JP2018119713A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレンパンによる通風抵抗を低減して通風効率のよい天井埋込型空気調和機を提供する。【解決手段】箱型の外胴11を有する本体ユニット10と、吹出口74と吸込口731を備え本体ユニットの底面に取り付けられる化粧パネル70からなり、本体ユニット10は、内部にファンモータ36とファンモータ36の回転軸に軸支されたシロッコファン31を有するファンユニット30と、ファンユニット30の前後左右の四方を囲む枠状の熱交換器が設けられ、熱交換器の下端には熱交換器に合わせて中央に開口部43を有する枠状のドレンパン40が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、天井埋込型空気調和機に関し、特に室内機の構造に関するものである。
天井埋込型空気調和機は、屋外に設置される室外機と空調室の天井裏に設置される室内機がガス管と液管で接続されて冷媒回路を形成する。室内機は天井裏に埋設される箱型の外胴を有する本体ユニットと、天井の空調室側に配置して同本体ユニットに取り付ける化粧パネルとを有する。
従来例に示す天井埋込型空気調和機は四方向吹出型の天井埋込型空気調和機であり、本体ユニットにはターボファン型の送風ファンと送風ファンの周囲を囲む熱交換器が設けられ、本体ユニットの下端は熱交換器から発生するドレン水を受ける発泡スチロール製のドレンパンが設けられている。化粧パネルには中央に吸込口が形成されるとともに吸込口の周囲には化粧パネルの四辺それぞれに沿って吹出口が形成されており、送風ファンで吸込口から吸い込まれ送風ファンの四方に吹き出された室内空気は、熱交換器で冷媒と熱交換されて冷気または暖気となって、外胴と熱交換器の間に形成された送風路を通って流れ、吹出口から空調室に吹き出される。(特許文献1参照)
本体ユニットの下部全体はドレンパンで覆われている。ドレンパンの中央部分は丸く吸込口が開口されている。吸込口には吸込口と送風ファンとを繋ぐベルマウスが配置されている。さらにドレンパンは、化粧パネルの吹出口に対向する位置にも吹出口と合わせた開口部を有している。ドレンパンは、熱交換器で生成されるドレン水を回収する他に、ベルマウスを支え送風ファンの下部を覆う役割と、吹出口の周囲の結露を防止する役割を備えている。
特開2016−70612号公報
従来例の天井埋込型空気調和機では、ドレンパンが本体ユニットの下部全体を覆い、限られた開口面積の吸込口と吹出口が設けられているため、吸込空気と吹出空気に対する通風抵抗が大きかった。
本発明は、ドレンパンによる通風抵抗を低減して通風効率のよい天井埋込型空気調和機を提供するものである。
上述した課題を解決するために本発明は、箱型の外胴を有する本体ユニットと、吹出口と吸込口を備え前記本体ユニットの底面に取り付けられる化粧パネルを備えた天井埋込型空気調和機において、
前記本体ユニットは、内部にファンモータと同ファンモータの回転軸に軸支された羽根車と同羽根車を囲むファンケーシングを備えたシロッコファンを有するファンユニットと、前記ファンユニットの前後左右の四方を囲む熱交換器が設けられ、
前記熱交換器の下端には前記熱交換器に合わせて中央に開口部を有する枠状のドレンパンが設けられていることを特徴とする。
また前記ドレンパンは、前記外胴の角部と連結する3か所のコーナー部と、前記外胴に向かって延出した板状の仕切部を設け、前記仕切部の端部を前記外胴に固定することも含まれる。
上記のように構成した本発明の天井埋込空気調和機は、ドレンパンが熱交換器に合わせて中央に開口部を有する枠状で形成されることで、ドレンパンが小型となり、ドレンパンの周囲の通風領域が拡大して通風効率のよいものとなる。
またドレンパンは板状の仕切部で外胴と固定されることで、空気の通風を妨げずにドレンパンが固定されるものである。
本発明の実施例1の天井埋込型空気調和機の設置状態を示す説明図である。 実施例1の天井埋込型空気調和機の斜視図である。 実施例1の天井埋込型空気調和機の分解図である。 図2のA−A概略断面図である。 図4のC−C概略断面図である。 図2のB−B概略断面図である。 実施例1の天井埋込型空気調和機の底面視での説明図である。 実施例1の天井埋込型空気調和機の空気の流れを示す説明図1である。 実施例1の天井埋込型空気調和機の空気の流れを示す説明図2である。 (a)は本発明の実施例2の天井埋込型空気調和機の分解図で、(b)は2台用連結部材の斜視図である。 本発明の実施例2の天井埋込型空気調和機の斜視図1である。 図11のE−E概略断面図である。 図11のF−F概略断面図である。 実施例2の天井埋込型空気調和機の斜視図2である。
