JP2010266099A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストを実現することができる熱交換器の提供。
【解決手段】第2熱交換部60は、複数の第2フィン61と、複数の伝熱管70と、Uベンド管71,72とを備えている。伝熱管70は、第2フィン61を貫通して空気流と交差する方向に延びている。Uベンド管71,72は、隣接して配置される2つの伝熱管70の端部同士を連結するための部材である。また、第2フィン61は、伝熱管70の貫通方向視において、湾曲した湾曲部61aを有している。さらに、Uベンド管71,72によって連結される伝熱管70同士は、湾曲部61aにおいて、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来より、空気調和機において、空気流を生成するファンと、ファンの周面を取り囲むように湾曲して形成された熱交換器とを備えるものがある。また、このような熱交換器には、複数のフィンと、フィンを貫通して配置される複数の伝熱管とを有しているものがある。
例えば、特許文献1(特開平9−42699号公報)に開示されている空気調和機は、気流を生成する横流ファン(ファンに相当)と、横流ファンよりも気流方向上流側に配置されており湾曲した形状を呈する前側熱交換器(熱交換器に相当)4Aとを備えている。また、前側熱交換器4Aは、互いに所定の間隔をあけて配置される複数の放熱フィン(フィンに相当)8と、複数の放熱フィン8を貫通する熱交換パイプ(伝熱管に相当)9とから構成されている。
さらに、熱交換パイプ9は、気流方向上流側に位置する風上側列と、風上側列よりも気流方向下流側に位置する風下側列とを構成するように配置されている。具体的には、熱交換パイプ9同士は、風上側列において、図16に示すように、同一の間隔Aで配置されている。また、風下側列において、下端部の熱交換パイプ9同士は風上側列における熱交換パイプ9同士の間隔と同様の間隔Aで配置されており、下端部以外の熱交換パイプ9同士は風上側列における熱交換パイプ9同士の間隔Aよりも狭い間隔Bで配置されている。さらに、各列の熱交換パイプ9同士は、互いに千鳥状になるように、上記の間隔(間隔Aおよび間隔B)と異なる間隔Cで配置されている。
ところで、熱交換器において冷媒の流路を形成するために、隣接する伝熱管の端部の開口同士がUベンド等の配管部品によって接続されることがある。また、伝熱管の端部の開口同士を接続するための配管部品は、伝熱管同士の距離が異なることで、前記距離に応じた種類が必要となることがある。
例えば、特許文献1の前面側熱交換器4Aでは、熱交換パイプ9同士の距離が3種類(間隔A、間隔Bおよび間隔C)存在する。このため、隣接する熱交換パイプ9の開口同士を接続するためには、3種類の配管部品が必要となる。このように、伝熱管同士の距離が多種類存在することで、これに応じた種類の配管部品を用いる必要があり、コストが増加するおそれがある。
そこで、本発明の課題は、低コストを実現することができる熱交換器を提供することにある。
第1発明に係る熱交換器は、複数のフィンと、複数の主伝熱部とを備えている。主伝熱部は、フィンを貫通して空気流と交差する方向に延びている。また、フィンは、主伝熱部の貫通方向視において、湾曲した湾曲部を有している。隣接して配置される2つの主伝熱部は、端部連結管、あるいは、ヘアピン部によって接続されている。端部連結管は、隣接して配置される2つの主伝熱部の端部同士を連結するための部材である。また、ヘアピン部は、主伝熱部から連続して形成されている。さらに、端部連結管あるいはヘアピン部によって接続される主伝熱部同士は、湾曲部において、第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。
第1発明に係る熱交換器では、湾曲部において、端部連結管あるいはヘアピン部によって接続される主伝熱部同士が、第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。このため、例えば、端部連結管によって接続される主伝熱部同士の距離が3種類存在する場合と比較して、端部連結管の種類を減らすことができる。また、ヘアピン部とヘアピン部によって接続されている2つの主伝熱部とを1つのヘアピン形状の伝熱管とした場合、例えば、ヘアピン部によって接続される主伝熱部の端部同士の距離が3種類存在する場合と比較して、ヘアピン形状の伝熱管の種類を減らすことができる。
これによって、低コストを実現することができる。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明の熱交換器であって、主伝熱部は、複数の上流側主伝熱部と、複数の下流側主伝熱部とを有する。下流側主伝熱部は、上流側主伝熱部よりも空気流下流側に配置されている。また、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部とは、千鳥状に配置されている。このため、この熱交換器では、熱交換を行う空気を、上流側主伝熱部および下流側主伝熱部に効率よく接触させることができる。
第3発明に係る熱交換器は、第2発明の熱交換器であって、上流側主伝熱部は、湾曲部において、第1上流側主伝熱部と、第1上流側主伝熱部に隣接する第2上流側主伝熱部とを含む。下流側主伝熱部は、湾曲部において、第1上流側主伝熱部および第2上流側主伝熱部に隣接する第1下流側主伝熱部を含む。また、第1下流側主伝熱部と第1上流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置されている場合には、第1下流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とは第2所定距離だけ離れて配置されている。このため、この熱交換器では、湾曲部において、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部との距離を第1所定距離または第2所定距離だけ離れて配置することができる。
なお、第1下流側主伝熱部と第1上流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置されている場合には、第1下流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とは第1所定距離だけ離れて配置されていてもよい。また、上流側主熱交換部および下流側主熱交換部において、上流側主熱交換部と下流側主熱交換部とが上述のような配置となる部分が、フィンの有する湾曲部の全体であっても、その一部であってもよい。
第4発明に係る熱交換器は、第3発明の熱交換器であって、上流側主伝熱部は、湾曲部において、第1上流側主伝熱部および第2上流側主伝熱部とは別に、第3上流側主伝熱部を更に含む。下流側主伝熱部は、湾曲部において、第1下流側主伝熱部とは別に、第2下流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とを更に含む。また、上流側主伝熱部は、第1方向に沿って、第1上流側主伝熱部、第2上流側主伝熱部、第3上流側主伝熱部の順に配置されている。第1方向とは、フィンの一端側から他端側に向かう方向である。下流側主伝熱部は、第1方向に沿って、第1下流側主伝熱部、第2下流側主伝熱部、第3下流側主伝熱部の順に配置されている。さらに、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部とは、第1上流側主伝熱部と第1下流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置されている場合には、第1下流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置され、第2上流側主伝熱部と第2下流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置され、第2下流側主伝熱部と第3上流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置され、第3上流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置される。このため、この熱交換器では、湾曲部において、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部との距離を第1所定距離または第2所定距離だけ離れて配置することができる。
