JP6658779B2 - 熱交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換装置に関する。
下記特許文献1には、ユニット本体と、室外ユニットとを備えた空気調和装置が記載されている。このユニット本体は、エアハンドリングユニットと称され、比較的大きな空間のための空調に利用される。ユニット本体は、送風機と熱交換器とを備えている。また、ユニット本体は、複数の熱交換器を備え、ユニット本体の風路を横断する方向に直列に複数の熱交換器が配列されている。例えば、複数の熱交換器は上下方向に積み重ねて配列される。
特開2011−144996号公報
ユニット本体の熱交換器では、冷房を行う際に、外部から取り込んだ空気が熱を奪われることでドレン水が発生する。特許文献1に記載された空気調和装置のように、複数の熱交換器を上下方向に積み重ねた場合、上段側の熱交換器で発生したドレン水をどのように排水するかが問題となる。特許文献1記載の空気調和装置では、かかるドレン水の処理については考慮されていない。
本開示は、複数の熱交換器モジュールを積み重ねた熱交換装置において、ドレン水の排水構造を簡素化することを目的とする。
(1)本開示に係る熱交換装置は、
熱交換器と、前記熱交換器を支持する支持板とを有する熱交換器モジュールを複数備え、
複数の前記熱交換器モジュールが上下方向に積み重ねて配置され、
前記各熱交換器モジュールにおいて、前記支持板は、前記熱交換器の下側に配置される第1の支持板と、前記熱交換器の上側に配置される第2の支持板とからなり、
前記第1の支持板には、当該熱交換器で発生したドレン水を下方に排出する第1の排水孔が形成され
前記第2の支持板には、前記第1の排水孔に対応する位置に、第2の排水孔が形成されている
以上の構成を有する熱交換装置は、各熱交換器モジュールの熱交換器において発生したドレン水は、支持板の第1の排水孔を通って下方に排水される。したがって、上段側の熱交換器で発生したドレン水は、最下段の熱交換器モジュールに到り、最下段の熱交換器モジュールで発生したドレン水とともに外部に排出させることができる。したがって、各段の熱交換器モジュール毎にドレンパン等のドレン水を外部に排出させるための構造を設ける必要が無く、熱交換装置の構造を簡素化することができる。
(2)前記各熱交換器モジュールにおいて、前記熱交換器の上側に配置された第2の支持板には、前記第1の排水孔に対応する位置に第2の排水孔が形成されているので、上段側の熱交換器モジュールの下側に設けられた第1の支持板と、下段側の熱交換器モジュールの上側に設けられた第2の支持板とが重ね合わされると、それぞれの支持板の第1の排水孔と第2の排水孔とが連通した状態になり、上段側の熱交換器モジュールで発生したドレン水を下段側の熱交換器モジュールへ向けて排水することができる。
(3)好ましくは、前記第2の排水孔の面積が、前記第1の排水孔の面積よりも大きく、上下に重ね合わされる上段側の前記熱交換器モジュールの前記第1の支持板と下段側の前記熱交換器モジュールの前記第2の支持板とにおいて、前記第1の排水孔が前記第2の排水孔の範囲内に配置される。
この構成によれば、第1の排水孔から排出されたドレン水は、第1の支持板と第2の支持板との間に入り込むことなく第2の排水孔を通過して下方に排出されるようになる。
(4)好ましくは、前記第1の排水孔と前記第2の排水孔とが同一種類の形状である。
このような構成によって、第2の排水孔の範囲内において可及的に第1の排水孔を大きく形成し、排水性能を高めることができる。なお、同一種類の形状とは、第1の排水孔と第2の排水孔とが、共に円形同士、長円形同士、楕円形同士、長方形同士、正方形同士などの場合がある。
(5)好ましくは、前記第1の排水孔の周縁に下方に突出する突条部が形成される。
このような構成によって、第1の排水孔から排出されたドレン水が第1の支持板と第2の支持板との間に入り込むことをより抑制することができる。
(6)好ましくは、前記突条部が、前記第1の排水孔の加工時に形成されるバリである。
このような構成によって、第1の排水孔の加工に伴って突条部を形成することができる。
(7)好ましくは、前記熱交換器に対する空気の流れ方向における前記支持板の両端縁に、上下方向に関して熱交換器側へ屈曲する補強片が設けられている。
このような構成によって、熱交換器モジュールの強度を高めることができ、熱交換器モジュールを移動させる際の自重等による変形を抑制することができる。