以下、本発明を実施するための形態1を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお本発明はこれに限定されるものではない。
本発明による空気調和機は、屋外に設置される室外機(図示無し)と空調室Rの天井T1に取り付けられる室内機1がガス管と液管(いずれも図示なし)で接続されて冷媒回路を形成する。図1と図2に示す室内機1は天井裏T2に埋設される箱型の本体ユニット10と、天井T1の空調室R側に配置して同本体ユニット10の底面に取付けられる化粧パネル70とを有する天井埋込型空気調和機であり、特に一方向に吹き出す一方向吹出型の天井埋込型空気調和機である。
図3を参照して、本体ユニット10は、板金でなる長方形の天板111と、天板111の四辺から下方に延在する側板112,113で形成された箱型の外胴11を有する。天板111の長辺側の側板を側板112、短辺側の側板を側板113として、向かい合う二枚の側板113にはそれぞれ2個の取付金具12が固着されている。
取付金具12は上端が外側に向かって折れ曲がって形成された吊下部121と下端が外側に向かって折れ曲がって形成された固定部122を備える。本体ユニット10は、この吊下部121を天井裏T2に固定された図示しない複数の吊りボルトにて吊り下げることで天井裏T2に設置される。
化粧パネル70は、天板111よりも大きい長方形のパネル部71とパネル部71の裏面から本体ユニット10側に立設され箱型の外胴11の開口された底面に大きさを合わせて取り付けられる側壁部72を有する。側壁部72は取付金具12の固定部122に位置を合わせて突出させたネジ止め部721を備える。化粧パネル70はネジ止め部721を取付金具12の固定部122にネジで固定することで本体ユニット10に固定される。
パネル部71には、向かい合う長辺の一辺側に四角く開口された吸込口(第1吸込口)731を備えるとともに、一辺と向かい合う長辺の他辺側に四角く開口された複数の吹出口74(図2では4箇所)を備え、長辺の一辺に隣り合う二つの短辺の一方の辺側に第2吸込口732を、他方の辺側に第3吸込口733をそれぞれ備える。
尚、図2における室内機1において、天板111方向を上面または上方、空調室R方向を底面または下方、吹出口74側を前面または前方、第1吸込口731側を背面側または後方、第2吸込口732側を左側面または左方、第3吸込口733側を右側面または右方として以下説明する。各部品においても同様である。
≪外胴≫
次に図3〜図6に示す本体ユニット10に収納されている部品について説明する。外胴11の天板111の内面には板厚の厚い発泡スチロールで形成された断熱材13を備える。外胴11の側板112,113の内面には断熱材13は設けずに薄い断熱シート(図示無し)があればよい。断熱材13の中央は開口され下方から見ると天板111の一部が露出している。この露出した部分の天板111に熱交換器21とファンユニット30が固定される。
外胴11の左側面の外面には室内機1を制御する電装部品(図示無し)を収納した電装品箱14が取り付けられる。
≪熱交換器≫
熱交換器21は平行に並べられた複数の短冊状のアルミフィン23と、アルミフィン23を貫通する複数の伝熱管22で形成されるフィンチューブ型である。熱交換器21は外胴11の側板112、113に沿って枠状となるように曲げ加工がなされて形成されて設けられたものであり、熱交換器21の角部である前左角部211、後左角部212、後右角部213は、アルミフィン23と伝熱管22を可能な限り小さい半径となるように曲げた角丸形状となっている。また残りの角部である前右角部214には熱交換器21の両側端部が位置する。よって、熱交換器21は、後左角部212と後右角部213を繋ぐ長尺の直線部である熱交換器後部215と、前左角部211と後左角部212を繋ぐ短尺の直線部である熱交換器左部216と、前右角部214と後右角部213を繋ぐ短尺の直線部である熱交換器右部217と、前左角部211と前右角部214を繋ぐ長尺の直線部である熱交換器前部218とにより、陸上トラックのような形状となるトラック型の熱交換器として以下説明する。
なお、熱交換器21と外胴11との間隔において、外胴11と熱交換器後部215の間隔は他の部分よりも広くなっている。これは、主な吸込口である第1吸込口731の開口が熱交換器後部215の外側になるように大きさを合わせたためである。
