JP2012072937A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和装置において、熱交換器を通る外気の風量を均一化して熱交換効率を向上するとともに、空気調和装置を小型化する。
【解決手段】外装ケース11内に熱交換器21を配置し、外装ケース11の上部に設けた送風機22により外装ケース11の側部から熱交換器21を通して吸い込んだ空気を、外装ケース11の上側に吹き出す形式の空気調和装置において、送風機22の吸い込みノズル40を熱交換器21の上端21Bより下方に下げて配置し、送風機22により吸い込みノズル40から上側に吹き出される空気流Xのエゼクタ効果で、吸い込みノズル40より上方の空気を吸引することにより、熱交換器21の吸い込みノズル40より上方の上部部分を通った空気を、外装ケース11の上側に吹き出し可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気を吹き出す形式の空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置において、室外ユニットの上部に室外ファンを設け、室外ファンを囲うように室外ユニットの側面に上下に延びる熱交換器を配置し、室外ファンが室外ユニットから空気を吹き出すことにより、側面の室外熱交換器を通して室外ユニットに外気を吸い込むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−255829号公報
しかし、上記従来のような空気調和装置では、室外ファンが熱交換室の上部に位置しているため、熱交換器を通して吸い込まれる外気の風量は、室外ファンに近い上部ほど大きく、室外ファンに遠い下部ほど小さくなっており、風量及び風速の分布が不均一になっている。このため、熱交換効率が低下するとともに、熱交換室の下部からも十分な量の外気を吸い込めるように大型の室外ファンを用いる必要があり、空気調和装置が大型化していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、空気調和装置において、熱交換器を通る外気の風量を均一化して熱交換効率を向上するとともに、空気調和装置を小型化できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、外装ケース内に側部に沿って室外熱交換器を配置し、前記外装ケースの開放部に設けた室外ファンにより前記外装ケースの側部から前記室外熱交換器を通して吸い込んだ空気を、前記外装ケースの開放部側に吹き出す形式の空気調和装置において、前記室外ファンのノズルを前記開放部の内側であって当該室外熱交換器の端より内側に向けて延出させて配置し、前記室外ファンにより前記ノズルから開放部側に吹き出される空気のエゼクタ効果で、前記ノズルより開放部側の空気を吸引することにより、前記室外熱交換器の前記ノズルより開放部側の部分を通った空気を、前記外装ケースの開放部側に吹き出し可能としたことを特徴とする。
また、本発明は、外装ケース内に室外熱交換器を配置し、前記外装ケースの上部に設けた室外ファンにより前記外装ケースの側部から前記室外熱交換器を通して吸い込んだ空気を、前記外装ケースの上側に吹き出す形式の空気調和装置において、前記室外ファンのノズルを当該室外熱交換器の上端より下方に下げて配置し、前記室外ファンにより前記ノズルから上側に吹き出される空気のエゼクタ効果で、前記ノズルより上方の空気を吸引することにより、前記室外熱交換器の前記ノズルより上方の上部部分を通った空気を、前記外装ケースの上側に吹き出し可能としたことを特徴とする。
また、上記構成において、前記外装ケース内には前記室外熱交換器に囲われた通風空間が形成され、前記室外ファンは、前記通風空間内に配置され、前記室外熱交換器の前記上端よりも下方に位置している構成としても良い。
また、前記ノズルは、前記室外ファンの吸込口から前記室外熱交換器の内側面に向けて延びる構成としても良い。
さらに、前記ノズルの端部と前記内側面との間に隙間を設けても良い。
また、圧縮機が配置される機械室が前記通風空間の下部に設けられ、前記機械室は前記通風空間に連通し、前記室外熱交換器の下部から吸い込まれた空気は前記機械室を通って前記室外ファンへ流れる構成としても良い。
また、前記外装ケースの上方には前記室外ファンから吹き出される空気を上方に排出する吹き出し口が設けられ、該吹き出し口の開口面積は、平面視における前記通風空間の面積よりも小さく絞られていても良い。
