JP2014092333A - 熱交換換気装置 - Google Patents

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健二 大村
Kohei Matsumoto
耕平 松本
Masanori Suzuki
正宣 鈴木
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進介 塩見
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Abstract

【課題】高さ寸法を抑えつつ、給気風量を確保し、熱交換効率を維持することができる熱交換換気装置を得ることを目的とする。
【解決手段】熱交換器14の形状は、室内側側面1a又は室外側側面1dから正面視した状態において、ケーシング1の上面及び下面と平行な辺が、ケーシング1の上面及び下面と垂直な辺よりも長くなっている長方形型であり、熱交換器内部給気路6e、及び熱交換器内部排気路7eのいずれか一方が、熱交換器14の長手方向に沿って形成され、もう一方が熱交換器14の短手方向に沿って形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、内蔵した熱交換器を通じて給排気流間で熱交換をしながら給排気による換気を行えるようにした熱交換換気装置に関するものである。
熱交換換気装置は、空気対空気での熱交換を行う熱交換器が内蔵され、熱交換を行いながら同時給排気により換気を行うものである。
例えば、特許文献1には、天井裏に埋設設置される熱交換換気装置で、熱交換器に対して、同一側面側に給気送風機及び排気送風機を配置したものが開示されている。
この種の埋め込み型の熱交換換気装置は、天井裏に完全に埋め込まれて設置されるため、熱交換換気装置のメンテナンスをするためのスペースが製品の上下面に確保しにくい。そのため、製品の側面からメンテナンスできるように構成され、菱型に配置された熱交換器は、手前に設けられたメンテナンスパネルから取り外すことが可能である。
一方、送風機のメンテナンスは、送風機の着脱を製品側面のメンテナンス口から簡単に行えるように、送風機の羽根部材の回転軸、つまりモータの回転軸がケーシングの底面に対して垂直となるように設けられている。これにより、送風機ASSY(羽根とモータ一体にした状態)と共に、スクロールケーシングも一体となって、熱交換換気装置の側面に設けられたメンテナンス口から水平方向に外すことが可能となる。
特開昭62−218746号公報(たとえば、3項〜4頁、図1〜図4参照)
特許文献1のような埋め込み型の熱交換換気装置では、熱交換器の高さ=製品高さとなっている。そのため、熱交換換気装置として熱交換効率を更に向上させるには、熱交換器の菱型サイズを大きくして熱交換面積を大きくするか、もしくは菱型の大きさを変更せずに熱交換器の長手方向(積層方向)に大きくして熱交換面積を大きくすることが必要となる。
しかしながら熱交換器の菱形の大きさを大きくすると、熱交換換気装置の高さ寸法が大きくなってしまい、天井裏の懐高さが十分でない環境には設置できない場合が生じるなど、施工性が低下するという問題があった。
また、熱交換換気装置の高さ寸法を抑制し、長手方向(積層方向)を大きくすると、製品占有面積が大きくなり、施工性が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高さ寸法を抑えつつ、給気風量を確保し、熱交換効率を維持することができる熱交換換気装置を得ることを目的とする。
本発明に係る熱交換換気装置は、室外側吸込口及び室内側吸込口が形成された吸込口側側面と、前記吸込口側側面と対向し、室外側吹出口及び室内側吹出口が形成された吹出口側側面と、室内側側面と、前記室内側側面と対向する室外側側面と、を有する箱体のケーシングと、前記室外側吸込口を入口端とし、前記ケーシング内を経て前記室内側吹出口を出口端とし、室外の空気を室内へ給気する給気路と、前記室内側吸込口を入口端とし、前記ケーシング内を経て前記室外側吹出口を出口端とし、室内の空気を室外へ排気する排気路と、前記ケーシング内に配置され、前記給気路を通過する給気流を形成し、給気送風機モータを有する、給気送風機ユニットと、前記ケーシング内に配置され、前記排気路を通過する排気流を形成し、給気送風機モータを有する、排気送風機ユニットと、前記ケーシング内に配置され、前記給気路の一部を形成する熱交換器内部給気路、及び前記排気路の一部を形成し、該熱交換器内部給気路と交差する熱交換器内部排気路を有し、該熱交換器内部給気路を通過する給気流と該熱交換器内部排気路を通過する排気流との間で熱交換を行う熱交換器と、を備えた熱交換換気装置であって、前記熱交換器の形状は、前記室内側側面又は前記室外側側面から正面視した状態において、前記ケーシングの上面及び下面と平行な辺が、前記ケーシングの上面及び下面と垂直な辺よりも長くなっている長方形型であり、前記熱交換器内部給気路、及び熱交換器内部排気路のいずれか一方が、前記熱交換器の長手方向に沿って形成され、もう一方が前記熱交換器の短手方向に沿って形成されている。