熱交換器21の前右角部214には熱交換器21の両側端部が位置する。熱交換器21の両側端部はそれぞれ第1側板24と第2側板25で覆われる。熱交換器21は第1側板24と第2側板25のそれぞれの上端に設けた取付片251と、熱交換器後部215と熱交換器前部218に設けたU字状の取付具27で天板111に吊下固定される。
第1側板24には伝熱管22が貫通され、貫通した伝熱管22は第1側板24の端で互いにU字管221で連結される。第2側板25には伝熱管22が貫通され、室外機と連結されるガス側連結官222と液側連結管223に接続される。第1側板24と第2側板25の内側端辺は連結板26に固定される。連結板26により熱交換器21の内側空間と外側空間が仕切られる。これにより本体ユニット10内を連結板26と後述するドレンパン40と仕切板50で区切られた熱交換器21の内側の空間は送風機室Fとなる。熱交換器21の外側の外周と外胴11の側板112、113の内周の間の空間(図5の格子線部)は吸込口から吸い込まれた空気を前記熱交換器に導くための空気吸込室Sとなる。空気吸込室Sが熱交換器21の外周を囲むように形成される。第1吸込口731、第2吸込口732と第3吸込口733から吸い込まれた空気Kを空気吸込室Sが熱交換器21に導く。また熱交換器21の下端219はドレンパン40と仕切板50で塞がれ、空気吸込室Sの一部で、化粧パネル70とドレンパン40と仕切板50の間の空間(図6の格子線部)は、後述する導風路Lとなる。
≪送風ファン≫
ファンユニット30は、熱交換器21の内側に設けた送風機室Fに配置される。ファンユニット30は、シロッコファンタイプの送風ファン31と、ファンモータ36と、送風ファン31を支え天板111に固定するファン取付台37と、ファンモータ36を天板111に固定するモータ取付台(図示無し)を備える。送風ファン31は図8を参照して複数の羽根を備えた筒状の羽根車32と、羽根車32を収容する渦巻状のファンケーシング34と、羽根車32の中心に連結される回転軸35を有する。送風ファン31は一台もしくは複数台(図3では4台)が横並びで同軸上に配置される。なお、それぞれの送風ファン31は同じ構造を有するものである。
ファンユニット30は、ファンモータ36をモータ取付台で天板111に固定した後、ファンモータ36の両端にそれぞれ2個づつ送風ファン31を回転軸35で互いに連結する。回転軸35の両端はファン取付台37に連結されファン取付台37が天板111に固定される。また、ファンケーシング34の上部にも固定部341があり、これを天板111にネジで固定する。
ファンケーシング34は、羽根車32を収容する収容部342と収容部342から連続して熱交換器21の下端219よりも下方に長く延出して形成される筒状の送風部343を有する。収容部342の側面には羽根車32に空気を取り込むファン吸込口344が円形に開口されている。ファンケーシング34は内部に羽根車32を収容できるように、羽根車32の軸線に平行な面で上下に分割して形成してもよいし、羽根車32の軸線に垂直な面で左右に分割して形成してもよい。なお、ファンケーシング34の内部は収容部342と送風部343が連続して吹出空気Hの送風路33となる。
ファンケーシング34の送風部343は送風室Fの中央からファンケーシング下端345が熱交換器前部218の下方に位置するまで前方に向かって延出される。そしてファンケーシング下端345は化粧パネル70の吹出口74と連結される。送風ファン31の羽根車32が回転すると、ファン吸込口344から吸い込んだ吹出空気Hを羽根車32の周囲に吹き出し、吹き出された空気はファンケーシング34内の送風路33に沿って一方向に向かって吹き出され、空調室Rへ吹き出される。ファンケーシング34の送風部343を室内機1の中央から前方まで長く延出したことにより、吹出空気Hは空調室Rに広く吹き出されるとともに、第1吸込口731とは逆の方向に吹き出されることで、ショートサーキットが防止される。
吹出口74には吹出風向板38を備える。4つある吹出口74のそれぞれの吹出風向板38の向きを変えることで、吹出空気Hを異なる方向に吹き出すことができ、さらに空調室Rに広く吹き出すことが可能となる。
≪ドレンパン≫
熱交換器21の下端219には熱交換器21で生成されるドレン水を受けるドレンパン40が設けられる。ドレンパン40は、発泡スチロールの断熱部材41と熱交換器21と対向する面に設けられる樹脂製のドレンシート42が一体で成形される。
