JP2012241973A - ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

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吉和 白石
Takayuki Hyodo
孝之 兵頭
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Abstract

【課題】積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入することを可能にするブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器からなる室外熱交換器7は、以下のようにして製造される。まず、扁平管11と波形フィン21との積層方向から波形フィン21を押圧した際に波形フィン21の上下方向の寸法が小さくなるように変形する縮み代吸収部24a、25aをフィン波頂部24、25に設けておく。次に、波形フィン21と扁平管11とを交互に複数段積層することによってフィン−管積層体7aを形成する。次に、扁平管11と波形フィン21との積層方向からフィン−管積層体7aを押圧して縮み代吸収部24a、25aを変形させる。次に、複数の扁平管11の長手方向端部をヘッダータンク41、51に挿入する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法に関する。
従来より、特許文献1(特開2010−2138号公報)に示すようなブリッジ付き波形フィン積層熱交換器がある。このブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、扁平管と、波形フィンと、ヘッダータンクとを有している。扁平管は、幅広の平面部が上下方向に向く状態で配置される管である。波形フィンは、波形に折り曲げられた形状のフィンである。そして、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、扁平管と波形フィンとが上下方向に交互に複数段積層されるとともに、複数の扁平管の長手方向端部がヘッダータンクに挿入されることによって構成されている。ここで、波形フィンは、ブリッジ付き波形フィンであり、フィン波頂部と、フィンブリッジ部とを有している。フィン波頂部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅内に配置されており平面部に接合される部分である。フィンブリッジ部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅方向外方にはみ出すように配置されており、フィン波頂部よりも上下方向に突出するように切り起こされている部分である。このようなブリッジ付き波形フィン積層熱交換器では、フィン波頂部に平面部に対向する平坦な面が形成されるように矩形形状に折り曲げるようにしている。これにより、フィンブリッジ部をフィン波頂部よりも上下方向に十分に突出させるようにして、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保し、波形フィンの水はけ性能を向上させるようにしている。
上記従来のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器では、扁平管と波形フィンとを交互に積層してフィン−管積層体を形成し、その後に、複数の扁平管の長手方向端部をヘッダータンクに挿入して熱交コア仮組体を形成し、ロウ付け接合することによって製造される。
しかし、このような製造方法では、積層段数が大きくなると、波形フィンの積層方向の寸法公差が蓄積してしまい、ヘッダータンクに挿入できない扁平管が生じて、熱交コア仮組体を形成することができなくなるおそれがある。例えば、波形フィンの積層方向の寸法公差が0.03mmとして100段程度まで積層する場合を想定すると、寸法公差が最大で3mm程度まで蓄積し、熱交コア仮組体の形成に支障をきたすおそれがある。また、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器において、フィンブリッジ部同士の近接状態が確保できない部分が生じると、波形フィンの水はけ性能に悪影響を及ぼすおそれがある。このため、積層段数を大きくする場合には、フィンブリッジ部同士の近接状態の確保という点も考慮して、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入できるようにすることが必要となる。
本発明の課題は、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入することを可能にするブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法を提供することにある。
第1の観点にかかる製造方法によって製造されるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、扁平管と波形フィンとが上下方向に交互に複数段積層されるとともに、複数の扁平管の長手方向端部がヘッダータンクに挿入されることによって構成されている。扁平管は、幅広の平面部が上下方向に向く状態で配置される管である。波形フィンは、波形に折り曲げられた形状のフィンである。波形フィンは、フィン波頂部と、フィンブリッジ部とを有している。フィン波頂部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅内に配置されており平面部に接合される部分である。フィンブリッジ部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅方向外方にはみ出すように配置されており、フィン波頂部よりも上下方向に突出するように切り起こされている部分である。