本発明によれば、空気調和装置において、熱交換器を通る外気の風量を均一化して熱交換効率を向上するとともに、空気調和装置を小型化できる。
本発明の一実施の形態を示す空気調和装置の室外ユニットの側断面図である。 室外ユニットの内部構成を示す上面図である。 変形例における室外ユニットの側断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る空気調和装置は、室外ユニット10(空気調和装置)と室内ユニット(図示せず)とを備えて構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気(空気)に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図1は、室外ユニット10の側断面図であり、図2は、室外ユニット10の内部構成を示す上面図である。
室外ユニット10は、略直方体箱形状の外装ケース11を備え、この外装ケース11は、底板12と、この底板12の4隅からそれぞれ鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15(図2)とを有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視で各支柱14の間を繋ぐように略コ字形状に屈曲されて形成された板状の熱交換器21(室外熱交換器)が配置され、熱交換器21は室外ユニット10の高さの略一杯に延在している。
熱交換器21は、外装ケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置され、前面パネル15と合わさることで、上下に延びる略直方体の通風空間20を形成している。すなわち、熱交換器21及び前面パネル15は、通風空間20の側壁を構成している。外装ケース11の上面には、通風空間20の上部が開放した開放部50が形成されている。ここで、熱交換器21は、冷媒が流れるチューブの周りに、伝熱板である複数のフィンが配置されたフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。
通風空間20の開放部50の上方には、上面が開口した吹き出しノズル28が設けられ、吹き出しノズル28は室外ユニット10の上面を構成している。吹き出しノズル28は上下に延びる円筒状の胴部28A(吹き出し口)を有し、胴部28Aの開口面積は、平面視における通風空間20の面積よりも小さく絞られている。
通風空間20の上部の開放部50には軸流型の送風機22(室外ファン)が配置される。送風機22は、図1に示すように、通風空間20の中央に配置されるファンモーター23と、ファンモーター23の上下に延びる軸に取り付けられたプロペラファン24とを備えて構成される。送風機22は、その上面が熱交換器21の上端21Bよりも下方に位置するように配置され、通風空間20に収容されている。
熱交換器21の上部には、送風機22を支持する支持フレーム27が設けられている。支持フレーム27は、熱交換器21の上端21Bに固定されて下方に屈曲する固定部27Aと、固定部27Aの下端からファンモーター23の下面に延びる支持板部27Bとを有している。すなわち、送風機22は、熱交換器21の上端21Bから通風空間20内へ下方に延びる支持フレーム27によって吊り下げられるようにして支持され、通風空間20内の上部に配置されている。支持フレーム27は、通風空間20の通風抵抗を大きく増加させない形状に形成されている。
プロペラファン24の周囲には、円筒状に形成されて内部にファンモーター23及びプロペラファン24を収容するベルマウス25が設けられ、ベルマウス25は、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内する。
ファンモーター23によりプロペラファン24が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲、より具体的には、外装ケース11の前面を除いた左側面側、背面側及び右側面側から熱交換器21を通って外気が通風空間20内に吸い込まれ、この通風空間20の上部に設けられたベルマウス25の上面の吹出開口25Aを通じて外に排出される。つまり、この室外ユニット10は、室外ユニット10の横方向から通風空間20に外気を吸い込み、開放部50側の上方向に吹き出す形式に構成されている。