ドレンパン40は熱交換器21の下端219を覆う。ドレンパン40は熱交換器21に合わせて中央に開口部43を有する枠状に形成される。ドレンパン40は熱交換器21で生成されるドレン水を受けるだけのドレンパンとして最低限必要とされる機能を備えることでドレンパン40が小型となり、本体ユニット10内でドレンパン40の占める領域が小さくなりドレンパン40による通風抵抗も少なくなり、ドレンパン40の周囲の通風領域が拡大して通風効率のよいものとなる。ドレンパン40のドレンシート42側には熱交換器21で生成されるドレン水を受け止めるために樋部45が設けられる。
ドレンパン40には、外胴11の角部と連結するコーナー部が3か所設けられており、第1コーナー部481は熱交換器21の後右角部213に位置し、樋部45からドレン水が集まるようになっており、このドレン水を排出するドレンポンプ15が配置される。ドレンポンプ15にはドレンパイプ16が連結されていて、ドレン水はドレンポンプ15からドレンパイプ16に導かれドレンパイプ16に繋がったドレンホース(図示無し)により屋外へ排出される。第2コーナー部482は熱交換器21の前右角部214の両側端部が位置し、伝熱管22とU字管221で生成されるドレン水を受け止める。第3コーナー部483は熱交換器21の後左角部212に位置し、図示しないフロートスイッチが配置されている。
ドレンパン40のコーナー部481、482、483には、ドレンシート42が断熱部材41の下方まで延出し先端が外側に向かって折れ曲がることで形成された取付部421を有する。この取付部421が取付金具12の固定部122に固定されることでドレンパン40が本体ユニット10に固定される。
一方で、図9を参照してドレンパン40の左側前方部分は、熱交換器前部218へ空気Kの一部の空気K2を多く引き込むために、熱交換器21の前左角部211に合わせて角丸形状に形成される。そして後述する第2切欠部442と第4切欠部444を仕切る仕切部46が設けられている。仕切部46は角丸形状の左端から外胴11に向かって前方に延出した板状であり、仕切部46の端部を外胴11側からネジで固定する。これにより第2吸込口732から吸い込まれた空気Kが仕切部46を超えて第4切欠部444に至ることで空気K2の通風を妨げずにドレンパン40を固定することができる。
ドレンパン40の四辺には、それぞれ化粧パネル70の第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733から空気Kを取り込むために形成された第1切欠部441と第2切欠部442と第3切欠部443と、取り込んだ空気Kを熱交換器前部218に送るために開口された第4切欠部444が設けられている。吸込口と吹出口に対向する開口部を切り欠いて形成することで、側板112、113との間に断熱部材41を備えないことになる。これにより広い開口部が設けられ通風領域が拡大する。
≪仕切板≫
ドレンパン40の中央開口部43には、ファンケーシング34の送風部343が挿通している。そこでドレンパン40の中央開口部43を塞ぎ、挿通されたファンケーシング34の周囲を囲むことでファンケーシング34を安定的に固定するために仕切板50が設けられている。仕切板50はドレンパン40の中央開口部43よりも大きいサイズであればよい。仕切板50は仕切板50に設けたネジ孔52をドレンパン40のボス47にネジで固定する。仕切板50はファンケーシング34の送風部343のための送風部用孔51を送風ファン31毎に設けている。仕切板50はそれぞれの送風部用孔51の中央を結ぶ線上で分割して前後からファンケーシング34を挟み込む構造でもよいし、単純に板材に設けた送風部用孔51にファンケーシング34を通す構造でもよい。送風部用孔51とファンケーシング34の送風部343の合わせ目できる隙間はいずれもシール材(図示無し)で塞ぐ。これにより送風機室Fと導風路Lは区切られ、相互に空気が流通することを防止する。
≪化粧パネル≫
図7を参照して化粧パネル70のパネル部71には、ファンケーシング34に合わせ4つの吹出口74を備える。吹出口74は熱交換器21の熱交換器前部218の下方に位置する。また前述したように第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733を備える。第1吸込口731は外胴11と熱交換器後部215の間に設けられる。第1吸込口731の左右幅は略熱交換器後部215の幅と同等である。第1吸込口731には、吸込風向板734が設けられている。この吸込風向板734は運転停止時には第1吸込口731を塞ぎ、運転が開始されるとモータ(図示無し)で回動して第1吸込口731を開口する。そして吸い込まれる空気Kを吸込風向板734の裏面に沿わせて吸い込むことで整流させる。また、吸い込む空気Kと吹き出された空気Hとを仕切ることでショートサーキットを防ぐ役割もある。