そして、このブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、以下のようにして製造される。まず、扁平管と波形フィンとの積層方向から波形フィンを押圧した際に波形フィンの上下方向の寸法が小さくなるように変形する縮み代吸収部をフィン波頂部又はその近傍に設けておく。次に、平面部にフィン波頂部が接するように波形フィンと扁平管とを交互に複数段積層することによってフィン−管積層体を形成する。次に、扁平管と波形フィンとの積層方向からフィン−管積層体を押圧して縮み代吸収部を変形させる。次に、複数の扁平管の長手方向端部をヘッダータンクに挿入する。
第2の観点にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器の製造方法は、第1の観点にかかる製造方法において、縮み代吸収部が、フィン−管積層体を押圧する前の状態において、先端が平面部側に突出する円弧形状の部分である。そして、扁平管と波形フィンとの積層方向からフィン−管積層体を押圧することによって、縮み代吸収部は、円弧形状が平坦形状になるように変形する。
この製造方法では、フィン−管積層体を積層方向から押圧する際に、縮み代吸収部を変形させるようにしているため、離れていたフィンブリッジ部同士が近づくとともに、ばらつきのあった扁平管間の積層方向の間隔が一定の間隔に近づくようになる。
これにより、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入することができる。
第3の観点にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、扁平管と、波形フィンと、ヘッダータンクとを有している。扁平管は、幅広の平面部が上下方向に向く状態で配置される管である。波形フィンは、扁平管と上下方向に交互に複数段積層されており、波形に折り曲げられた形状のフィンである。ヘッダータンクは、複数の扁平管の長手方向端部が挿入される管である。波形フィンは、フィン波頂部と、フィンブリッジ部とを有している。フィン波頂部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅内に配置されており平面部に接合される部分である。フィンブリッジ部は、折り曲げ部分のうち平面部の幅方向外方にはみ出すように配置されており、フィン波頂部よりも上下方向に突出するように切り起こされている部分である。フィン波頂部又はその近傍には、扁平管と波形フィンとの積層方向から波形フィンを押圧することによって、波形フィンの上下方向の寸法が小さくなるように変形した縮み代吸収部が設けられている。
第4の観点にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器は、第3の観点にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器において、縮み代吸収部は、先端が平面部側に突出する円弧形状の部分を、扁平管と波形フィンとの積層方向から波形フィンを押圧することによって、平坦形状になるように変形させた部分である。
この熱交換器では、波形フィンが扁平管と波形フィンとの積層方向から押圧する際に変形する縮み代吸収部を有しているため、離れていたフィンブリッジ部同士が近づくとともに、ばらつきのあった扁平管間の積層方向の間隔が一定の間隔に近づくようになる。
これにより、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入することができる。
以上の説明に述べたように、第1〜第4の観点にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法によれば、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管をヘッダータンクに挿入することができる。
本発明の一実施形態にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法が採用された室外熱交換器を有する室外ユニットの概略の内部構造を示す斜視図である。 平面視略L字形状に曲げ加工される前の室外熱交換器の外観を示す斜視図である。 図2のD部の拡大斜視図である。 図3を矢印E側から見た概略図(縮み代吸収部が変形した後の波形フィンと扁平管とが積層された状態を示す概略図、図8のK部の概略拡大図)である。 波形に折り曲げられる前の波形フィンの展開図である。 縮み代吸収部が変形する前の波形フィンと扁平管とが積層された状態を示す概略図(図7のF部の概略拡大図)である。 室外熱交換器の製造工程を示す図(扁平管と波形フィンとを積層する工程)である。 室外熱交換器の製造工程を示す図(縮み代吸収部を変形させる工程)である。 室外熱交換器の製造工程を示す図(ヘッダータンクの挿入工程)である。 変形例1にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法が採用された室外熱交換器を示す図(図9に相当する図)である。 変形例2にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法が採用された室外熱交換器を示す図(図4に相当する図)である。 変形例2にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法が採用された室外熱交換器を示す図(図6に相当する図)である。
