JP2001074264A - 空気調和機の室内ユニット構造 - Google Patents

空気調和機の室内ユニット構造

Info

Publication number
JP2001074264A
JP2001074264A JP24797699A JP24797699A JP2001074264A JP 2001074264 A JP2001074264 A JP 2001074264A JP 24797699 A JP24797699 A JP 24797699A JP 24797699 A JP24797699 A JP 24797699A JP 2001074264 A JP2001074264 A JP 2001074264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
water
indoor unit
refrigerant pipe
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24797699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3124268B1 (ja
Inventor
Susumu Yamashita
進 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11247976A priority Critical patent/JP3124268B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3124268B1 publication Critical patent/JP3124268B1/ja
Publication of JP2001074264A publication Critical patent/JP2001074264A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の洗浄水や結露水が冷媒配管の貫通
孔から筐体外部へ漏れ出すのを防止した空気調和機の室
内ユニット構造を提供する。 【解決手段】 ドレンパン4を備えた熱交換器及び送風
機を筐体内に設置し、熱交換器に冷媒を供給する冷媒配
管(出口管32など)が筐体2を貫通して設けられる空
気調和機の室内ユニット構造であって、出口管32が筐
体2を貫通する部分に、出口管32を通す管挿入部41
の内径が出口管外径より小さく、筐体2の貫通部厚さL
にほぼ一致する面間距離で対向する外側鍔部42及び内
側鍔部43を備え、筐体2内の内側鍔部43付近から筐
体2の内面に密着するよう突設されたリップ部44を有
する軟質ゴム製の水封グロメット40を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室内
ユニット構造に係り、特に、冷媒配管が筐体を貫通する
部分の水封(防水)構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内ユニットを天井に埋め込
んで設置する天井埋込形の空気調和機が使用されてお
り、以下従来の室内ユニット構造を図面に基づいて簡単
に説明する。ここで、図6は天井埋込形空気調和機の室
内ユニット構造を示す要部断面平面図、図7は図6のA
−A断面図、図8は図6のB矢視図、図9は図8のC−
C断面図である。
【0003】空調対象となる部屋などの天井に埋め込ん
で設置される室内ユニット1は、筐体2と、熱交換器3
と、ドレンパン4と、送風機5と、送風機用電動機6
と、導風板10と、吸込みグリル11と、吹出しグリル
12と、化粧パネル13とを主要構成部品として構成さ
れる。熱交換器3には、冷媒流路(冷媒配管)の入口管
31と出口管32とが接続され、圧縮機や室外熱交換器
等を含んで構成される図示省略の室外ユニットと連結さ
れている。筐体2は、中心に強度部材である金属板21
を配置し、該金属板21の内外を断熱材22で被覆して
一体成形したものである。この筐体2の側面には入口管
31及び出口管32の貫通孔2aを設けてあり、該貫通
孔2aを通過する部分の入口管31の外周は軟質断熱材
で形成した断熱管33で被覆され、また、出口管32の
外周についても、軟質断熱材で形成した断熱管34で部
分的に同様の被覆がなされている。
【0004】上述した貫通孔2aの空隙部は、押さえ板
35で塞がれて遮風及び断熱されるが、同押さえ板35
は、中心部に配置した強度部材である金属板36の内外
を断熱材37で被覆し一体成形したものである。なお、
入口管31の断熱管33及び出口管32の断熱管34
は、ともに筐体2の貫通孔2a端部と押さえ板35の端
部とにより上下方向から挟み込まれた状態で支持され、
筐体2の側面を通過している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
