JPH1082548A - ダクト接続装置 - Google Patents

ダクト接続装置

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Publication number
JPH1082548A
JPH1082548A JP23507396A JP23507396A JPH1082548A JP H1082548 A JPH1082548 A JP H1082548A JP 23507396 A JP23507396 A JP 23507396A JP 23507396 A JP23507396 A JP 23507396A JP H1082548 A JPH1082548 A JP H1082548A
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JP
Japan
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duct
heat insulating
insulating cover
fitting
fitting portion
Prior art date
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JP23507396A
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English (en)
Inventor
Akihiro Nomura
覚浩 野村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールテープを貼付する手間がなく、しか
も、断熱材を簡単に巻回することができるダクト接続装
置を提供すること。 【解決手段】 空調換気扇の外箱13にダクト18Aを
接続するにあたっては、通気口体14に断熱カバー16
を被せ、嵌合部16dの内周面にダクト18Aを押込ん
だ後、ダクト18Aに断熱材21を巻回する。この場
合、嵌合部16dにダクト18Aを押込むと、嵌合部1
6dがダクト18Aに圧接するので、シールテープを貼
付する必要がなくなる。しかも、通気口体14に断熱カ
バー16が被せられているので、テーパー状の通気口体
14に断熱材21を巻回する面倒な作業を行う必要がな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱体にダクトを接
続するためのダクト接続装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば空調換気扇にお
いては、図11に示すように、箱体1に通気口体2をね
じ止めし、この通気口体2の外周面にダクト3を差込む
ことに伴い、箱体1にダクト3を接続する構成のものが
ある。この構成の場合、通気口体2とダクト3との間に
シールテープ4を貼付することに伴い、両者の間をシー
ルした後、通気口体2およびダクト3の表面に断熱材5
を巻回することに伴い、ダクト3の内外周面に結露が生
じること,ダクト3内を流通する空気と外気との間で熱
交換が行われること等を防止していた。
【0003】しかしながら、上記従来構成では、通気口
体2とダクト3との間に大きな段差がある,天井裏の高
さ寸法が小さく通気口体2の上方にスペース的な余裕が
ない等の事情から、シールテープ4を巻回し難かった。
しかも、通気口体2がテーパ状をなしているため、通気
口体2の表面に断熱材5を巻回し難かった。これと共
に、通気口体2を固定するねじ2aの頭部に断熱材5を
巻回し難くく、ねじ2aの頭部が露出してしまうことが
あるので、この部分で結露が生じ、水滴が落下する虞れ
があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、シールテープを貼付する必要がな
く、しかも、断熱材の巻回を簡単に行うことができるダ
クト接続装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のダクト接
続装置は、箱体に固定された通気口体と、この通気口体
に被せられダクトが嵌合される筒状の嵌合部を有する断
熱カバーとを備え、この嵌合部が、前記ダクトの嵌合に
伴いダクトの周面に圧接するところに特徴を有する。
【0006】上記手段によれば、箱体にダクトを接続す
るにあたっては、まず、通気口体に断熱カバーを被せ
る。次に、断熱カバーの嵌合部にダクトを嵌合して両者
を接続した後、ダクトの表面に断熱材を巻回する。この
場合、断熱カバーの嵌合部にダクトを嵌合すると、嵌合
部がダクトの周面に圧接するので、シールテープを貼付
する必要がなくなる。しかも、通気口体に断熱カバーが
被せられているので、テーパー状の通気口体に断熱材を
巻回する面倒な作業を行う必要がなくなる。特に、通気
口体が箱体にねじ止めされている場合には、ねじの頭部
が断熱カバーにより覆われるので、この部分で結露が生
じることが防止される。
【0007】請求項2記載のダクト接続装置は、ダクト
