JP7346181B2 - 熱源装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、熱源装置に関する。
空気熱交換器と、この熱交換器とともに冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機、アキュムレータおよびレシーバ等のサイクル構成部品と、を備えた空冷式の熱源装置が知られている。熱交換器は、熱源装置の底板上に配置されることが一般的である。この場合、サイクル構成部品や制御器を収容する電気部品箱等が熱交換器の通気抵抗となり、熱交換効率を低下させる一因となり得る。
特開2016-121856号公報
本発明が解決しようとする課題は、熱交換効率を改善することが可能な熱源装置を提供することである。
一実施形態に係る熱源装置は、底板と、熱交換器と、サイクル構成部品と、ファンとを備えている。前記熱交換器は、底板側の第1下端部および当該第1下端部の反対側の第1上端部を有している。前記サイクル構成部品は、前記底板側の第2下端部および当該第2下端部の反対側の第2上端部を有し、前記熱交換器とともに冷凍サイクルを構成する。前記ファンは、前記熱交換器を通る気流を発生させる。この熱源装置において、前記第1下端部が前記第2下端部よりも鉛直方向の上方に位置するとともに、前記第1上端部が前記第2上端部よりも前記鉛直方向の上方に位置している。前記底板は、第1底板および第2底板を含む。前記熱交換器は、前記第1底板の上方に配置された第1熱交換器および第2熱交換器と、前記第2底板の上方に配置された第3熱交換器と、を含む。前記サイクル構成部品は、前記第1熱交換器に接続された第1レシーバと、前記第2熱交換器に接続された第2レシーバと、前記第3熱交換器に接続された第3レシーバと、を含む。前記第1レシーバ、前記第2レシーバおよび前記第3レシーバは、前記第1底板の上方に配置されている。前記第2熱交換器の一部は、前記第3熱交換器と前記第3レシーバの間に位置している。さらに、前記第3熱交換器と前記第3レシーバを接続する配管は、前記第2熱交換器の前記一部と前記第1底板の間を通っている。
図1は、一実施形態に係る熱源装置を含む冷凍サイクルの概略的な構成例を示す図である。 図2は、熱源装置の概略的な斜視図である。 図3は、熱源装置を他の方向から見た概略的な斜視図である。 図4は、熱源装置の概略的な正面図である。 図5は、図4におけるV-V線に沿う熱源装置の概略的な断面図である。 図6は、図4におけるVI-VI線に沿う熱源装置の概略的な断面図である。
熱源装置の一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る熱源装置1を含む冷凍サイクルの概略的な構成例を示す図である。熱源装置1は、冷媒の流入口Piと、冷媒の流出口Poとを備えている。図中の各矢印は、冷媒が流れる方向を示している。
熱源装置1は、流入口Piと流出口Poの間に配置される要素として、アキュムレータ2、逆止弁3、第1圧縮機4A、第2圧縮機4B、オイルセパレータ5、第1熱交換器6A、第2熱交換器6B、第3熱交換器6C、第4熱交換器6D(サブクールコイル)、第1レシーバ7A、第2レシーバ7B、第3レシーバ7C、第1バルブ8A、第2バルブ8Bおよびこれら要素を接続する配管を備えている。アキュムレータ2、圧縮機4A,4B、オイルセパレータ5およびレシーバ7A~7Cは、本実施形態におけるサイクル構成部品または容器の一例である。
熱源装置1には、流入口Piを通じて冷媒が供給される。この冷媒は、第1バルブ8Aを経てアキュムレータ2に供給される。アキュムレータ2においては冷媒が気液分離され、そのガス冷媒が逆止弁3を経て、並列に接続された第1圧縮機4Aおよび第2圧縮機4Bにそれぞれ供給される。これら圧縮機4A,4Bは、例えば密閉型のロータリコンプレッサであり、ガス冷媒を所定の圧力に圧縮する。圧縮されたガス冷媒は、オイルセパレータ5に供給されて油分が分離される。
