JP6808098B1 - 空気調和機用室外機及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

直方体形状の筐体(11)と、筐体(11)に設けられ外気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器(12)と、筐体(11)に設けられる室外ファン(13)と、室外ファン(13)の外周を囲い室外ファン(13)による空気の吹出し口を形成するベルマウス(14)と、ベルマウス(14)の側方と筐体となる側面カバー(31)の内側との間の空間に設けられたインバータ基板(35a,35b)と、側面カバー(31)に設けられ入口(41)と出口(42)とが外部に開口していてインバータ基板(35a,35b)又はヒートシンク(36a,36b)を通過する空気が流通する流路(a)とを備え、出口(42)は、ベルマウス(14)と隣接してベルマウス(14)が空気を吹き出す方向と同方向側に向いて配置されている。

Description

本発明は、空気調和機用室外機及び空気調和機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平2013−79807号公報(特許文献1)がある。この公報には、「室外機本体と、室外機本体に収容された熱交換器と、室外機本体の上部に設けられ、室外機本体の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す送風ファンと、送風ファンの外周を囲い、空気の吹き出し口を形成する通風部材と、室外機本体に収容され、熱交換器における一の側端部と他の側端部との間の開口部に配置された電装品ユニットとを備え、電装品ユニットが、通風部材の下端を上下方向に跨いで設けられており、通風部材の下端よりも上側において、電装品ユニットが通風部材の水平方向外側に配置されている。」と記載されている(要約参照)。
また、本技術分野の別の背景技術として、特開平2013−29222号公報(特許文献2)がある。この公報には、「電装箱、それを支持するフレームおよび電装箱の外面を覆う正面パネルによって閉じた空間を形成し、この閉じた空間の吸込み口の下流に、外気を電装箱に導く風路を備えた通風ガイドを設置する。この通風ガイドは、風路の途中に複数の穴が形成された壁が設けられ、上方および下方に少なくとも1回折れ曲がった迷走風路が形成され、かつ電装箱導入口における外気の噴出し方向が吸込み口における外気の吸込み方向に対し略90度曲がっている。」と記載されている(要約参照)。
特開2013−79807号公報 特開2013−29222号公報
前記特許文献1,2には、空気調和機の室外機において、電装品ユニットや電装箱を送風によって冷却する技術が記載されている。しかし、特許文献1,2の技術は、電装品ユニットや電装箱を冷却する空気を直接室外ファンの駆動によって送風している。そのため、室外ファンは室外熱交換器に通風する外気のみならず、電装品ユニットや電装箱を冷却する空気も送風しなければならない。そのため、電装品ユニットや電装箱を冷却する空気を直接送風することが室外ファンの負荷の増大につながるという不具合がある。
そこで、本発明は、室外ファンの負荷の増大を抑制することができる空気調和機用室外機及び空気調和機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、筐体と、前記筐体に設けられ外気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器と、前記筐体に設けられる室外ファンと、前記室外ファンの外周を囲い前記室外ファンによる空気の吹出し口を形成するベルマウスと、前記ベルマウスの側方と前記筐体の内側との間の空間に設けられた電装品と、入口と出口とが前記筐体の外部に開口して設けられ前記電装品又は当該電装品に接触した部材を通過する空気が流通する流路とを備え、前記出口は、前記ベルマウスと隣接して当該ベルマウスが空気を吹き出す方向と同方向側に向いて配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、室外ファンの負荷の増大を抑制することができる空気調和機用室外機及び空気調和機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る空気調和機の全体構成を示す系統図である。 本発明の実施例1に係る室外機の縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の実施例2に係る室外機の上部の縦断面図である。 本発明の実施例3に係る室外機の上部の縦断面図である。 本発明の実施例4に係る室外機の上部の縦断面図である。 本発明の実施例5に係る室外機の上面図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