なお、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部とは、第1上流側主伝熱部と第1下流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置されている場合には、第1下流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置され、第2上流側主伝熱部と第2下流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置され、第2下流側主伝熱部と第3上流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れるように配置され、第3上流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れるように配置されていてもよい。
第5発明に係る熱交換器は、第4発明の熱交換器であって、第1所定距離は、第2所定距離よりも大きい。また、上流側主伝熱部において、第1上流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とは、第1所定距離だけ離れて配置されている。上流側主伝熱部において、第2上流側主伝熱部と第3上流側主伝熱部とは、第1所定距離だけ離れて配置されている。さらに、下流側主伝熱部において、第1下流側主伝熱部と第2下流側主伝熱部とは、第2所定距離だけ離れて配置されている。下流側主伝熱部において、第2下流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とは、第2所定距離だけ離れて配置されている。このため、この熱交換器では、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部とを第1方向に沿った配置にすることができる。
第6発明に係る熱交換器は、第4発明の熱交換器であって、第1所定距離は、第2所定距離よりも大きい。さらに、上流側主伝熱部において、第1上流側主伝熱部と第2上流側主伝熱部とは、第1所定距離だけ離れて配置されている。また、上流側主伝熱部において、第2上流側主伝熱部と第3上流側主伝熱部とは、第1所定距離だけ離れて配置されている。さらに、下流側主伝熱部において、第1下流側主伝熱部と第2下流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れて配置されている場合には、第2下流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れて配置されている。このため、この熱交換器では、上流側主伝熱部と下流側主伝熱部とを第1方向に沿った配置にすることができる。
なお、下流側主伝熱部において、第1下流側主伝熱部と第2下流側主伝熱部とが第2所定距離だけ離れて配置されている場合には、第2下流側主伝熱部と第3下流側主伝熱部とが第1所定距離だけ離れて配置されていてもよい。
第7発明に係る熱交換器は、複数のフィンと、複数の主伝熱部とを備えている。主伝熱部は、フィンを貫通して空気流と交差する方向に延びている。フィンは、主伝熱部の貫通方向視において、湾曲した湾曲部を有する。また、主伝熱部同士は、湾曲部において、第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。第2所定距離とは、第1所定距離とは異なる距離である。
第7発明に係る熱交換器では、湾曲部において、主伝熱部同士が、第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。このため、例えば、隣接する主伝熱部の端部同士が配管部品によって接続される場合には、配管部品によって接続される主伝熱部同士の距離が3種類存在する熱交換器と比較して、配管部品の種類を減らすことができる。
これによって、低コストを実現することができる。
第1発明に係る熱交換器では、低コストを実現することができる。
第2発明に係る熱交換器では、熱交換を行う空気を、上流側伝熱管および下流側伝熱管に効率よく接触させることができる。
第3発明に係る熱交換器では、湾曲部において、上流側伝熱管と下流側伝熱管との距離を第1所定距離または第2所定距離だけ離れて配置することができる。
第4発明に係る熱交換器では、湾曲部において、上流側伝熱管と下流側伝熱管との距離を第1所定距離または第2所定距離だけ離れて配置することができる。
第5発明に係る熱交換器では、上流側伝熱管と下流側伝熱管とを第1方向に沿った配置にすることができる。
第6発明に係る熱交換器では、上流側伝熱管と下流側伝熱管とを第1方向に沿った配置にすることができる。
第7発明に係る熱交換器では、低コストを実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る室内熱交換器を備える空気調和機の外観斜視図。 室内機の概略縦断面図。 室内熱交換器の縦断面図(伝熱管は省略)。 第1熱交換部の外観斜視図。 第1熱交換部の概略正面図。 第2熱交換部の縦断面図であって、第2フィンの湾曲部における部分拡大図。 第2熱交換部の側面図。 第2熱交換部の側面図。 変形例(A)に係る室内熱交換器の有するヘアピン形状の伝熱管の概略図。 変形例(A)に係る室内熱交換器の備える第2熱交換部の側面図。 変形例(A)に係る室内熱交換器の備える第2熱交換部の側面図。 変形例(C)に係る室内熱交換器の備える第2熱交換部の側面図。 本発明の第2実施形態に係る室内熱交換器の備える第2熱交換部の縦断面図。 第2熱交換部の縦断面図であって、第2フィンの湾曲部における部分拡大図。 第2熱交換部の側面図。 第2熱交換部の側面図。 従来の室内熱交換器の縦断面図。
−第1実施形態−
<空気調和機の構成>
図1は、空気調和機の外観斜視図である。
空気調和機1は、図1に示すように、室内機10と室外機20とから構成されており、冷房運転および暖房運転等の通常運転を行うことができる。空気調和機1は、室内の空気を空気取込口6から室内機10内部に取り込み、取り込んだ空気に対して空気調和を行い、空気調和された空気を空気吹出口4から室内に吹き出す。
室内機10内には、後述する室内熱交換器12等が収納されており、室外機20内には、後述する室外熱交換器が収納されている。そして、室内機10内の室内熱交換器12と、室外機20内の室外熱交換器とが冷媒配管によって接続されることにより、冷媒回路が構成されている。また、冷媒回路は、室外機20内に収納される圧縮機と、四路切換弁と、電動膨張弁と、アキュムレータとを含んでいる。
圧縮機は、冷媒回路内に流れる冷媒の圧力を上昇させて冷媒を送り出す。四路切換弁は、圧縮機の吐出側に接続されており、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流路を変更する。室外熱交換器は、四路切換弁と接続されており、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。また、室外熱交換器は、隣接配置される室外ファンによって室外機20内に吸い込まれた空気との間で熱交換を行う。電動膨張弁は、室外熱交換器と接続されており、冷媒の圧力を変化させる膨張機構として機能する。例えば、冷房運転時には、室内熱交換器12を蒸発器として機能させるために、絞り状態となって冷媒を膨張させる。アキュムレータは、圧縮機の吸入側に接続されており、圧縮機に液状の冷媒が混入することを防止する。
次に、室内機10の構成について説明する。
<室内機の構成>
図2は、空気調和機1が運転状態である場合の室内機10の概略縦断面図である。
室内機10は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機であって、室内機ケーシング5、室内ファン11および室内熱交換器12を備えている。
室内機ケーシング5には、室内熱交換器12や室内ファン11等が収容されている。また、室内機ケーシング5には、図1および図2に示すように、空調のための空気取込口6と空気吹出口4とが形成されている。
空気取込口6は室内機ケーシング5の上部に設けられており、室内の空気を室内機ケーシング5の内側に取り込むための開口である。室内の空気は、室内ファン11によって空気取込口6から室内機ケーシング5の内側に取り込まれる。
空気吹出口4は、室内機ケーシング5の前面下部に設けられている。また、空気吹出口4近傍には、空気吹出口4を覆うように水平フラップ7が設けられている。水平フラップ7は、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動され、空気の案内方向を変更したり、空気吹出口4を開閉したりする。
室内ファン11は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているクロスフローファンである。室内ファン11は、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流Fを生成する。また、室内ファン11は、図2に示すように、室内熱交換器12の空気流F下流側に配置されている。このため、室内ファン11は、室内の空気を室内機10内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器12との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
