JP2010107147A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エバポレータ1は、1対のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に設けられた熱交換コア4とを備えている。熱交換コア4は複数の扁平状熱交換管5と、隣り合う熱交換管5どうしの間に配置されたアウターフィン6とを有する。熱交換管5を、前側縁部において第1連結部18により互いに連結された2枚の管形成用金属板17どうしを積層状に接合することにより形成する。アウターフィン6を、2つのフィン構成部材27を積層状に接合することにより形成する。両フィン構成部材27どうしを前側縁部において第2連結部28により互いに連結する。熱交換管5の管形成用金属板17の後側縁部と、アウターフィン5のフィン構成部材27の後側縁部とを第3連結部29により連結する。第1連結部18、第2連結部28および第3連結部29は前側および後側に交互に位置している。
【選択図】図3
Description
熱交換管が、前側縁部または後側縁部において第1連結部により互いに連結された2枚の管形成用金属板どうしを積層状に接合することにより形成され、熱交換管を形成する両管形成用金属板のうちの少なくともいずれか一方が外方に膨出させられることによって、熱交換管に、上下方向にのびるとともに上下両端が開口した少なくとも1つの流体流通部が設けられ、アウターフィンが、複数のフィン構成部材を積層状に接合することにより形成され、複数のフィン構成部材の隣り合うものどうしが前側縁部または後側縁部において第2連結部により互いに連結され、熱交換管の管形成用金属板における第1連結部により連結された側と反対側の側縁部と、アウターフィンの重ね合わせ方向の端部のフィン構成部材における第2連結部により連結された側と反対側の側縁部とが第3連結部により連結され、管形成用金属板どうしを連結する第1連結部、隣り合うフィン構成部材どうしを連結する第2連結部、および管形成用金属板とフィン構成部材とを連結する第3連結部が、前側および後側に交互に位置している熱交換器。
第1連結部により側縁部どうしが互いに連結され、かつ少なくともいずれか一方が外方に膨出させられた2枚の管形成用金属板からなる板状の管素材と、第2連結部により側縁部どうしが互いに形成された複数のフィン構成部材からなる板状のフィン素材とが、交互に並べられるとともに、管素材の管形成用金属板における第1連結部により連結された側と反対側の側縁部と、フィン素材の端部のフィン構成部材における第2連結部により連結された側と反対側の側縁部とが第3連結部により連結されている板状の熱交換コア形成部材を用意すること、
熱交換コア形成部材を、第1〜第3連結部において、隣り合う連結部の折り曲げ方向が互いに逆向きとなるように折り曲げ、これにより2枚の管形成用金属板からなる管用組み合わせ体と複数のフィン構成部材からなるフィン用組み合わせ体とを交互に並べること、
ならびに管用組み合わせ体の隣り合う管形成用金属板どうしをろう付して熱交換管をつくるとともに、フィン用組み合わせ体の隣り合うフィン構成部材どうしをろう付してアウターフィンをつくり、さらにアウターフィンの端部のフィン構成部材を熱交換管の管形成用金属板にろう付して熱交換コアをつくることを含む熱交換器の製造方法。
(2)(3):ヘッダタンク
(4):熱交換コア
(5):熱交換管
(6):アウターフィン
(8):冷媒入口ヘッダ部
(9):冷媒出口ヘッダ部
(12)(13):中間ヘッダ部
(15)(16):管挿通穴
(17):管形成用金属板
(18):第1連結部
(19):流体流通部
(21):外方膨出部
(25):挿入部
(27)(40):フィン構成部材
(28):第2連結部
(29):第3連結部
(31):熱交換コア形成部材
(32):管素材
(33):フィン素材
Claims (11)
- 互いに間隔をおいて配置された1対のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に設けられた熱交換コアとを備えており、熱交換コアが、幅方向を前後方向に向けるとともにヘッダタンクの長さ方向に間隔をおいて配置され、かつ両端が両ヘッダタンクに接続された複数の扁平状熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間に配置されたアウターフィンとを有する熱交換器であって、
