JP6038328B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和装置の室内機に係り、特に、箱状ケーシング内が複数の通風路に仕切られるとともにモータおよびファンを備える送風機が通風路内に複数台設置される室内機に関するものである。
従来、天井埋込型の室内機を有する空気調和装置において、室内機が大型のものとして、1つの室内機に対し2つの独立した熱交換器が箱状ケーシング内に配備されたものが知られている。これら2つの熱交換器は、それぞれに冷媒回路を構成する2つの室外機と接続されている。また、多くの場合、送風機のモータは1台であり、モータの回転駆動軸に1つまたは2つのファンが取り付けられている。このような2ファン式の送風機では、2つのモータが箱状ケーシング内に設置されている場合もあるが、モータおよびファンは同じものが使用されており、2つの送風機とも同一の制御がされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−80617号公報
1台の室内機に対して2台の室外機が接続されているものでは、それぞれの室外機と接続された2つの熱交換器を備えているが、必要能力が少なくなると、2台の室外機のうちのどちらか1台を停止し、分割している室内機の熱交換器のうちの半分しか使用しないことがある。その際も2台のファンを運転するため、分割された熱交換器のうち冷媒が流れていない部分にも通風がなされることとなり、送風機の無駄なエネルギーを消費してしまうという課題があった。
上記課題に関しては、1モータの場合はもちろんであるが、2つの送風機を備えている場合でも、2つのモータは同一機種であり、同一の回転数制御がなされる。このように、モータを2つ備えている場合でも、それら2つのモータは同一の制御がなされる。そのため、室内機が運転されている間は2つのモータとも常に運転されている。それは必要送風能力が小さくなった場合も変わらないため、2台合計分の積算運転時間が長くなるという課題もあった。
前記した課題を解決するために、この発明に係る空気調和装置の室内機は、空気吸込み口および空気吹出し口を有する1つの箱状ケーシングと、箱状ケーシング内を仕切って空気吸込み口と空気吹出し口とを連通する少なくとも2つの通風路を形成する仕切り板部と、各通風路内にそれぞれ配備されていて空気吸込み口から各通風路内に空気を吸い込んで空気吹出し口から吹き出させる別送風機と、各通風路内における個別送風機と空気吹出し口との間にそれぞれ配備され、且つ、互いに独立した室外機と接続されて別個の冷媒回路を構成するとともに、空気吸込み口から吸い込まれた空気の空気調和を行なう個別熱交換器と、仕切り板部が個別熱交換器と空気吹出し口との間を切り欠かれることにより通風路間を連通する空気移動用風路と、空気移動用風路または各空気吹出し口を開閉自在に塞ぐ仕切体と、を備え、箱状ケーシングにおける空気移動用風路と対面する位置に仕切体を抜き差し自在に収容する第1差込口が形成され、箱状ケーシングにおける各空気吹出し口と対面する位置に仕切体を抜き差し自在に収容する第2差込口が形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係る空気調和装置の大型の室内機においては、1台の室内機に接続されている複数台の室外機の運転状況に応じて、各個別送風機をそれぞれ個別に制御することができる。従って、冷媒が流れていない個別熱交換器へは風を送らないので、より効率良く運転できるという効果を有する。
この発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機を斜め前方から見た外観図である。 前記実施の形態1の室内機の内部を示す平面構成図である。 前記実施の形態1の室内機を示す正面図である。 前記実施の形態1の室内機を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室内機を斜め前方から見た外観図である。 前記実施の形態2の室内機の内部を示す平面構成図である。 前記実施の形態2の室内機を示す正面図である。 