まず、本実施例の課題について説明する。前記の特許文献1の技術では、上吹出し型の室外機において、特許文献1の図12に示すように、室外機本体の筐体とベルマウスとの間の空間から、室外機本体の筐体の下方にかけて電装品箱が設けられている。そして、送風ファンを駆動させると、送風ファンが発生させた上吹出しの風は、電装品箱の周囲も通過してベルマウスから排出され、この風によって電装品箱は冷却される。
特許文献1の技術では、熱交換器を介さずに直接外部から取り入れた空気も電装品箱の冷却に一部用いてはいるが、熱交換器を通過した熱交換後の空気も電装品箱の冷却に用いられている。このような熱交換後の空気は空気調和機が冷房運転中の場合は温度が高いため、電装品箱を十分に冷却することができない。また、電装品箱が送風ファンの上流側にも配置されているため、室外機本体の筐体内を流通する空気の圧力損失となり、また、騒音の増大にもつながる。そして、電装品箱を冷却した空気は送風ファンによって直接外部に排出されるので、送風ファンの負荷の増大となる。また、送風ファンから上方に吹き出される気流に対して、C部から第1取入口に取り入れられる気流は逆向きになる。このため、C部の矢印で示される空気の流れは弱められてしまう。
一方、同じく上吹出し型の室外機である特許文献2の技術では、熱交換器を介さない外気だけで電装箱を冷却するので、比較的低温の外気で電装箱を十分に冷却することができる。また、電装箱は室外ファンの上流側(熱交換器の下流側)に存在するわけではないため、当該上流側の空気の圧力損失になることもなく、騒音が増大することもない。
しかし、特許文献2の技術でも、特許文献2の図1に示すように、電装箱を冷却後の空気は室外ファンの駆動によって直接ベルマウス外に排出される。そのため、本技術でも、室外ファンの負荷は増大する。
このように、特許文献1,2の技術は、いずれも電装品箱、電装箱を冷却する空気の流れはファンが直接作り出しているので、当該ファンの負荷の増大についながるという不具合がある。
以下では、かかる不具合を解消した本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例1に係る空気調和機100の全体構成を示す系統図である。空気調和機100は、圧縮機131、四方弁132、室内熱交換器101、膨張弁103、室外熱交換器12等で構成され、各部材は配管121で接続されている。室内熱交換器101及び室内ファン102は室内機108に設けられている。圧縮機131、四方弁132、膨張弁103、室外熱交換器12、室外ファン13は本発明の実施例の空気調和機用室外機である室外機1に設けられている。なお、膨張弁103は、室内機108に設けてもよいし、室内機108及び室外機1の両方に設けてもよい。
圧縮機131は、圧縮機モータの駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する装置である。
四方弁132は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。
膨張弁103は、「凝縮器」(空調運転の種類に応じて室外熱交換器12及び室内熱交換器101のうちの一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁103において減圧された冷媒は、「蒸発器」(空調運転の種類に応じて室外熱交換器12及び室内熱交換器101のうちの他方)に導かれる。
室内熱交換器101は、その室外熱交換器12を通流する冷媒と、室内ファン102から送り込まれる室内空気(空調対象空間の空気)との間で熱交換を行う熱交換器である。
室内ファン102は、室内熱交換器101に室内空気を送り込むファンであり、室内熱交換器101の近傍に設置されている。
室外熱交換器12は、その伝熱管を通流する冷媒と、室外ファン13から送り込まれる屋外空気との間で熱交換を行う熱交換器である。