オイルセパレータ5を経たガス冷媒は、並列に接続された第1熱交換器6A、第2熱交換器6Bおよび第3熱交換器6Cにそれぞれ供給される。これら熱交換器6A~6Cにおいて、ガス冷媒が空気と熱交換して凝縮される。
図1の例においては、第1熱交換器6Aの出口に第1レシーバ7Aが接続され、第2熱交換器6Bの出口に第2レシーバ7Bが接続され、第3熱交換器6Cの出口に第3レシーバ7Cが接続されている。熱交換器6A~6Cを経た冷媒は、それぞれレシーバ7A~7Cに溜められる。さらに、レシーバ7A~7Cの冷媒は、第4熱交換器6Dに供給される。この冷媒は、第4熱交換器6Dにおいて過冷却され、第2バルブ8Bを介して流出口Poに供給される。
熱源装置1は、例えば空気調和機の室外機であり、ビルや工場等の建物の外部に配置される。流入口Piおよび流出口Poには、例えば膨張弁および熱交換器(蒸発器)等を備えた室内機やショーケースが接続される。なお、熱源装置1は、チリングユニットやヒートポンプ給湯装置等であってもよい。
次に、図1に示した冷凍サイクルを適用した熱源装置1の構造の一例について説明する。
図2は、熱源装置1の概略的な斜視図である。図3は、熱源装置1を他の方向から見た概略的な斜視図である。以下の説明においては、図2および図3に示すX方向、Y方向およびZ方向を定義する。X方向およびY方向は、いずれも熱源装置1の設置面と平行な水平方向に相当し、互いに直交している。Z方向は、鉛直方向に相当し、X方向およびY方向と直交している。Z方向の矢印が示す方向を上方と呼び、その反対方向を下方と呼ぶことがある。
図2および図3に示すように、熱源装置1は、平面視において矩形状の下枠10および上枠11を備えている。下枠10と上枠11は、4隅のうちの3つにそれぞれ配置された支柱12A,12B,12Cによって接続されている。さらに図2に示すように、下枠10と上枠11の間には、X方向に並ぶ前面板13A,13B,13Cが配置されている。
下枠10の下方の開口は、X方向に並ぶ2枚の底板14A,14B(図5参照)で覆われている。底板14A,14Bの下方には、X方向に延びる一対の据付脚15A,15Bが互いに平行に配置されている。上枠11の上方には、X方向に並ぶ一対の天板16A,16Bが配置されている。
天板16Aは中央に円形の開口を有しており、この開口に円筒状のベルマウス17Aが取り付けられている。ベルマウス17Aの内側には、送風ファン18Aが配置されている。同様に、天板16Bは中央に円形の開口を有しており、この開口に円筒状のベルマウス17Bが取り付けられている。ベルマウス17Bの内側には、送風ファン18Bが配置されている。なお、天板16Aとベルマウス17Aは一体的に形成されてもよい。同様に、天板16Bとベルマウス17Bは一体的に形成されてもよい。
図1にも示した熱交換器6A~6Cは、下枠10と上枠11の間に配置され、前面板13A~13Cとともに熱源装置1の側部を構成している。具体的には図2に示すように、支柱12Aと前面板13Aの間の領域を第1熱交換器6Aが覆っている。また、図3に示すように、支柱12Aと支柱12Bの間の領域の半分を第2熱交換器6Bが覆い、当該領域の残りの半分を第3熱交換器6Cが覆っている。さらに、支柱12Bと支柱12Cの間の領域を第4熱交換器6Dが覆っている。熱交換器6A~6Dの外側には、これら熱交換器6A~6Dを保護するための格子19が配置されている。
本実施形態において、第1熱交換器6Aは、Z方向に積み重ねられた下部ユニット61aおよび上部ユニット62aを有している。第2熱交換器6Bは、Z方向に積み重ねられた下部ユニット61bおよび上部ユニット62bを有している。第3熱交換器6Cは、Z方向に積み重ねられた下部ユニット61cおよび上部ユニット62cを有している。第4熱交換器6Dは、Z方向に積み重ねられた下部ユニット61dおよび上部ユニット62dを有している。
続いて、熱源装置1の内部構造の一例について説明する。