以下、本発明にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法の実施形態について、図面に基づいて説明する。
<室外ユニットの概略構成>
図1は、本発明の一実施形態にかかるブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法が採用された室外熱交換器7を有する室外ユニット1の概略の内部構造を示す斜視図である。室外ユニット1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルによって空気調和を行う空気調和装置を構成している。室外ユニット1は、冷媒連絡管2、3を介して室内ユニット(図示せず)に接続されている。尚、以下の説明では、図1の紙面手前側を「前面」とし、図1の紙面奥側を「背面」とし、図1の紙面左側を「左側面」とし、図1の紙面右側を「右側面」とし、図1の紙面上側を「天面」とし、図1の紙面下側を「底面」とする。
室内ユニット2は、主として、略直方体箱状のユニットケーシング4と、圧縮機6と、室外熱交換器7と、室外ファン8とを有している。尚、室内ユニット2には、これら以外にも、様々な機器や弁、冷媒管等が収容されているが、ここでは説明を省略する。
ユニットケーシング4は、主として、底板41と、天板42(2点鎖線で図示)と、前板43(2点鎖線で図示)と、側板44(2点鎖線で図示)と、仕切板45とを有している。
底板41は、ユニットケーシング4の底面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。底板41の周縁部は、上向きに折り曲げられている。底板41の外面には、現地据付面に固定される2つの固定脚5が設けられている。固定脚5は、ユニットケーシング4の前側から後側に向かって延びている。
天板42は、ユニットケーシング4の天面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。
前板43は、主として、ユニットケーシング4の前面部分及び右側面の前部を構成する板状部材である。前板43の下部は、ネジ等によって底板41に固定されている。前板43には、吹出口43aが形成されている。吹出口43aは、ユニットケーシング4の背面及び左側面に形成された吸入口(図示せず)を通じてユニットケーシング4内に取り込まれた室外空気を吹き出すための開口である(空気流を示す矢印A〜Cを参照)。
側板44は、主として、ユニットケーシング4の右側面の後部及び右背面部分を構成する板状部材である。側板44の下部は、ネジ等によって底板42に固定されている。
仕切板45は、底板41上に配置される板状部材である。仕切板45は、鉛直に延びている。仕切板45は、ユニットケーシング4の内部空間を左右2つの空間(すなわち、送風機室S1と機械室S2)に仕切るように配置されている。仕切板45の下部は、ネジ等によって底板41に固定されている。
このように、ユニットケーシング4の内部空間は、仕切板45によって送風機室S1と機械室S2とに分割されている。送風機室S1は、底板41と、天板42と、前板43と、仕切板45とによって囲まれた空間である。機械室S2は、底板41と、天板42と、前板43と、側板44と、仕切板45とによって囲まれた空間である。そして、送風機室S1には、主として、室外熱交換器7と室外ファン8とが配置されている。機械室S2には、主として、圧縮機6が配置されている。
圧縮機6は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧の冷媒になるまで圧縮するための圧縮機である。圧縮機6は、略縦型円筒形状の密閉型圧縮機である。圧縮機6は、機械室S2内の平面視略中央に配置されている。
室外熱交換器7は、冷房時には室外空気を熱源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房時には室外空気を熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器7は、扁平管と波形フィンとが上下方向に交互に複数段積層されるとともに、複数の扁平管の長手方向端部がヘッダータンクに挿入されることによって構成されたブリッジ付き波形フィン積層熱交換器である。室外熱交換器7は、平面視略L字形状をなすように曲げ加工されている。室外熱交換器7は、ユニットケーシング4の左側面及び背面に沿うように、かつ、送風ファン8の左側面側及び背面側を囲むように、送風機室S2内に配置されている。尚、室外熱交換器7の詳細な構成及び製造方法については、後述する。
室外ファン8は、ユニットケーシング4の左側面及び背面に形成された吸入口(図示せず)を通じて送風機室S1内に空気を取り込み、室外熱交換器7を通過させた後に、ユニットケーシング4の前面に形成された吹出口43aから吹き出すように機能する送風ファンである。ここでは、室外ファン8は、プロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器7の下流側に配置されている。