天井埋込形空気調和機などにおいては、長期間使用され
た結果室内ユニット1の熱交換器3にほこり等が付着し
て熱交換能力が低下した時には、熱交換器3の洗浄作業
が行われる。この熱交換器3の洗浄は、室内ユニット1
の電装品(図示省略)を予め外し、室内ユニット1下部
に洗浄水回収ダクト(図示省略)を配置して洗浄水を熱
交換器3に噴射して洗浄するが、この時、筐体2の入口
管31及び出口管32の貫通孔2aより水漏れが発生
し、筐体2の外側を汚すという問題があった。
【0006】また、冷房運転時においては、熱交換器3
に近い部分が露点温度以下の雰囲気となり、室内の暖か
い空気、すなわち湿度を含んだ空気が送風機5により送
風される。このため、入口管31及び出口管32に暖か
い空気が触れて露が発生し、結露した凝縮水が入口管3
1及び出口管32を伝って筐体2の貫通孔2aを通って
外部へ漏水するという問題もあった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、熱交換器の洗浄水や結
露水が入口管及び出口管の貫通孔から筐体外部へ漏れ出
すのを防止した空気調和機の室内ユニット構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用した。請求項1記載の空気
調和機の室内ユニット構造は、ドレンパンを備えた熱交
換器及び送風機を筐体内に設置し、前記熱交換器に冷媒
を供給する冷媒配管が前記筐体を貫通して設けられる天
井埋込形空気調和機の室内ユニット構造であって、前記
冷媒配管の筐体貫通部に、前記冷媒配管を通す管貫通部
の内径が冷媒配管外径より小さく、前記筐体の貫通部厚
さにほぼ一致する面間距離で対向する鍔部を備え、前記
筐体内の鍔部付近から筐体内面に密着するよう突設され
たリップ部を有する軟質ゴム製の水封グロメットを装着
したことを特徴とするものである。この場合、前記リッ
プ部の下部に水切り片を付加するとともに、該水切り片
の下方まで前記ドレンパンの水受部を延長配置するとよ
い。
【0009】このような空気調和機の室内ユニット構造
によれば、水封グロメットを装着したことにより、リッ
プ部が筐体内面に密着して筐体内側から外側への水の漏
出を防止できる。また、リップ部に水切り片を追加して
設け、かつ、水切り片下方までドレンパンの水受部を延
長して設けたことにより、凝縮水を水切り片で導いて水
受部に落下させることができる。
【0010】請求項3記載の空気調和機の室内ユニット
構造は、ドレンパンを備えた熱交換器及び送風機を筐体
内に設置し、前記熱交換器に冷媒を供給する冷媒配管が
前記筐体を貫通して設けられる天井埋込形空気調和機の
室内ユニット構造であって、前記冷媒配管の筐体貫通部
を軟質断熱材で形成された断熱管で被覆するとともに、
前記冷媒配管に密着して取り付けられる小径部と前記断
熱管を覆いかつ端部を前記筐体面に密着させる被覆部と
が一体に連結された筒状の水封キャップを前記筐体内側
の冷媒配管に取り付けたことを特徴とするものである。
【0011】このような空気調和機の室内ユニット構造
によれば、水封キャップを設けたことにより、冷媒配管
貫通部に直接洗浄水がかからないので、筐体内側から外
側への水の漏出が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
室内ユニット構造の一実施形態を図面に基づいて説明す
る。なお、室内ユニット1の構造については、図6ない
し図8に示した従来例と同様であるため、同一部分に同
じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0013】さて、図1は本発明の第1実施形態に係る
要部断面図であり、従来例における図9(図8のC−C
断面図)に対応している。この図1において、符号の2
は筐体、4は熱交換器3(図7参照)の凝縮水を集める
ドレンパン、21は筐体2を形成する金属板、22は同
じく筐体2を形成する断熱材、32は出口管(冷媒配
管)、35は押さえ板、36は押さえ板35の金属板、
37は同じく押さえ板35の断熱材である。
【0014】この第1実施形態では、冷媒配管が筐体2
の側面を貫通する部分に、図2に示す断面形状(装着前
の形状)とした軟質ゴム製の水封グロメット40を装着
した例を示してある。なお、以下の説明では、冷媒配管
として出口管32に水封グロメット40を装着した例を
図示して説明するが、もう一方の冷媒配管である入口管
31についても同様の水封グロメット40が装着されて
いる。
【0015】筐体2は、中心に強度部材である金属板2
1を配置し、該金属板21の内外を断熱材22で被覆し
て一体成形した箱状の部材であり、同筐体2の側面(側
壁)を冷媒流路となる冷媒配管が貫通する。この冷媒配
管には、図示省略の室外ユニットから熱交換器3へ冷媒
を供給する入口管31と、熱交換器3で熱交換した後の
冷媒を図示省略の室外ユニットへ戻す出口管32とがあ