第2吸込口732は外胴11と熱交換器左部216の間に設けられる。第2吸込口732の前後幅は熱交換器左部216の後端から外胴11の前面までの幅となる。第3吸込口733は外胴11と熱交換器右部217の間に設けられる。第2吸込口732と第3吸込口733には吸込風向板は無いが、手指の挿入を抑止する桟735が設けられている。なお第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733をコ字状に繋いで一つの吸込口としてもよい。
≪組立≫
次に室内機1の組立について説明する。本体ユニット10は、まず外胴11の天板111側を組立台の上に置き、外胴11の内側に断熱材13を嵌め込む。そして組立済みの熱交換器21のガス連結管222と液連結管223を側板113から引き出して熱交換器21を取付具27と取付片251で天板111に固定する。次は組立済みのファンユニット30を熱交換器21の中央に合わせ、モータ取付台(図示無し)とファン取付台37を天板111に固定する。
次はドレンポンプ15を側板113に固定してドレンパイプ16を連結する。ドレンパン40のドレンシート42側の樋部45を熱交換器21の下端219に合わせ外胴11の底面を覆う様に嵌め込みドレンパン40の取付部421を取付金具12の固定部122にネジ止めする。この時ドレンパン40の中央開口部43にはファンケーシング34の送風部343が挿通している。次は仕切板50でファンケーシング34の送風部343の周囲を覆い、仕切板50のネジ孔52をドレンパン40のボス47にネジで固定する。
上記のように組み立てられた本体ユニット10と化粧パネル70は個別に梱包されており、本体ユニット10は先に天井裏T2に埋め込まれた複数の吊りボルトにて吊り下げることで天井裏T2に設置される。そして化粧パネル70を空調室R側から取り付ける。この時化粧パネル70の吹出口74をファンケーシング34の送風部343の口に位置を合わせる。そして化粧パネル70のネジ止め部721を本体ユニット10の取付金具12の固定部122に固定し、冷媒配管と電源線および信号線を室外機に接続することで室内機1が空調室Rに取り付けられる。
以上のように組み立てられた室内機1は、図4と図6と図8に示すように、仕切板50を設けたドレンパン40と化粧パネル70のパネル部71との間に空間ができる。この空間は空気吸込室Sの一部となる導風路Lとなる。また、空気吸込室Sには第1吸込口731から吸い込んだ空気Kを熱交換器後部215に導く後部吸込室S1と、第2吸込口732から吸い込んだ空気Kを熱交換器左部216に導く左部吸込室S2と、第3吸込口733から吸い込んだ空気Kを熱交換器右部217に導く右部吸込室S3と、第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733から吸い込んだ空気Kの一部が導風路Lを通って熱交換器前部218に導かれる前部吸込室S4からなる。
≪作用≫
次に、上記のように構成された一方向吹出型の天井埋込型空気調和機の作用について説明する。
≪運転≫
室内機1の停止時は吸込風向板734が閉じられている。そしてユーザーUによるリモートコントローラー(図示なし)の指令や、空調システムの指令によって室外機の圧縮機およびファンモータ(いずれも図示なし)と室内機1のファンモータ36が運転を開始する。室内機1は吸込風向板734が開かれ、ファンモータ36の運転により送風ファン31が回転する。送風ファン31の回転により送風ファン31の送風部34内の空気が吹き出されることで送風室F内は負圧となり、化粧パネル70に設けた第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733から空調室R内の空気Kが吸い込まれる。送風ファン31はシロッコファンタイプであり、ファンユニット30を囲むトラック型の熱交換器21の全方位から空気Kを吸い込む。
図6と図8と図9を参照して、送風ファン31により吸い込まれた空気Kは空気吸込室Sに流入する。熱交換器21の周囲に空気吸込室Sがあることで熱交換器21に風速と風量の偏りが少ない状態で空気Kが取りこまれ、効率の良い熱交換を行うことができる。