室外ファン13は、室外熱交換器12に屋外空気を送り込むファンである。
図1を用いて、暖房運転時を例に、ヒートポンプ式の空気調和機100の冷凍サイクルを説明する。空気調和機100において、暖房運転時の冷媒の流れは実線矢印141で示している。圧縮機131は、ガス冷媒を圧縮する装置であり、圧縮機131で高温・高圧状態になったガス冷媒は、四方弁132を介して室内機108内の室内熱交換器101(凝縮器)に導かれる。そして、室内熱交換器101を流れる高温の冷媒が、室内ファン102から供給される室内空気に放熱することで、室内が暖められる。このとき、室外熱交換器12内では、熱を奪われたガス冷媒が次第に液化し、室内熱交換器101の出口からは、飽和温度よりも数℃程度低温の過冷却状態の液冷媒が流出する。
その後、室内機108から流出した液冷媒は、膨張弁103を通過時の膨張作用により低温・低圧状態の気液二相冷媒となる。この低温・低圧の気液二相冷媒は、室外機1内の室外熱交換器12(蒸発器)に導かれる。そして、室外熱交換器12の伝熱管内を流れる低温の気液二相冷媒が、室外ファン13から供給される外気から吸熱することで、冷媒の乾き度(=ガス冷媒の質量速度/(液冷媒の質量速度+ガス冷媒の質量速度))が高まる。室外熱交換器12の出口では、冷媒はガス化して数℃程度、過熱度が上昇した状態で圧縮機131に戻る。以上で説明した、一連の冷凍サイクルによって、空気調和機100の暖房運転が実現される。
一方、冷房運転時の冷媒の流れは破線矢印142で示している。冷房運転時には、四方弁132を切り替えて、破線矢印142方向に冷媒が循環する冷凍サイクルを形成する。この場合、室内熱交換器101が蒸発器として作用し、室外熱交換器12が凝縮器として作用する。この一連の冷凍サイクルによって、空気調和機100の冷房運転が実現される。
なお、空気調和機100を冷房運転専用の装置として実現してもよいし、暖房運転専用の装置として実現してもよい。これらの場合は、四方弁132は不要になる。
図2は、本実施例1に係る室外機1の縦断面図であり、図3は、図2のA−A断面図である。なお、図2は、後述する電気箱収納空間33の配置部材を電気箱収納空間33内の当該配置部材等の構造が解りやすいように便宜上ずらして図示している。本実施例1では、電気箱34a,34bの配置位置としては、図3の図示が正しい。なお、配置位置としては、目的等に応じて適宜決定される。さらに、図2、図3について、寸法等は、適宜、誇張や矮小化して記載している。
室外機1は、上吹出し型の室外機であって、筐体11、室外熱交換器12、室外ファン13、ベルマウス14、電気箱34a,34b等を備えている。筐体11はベース19の上に配置された直方体状のケースである。
筐体11の内側の側面には室外熱交換器12が設けられている。室外熱交換器12は、外気と冷媒とを熱交換する装置である。
ベース19上の筐体11内には圧縮機131、アキュムレータ17(図1においては図示を省略)が設置されている。
筐体11の上部にはシュラウド21が設置されている。室外ファン13は筐体11の上部にシュラウド21を介して空気の吹き出し方向が上向きになるように設けられている。そして、室外ファン13は、シュラウド21に固定されたモータクランプ22に設置されたモータ23によって駆動する。
ベルマウス14は室外ファン13の外周を囲うように設けられた上面視で円筒形状の部材であり、筐体11の上部に設けられている。ベルマウス14は、室外ファン13による空気の吹出し口として機能する。
ベルマウス14は室外ファン13の高効率化のために、室外ファン13の回転軸方向に寸法の長いダクト型である。ベルマウス14は、安全上及びデザイン上の理由で、板金により形成され筐体11の一部をなす上面視で矩形状の側面カバー31で囲われ、また、支持されている。また、側面カバー31の上部は、上カバー32で一部塞がれている。
側面カバー31、上カバー32及びベルマウス14で覆われた空間の一部は電気箱収納空間33をなす。本例では、電気箱収納空間33が側面カバー31の角部の2箇所に設けられている(図3)。
各電気箱収納空間33には、それぞれ電気箱34a,34bが収納されている。電気箱34a,34bには、それぞれ高発熱部品である電装品であるインバータ基板が収納されている。このインバータ基板は基本的に2種類あり、それは、圧縮機131の駆動用のインバータ基板35a(第1基板)と、室外ファン13の駆動用のインバータ基板35b(第2基板)とである。電気箱34aにはインバータ基板35aが収納され、電気箱34bにはインバータ基板35bが収納されている。電気箱34a,34bの外側には、インバータ基板35a,35bにそれぞれ接触した部材であり、インバータ基板35a,35bを冷却するヒートシンク36a,36bがそれぞれ接続されている。