前記実施の形態2の室内機を示す側面図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和装置の室内機を斜め前方から見た外観図である。 前記実施の形態3の室内機の内部を示す平面構成図である。 この発明の実施の形態4に係る空気調和装置の室内機を斜め前方から見た外観図である。 前記実施の形態4の室内機に使用される仕切板と蓋板体を示す外観図である。 前記実施の形態4の室内機の第2差込口への仕切板の装着態様を示した部分分解斜視図である。 前記実施の形態4の室内機の第1差込口への仕切板の装着態様を示した部分分解斜視図である。 前記実施の形態4の室内機の高い必要静圧のダクトへの空気吹出し口を仕切板で塞いだ態様を示した平面構成図である。 前記実施の形態4の室内機の低い必要静圧のダクトへの空気吹出し口を仕切板で塞いだ態様を示した平面構成図である。 前記実施の形態4の室内機の空気移動用風路を仕切板で塞いだ態様を示した平面構成図である。 前記実施の形態4の室内機の第1差込口および第2差込口のいずれにも仕切板を装着していない態様を示した図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機を斜め前方から見た外観図、図2は実施の形態1の室内機の内部を示す平面構成図、図3は実施の形態1の室内機を示す正面図、図4は実施の形態1の室内機を示す側面図である。
図1〜図4において、この実施形態1に係る空気調和装置の室内機は、前面に開口した空気吸込み口26A,26Bおよび背面に開口した空気吹出し口27を有する1つの箱状ケーシング12を有している。この箱状ケーシング12内は、ほぼ左右中央部で前後方向に沿って配置された仕切り板部6により、左右2つの通風路25A,25Bに仕切られている。これにより、前記の空気吹出し口27は、左右の空気吹出し口27A,27Bに分かれている。通風路25Aは空気吸込み口26Aと空気吹出し口27Aとを連通しており、通風路25Bは空気吸込み口26Bと空気吹出し口27Bとを連通している。通風路25A内と通風路25B内は、それぞれ、ほぼ前後中央部で左右方向に沿って配置された仕切り板部24によって前後に仕切られている。
そして、通風路25A内の空気吸込み口26A寄りには個別送風機Aが配備され、通風路25B内の空気吸込み口26B寄りには個別送風機Bが配備されている。個別送風機Aは、左右側面に吸込み口を有し背面に吹出し口を有するファンケーシング7と、ファンケーシング7内に配備された例えばシロッコ型のファン2と、ファン2を回転駆動させるモータ1と、軸先端がファン2に固定されたモータ1の回転駆動軸29と、から構成されている。このときの個別送風機Aは、その吹出し口が仕切り板部24の後方に開口した状態で仕切り板部24に固定されている。また、個別送風機Aは、被空調空間の空気を空気吸込み口26Aから通風路25A内に吸い込んで空気吹出し口27Aから機外へ吹き出させるようになっている。一方、個別送風機Bは、左右側面に吸込み口を有し背面に吹出し口を有するファンケーシング8と、ファンケーシング8内に配備された例えばシロッコ型のファン4と、ファン4を回転駆動させるモータ3と、軸先端がファン4に固定されたモータ3の回転駆動軸30と、から構成されている。この個別送風機Bも、その吹出し口が仕切り板部24の後方に開口した状態で仕切り板部24に固定されている。また、個別送風機Bは、被空調空間の空気を空気吸込み口26Bから通風路25B内に吸い込んで空気吹出し口27Bから機外へ吹き出させるようになっている。
そして、通風路25A内における個別送風機Aと空気吹出し口27Aとの間には、空気吸込み口26Aから吸い込まれた空気の空気調和を行なう個別熱交換器5Aが配備されている。通風路25B内における個別送風機Bと空気吹出し口27Bとの間には、空気吸込み口26Bから吸い込まれた空気の空気調和を行なう個別熱交換器5Bが配備されている。これら個別熱交換器5A,5Bの下方位置のいずれにも、個別熱交換器5A,5Bからの結露水を収受するドレンパン11が配置されている。そして、個別熱交換器5Aは室外機32Aと接続されている。個別熱交換器5Bは、室外機32Aとは別個独立の室外機32Bと接続されている。すなわち、この空気調和装置においては、室内機の個別熱交換器5Aと、冷媒膨張弁31Aと、室外機32Aとが冷媒配管9A,10Aを介して環状に接続されることにより、冷媒回路35Aを構成している。一方、室内機の個別熱交換器5Bと、冷媒膨張弁31Bと、室外機32Bとが冷媒配管9B,10Bを介して環状に接続されることにより、冷媒回路35Bを構成している。室外機32Aと室外機32Bは、それぞれ、アキュムレータ、冷媒圧縮機、冷媒流路切替弁、室外機側熱交換器、および室外機側送風機など(いずれも汎用品であるから図示省略)を備えている。