り、いずれの冷媒配管も貫通孔2aを通過している。ま
た、貫通孔2aの空隙部を塞ぐ押さえ板35は、中心部
に配置して強度部材となる金属板35の内外を断熱材3
7で被覆したものであり、遮風及び断熱の機能を有して
いる。すなわち、押さえ板35は、筐体2の側面の一部
を構成する板状の部材である。
【0016】さて、上述した水封グロメット40は、軟
質ゴムを成形してなる中空円筒状の部品である。水封グ
ロメット40の中空部は、出口管32を挿入して装着す
るための部分であり、以後管挿入部41と呼ぶ。この管
挿入部41の内径は、出口管32の外径より小さなもの
とし、はめあいを締めしろ寸法として出口管32に密着
するように設定する。すなわち、水封グロメット40の
素材である軟質ゴムの弾性により管挿入部41を拡径さ
せて出口管32に装着し、管挿入部41の内周面が出口
管32の外周面に密着した状態が保持されるようになっ
ている。このため、出口管32と管挿入部41との間
は、水が漏れない水封状態になる。
【0017】水封グロメット40には、軸方向に対向す
る一対の鍔部42,43が設けられている。一方の鍔部
42は、筐体2の外側となる円筒端部に位置して設けら
れ、以後外側鍔部42と呼ぶ。もう一方の鍔部43は、
外側鍔部42からほぼ筐体2及び押さえ板35の貫通部
厚さLに相当する距離だけ内側に設けられ、以後内側鍔
部43と呼ぶ。すなわち、外側鍔部42と内側鍔部43
との対向面間に、筐体2の側面部材を挟持するようにな
っている。
【0018】さらに、水封グロメット40の内側鍔部4
3付近から、筐体2の内面に密着するようリップ部44
が突設されている。このリップ部44は軟質ゴム製の円
板状であり、その先端部(外周端)44aが装着前の自
然状態で外側鍔部42側へ向き、同先端部44aと外側
鍔部42との距離L1が貫通部厚さ(鍔部面間距離)L
より小さく(L1<L)設定されている。このため、水
封グロメット40が図1に示す所定位置に装着された状
態では、軟質ゴムの弾性によるスプリング効果を発揮し
て、リップ部44の先端部44aが筐体2及び押さえ板
35の内面に密着した水封状態を維持できる。
【0019】以下、上述した第1実施形態の作用を説明
する。軟質ゴム製の水封グロメット40は、管挿入部4
1の内径を出口管32の外径より小さくしてあるので、
弾性により出口管32の外周面に密着する。また、外側
鍔部42と内側鍔部43との面間寸法が筐体2の貫通部
厚さLとほぼ一致し、さらにリップ部44の先端部44
aがスプリング効果により筐体2の側面に密着する。従
って、出口管32と水封グロメット40との間、及び水
封グロメット40と筐体2との間が共に水封された構造
となり、筐体2の内側から外側への漏水を防止すること
ができる。なお、入口管31についても、同様の構成の
水封グロメットを装着してあるので、上述した出口管3
2と同様に漏水を防止することができる。
【0020】このため、熱交換器3(図6及び図7参
照)を洗浄する時、熱交換器3に洗浄水を噴射しても筐
体2の入口管31及び出口管32の貫通部から洗浄水が
水漏れするのを防止でき、従って、筐体2の外側が汚れ
るようなことはない。また、冷房運転において、熱交換
器3に近い部分は露点温度以下の雰囲気となり、室内の
暖かい空気、すなわち湿度を含んだ空気が送風機5によ
り送風されるので、入口管31及び出口管32に暖かい
空気が触れて露が発生し、結露した凝縮水が入口管31
及び出口管32を伝って流れるが、水封グロメット40
に阻止されるため、筐体2の貫通部を通って外部へ漏水
するのを防止できる。
【0021】続いて、本発明の第2実施形態を図3及び
図4に示して説明する。図3は出口管貫通部を示す第1
実施形態の図1に対応する断面図、図4は水封グロメッ
ト40Aの形状を示す筐体内側から見た正面図であり、
共に同一部分には同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。この第2実施形態では、水封グロメット40A
に水切り片45を設けた点が第1実施形態と異なってい
る。この水切り片45はリップ部44の下部に付加され
たもので、リップ部44から内向きに形成された導水面
を有している。また、水切り片45の下方には、熱交換
器3の凝縮水受けであるドレンパン4の水受部4aを延
長して配置してある。
【0022】このような構成とすれば、上述した第1実
施形態に加えて、次のような作用が生じる。すなわち、
冷房運転において、熱交換器3に近い部分は露点温度以
下の雰囲気となり、室内の暖かい空気、すなわち湿度を
含んだ空気が送風機5により送風されるので、入口管3
1及び出口管32に暖かい空気が触れて露が発生する。
結露した凝縮水は入口管31及び出口管32を伝って筐
体2の貫通孔2aを通って外部へ漏水しようとするが、
グロメット40Aの内側鍔部43(リップ部44)下部