このように、室外機1においては、電気箱34a,34bは、図7におけるデッドスペースであったベルマウス14と側面カバー31(筐体11)との間の空間を電気箱収納空間33とし収納場所として有効利用する。そして、インバータ基板35aとヒートシンク36aとを備えた電気箱34aと、インバータ基板35bとヒートシンク36bとを備えた電気箱34bに分けて、ベルマウス4の側方に配置する。
図2に示すように、電気箱34a,34bのそれぞれの下方には、筐体11の一部ともなる側面カバー31に外気と電気箱収納空間33とを連通する開口となる入口41を設けている。また、電気箱34a,34bのそれぞれの上方には、ベルマウス14の端部14aと筐体11の一部である上カバー32との間に、外気と電気箱収納空間33とを連通する開口となる出口42を設けている。これによって、矢印aに示すような入口41と出口42とを結び、電気箱収納空間33を通過する空気の流路がそれぞれ形成される(図2)。この各流路の途中には、それぞれヒートシンク36a,36bが位置している。各出口42は、ベルマウス14の外面と隣接して当該ベルマウス14が空気を吹き出す方向と同方向側(図1の上側)に向いて出口42から排出される空気が流れるように配置されている。
図2に示すように、側面カバー31及び筐体11を上面視した形状は略正方形である。そして、室外ファン13の回転軸中心13aは図3において図面上の上側に偏っている。すなわち、図3で上側の辺にあたる側面カバー31の板金31aから下側の辺にあたる側面カバー31の板金31bまでの距離をWuとする。また、板金31aから回転軸中心13aまでの距離をWfとする。この場合に、“Wf<Wu/2”となる。
本実施例1の作用効果について説明する。
室外ファン13を駆動することによって、外気が室外熱交換器12を通過して筐体11に流入する。この際に外気と冷媒とが熱交換する。筐体11に流入した外気はベルマウス14を介して室外機1の上方に吹き出して排出される。この場合の外気の流れを図2に矢印bで示している。
そして、ベルマウス14から室外機1の上方に吹き出して外気が排出される際に、矢印bのように流れる外気の粘性の作用によって、ベルマウス14に隣接する出口42の周囲の空気も矢印aのように流れ、矢印bの外気の流れに巻き込まれる。このような現象をエゼクタ効果という。このエゼクタ効果あるいは、噴流が外部の流体を引き込むことによって起こるコアンダ効果によって入口41から外気が吸気され、出口42から排出される、矢印aのような空気の流れが発生する。
矢印aの空気の流れはヒートシンク36a,36bの周囲を通過して、ヒートシンク36a,36b、ひいてはインバータ基板35a,35bを冷却する。そして、出口42から排出される。
このような構成とすることにより、インバータ基板35a,35bの冷却に必要な空気、すなわち、矢印aの空気の流れは室外ファン13を通過しない。室外ファン13を通過する矢印bの空気の流れは全て室外熱交換器12における熱交換が行われたものだけである。そのため、室外ファン13の駆動でベルマウス14から排出される風量を低減でき、その分だけ室外ファン13の動力を低減できて、室外機1の負荷の低減、省エネルギーに貢献することができる。さらに、ベルマウス14からの風量が低減したことによって、室外ファン13から発生する騒音も低減でき、室外機1の静音化にも貢献できる。
さらに、矢印aの空気は比較的低温の外気を吸気しているため、インバータ基板35a,35bの冷却性が向上して、室外機1の信頼性向上に貢献できる。例えば、外気温の高い夏場の場合、室外熱交換器12は凝縮器として作用するので室外熱交換器12を通過した矢印bの空気は外気よりもさらに温度が高くなる。一方、室外熱交換器12を通過しない矢印aの空気はこのようなことがない。
また、この冷却性の向上によって、ヒートシンク36a,36bを小型化することができ、室外機1の低製造コスト化に貢献できる。
さらに、矢印bに示す空気の流れの上流側に電気箱34a,34bを配置しないことで、圧力損失が低減して室外ファン13によって送風される風量が増加し、室外熱交換器12の熱交換性能の増加に貢献できる。