続いて、この室内機の動作を説明する。通風路25A側では、個別室内機Aのモータ1が回転駆動してファン2が回転することにより、空気吸込み口26Aからファンケーシング7内に空気が吸い込まれ吹出し口から風が吹き出される。その風は、配管9A,10Aから冷媒が流入している個別熱交換器5Aを通過することにより、冷却または加熱されて空気調和される。空気が冷却されたときに個別熱交換器5Aの表面で生じた結露水はドレンパン11に収受され、機外に排出されるかまたは蒸散する。一方、通風路25B側では、個別室内機Bのモータ3が回転駆動してファン4が回転することにより、空気吸込み口26Bからファンケーシング8内に空気が吸い込まれ吹出し口から風が吹き出される。その風は、配管9B,10Bから冷媒が流入している個別熱交換器5Bを通過することにより、冷却または加熱されて空気調和されるようになっている。
ところで、一般にモータの多くは、100%出力運転に近いときの効率が最も良くなるように設計されている。そこで、2つの送風機A,Bの送風能力が同じであると仮定して、次の2つのケースを挙げて説明する。
まず、室内機全体として「50%出力運転の能力」が必要な場合の例:
この実施形態1の室内機は2つの個別送風機A,Bを使用しているので、一方の個別送風機のモータに能力の100%出力運転をさせ、他方の個別送風機のモータは停止(0%出力運転)をさせるといったことができる。これにより、50%出力運転を実行することができ、より効率の良いところで運転することも可能になる。それに対し、従来技術のように1つのモータだけを有する送風機を使用しているものでは、1つのモータに能力の50%出力運転を継続させなければならない。
次に、室内機全体として「75%出力運転の能力」が必要な場合の例:
この実施形態1の室内機は2つの個別送風機A,Bを使用しているので、一方の個別送風機のモータに能力の75%出力運転をさせ、他方の個別送風機のモータに能力の75%出力運転をさせることができる。あるいは、一方のモータに能力の100%出力運転をさせ、他方のモータに能力の50%出力運転をさせるといったことも可能である。すなわち、設計開発時に効率の良い運転ポイントを測定し獲得しておくことにより、効率の良い運転をすることが可能となる。それに対し、従来技術のように1つのモータだけを有する送風機を使用しているものでは、1つのモータに能力の75%出力運転を継続させなければならない。
一方で、積算運転時間については、例えば、常に50%出力能力で24時間運転している場合を例に挙げる。すなわち、2つのモータ1,3を同じ出力で運転する場合は、どちらのモータ1,5も50%出力運転を24時間し続けることが考えられる。しかしながら、モータ1,3を別個に制御することにより、例えば初めの12時間はモータ1を100%出力運転とし、モータ3を0%出力運転とし、後の12時間はモータ1を0%出力運転とし、モータ3を100%出力運転とすることができる。これにより、それぞれのモータ1,3の積算運転時間を半分にすることができる。
以上のように、この実施形態1は、室内機に接続されている複数台の室外機の運転状況に応じて個別送風機A,Bをそれぞれ個別に制御するようにしているので、運転停止をさせた室外機と繋がっている冷媒回路側の送風機を停止させることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えることができる。また、仕切り板部6があることにより、冷媒が流れていない個別熱交換器への風のバイパスを無くすことができ、より効率良く運転することが可能となる。また、室内機の熱交換器を左右に分割するとともに、送風機Aと送風機Bとを水平方向に並べて配置できるように、箱状ケーシング12を形成したことにより、室内機の箱状ケーシング12の高さ寸法を抑えることができ薄形化することが可能になる。これにより、設置される天井内に十分な高さが無い場合でも、室内機の設置が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数の通風路を左右に並べて配置したものであるが、次に、複数の通風路を上下に重ねて配置した実施の形態2を説明する。