本発明に係る埋め込み型の熱交換換気装置によれば、高さ寸法を抑えつつ、給気風量を確保することができる。
本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気路を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の排気路を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の熱交換器周辺を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニットまたは排気送風機ユニット周辺の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニットまたは排気送風機ユニットの平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の構成を概略的に示す斜視図、図2は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の構成を概略的に示す平面図である。図2(A)は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置を上面視した平面図、図2(B)は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置を側面視した平面図である。
なお、図1及び図2は熱交換換気装置の上部に取り付けられている天板をはずした状態の図である。
熱交換換気装置は、空調対象空間(たとえば、家、ビル、倉庫など)の空気を取り込んで空調対象空間外に排出するとともに、空調対象空間外の空気を取り込んで空調対象空間に供給することができるものである。なお、以下の説明においては、空調対象空間が、家の室内である場合を例に説明する。また、「室外空気」は熱交換換気装置から室内に供給される給気に対応し、「室内空気」は、熱交換換気装置から室外に排出される「排気」に対応する。
本実施の形態に係る熱交換換気装置は天井への埋め込み型であり、ケーシング1、熱交換器14、給気送風機ユニット9、排気送風機ユニット11、開閉ダンパー10を備えている。
ケーシング1は、熱交換換気装置の外装を構成する直方体の箱体であり、その内部には、熱交換器14、給気送風機ユニット9、排気送風機ユニット11が組み込まれている。
ケーシング1の吸込口側側面1bには室外側吸込口2及び室内側吸込口4が形成され、吸込口側側面1bと対向する吹出口側側面1cには、室外側吹出口3及び室内側吹出口5が形成されている。そして、ケーシング1内には、室外側吸込口2と室外側吹出口3とを連通させて室外の空気を室内に給気する給気路6と、室内側吸込口4と室内側吹出口5とを連通させて室内の空気を室外に排気する排気路7と、が形成されている。
なお、室外側吸込口2と室外側吹出口3、及び室内側吸込口4と室内側吹出口5は、それぞれ対角線に位置している。
また、図1及び図2における矢印は、給気流または排気流が流れる方向を示している。
また、ケーシング1の室内側側面1aには、熱交換器14の出し入れを行うための熱交換器側開口部16aと、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11の出し入れを行うための送風機側開口部15aとが形成されている。
そして、熱交換器側開口部16aにはそれを塞ぐ熱交換器メンテナンスパネル16が、送風機側開口部15aにはそれを塞ぐ給気送風機メンテナンスパネル15が、それぞれ取り付けられている。
給気路6と排気路7とは、全経路にわたり相互に隔離されるよう形成されている。また、それらの経路途中には熱交換器14が設けられており、その配置は室内側側面1aを正面視して左側、即ち吸込口側側面1b側に配置されている。
また、熱交換器14の形状は、室内側側面1aを正面視して長方形型であり、ケーシング1の上面及び下面と平行な辺が、ケーシング1の上面及び下面と垂直な辺よりも長くなっており、高さ寸法を抑えた形状となっている。
熱交換器14は、給気路6を通過する給気流と、排気路7を通過する排気流との間で熱交換を行わせるものである。熱交換器14内部において、給気路6と排気路7は互いに熱交換器14を構成する仕切り壁を介して交差している。そのため、給気路6を通過する給気流と排気路7を通過する排気流との間で、仕切り壁を介して熱交換が行われる。
本実施の形態に係る熱交換換気装置には、室内側から室外側に排気流を排出させるための通路として、排気路7の他に、熱交換器14を通らない、バイパス風路8が形成されている。そして、室内側から室外側に排気流を排出させるための通路を、排気路7とバイパス風路8とで切り替えを行う開閉ダンパー10が、熱交換器14と給気送風機ユニット9との間に設けられている。