空気吸込室Sの内で第1吸込口731から吸い込まれた空気K1はドレンパン40の第1切欠部441を通り後部吸込室S1から熱交換器後部215に導かれる。また第2吸込口732から吸い込まれた空気K1はドレンパン40の第2切欠部442を通り左部吸込室S2から熱交換器左部216に導かれる。さらに第3吸込口733から吸い込まれた空気K1はドレンパン40の第3切欠部443を通り右部吸込室S3から熱交換器右部217に導かれる。
送風ファン31は熱交換器前部218の方向からも空気を吸い込もうとすることで、第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733から吸い込まれた空気Kの一部の空気K2は導風路Lに流れ、ファンケーシング34の送風部343の間を抜けドレンパン40の第4切欠部444を通り前部吸込室S4から熱交換器前部218に導かれる。
このように仕切板50を設けたドレンパン40と化粧パネル70の間に導風路Lを設けることで、熱交換器前部218の下方に吸込口を設けなくても、第1吸込口731と第2吸込口732と第3吸込口733から吸い込んだ空気Kの一部の空気K2を熱交換器前部218まで導くことでき、トラック型の熱交換器21の全周から空気Kを吸い込むことが可能となる。
また、ファンユニット30の周囲をトラック型の熱交換器21が覆うことで、熱交換器21の空気吸込室Sに面する面積が増大する。そして熱交換器21と送風ファン31の距離は位置によって離れていたり、近いというバラつきが少なく、全体的にほぼ一定の距離となっており通風抵抗も少なくなる。よって熱交換器21を通過する空気Kは増大した空気吸込室S側の熱交換器21を通風抵抗が少なく風速と風量の偏りが小さい状態で通過することができ、熱交換器21を流れる冷媒と効率良く熱交換を行うことができる。熱交換器21は、図示しない冷房運転と暖房運転とが可能な可逆式の冷凍サイクル回路に接続されており、空気Kを冷房運転時には蒸発器として機能して冷却し、暖房運転時には凝縮器として機能して加熱する。
空気Kは熱交換器21で冷媒と熱交換されて吹出空気Hとなり、吹出空気Hはトラック型の熱交換器21の中央に配置された4つある送風ファン31のファン吸込口344に吸い込まれ、羽根車32からファンケーシング34の長い送風路33を通過する間に一方向に整流して吹出風向板38で風向が調節されて吹出口74から空調室Rに吹き出される。これにより風向が定まりショートサーキットを防止することが可能となる。
≪構造≫
図3と図4を参照して、上記のように室内機1は、化粧パネル70のパネル部71の向かい合う長辺の一辺側の第1吸込口731と長辺と隣り合う短辺側の第2吸込口732と第3吸込口733から室内の空気Kを吸い込み、熱交換された吹出空気Hを室内機1の中央に配置された送風ファン31から下方に向かって吹き出す構造である。よって、本体ユニット10内の外胴11に沿って流れる風は空調室R内の空気であり、外胴11の内部と外胴11の周囲での温度差は少ない。これにより板金である外胴11の内部と外部の温度差で発生する結露の発生が少なくなり、板厚の厚い発泡スチロールの断熱材13ではなく薄い断熱シート(図示無し)を貼付することで結露を防止できる。そのため外胴11の側板112、113の内側が直接空気吸込室Sとなり、側板112、113には板厚の厚い断熱材が不要となり、本体ユニット10のサイズを小さくすることができる。また断熱材が無い分、本体ユニット10内部の部品、例えば熱交換器21を大きくすることもできる。
同様にドレンパン40の断熱部材41も、熱交換器21で発生するドレン水を受ける樋部45とそれを排出するドレンポンプ15の下部(第1コーナー部481)にだけ設ければよい。よって空気Kが通過する第1切欠部441、第2切欠部442、第3切欠部443、第4切欠部444の外胴11側には断熱部材が不要となり、吸い込むための通路を広く確保することができる。また、ドレンパン40の中央を開口することで断熱部材41を形成する材料が少なくてすみ、またファンケーシング30を引き出すことが可能となる。
次に実施例2について説明する。なお、実施例1と共通の部品については共通の符号を用いる。図10〜図14に示す天井埋込型空気調和機の室内機1aは、実施例1に対してファンケーシング34aと仕切板50aおよび組立構造が異なる。