<室外熱交換器の詳細な構成>
次に、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器からなる室外熱交換器7の詳細な構成について、図2〜図6を用いて説明する。ここで、図2は、平面視略L字形状に曲げ加工される前の室外熱交換器7の外観を示す斜視図である。図3は、図2のD部の拡大斜視図である。図4は、図3を矢印E側から見た概略図(縮み代吸収部24a、25aが変形した後の波形フィン21と扁平管11とが積層された状態を示す概略図)である。図5は、波形に折り曲げられる前の波形フィン21の展開図である。図6は、縮み代吸収部24a、25aが変形する前の波形フィン21と扁平管11とが積層された状態を示す概略図である。
室外熱交換器7は、扁平管11と波形フィン21とが上下方向に交互に複数段積層されるとともに、複数の扁平管11の長手方向端部がヘッダータンク41、51に挿入されることによって構成された波形フィン積層熱交換器である。ここでは、扁平管11と波形フィン21との積層段数は、100段〜300段と非常に大きくなっている。
扁平管11は、その長手方向に直交する方向に幅広の平面部12を有する管からなる。扁平管11は、平面部12が上下方向に向く状態で上下方向間に平面部12の幅方向(図1においては、矢印A、Bの方向、図2、図4及び図6においては、紙面手前方向、図3においては、矢印E方向)に向かって室外空気が流れる通風空間を空けて複数段配置されている。
平面部12には、平面部12を長手方向に貫通するように幅方向に並ぶ複数の流路穴13が形成されている。そして、冷媒は、各流路穴13を流れるようになっている。尚、扁平管11は、アルミニウム等の金属素材からなり、押し出し成形等により製造されている。このように、ここでは、扁平管11として、複数の流路穴13が形成された扁平多穴管が採用されており、冷媒側の熱伝達率が向上している。
波形フィン21は、扁平管11の平面部12の幅方向寸法よりも幅方向寸法の大きい板状素材Pが扁平管11の長手方向に沿って波形に折り曲げられることによって構成されたフィンである。ここで、平面部12の幅方向寸法をW1とし、波形フィン21の幅方向寸法をW2とすると、平面部12の幅方向寸法W1 < 波形フィン21の幅方向寸法W2の関係になっている。尚、波形フィン21は、アルミニウム等の金属素材からなる。そして、波形フィン21は、フィン本体部22と、フィン縁部23とを有している。
フィン本体部22は、平面部12の上下方向間の通風空間に配置される部分であり、板状素材Pを扁平管11の長手方向に沿って波形に折り曲げることによって上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25が形成されている。上側フィン波頂部24は、板状素材Pの折り曲げ部分のうち平面部12の幅内に配置されており、平面部12の下面にロウ付けによって接合されている。下側フィン波頂部25は、板状素材Pの折り曲げ部分のうち平面部12の幅内に配置されており、平面部12の上面にロウ付けによって接合されている。ここでは、折り曲げ線X1及び折り曲げ線X2の位置で板状素材Pを略矩形形状に折り曲げることによって、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25を形成している。但し、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25については、板状素材Pを折り曲げ加工して波形フィン21を得た時点において、その先端が平面部12側に突出する円弧形状の縮み代吸収部24a、25aを有するものとなっている(図6を参照)。そして、この縮み代吸収部24a、25aは、後述のように、扁平管11と波形フィン21との積層方向から押圧することによって、その円弧形状が平坦形状になるように変形するようになっている(図4を参照)。これにより、波形フィン21(より具体的には、フィン本体部22)の上下方向の寸法である積層方向幅は、室外熱交換器7の製造前においては、縮み代吸収部24a、25aが変形していないため、変形前積層方向幅Hoとなっている。一方、室外熱交換器7の製造後においては、縮み代吸収部24a、25aが変形しているため、変形前積層方向幅Hoよりも小さい変形後積層方向幅Hとなっている。そして、縮み代吸収部24a、25aの変形後において、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25には、平面部12に対向する平坦な面が形成されている。また、フィン本体部22には、熱交換効率を向上させるために、フィン本体部22の上下方向中央部分を切り起こすことによって複数の本体側切り起こし部26が形成されている。ここでは、本体側切り起こし部26は、ルーバー状に切り起こされている。そして、本体側切り起こし部26は、室外空気流の上流側の部分と下流側の部分との間で、室外空気流に対する傾斜方向が逆になるように形成されている。