次に、室内熱交換器12の構成について説明する。
<室内熱交換器の構成>
図3は、室内熱交換器12の概略縦断面図である。図4は、第1熱交換部50の外観斜視図である。図5は、第1熱交換部50の概略正面図である。なお、図4および図5において、符号L1は、第1フィン51の板厚方向を示している。
室内熱交換器12は、図2に示すように、室内ファン11の前部および後部上方を取り囲むように配置されている。また、室内熱交換器12は、上述のように、室内ファン11が駆動されることにより、空気取込口6から取り込まれた空気を室内ファン11側に通過させ、後述する伝熱管70内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。室内熱交換器12は、その側面視において、略逆V字型に屈曲した形状を有している。
室内熱交換器12は、図2および図3に示すように、第1熱交換部50および第2熱交換部60を備えている。また、第1熱交換部50および第2熱交換部60は、それぞれ水平方向(板厚方向L1)に長い形状を有している(図4および図5参照)。
第1熱交換部50は、図4に示すように、板厚方向L1に長い直状を呈している。また、第1熱交換部50は、図2に示すように、その上端が室内機10の前方へ向けて傾斜して配置されており、室内ファン11の上方から後部上方を覆うように配置されている。
第2熱交換部60は、板厚方向L1に長い形状を呈しており、図2に示すように、室内熱交換器12の側面視において、上部が湾曲した形状を呈している。また、第2熱交換部60は、第1熱交換部50の前方に配置されている。さらに、第2熱交換部60の上端、すなわち、湾曲している側の端部は、第1熱交換部50の上端に近接している。さらに、第2熱交換部60は、室内ファン11の上方から前部を覆うように配置されている。
また、第1熱交換部50および第2熱交換部60は、短冊状の複数のフィン51,61と、フィン51,61を貫通し直線状に延びる複数の伝熱管70と、2種類のUベンド管71,72とを有している。
図6は、伝熱管70の貫通方向から視た第2熱交換部60の縦断面図であって、第2フィン61の湾曲部61aにおける部分拡大図である。図7は、第2熱交換部60を一端側から視た側面図である。図8は、第2熱交換部60を他端側から視た側面図である。
フィン51,61は、金属製の板状の部材である。また、フィン51,61は、板厚方向L1に複数枚所定の間隔をあけてそれぞれ配置されている。また、フィン51,61には、その板厚方向L1に貫通する円形状の貫通孔54,55,64,65が、所定の間隔をあけて形成されている。また、複数の貫通孔54,55,64,65は、室内ファン11によって生成される空気流F上流側に位置する上流側貫通孔54,64と、上流側貫通孔54,64よりも空気流F下流側に位置する下流側貫通孔55,65とを有する。なお、この貫通孔には、伝熱管70がフィン51,61の板厚方向L1に嵌挿される。以下、第1熱交換部50を構成するフィンを第1フィン51とし、第2熱交換部60を構成するフィンを第2フィン61とする。
第1フィン51は、図4に示すように、第1フィン51の板厚方向L1視、すなわち、伝熱管70の貫通方向視において、略長方形状を呈している。また、第1フィン51には、板厚方向L1に貫通する上流側貫通孔54と下流側貫通孔55とが千鳥状に形成されている。上流側貫通孔54は、図3に示すように、下流側貫通孔55よりも空気流F上流側に配置されている。
また、第1フィン51において、上流側貫通孔54同士は、図3に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。さらに、第1フィン51において、下流側貫通孔55同士は、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第1フィン51において、上流側貫通孔54と下流側貫通孔55とは、第2所定距離Bだけ離れるように千鳥状に形成されている。
第2フィン61は、第2フィン61の板厚方向L1視、すなわち、伝熱管70の貫通方向視において、室内ファン11の周面の一部を取り囲むように湾曲した形状を呈する湾曲部61aと、湾曲部61aから連続して形成されている直状部61bとを有している。湾曲部61aは第2フィン61の上部を構成しており、直状部61bは第2フィン61の湾曲部61a以外の部分、すなわち、第2フィン61の下部を構成している。
また、第2フィン61には、第1フィン51と同様に、板厚方向L1に貫通する上流側貫通孔64と下流側貫通孔65とが形成されている。上流側貫通孔64は、図3に示すように、下流側貫通孔65よりも空気流F上流側に配置されている。なお、図6に示すように、説明の便宜上、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64のうち最も第2フィン61の一方の端部61c近傍(一端側)に位置する上流側貫通孔を上流側貫通孔64または第1上流側貫通孔64aといい、上流側貫通孔64のうち第1上流側貫通孔64aに隣接して形成されている上流側貫通孔を上流側貫通孔64または第2上流側貫通孔64bといい、上流側貫通孔64のうち第2上流側貫通孔64bに隣接して形成されている上流側貫通孔を上流側貫通孔64または第3上流側貫通孔64cという。また、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、下流側貫通孔65のうち最も第2フィン61の一方の端部61c近傍に位置する下流側貫通孔を下流側貫通孔65または第1下流側貫通孔65aといい、下流側貫通孔65のうち第1下流側貫通孔65aに隣接して形成されている下流側貫通孔を下流側貫通孔65または第2下流側貫通孔65bといい、下流側貫通孔65のうち第2下流側貫通孔65bに隣接して形成されている下流側貫通孔を下流側貫通孔65または第3下流側貫通孔65cという。言い換えると、第2フィン61の一方の端部61c側から他方の端部61d(図3参照)側に向かう方向を第1方向Yとすると、第1上流側貫通孔64a、第2上流側貫通孔64bおよび第3上流側貫通孔64cは、第1方向Yに沿って、第1上流側貫通孔64a、第2上流側貫通孔64b、第3上流側貫通孔64cの順に配置されている。また、第1下流側貫通孔65a、第2下流側貫通孔65bおよび第3下流側貫通孔65cは、第1方向Yに沿って、第1下流側貫通孔65a、第2下流側貫通孔65b、第3下流側貫通孔65cの順に配置されている。
第1上流側貫通孔64aと第2上流側貫通孔64bとは、図6に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2上流側貫通孔64bと第3上流側貫通孔64cとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64同士は、図3に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。
また、第1下流側貫通孔65aと第2下流側貫通孔65bとは、図6に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。なお、第2所定距離Bは、第1所定距離Aよりも小さい。言い換えると、第1所定距離Aは、第2所定距離Bよりも大きい。また、第2下流側貫通孔65bと第3下流側貫通孔65cとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、下流側貫通孔65同士は、図3に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。
さらに、第1上流側貫通孔64aと第1下流側貫通孔65aとは、図6に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第1下流側貫通孔65aと第2上流側貫通孔64bとは、図6に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第2上流側貫通孔64bと第2下流側貫通孔65bとは、図6に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第2下流側貫通孔65bと第3上流側貫通孔64cとは、図6に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第3上流側貫通孔64cと第3下流側貫通孔65cとは、図6に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64と下流側貫通孔65とは、図3に示すように、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れるように千鳥状に形成されている。