の一端面に当接する当接部が断熱カバーに形成されてい
るところに特徴を有する。上記手段によれば、断熱カバ
ーの嵌合部にダクトを嵌合すると、ダクトの一端面が断
熱カバーの当接部に当接する。このため、ダクトの嵌合
量を規制できるのは勿論のこと、ダクトと断熱カバーと
の接触面積が増えるので、ダクトと断熱カバーとの間の
シール性が向上する。
【0008】請求項3記載のダクト接続装置は、断熱カ
バーの嵌合部のうちダクト嵌合側端部にテーパー部が形
成されているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、ダクトが嵌合部のテーパー部に案内され、嵌合部に
容易に嵌合される。
【0009】請求項4記載のダクト接続装置は、断熱カ
バーの嵌合部が、ダクトの嵌合方向に沿って離間寸法が
小さくなる一対の筒状壁部により構成されているところ
に特徴を有する。上記手段によれば、ダクトを筒状壁部
相互間に押込むと、ダクトの内外径寸法の違いによら
ず、一方の筒状壁部の外周面および他方の筒状壁部の内
周面の少なくとも一方にダクトが圧接し、両者の間がシ
ールされる。このため、ダクトの径寸法毎に異なる断熱
カバーを製造する必要がなくなるので、断熱カバーの種
類が削減され、製造コストが低減される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図3に基づいて説明する。尚、本実施例は本発明
を空調換気扇に適用したものである。まず、図2におい
て、部屋の天井部11には複数のボルト12の上端部が
埋設されており、これらボルト12の下端部には、天井
裏に位置して外箱13がねじ止めされている。この外箱
13は箱体に相当するものであり、鋼板により形成され
ている。
【0011】外箱13の右側板には、図1に示すよう
に、2つの開口部13aが形成されており(1個のみ図
示する)、外箱13の右側板には、図3に示すように、
各開口部13aの周縁部に位置して鋼板製の通気口体1
4が固定されている。これら各通気口体14は、図1に
示すように、円環状をなすフランジ部14aと、筒状を
なすテーパー部14bと、円筒状をなす直状部14cと
からなるものであり、フランジ部14aを通して外箱1
3に複数のねじ15を締込むことに伴い、外箱13に固
定されている。
【0012】各通気口体14には、図3に示すように、
発泡スチロール製の断熱カバー16が被せられている。
これら各断熱カバー16は、図1に示すように、ベース
部16aと、筒状をなすテーパー部16bとを有するも
のであり、テーパー部16bの先端部には、当接部に相
当する円環状の鍔部16cが一体形成されている。
【0013】各断熱カバー16は、鍔部16cの内周面
が直状部14cの基端部に圧接することに伴い、通気口
体14に装着されている。そして、各通気口体14のフ
ランジ部14a,テーパー部14bには、断熱カバー1
6のベース部16a,テーパー部16bが所定の隙間を
存して対向しており、各通気口体14と断熱カバー16
との間には、略密閉された空気室17が形成されてい
る。
【0014】各断熱カバー16の先端部には、円筒状を
なす嵌合部16dが一体形成されている。そして、両嵌
合部16dの内周面には、図3に示すように、ダクト1
8Aおよび18Bの一端部が嵌合されており、図1に示
すように、ダクト18Aおよび18Bの一端部は嵌合部
16dの内周面に圧接し、ダクト18Aおよび18Bの
一端面は鍔部16cに突当てられている。これにより、
ダクト18Aおよび18Bの一端部が断熱カバー16に
接続され、しかも、ダクト18Aと断熱カバー16との
間,ダクト18Bと断熱カバー16との間がシールされ
ている。尚、ダクト18Aおよび18Bは、市販の塩ビ
VP管(比較的厚肉な塩ビ管)からなるものである。
【0015】ダクト18Aおよび18Bの他端部は、図
3に示すように、部屋の壁19内に埋設されており、壁
19を通して室外に臨んでいる。そして、ダクト18A
および18Bの他端部にはウエザーカバー20が取付け
られており、これらウエザーカバー20は、ダクト18
Aおよび18B内に雨水等が進入することを防止してい
る。
【0016】ダクト18Aおよび18Bの表面には、図
3に示すように、断熱材21が巻回されている。これら
各断熱材21はポリウレタン等からなるものであり、ダ
クト18Aおよび18Bの内外周面に結露が生じるこ
と,ダクト18Aおよび18B内を流通する空気と外気
との間で熱交換が行われること等を防止している。
【0017】天井部11には、図2に示すように、複数
のボルト22の上端部が埋設されており、これらボルト
22の下端部には、図3に示すように、給気グリル23
および排気グリル24がねじ止めされている。これら給
気グリル23および排気グリル24は下面が開口するも
のであり、給気グリル23の下面開口部および排気グリ
ル24の下面開口部は、図2に示すように、部屋の天井
板25を通して部屋内に臨んでいる。
【0018】外箱13内にはファン装置(図示せず)が