外装ケース11内の下部には、底板12の上方に、冷媒回路の一部を構成する圧縮機36(図2)等が配置される機械室29が設けられ、機械室29には、アキュムレータ31、オイルセパレーター32及びレシーバータンク33が設けられるとともに、四方弁(図示せず)や膨張弁(図示せず)といった弁体などの冷媒回路構成部品が配管接続されて収容される。これら冷媒回路構成部品の配管の一端側は、熱交換器21を介して室内ユニットと配管接続され、当該冷媒回路構成部品の配管の他端側は室内ユニットに配管接続され、これにより、冷媒を循環する冷媒回路が構成される。
機械室29には、通風空間20と機械室29とを仕切る仕切板等は設けられておらず、機械室29は通風空間20に連通している。このため、通風空間20の下部の熱交換器21から吸い込まれた外気は、仕切板に遮られることなく、機械室29の周囲を通って上方の送風機22へ流れる。
機械室29には、種々の機器が配置されているため、これらの機器が通風抵抗となり、機械室29の通風抵抗は、機器が配置されていない通風空間20の上部の通風抵抗よりも大きくなっている。
また、本構成では、圧縮機36は、外装ケース11の前面側に配置され、圧縮機36の上方の空間に空気調和装置を制御する制御基板などの各種電装ユニットを配設した電装ボックス34が配置される。このため、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側から外装ケース11内の部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。符号35は、圧縮機36の上方に設けられ、圧縮機36に直接雨滴がかからないようにするためのカバー板である。
送風機22には、ベルマウス25の下面に形成された吸込口25Bの周縁から下方に延びる吸い込みノズル40(ノズル)が設けられている。吸い込みノズル40は板を屈曲させるようにして形成され、ベルマウス25の下縁から下方に行くほど外側に向けて湾曲し、熱交換器21の内側面21Aの近傍まで延び、吸い込みノズル40の先端40A(ノズルの端部)と内側面21Aとの間には、隙間Sが形成されている。吸い込みノズル40は、略コ字形状に屈曲された熱交換器21の形状に対応して形成され、平面視において、隙間Sを開けた状態で内側面21Aの全長に亘って内側面21Aに沿うように設けられる。ノズル40は、送風機22に吸い込まれる空気の流れを規制する風向板の機能を有している。
通風空間20は、送風機22及び吸い込みノズル40によって上下に仕切られており、送風機22及び吸い込みノズル40の下方には吸い込みノズル40の上流側の上流室41が形成され、送風機22及び吸い込みノズル40の上方には吸い込みノズル40の下流側の下流室42が形成されている。
下流室42では、ベルマウス25の外周面及び吸い込みノズル40の外側面によって構成される仕切壁43と、下流室42の側壁を構成する熱交換器21の上部の内側面21Aとの間にベルマウス25を囲う空間が形成され、この空間は、下流室42に吸引される外気が通る吸引通路45となっている。
送風機22が駆動されると、上流室41では、上流室41の側壁を構成する熱交換器21の下部を通って上流室41に外気が吸い込まれ、この外気は送風機22の吹出開口25Aから上方に吹き出される。また、ノズル40の先端40Aの近傍では、隙間Sが設けられており、上流室41の空気の一部は隙間Sを通って吸引通路45に流れる。このように、隙間Sを設けたため、先端40Aと内側面21Aとが近接する隅部においても通風空間20内の空気の流れが滞ることがなく、空気をスムーズに流すことができる。また、先端40Aを熱交換器21の内側面21Aに当接させて隙間Sを設けない構成とした場合、先端40Aが当接した部分では熱交換器21を通る気流が滞り、吸い込み量が低下することが考えられるが、本実施の形態では隙間Sを設けたため、先端40Aの近傍の熱交換器21に空気を効率良く流すことができる。
下流室42では、送風機22が駆動されると、送風機22の吹出開口25Aから上方に吹き出される空気流Xによってエゼクタ効果が発生し、吸い込みノズル40より上方に位置する吸引通路45の空気が吸引され、吸引通路45が負圧となる。このため、下流室42では、エゼクタ効果による負圧によって外気が吸い込まれ、熱交換器21を通って下流室42に外気が取り入れられる。本実施の形態では、吸い込みノズル40を設けることで吸引通路45の下方をほぼ塞いでおり、上流室41側から吸引通路45に流れる空気量が小さいため、吸引通路45により大きな負圧が生じる。このため、吸引通路45を介して下流室42に多量の外気を吸引できる。さらに、吹き出しノズル28の胴部28Aの開口面積が、平面視における通風空間20の面積よりも小さく絞られており、胴部28Aで空気流Xの流速が増加するため、吸引通路45がより大きな負圧になり、効果的に外気を吸引できる。