第1の実施形態に係る熱交換装置を備えた空気調和装置の概略的な構成図である。 熱交換装置の斜視図である。 熱交換器モジュールの分解斜視図である。 熱交換器の説明図である。 (a)は、熱交換器モジュールの平面図、(b)は、熱交換器モジュールの底面図である。 (a)は、上下に重なる支持板の一部を示す断面図、(b)は、同支持板を下から見た図である。 (a)は、図2のA−A部分の断面図、(b)は、図2のB−B部分の断面図である。 第2の実施形態に係る熱交換装置の斜視図である。 (a)は、図8のD−D部分の断面図、(b)は、図8のC−C部分の断面図である。 第3の実施形態に係る熱交換装置の斜視図である。 第4の実施形態における、上下に重なる支持板の一部を示す断面図である。
[第1の実施形態]
(空気調和装置の全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る熱交換装置を備えた空気調和装置の概略的な構成図である。
本実施形態に係る空気調和装置10は、エアハンドリングユニットと称されるものであり、ビル、ショッピングセンター、劇場など比較的大型の設備に設置され、温度や湿度等が調整された空気を室内に供給する。空気調和装置10は、ケーシング11と、フィルタ装置12と、熱交換装置13と、加湿装置14と、送風装置15と、制御装置16とを備えている。
ケーシング11は、フィルタ装置12が配置される第1室11aと、熱交換装置13及び加湿装置14が配置される第2室11bと、送風装置15が配置される第3室11cとに区画されている。第1室11aには外気を取り入れるための取入口11a1が設けられ、第3室11cには室内へ空気を送るためのダクトが接続される排出口11c1が設けられている。第1室11aと第2室11b、及び、第2室11bと第3室11cとは、互いに空気の流通が可能なように流通口を介して連通されている。
フィルタ装置12は、第1室11aに取り入れられた空気中の塵埃を除去して空気を浄化する。
熱交換装置13は、フィルタ装置12によって浄化された空気を通過させ、冷媒と熱交換することによって空気の温度を調整する。熱交換装置13には冷媒配管17が接続され、この冷媒配管17によって室外に設置された熱源設備18から冷媒が供給される。冷媒配管17には、膨張弁等の膨張機構19が設けられている。なお、本実施形態の空気調和装置10は、直膨式のエアハンドリングユニットとされ、冷媒としてR410A、R32等が用いられる、ただし、冷媒として冷水や温水等が用いられてもよい。熱交換装置13の下方にはドレンパン22が配置され、熱交換装置13で発生したドレン水はドレンパン22で集められ、外部に排出される。
加湿装置14は、熱交換装置13によって温度調整された空気の湿度を調整する。加湿装置14には、給水配管20が接続され、この給水配管20によって外部の水供給源から水が供給される。給水配管20にはソレノイドバルブ等の開閉弁21が設けられている。
送風装置15は、ケーシング11の取入口11a1から空気を取り込み、フィルタ装置12、熱交換装置13、及び加湿装置14に空気を通過させて、排出口11c1から排出するという空気の流れを生成するものである。送風装置15としては、プラグファンやシロッコファン等が採用される。送風装置15は、モータ15aによって駆動される。
制御装置16は、CPU及びメモリを有しており、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、各種の機能を発揮する。例えば、制御装置16は、冷媒配管17に設けられた膨張機構19、給水配管20に設けられた開閉弁21、送風装置15のモータ15a等の動作を制御する。
(熱交換装置13の具体的構成)
図2は、熱交換装置13の斜視図である。
本実施形態の熱交換装置13は、複数の熱交換器モジュール30を備えている。複数の熱交換器モジュール30は、上下方向に積み重ねられている。本実施形態では、同一構造の複数の熱交換器モジュール30を上下方向に積み重ねることによって所望の大きさの熱交換装置13が構成されている。そのため、空気調和装置10を設置する設備毎に熱交換装置13を設計・製造しなくても、当該設備に応じた大きさの熱交換装置13を複数の熱交換器モジュール30を積み重ねることによって構成することができ、空気調和装置10の製造コストの低減を図ることができる。
図3は、熱交換器モジュールの分解斜視図、図4は、熱交換器の説明図である。