ファンケーシング34aは、羽根車32を収容する収容部342と収容部342から連続して仕切板50aまで形成される筒状の送風部343aを有する。仕切板50aには送風部用孔51aが設けられ、ファンケーシング34aの送風部343aは送風部用孔51aに繋がる。送風部用孔51aと化粧パネル70aの吹出口74の間には連結部材80が設けられる。
≪仕切板≫
仕切板50aは、ドレンパン40aの中央開口部43を塞ぐとともに、送風部用孔51aで送風部343aと連結部材80を連結するものである。また仕切板50aはドレンパン40aの周囲の形状に合わせて形成される。そしてドレンパン40aの取付部421aに合わせて形成された取付片53が設けられている。
仕切板50aの送風部用孔51aの周囲は固定部56となり、固定部56から送風部343aと連結部材80の肉厚分外周側の位置に立設されたフランジ部54を備える。フランジ部54は送風部用孔51aの上下それぞれに送風部343aと連結部材80の外形に合わせて設けられる。フランジ部54の内側に上下それぞれから送風部343aと連結部材80を挿入する。送風部343aと連結部材80は固定部56に当接し周囲をフランジ部54で支えられる。送風部343aと連結部材80とフランジ部54の隙間にはシール材55を設ける。これにより送風部343aと連結部材80は隙間なく仕切板50aに固定される。
≪連結部材≫
連結部材80は一つの送風ファン31aと化粧パネル70aの吹出口74を連結する。また図11に示す二つの送風ファン31aを一つの大型の吹出口74aに連結する二台用連結部材81を設けてもよい。さらに図14に示すように化粧パネル70bに大型の吹出口74bを一つ設け、四つの送風ファン31aを吹出口74bに連結する四台用連結部材82を設けてもよい。
例えば、図10と図11に示すようにパネル部71aは二台用連結部材81を用いることで中央に二つ分の吹出口74を繋いで一つの開口とした大型の吹出口74aを備える。また左右端の吹出口74には連結部材80を用いることで合計3個の吹出口74、74aを有する化粧パネル70aとなる。また図示はしないが二台用連結部材81を用いることで右側二つと左側二つの吹出口74を一つの開口とした大型の吹出口74aを2個備えた化粧パネルとしてもよい。
図12に示す二台用連結部材81の断面図は連結部材80と共通である。連結部材80および二台用連結部材81は、ファンケーシング34aの送風部343aの先端部34a1に接続される筒状の連結送風部801と、連結送風部801の下端80aに吹出口74、74aに当接する固定片802を備える。連結送風部801は仕切板50aの送風部用孔51aから熱交換器前部218の下方に位置するまで前方に向かって延出される。
また図10(b)と図13に示す二台用連結部材81は、連結送風部801を二つ備える。各々の連結送風部801は吹出口74aの近傍部812で接続部811により接続される。接続部811は導風路L側に若干突出しているが、導風路Lを流れる空気K2は仕切板50aと連結送風部801の間で接続部811の上の空間を通り前部吸込室S4に導かれるため、空気K2の障害にはならないものである。
吹出口74aの外形は、二台用連結部材81の各々の連結送風部801と接続部811を合わせた形状に形成される。これにより吹出口74の二倍以上の左右幅を備えることで、視覚的にワイドな吹出口74aとなり、ユーザーUに十分な吹出風量があることを認識させる。また、個々の連結部材80を取り付ける工数が一つの二台用連結部材81を取り付ける作業で済むので、取付の工数が半減される。
二台用連結部材81には下端80aに吹出風向板38aが設けられる。吹出風向板38aは、二台用連結部材81の内寸で左右幅分の長さを備える。吹出風向板38aは向きを変えても接続部811と接触しないように接続部811の下部では高さが短くなっている。
≪組立1≫
図10(a)を参照して室内機1aの組立について説明する。室内機1aの本体ユニット10aには、外胴11に熱交換器21とドレンパン40aが組み込まれている。そして、ファンユニット30aのモータ取付台(図示なし)とファン取付台37aを仕切板50aに取り付ける。この時ファンケーシング34aの送風部343aは、仕切板50aのフランジ部54に挿入され固定部56に当接させてシール材55により隙間なく取り付けられる。次に連結部材80と二台用連結部材81を、仕切板50aのフランジ部54に挿入し固定部56に当接させてシール材55により隙間なく取り付ける。
ファンユニット30aを取り付けた仕切板50aをドレンパン40aの上に置き、ドレンパン40aの取付部421aと仕切板50aの取付片53を同時に外胴11の取付金具12の固定部122に固定する。