図4は、熱源装置1の概略的な正面図である。図5は、図4におけるV-V線に沿う熱源装置1の概略的な断面図である。図6は、図4におけるVI-VI線に沿う熱源装置1の概略的な断面図である。なお、図4においては、前面板13A~13Cを省略するとともに、下枠10の一部を破断している。また、図4~図6においては、熱源装置1の内部に配置される配管等の要素を一部省略している。
図4および図5に示すように、熱源装置1の内部には、電気部品箱20、機械室30およびバルブ収容部40が配置されている。電気部品箱20は、圧縮機4A,4Bや送風ファン18A,18B等を制御する制御器21を収容している。機械室30は、圧縮機4A,4Bや図1に示したオイルセパレータ5等を収容している。バルブ収容部40は、バルブ8A,8B等を収容している。機械室30は、圧縮機4A,4Bを収容する圧縮機収容箱であってもよいし、このような圧縮機収容箱を内部に含んでもよい。熱源装置1が膨張弁や四方弁を含む場合、機械室30はこれら膨張弁および四方弁をさらに収容してもよい。
電気部品箱20は、例えば金属製の複数のプレートにより構成されている。同様に、機械室30およびバルブ収容部40も金属製の複数のプレートにより構成された箱体である。電気部品箱20は底板14A上に配置され、機械室30およびバルブ収容部40は底板14B上に配置されている。
図5に示すように、第1熱交換器6Aおよび第2熱交換器6Bは、底板14Aの上方に配置されている。第1熱交換器6Aは、Y方向に延びる第1扁平部分63aと、X方向に延びる第2扁平部分64aと、第1扁平部分63aおよび第2扁平部分64aの間の屈曲部分65aとを有している。図5の例においては、第1扁平部分63aの方が第2扁平部分64aよりも長い。第2扁平部分64aの端部は、電気部品箱20と対向している。
第2熱交換器6Bは、X方向に延びる第1扁平部分63bと、Y方向に延びる第2扁平部分64bと、第1扁平部分63bおよび第2扁平部分64bの間の屈曲部分65bとを有している。図5の例においては、第1扁平部分63bの方が第2扁平部分64bよりも長い。第2扁平部分64bの端部は、電気部品箱20と対向している。
第3熱交換器6Cおよび第4熱交換器6Dは、底板14Bの上方に配置されている。第3熱交換器6Cは、X方向に延びる第1扁平部分63cと、Y方向に延びる第2扁平部分64cと、第1扁平部分63cおよび第2扁平部分64cの間の屈曲部分65cとを有している。図5の例においては、第1扁平部分63cの方が第2扁平部分64cよりも長い。第2扁平部分64cの端部は、機械室30と対向している。
このように、熱交換器6A~6Cは、異なる方向に延びる複数の部分を含む。一方、サブクールコイルである第4熱交換器6Dは、このような複数の部分を含まずに、全体的にY方向に延びている。
図6の第2熱交換器6Bに例示するように、各熱交換器6A~6Dは、Z方向に延びる複数の板状のフィン66と、これらフィン66を貫通する複数の伝熱管67とを有している。
図5の第1熱交換器6Aに例示するように、各熱交換器6A~6Dは、熱源装置1の内側から外側に向けて第1列L1、第2列L2および第3列L3に分割されている。例えば第1扁平部分63aの各列L1~L3においては、複数のフィン66がY方向に配列されている。第2扁平部分64aの各列L1~L3においては、複数のフィン66がX方向に配列されている。また、屈曲部分65aの各列L1~L3においては、複数のフィン66が曲線状に配列されている。
第2熱交換器6Bに近接する第1扁平部分63aの端部においては、第2列L2が第1列L1よりもY方向と平行に突出し、第3列L3が第2列L2よりもY方向と平行に突出している。これにより、第1扁平部分63aの当該端部は、外側ほど突出した階段状に構成されている。第2熱交換器6Bの第1扁平部分63bの端部も同様に、外側ほど突出した階段状に構成されている。
さらに、第3熱交換器6Cの第1扁平部分63cの端部も同様に、外側ほど突出した階段状に構成されている。また、第3熱交換器6Cに近接する第4熱交換器6Dの端部も同様に、外側ほど突出した階段状に構成されている。