給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11は、後述するスライド方向である、吸込口側側面1b及び吹出口側側面1cに略平行となるように並んで配置されており、室内側側面1aを正面視して、吹出口側側面1c側かつ手前側の室内側側面1a側に給気送風機ユニット9が、吹出口側側面1c側かつ奥側の室外側側面1d側に排気送風機ユニット11が、それぞれ配置されている。さらに、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11は、熱交換器14から給気流及び排気流が吹出される側に位置している。
なお、給気送風機ユニット9は後述する給気送風機メンテナンスパネル15に、排気送風機ユニット11は後述する排気送風機メンテナンスパネル17に、それぞれネジで固定されている。
また、給気送風機ユニット9に形成された給気路6と、排気送風機ユニット11に形成された排気路7とが互いに交わらないよう、着脱可能な排気送風機メンテナンスパネル17を吹出口側側面1cと内部風路仕切り部品37とケーシング1の底面とにネジで固定し、給気送風機ユニット9と排気送風機ユニット11とを空間的に隔離している。
なお、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11は、吸込口側側面1b及び吹出口側側面1cと平行に配置される内部風路仕切り部品37によって、他の空間と仕切られてはいるが、各風路は遮断されないようになっている。
図3は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気路6を概略的に示す側面図である。
給気路6は、熱交換器通過前給気路6a、熱交換器内部給気路6e、熱交換器通過後給気路6b、給気送風機ユニット通過前給気路6c、給気送風機ユニット通過後給気路6dから形成されている。
給気路6を通過する給気流は、矢印が示すように吸込口側側面1bに形成された室外側吸込口2からケーシング1内に流入し、熱交換器通過前給気路6aを通って熱交換器14の内部へ入り、熱交換器内部給気路6eを通って熱交換器14を出る。その後、熱交換器通過後給気路6bから給気送風機ユニット通過前給気路6c及び給気送風機ユニット通過後給気路6dを経由して、吹出口側側面1cに形成された室内側吹出口3から室内側に吹き出される。
図4は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の排気路7を概略的に示す側面図である。
排気路7は、熱交換器通過前排気路7a、熱交換器内部排気路7e、熱交換器通過後排気路7b、排気送風機ユニット通過前排気路7c、排気送風機ユニット通過後排気路7dから形成されている。
排気路7を通過する排気流は、矢印が示すように吸込口側側面1bに形成された室内側吸込口4からケーシング1内に流入し、熱交換器通過前排気路7aを通って熱交換器14の内部へ入り、熱交換器内部排気路7eを通って熱交換器14を出る。その後、熱交換器通過後排気路7bから排気送風機ユニット通過前排気路7c及び排気送風機ユニット通過後排気路7dを経由して、吹出口側側面1cに形成された室外側吹出口5から室内側に吹き出される。
なお、図3では、給気送風機ユニット通過前給気路6cは、給気送風機ユニット9の下側から給気流が入り込むように形成されているが、給気送風機ユニット9の上側からも入り込むように形成してもよい。
図4でも、排気送風機ユニット通過前排気路7cは、排気送風機ユニット11の下側から排気流が入り込むように形成されているが、排気送風機ユニット11の上側からも入り込むように形成してもよい。
図5は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の熱交換器14周辺を概略的に示す側面図である。
ケーシング1内には、熱交換器14の重量を支え、かつ、給気路6及び排気路7が形成されるように風路を仕切る、風路仕切り部品13a、13b、13c、13dが設けられている。
熱交換器14内部において、熱交換器内部給気路6eは吸込口側側面1b側から吹出口側側面1c側に向かって熱交換器14の長手方向に沿って形成されており、熱交換器内部排気路7eは、ケーシング1の上面から下面に向かって熱交換器14の短手方向に沿って形成されている。そのため、熱交換器内部給気路6eは、熱交換器内部排気路7eよりも長くなっている。
そして、熱交換器内部給気路6eと熱交換器内部排気路7eとが熱交換器14内部で交差するようになっているため、熱交換器内部給気路6eを通過する給気流と熱交換器内部排気路7eを通過する排気流との間で、仕切り壁を介して熱交換が行われる。
図6は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニット9または排気送風機ユニット11周辺の外観斜視図、図7は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニット9または排気送風機ユニット11の平面図である。図7(A)は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニット9または排気送風機ユニット11を上面視した平面図、図7(B)は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の給気送風機ユニット9または排気送風機ユニット11を側面視した断面図である。