フィン縁部23は、波形フィン21の一部が扁平管11の長手方向に直交する方向に突出した部分である。より具体的には、フィン縁部23は、各通風空間から扁平管11の幅方向外方(ここでは、幅方向両外方)に向かって突出する部分である。フィン縁部23には、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28が形成されている。上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、板状素材Pを扁平管11の長手方向に沿って波形に折り曲げて上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25を形成する際に、上下方向に向かって切り起こされる部分である。上側フィンブリッジ部27は、板状素材Pの折り曲げ部分のうち平面部12の幅方向外方にはみ出すように配置されており、上側フィン波頂部24よりも上方に突出するように切り起こされている部分である。下側フィンブリッジ部28は、板状素材Pの折り曲げ部分のうち平面部12の幅方向外方にはみ出すように配置されており、下側フィン波頂部25よりも下方に突出するように切り起こされている部分である。ここでは、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、板状素材Pに設けられた切り込みY1、Y2によって形成されている。切り込みY1は、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25を形成するための折り曲げ線X1、X2に直交する切り込みである。切り込みY2は、切り込みY1から板状素材Pの幅方向外方に向かって折り曲げ線X1、X2に対して(すなわち、扁平管11の幅方向に対して)斜めに延びる切り込みである。また、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、扁平管11の幅方向両側に形成されたフィン縁部23のうち室外空気流の下流側(図1においては、室外ファン8側、図2、図4及び図6においては、紙面手前側、図3においては、矢印E側)に位置するフィン縁部23だけに形成されている。このため、上下方向に隣り合うフィン縁部23は、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28を介して互いに近接している。但し、上記のように、板状素材Pを折り曲げ加工して波形フィン21を得た時点においては、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25の縮み代吸収部24a、25aが変形しておらず、波形フィン21の積層方向幅は、変形前積層方向幅Hoとなっている。このため、室外熱交換器7の製造前においては、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25よりも上下方向に十分に突出した状態ではない(図6を参照)。そして、この縮み代吸収部24a、25aは、後述のように、扁平管11と波形フィン21との積層方向から押圧することによって、その円弧形状が平坦形状になるように変形し、波形フィン21の積層方向幅は、変形後積層方向幅Hとなっている。このため、室外熱交換器7の製造後においては、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25よりも上下方向に十分に突出した状態になる(図4を参照)。また、フィン縁部23には、熱交換効率を向上させるために、フィン縁部23の上下方向中央部分を切り起こすことによって複数の縁側切り起こし部29a、29bが形成されている。室外空気流の上流側に位置する縁部切り起こし部29aについては、本体側切り起こし部26と同じ上下方向幅を有するように形成されている。一方、室外空気流の下流側に位置する縁部切り起こし部29bについては、本体側切り起こし部26よりも上下方向幅が短くなるように形成されている。ここでは、縁部切り起こし部29a、29bは、ルーバー状に切り起こされている。そして、縁部切り起こし部29a、29bは、室外空気流の上流側の部分と下流側の部分との間で、室外空気流に対する傾斜方向が逆になるように形成されている。このように、ここでは、縁部切り起こし部29bの上下方向幅を本体側切り起こし部26よりも短くしているため、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28が形成されたフィン縁部23の強度の低下が抑えられている。
ヘッダータンク41、51は、扁平管11を支持する機能と、冷媒を扁平管11(ここでは、複数の流路穴13)内に流入させる機能と、扁平管11(ここでは、複数の流路穴13)から冷媒を流出させる機能とを有している。ヘッダータンク41、51は、上下方向に延びる筒状の部材であり、上下方向に複数配置された扁平管11の長手方向端部がロウ付けによって接合されている。ここでは、図2における紙面右側のヘッダータンクを第1ヘッダータンク41とし、図2における紙面左側のヘッダータンクを第2ヘッダータンク51とする。尚、ヘッダータンク41、51は、アルミニウム等の金属素材からなる。また、ヘッダータンク41、51は、圧縮機6等の室外ユニット1内の他の機器と冷媒管を介して接続されているが、ここでは説明を省略する。