なお、図5に示す熱交換器6A~6Dの断面形状は、それぞれ図1および図2に示した上部ユニット62a~62dのものに相当する。熱交換器6A~6Dの下部ユニット61a~61dは、これら上部ユニット62a~62dと同様の断面形状を有している。
図6の例においては、電気部品箱20の内部の空気を排気する排気ユニット22が電気部品箱20の側面に設けられている。排気ユニット22は、第2熱交換器6Bに向けて突出する排気口23と、排気口23の内部に配置された排気ファン24とを備えている。
排気ユニット22の上方には、上述の送風ファン18Aが配置されている。送風ファン18Aは、複数の羽根181と、これら羽根181を回転させるファンモータ182とを備えている。
送風ファン18Aにおいて羽根181が回転すると、第1熱交換器6Aおよび第2熱交換器6Bにおけるフィン66の隙間を通じて熱源装置1の周囲の空気が熱源装置1の内部に吸い込まれる。このとき、各熱交換器6A,6Bの伝熱管67を流れる高温高圧のガス冷媒との熱交換により空気が温められる。また、排気ユニット22において排気ファン24が回転すると、電気部品箱20の内部で発生する熱により温められた空気が排気口23を通じて排出される。各熱交換器6A,6Bにおいて温められた空気、および、電気部品箱20から排出された空気は、ベルマウス17Aを通じて熱源装置1の外部に排出される。
図5に示すように、アキュムレータ2は、第3熱交換器6C、第4熱交換器6D、機械室30およびバルブ収容部40で囲われた空間に配置されている。アキュムレータ2は、複数の脚部材2aにより底板14Bに固定されている。逆止弁3は、アキュムレータ2からZ方向に延出する配管に取り付けられている。
レシーバ7A~7Cは、第1熱交換器6A、第2熱交換器6Bおよび電気部品箱20で囲われた空間に配置されている。熱交換器6A,6Bは、レシーバ7A~7Cの周囲の半分以上を囲っている。図5の例においては、レシーバ7A~7CがX方向およびY方向と交差する方向において直線状に並んでいる。ただし、レシーバ7A~7Cの配置態様はこの例に限られない。
図6に示すように、レシーバ7A~7Cは、下端部71とその反対側の上端部72との間でZ方向に長尺に延びる形状を有している。レシーバ7A~7Cの下端部71は、複数の脚部材73を介して底板14Aに固定されている。また、レシーバ7A~7Cは、下端部71と上端部72の間の中間部において、ガイド50により支持されている。ガイド50の両端部は、例えば熱交換器6A,6Bの端板に固定されている。
図5に示すように、レシーバ7Aには配管81の一端が接続されている。配管81の他端は、第1熱交換器6Aの第2扁平部分64aの端部に接続されている。第1熱交換器6Aにおいて空気と熱交換した後の冷媒は、配管81を介してレシーバ7Aに供給される。
レシーバ7Bには配管82の一端が接続されている。配管82の他端は、第2熱交換器6Bの第2扁平部分64bの端部に接続されている。第2熱交換器6Bにおいて空気と熱交換した後の冷媒は、配管82を介してレシーバ7Bに供給される。
レシーバ7Cには配管83の一端が接続されている。配管83の他端は、第3熱交換器6Cの第2扁平部分64cの端部に接続されている。第3熱交換器6Cにおいて空気と熱交換した後の冷媒は、配管83を介してレシーバ7Cに供給される。図5の例においては、配管83の一部が第2熱交換器6Bの下方(第2熱交換器6Bと底板14Aの間)に通されている。
また、レシーバ7A~7Cには、集合管84の3本に分岐した端部がそれぞれ接続されている。集合管84の他端は、第4熱交換器6Dのバルブ収容部40と対向する端部に接続されている。図5の例においては、集合管84の一部が第2熱交換器6Bおよび第3熱交換器6Cの下方(第2熱交換器6Bと底板14Aの間、第3熱交換器6Cと底板14Bの間)に通されている。
続いて、熱源装置1の各要素のZ方向における位置関係につき、図4および図6を用いて説明する。