また、インバータ基板35aと35bとを別個の電気箱収納空間33に収納することで、インバータ基板35a,35bを収納するスペースを大きくとることができる。
さらに、室外ファン13の回転軸中心13aは図3において上側に偏っている。これによって、インバータ基板35aと35bとを収納する電気箱収納空間33を広くできて、インバータ基板35a,35bを収納するスペースを大きくとることができる。このように、インバータ基板35a,35bを収納するスペースを大きくとることで、電気箱34a、34bの体積を大きくすることができ、インバータ基板35a、35bやヒートシンク36a、36bの収納と配置の自由度を増すことができる。
なお、本実施例1は、上吹出し型の室外機1について説明したが、室外機は上吹出し型に限定されるものではなく、横吹出し型等としてもよい。
図4は、本発明の実施例2に係る室外機1Aの上部の縦断面図である。室外機1Aが実施例1の室外機1と共通する部材については実施例1と同様の符号を用い、詳細な図示と説明は省略する。
本実施例2の室外機1Aが実施例1の室外機1と異なるのは、ヒートシンク36a,36bを矢印aで示す空気の流路の出口42近傍に近づけてそれぞれ設置していることである。
本実施例2によれば、矢印aで示す空気の流路は矢印bの空気の流れの影響によって出口42の近傍で流速が速い。そのため、ヒートシンク36a,36bを出口42近傍に設置することで、ヒートシンク36a,36b、ひいてはインバータ基板35a,35bの冷却効果を高めることができる。
図5は、本発明の実施例3に係る室外機1Bの上部の縦断面図である。室外機1Bが実施例1の室外機1と共通する部材については実施例1と同様の符号を用い、詳細な図示と説明は省略する。なお、図の寸法等については、誇張や矮小化を行っている。この点は以下の実施例に関する他の図においても同様である。
本実施例3の室外機1Bが実施例1の室外機1と異なるのは、ヒートシンク36a,36bを矢印aで示す空気の流路の入口41近傍にそれぞれ設置していることである。
本実施例3によれば、入口41から吸気される外気の温度は矢印aで示す流路の入口41よりも下流側に比べて低い。そのため、ヒートシンク36a,36bを入口41近傍に設置することで、ヒートシンク36a,36b、ひいてはインバータ基板35a,35bの冷却効果を高めることができる。
図6は、本発明の実施例4に係る室外機1Cの上部の縦断面図である。室外機1Cが実施例1の室外機1と共通する部材については実施例1と同様の符号を用い、詳細な図示と説明は省略する。
本実施例4の室外機1Cが実施例1の室外機1と異なるのは、まず、ヒートシンク36a,36bが設けられていないことである。また、電気箱34a,34bの筐体における入口41近傍には当該筐体内と入口41を連通する入口34a1,34b1がそれぞれ設けられている。また、電気箱34a,34bの筐体における出口42近傍には当該筐体内と出口42を連通する出口34a2,34b2がそれぞれ設けられている。さらに、電気箱34a,34bとベルマウス14との間には閉止板51がそれぞれ設けられている。閉止板51は実施例1における矢印aの流路を閉鎖する部材である。これにより、エグゼクタ効果やコアンダ効果によって、入口41,41から入口34a1,34b1に入って、出口34a2,34b2を抜け、出口42,42から排出される外気の流路が矢印cに示すように形成される。この矢印cの示す流路中には電気箱34a,34b内のインバータ基板35a,35bが配置されている。
本実施例4によれば、矢印cの外気の流れによってインバータ基板35a,35bを直接冷却することができる。そのため、本実施例4によれば、ヒートシンク36a,36bを不要として室外機1Cの製造コストを低減することができる。
図7は、本発明の実施例4に係る室外機1Dの上面図である。室外機1Dが実施例1の室外機1と共通する部材については実施例1と同様の符号を用い、詳細な図示と説明は省略する。
本実施例5が実施例1と異なる点は、以下の諸点である。室外機1Dの側面カバー31、筐体11の上面視した形状は長方形状であり、その長手方向に並んで2台の室外ファン13及びベルマウス14が筐体11内に収納されている。各電気箱収納空間33は、側面カバー31を上面視した長方形状における2つの長辺の各中間位置における側面カバー31の内側にそれぞれ設けられている。図7においては、上カバー32を除去して、電気箱34a,34b、インバータ基板35a,35bを図示している、ヒートシンク36a,36bも図示している。しかし、入口41、出口42は、便宜上図示を省略するが、実施例1と同様に設けられている。