次に、図1を参照し、通風空間20に取り込まれる外気の気流について説明する。ここで、図1中には気流を矢印で示し、各矢印の向きは気流の向きを示し、各矢印の長さは気流の風量を相対的に示している。
上流室41に吸引される気流W1は、送風機22から離れた下部ほど送風機22の吸引力が及ばなくなるため、下部に行くほど風量が小さくなっている。送風機22の吸込口25Bに吸い込まれた空気は、空気流Xとなって上方に吹き出される。
エゼクタ効果によって下流室42に吸引される気流W2は、送風機22から吹き出される空気流Xに近い上部ほど風量が大きくなっている。エゼクタ効果で発生する気流W2の風量は、通風空間20の下部の気流W1よりも大きな風量となっており、効果的に外気が吸引されている。吸引通路45に吸引された空気は気流Yのように上方に吹き出される。
吸い込みノズル40を設けない構成とした場合、通風空間20に吸い込まれる風量は、熱交換器21の上部で最も大きく下部に行くほど小さくなる分布となるが、本実施の形態では、吸い込みノズル40を設けることで、送風機22による吸い込みの風量の分布が下方にシフトされるとともに、上部ではエゼクタ効果によって外気が吸い込まれる。このため、室外ユニット10においては、熱交換器21を通る風量は、図1に示すように、上端21Bで大きく、上端21Bから吸い込みノズル40の先端40Aの近傍にかけて徐々に小さくなり、先端40Aの下方で再び大きくなり、熱交換器21の下部に行くほど小さくなる。
室外ユニット10では、吸い込みノズル40が通風空間20において熱交換器21の上端21Bよりも下方まで延びているため、熱交換器21に対する送風機22の吸い込み力は、下流室42側には作用せず、吸い込みノズル40の先端40Aよりも下方の部分、すなわち、上流室41の側壁を構成する熱交換器21に作用することになる。これにより、吸い込みノズル40を下方に延ばした分だけ、より下方に吸込み力を作用させることができるとともに、送風機22の吸い込み力が作用する熱交換器21の面積が小さくなり、より強い吸込み力を作用させることができるため、熱交換器21の下部から多量の空気を吸い込むことができる。
また、吸い込みノズル40よりも上方の下流室42では、空気流Xによるエゼクタ効果によって外気を吸い込むため、吸い込みノズル40を熱交換器21の上端21Bよりも下方まで延ばした構成であっても、熱交換器21の上部から外気を多量に吸い込むことができる。
本実施の形態では、吸い込みノズル40を備えた送風機22を通風空間20内に設けることで、送風機22の仕切壁43と熱交換器21の内側面21Aとの間に吸引通路45を形成するため、送風機22を通風空間20の底板12側により近付けて配置して通風空間20の下部から外気を効果的に吸い込むことができるとともに、通風空間20の上部では、送風機22から上方に吹き出される空気流Xのエゼクタ効果によって吸引通路45から外気を吸引することができる。これにより、熱交換器21の上下位置において、熱交換器21を通る外気の吸い込み量を均一化して熱交換効率を向上できるとともに、下部から外気を吸い込むために大型の送風機を用いる必要がないため、小型の送風機22を用いることができ、この送風機22を通風空間20内において熱交換器21の上端21Bより下方の位置に収容するため、室外ユニット10の高さを小さくして室外ユニット10を小型化できる。また、熱交換効率が向上するため、熱交換量を維持しつつ、熱交換器21の小型化を図ることができる。
さらに、送風機22が熱交換器21に囲われた通風空間20に収容されているため、外側に伝わる送風機22の音を低減でき、室外ユニット10の静音化を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、外装ケース11の開放部50に設けた送風機22の吸い込みノズル40の先端40Aを熱交換器21の上端21Bより内側の開放部50に配置したため、より多くの空気を熱交換器21の下部から吸い込みできるとともに、吸い込みノズル40から開放部50側に吹き出される空気流Xのエゼクタ効果で吸い込みノズル40より開放部50側の空気を吸引し、熱交換器21の吸い込みノズル40より開放部50の部分を通った空気を、外装ケース11の開放部50側に吹き出し可能であるため、熱交換器21の開放部50側からも多量の空気を吸い込むことができる。これにより、熱交換器21を通る空気の風量を均一化して熱交換効率を向上できる。また、熱交換効率が向上するため、熱交換器21を小型化でき、室外ユニット10を小型化できる。