図5〜図8はこのような実施形態2に係る空気調和装置の室内機を示している。この室内機は実施形態1と共通する構成が多いが、実施形態1と異なる構成部分を主に詳しく説明する。この室内機は、前面に開口した空気吸込み口26A,26Bおよび背面に開口した空気吹出し口27A,27Bを有する1つの箱状ケーシング12aを備えている。この箱状ケーシング12a内は、ほぼ上下中央部で前後方向に沿って配置された水平の仕切り板部6aにより、上下2つの通風路25A,25Bに仕切られている。通風路25A内と通風路25B内は、それぞれ、ほぼ前後中央部で上下方向に沿って配置された垂直の仕切り板部24aによって前後に仕切られている。そして、通風路25A内の空気吸込み口26A寄りには個別送風機Aが配備され、通風路25B内の空気吸込み口26B寄りには個別送風機Bが配備されている。通風路25A内における個別送風機Aと空気吹出し口27Aとの間には、個別熱交換器5Aが配備されている。通風路25B内における個別送風機Bと空気吹出し口27Bとの間には、個別熱交換器5Bが配備されている。
以上のように、この実施形態2は、この室内機に接続されている複数台の室外機の運転状況に応じて各個別送風機をそれぞれ制御するようにしているので、運転停止をさせた室外機と繋がっている冷媒回路の送風機を停止させるといった制御が可能で、無駄なエネルギーの消費を抑えることができる。また、仕切り板部6aの存在により、冷媒が流れていない個別熱交換器への風のバイパスを無くすことができ、より効率良く運転することが可能となる。更に、室内機の熱交換器を分割し個別熱交換器5A,5Bとして上下に配置し、送風機Aと送風機Bも上下の通風路25A,25B内に配置しているので、室内機の箱状ケーシング12aの横幅を小さくできる。これにより、室内機が設置される被空調室の天井内の高さに余裕はあるのに梁等の存在によって横幅が制限されるような場合でも、室内機を好適に設置できる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、箱状ケーシング12の空気吹出し口27A,27Bに接続されるダクトに関する言及はなかったが、必要静圧が異なるダクトを空気吹出し口27A,27Bに接続した場合の実施の形態3を説明する。
図9および図10は、この実施形態3に係る室内機を示している。この室内機は、既述した実施形態1の室内機と多くの部分が同じ構成とされている。そこで、実施形態1の室内機と異なる構成を主に詳しく説明する。箱状ケーシング12の背面開口全体は、空気吹出し口27A,27Bが形成された背面板33で被われている。背面板33の空気吹出し口27Aには、高い必要静圧を有するダクト13が接続され、背面板33の空気吹出し口27Bには、低い必要静圧を有するダクト14が接続されている。一般に必要静圧とは、ダクト内の流動抵抗に打ち克って空気を送ることのできる圧力を示している。そして、モータ3a、ファン4a、ファンケーシング8aおよび駆動軸30aから成る個別送風機B1が送風路25B内に配置されている。この個別送風機B1の送風能力は、送風路25A内に配置されている既述の個別送風機Aとは異なる、すなわち個別送風機Aよりも小さな送風能力に設定されている。
以上のように、実施の形態3の室内機は、各ダクトの必要静圧に適応した送風能力の個別送風機を各通風路に配備して制御するようにしているので、互いに近くに位置する2つの被空調室が空調を必要とする場合でも、2台の室内機を設置する必要が無く1台の室内機で済むため、室内機搬入の負荷や設置場所を減らすことが可能となる。尚、図5〜図8のように個別熱交換器5A,5Bを上下に配置した室内機に、この実施形態3を適用する場合も、同様の効果が得られる。また、必要静圧に応じた送風能力の送風機を使用できるから、運転効率が良くなる。
実施の形態4.