熱交換器モジュール30は、熱交換器31と、管板38と、支持板41,42とを有している。熱交換器31は、上下方向及び左右方向(幅方向)の寸法よりも前後方向の厚さが小さい略直方体形状に形成されている。この熱交換器31に対して厚さ方向に空気が流れ、この空気と熱交換器31を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。本明細書においては、熱交換器31の厚さ方向(前後方向)、すなわち空気の流れる方向を、空気流方向ともいう。また、この空気流方向に直交する水平な方向(左右方向)を幅方向ともいう。
図4に示すように、熱交換器31は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器であり、複数のフィン32と、複数の伝熱管33とを有している。
複数のフィン32は、側面視で長方形状に形成され、幅方向に所定の間隔をあけて互いに平行に並べて配置されている。
伝熱管33は、直線状に形成された直管部33aと、U字状に形成された曲管部33bとを有している。直管部33aは、多数のフィン32が並ぶ方向に当該フィン32を貫通している。曲管部33bは、熱交換器31の幅方向端部に配置され、隣接する2本の直管部33aを互いに接続している。
図4に示す例では、各伝熱管33の一端部がキャピラリチューブ36を介して分流器34に接続され、他端部がヘッダ35に接続されている。分流器34は、熱源設備18から供給された冷媒を複数のキャピラリチューブ36に分流する。分流器34及びキャピラリチューブ36から各伝熱管33へ流れる冷媒は、空気との間で熱交換を行った後ヘッダ35において合流され、熱源設備18(図1参照)に戻される。
なお、ヘッダ35及び分流器34は、上下方向に積み重ねられる複数の熱交換器モジュール30のそれぞれに個別に設けられていてもよいし、複数の熱交換器モジュール30にわたって設けられていてもよい。1又は複数の熱交換器モジュール30とヘッダ35及び分流器34とは、一体化された状態で一つの製品として構成され、出荷可能な状態とすることができる。また、前述した膨張機構19も、一つの製品として1又は複数の熱交換器モジュール30等と一体化されていてもよい。
管板38は、熱交換器31の幅方向両側に配置されている。管板38は、各伝熱管33における直管部33aの両端部に接続され、伝熱管33を支持している。管板38は、図3に示すように、熱交換器31のフィン32と平行に配置される板本体部38aと、板本体部38aの前端縁及び後端縁に設けられた屈曲片38bとを有している。
板本体部38aは、側面視長方形状に形成されている。板本体部38aは、熱交換器31よりも前後方向(空気流方向)の寸法が大きく、熱交換器31よりも前後方向に突出している。各伝熱管33の曲管部33bは、板本体部38aよりも幅方向外側に突出している。板本体部38aは、熱交換器31よりも上下方向の寸法が若干大きく形成されている。
屈曲片38bは、板本体部38aの前端縁及び後端縁から幅方向外側に屈曲している。この屈曲片38bは、管板38の強度を向上させる補強片としての機能と、後述する支持板41,42を連結する連結部としての機能とを有している。
図2及び図3に示すように、支持板41,42は、熱交換器31の上端と下端とにそれぞれ設けられている。
下側の支持板(以下、「第1の支持板」ともいう)41は、板本体部41aと、補強片41bとを有している。板本体部41aは、平面視で長方形状に形成されている。板本体部41aは、略水平に配置され、熱交換器31の下側に配置されている。板本体部41aは、熱交換器31よりも幅方向及び前後方向の寸法が大きく形成されている。板本体部41aの前後方向の寸法は、管板38の前後方向の寸法と略同一とされている。
補強片41bは、板本体部41aの前端縁及び後端縁から上方へ向けて屈曲している。言い換えると、補強片41bは、板本体部41aの空気流方向の両端縁から、上下方向に関して熱交換器31側へ屈曲している。板本体部41aに対する補強片41bの屈曲角度は約90°であり、略垂直な姿勢で配置されている。ただし、補強片41bは、垂直な姿勢からやや前後方向に傾いて配置されていてもよい。
補強片41bは、管板38の屈曲片38bと重ね合わされ、ボルト等の固定具43によって屈曲片38bに連結されている。したがって、第1の支持板41は、熱交換器モジュール30の管板38に固定される。また、第1の支持板41は、管板38よりもさらに幅方向外側に突出している。この幅方向外側に突出する部分には、後述する固定具39(図2参照)を挿入するための挿入孔41a1が形成されている。