なお、本実施形態では、第1上流側貫通孔64aと第1下流側貫通孔65aとが第2所定距離Bだけ離れるように形成されており、第1下流側貫通孔65aと第2上流側貫通孔64bとが第1所定距離Aだけ離れるように形成されており、第2上流側貫通孔64bと第2下流側貫通孔65bとが第2所定距離Bだけ離れるように形成されており、第2下流側貫通孔65bと第3上流側貫通孔64cとが第1所定距離Aだけ離れるように形成されており、第3上流側貫通孔64cと第3下流側貫通孔65cとが第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。これに代えて、第1上流側貫通孔と第1下流側貫通孔とが第1所定距離Aだけ離れるように形成されており、第1下流側貫通孔と第2上流側貫通孔とが第2所定距離Bだけ離れるように形成されており、第2上流側貫通孔と第2下流側貫通孔とが第1所定距離Aだけ離れるように形成されており、第2下流側貫通孔と第3上流側貫通孔とが第2所定距離Bだけ離れるように形成されており、第3上流側貫通孔と第3下流側貫通孔とが第1所定距離Aだけ離れるように形成されていてもよい。
また、第2フィン61の直状部61bにおいて、上流側貫通孔64同士は、図3に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。さらに、第2フィン61の直状部61bにおいて、下流側貫通孔65同士は、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2フィン61の直状部61bにおいて、上流側貫通孔64と下流側貫通孔65とは、第2所定距離Bだけ離れるように千鳥状に形成されている。
なお、ここでいう、隣接する貫通孔同士の距離とは、具体的には、隣接する貫通孔の中心同士を結んだ距離のことである。このため、例えば、「第1フィン51において、上流側貫通孔54同士が、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている」とは、具体的には、隣接する上流側貫通孔54の中心同士を結んだ距離が第1所定距離Aだけ離れていることを意味している。
伝熱管70は、直状の配管であって、伝熱管70は、フィン51,61を貫通して空気流Fと交差する方向に延びている。具体的には、伝熱管70は、各熱交換部50,60の長手方向(板厚方向L1)に対して平行になるように、複数のフィン51,61のそれぞれの貫通孔54,55,64,65を挿通している(図5参照)。このため、複数の伝熱管70は、隣接する伝熱管70の配管中心同士を結んだ距離が第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置される。また、複数のフィン51,61において上流側貫通孔54,64と下流側貫通孔55,65とが千鳥状に形成されているため、上流側貫通孔54,64を挿通する伝熱管(上流側伝熱管に相当)70と下流側貫通孔55,65を挿通する伝熱管(下流側伝熱管に相当)70とは、千鳥状に配置される。さらに、第1上流側貫通孔64aを挿通する伝熱管70(以下、第1上流側伝熱管70aという)と第1下流側貫通孔65aを挿通する伝熱管70(以下、第1下流側伝熱管70dという)とは、第2所定距離だけ離れて配置される。第1下流側伝熱管70dと第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管70(以下、第2上流側伝熱管70bという)とは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第2上流側伝熱管70bと第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管70(以下、第2下流側伝熱管70eという)とは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。第2下流側伝熱管70eと第3上流側貫通孔64cを挿通する伝熱管70(以下、第3上流側伝熱管70cという)とは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第3上流側伝熱管70cと第3下流側貫通孔65cを挿通する伝熱管70(以下、第3下流側伝熱管70fという)とは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。また、第1上流側伝熱管70aと第2上流側伝熱管70bとは、第1所定距離Aだけ離れるように配置される。第2上流側伝熱管70bと第3上流側伝熱管70cとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。また、第1下流側伝熱管70dと第2下流側伝熱管70eとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。第2下流側伝熱管70eと第3下流側伝熱管70fとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。
また、複数の伝熱管70は、その両端が管板によって固定されている。例えば、第1熱交換部50では、複数の伝熱管70は、図4および図5に示すように、その両端が、管板59によって固定されている。このため、各熱交換部50,60では、管板が複数のフィン51,61を挟むように配置されている。
Uベンド管71,72は、略U字状の配管部品であって、管板59から突出する伝熱管70の端部において、隣接する伝熱管70の端部同士を連結する。また、Uベンド管71,72は、隣接する伝熱管70の端部に嵌め込まれて連結固定される。このため、複数の伝熱管70と複数のUベンド管71,72とが組み合わされることによって、1つの冷媒流路が構成される。
また、Uベンド管71,72は、第1所定距離Aだけ離れて配置される伝熱管70の端部同士を連結する第1Uベンド管71と、第2所定距離Bだけ離れて配置される伝熱管70の端部同士を連結する第2Uベンド管72とを有する。
また、図5に示すように、第1熱交換部50において、第1Uベンド管71は、第1熱交換部50の一端側から突出するように配置される。さらに、図5に示すように、第1熱交換部50において、第2Uベンド管72は、第1熱交換部50の他端側から突出するように配置される。
また、第2熱交換部60において、第1Uベンド管71は、第2熱交換部60の一端側から突出するように配置される。さらに、第2熱交換部60において、第2Uベンド管72は、第2熱交換部60の他端側から突出するように配置される。具体的には、第2熱交換部60において、第1Uベンド管71は、図7に示すように、第1所定距離Aだけ離れて配置されている伝熱管70同士を連結している。また、第2熱交換部60において、第2Uベンド管72は、図8に示すように、第2所定距離Bだけ離れて配置されている伝熱管70同士を連結している。
このような構成によって、この室内熱交換器12では、Uベンド管71,72によって連結される伝熱管70同士が、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。このため、この室内熱交換器12では、2種類のUベンド管71,72によって、室内熱交換器12を構成する伝熱管70同士を連結することができる。
なお、本実施形態では、Uベンド管71,72によって連結される伝熱管70同士が、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れるように配置されているが、これに限定されず、少なくとも湾曲部において、Uベンド管によって連結される伝熱管同士が第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されていればよい。
<特徴>
(1)
従来より、フィンを湾曲した形状に成形した場合、フィンを貫通する伝熱管の配置の自由度が増すために、伝熱管同士の距離の種類が多くなることがある。例えば、熱交換器において、複数の直状の伝熱管と複数のUベンド管とを組み合わせることによって1つの冷媒流路が構成される場合、Uベンド管は、隣接する伝熱管同士を連結するため少なくとも伝熱管同士の距離の種類だけ必要となる。このため、伝熱管同士を連結するUベンド管等の配管部品の種類が増えるために、コストが増加するという問題がある。
そこで、上記実施形態では、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、Uベンド管71,72によって連結される伝熱管70同士が、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている。このため、この室内熱交換器12では、2種類のUベンド管71,72によって、伝熱管70同士を連結することができる。したがって、例えば、少なくとも3種類のUベンド管が必要となるような場合、すなわち、Uベンド管によって連結される伝熱管同士の距離が3種類ある場合と比較して、Uベンド管の種類を減らすことができる。