配設されている。そして、外箱13と給気グリル23と
の間,外箱13と排気グリル24との間はダクト26,
27を介して連結されており、ファン装置が作動する
と、外気がダクト18Aを通して外箱13内に吸引さ
れ、ダクト26から給気グリル23を通して部屋内に供
給される。これと共に、部屋内の空気が排気グリル24
からダクト27を通して外箱13内に吸引され、ダクト
18Bを通して室外に排気される。
【0019】外箱13内には熱交換器(図示せず)が配
設されており、ダクト18Aから外箱13内に吸引され
た外気,ダクト27から外箱13内に吸引された内気
は、熱交換器内を流通する際に熱交換される。
【0020】次にダクト18Aおよび18Bの接続手順
について説明する。まず、各通気口体14の外周面に断
熱カバー16を押込む。そして、各断熱カバー16の鍔
部16cを直状部14cの外周面に圧接させることに伴
い、各通気口体14に断熱カバー16を装着する。次
に、両断熱カバー16の嵌合部16dの内周面にダクト
18Aおよび18Bの一端部を押込み、ダクト18Aお
よび18Bの一端面を鍔部16cに当接させた後、ダク
ト18Aおよび18Bの表面に断熱材21を巻回する。
【0021】上記実施例によれば、断熱カバー16に嵌
合部16dを形成した。このため、ダクト18Aおよび
18Bを嵌合部16dに押込むと、ダクト18Aおよび
18Bが嵌合部16dに圧接し、両者の間がシールされ
るので、シールテープを貼付する必要がなくなる。しか
も、通気口体14に断熱カバー16を被せた。このた
め、テーパー状の通気口体14に断熱材21を巻回する
面倒な作業を行う必要がなくなるので、断熱材21の巻
回作業性が向上する。さらに、複数のねじ15の頭部が
断熱カバー16により覆われるので、この部分で結露が
生じることが防止される。
【0022】また、ダクト18Aおよび18Bの一端面
を断熱カバー16の鍔部16cに当接させた。このた
め、ダクト18Aおよび18Bの押込み量を規制できる
のは勿論のこと、ダクト18Aと断熱カバー16との接
触面積,ダクト18Bと断熱カバー16との接触面積が
増えるので、両者の間のシール性が向上する。また、通
気口体14と断熱カバー16との間に略密閉された空気
室17を形成した。このため、通気口体14と断熱カバ
ー16とを密着させる場合に比べ、断熱性能が向上す
る。また、断熱カバー16に鍔部16cを形成した。こ
のため、断熱カバー16を通気口体14の外周面に方向
性なく押込むだけで、断熱カバー16が通気口体14に
装着されるので、断熱カバー16の装着作業性が向上す
る。
【0023】ところで、通気口体14に断熱材21を巻
回する手間をなくすには、通気口体14を発泡スチロー
ル等の断熱材により形成することが考えられる。しかし
ながら、この構成の場合、断熱性,製造性等を確保する
ため、通気口体14を厚肉化する必要があるので、通気
口体14の内径が小さくなり、換気能力が低下する。し
かも、通気口体14に十分な強度がなく、通気口体14
が壊れ易いので、通気口体14を外箱13にねじ止めす
ることができない。これに対して上記実施例では、既存
の通気口体14に断熱カバー16を被せたので、上述の
不具合が生じる虞れがない。
【0024】次に本発明の第2実施例を図4に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16の嵌合部16
dには、内周面に位置してテーパー部16eが形成され
ている。上記実施例によれば、ダクト18Aおよび18
Bがテーパー部16eに案内され、嵌合部16dに容易
に嵌合されるようになるので、ダクト18Aおよび18
Bの接続作業性が向上する。
【0025】次に本発明の第3実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16の先端部には
円筒状の嵌合部16fが一体形成されており、各通気口
体14に断熱カバー16を押込むと、嵌合部16fの内
周面が直状部14cに圧接し、各断熱カバー16が通気
口体14に装着され、各通気口体14と断熱カバー16
との間に空気室17が形成される。
【0026】上記実施例によれば、ダクト18Aおよび
18Bの内周面を断熱カバー16の嵌合部16fに押込
むと、ダクト18Aおよび18Bの内周面が嵌合部16
fの外周面に圧接し、両者の間がシールされるので、シ
ールテープを貼付する必要がなくなる。
【0027】次に本発明の第4実施例を図6に基づいて
説明する。尚、上記第3実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16の嵌合部16
fには、外周面に位置してテーパー部16gが形成され
ている。上記実施例によれば、ダクト18Aおよび18
Bがテーパー部16gに案内され、嵌合部16fに容易
に嵌合されるようになるので、ダクト18Aおよび18
Bの接続作業性が向上する。
【0028】次に本発明の第5実施例を図7に基づいて