図3に示すように、第1の支持板41には、複数の第1の排水孔51が形成されている。第1の排水孔51は、前後方向に長い長円形状であり、板本体部41aを上下に貫通している。また、第1の排水孔51は、幅方向に等間隔で複数個形成されている。第1の排水孔51は、熱交換器31の真下に位置し、熱交換器31で発生したドレン水を下方に排出する機能を有している。
上側の支持板(以下、「第2の支持板」ともいう)42は、板本体部42aと、補強片42bとを有している。板本体部42aは、平面視で長方形状に形成されている。板本体部42aは、略水平に配置され、熱交換器31の上側に配置されている。板本体部42aは、熱交換器31よりも幅方向及び前後方向の寸法が大きく形成されている。板本体部42aの前後方向の寸法は、管板38の前後方向の寸法と略同一とされている。また、板本体部42aは、第1の支持板41の板本体部41aと同一寸法に形成されている。
補強片42bは、板本体部42aの前端縁及び後端縁から下方へ向けて屈曲している。言い換えると、補強片42bは、板本体部42aの空気流方向の両端縁から、上下方向に関して熱交換器31側へ屈曲している。板本体部42aに対する補強片42bの屈曲角度は約90°であり、略垂直な姿勢で配置されている。ただし、補強片42bは、垂直な姿勢からやや前後方向に傾いて配置されていてもよい。
補強片42bは、管板38の屈曲片38bと重ね合わされ、ボルト等の固定具43によって屈曲片38bに連結されている。したがって、第2の支持板42は、第1の支持板41と同様に、熱交換器モジュール30の管板38に固定される。また、第2の支持板42は、管板38よりも幅方向外側に突出している。この幅方向外側に突出する部分には、後述する固定具39(図2参照)を締結するための雌ねじ孔42a1が形成されている。
図2に示すように、上段側の熱交換器モジュール30の第1の支持板41と、下段側の熱交換器モジュール30の第2の支持板42とは、上下に重ね合わされている。そして、第1の支持板41と第2の支持板42とは、管板38よりも幅方向外側に突出している部分において、ボルト等の固定具39により連結されている。
第2の支持板42には、複数の第2の排水孔52が形成されている。第2の排水孔52は、第1の排水孔51と同様に、前後方向に長い長円形状であり、板本体部42aを上下に貫通している。また、第2の排水孔52は、幅方向に等間隔で複数個形成されている。第2の排水孔52は、熱交換器31の真上に位置している。第2の排水孔52は、前述の第1の排水孔51と同様の長円形状、つまり同一種類の形状である。また、第2の排水孔52の面積は、第1の排水孔51の面積よりも大きい。
図5(a)は、熱交換器モジュールの平面図、(b)は、熱交換器モジュールの底面図である。
第1の支持板41に形成された第1の排水孔51と、第2の支持板42に形成された第2の排水孔52とは、互いに対応する位置に形成されている。具体的には、複数の第1の排水孔51の間隔Pと、複数の第2の排水孔52の間隔Pとは同一である。また、第1の支持板41の前後方向の端縁から第1の排水孔51の中心位置までの距離L1と、第2の支持板42の前後方向の端縁から第2の排水孔52の中心位置までの距離L1とは同一である。さらに、第1の支持板41の幅方向端部から最も近い第1の排水孔51の中心までの距離L2と、第2の支持板42の幅方向端部から最も近い第2の排水孔52の中心までの距離L2とは同一である。
図2において、上段側の熱交換器モジュール30の下端に設けられた第1の支持板41と、下段側の熱交換器モジュール30の上端に設けられた第2の支持板42とは、前後方向及び左右方向の位置を一致させた状態で上下に重ね合わされる。第1の支持板41の第1の排水孔51と、第2の支持板42の第2の排水孔52とは、互いに対応する位置に形成されているので、互いに連通した状態となる。
そのため、上段側の熱交換器モジュール30の熱交換器31で発生したドレン水は、第1の排水孔51及び第2の排水孔52を通って下段側の熱交換器モジュール30に到る。そして、このドレン水は、下段側の熱交換器モジュール30の熱交換器31で発生したドレン水とともに下段側の熱交換器モジュール30の第1の排水孔51から下方に排出され、ドレンパン22(図1参照)で集められて外部に排出される。
図6(a)は、上下に重なる支持板の一部を示す断面図、(b)は、同支持板を下から見た図である。
第1の排水孔51は、第2の排水孔52よりも面積が小さいため、第2の排水孔52の範囲内に配置される。そのため、第1の排水孔51から下方に排出されたドレン水は、第1の支持板41と第2の支持板42との間に入り込むことなく、第2の支持板42を通過して下方に排出される。
図7(a)は、図2のA−A部分の断面図、図7(b)は、図2のB−B部分の断面図である。