なお、図6及び図7において、同位置に符号が「,」で区切られて2つ記載されている場合は、左側が給気送風機ユニット9、右側が排気送風機ユニット11に関する符号を表している。その他の場合は、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11で共通の符号である。
給気送風機ユニット9は、スクロールケーシング31、給気送風機羽根32a、風路固定部33a、送風機モータ固定部33b、風路部品固定部34a及び34b、送風機モータ35から構成されている。
スクロールケーシング31は、シロッコファンで構成される給気送風機羽根32aを内包する吸込型のベルマウス部31aを備え、その吹出し方向に連続する出口部31bが形成された一体成形物である。
送風機モータ35は、スクロールケーシング31の底部に設けられた風路固定部33aに固定された送風機モータ固定部33bに固定され、そのモータ軸35aは給気送風機羽根32aを回転可能に軸支している。
このとき、モータ軸35aはスクロールケーシング31の底部から、垂直に上部方向に向かって設けられており、給気送風機ユニット9をケーシング1内に配置した際、モータ軸35aはケーシング1の底面に略垂直である。
送風機モータ35を駆動して、給気送風機羽根32aが回転することによってベルマウス部31aから吸込まれた空気は、給気送風機羽根32aの回転方向に沿ってスクロールケーシング31の出口部31bから吹き出される。その出口部31bから吹き出された空気は、吹出口側側面1cに形成された室内側吹出口3から室内側へ吹き出される。
なお、スクロールケーシング31と風路固定部33aとは、風路部品固定部34a及び34bによって固定され、密着状態を形成している。そのため、ベルマウス部31aから吸込まれた空気は、スクロールケーシング31の出口部31b以外に吹き出さない(漏れない)構造となっている。
ここで、上述したように、熱交換器14は長方形型であり、高さ寸法を抑えた分、長手方向の熱交換器内部給気路6eを、短手方向(高さ方向)の熱交換器内部排気路7eよりも長くして、熱交換面積を大きくしているが、それらの間で圧力損失差が生じる。
すなわち、熱交換器14における給気路6の開口表面積は、排気路7のそれに比べて小さいため、給気路6が排気路7よりも圧力損失が高くなり、給気風量が満足に確保できないおそれがある。
そこで、本実施の形態では、給気送風機羽根32aの外径を大きくし、給気流を吸込む力を増やすことで給気風量を確保し、熱交換器14の給気路6の圧力損失を補うようにしている。
このとき、給気送風機羽根32aのモータ軸35aはケーシング1の底面に略垂直に設けられているため、給気送風機羽根32aの外径を大きくしても、それを組み込む熱交換換気装置の高さ寸法は変わらない。
よって、熱交換換気装置の高さ寸法を抑えつつ、給気風量を確保し、熱交換効率を維持することが可能となる。
排気送風機ユニット11は、給気送風機ユニット9と同一構造のものであるため、説明を省略する。
以下、熱交換器14のメンテナンスを行うための取り外し方法について説明する。
まず、天井板に設けられたメンテナンス口から、室内側側面1aに取り付けられた熱交換器メンテナンスパネル16を取り外す。そして、熱交換器側開口部16aから手を入れて、熱交換器14を室外側側面1d側から室内側側面1a側に向かって、ケーシング1の上面及び下面に略平行にスライドさせて、熱交換器側開口部16aから取り外す。
また、熱交換器14には図5に示すように、給気流及び排気流の空気の埃等を捕集する、還気フィルター12a及び外気フィルター12bが備えられている。給気路6側には外気フィルター12b、排気路7側には還気フィルター12aが、それぞれ熱交換器14に密着して固定されている。そのため、フィルターのメンテナンスの際には、熱交換器14と一体で引き出してメンテナンスを行うことが可能である。
メンテナンス後の熱交換器14のケーシング1への取り付け作業においても、熱交換器側開口部16aからスライドさせて押し込むだけである。
なお、熱交換器メンテナンスパネル16は、熱交換器14周辺の熱交換器通過前給気路6a開口部、熱交換器通過後給気路6b開口部、熱交換器通過前排気路7a開口部、熱交換器通過後排気路7b開口部、及び熱交換器側開口部16aから、給気流または排気流が漏れように塞ぐ役割も備えている。
以下、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11のメンテナンスを行うための取り外し方法について説明する。
まず、天井板に設けられたメンテナンス口から、給気送風機メンテナンスパネル15に給気送風機ユニット9を固定しているネジを外し、室内側側面1aに取り付けられた給気送風機メンテナンスパネル15を取り外す。そして、送風機側開口部15aから手を入れて、室内側側面1a側に配置されている給気送風機ユニット9を、熱交換器14を室外側側面1d側から室内側側面1a側に向かって、ケーシング1の上面及び下面に略平行にスライドさせて、送風機側開口部15aから取り外す。