に水切り片45が付加されているので、この凝縮水は水
切り片45を伝って該水切り片45の下部に設けてある
水受部4aに落下し、ドレンパン4に接続されているド
レン管(図示省略)を経由して外部に排出される。この
ため、結露した凝縮水が入口管31及び出口管32を伝
って筐体2の貫通孔2aから筐体外部へ漏水すること
を、より確実かつ効果的に防止できる。
【0023】最後に、本発明の第3実施形態を図5に示
して説明する。図5は出口管貫通部を示す第1実施形態
の図1に対応する断面図であり、同一部分には同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する。この第3実施形態
では、図9に示した従来例に水封キャップ50を取り付
けて漏水を防止したものである。この水封キャップ50
は、入口管31及び出口管32の冷媒配管に密着して取
り付けられる小径部51と、断熱管34を覆いかつ端部
を筐体2の内面に密着させる被覆部52とが一体に連結
された筒状の部材である。断熱管34は、入口管31及
び出口管32(冷媒配管)が筐体2を貫通する部分の被
覆材であり、軟質の断熱材よりなる。なお、図9におい
ては出口管32に取り付けられた水封キャップ50を示
してあるが、入口管31についても同様の構成となる。
【0024】この水封キャップ50の形状は、径の異な
る小径部51及び被覆部52が一体に連なる中空円筒状
である。一方の小径部51は筐体2の内部側(筐体面か
ら遠い側)に位置し、冷媒配管貫通部53の内径が当該
キャップを貫通する冷媒配管外形より小さくなるように
設定して、はめあいを締めしろ寸法として冷媒配管の外
周面に密着させる。このため、水封キャップ50の素材
としては、上述した第1実施形態の水封グロメット40
と同様に軟質ゴムなどが好適である。
【0025】また、水封キャップ50の被覆部52は筐
体2の内面側(筐体面に近い側)に位置し、端部52a
を開口させて出口管32に装着された断熱管34を包み
込む中空形状にしてある。そして、水封キャップ50を
出口管32の所定位置に装着したときには、被覆部52
の端部52aが筐体2の内面に密着するように、長さ
(軸方向の寸法)を定めてある。被覆部52について
も、端部52aを確実に密着させるためには、軟質ゴム
などの柔軟性を有する材料が好ましい。
【0026】以下、上述した第3実施形態の作用を説明
する。上述した構成の水封キャップ50を冷媒配管の筐
体貫通部に取り付けると、冷媒配管と小径部51との間
が密着して水封され、また、筐体2の内面に対して被覆
部52の端部52aが密着することで同密着部も水封さ
れるので、筐体2の内部から冷媒配管貫通部を通って外
部へ漏水する経路が遮断される。このため、熱交換器3
の洗浄水が入口管31及び出口管32の筐体2を貫通す
る部分に直接かかることを防止できる。また、入口管3
1及び出口管32に発生し結露した凝縮水が貫通部へ浸
入するのを防止でき、上述した第1実施形態と同様な効
果を得ることができる。
【0027】上述した各実施形態は、図示したものに限
定されることはなく、本発明の本質を逸脱しない範囲内
で種々の変形例が可能である。たとえば、第1実施形態
における水封グロメット40のリップ部44について
は、円周方向に複数枚配置されるようにしてもよく、こ
れによりより2重・3重の密着部が形成されてより確実
な水封機能が得られる。また、第2実施形態における水
切り片をドレンパン4の水受部まで延ばすことにより、
より一層確実な導水機能を得ることができる。さらに、
第3実施形態の端部52aについても、リップ部を設け
るなどして複数段階の密着部を形成するようにしてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】上述した本発明の空気調和機の室内ユニ
ット構造によれば、以下の効果を奏する。 (1) 冷媒配管の貫通部に水封グロメットを装着した
ので、熱交換器の洗浄水や結露した凝縮水が冷媒配管に
沿って、あるいは貫通孔を通って筐体内部から漏出する
のを防止できる。 (2) リップ部の下部に水切り片を付加し、洗浄水や
凝縮水を延長したドレンパンの水受部に導くようにした
ので、これらの水を熱交換器の凝縮水排水系から確実に
外部へ排水することができる。 (3) 水封キャップを取り付けることにより、熱交換
器の洗浄水や結露した凝縮水が冷媒配管に沿って、ある
いは貫通孔を通って筐体内部から漏出するのを防止でき
る。また、洗浄水が冷媒配管貫通部に直接かからないの
で、この点でも貫通部から外部への漏出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の室内ユニット構造
の第1実施形態を示す要部断面図(図8のC−C断面
図)である。
【図2】 図1の水封グロメットが装着される前の自然
状態を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る空気調和機の室内ユニット構造