図7(a)に示すように、第2の支持板42における補強片42bは、熱交換器31のフィン32と間隔L3をあけて配置されている。また、図7(b)に示すように、第1の支持板41における補強片41bは、熱交換器31のフィン32と間隔L3をあけて配置されている。
間隔L3は、例えば、補強片41b,42bと熱交換器31(フィン32)との重複高さT1の2倍以上に設定される。より好ましくは、間隔L3は、重複高さT1の2倍以上4倍以下に設定される。さらに好ましくは、間隔L3は、重複高さT1の2.5倍以上、3.5倍以下に設定される。なお、第2の支持板42の補強片42bは、最も高い伝熱管33の全体に重複する高さを有している。第1の支持板41の補強片41bは、最も低い伝熱管33の全体に重複する高さを有している。
図3に示すように、第1の支持板41における第1の排水孔51の前側及び後側には、台座44が設けられている。この台座44は、ゴムや合成樹脂材等の弾性変形可能な素材によって帯板状に形成され、熱交換器31の幅に渡る長さを有している。図7(b)に示すように、熱交換器31の前端部及び後端部は、台座44上に載置され、台座44は、熱交換器31及び第1の支持板41に上下方向の隙間無く接している。
また、図7(a)に示すように、第2の支持板42における第2の排水孔52の前側及び後側には、第1の支持板41の台座44と同様の構成を有する押さえ具45が設けられている。この押さえ具45は、熱交換器31の前端部及び後端部上に載置され、熱交換器31及び第2の支持板42に上下方向の隙間無く接している。これらの台座44及び押さえ具45は、熱交換器31を通過する空気が、熱交換器31と第1又は第2の支持板41,42との上下方向の隙間から外側へ漏れるのを抑制している。
また、台座44は、熱交換器31と第1の支持板41との間に上下方向の隙間を形成し、熱交換器31で発生したドレン水を支持板41上から第1の排水孔51へ流れやすくする機能をも有している。
(実施形態の作用効果)
以上に説明した熱交換装置13は、冷媒が流れる伝熱管33を有する熱交換器31と、熱交換器31を支持する第1の支持板41とを備え、熱交換器31が、その上端と下端との間を流れる空気と伝熱管33を流れる冷媒との間で熱交換を行うものであり、第1の支持板41が、熱交換器31の下側に配置され、熱交換器31における空気流方向の両端縁に、上下方向に関して熱交換器31側(すなわち、上方)へ屈曲する補強片41bを備えている。このような構成により、第1の支持板41によって熱交換器31を下側から支持することで、熱交換装置13の強度を向上させることができる。特に、第1の支持板41は、空気流方向の両端縁に補強片41bを備えているので、上下方向の曲げに対して強い構造となる。そのため、熱交換装置13の幅方向両端部を吊り上げて移動させるとき等に、幅方向中央部の自重による撓みを第1の支持板41によって抑制することができる。また、補強片41bが上方へ屈曲しているので、第1の支持板41によって熱交換装置13の上下方向の高さが増大するのを抑制することができる。
また、熱交換装置13は、第2の支持板42が熱交換器31の上側に配置され、この第2の支持板42が、熱交換器31における空気流方向の両端縁に、上下方向に関して前記熱交換器31側(すなわち、下方)へ屈曲する補強片42bを備えている。このような構成により、上下の支持板41,42によって熱交換装置13の強度をより向上させることができる。また、第2の支持板42の補強片42bが下方へ屈曲しているので、第2の支持板42によって熱交換装置13の上下方向の高さが増大するのを抑制することができる。
補強片41b,42bは、熱交換器31における空気流方向の両端面と間隔L3をあけて配置されているので、補強片41b,42bが熱交換器31における空気の流れの妨げとなるのを抑制することができる。また、この間隔L3が、補強片41b,42bと熱交換器31とが重複する高さT1の2倍以上に設定されているので、補強片41b,42bが熱交換器31における空気の流れの妨げになるのをより抑制することができる。
熱交換装置13は、熱交換器31の幅方向の両端に、伝熱管33を支持する管板38を備えており、第1及び第2の支持板41,42は、管板38よりも幅方向外側に突出している。このような構成によって、熱交換装置13を移動等させるとき、第1及び第2の支持板41,42における管板38よりも突出した部分を利用することができる。例えば、第1及び第2の支持板41,42の突出した部分を吊り上げて容易に移動させることができる。また、第1及び第2の支持板41,42の突出した部分を利用して上下の熱交換器モジュール30を連結することができる。