第1ヘッダータンク41には、図2における扁平管11の長手方向右側の端部14を挿入するための複数の挿入穴42が上下方向(すなわち、扁平管11と波形フィン21との積層方向)に並んで形成されている。また、第2ヘッダータンク51には、図2における扁平管11の長手方向左側の端部15を挿入するための複数の挿入穴52が上下方向(すなわち、扁平管11と波形フィン21との積層方向)に並んで形成されている。そして、扁平管11の長手方向の端部14、15は、挿入穴42、52に挿入された状態でヘッダータンク41、51に接合されている。ここで、挿入穴42、52間の上下方向の間隔は、波形フィン21の縮み代吸収部24a、25aが変形することによって波形フィン21の上下方向の寸法が小さくなった後の変形後積層方向幅Hになるように設定されている。
上記の構成を有する室外熱交換器7では、冷房時に冷媒の放熱器として機能させる際には、扁平管11内を流れる冷媒と扁平管11を横切るように通風空間を流れる冷却源としての室外空気とが波形フィン21及び扁平管11を介して熱交換を行う。これにより、冷媒の放熱が行われる。また、室外熱交換器7を冷媒の蒸発器として機能させる際には、扁平管11内を流れる冷媒と扁平管11を横切るように通風空間を流れる加熱源としての室外空気とが波形フィン21及び扁平管11を介して熱交換を行う。これにより、冷媒の蒸発が行われる。この際、波形フィン21の表面に結露水が発生するが、室外熱交換器7の室外空気流の下流側に突出するフィン縁部23が形成されているため、フィン縁部23を介して結露水を下方に流すことができる。特に、ここでは、上記のように、フィン縁部23がフィン波頂部24、25よりも上下方向に突出するように切り起こされたフィンブリッジ部27、28を有しており、上下方向に隣り合うフィンブリッジ部27、28同士が近接している。このため、波形フィン21の水はけ性能が向上している。
また、上記の構成を有する室外熱交換器7では、波形フィン21が扁平管11と波形フィン21との積層方向から押圧する際に変形する縮み代吸収部24a、25aを有している。このため、縮み代吸収部24a、25aの変形前には離れていたフィンブリッジ部27、28同士が近づくようになる。しかも、ばらつきのあった扁平管11間の積層方向の間隔が、一定の間隔(すなわち、ヘッダータンク41、51の挿入穴42、52の間隔と同じ変形後積層方向幅H)に近づくようになる。
これにより、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部27、28同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管11をヘッダータンク41、51に挿入することができようになっている。
<室外熱交換器の製造方法>
次に、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器からなる室外熱交換器7の製造方法について、図1、図2、図4、図6〜図9を用いて説明する。ここで、図7は、室外熱交換器7の製造工程を示す図(扁平管11と波形フィン21とを積層する工程)である。図8は、室外熱交換器7の製造工程を示す図(縮み代吸収部24a、25aを変形させる工程)である。図9は、室外熱交換器7の製造工程を示す図(ヘッダータンク41、51の挿入工程)である。
まず、直管状の扁平管11を所定の積層段数(100段〜300段)に必要な数だけ準備する。また、縮み代吸収部24a、25aがフィン波頂部24、25に設けられた波形フィン21を所定の積層段数(100段〜300段)に必要な数だけ準備する。そして、平面部12にフィン波頂部24、25が接するように波形フィン21と扁平管11とを交互に複数段積層することによってフィン−管積層体7aを形成する(図7を参照)。
ここでは、波形フィン21の上下方向の寸法である積層方向幅は、縮み代吸収部24a、25aが変形していないため、すなわち、フィン−管積層体7aを押圧する前の状態であるため、変形前積層方向幅Hoになっている(図6及び図7を参照)。すなわち、縮み代吸収部24a、25aについては、その先端が扁平管11の平面部12側に突出する円弧形状が維持されている(図6を参照)。また、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25よりも上下方向に十分に突出しておらず、フィンブリッジ部27、28同士が十分に近接していない状態になっている(図6を参照)。
次に、扁平管11と波形フィン21との積層方向(図4及び図8の矢印Gの方向)からフィン−管積層体7aを押圧して縮み代吸収部24a、25aを変形させる。より具体的には、円弧形状の縮み代吸収部24a、25aを平坦形状になるように変形させる。
これにより、波形フィン21の上下方向の寸法である積層方向幅は、縮み代吸収部24a、25aが変形して、変形後積層方向幅Hになる(図4及び図8を参照)。そして、上側フィンブリッジ部27及び下側フィンブリッジ部28は、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25よりも上下方向に十分に突出し、離れていたフィンブリッジ部27、28同士が十分に近接した状態になる(図4を参照)。
次に、複数の扁平管11の長手方向端部14、15をヘッダータンク41、51に挿入する(図9を参照)。具体的には、ヘッダータンク41、51を図9の矢印Lの方向から複数の扁平管11の長手方向端部14、15に近づけることによって、複数の扁平管11の長手方向端部14、15をヘッダータンク41、51の挿入穴42、52に挿入する。