説明する。尚、上記第4実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16には、嵌合部
16fの基端部に位置して円環状の突部16hが形成さ
れている。これら各突部16hは当接部に相当するもの
であり、嵌合部16fの外方へ突出している。
【0029】上記実施例によれば、ダクト18Aおよび
18Bの内周面を嵌合部16fの外周面に押込むと、ダ
クト18Aおよび18Bの一端面が突部16hに当接す
る。このため、ダクト18Aおよび18Bの押込み量を
規制できるのは勿論のこと、ダクト18Aと断熱カバー
16との接触面積,ダクト18Bと断熱カバー16との
接触面積が増えるので、両者の間のシール性が向上す
る。
【0030】尚、上記第1〜第5実施例においては、ダ
クト18Aおよび18Bとして市販の塩ビVP管を用い
たが、これに限定されるものではなく、例えば、塩ビV
U管(比較的薄肉な塩ビ管),スパイラルダクト,アル
ミフレキ等を用いても良い。この場合、ダクトの品種毎
に内外径寸法にばらつきがあるため、嵌合部16dの内
径寸法が異なる複数種の断熱カバー16,嵌合部16f
の外径寸法が異なる複数種の断熱カバー16を容易して
おき、これら複数種の断熱カバー16をダクトの品種に
応じて選択使用することが好ましい。
【0031】次に本発明の第6実施例を図8に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16には嵌合部2
8が形成されている。これら各嵌合部28は、断熱カバ
ー16に一体形成された略円筒状の筒状壁部28aおよ
び28bからなるものであり、各通気口体14に断熱カ
バー16を押込むと、筒状壁部28aの内周面が直状部
14cに圧接し、各断熱カバー16が通気口体14に装
着され、しかも、各通気口体14と断熱カバー16との
間に空気室17が形成される。
【0032】上記実施例によれば、筒状壁部28aの外
周面および筒状壁部28bの内周面がテーパー状をな
し、筒状壁部28aと28bとの間の離間寸法が、ダク
トの押込み方向(矢印A方向)に沿って除々に小さくな
っている。このため、上述した各種のダクトを筒状壁部
28aおよび28b間に押込むと、筒状壁部28aの外
周面および筒状壁部28bの内周面のうち少なくとも一
方がダクトに圧接し、両者の間がシールされる。このた
め、ダクトの品種毎に断熱カバー16を製造する必要が
なくなるので、断熱カバー16の種類が削減され、製造
コストが低減される。
【0033】次に本発明の第7実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各断熱カバー16には嵌合部2
9が形成されている。これら各嵌合部29は、断熱カバ
ー16に一体形成された円筒状の筒状壁部29aおよび
29bからなるものであり、各通気口体14に断熱カバ
ー16を押込むと、筒状壁部29aの内周面が直状部1
4cに圧接し、各断熱カバー16が通気口体14に装着
され、しかも、各通気口体14と断熱カバー16との間
に空気室17が形成される。
【0034】上記実施例によれば、筒状壁部29aの外
周面および筒状壁部29bの内周面が直状をなし、筒状
壁部29aおよび29b間の離間寸法が略一定化されて
いる。このため、上述した各種のダクトを筒状壁部29
aおよび29b間に押込むと、筒状壁部29aの外周面
および筒状壁部29bの内周面のいずれか一方がダクト
に圧接し、両者の間がシールされる。このため、ダクト
の品種毎に断熱カバー16を製造する必要がなくなるの
で、断熱カバー16の種類が削減され、製造コストが低
減される。
【0035】尚、上記第1〜第7実施例においては、通
気口体14と断熱カバー16との間に空気室17を形成
したが、これに限定されるものではなく、例えば、両者
を密着させることに伴い、空気室17を廃止しても良
い。また、上記第1〜第7実施例においては、通気口体
14に突部を形成し、断熱カバー16を通気口体14の
突部に係合させても良い。この構成の場合、ダクト18
Aおよび18Bを差込んだり、断熱材21を巻回するに
あたって断熱カバー16に引張力が作用した場合でも、
断熱カバー16が通気口体14から抜難くなるので、ダ
クト18Aおよび18Bの接続作業性が向上する。
【0036】また、上記第1〜第7実施例においては、
断熱カバー16を通気口体14の直状部14cに圧接さ
せたが、これに限定されるものではなく、例えばテーパ
ー部14bに圧接させても良い。この構成の場合、通気
口体14の直状部14cを廃止することができるので、
通気口体14の形状が簡素化される。また、上記第1〜
第7実施例においては、通気口体14を鋼板により形成
したが、これに限定されるものではなく、例えば合成樹
脂により形成し、断熱性能の向上を図っても良い。
【0037】また、上記第1〜第7実施例においては、
本発明を空調換気扇に適用したが、これに限定されるも
のではなく、例えば、コントロールエア(温度等が調節
された空気)を複数の部屋に分配する給気装置,部屋内