補強片41b,42bは、管板38に連結される連結部41b1,42b1を有しているので、管板38との連結を容易に行うことができる。
また、本実施形態の熱交換装置13は、熱交換器31と、熱交換器31を支持する第1の支持板41とを有する熱交換器モジュール30を複数備え、複数の熱交換器モジュール30が上下方向に積み重ねて配置され、各熱交換器モジュール30において、第1の支持板41は、熱交換器31の下側に配置されるとともに、当該熱交換器31で発生したドレン水を下方に排出する第1の排水孔51が形成されている。このような構成によって、各熱交換器モジュール30の熱交換器31において発生したドレン水は、第1の支持板41の第1の排水孔51を通って下方に排水される。したがって、上段側の熱交換器31で発生したドレン水は、最下段の熱交換器モジュール30に到り、最下段の熱交換器モジュール30で発生したドレン水とともに外部に排出させることができる。したがって、各段の熱交換器モジュール30毎にドレンパン等のドレン水を外部に排出させるための構造を設ける必要が無く、熱交換装置13の構造を簡素化することができる。
各熱交換器モジュール30において、第2の支持板42が熱交換器31の上側に配置され、第2の支持板42には、第1の排水孔51に対応する位置に第2の排水孔52が形成されている。このような構成によって、上段側の熱交換器モジュール30の第1の支持板41と、下段側の熱交換器モジュール30の第2の支持板42とが重ね合わされると、それぞれの支持板41,42の第1の排水孔51と第2の排水孔52とが連通した状態になり、上段側の熱交換器モジュール30で発生したドレン水を下段側の熱交換器モジュール30へ向けて排水することができる。
第2の排水孔52の面積は、第1の排水孔51の面積よりも大きく、上下に重ね合わされる第1及び第2の支持板41,42において、上側の第1の支持板41における第1の排水孔51は、下側の第2の支持板42における第2の排水孔52の範囲内に配置されている。そのため、第1の排水孔51から排出されたドレン水は、第1の支持板41と第2の支持板42との間に入り込むことなく第2の排水孔52を通過して下方に排出されるようになる。第1の支持板41と第2の支持板42との間にドレン水が入り込むと、当該ドレン水が排出され難くなり第1の支持板41及び第2の支持板42の錆の原因等になる可能性があるが、本実施形態では、第1の排水孔51を第2の排水孔52よりも面積を小さくし、第2の排水孔52の範囲内に第1の排水孔51を配置することによって、このような不都合を解消することができる。
第1の排水孔51と第2の排水孔52とは、同一種類の形状であるので、第2の排水孔52の範囲内において可及的に第1の排水孔51を大きく形成し、排水性能を高めることができる。
[第2の実施形態]
図8は、第2の実施形態に係る熱交換装置の斜視図である。
第2の実施形態における熱交換装置13は、第1の支持板41及び第2の支持板42における補強片41b、42bの形状が第1の実施形態とは異なっている。
具体的に、補強片41b、42bは、幅方向の外端部に管板38に連結される連結部41b1,42b1を備え、幅方向両側の連結部41b1,42b1の間に、当該連結部41b1,42b1よりも高さの低い低壁部41b2,42b2を備えている。この低壁部41b2,42b2は、熱交換器31の幅に渡る範囲で形成されている。
図9(a)は、図8のD−D部分の断面図、図9(b)は、図8のC−C部分の断面図である。
補強片41b,42bの低壁部41b2,42b2は、最も板本体部41a,42aに近い(最も低い)伝熱管33の直管部33aの一部に重複する高さを有し、当該直管部33aの他の一部は、低壁部41b2,42b2よりも上方又は下方に突出している。そのため、補強片41bが、熱交換器31に対する空気の流れの妨げになることが抑制される。また、連結部41b1は、低壁部41b2よりも高く形成されているが、熱交換器31よりも幅方向外側に配置されているため、空気の流れに悪影響を与えることは無く、管板38との連結のために好適に用いることができる。
なお、本実施形態において、低壁部41b2,42b2は、第1及び第2の支持板41,42の一方のみに設けられていてもよい。また低壁部41b2,42b2は、第1及び第2の支持板41,42の前端縁及び後端縁の一方のみに設けられていてもよい。
[第3の実施形態]
図10は、第3の実施形態に係る熱交換装置の斜視図である。