の第2実施形態を示す要部断面図(図8のC−C断面
図)である。
【図4】 図3の水封グロメットを筐体内側から見た正
面図である。
【図5】 本発明に係る空気調和機の室内ユニット構造
の第3実施形態を示す要部断面図(図8のC−C断面
図)である。
【図6】 従来の天井埋込形空気調和機の室内ユニット
構造を示す要部断面平面図である。
【図7】 図6のA−A断面図である。
【図8】 図6のB矢視面図である。
【図9】 図8のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 筐体 2a 貫通孔 3 熱交換器 4 ドレンパン 4a 水受部 31 入口管(冷媒配管) 32 出口管(冷媒配管) 34 断熱管 40,40A 水封グロメット 41 管挿入部 42 外側鍔部 43 内側鍔部 44 リップ部 44a 先端部(外周端) 45 水切り片 50 水封キャップ 51 小径部 52 被覆部 52a 端部 L 貫通部厚さ L1 先端部と外側鍔部との距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月12日(2000.4.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用した。請求項1記載の空気
調和機の室内ユニット構造は、ドレンパンを備えた熱交
換器及び送風機を筐体内に設置し、前記熱交換器に冷媒
を供給する冷媒配管が前記筐体を貫通して設けられる天
井埋込形空気調和機の室内ユニット構造であって、前記
冷媒配管の筐体貫通部に、前記冷媒配管を通す管貫通部
の内径が冷媒配管外径より小さく、前記筐体の貫通部厚
さにほぼ一致する面間距離で対向する鍔部を備え、該鍔
部の対向面間に前記筐体を挟持し所定位置に取り付けた
状態で前記筐体内の鍔部付近から筐体内面に密着するよ
う突設されたリップ部を有する軟質ゴム製の水封グロメ
ットを装着したことを特徴とするものである。この場
合、前記リップ部の下部に水切り片を付加するととも
に、該水切り片の下方まで前記ドレンパンの水受部を延
長配置するとよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】上述した各実施形態は、図示したものに限
定されることはなく、本発明の本質を逸脱しない範囲内
で種々の変形例が可能である。たとえば、第1実施形態
における水封グロメット40のリップ部44について
は、円周方向に複数枚配置されるようにしてもよく、こ
れによりより2重・3重の密着部が形成されてより確実
な水封機能が得られる。また、第2実施形態における水
切り片をドレンパン4の水受部まで延ばすことにより、
より一層確実な導水機能を得ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】上述した本発明の空気調和機の室内ユニ
ット構造によれば、以下の効果を奏する。 (1) 冷媒配管の貫通部に水封グロメットを装着した
ので、熱交換器の洗浄水や結露した凝縮水が冷媒配管に
沿って、あるいは貫通孔を通って筐体内部から漏出する
のを防止できる。 (2) リップ部の下部に水切り片を付加し、洗浄水や
凝縮水を延長したドレンパンの水受部に導くようにした
ので、これらの水を熱交換器の凝縮水排水系から確実に
外部へ排水することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 室内ユニット 2 筐体 2a 貫通孔 3 熱交換器 4 ドレンパン 4a 水受部 31 入口管(冷媒配管) 32 出口管(冷媒配管) 34 断熱管 40,40A 水封グロメット 41 管挿入部 42 外側鍔部 43 内側鍔部 44 リップ部 44a 先端部(外周端) 45 水切り片 L 貫通部厚さ L1 先端部と外側鍔部との距離
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月18日(2000.5.1
8)
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の室内ユニット構造
の第1実施形態を示す要部断面図(図7のC−C断面
図)である。
【図2】 図1の水封グロメットが装着される前の自然
状態を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る空気調和機の室内ユニット構造
の第2実施形態を示す要部断面図(図7のC−C断面
図)である。
【図4】 図3の水封グロメットを筐体内側から見た正
面図である。
【図5】 従来の天井埋込形空気調和機の室内ユニット
構造を示す要部断面 平面図である。
【図6】 図5のA−A断面図である。
【図7】 図5のB矢視図である。