熱交換器6A~6Dは、例えばブラケットを介して下枠10の上端部に取り付けられている。本実施形態においては、熱交換器6A~6Dの下端部のZ方向における位置が揃っている。また、熱交換器6A~6Dの上端部のZ方向における位置が揃っている。ただし、熱交換器6A~6Dの下端部は、必ずしも全て一致する必要はない。同様に、熱交換器6A~6Dの上端部は、必ずしも全て一致する必要はない。
図4および図6においては、熱交換器6A~6Dの下端部E1および上端部E2の位置をそれぞれ破線で示している。下端部E1と底板14A,14Bとの間には、下枠10の高さ相当の隙間Gが存在する。また、図6の例においては、上端部E2がファンモータ182の下端部よりも上方に位置している。
一方、アキュムレータ2、圧縮機4A,4B、オイルセパレータ5およびレシーバ7A~7C等のサイクル構成部品(冷凍サイクル容器)は、底板14A,14Bに対して直接あるいは脚部や台座等を介して固定されている。これらサイクル構成部品と底板14A,14Bの間には、下枠10が介在していない。
例えば図6に示したレシーバ7A~7Cに着目すると、これらの下端部71は、熱交換器6A~6Dの下端部E1よりも下方に位置する。また、レシーバ7A~7Cの上端部72は、熱交換器6A~6Dの上端部E2よりも下方に位置する。アキュムレータ2、圧縮機4A,4Bおよびオイルセパレータ5に関しても同様に、これらの下端部が熱交換器6A~6Dの下端部E1よりも下方に位置し、これらの上端部が熱交換器6A~6Dの上端部E2よりも下方に位置する。
また、図4および図6に示すように、電気部品箱20は、底板14Aに対して固定されている。そのため、電気部品箱20の下端部25は、熱交換器6A~6Dの下端部E1よりも下方に位置する。また、電気部品箱20の上端部26は、熱交換器6A~6Dの上端部E2よりも下方に位置する。
機械室30およびバルブ収容部40は、底板14Bに対して固定されている。そのため、機械室30の下端部31およびバルブ収容部40の下端部41は、いずれも熱交換器6A~6Dの下端部E1よりも下方に位置する。また、機械室30の上端部32およびバルブ収容部40の上端部42は、いずれも熱交換器6A~6Dの上端部E2よりも下方に位置する。
ここで、本実施形態の効果の一例について説明する。
上述の通り、送風ファン18A,18Bが駆動されると、熱交換器6A~6Dを通じて熱源装置1の外部から内部に空気が取り込まれ、この空気がベルマウス17A,17Bから排出される。熱源装置1の内部においてこの空気の流れの通風抵抗が大きいと、熱交換器6A~6Dを通過する空気の風量および風速が低下するため、熱交換効率も低下し得る。送風ファン18A,18Bの回転数を上げることで熱交換器6A~6Dを通過する空気の風量および風速を高めることができるが、この場合にはファンモータ182の消費電力が増加する。
例えば、上記通風抵抗は、図5において破線で示す空間S1,S2の容積に対し、サイクル構成部品等の要素の容積が占める割合が大きいほど上昇しやすい。空間S1には、レシーバ7A~7Cおよび電気部品箱20の一部が含まれる。空間S2には、アキュムレータ2、機械室30(圧縮機4A,4B)の一部およびバルブ収容部40の一部が含まれる。
例えば、空間S1の容積は、図5における第1扁平部分63a、第2扁平部分64a、第1扁平部分63bおよび第2扁平部分64bのそれぞれの内面に沿う4本の線を繋いだ略矩形状の領域の面積に対し、熱交換器6A,6Bの高さ(下端部E1と上端部E2の間の距離)を乗じた値である。図5の例のように熱交換器6A,6Bが底板14Aの周縁に沿って配置されている場合、空間S1の容積は、底板14Aの面積に対して熱交換器6A,6Bの高さを乗じた値から熱交換器6A,6Bの容積を減じることで近似的に算出されてもよい。
また、例えば空間S2の容積は、図5における第1扁平部分63c、第2扁平部分64cおよび第4熱交換器6Dの内面に沿う3本の線を含む略矩形状の領域の面積に対し、熱交換器6C,6Dの高さ(下端部E1と上端部E2の間の距離)を乗じた値である。図6の例のように熱交換器6C,6Dが底板14Bの周縁に沿って配置されている場合、空間S2の容積は、底板14Bの面積に対して熱交換器6C,6Dの高さを乗じた値から熱交換器6C,6Dの容積を減じることで近似的に算出されてもよい。