第3の実施形態における熱交換装置13は、第1の支持板41及び第2の支持板42の形状が第1の実施形態とは異なっている。
具体的に、第1の支持板41の幅方向両端縁には、上下方向に関して熱交換器31側、すなわち上方へ屈曲する補強片41cが形成されている。また、第2の支持板42の幅方向両端縁には、上下方向に関して熱交換器31側、すなわち下方へ屈曲する補強片42cが形成されている。
本実施形態では、補強片41c,42cによって、第1及び第2の支持板41,42の強度をさらに高めることが可能となっている。また、第1の支持板41の補強片41cによって、熱交換器31で発生したドレン水が第1の支持板41から幅方向外側へ漏れるのを抑制することができる。
[第4の実施形態]
図11は、第4の実施形態における、上下に重なる支持板の一部の変形例を示す断面図である。
図11に示すように、第1の支持板41に形成された第1の排水孔51の周縁には、下方に突出する突条部51aが形成されている。この突条部51aは、第2の支持板42に形成された第2の排水孔52内に入り込んでいる。そのため、第1の排水孔51から排出される水は、第1の支持板41と第2の支持板42との隙間により入り込み難くなり、より確実に第2の排水孔52を通過して下方に排出されるようになっている。
また、突条部51aは、第1の排水孔51を孔あけ加工する際のバリにより構成されている。そのため、突条部51aを形成するために特別な加工が必要とならず、製造コスト増を抑制することができる。
なお、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の排水孔及び第2の排水孔の形状は、長円形状に限定されず、円形状、長方形状、正方形状等であってもよい。ただし、第1の排水孔と第2の排水孔とは同一種類の形状であることが好ましい。例えば、第1の排水孔と第2の排水孔とは相似形とすることができる。このように第1の排水孔と第2の排水孔とを同一種類の形状することで、第2の排水孔の範囲内において、第1の排水孔を可及的に大きく形成することができ、第1の排水孔からの排水性を高めることができる。
熱交換器モジュールの数は、2台に限らず、3台以上であってもよい。
本開示の熱交換装置は、いわゆるエアハンドリングユニットに限らず、あらゆる空気調和装置に適用することができる。
13 :熱交換装置
30 :熱交換器モジュール
31 :熱交換器
41 :第1の支持板
41b :補強片
42 :第2の支持板
42b :補強片
51 :第1の排水孔
51a :突条部
52 :第2の排水孔

Claims (6)

  1. 熱交換器(31)と、前記熱交換器(31)を支持する支持板(41,42)とを有する熱交換器モジュール(30)を複数備え、
    複数の前記熱交換器モジュール(30)が上下方向に積み重ねて配置され、
    前記各熱交換器モジュール(30)において、前記支持板(41,42)は、前記熱交換器(31)の下側に配置される第1の支持板(41)と、前記熱交換器(31)の上側に配置される第2の支持板(42)とからなり、
    前記第1の支持板(41)には、当該熱交換器(31)で発生したドレン水を下方に排出する第1の排水孔(51)が形成され
    前記第2の支持板(42)には、前記第1の排水孔(51)に対応する位置に、第2の排水孔(52)が形成されている、熱交換装置。
  2. 前記第2の排水孔(52)の面積が、前記第1の排水孔(51)の面積よりも大きく、上下に重ね合わされる上段側の前記熱交換器モジュール(30)の前記第1の支持板(41)と下段側の前記熱交換器モジュール(30)の前記第2の支持板(42)とにおいて、前記第1の排水孔(51)が前記第2の排水孔(52)の範囲内に配置される、請求項に記載の熱交換装置。
  3. 前記第1の排水孔(51)と前記第2の排水孔(52)とが同一種類の形状である、請求項1又は2に記載の熱交換装置。
  4. 前記第1の排水孔(51)の周縁に下方に突出する突条部(51a)が形成される、請求項又はに記載の熱交換装置。
  5. 前記突条部(51a)が、前記第1の排水孔(51)の加工時に形成されるバリである、請求項に記載の熱交換装置。
  6. 前記熱交換器(31)に対する空気の流れ方向における前記支持板(41,42)の両端縁に、上下方向に関して熱交換器(31)側へ屈曲する補強片(41b,42b)が設けられている、請求項1〜のいずれか1項に記載の熱交換装置。
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