【図8】 図7のC−C断面図である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月2日(2000.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来より、室内ユニットを天井に埋め込
んで設置する天井埋込形の空気調和機が使用されてお
り、以下従来の室内ユニット構造を図面に基づいて簡単
に説明する。ここで、図5は天井埋込形空気調和機の室
内ユニット構造を示す要部断面平面図、図6は図5のA
−A断面図、図7は図5のB矢視図、図8は図7のC−
C断面図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
室内ユニット構造の一実施形態を図面に基づいて説明す
る。なお、室内ユニット1の構造については、図5ない
し図7に示した従来例と同様であるため、同一部分に同
じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さて、図1は本発明の第1実施形態に係る
要部断面図であり、従来例における図8(図7のC−C
断面図)に対応している。この図1において、符号の2
は筐体、4は熱交換器3(図6参照)の凝縮水を集める
ドレンパン、21は筐体2を形成する金属板、22は同
じく筐体2を形成する断熱材、32は出口管(冷媒配
管)、35は押さえ板、36は押さえ板35の金属板、
37は同じく押さえ板35の断熱材である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】このため、熱交換器3(図5及び図6
照)を洗浄する時、熱交換器3に洗浄水を噴射しても筐
体2の入口管31及び出口管32の貫通部から洗浄水が
水漏れするのを防止でき、従って、筐体2の外側が汚れ
るようなことはない。また、冷房運転において、熱交換
器3に近い部分は露点温度以下の雰囲気となり、室内の
暖かい空気、すなわち湿度を含んだ空気が送風機5によ
り送風されるので、入口管31及び出口管32に暖かい
空気が触れて露が発生し、結露した凝縮水が入口管31
及び出口管32を伝って流れるが、水封グロメット40
に阻止されるため、筐体2の貫通部を通って外部へ漏水
するのを防止できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレンパンを備えた熱交換器及び送風機
    を筐体内に設置し、前記熱交換器に冷媒を供給する冷媒
    配管が前記筐体を貫通して設けられる空気調和機の室内
    ユニット構造であって、 前記冷媒配管の筐体貫通部に、前記冷媒配管を通す管挿
    入部の内径が冷媒配管外径より小さく、前記筐体の貫通
    部厚さにほぼ一致する面間距離で対向する鍔部を備え、
    前記筐体内の鍔部付近から筐体内面に密着するよう突設
    されたリップ部を有する軟質ゴム製の水封グロメットを
    装着したことを特徴とする空気調和機の室内ユニット構
    造。
  2. 【請求項2】 前記リップ部の下部に水切り片を付加す
    るとともに、該水切り片の下方まで前記ドレンパンの水
    受部を延長配置したことを特徴とする請求項1記載の空
    気調和機の室内ユニット構造。
  3. 【請求項3】 ドレンパンを備えた熱交換器及び送風機
    を筐体内に設置し、前記熱交換器に冷媒を供給する冷媒
    配管が前記筐体を貫通して設けられる空気調和機の室内
    ユニット構造であって、 前記冷媒配管の筐体貫通部を軟質断熱材で形成された断
    熱管で被覆するとともに、前記冷媒配管に密着して取り
    付けられる小径部と前記断熱管を覆いかつ端部を前記筐
    体面に密着させる被覆部とが一体に連結された筒状の水
    封キャップを前記筐体内側の冷媒配管に取り付けたこと
    を特徴とする空気調和機の室内ユニット構造。
JP11247976A 1999-09-01 1999-09-01 空気調和機の室内ユニット構造 Expired - Fee Related JP3124268B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11247976A JP3124268B1 (ja) 1999-09-01 1999-09-01 空気調和機の室内ユニット構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11247976A JP3124268B1 (ja) 1999-09-01 1999-09-01 空気調和機の室内ユニット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3124268B1 JP3124268B1 (ja) 2001-01-15