このとき、上記のように、フィン−管積層体7aを積層方向から押圧する際に、縮み代吸収部24a、25aを変形させるようにしているため、ばらつきのあった扁平管11間の積層方向の間隔が一定の間隔に近づくようになる。これにより、積層段数が大きくなっても、複数の扁平管11をヘッダータンク41、51に挿入することができる。しかも、ここでは、上記のように、ヘッダータンク41、51の挿入穴42、52間の上下方向の間隔が、縮み代吸収部24a、25aが変形した後の波形フィン21の上下方向の寸法である変形後積層方向幅Hになるように設定されている。このため、複数の扁平管11の長手方向端部14、15をヘッダータンク41、51に一斉に挿入する作業をスムーズに行うことができる。これにより、複数の扁平管11の長手方向端部14、15がヘッダータンク41、51に挿入され、かつ、波形フィン21が扁平管11間に挿入された状態の熱交コア仮組体7bが得られる。
次に、熱交コア仮組体7bをロウ付けすることによって接合する。具体的には、熱交コア仮組体7bをロウ付け炉に入れて、扁平管11と波形フィン21との間や扁平管11とヘッダータンク41、51との間のロウ付けを行う。扁平管11と波形フィン21とは、平面部12とフィン波頂部24、25との間がロウ付け接合される。また、扁平管11とヘッダータンク41、51とは、長手方向端部14、15と挿入穴42、52の周囲部分とがロウ付け接合される。これにより、平板状の室外熱交換器7が得られる(図2を参照)。
次に、平板状の室外熱交換器7を曲げ加工装置によって平面視略L字形状に曲げ加工して室外熱交換器7が完成する。
上記の製造方法では、フィン−管積層体7aを積層方向から押圧する際に、縮み代吸収部24a、25aを変形させるようにしているため、離れていたフィンブリッジ部27、28同士が近づくとともに、ばらつきのあった扁平管11間の積層方向の間隔が一定の間隔に近づくようになる。これにより、積層段数が大きくなっても、フィンブリッジ部27、28同士の近接状態を確保しつつ、複数の扁平管11をヘッダータンク41、51に挿入することができる。
<変形例1>
上記実施形態のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器からなる室外熱交換器7の製造方法では、扁平管11の長手方向端部14、15をヘッダータンク41、51の挿入穴42、52に一斉に挿入しているが、この挿入作業の作業性をさらに高めることが望ましい。
そこで、ここでは、ヘッダータンク41、51の挿入穴42、52の周囲部分の形状について、図10に示すような工夫を施している。
より具体的には、ヘッダータンク41、51の扁平管11の長手方向端部14、15に対向する部分に長手方向端部14、15から遠ざかるように凹んだ凹部43、53を設け、この凹部43、53に挿入穴42、52を形成するようにしている。この凹部43、53は、扁平管11の長手方向端部14、15に近い側から遠い側に向かって徐々に凹み領域が小さくなるような形状を有している。そして、挿入穴42、52は、凹部43、53の扁平管11の長手方向端部14、15に最も遠い側の部分に形成されている。
これにより、扁平管11の長手方向端部14、15をヘッダータンク41、51の挿入穴42、52に一斉に挿入する作業をさらにスムーズに行うことができる。
<変形例2>
上記実施形態及び変形例1のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器からなる室外熱交換器7の製造方法では、変形前は円弧形状であり、かつ、変形後は平坦形状になるような縮み代吸収部24a、25aをフィン波頂部24、25に設けるようにしているが、他の形状を採用してもよい。
例えば、図11及び図12に示すように、フィン波頂部24、25を扁平管11の平面部12に対向する平坦形状とし、このフィン波頂部24、25の近傍に上下方向(すなわち、積層方向)に屈曲自在な縮み代吸収部24a、25aを設けるようにしてもよい。ここでは、波形フィン21のフィン波頂部24、25の反平面部12側の部分に、V字形状の屈曲部分からなる縮み代吸収部24a、25aを設けている。この縮み代吸収部24a、25aでは、扁平管11と波形フィン21との積層方向から波形フィン21を押圧することによって、縮み代吸収部24a、25aのV字形状を縮ませることができる。
そして、このような縮み代吸収部24a、25aであっても、フィンブリッジ部27、28同士を近づくようにし、ばらつきのあった扁平管11間の積層方向の間隔を一定の間隔に近づけることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上記実施形態及びその変形例のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器としての室外熱交換器7では、縮み代吸収部24a、25aが、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25の両方に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、上側フィン波頂部24及び下側フィン波頂部25のいずれか一方に形成されているものであってもよい。
(B)
上記実施形態及びその変形例のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器としての室外熱交換器7では、フィンブリッジ部27、28の形状が折り曲げ線X1、X2に対して斜めの切り込みY2によって形成される略三角形状の切り起こしである。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、折り曲げ線X1、X2に対して平行な切り込みや階段状の切り込みによって形成される略長方形状の切り起こし等の他の形状の切り起こしであってもよい。