給気送風機ユニット9と排気送風機ユニット11との間に配置された排気送風機メンテナンスパネル17は、送風機側開口部15aから手が届く範囲にネジで固定されている。そのため、取り外した給気送風機ユニット9の開口スペースから、そのネジと排気送風機ユニット11を固定しているネジとを外した後で容易に取り外すことが可能となる。
排気送風機ユニット11は、給気送風機ユニット9よりも奥側である室外側側面1d側に配置されている。そのため、排気送風機メンテナンスパネル17を取り外した開口部から給気送風機ユニット9が配置されていた位置まで、室外側側面1d側から室内側側面1a側に向かって、ケーシング1の上面及び下面に略平行にスライドさせてから、給気送風機ユニット9と同様に送風機側開口部15aから取り外す。
上述したように、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11は、スライド方向に並んで配置されているため、室内側側面1aに取り付けられた給気送風機メンテナンスパネル15を取り外した後で、送風機メンテナンス用のメンテナンス口である1ヶ所の送風機側開口部15aから両方とも取り外すことができる。すなわち、天井内に別のメンテナンス口を設けなくて済む。
メンテナンス後の給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11のケーシング1への取り付け作業においても、それらを1ヶ所の送風機側開口部15aからスライドさせて押し込むだけで、吸込口側側面1bに形成されている室内吹出口3に出口部31bを、同じく吸込口側側面1bに形成されている室外側吹出口5に出口部31cを、それぞれ密着させて配置することができるため、吹出し空気の漏れを抑えることができる。
以上のように、本実施の形態に係る埋め込み型の熱交換換気装置では、熱交換器14を長方形型に配置することで、天井裏の限られた制約スペースでも熱交換換気装置の高さ寸法を抑えることができる。
一方、熱交換器14は長方形型であるため、給気路6と排気路7との間で圧力損失差が生じる。すなわち、熱交換器14における給気路6の開口表面積は、排気路7のそれに比べて小さいため、給気路6が排気路7よりも圧力損失が高くなり、給気風量が満足に確保できないおそれが生じる。
しかし、給気送風機羽根32aの外径を大きくし、給気流を吸込む力を増やすことで給気風量を確保し、給気路6の圧力損失を補うことができる。
このとき、給気送風機羽根32aのモータ軸35aはケーシング1の底面に略垂直に設けられているため、給気送風機羽根32aの外径を大きくしても、それを組み込む熱交換換気装置の高さ寸法は変わらない。
よって、熱交換換気装置の高さ寸法を抑えつつ、給気風量を確保し、熱交換効率を維持することが可能となる。
また、熱交換器14の熱交換効率を向上させつつ、できるだけ熱交換換気装置の高さ寸法を低くする場合には、短手方向(高さ方向)を低くした分以上に熱交換器14の長手方向を延ばし、熱交換面積を大きくすることが考えられるが、そうすることにより、熱交換器14における給気路6の開口表面積は小さくなり、給気路6の圧力損失は大きくなる。
この場合においても、同様に給気送風機羽根32aの外径を大きくすることで、給気送風機羽根32aのモータ軸35aはケーシング1の底面に略垂直に設けられているため、給気路6の圧力損失を補いつつ、熱交換換気装置の高さ寸法を低くすることができる。
また、本実施の形態に係る熱交換換気装置において、熱交換器14は吸込口側側面1b側に配置されており、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11は吹出口側側面1c側で、共に熱交換器14の片側に配置されている。
天井裏の限られた制約スペースでは、天井内の梁や照明器具及び空調機の配管などが施工されており、熱交換換気装置を設置するにあたり、高さ寸法以外にも、できるだけ熱交換換気装置の占有面積が小さいことが望まれている。そのため、上述のように配置することによって、給気送風機ユニット9及び排気送風機ユニット11をメンテナンスするための専用作業スペースを別々に設けずに済むため、メンテナンススペースも含めた熱交換換気装置の大型化を抑えることができる。
また、熱交換換気装置自体を居室内の天井ではなく、居室外、例えば廊下の天井裏に設けた際に、給気送風機ユニット9の給気送風機羽根32aの外径(または排気送風機ユニット11の排気送風機羽根32bの外径)を大きくする必要が生じる場合がある。この場合においても、給気送風機羽根32a(または排気送風機羽根32b)のモータ軸35aがケーシング1の底面に略垂直に設けられているため、上述したように、熱交換換気装置の高さ寸法を大きくせずに済み、風量を維持しながらダクトで十分に居室に給排気流を導くことの自由度が増す。
また、熱交換換気装置を居室外に設けることで、換気装置からの居室内への騒音を抑制することもできる。