これによって、低コストを実現することができている。
(2)
上記実施形態では、上流側貫通孔54,64を挿通する伝熱管70と下流側貫通孔55,65を挿通する伝熱管70とが、千鳥状に配置されている。このため、熱交換を行う空気を、各伝熱管70に効率よく接触させることができる。
これによって、熱交換効率を向上させることができる。
(3)
上記実施形態では、第1下流側貫通孔65aは、第2下流側貫通孔65bに隣接している。また、第2上流側貫通孔64bは、第1下流側貫通孔65aおよび第2下流側貫通孔65bに隣接している。さらに、第1下流側貫通孔65aと第2上流側貫通孔64bとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2上流側貫通孔64bと第2下流側貫通孔65bとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このため、第1下流側貫通孔65aを挿通する伝熱管である第1下流側伝熱管70dと第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bとは、第1所定距離Aだけ離れるように配置されている。また、第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管70eと第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bとは、第2所定距離Bだけ離れるように配置されている。このため、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64を挿通する伝熱管70と下流側貫通孔65を挿通する伝熱管70とを、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れて配置することができる。
(4)
上記実施形態では、第1上流側貫通孔64a、第2上流側貫通孔64bおよび第3上流側貫通孔64cは、第1方向Yに沿って、第1上流側貫通孔64a、第2上流側貫通孔64b、第3上流側貫通孔64cの順に配置されている。また、第1下流側貫通孔65a、第2下流側貫通孔65bおよび第3下流側貫通孔65cは、第1方向Yに沿って、第1下流側貫通孔65a、第2下流側貫通孔65b、第3下流側貫通孔65cの順に配置されている。さらに、第1上流側貫通孔64aと第1下流側貫通孔65aとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第1下流側貫通孔65aと第2上流側貫通孔64bとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第2上流側貫通孔64bと第2下流側貫通孔65bとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第2下流側貫通孔65bと第3上流側貫通孔64cとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第3上流側貫通孔64cと第3下流側貫通孔65cとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このため、第1上流側貫通孔64aを挿通する伝熱管である第1上流側伝熱管70aと第1下流側貫通孔65aを挿通する伝熱管である第1下流側伝熱管70dとは、第2所定距離だけ離れて配置される。第1下流側貫通孔65aを挿通する伝熱管である第1下流側伝熱管70dと第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bと第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管70eとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管70eと第3上流側貫通孔64cを挿通する伝熱管である第3上流側伝熱管70cとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第3上流側貫通孔64cを挿通する伝熱管である第3上流側伝熱管70cと第3下流側貫通孔65cを挿通する伝熱管である第3下流側伝熱管70fとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。このため、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64を挿通する伝熱管70と下流側貫通孔65を挿通する伝熱管70とを、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れて配置することができる。
(5)
上記実施形態では、第1所定距離Aが第2所定距離Bよりも大きい。また、第1上流側貫通孔64aと第2上流側貫通孔64bとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第2上流側貫通孔64bと第3上流側貫通孔64cとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64同士は、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第1下流側貫通孔65aと第2下流側貫通孔65bとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。また、第2下流側貫通孔65bと第3下流側貫通孔65cとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、下流側貫通孔65同士は、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このため、第1上流側貫通孔64aを挿通する伝熱管である第1上流側伝熱管70aと第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bとは、第1所定距離Aだけ離れるように配置される。第2上流側貫通孔64bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管70bと第3上流側貫通孔64cを挿通する伝熱管である第3上流側伝熱管70cとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。また、第1下流側貫通孔65aを挿通する伝熱管である第1下流側伝熱管70dと第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管70eとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。第2下流側貫通孔65bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管70eと第3下流側貫通孔65cを挿通する伝熱管である第3下流側伝熱管70fとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。したがって、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、上流側貫通孔64を挿通する伝熱管70と下流側貫通孔65を挿通する伝熱管70とを第1方向Yに沿った方向に配置することができる。
これによって、第2フィン61の湾曲部61aにおいて、各伝熱管70を、湾曲部61aに沿った湾曲した配置にすることができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、伝熱管70が、直状の配管である。
これに代えて、伝熱管が、ヘアピン状に曲げ加工された配管(以下、ヘアピン形状の伝熱管という)が用いられてもよい。
例えば、互いに平行に配置される2本の直状部270aと直状部270aの端部間を連結するヘアピン部270bとを有するヘアピン形状の伝熱管270であって、図9に示すように、各直状部270aの配管径の中心を結んだ距離が第1所定距離Aであるヘアピン形状の伝熱管270が採用された場合について説明する。
ヘアピン形状の伝熱管270が、上記実施形態と同様の構成の第1フィン51および第2フィン61に挿通されて室内熱交換器が構成される場合には、第2所定距離Bだけ離れた直状部270aの端部同士を連結するUベンド管、すなわち、上記実施形態の第2Uベンド管72と同様の構成のUベンド管を用いることで、1つの冷媒流路を構成することができる。具体的には、上記実施形態において第1Uベンド管71が配置される部分にヘアピン部270bが位置するようにヘアピン形状の伝熱管270を配置する。そして、第2所定距離Bだけ離れた直状部270aの端部同士を、上記実施形態の第2Uベンド管72と同様の構成のUベンド管によって連結すればよい。