(C)
上記実施形態及びその変形例のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器としての室外熱交換器7では、フィンブリッジ部27、28が空気の流れ方向下流側だけに形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、フィンブリッジ部27、28が空気の流れ方向上流側に形成されているものや空気の流れ方向上流側及び下流側に形成されているものであってもよい。
(D)
上記実施形態及びその変形例のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器としての室外熱交換器7が採用された室外ユニット1は、室外空気が側面や背面から流入して前面から吹き出す横吹きタイプのものであったが、これに限定されるものではない。例えば、室外空気が側面や背面から流入して天面から吹き出す上吹きタイプ等の他の形態であってもよい。
本発明は、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器及びその製造方法に対して、広く適用可能である。
7 室外熱交換器(ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器)
7a フィン−管積層体
11 扁平管
12 平面部
14、15 扁平管の長手方向端部
21 波形フィン
41、51 ヘッダータンク
24、25 フィン波頂部
24a、25a 縮み代吸収部
27、28 フィンブリッジ部
特開2010−2138号公報

Claims (4)

  1. 幅広の平面部(12)が上下方向に向く状態で配置される扁平管(11)と、波形に折り曲げられた形状の波形フィン(21)とが上下方向に交互に複数段積層されるとともに、前記複数の扁平管の長手方向端部(14、15)がヘッダータンク(41、51)に挿入されることによって構成されており、前記波形フィンが、前記折り曲げ部分のうち前記平面部の幅内に配置されており前記平面部に接合されるフィン波頂部(24、25)と、前記折り曲げ部分のうち前記平面部の幅方向外方にはみ出すように配置されており前記フィン波頂部よりも上下方向に突出するように切り起こされているフィンブリッジ部(27、28)とを有している、ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器(7)の製造方法であって、
    前記扁平管と前記波形フィンとの積層方向から前記波形フィンを押圧した際に前記波形フィンの上下方向の寸法が小さくなるように変形する縮み代吸収部(24a、25a)を前記フィン波頂部又はその近傍に設け、
    前記平面部に前記フィン波頂部が接するように前記波形フィンと前記扁平管とを交互に複数段積層することによってフィン−管積層体(7a)を形成し、
    前記扁平管と前記波形フィンとの積層方向から前記フィン−管積層体を押圧して前記縮み代吸収部を変形させ、
    前記複数の扁平管の長手方向端部をヘッダータンクに挿入する、
    ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器の製造方法。
  2. 前記縮み代吸収部(24a、25a)は、前記フィン−管積層体(7a)を押圧する前の状態において、先端が前記平面部(12)側に突出する円弧形状の部分であり、
    前記扁平管(11)と前記波形フィン(21)との積層方向から前記フィン−管積層体を押圧することによって、前記縮み代吸収部は、円弧形状が平坦形状になるように変形する、
    請求項1に記載のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器の製造方法。
  3. 幅広の平面部(12)が上下方向に向く状態で配置される扁平管(11)と、
    前記扁平管と上下方向に交互に複数段積層されており、波形に折り曲げられた形状の波形フィン(21)と、
    前記複数の扁平管の長手方向端部(14、15)が挿入されるヘッダータンク(41、51)と、を備え、
    前記波形フィンは、前記折り曲げ部分のうち前記平面部の幅内に配置されており、前記平面部に接合されるフィン波頂部(24、25)と、前記折り曲げ部分のうち前記平面部の幅方向外方にはみ出すように配置されており前記フィン波頂部よりも上下方向に突出するように切り起こされているフィンブリッジ部(27、28)とを有しており、
    前記フィン波頂部又はその近傍には、前記扁平管と前記波形フィンとの積層方向から前記波形フィンを押圧することによって、前記波形フィンの上下方向の寸法が小さくなるように変形した縮み代吸収部(24a、25a)が設けられている、
    ブリッジ付き波形フィン積層熱交換器(7)。
  4. 前記縮み代吸収部(24a、25a)は、先端が前記平面部(12)側に突出する円弧形状の部分を、前記扁平管(11)と前記波形フィン(21)との積層方向から前記波形フィンを押圧することによって、平坦形状になるように変形させた部分である、
    請求項3に記載のブリッジ付き波形フィン積層熱交換器(7)。
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