また、外装ケース11の上部に設けた送風機22の吸い込みノズル40の先端40Aを熱交換器21の上端21Bより下方に下げて配置したため、より多くの空気を熱交換器21の下部から吸い込みできるとともに、吸い込みノズル40から上側に吹き出される空気流Xのエゼクタ効果で吸い込みノズル40より上方の空気を吸引し、熱交換器21の吸い込みノズル40より上方の上部部分を通った空気を、外装ケース11の上側に吹き出し可能であるため、熱交換器21の上部からも多量の空気を吸い込むことができる。これにより、熱交換器21を通る空気の風量を上下で均一化して熱交換効率を向上できる。また、熱交換効率が向上するため、熱交換器21を小型化でき、室外ユニット10を小型化できる。
また、送風機22が熱交換器21の上端21Bよりも下方に位置しているため、熱交換器21の下部からより多くの空気を吸い込むことができるとともに、送風機22が上端21Bから出っ張らない分だけ室外ユニット10の高さを抑えることができ、室外ユニット10を小型化できる。さらに、通風空間20に送風機22を収容するため、室外ユニット10の静音化を図ることができる。
また、送風機22の吸い込みノズル40を熱交換器21の内側面21Aに向けて延ばすだけでエゼクタ効果を良好に発生させることができ、熱交換器21を通る空気の風量を簡単な構成で均一化できる。
また、吸い込みノズル40の先端40Aと熱交換器21の内側面21Aとの間に隙間Sを設けたため、先端40Aと内側面21Aとが近接する隅部においても空気の流れが滞ることがなく、空気をスムーズに流すことができる。
吸い込みノズル40を室外ユニット10の上方よりも下方に収容できるので、送風機22等の回転によって生じる騒音に関して遮音性が上がり、室外ユニット10としての騒音の低下を図ることができる。
また、気流Yの追加により、全体的に室外ユニット10としてのトータルの風量を減らすことができるので、騒音として消費されるエネルギーのロスも低く抑えられる。
さらに、機械室29が通風空間20に連通しているため、通風空間20の下部の熱交換器21から吸い込まれた空気を送風機22へスムーズに流すことができる。すなわち、通風空間20の下部では、機械室29の機器が通風抵抗となるため空気をスムーズに流すことが難しいが、本実施の形態では、機械室29が通風空間20に連通しているとともに、送風機22が通風空間20内に収容されて機械室29の近くに配置されているため、熱交換器21の下部から吸い込まれた空気は機械室29を通って送風機22にスムーズに流れる。
また、吹き出しノズル28の胴部28Aの開口面積が、平面視における通風空間20の面積よりも小さく絞られているため、胴部28Aを通る空気流Xの流速が大きくなり、エゼクタ効果を効果的に発生させることができ、熱交換器21を通る空気の風量を均一化できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明はこれに限定されない。
上記実施の形態では、送風機22は、熱交換器21の上端21Bよりも下方に位置するように配置され、通風空間20に収容されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸い込みノズル40が熱交換器21の上端21Bより下方に下げて配置されていれば、送風機22は、上端21Bより上方に配置されていても良い。すなわち、熱交換器21を上端21Bよりも上方に配置し、送風機22の下面から吸い込みノズル40を通風空間20内に延出させ、先端40Aを熱交換器21の内側面21Aの近傍まで延ばすことで通風空間20に吸引通路を形成しても良い。
また、吸い込みノズル40は、吸込口25Bの周縁から下方に延びるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸い込みノズル40は吸込口25Bに取り付けられていなくても良い。例えば、吸い込みノズル40は、ステー等を介して熱交換器21に支持されて、吸込口25Bの下方に配置されても良い。
[変形例]
以下、図3を参照して、実施の形態の変形例について説明する。この変形例において、上記実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
この変形例では、送風機22が通風空間20内に完全に収容されておらず、通風空間20の一部が通風空間20内に収容されている点が上記実施の形態と異なっている。
図3に示すように、送風機22は支持フレーム27によって支持されており、送風機22の下半部が通風空間20内に収容され、上半部は熱交換器21の上端21Bよりも上方に突出している。
