されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 上記補強固定金具の両折曲片部相互間に形成される中間片部は、上記断熱材の端面に沿って位置し、かつ上記ドレンパンと断熱材との間に挟み込まれることを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室内機。
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