各室外ファン13の回転軸13aの位置は、何れも前記の長方形状の中央部よりも当該長方形状の両端部に近い位置に配置されている。すなわち、前記長方形状の長手方向の長さをLu、各室外ファン13の回転軸13aから前記長方形状の直近の長手方向端部までの長さをLfとすると、“Lf<Lu/4”という関係が成り立つ。
本実施例5によれば、各室外ファン13の回転軸13aの位置を前記のようにしたので、電気箱34a,34bの体積を大きくすることができ、インバータ基板35a,35bやヒートシンク36a,36bの収納と配置の自由度を増大することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
1 室外機(空気調和機用室外機)
11 筐体
12 室外熱交換器
13 室外ファン
13a 回転軸
14 ベルマウス
31 側面カバー(筐体)
35a インバータ基板(電装品、第1基板)
35b インバータ基板(電装品、第2基板)
36a,36b ヒートシンク(電装品に接触した部材)
41 入口
42 出口
100 空気調和機
101 室内熱交換器
102 室内ファン
103 膨張弁
131 圧縮機
a 流路

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ外気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器と、
    前記筐体に設けられる室外ファンと、
    前記室外ファンの外周を囲い前記室外ファンによる空気の吹出し口を形成するベルマウスと、
    前記ベルマウスの側方と前記筐体の内側との間の空間に設けられた電装品と、
    入口と出口とが前記筐体の外部に開口して設けられ前記電装品又は当該電装品に接触した部材を通過する空気が流通する流路とを備え、
    前記出口は、前記ベルマウスと隣接して当該ベルマウスが空気を吹き出す方向と同方向側に向いて配置されていることを特徴とする空気調和機用室外機。
  2. 前記電装品として、第1基板と第2基板との2枚の基板を備えていて、
    前記第1基板と前記第2基板は、双方とも前記ベルマウスと前記筐体との間の領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機用室外機。
  3. 前記室外ファンは上吹き出しであり、
    前記筐体は上面視で長方形状であり、その長方形状の長手方向に並んで2台の前記室外ファンが収納配置されていて、
    前記各室外ファンの回転軸の位置は、何れも前記長方形状の中央部よりも両端部に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかの一項に記載の空気調和機用室外機。
  4. 前記電装品に接触した部材としてヒートシンクを備え、
    前記ヒートシンクは、前記流路の前記出口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の空気調和機用室外機。
  5. 前記電装品に接触した部材としてヒートシンクを備え、
    前記ヒートシンクは、前記流路の前記入口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の空気調和機用室外機。
  6. 前記電装品は、前記流路に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の空気調和機用室外機。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかの一項に記載の空気調和機用室外機と、
    前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記冷媒を減圧する膨張弁と、
    前記冷媒と室内空気との熱交換を行う室内熱交換器と、
    前記室内空気を前記室内熱交換器に送風する室内ファンとを備えていることを特徴とする空気調和機。
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