このように、ヘアピン形状の伝熱管270が用いられることで、伝熱管の端部同士を連結するためのUベンド管の種類を更に減らすことができる。
また、上記実施形態では、第2熱交換部60において、第1Uベンド管71は、第2熱交換部60の一端側から突出するように配置されている。また、第2熱交換部60において、第2Uベンド管72は、第2熱交換部60の他端側から突出するように配置されている。すなわち、第1Uベンド管71が配置されている第2熱交換部60の端部には、第2Uベンド管72は配置されていない。
これに代えて、図10Aおよび図10Bに示すように、第2熱交換部360の両端側から第1Uベンド管71および第2Uベンド管72が突出するように配置されてもよい。
なお、図10Aおよび図10Bに示す第2熱交換部360において、Uベンド管71、72の配置以外は、上記実施形態の第2熱交換部60と同様の構成であるため、各構成部材に対して同一の符号を付している。
また、これに代えて、2種類のヘアピン形状の伝熱管と、2種類のUベンド管とが用いられることで、1つの冷媒流路が構成されていてもよい。
具体的には、各直状部の配管径の中心を結んだ距離が第1所定距離Aであるヘアピン形状の伝熱管と、各直状部の配管径の中心を結んだ距離が第2所定距離Bであるヘアピン形状の伝熱管と、第1所定距離Aだけ離れた直状部の端部同士を連結するUベンド管、すなわち、上記実施形態の第1Uベンド管71と同様の構成のUベンド管と、第2所定距離Bだけ離れた直状部の端部同士を連結するUベンド管、すなわち、上記実施形態の第2Uベンド管72と同様の構成のUベンド管とを用いることで、1つの冷媒回路を構成することができる。
このように、湾曲した形状を呈する第2熱交換部において、隣接する直状の伝熱管同士または隣接するヘアピン形状の伝熱管の直状部同士が、第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている場合には、例えば、隣接する伝熱管同士の距離が3種類以上存在する場合と比較して、隣接する伝熱管の端部同士を連結するUベンド管の種類を減らすことができる。また、ヘアピン部によって接続される直状部の距離が3種類以上存在する熱交換器と比較して、アピン形状の伝熱管の種類を減らすことができる。
これによって、低コストを実現することができる。
(B)
上記実施形態では、第1熱交換部50は、板厚方向L1に長い直状を呈しており、第2熱交換部60は、板厚方向L1に長く、かつ、室内熱交換器12の側面視において、上部が湾曲した形状を呈している。
これに代えて、第1熱交換部および第2熱交換部のそれぞれが、室内熱交換器の側面視において、湾曲した形状を呈していてもよい。このように、第2熱交換部だけでなく第1熱交換部も湾曲した形状とすることで、第1熱交換部が直状の室内熱交換器と比較して、室内熱交換器を室内ファンの周面に沿った形状にすることができる。
(C)
上記実施形態では、配管部品として、略U字状の配管部品であるUベンド管71,72が採用されている。
これに代えて、直状の伝熱管470、あるいは、ヘアピン状の伝熱管が、図11に示すような、配管部品471によって接続されていてもよい。なお、配管部品471は、冷媒の上流側または下流側において、ヘッダーや出入口管に接続されている。
このような構成によって、配管部品471によって接続される直状の伝熱管470の端部同士の距離、あるいは、ヘアピン状の伝熱管の直状部同士の距離が、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れて配置されている場合には、例えば、隣接する伝熱管同士の距離が3種類以上存在する場合と比較して、隣接する伝熱管の端部同士を連結する配管部品の種類を減らすことができる。
これによって、低コストを実現することができる。
なお、図11において、符号460は第2熱交換部を示しており、符号461は第2フィンを示しており、符号461aは湾曲部を示しており、符号464は上流側貫通孔を示しており、符号465は下流側貫通孔を示している。
−第2実施形態−
本発明の第2実施形態に係る室内熱交換器について説明する。なお、本発明の第2実施形態に係る室内熱交換器の備える第2熱交換部160以外の構成は、第1実施形態の室内熱交換器12と同様の構成であるため、第2熱交換部160以外の構成については説明を省略する。
<第2熱交換部の構成>
図12は、第2熱交換部160の縦断面図である。図13は、第2熱交換部160の縦断面図であって、第2フィン161の湾曲部161aにおける部分拡大図である。図14は、第2熱交換部160を一端側から視た側面図である。図15は、第2熱交換部160を他端側から視た側面図である。
第2熱交換部160は、水平方向(板厚方向L1)に長い形状を有しており、室内熱交換器の側面視において、上部が湾曲した形状を呈している。また、第2熱交換部160は、第1熱交換部の前方に配置されている。さらに、第2熱交換部160の上端、すなわち、湾曲している側の端部は、第1熱交換部の上端に近接している。さらに、第2熱交換部160は、室内ファンの上方から前部を覆うように配置されている。
また、第2熱交換部160は、短冊状の複数の第2フィン161と、第2フィン161を貫通し直線状に延びる複数の伝熱管170と、2種類のUベンド管171,172とを有している。
第2フィン161は、第2フィン161の板厚方向視において、室内ファンの周面の一部を取り囲むように湾曲した形状を呈する湾曲部161aと、湾曲部161aから連続して形成されている直状部161bとを有している(図12参照)。湾曲部161aは第2フィン161の上部を構成しており、直状部161bは第2フィン161の湾曲部161a以外の部分、すなわち、第2フィン161の下部を構成している。
また、第2フィン161には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔164,165が所定の間隔をあけて形成されている。また、複数の貫通孔164,165には、上流側貫通孔164と下流側貫通孔165とが含まれる。上流側貫通孔164は、図12に示すように、下流側貫通孔165よりも空気流F上流側に配置されている。なお、図13に示すように、説明の便宜上、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、上流側貫通孔164のうち最も第2フィン161の一方の端部161c近傍に位置する上流側貫通孔を上流側貫通孔164または第1上流側貫通孔164aといい、上流側貫通孔164のうち第1上流側貫通孔164aに隣接して形成されている上流側貫通孔を上流側貫通孔164または第2上流側貫通孔164bといい、上流側貫通孔164のうち第2上流側貫通孔164bに隣接して形成されている上流側貫通孔を上流側貫通孔164または第3上流側貫通孔164cという。また、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、下流側貫通孔165のうち最も第2フィン161の一方の端部161cに位置する下流側貫通孔を下流側貫通孔165または第1下流側貫通孔165aといい、下流側貫通孔165のうち第1下流側貫通孔165aに隣接して形成されている下流側貫通孔を下流側貫通孔165または第2下流側貫通孔165bといい、下流側貫通孔165のうち第2下流側貫通孔165bに隣接して形成されている下流側貫通孔を下流側貫通孔165または第3下流側貫通孔165cという。言い換えると、第2フィン161の一方の端部161c側から他方の端部161d側に向かう方向を第1方向Yとすると、第1上流側貫通孔164a、第2上流側貫通孔164bおよび第3上流側貫通孔164cは、第1方向Yに沿って、第1上流側貫通孔164a、第2上流側貫通孔164b、第3上流側貫通孔164cの順に配置されている。また、第1下流側貫通孔165a、第2下流側貫通孔165bおよび第3下流側貫通孔165cは、第1方向Yに沿って、第1下流側貫通孔165a、第2下流側貫通孔165b、第3下流側貫通孔165cの順に配置されている。
第1上流側貫通孔164aと第2上流側貫通孔164bとは、図13に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2上流側貫通孔164bと第3上流側貫通孔164cとは、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、上流側貫通孔164同士は、図12に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。