実施の形態3では、必要静圧が異なるダクト13,14を空気吹出し口27A,27Bに接続するとともに、対応する通風路25A,25Bに送風能力の異なる送風機A,Bを配備した場合を説明したが、次に、空気吹出し口27A,27B、または仕切り板部の後端部に形成した空気移動用風路を開閉自在に蓋止するようにした実施の形態4を説明する。
図11〜図18は、この実施形態4に係る室内機を示している。この室内機は、既述した実施形態3の室内機と多くの部分が同じ構成とされている。そこで、実施形態3の室内機と異なる構成を主に説明する。すなわち、仕切り板部6bは、個別熱交換器5A,5Bと空気吹出し口27A,27Bとの間の位置が切り欠かれて形成されている。これにより、2つの通風路25A,25B間を連通する空気移動用風路28が、仕切り板部6bの後端部と背面板33との間に形成される。この室内機は、空気移動用風路28または各空気吹出し口27A,27Bのいずれかを開閉自在に塞ぐ仕切体19を備えている。仕切体19は、上下に長い板状の差込部19Aと、差込部19Aの上面に設けられた水平板状の蓋部19Bと、から構成されている。箱状ケーシング12の上面板金21における、空気移動用風路28と対面する位置には、第1差込口17が形成されている。この第1差込口17には、仕切体19の差込部19Aが抜き差し自在に収容されるようになっている。箱状ケーシング12の上面板金21における、各空気吹出し口27A,27Bと対面する位置には、第2差込口15,16が形成されている。これらの第2差込口15,16にも、仕切体19の差込部19Aが抜き差し自在に収容されるようになっている。
そして、蓋板体18は、上下に短い板状の差込部18Aと、差込部18Aの上面に設けられた水平板状の蓋部18Bと、から構成されている。この蓋板体18は、差込部18Aが第1差込口17と第2差込口15,16のいずれにも抜き差し自在に収容され、仕切体19を使用しない第1差込口17または第2差込口15,16に装着されて、これらを封止するようになっている。
図13において、背面板33内壁における空気吹出し口27A(または空気吹出し口27B)近傍の左右と下部には、断面Lの字状の固定溝部23,23,23が設けられている。そのうち、左右の固定溝部23,23の上端部には、固定用ネジ20,20を螺止するための雌ネジ部22,22が設けられている。そして、左右の固定溝部23,23で囲まれた上面開口は第2差込口15(または第2差込口16)の下方位置にある。
ここで、図13および図14に仕切板19を固定する方法を示す。
図13は箱状ケーシング12の上面板金21の第2差込口15,16に仕切板19を差し込む場合を示し、図14は箱状ケーシング12の上面板金21の第1差込口17に仕切板19を差し込む場合を示している。
図14において、仕切り板部6b側壁と背面板33内壁間における空気移動用風路28の両側位置には、固定溝部23,23が設けられている。これら固定溝部23,23の上端部には、雌ネジ部22,22が設けられている。2つの固定溝部23,23の間の上面開口は、第1差込口17の下方位置にある。そこで、仕切板19の差込部19Aが両側の固定溝部23,23内に沿って差し込まれ、蓋部19Aの穴34を通された固定用ネジ20が雌ネジ部22に螺止される。これにより、仕切板19が第2差込口15,16または第1差込口17を塞いで固定される。尚、蓋板体18を第2差込口15,16または第1差込口17に蓋止させて固定する場合も、仕切板19で説明した場合と同様である。
前記したような蓋板体18、仕切板19を差し込んで使用するパターンを図15〜図18に示す。
「差込パターンA」
図15は、第2差込口15に仕切板19を差し込み、第2差込口16と第1差込口17に蓋板体18を装着して蓋止したパターンである。図16は、第2差込口16に仕切板19を差し込み、第2差込口15と第1差込口17に蓋板体18を装着して蓋止したパターンである。このように、用いる仕切板19と蓋板体18の種類および用いる位置を変えることにより、一方のダクトの口を塞ぐことが可能になり、他方のダクトのみを用いた空調が可能となる。例えば、この室内機を用いて2部屋を空調しており、ある季節については一方の部屋を空調する必要がない場合等、2つの送風機A,Bからの送風を、空調が必要な部屋とつながっているダクト13またはダクト14のいずれかに集中させることにより、効率良く運転することが可能となる。
「差込パターンB」
図17は、第1差込口17に仕切板19を差し込み、第2差込口15,16に蓋板体18を装着して蓋止したパターンである。これにより、図9および図10に示した状態と同じように、通風路25Aと通風路25Bを完全に仕切ることができ、各ダクト13,14とつながる部屋の空調要求に応じた運転を個別に行なうことができる。
「差込パターンC」