次にこのように組み立てられた本体ユニット10aは天井裏T2に埋め込まれた複数の吊りボルトにて吊り下げることで天井裏T2に設置される。そして化粧パネル70aを空調室R側から取り付ける。この時化粧パネル70aの吹出口74、74aを連結部材80と二台用連結部材81の下端80aの口に位置を合わせる。そして化粧パネル70aのネジ止め部721を外胴11の取付金具12の固定部122に固定し、冷媒配管と電源線および信号線を室外機に連結することで室内機1aが空調室Rに取付けられる。
≪組立2≫
また、連結部材80と二台用連結部材81は、先に化粧パネル70aの吹出口74、74aに取り付けておき、化粧パネル70aを外胴11の取付金具12の固定部122に固定するとともに、連結部材80と二台用連結部材81を仕切板50aのフランジ部54に挿入し固定部56に当接させてシール材55により隙間なく取り付けてもよい。この場合は連結部材80および二台用連結部材81が仕切板50aを介してファンケーシング34の送風部343と連結する。連結部材80および二台用連結部材81と吹出口74、74aとの合わせ部には段差や隙間が無くなることで露付きや通風の妨害が無くなる。
本実施例では実施例1のファンケーシング34の送風部343を送風部343aと連結部材80に分割したことで、仕切板50aにファンユニット30aを組み付けることが可能となり位置決めが容易となり組立性が向上される。また、連結部材80を化粧パネル70aに取り付けておき、化粧パネル70aを本体ユニット10aに固定することで、連結部材80と吹出口74との合わせ部にズレや隙間が無くなり、露付きや通風の妨害が無くなる。また、隣り合う連結部材80を連結することで、幅の広い吹出口74aとなる。実施例1の幅の狭い吹出口では、空気調和機が空調制御に十分な風量を吹き出していても、ユーザーは不十分な吹出風量であると認識してしまう虞があるが、本実施例の幅の広い吹出口74aは視覚的にワイドな吹出口を提供しユーザーUに十分な吹出風量のある天井埋込型空気調和機であることを認識させることが可能となる。また、個々の連結部材80を取り付ける工数が半減される。
1/1a:室内機、10/10a:本体ユニット、11:外胴、111:天板、112/113:側板、12:取付金具、13:断熱材、15:ドレンポンプ
21:熱交換器、215:熱交換器後部、216:熱交換器左部、217:熱交換器右部、218:熱交換器前部
30/30a:ファンユニット、31/31a:送風ファン、32:羽根車、33:送風路、34/34a:ファンケーシング、343/343a:送風部、35:回転軸、36:ファンモータ、38/38a:吹出風向板
40/40a:ドレンパン、41:断熱部材、42:ドレンシート、43:中央開口部、441:第1切欠部、442:第2切欠部、443:第3切欠部、444:第4切欠部、45:樋部、46:仕切部
50/50a:仕切板、51/51a:送風部用孔、53:取付片、54:フランジ部、56:固定部
70/70a:化粧パネル、71/71a:パネル部、72:側壁部、731:第1吸込口、732:第2吸込口、733:第3吸込口、734:吸込風向板、74/74a:吹出口
80:連結部材、801:連結送風部、81:2台用連結部材、811:接続部
R:空調室、T1:天井、T2:天井裏、F:送風機室、S:空気吸込室、L導風路、U:ユーザー、K/K1/K2:空気、H:吹出空気

Claims (2)

  1. 箱型の外胴を有する本体ユニットと、吹出口と吸込口を備え前記本体ユニットの底面に取り付けられる化粧パネルを備えた天井埋込型空気調和機において、
    前記本体ユニットは、内部にファンモータと同ファンモータの回転軸に軸支された羽根車と同羽根車を囲むファンケーシングを備えたシロッコファンを有するファンユニットと、前記ファンユニットの前後左右の四方を囲む熱交換器が設けられ、
    前記熱交換器の下端には前記熱交換器に合わせて中央に開口部を有する枠状のドレンパンが設けられていることを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 前記ドレンパンは、前記外胴の角部と連結する3か所のコーナー部と、前記外胴に向かって延出した板状の仕切部を設け、前記仕切部の端部を前記外胴に固定することを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。

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