また、第1下流側貫通孔165aと第2下流側貫通孔165bとは、図13に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2下流側貫通孔165bと第3下流側貫通孔165cとは、図13に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。なお、第2所定距離Bは、第1所定距離Aよりも小さい。言い換えると、第1所定距離Aは、第2所定距離Bよりも大きい。このように、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、下流側貫通孔165同士は、図12に示すように、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。すなわち、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、第1下流側貫通孔165aから第1所定距離Aだけ離れた位置に第2下流側貫通孔165bが形成され、第2下流貫通孔165bから第2所定距離Bだけ離れた位置に第3下流側貫通孔165cが形成され、第3下流側貫通孔165cから第1方向Yに沿って第1所定距離だけ離れた位置に下流側貫通孔165が形成されている。このように、下流側貫通孔165は、第1方向Yに沿って、第1所定距離または第2所定距離が交互になるように離れて配置されている。
さらに、第1上流側貫通孔164aと第1下流側貫通孔165aとは、図13に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第1下流側貫通孔165aと第2上流側貫通孔164bとは、図13に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第2上流側貫通孔164bと第2下流側貫通孔165bとは、図13に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。第2下流側貫通孔165bと第3上流側貫通孔164cとは、図13に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。第3上流側貫通孔164cと第3下流側貫通孔165cとは、図13に示すように、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、上流側貫通孔164と下流側貫通孔165とは、図12に示すように、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れるように千鳥状に形成されている。
また、第2フィン161の直状部161bにおいて、上流側貫通孔164同士は、図12に示すように、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。さらに、第2フィン161の直状部161bにおいて、下流側貫通孔165同士は、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2フィン161の直状部161bにおいて、上流側貫通孔164と下流側貫通孔165とは、第2所定距離Bだけ離れるように千鳥状に形成されている。
なお、ここでいう、隣接する貫通孔164,165同士の距離とは、具体的には、隣接する貫通孔164,165の中心同士を結んだ距離のことである。このため、例えば、「第1上流側貫通孔164aと第2上流側貫通孔164bとが、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。」とは、具体的には、第1上流側貫通孔164aと第2上流側貫通孔164bとの中心同士を結んだ距離が第1所定距離Aだけ離れていることを意味している。
伝熱管170は、直状の配管であって、第1熱交換部および第2熱交換部160の長手方向に対して平行になるように、複数のフィン161のそれぞれの貫通孔164,165を挿通している。このため、複数の伝熱管170は、隣接する伝熱管170の配管中心同士を結んだ距離が第1所定距離または第2所定距離のいずれか一方の距離だけ離れるように配置される。また、複数のフィン161において上流側貫通孔164と下流側貫通孔165とが千鳥状に形成されているため、上流側貫通孔164を挿通する伝熱管(上流側伝熱管に相当)170と下流側貫通孔165を挿通する伝熱管(下流側伝熱管に相当)170とは、千鳥状に配置される。さらに、第1上流側貫通孔164aを挿通する伝熱管170(以下、第1上流側伝熱管170aという)と第1下流側貫通孔165aを挿通する伝熱管170(以下、第1下流側伝熱管170dという)とは、第2所定距離だけ離れて配置される。第1下流側伝熱管170dと第2上流側貫通孔164bを挿通する伝熱管170(以下、第2上流側伝熱管170bという)とは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第2上流側伝熱管170bと第2下流側貫通孔165bを挿通する伝熱管170(以下、第2下流側伝熱管170eという)とは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。第2下流側伝熱管170eと第3上流側貫通孔164cを挿通する伝熱管170(以下、第3上流側伝熱管170cという)とは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第3上流側伝熱管170cと第3下流側貫通孔165cを挿通する伝熱管170(以下、第3下流側伝熱管170fという)とは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。また、第1上流側伝熱管170aと第2上流側伝熱管170bとは、第1所定距離Aだけ離れるように配置される。第2上流側伝熱管170bと第3上流側伝熱管170cとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。また、第1下流側伝熱管170dと第2下流側伝熱管170eとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第2下流側伝熱管170eと第3下流側伝熱管170fとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。
また、複数の伝熱管170は、その両端が管板によって固定されている。このため、第1熱交換部および第2熱交換部160では、管板が複数のフィン161を挟むように配置されている。
Uベンド管171,172は、略U字状の配管部品であって、管板から突出する伝熱管170の端部において、隣接する伝熱管170の端部同士を連結する。また、Uベンド管171,172は、隣接する伝熱管170の端部に嵌め込まれて連結固定される。このため、複数の伝熱管170と複数のUベンド管171,172とが組み合わされることによって、1つの冷媒流路が構成される。
また、Uベンド管171,172は、第1所定距離Aだけ離れて配置される伝熱管170の端部同士を連結する第1Uベンド管171と、第2所定距離Bだけ離れて配置される伝熱管170の端部同士を連結する第2Uベンド管172とを有する。
また、第2熱交換部160において、第1Uベンド管171は、第2熱交換部160の一端側から突出するように配置される。さらに、第2熱交換部160において、第2Uベンド管172は、第2熱交換部160の他端側から突出するように配置される。具体的には、第2熱交換部160において、第1Uベンド管171は、図14に示すように、第1所定距離Aだけ離れて配置される伝熱管170の端部同士を連結している。また、第2熱交換部160において、第2Uベンド管172は、図15に示すように、第2所定距離Bだけ離れて配置される伝熱管170の端部同士を連結している。
このような構成によって、この室内熱交換器では、Uベンド管171,172によって連結される伝熱管170同士は、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bのいずれか一方の距離だけ離れるように配置されていることになる。このため、この室内熱交換器では、2種類のUベンド管171,172によって、伝熱管170同士を連結することができる。
<特徴>
上記実施形態では、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、第1上流側貫通孔164aと第2上流側貫通孔164bとが、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、第2上流側貫通孔164bと第3上流側貫通孔164cとが、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、上流側貫通孔164同士は、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。