図18は、第2差込口15,16および第1差込口17のすべてに3枚の蓋板体18,18,18を装着して蓋止したパターンである。これにより、送風機A,Bからの両方の風を、高い必要静圧のダクト13および低い必要静圧のダクト14の双方に、それぞれの通風抵抗に応じて供給することができる。
以上のように、第1差込口17および第2差込口15,16に対し、仕切板19と蓋板体18を適宜選んで装着するようにしているので、ダクト13,14の吹出し側先端と繋がれている被空調室の使用状況に変化が生じた場合でも、適宜数の仕切板19と蓋板体18を適宜箇所に使い分けることにより、使用状況の変化に応じた被空調室への適切な吹出し風量を確保することが可能となり、効率良く運転することができる。
尚、上記の実施形態1〜4では、箱状ケーシング内に形成される通風路が2つの例を示したが、この発明はそれに限定されるものでない。例えば、2枚の仕切り板部を用いて、3つの通風路を形成した室内機でも適用可能である。あるいは、3枚以上の仕切り板部を用いて、4つ以上の通風路を形成したものであっても構わない。
A 個別送風機
B,B1 個別送風機
1,3,3a モータ
2,4,4a ファン
5A,5B 個別熱交換器
6,6a,6b 仕切り板部
9A,9B,10A,10B 冷媒配管
12 箱状ケーシング
13,14 ダクト
15,16 第2差込口
17 第1差込口
18 蓋板体
19 仕切板
25A,25B 通風路
26A,26B 空気吸込み口
27A,27B 空気吹出し口
28 空気移動用風路
32A,32B 室外機
35A,35B 冷媒回路

Claims (3)

  1. 空気吸込み口および空気吹出し口を有する1つの箱状ケーシングと、
    前記箱状ケーシング内を仕切って前記空気吸込み口と前記空気吹出し口とを連通する少なくとも2つの通風路を形成する仕切り板部と、
    前記各通風路内にそれぞれ配備されていて前記空気吸込み口から各通風路内に空気を吸い込んで前記空気吹出し口から吹き出させる別送風機と、
    前記各通風路内における前記個別送風機と前記空気吹出し口との間にそれぞれ配備され、且つ、互いに独立した室外機と接続されて別個の冷媒回路を構成するとともに、
    前記空気吸込み口から吸い込まれた空気の空気調和を行なう個別熱交換器と、
    前記仕切り板部が前記個別熱交換器と前記空気吹出し口との間を切り欠かれることにより通風路間を連通する空気移動用風路と、
    前記空気移動用風路または前記各空気吹出し口を開閉自在に塞ぐ仕切体と、を備え、
    前記箱状ケーシングにおける前記空気移動用風路と対面する位置に前記仕切体を抜き差し自在に収容する第1差込口が形成され、前記箱状ケーシングにおける前記各空気吹出し口と対面する位置に前記仕切体を抜き差し自在に収容する第2差込口が形成されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
  2. 前記箱状ケーシングの各空気吹出し口にそれぞれ接続されるダクトを備え、
    各個別送風機の送風能力が、各ダクトが有する必要静圧に応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 空気吸込み口および空気吹出し口を有する1つの箱状ケーシングと、
    前記箱状ケーシング内を仕切って前記空気吸込み口と前記空気吹出し口とを連通する少なくとも2つの通風路を形成する仕切り板部と、
    前記各通風路内にそれぞれ配備されていて前記空気吸込み口から各通風路内に空気を吸い込んで前記空気吹出し口から吹き出させる複数の個別送風機と、
    前記各通風路内における前記個別送風機と前記空気吹出し口との間にそれぞれ配備され、且つ、互いに独立した室外機と接続されて別個の冷媒回路を構成するとともに、
    前記空気吸込み口から吸い込まれた空気の空気調和を行なう個別熱交換器と、を備えており、
    前記仕切り板部が前記個別熱交換器と前記空気吹出し口との間を切り欠かれることにより通風路間を連通する空気移動用風路と、
    前記空気移動用風路または前記各空気吹出し口を開閉自在に塞ぐ仕切体とを備え、
    前記箱状ケーシングにおける前記空気移動用風路と対面する位置に前記仕切体を抜き差し自在に収容する第1差込口が形成され、前記箱状ケーシングにおける前記各空気吹出し口と対面する位置に前記仕切体を抜き差し自在に収容する第2差込口が形成されており、
    前記個別送風機毎の積算運転時間に応じて、運転させる前記個別送風機を決定する
    ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
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