また、吸い込みノズル140は、ベルマウス25の下縁から下方に真直ぐに延び、下方ほど外側に広がるように配置されている。
下流室42では、ベルマウス25の外周面及び吸い込みノズル140の外側面によって構成される仕切壁143と、下流室42の側壁を構成する熱交換器21の上部の内側面21Aとの間に吸引通路45が形成されている。
このように、送風機22の一部を通風空間20に収容し、ベルマウス25の下縁に吸い込みノズル140を設け、仕切壁143と内側面21Aとの間に吸引通路45を設ける構成としても良い。
なお、上述した実施の形態では、通風空間20の上方に吹き出しノズル28並びに吸い込みノズル40を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図1に示した室外ユニット10を90°回転させて横吹き出しとなるように寝かせて配置し、開放部50、吹き出しノズル28及び吸い込みノズル40が側方に位置すると共に、これに対応して、適宜、熱交換器の配置及び形状を変更しても良い。
10 室外ユニット(空気調和装置)
11 外装ケース
20 通風空間
21 熱交換器(室外熱交換器)
21A 内側面
21B 上端
22 送風機(室外ファン)
25B 吸込口
28A 胴部(吹き出し口)
29 機械室
36 圧縮機
40、140 吸い込みノズル(ノズル)
40A 先端(ノズルの端部)
50 開放部
S 隙間

Claims (7)

  1. 外装ケース内に側部に沿って室外熱交換器を配置し、前記外装ケースの開放部に設けた室外ファンにより前記外装ケースの側部から前記室外熱交換器を通して吸い込んだ空気を、前記外装ケースの開放部側に吹き出す形式の空気調和装置において、
    前記室外ファンのノズルを前記開放部の内側であって当該室外熱交換器の端より内側に向けて延出させて配置し、
    前記室外ファンにより前記ノズルから開放部側に吹き出される空気のエゼクタ効果で、前記ノズルより開放部側の空気を吸引することにより、前記室外熱交換器の前記ノズルより開放部側の部分を通った空気を、前記外装ケースの開放部側に吹き出し可能としたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 外装ケース内に室外熱交換器を配置し、前記外装ケースの上部に設けた室外ファンにより前記外装ケースの側部から前記室外熱交換器を通して吸い込んだ空気を、前記外装ケースの上側に吹き出す形式の空気調和装置において、
    前記室外ファンのノズルを当該室外熱交換器の上端より下方に下げて配置し、
    前記室外ファンにより前記ノズルから上側に吹き出される空気のエゼクタ効果で、前記ノズルより上方の空気を吸引することにより、前記室外熱交換器の前記ノズルより上方の上部部分を通った空気を、前記外装ケースの上側に吹き出し可能としたことを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記外装ケース内には前記室外熱交換器に囲われた通風空間が形成され、
    前記室外ファンは、前記通風空間内に配置され、前記室外熱交換器の前記上端よりも下方に位置していることを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 前記ノズルは、前記室外ファンの吸込口から前記室外熱交換器の内側面に向けて延びることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記ノズルの端部と前記内側面との間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 圧縮機が配置される機械室が前記通風空間の下部に設けられ、前記機械室は前記通風空間に連通し、前記室外熱交換器の下部から吸い込まれた空気は前記機械室を通って前記室外ファンへ流れることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の空気調和装置。
  7. 前記外装ケースの上方には前記室外ファンから吹き出される空気を上方に排出する吹き出し口が設けられ、該吹き出し口の開口面積は、平面視における前記通風空間の面積よりも小さく絞られていることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の空気調和装置。
JP2010216587A 2010-09-28 2010-09-28 空気調和装置 Pending JP2012072937A (ja)

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