熱交換管が、前側縁部または後側縁部において第1連結部により互いに連結された2枚の管形成用金属板どうしを積層状に接合することにより形成され、熱交換管を形成する両管形成用金属板のうちの少なくともいずれか一方が外方に膨出させられることによって、熱交換管に、上下方向にのびるとともに上下両端が開口した少なくとも1つの流体流通部が設けられ、アウターフィンが、複数のフィン構成部材を積層状に接合することにより形成され、複数のフィン構成部材の隣り合うものどうしが前側縁部または後側縁部において第2連結部により互いに連結され、熱交換管の管形成用金属板における第1連結部により連結された側と反対側の側縁部と、アウターフィンの重ね合わせ方向の端部のフィン構成部材における第2連結部により連結された側と反対側の側縁部とが第3連結部により連結され、管形成用金属板どうしを連結する第1連結部、隣り合うフィン構成部材どうしを連結する第2連結部、および管形成用金属板とフィン構成部材とを連結する第3連結部が、前側および後側に交互に位置している熱交換器。 - 管形成用金属板の厚みが0.2mm以下である請求項1記載の熱交換器。
- 1つのアウターフィンが、偶数のフィン構成部材からなる請求項1または2記載の熱交換器。
- 1つのアウターフィンを構成するフィン構成部材の数が2または4である請求項3記載の熱交換器。
- フィン構成部材の厚みが0.2mm以下である請求項1〜4のうちのいずれかに記載の熱交換器。
- 各ヘッダタンクに、ヘッダタンクの長さ方向にのびる少なくとも1つのヘッダ部が設けられるとともに、当該ヘッダ部に管挿通穴が形成され、熱交換管の両端部における流体流通部と対応する部分に、管挿通穴を通してヘッダタンクのヘッダ部内に挿入される挿入部が設けられている請求項1〜5のうちのいずれかに記載の熱交換器。
- ヘッダタンクに、前後方向に並んだ複数のヘッダ部が設けられるとともに、熱交換管に、前後方向に間隔をおいて並んだヘッダ部と同数の流体流通部が設けられている請求項6記載のエバポレータ。
- 互いに間隔をおいて配置された1対のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に設けられた熱交換コアとを備えており、熱交換コアが、幅方向を前後方向に向けるとともにヘッダタンクの長さ方向に間隔をおいて配置され、かつ両端が両ヘッダタンクに接続された複数の扁平状熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間に配置されたアウターフィンとを有する熱交換器を製造する方法であって、
第1連結部により側縁部どうしが互いに連結され、かつ少なくともいずれか一方が外方に膨出させられた2枚の管形成用金属板からなる板状の管素材と、第2連結部により側縁部どうしが互いに形成された複数のフィン構成部材からなる板状のフィン素材とが、交互に並べられるとともに、管素材の管形成用金属板における第1連結部により連結された側と反対側の側縁部と、フィン素材の端部のフィン構成部材における第2連結部により連結された側と反対側の側縁部とが第3連結部により連結されている板状の熱交換コア形成部材を用意すること、
熱交換コア形成部材を、第1〜第3連結部において、隣り合う連結部の折り曲げ方向が互いに逆向きとなるように折り曲げ、これにより2枚の管形成用金属板からなる管用組み合わせ体と複数のフィン構成部材からなるフィン用組み合わせ体とを交互に並べること、
ならびに管用組み合わせ体の隣り合う管形成用金属板どうしをろう付して熱交換管をつくるとともに、フィン用組み合わせ体の隣り合うフィン構成部材どうしをろう付してアウターフィンをつくり、さらにアウターフィンの端部のフィン構成部材を熱交換管の管形成用金属板にろう付して熱交換コアをつくることを含む熱交換器の製造方法。 - フィン素材を構成するフィン構成部材の数を偶数にする請求項8記載の熱交換器の製造方法。
- 熱交換コア形成部材を、金属板にプレス加工を施すことにより形成する請求項8または9記載の熱交換器の製造方法。
- 熱交換コア形成部材をつくる金属板の厚みを0.2mm以下とする請求項10記載の熱交換器の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011252631A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Showa Denko Kk | 熱交換器 |
US20120042687A1 (en) * | 2010-08-23 | 2012-02-23 | Showa Denko K.K. | Evaporator with cool storage function |
JP2014205476A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | エバポレータおよびこれを用いた車両用空調装置 |
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