の空気を屋外へ排出する天井用換気扇等、要は、ダクト
内を流通する空気と外気との間の温度差が大きい通風装
置全般に適用することができる。
【0038】図10は、第1実施例のダクト接続装置を
天井用換気扇に適用した第8実施例を示すものである。
ここで、外箱30には通気口体14が固定されており、
この通気口体14には断熱カバー16が被せられてい
る。そして、断熱カバー16の嵌合部16dにはダクト
31が押込まれており、ダクト31の表面には断熱材2
1が巻回されている。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のダクト接続装置は以下の効果を奏する。請求項1記載
の手段によれば、通気口体に断熱カバーを被せた。この
ため、テーパー状をなす通気口体に断熱材を巻回する面
倒な作業を行う必要がなくなるので、断熱材の巻回作業
性が向上する。特に、通気口体が箱体にねじ止めされて
いる場合には、ねじの頭部が断熱カバーにより覆われる
ので、この部分で結露が生じることが防止される。しか
も、断熱カバーの嵌合部にダクトを嵌合することに伴
い、嵌合部をダクトの周面に圧接させた。このため、両
者の間がシールされるので、シールテープを貼付する必
要がなくなる。
【0040】請求項2記載の手段によれば、ダクトの一
端面を断熱カバーの当接部に当接させた。このため、ダ
クトの嵌合量を規制できるのは勿論のこと、ダクトと断
熱カバーとの接触面積が増えるので、ダクトと断熱カバ
ーとの間のシール性が向上する。請求項3記載の手段に
よれば、断熱カバーの嵌合部にテーパー部を形成した。
このため、ダクトが嵌合部のテーパー部に案内され、嵌
合部に容易に嵌合されるようになる。
【0041】請求項4記載の手段によれば、断熱カバー
の嵌合部を、ダクトの嵌合方向に沿って離間寸法が小さ
くなる一対の筒状壁部により構成した。このため、ダク
トを筒状壁部相互間に押込むと、一方の筒状壁部の外周
面および他方の筒状壁部の内周面の少なくとも一方がダ
クトに圧接し、両者の間がシールされるので、ダクトの
品種毎に断熱カバーを製造する必要がなくなる。従っ
て、断熱カバーの種類が削減されるので、製造コストが
低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(要部の縦断正面
図)
【図2】空調換気扇の全体構成を示す縦断正面図
【図3】空調換気扇の全体構成を示す上面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第8実施例を示す図3相当図
【図11】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
13は外箱(箱体)、14は通気口体、16は断熱カバ
ー、16dおよび16fは嵌合部、16eおよび16g
はテーパー部、18Aおよび18Bはダクト、21は断
熱材、28は嵌合部、28aおよび28bは筒状壁部、
29は嵌合部、29aおよび29bは筒状壁部、30は
外箱(箱体)、31はダクトを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体に固定された通気口体と、 この通気口体に被せられ、ダクトが嵌合される筒状の嵌
    合部を有する断熱カバーとを備え、 この嵌合部は、前記ダクトの嵌合に伴いダクトの周面に
    圧接することを特徴とするダクト接続装置。
  2. 【請求項2】 断熱カバーには、ダクトの一端面に当接
    する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のダクト接続装置。
  3. 【請求項3】 断熱カバーの嵌合部には、ダクト嵌合側
    端部に位置してテーパー部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のダクト接続装置。
  4. 【請求項4】 断熱カバーの嵌合部は、ダクトの嵌合方
    向に沿って離間寸法が小さくなる一対の筒状壁部により
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のダクト
    接続装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593747B2 (ja) * 2000-08-31 2010-12-08 東芝キヤリア株式会社 加湿ユニット
CN102997623A (zh) * 2012-11-19 2013-03-27 北京科大国泰能源环境工程技术有限公司 螺旋滑道烘干仓
JPWO2018220697A1 (ja) * 2017-05-30 2019-11-07 三菱電機株式会社 ダクト接続口及び換気装置
KR20200118951A (ko) * 2019-04-09 2020-10-19 주식회사 현대엘앤씨 기밀성능이 향상된 창호용 자연환기 시스템

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