仮に熱交換器6A,6Bと底板14Aの間に上述の隙間Gが設けられていない場合、レシーバ7A~7Cおよび電気部品箱20の大部分が空間S1に含まれるため、空間S1の全容積に対してこれらの要素の容積が占める割合が大きくなる。同じく、仮に熱交換器6C,6Dと底板14Bの間に上述の隙間Gが設けられていない場合、アキュムレータ2、機械室30(圧縮機4A,4B)およびバルブ収容部40の大部分が空間S2に含まれるため、空間S2の全容積に対してこれらの要素の容積が占める割合が大きくなる。
これに対し、本実施形態においては、熱交換器6A~6Dと底板14A,14Bの間に隙間Gが設けられている。これにより、熱交換器6A~6Dの下端部E1および上端部E2が、アキュムレータ2、レシーバ7A~7C、電気部品箱20、機械室30(圧縮機4A,4B)およびバルブ収容部40の下端部および上端部よりもそれぞれ上方に位置している。このような構成であれば、隙間Gが存在しない場合に比べて空間S1,S2の各々において上記割合が小さくなる。したがって、熱源装置1における通風抵抗が低減され、熱交換効率を高めることができる。
また、圧縮機やレシーバ等のような重量が大きく、ある程度の上下方向長さを有するサイクル構成部品を底板上に固定しつつ、熱源装置1内部空間のスペース効率の向上と熱交換効率の向上を両立することができる。
一例として、本実施形態の構成であれば、空間S1の全容積に対してレシーバ7A~7Cおよび電気部品箱20が存在しない領域が占める割合を70%以上まで高めることが可能である。また、空間S2の全容積に対してアキュムレータ2、機械室30(圧縮機4A,4B)およびバルブ収容部40が存在しない領域が占める割合も70%以上まで高めることが可能である。このように、空間S1,S2における上記割合が70%以上であれば、通気抵抗を良好に低減できる。上記割合が75%以上であればより一層好ましい。
また、隙間Gの高さ寸法を、熱交換器6A~6Dの高さ(E1‐E2)寸法の1/8から1/5の範囲とすることで、十分な熱交換面積を確保し、通風抵抗を低減させつつ、熱源装置1の高さ方向寸法が高くなり過ぎない構成とすることができる。
隙間Gが設けられていれば、例えば図5に示した配管83や集合管84のように、熱交換器6A~6Dの下方に配管を通すことができる。これにより、配管のレイアウトが容易になる。特に、据え付け時の都合等で、熱交換器が面する方向に流入口Piと流出口Poの冷媒配管を引き出す必要がある場合にも、当該配管を隙間G部分から容易に引き出すことが可能となる。また、熱交換器6B,6Cの第2扁平部分64b,64cのように熱交換器の一部が筐体内側に向かって張り出していても、当該張り出した部分の下方に冷媒配管を配置することが可能となる。また、配管の屈曲点の数を減らしたり、全長を小さくしたりすることもできるので、冷媒の流路抵抗の低減にも寄与し得る。
さらに、隙間Gをメンテナンス用のスペースとして利用することもできる。これにより、熱源装置1の部品交換等の作業を効率化できる。この観点からは、隙間Gの高さ寸法を10cm以上、30cm以下の範囲とすることが好ましい。
なお、本実施形態においては熱源装置1が4つの熱交換器6A~6Dを備える場合を例示したが、熱源装置1が備える熱交換器の数はこの例に限定されない。例えば、熱交換器6A,6Bが連続した一つの熱交換器であってもよい。また、熱交換器6C,6Dが連続した一つの熱交換器であってもよい。さらに他の例として、熱交換器6A~6Cが連続した一つの熱交換器であり、この熱交換器の冷媒流れ方向の下流側にサブクールコイルとして第4熱交換器6Dが接続されてもよい。