本発明に係る熱交換換気装置は、給気流と排気流との間で熱交換を行いながら換気を行う熱交換換気装置、特に、天井裏の高さに制約があり、かつ機外静圧(風量)をより多く必要とする熱交換換気装置に適している。
1 ケーシング、1a 室内側側面、1b 吸込口側側面、1c 吹出口側側面、1d 室外側側面、2 室外側吸込口、3 室内側吹出口、4 室内側吸込口、5 室外側吹出口、6 給気路、6a 熱交換器通過前給気路、6b 熱交換器通過後給気路、6c 給気送風機ユニット通過前給気路、6d 給気送風機ユニット通過後給気路、6e 熱交換器内部給気路、7 排気路、7a 熱交換器通過前排気路、7b 熱交換器通過後排気路、7c 排気送風機ユニット通過前排気路、7d 排気送風機ユニット通過後排気路、7e 熱交換器内部排気路、8 バイパス風路、9 給気送風機ユニット、10 開閉ダンパー、11 排気送風機ユニット、12a 還気フィルター、12b 外気フィルター、13a 風路仕切り部品、13b 風路仕切り部品、13c 風路仕切り部品、13d 風路仕切り部品、14 熱交換器、15 給気送風機メンテナンスパネル、15a 送風機側開口部、16 熱交換器メンテナンスパネル、16a 熱交換器側開口部、17 排気送風機メンテナンスパネル、31 スクロールケーシング、31a ベルマウス部、31b (給気風路部品)出口部、31c (排気風路部品)出口部、32a 給気送風機羽根、32b 排気送風機羽根、33a 風路固定部、33b 送風機モータ固定部、34a 風路部品固定部、34b 風路部品固定部、35 送風機モータ、35a モータ軸、37 内部風路仕切り部品。

Claims (6)

  1. 室外側吸込口及び室内側吸込口が形成された吸込口側側面と、前記吸込口側側面と対向し、室外側吹出口及び室内側吹出口が形成された吹出口側側面と、室内側側面と、前記室内側側面と対向する室外側側面と、を有する箱体のケーシングと、
    前記室外側吸込口を入口端とし、前記ケーシング内を経て前記室内側吹出口を出口端とし、室外の空気を室内へ給気する給気路と、
    前記室内側吸込口を入口端とし、前記ケーシング内を経て前記室外側吹出口を出口端とし、室内の空気を室外へ排気する排気路と、
    前記ケーシング内に配置され、前記給気路を通過する給気流を形成し、給気送風機モータを有する、給気送風機ユニットと、
    前記ケーシング内に配置され、前記排気路を通過する排気流を形成し、給気送風機モータを有する、排気送風機ユニットと、
    前記ケーシング内に配置され、前記給気路の一部を形成する熱交換器内部給気路、及び前記排気路の一部を形成し、該熱交換器内部給気路と交差する熱交換器内部排気路を有し、該熱交換器内部給気路を通過する給気流と該熱交換器内部排気路を通過する排気流との間で熱交換を行う熱交換器と、を備えた熱交換換気装置であって、
    前記熱交換器の形状は、
    前記室内側側面又は前記室外側側面から正面視した状態において、
    前記ケーシングの上面及び下面と平行な辺が、前記ケーシングの上面及び下面と垂直な辺よりも長くなっている長方形型であり、
    前記熱交換器内部給気路、及び熱交換器内部排気路のいずれか一方が、前記熱交換器の長手方向に沿って形成され、
    もう一方が前記熱交換器の短手方向に沿って形成されている
    ことを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 前記給気送風機モータのモータ軸は、
    前記ケーシングの底面に略垂直である
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記排気送風機モータのモータ軸は、
    前記ケーシングの底面に略垂直である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換換気装置。
  4. 前記熱交換器は前記吸込口側側面側に配置されており、
    前記給気送風機ユニット及び前記排気送風機ユニットは、前記吹出口側側面側で、かつ、前記吹出口側側面に略平行となるように並んで配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換換気装置。
  5. 前記熱交換器内部給気路が熱交換器内部排気路よりも長い場合において、
    前記給気送風機モータのモータ軸に軸支されている給気送風機羽根の外径は、
    前記排気送風機モータのモータ軸に軸支されている排気送風機羽根の外径よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換換気装置。
  6. 前記熱交換器内部排気路が熱交換器内部給気路よりも長い場合において、
    前記排気送風機モータのモータ軸に軸支されている排気送風機羽根の外径は、
    前記給気送風機モータのモータ軸に軸支されている給気送風機羽根の外径よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換換気装置。
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