また、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、第1下流側貫通孔165aと第2下流側貫通孔165bとが、第1所定距離Aだけ離れるように形成されている。また、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、第2下流側貫通孔165bと第3下流側貫通孔165cとは、第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このように、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、下流側貫通孔165同士は、第1所定距離Aまたは第2所定距離Bだけ離れるように形成されている。このため、第1上流側貫通孔164aを挿通する伝熱管である第1上流側伝熱管170aと第2上流側貫通孔164bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管170bとは、第1所定距離Aだけ離れるように配置される。第2上流側貫通孔164bを挿通する伝熱管である第2上流側伝熱管170bと第3上流側貫通孔164cを挿通する伝熱管である第3上流側伝熱管170cとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。また、第1下流側貫通孔165aを挿通する伝熱管である第1下流側伝熱管170dと第2下流側貫通孔165bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管170eとは、第1所定距離Aだけ離れて配置される。第2下流側貫通孔165bを挿通する伝熱管である第2下流側伝熱管170eと第3下流側貫通孔165cを挿通する伝熱管である第3下流側伝熱管170fとは、第2所定距離Bだけ離れて配置される。したがって、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、上流側貫通孔164を挿通する伝熱管170と下流側貫通孔165を挿通する伝熱管170とを第1方向Yに沿った方向に配置することができる。
これによって、第2フィン161の湾曲部161aにおいて、各伝熱管170を、湾曲部161aに沿った湾曲した配置にすることができる。
本発明は、端部連結管によって接続される伝熱管の端部同士の距離の種類を2種類にすることで低コストを実現することができるため、湾曲した形状を呈する熱交換器への適用が有効である。
270a 直状部(主伝熱部)
270b ヘアピン部
470 配管部品(端部連結管)
60,160,460 第2熱交換部(熱交換器)
61,161,461 第2フィン(フィン)
61a,161a 湾曲部
61c,161c 端部(一端)
61d,161d 端部(他端)
70,170,470 伝熱管(主伝熱部)
70a,170a 第1上流側伝熱管(上流側主伝熱部)
70b,170b 第2上流側伝熱管(上流側主伝熱部)
70c,170c 第3上流側伝熱管(上流側主伝熱部)
70d,170d 第1下流側伝熱管(下流側主伝熱部)
70e,170e 第2下流側伝熱管(下流側主伝熱部)
70f,170f 第3下流側伝熱管(下流側主伝熱部)
71,171 Uベンド管/第1Uベンド管(端部連結管)
72,172 Uベンド管/第2Uベンド管(端部連結管)
特開平9−42699号公報

Claims (7)

  1. 複数のフィン(61,161,461)と、
    前記フィンを貫通して空気流(F)と交差する方向に延びる複数の主伝熱部(70,170,270a,470)と、を備え、
    前記フィンは、前記主伝熱部の貫通方向視において、湾曲した湾曲部(61a,161a,461a)を有し、
    隣接して配置されている2つの前記主伝熱部は、前記主伝熱部の端部同士を連結するための端部連結管(71,72,171,172,471)によって接続されており、あるいは、前記主伝熱部から連続して形成されるヘアピン部(270b)によって接続されており、
    前記端部連結管あるいは前記ヘアピン部によって接続される前記主伝熱部同士は、前記湾曲部において、第1所定距離(A)または前記第1所定距離とは異なる第2所定距離(B)のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている、
    熱交換器(60,160,460)。
  2. 前記主伝熱部は、複数の上流側主伝熱部(70a,70b,70c,170a,170b,170c)と、前記上流側主伝熱部よりも前記空気流下流側に配置される複数の下流側主伝熱部(70d,70e,70f,170d,170e,170f)とを有し、
    前記上流側主伝熱部と前記下流側主伝熱部とは、千鳥状に配置されている、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記上流側主伝熱部は、前記湾曲部において、第1上流側主伝熱部(70a,170a)と、前記第1上流側主伝熱部に隣接する第2上流側主伝熱部(70b,170b)とを含み、
    前記下流側主伝熱部は、前記湾曲部において、前記第1上流側主伝熱部および前記第2上流側主伝熱部に隣接する第1下流側主伝熱部(70d,170d)を含み、
    前記第1下流側主伝熱部と前記第1上流側主伝熱部とが前記第1所定距離だけ離れるように配置されている場合には、前記第1下流側主伝熱部と前記第2上流側主伝熱部とは前記第2所定距離だけ離れて配置されている、
    請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記上流側主伝熱部は、前記湾曲部において、前記第1上流側主伝熱部および前記第2上流側主伝熱部とは別に、第3上流側主伝熱部(70c,170c)を更に含み、
    前記下流側主伝熱部は、前記湾曲部において、前記第1下流側主伝熱部とは別に、第2下流側主伝熱部(70e,170e)と第3下流側主伝熱部(70f,170f)とを更に含み、
    前記上流側主伝熱部は、前記フィンの一端(61c,161c)側から他端(61d,161d)側に向かう方向である第1方向(Y)に沿って、前記第1上流側主伝熱部、前記第2上流側主伝熱部、前記第3上流側主伝熱部の順に配置されており、
    前記第下流側主伝熱部は、前記第1方向に沿って、前記第1下流側主伝熱部、前記第2下流側主伝熱部、前記第3下流側主伝熱部の順に配置されており、
    前記上流側主伝熱部と前記下流側主伝熱部とは、
    前記第1上流側主伝熱部と前記第1下流側主伝熱部とが前記第1所定距離だけ離れるように配置されている場合には、前記第1下流側主伝熱部と前記第2上流側主伝熱部とが前記第2所定距離だけ離れるように配置され、前記第2上流側主伝熱部と前記第2下流側主伝熱部とが前記第1所定距離だけ離れるように配置され、前記第2下流側主伝熱部と前記第3上流側主伝熱部とが前記第2所定距離だけ離れるように配置され、前記第3上流側主伝熱部と前記第3下流側主伝熱部とが前記第1所定距離だけ離れるように配置されている、
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記第1所定距離は、前記第2所定距離よりも大きく、
    前記上流側主伝熱部において、
    前記第1上流側主伝熱部と前記第2上流側主伝熱部とは、前記第1所定距離だけ離れて配置されており、
    前記第2上流側主伝熱部と前記第3上流側主伝熱部とは、前記第1所定距離だけ離れて配置されており、
    前記下流側主伝熱部において、
    前記第1下流側主伝熱部と前記第2下流側主伝熱部とは、前記第2所定距離だけ離れて配置されており、
    前記第2下流側主伝熱部と前記第3下流側主伝熱部とは、前記第2所定距離だけ離れて配置されている、
    請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記第1所定距離は、前記第2所定距離よりも大きく、
    前記上流側主伝熱部において、
    前記第1上流側主伝熱部と前記第2上流側主伝熱部とは、前記第1所定距離だけ離れて配置されており、
    前記第2上流側主伝熱部と前記第3上流側主伝熱部とは、前記第1所定距離だけ離れて配置されており、
    前記下流側主伝熱部において、
    前記第1下流側主伝熱部と前記第2下流側主伝熱部とが前記第1所定距離だけ離れて配置されている場合には、前記第2下流側主伝熱部と前記第3下流側主伝熱部とは前記第2所定距離だけ離れて配置されている、
    請求項4に記載の熱交換器。
  7. 複数のフィン(61,161,461)と、
    前記フィンを貫通して空気流(F)と交差する方向に延びる複数の主伝熱部(70,170,270a,470)と、を備え、
    前記フィンは、前記主伝熱部の貫通方向視において、湾曲した湾曲部(61a,161a,461a)を有し、
    前記主伝熱部同士は、前記湾曲部において、第1所定距離(A)または前記第1所定距離とは異なる第2所定距離(B)のいずれか一方の距離だけ離れるように配置されている、
    熱交換器(60,160,460)。
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