また、本実施形態においては、熱交換器6A~6Dが上下方向において2つに分割されるとともに、厚さ方向において3つの列L1~L3に分割される場合を例示した。しかしながら、熱交換器6A~6Dは、上下方向および厚さ方向に分割されていなくてもよい。
また、本実施形態においては、熱源装置1が3つのレシーバ7A~7Cを備える場合を例示したが、熱源装置1が備えるレシーバ7A~7Cの数はこの例に限定されない。例えば、熱源装置1は、熱交換器6A~6Cの下流側に接続される1つのレシーバを備えてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…熱源装置、2…アキュムレータ、3…逆止弁、4A,4B…圧縮機、5…オイルセパレータ、6A~6D…熱交換器、7A~7C…レシーバ、8A,8B…バルブ、14A,14B…底板、18A,18B…送風ファン、20…電気部品箱、21…制御器、22…排気ユニット、30…機械室、40…バルブ収容部。

Claims (5)

  1. 底板と、
    前記底板側の第1下端部および当該第1下端部の反対側の第1上端部を有する熱交換器と、
    前記底板側の第2下端部および当該第2下端部の反対側の第2上端部を有し、前記熱交換器とともに冷凍サイクルを構成するサイクル構成部品と、
    前記熱交換器を通る気流を発生させるファンと、
    を備え、
    前記第1下端部が前記第2下端部よりも鉛直方向の上方に位置するとともに、前記第1上端部が前記第2上端部よりも前記鉛直方向の上方に位置
    前記底板は、第1底板および第2底板を含み、
    前記熱交換器は、前記第1底板の上方に配置された第1熱交換器および第2熱交換器と、前記第2底板の上方に配置された第3熱交換器と、を含み、
    前記サイクル構成部品は、前記第1熱交換器に接続された第1レシーバと、前記第2熱交換器に接続された第2レシーバと、前記第3熱交換器に接続された第3レシーバと、を含み、
    前記第1レシーバ、前記第2レシーバおよび前記第3レシーバは、前記第1底板の上方に配置され、
    前記第2熱交換器の一部は、前記第3熱交換器と前記第3レシーバの間に位置し、
    前記第3熱交換器と前記第3レシーバを接続する配管は、前記第2熱交換器の前記一部と前記第1底板の間を通っている、
    熱源装置。
  2. 前記底板側の第3下端部および当該第3下端部の反対側の第3上端部を有し、前記サイクル構成部品を制御する制御器を含む電気部品箱をさらに備え、
    前記第1下端部が前記第3下端部よりも前記鉛直方向の上方に位置するとともに、前記第1上端部が前記第3上端部よりも前記鉛直方向の上方に位置する、
    請求項1に記載の熱源装置。
  3. 前記第1熱交換器および前記第2熱交換器は、前記第1レシーバ、前記第2レシーバ、前記第3レシーバおよび前記電気部品箱を囲う形状を有し、
    前記第1熱交換器および前記第2熱交換器により囲われた空間の容積の70%以上が、前記第1レシーバ、前記第2レシーバ、前記第3レシーバおよび前記電気部品箱が存在しない領域である、
    請求項2に記載の熱源装置。
  4. 前記熱交換器は、前記第2底板の上方に配置された第4熱交換器をさらに含み、
    前記第1レシーバ、前記第2レシーバおよび前記第3レシーバは、集合管に接続され、
    前記集合管は、前記第2熱交換器の前記一部と前記第1底板の間を通り、前記第4熱交換器に接続されている、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の熱源装置。
  5. 前記サイクル構成部品は、冷媒を圧縮して前記熱交換器に供給する圧縮機、前記冷媒を前記圧縮機に供給するアキュムレータと、をさらに含み
    前記圧縮機および前記アキュムレータは、前記第2底板の上に配置されている、
    請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の熱源装置。
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