JP2001074264A true JP2001074264A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17171359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11247976A Expired - Fee Related JP3124268B1 (ja) 1999-09-01 1999-09-01 空気調和機の室内ユニット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3124268B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085000A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Advanced Kucho Kaihatsu Center Kk 空気調和機の室内機
KR101315746B1 (ko) * 2007-01-24 2013-10-08 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템
CN112228961A (zh) * 2020-11-16 2021-01-15 河南黄埔建筑安装有限公司 一种便于安装中央空调内机的安装装置及其安装工艺
JP2021085643A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP2021085642A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085000A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Advanced Kucho Kaihatsu Center Kk 空気調和機の室内機
KR101315746B1 (ko) * 2007-01-24 2013-10-08 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템
JP2021085643A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP2021085642A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP7315845B2 (ja) 2019-11-29 2023-07-27 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
CN112228961A (zh) * 2020-11-16 2021-01-15 河南黄埔建筑安装有限公司 一种便于安装中央空调内机的安装装置及其安装工艺
CN112228961B (zh) * 2020-11-16 2021-09-07 河南黄埔建筑安装有限公司 一种便于安装中央空调内机的安装装置及其安装工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3124268B1 (ja) 2001-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011013446A1 (ja) ガイド部材
US10864795B2 (en) Air conditioner for vehicle
JP2011027331A (ja) 空気調和機
JPH10246470A (ja) 分離型空気調和装置の室外機
JP2001074264A (ja) 空気調和機の室内ユニット構造
JP4425184B2 (ja) 空気調和機の組み立て方法および空気調和機
JP2830626B2 (ja) 室内用空調機のドレンパン
JPH07207902A (ja) 外壁材への換気口取付構造
KR102512395B1 (ko) 차량용 공조장치
KR100716251B1 (ko) 공기조화기
JP2001153391A (ja) 空気調和機
JP5000058B2 (ja) 浴室換気ダクトの接続構造
JP2006266564A (ja) 換気装置
JP2001081825A (ja) 吸気弁点検装置
JP2516788Y2 (ja) 空気調和機
JP2644927B2 (ja) ダクト用換気扇
JP2571306Y2 (ja) 天井埋込型空気調和機
KR200383729Y1 (ko) 에어컨 냉매관 배관용 슬리브
JP3787296B2 (ja) 排気トップの構造
JPS6216575Y2 (ja)
JPH1082548A (ja) ダクト接続装置
JP3063743B2 (ja) 空気調和機
JPS62280526A (ja) 空気調和機
KR200181770Y1 (ko) 공기조화기의 방음 겸 누수방지 베이스 팬
JP2002039591A (ja) 空調換気扇

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees