JP5609624B2 - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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本発明は、冷凍装置の室外ユニットに関し、特に、アルミ製の熱交換器を室外熱交換器として採用する冷凍装置の室外ユニットに関する。
近年、冷凍装置の室外ユニットでは、室外熱交換器として、例えば、特許文献1(特開2010−107103号公報)に開示されているようなマイクロチャネル熱交換器(以後、MCHXとよぶ)が採用されるようになった。
MCHXは、マイクロチャネルが形成された扁平チューブと、扁平チューブの端部が接続されるヘッダー集合管と、扁平チューブに接合される伝熱フィンとによって構成され、それらはアルミ製である。
しかしながら、上記のようなアルミ製のMCHXでは、扁平管が水平に配置され、その扁平管に伝熱フィンが接合される構成であるので、多数の伝熱フィンが立ち並ぶフィン・チューブ型熱交換器に比べて、鉛直方向の強度が弱い。そのため、室外ユニットが保管または移送されるとき、重ね積みによって本体ケーシング上面に積載荷重が作用し、MCHXが押し潰される可能性がある。
本発明の課題は、本体ケーシングの上面から室外熱交換器に作用する鉛直荷重を抑制した室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用する冷凍装置の室外ユニットであって、室外熱交換器と、本体ケーシングとを備えている。室外熱交換器は、水平方向に延びる扁平管およびその扁平管に接合される伝熱フィンを有している。本体ケーシングは、室外熱交換器を収納する。また、本体ケーシングは、仕切板を有している。仕切板は、内部空間を、圧縮機が配置される機械室と、室外ファンが配置されるファン室とに仕切る。本体ケーシングのファン室の側壁の上端は、室外熱交換器に余計な外力がかからないように扁平管と伝熱フィンとで形成される伝熱面形成部よりも高く、伝熱面形成部の上方と重ならない位置本体ケーシングの上面に作用する荷重を室外熱交換器よりも先に受ける。
この室外ユニットでは、本体ケーシングの側壁の上端の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、本体ケーシングの側壁の上端は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、仕切板の上端が、扁平管と伝熱フィンとで形成される伝熱面形成部よりも上方に位置する。
この室外ユニットでは、仕切板の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、仕切板は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、室外熱交換器が、扁平管の端部が接続される中空筒状のヘッダー集合管をさらに有している。ヘッダー集合管の上端は、伝熱面形成部よりも上方に位置する。
この室外ユニットでは、本体ケーシングの上面に荷重が作用し、万一、側壁が座屈した場合でも、ヘッダー集合管が伝熱面形成部よりも先にその荷重を受ける。ヘッダー集合管は、中空筒状であり、熱交換部のなかでは強度が大きく、荷重が伝熱面形成部におよぶことを防止する。その結果、伝熱面形成部の損傷を防止することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、本体ケーシングが、室外熱交換器の上部を覆う天板を有している。また、ヘッダー集合管と天板との間にシール材が介在する。
ヘッダー集合管の上端が直に天板に接触した場合、ヘッダー集合管の上端形状が天板の表面に浮き出る可能性が高い。しかし、この室外ユニットでは、ヘッダー集合管と天板との間にシール材が介在することによって、シール材が変形してヘッダー集合管の上端が天面へ微小に食い込むことを防止するので、天面にヘッダー集合管の上面形状が浮き出ないようになる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、室外熱交換器が、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の熱交換器である。本体ケーシングは、鋼製の底板をさらに有している。底板は、室外熱交換器の下端を支える。また、室外熱交換器の下端と底板との間にシール材が介在する。
この室外ユニットでは、鋼製の底板が直にアルミ製の室外熱交換器を支持するのではなく、シール材を介在させて支持しているので、室外熱交換器と底板との間の電解腐食が防止される。
本発明の第6観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、伝熱フィンが、コルゲートタイプである。
この室外ユニットでは、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点を側壁によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、本体ケーシングの側壁の上端の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、本体ケーシングの側壁の上端は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、仕切板の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、仕切板は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、本体ケーシングの上面に荷重が作用し、万一、側壁が座屈した場合でも、ヘッダー集合管が伝熱面形成部よりも先にその荷重を受ける。ヘッダー集合管は、中空筒状であり、熱交換部のなかでは強度が大きく、荷重が伝熱面形成部におよぶことを防止する。その結果、伝熱面形成部の損傷を防止することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、ヘッダー集合管と天板との間にシール材が介在することによって、シール材が変形してヘッダー集合管の上端が天面へ微小に食い込むことを防止するので、天面にヘッダー集合管の上面形状が浮き出ないようになる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、鋼製の底板が直にアルミ製の室外熱交換器を支持するのではなく、シール材を介在させて支持しているので、室外熱交換器と底板との間の電解腐食が防止される。
本発明の第6観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点を側壁によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
本発明の一実施形態に係る室外ユニットを使用した空気調和装置の構成図。 マイクロチャネル熱交換器の外観斜視図。 室外ユニットの平面図。 正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図。 正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンを図4とは別の角度から視たときの左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図。 図4のD−D線を含む鉛直面における左側板および室外熱交換器の部分断面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和機の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニットを使用した空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1は、冷房運転及び暖房運転が可能な空気調和装置であり、室外ユニット3と、室内ユニット2と、室外ユニット3と室内ユニット2とを接続するための液冷媒連絡配管7及びガス冷媒連絡配管9とを備えている。
(1−1)室内ユニット
図1において、室内ユニット2は、室内熱交換器11と、室内ファン13とを有している。室内熱交換器11は、クロスフィン型熱交換器であり、室内空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を蒸発又は凝縮させ、室内の空気を冷却又は加熱することができる。
(1−2)室外ユニット
図1において、室外ユニット3は、主に、圧縮機21、四路切換弁23、室外熱交換器25、膨張弁27、アキュムレータ29、液側閉鎖弁37、及びガス側閉鎖弁39を有している。さらに、室外ユニット3は室外ファン51も有している。
(2)室外ユニットの詳細構成
(2−1)圧縮機、四路切換弁およびアキュムレータ
圧縮機21は、ガス冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機21の吸込口手前には、アキュムレータ29が配置されており、圧縮機21に液冷媒が直に吸い込まれないようになっている。
四路切換弁23は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換える。冷房運転時、四路切換弁23は、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器25のガス側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側とガス側閉鎖弁39とを接続する。つまり、図1の四路切換弁23内の実線で示された状態である。
また、暖房運転時、四路切換弁23は、圧縮機21の吐出側とガス側閉鎖弁39とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と室外熱交換器25のガス側とを接続する。つまり、図1の四路切換弁23内の点線で示された状態である。
(2−2)室外熱交換器
室外熱交換器25は、マイクロチャネル熱交換器であって、室外空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を凝縮又は蒸発させることができる。なお、室外ファン51が、この室外熱交換器25に対面するように配置されており、回転することによって室外空気を取り込んで室外熱交換器25に送風し、室外熱交換器25と室外空気との熱交換を促進する。以下、マイクロチャネル熱交換器について説明する。
図2は、マイクロチャネル熱交換器の外観斜視図である。図2において、マイクロチャネル熱交換器は、扁平管251、ヘッダー集合管253、及び伝熱フィン255を有している。
扁平管251は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で成形されており、伝熱面となる平面部251aと、冷媒が流れる複数のマイクロチャネル(図示せず)を有している。扁平管251は、平面部251aを上下に向けた状態で複数段配列されている。
伝熱フィン255は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のコルゲートフィンであり、容積に対する伝熱面積が大きく熱交換性能が高いという特徴を有している。
また、伝熱フィン255は、上下に隣接する扁平管251に挟まれた通風空間に配置され、谷部および山部が扁平管251の平面部251aと接触している。なお、谷部と山部と平面部251aとはロウ付け溶接されている。
ヘッダー集合管253は、横断面形状が四角形状である中空筒状管であり、鉛直方向と平行な面を成す鉛直平面部253aが形成されている。ヘッダー集合管253は、上下方向に複数段配列された扁平管251の両端に連結されている。また、ヘッダー集合管253は、扁平管251を支持する機能と、冷媒を扁平管251のマイクロチャネルに導く機能と、マイクロチャネルから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
図2正面視において、右側のヘッダー集合管253(以後、第1ヘッダー集合管とよぶ)の入口253cから流入した冷媒は、最上段の扁平管251の各内部流路(マイクロチャネル)へほぼ均等に分配され左側のヘッダー集合管253(以後、第2ヘッダー集合管とよぶ)に向って流れる。第2ヘッダー集合管に達した冷媒は、2段目の扁平管251の各内部流路へ均等に分配され第1ヘッダー集合管へ向って流れる。以降、奇数段目の扁平管251内の冷媒は、第2ヘッダー集合管へ向って流れ、偶数段目の扁平管251内の冷媒は、第1ヘッダー集合管に向って流れる。そして、最下段で且つ偶数段目の扁平管251内の冷媒は、第1ヘッダー集合管に向って流れ、第1ヘッダー集合管で集合し出口253dから流出する。
例えば、マイクロチャネル熱交換器が蒸発器として機能するとき、扁平管251内を流れる冷媒は、伝熱フィン255を介して通風空間を流れる空気流から吸熱する。室外熱交換器25が凝縮器として機能するときは、扁平管251内を流れる冷媒は、伝熱フィン255を介して通風空間を流れる空気流へ放熱する。
なお、図2のマイクロチャネル熱交換器では、実際の熱交換に寄与するのは扁平管251と伝熱フィン255であるので、以後、扁平管251と伝熱フィン255とが形成する伝熱面を総称して伝熱面形成部257とよぶ。
また、室外熱交換器25の基本構造は、図2のマイクロチャネル熱交換器と同じであるが、実使用では、図3〜図5に示すように長手側がL字状に曲げられ、本体ケーシング91の左側板917と背面の吸込グリル925に沿うように配置される。
(2−3)膨張弁
膨張弁27は、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行うために、室外熱交換器25と液側閉鎖弁37の間の配管に接続され、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、冷媒を膨張させる機能を有している。
(2−4)閉鎖弁および冷媒連絡配管
液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁39は、それぞれ、液冷媒連絡配管7及びガス冷媒連絡配管9に接続されている。液冷媒連絡配管7は、室内ユニット2の室内熱交換器11の液側と室外ユニット3の液側閉鎖弁37との間を接続している。ガス冷媒連絡配管9は、室内ユニット2の室内熱交換器11のガス側と室外ユニット3のガス側閉鎖弁39との間を接続している。
その結果、冷房運転時に圧縮機21、室外熱交換器25、膨張弁27および室内熱交換器11の順に冷媒が流れ、暖房運転時に圧縮機21、室内熱交換器11、膨張弁27および室外熱交換器25の順に冷媒が流れる冷凍回路が形成されている。
(2−5)本体ケーシング
図3は、室外ユニットの平面図であり、天板を取り除いて内部を平面的に図示している。また、図4は、正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図である。さらに、図5は、正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンを図4とは別の角度から視たときの左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図である。
図3、図4および図5において、室外ユニット3は、外殻を形成する本体ケーシング91の内部に、室外ファン51、圧縮機21、室外熱交換器25、及び配管等の蒸気圧縮式冷凍サイクルの構成に必要な部材を収納している。
本体ケーシング91の外形は、天板911、底板913、基礎脚915、左側板917、第1前板919、第2前板921、右側板923、及び吸込グリル925によって略直方体形状に形成されている。また、天板911、底板913、基礎脚915、左側板917、第1前板919、第2前板921、及び右側板923は鋼製の板金加工部材である。
本体ケーシング91の内部は、鉛直に延びる仕切板927によって機械室92とファン室93とに分割されており、機械室92に圧縮機21が、ファン室93に室外熱交換器25及び室外ファン51が収納されている。図3において、室外ファン51が稼動しているとき、空気はB及びCの方向から吸い込まれ、室外熱交換器25と熱交換した後、Aの方向へ吹き出される。
天板911は、室外ユニット3の天面部分を構成する横長の略長方形状であり、天板911の周縁部は下向きに折り曲げられている。
底板913は、本体ケーシング91の底面部分を構成する略長方形状であり、底板913の周縁部は上向きに折り曲げられている。基礎脚915は、底板913の下面に固定され、据付場所の基礎台(図示せず)に固定される。基礎脚915は、本体ケーシング91の前側から後側に向かって延びる。
また、底板913は、室外熱交換器25の下端を、シール材(図示せず)を介して支えている。アルミ製の室外熱交換器25が鋼製の底板913に直に支えられた場合、室外熱交換器25と底板913との間に電解腐食が発生するので、この電解腐食を防止するために両者間にシール材が配置されている。
左側板917は、図3平面視左側の側面を形成し、Cの方向からの空気を吸い込むための側面吸入口91cが形成されている。それゆえ、L字状の室外熱交換器25の短寸法部分が左側板917に対峙している。
また、左側板917の手前側端部は本体ケーシング91の内部に向って折り曲げられている。このため、左側板917の手前側端部には、図3平面視手前側に面する平坦部917aが形成される。この平坦部917aは、室外熱交換器25のヘッダー集合管253の鉛直平面部253aと、一定の隙間を保って対峙している。また、左側板917の上端は、室外熱交換器25の上端よりも上方に位置している。
図6は、図4のD−D線を含む鉛直面における左側板および室外熱交換器の部分断面図である。図6において、左側板917の上端部917bは、室外熱交換器25の伝熱面形成部257の最上面よりも高い位置から斜め上方に傾斜している。それゆえ、天板911の高さ位置は、上端部917bの先端で位置決めされるので、天板911と室外熱交換器25の伝熱面形成部257とが接触することはない。また、左側板917及び仕切板927の上端は同じ高さ位置であり、ともに伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
第1前板919は、図3平面視手前側を正面として、仕切板927の前端より左側の前面及び左側板917と重なる左側面を形成している。第1前板919には、吸い込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口91aが設けられている。また、第1前板919の上端も、左側板917の上端と同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
第2前板921は、仕切板927の前端より右側の前面及び右側面の一部を形成する。右側板923は、第2前板921に隣接して本体ケーシング91の右側面の残りと背面の一部を形成する。また、第2前板921及び右側板923の上端も、左側板917の上端と同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
吸込グリル925は、右側板923の背面部に隣接し、本体ケーシング91の残りの背面を形成している。吸込グリル925には、室外ファン51によって本体ケーシング91内に吸入される空気の吸入口91bが形成されている。それゆえ、L字状の室外熱交換器25の長寸法部分が吸込グリル925に対峙する。
以上のように、本体ケーシング91は、左側板917、第1前板919、第2前板921及び右側板923で構成される側壁に吸込グリル925を設けて形成された角筒状枠の上下開口が、天板911と底板913とによって閉じられた形状を成している。そして、本体ケーシング91の内部は、仕切板927によって機械室92とファン室93とに仕切られている。
また、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端は同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置しているので、これらが天911に作用する荷重を室外熱交換器25よりも先に受けて天911を支え、室外熱交換器25の伝熱面形成部257に余計な外力がかからない構成になっている。
(2−6)取付部材
図4及び図5において、室外熱交換器25と左側板917とは、高さ位置が異なる2箇所で取付部材45を介して連結されている。取付部材45は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の板状部材であり、曲げ加工によってコの字状に成形され、平行に離れた第1面451及び第2面452を有している。
第1面451は、鉛直平面部253aにロウ付けによって固定されている。第2面452は、左側板917の平坦部917aにネジ止めによって固定されている。つまり、平坦部917aとヘッダー集合管253とは非接触で連結されている。このため、ヘッダー集合管253と左側板917との間の電解腐食が防止される。
また、取付部材45と平坦部917aとの間の電解腐食は発生するが、第2面452と平坦部917aとの接触面積は平坦部917aの全面積に比べて小さいので、取付部材45と平坦部917aとの間の電解腐食の進行が抑制される。
なお、本実施形態では、ヘッダー集合管253の鉛直平面部253aはヘッダー集合管253の下端から上端にかけて形成されているが、取付部材45の第1面451が固定される部分のみが鉛直平面部であってもよい。
上記のように、アルミ製の室外熱交換器25と鋼製の左側板917とを連結するときには、アルミ製の取付部材45を介在させて連結することが電解腐食の防止に繋がる。
室外熱交換器25での取付部材45の固定場所は、ヘッダー集合管253に限定されることはない。しかし、ヘッダー集合管253は中空筒状であるので、室外熱交換器25の扁平管251及び伝熱フィン255に比べて強度が大きいので、左側板917へ連結されたときの機械的ダメージを受け難いことを鑑みると、取付部材45がヘッダー集合管253に固定されることが好ましい。
(2−7)室外ファン
図4及び図5において、室外ファン51は、複数の翼を有するプロペラファンであり、ファン室93内の室外熱交換器25の前側で、吹出口91a(図3参照)に対向するように配置されている。室外ファン51は、ファンモータ51aによって回転駆動される。
ファンモータ51aは、モータ固定台71に取り付けられている。モータ固定台71は、上端平面部711と下端平面部713とが4本の支持棒715で連結されている構造体である。ファンモータ51aはモータ固定台71の鉛直方向中央部分に固定されている。
モータ固定台71は、上端平面部711が天板911に、下端平面部713が底板913に支持されている。但し、上端平面部711と天板911との間にはシール材(図示せず)が挟まれている。
上端平面部711は、室外熱交換器25の伝熱面形成部257の上方を跨ぐように配置されており、上端平面部711と最上位の伝熱面形成部257との間には隙間が設けられている。
下端平面部713は底板913に支持されている。下端平面部713には、上端平面部711にかかる荷重が支持棒715を介して伝達される。それゆえ、下端平面部713を支える底板913は、間接的に上端平面部711に作用した荷重を受ける。このときの底板913の撓みが抑制されるように、下端平面部713は基礎脚915の近傍に配置されている。
(3)特徴
(3−1)
室外ユニット3では、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端は同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置しているので、これらが天911に作用する荷重を室外熱交換器25よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシング91の天911を支える。その結果、室外熱交換器25に余計な外力がかからない。
(3−2)
室外ユニット3では、ヘッダー集合管253の上端は、伝熱面形成部257よりも上方に位置する。それゆえ、本体ケーシング91の天911に荷重が作用し、万一、左側板917などの側壁が座屈した場合でも、ヘッダー集合管253が伝熱面形成部257よりも先にその荷重を受ける。ヘッダー集合管253は、中空筒状であり、熱交換部のなかでは強度が大きく、荷重が伝熱面形成部257におよぶことを防止する。
(3−3)
室外ユニット3では、ヘッダー集合管253と天板911との間にシール材が介在する。それゆえ、天板911をヘッダー集合管253の上端に近接させるような鉛直荷重が作用した場合でも、シール材が変形してヘッダー集合管の上端エッジが天911へ微小に食い込むことを防止するので、天911にヘッダー集合管253の上面形状が浮き出ないようになる。
(3−4)
室外ユニット3では、鋼製の底板913が直にアルミ製の室外熱交換器25を支持するのではなく、シール材を介在させて支持しているので、室外熱交換器25と底板913との間の電解腐食が防止される。
(3−5)
室外ユニット3では、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点を左側板917などの側壁によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
(4)変形例
上記実施形態では、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端を同じ高さ位置にして、且つ室外熱交換器25の伝熱面形成部257の最上面よりも高くすることによって、伝熱面形成部257に余計な外力がかからない構成にしているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、ヘッダー集合管253の上端も、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端と同じ高さ位置にして、且つ室外熱交換器25の伝熱面形成部257の最上面よりも高くすることも、伝熱面形成部257に余計な外力がかからないようにするうえで有効である。なぜなら、ヘッダー集合管253は、中空筒状であり、熱交換部のなかでは強度が大きく、荷重が伝熱面形成部257におよぶことを防止することができるからである。
また、ヘッダー集合管253、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端面には、シール材が貼付される。それゆえ、鉛直荷重が作用した場合でも、シール材が変形することによって、各上端面のエッジが天911へ微小に食い込むことを防止するので、天911に各上端面の形状が浮き出ないようになる。
以上のように、本発明によれば、アルミ製のマイクロチャネル熱交換器を室外熱交換器として採用することができるので、空気調和機に限らずヒートポンプ式給湯機にも有用である。
3 室外ユニット
21 圧縮機
25 室外熱交換器
51 室外ファン
91 本体ケーシング
91a 機械室
91b ファン室
253 ヘッダー集合管
257 伝熱面形成部
911 天板
913 底板
917 左側板
927 仕切板
特開2010−107103号公報

Claims (6)

  1. 蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用する冷凍装置の室外ユニットであって、
    水平方向に延びる扁平管および前記扁平管に接合される伝熱フィンを有する室外熱交換器(25)と、
    前記室外熱交換器(25)を収納する本体ケーシング(91)と、
    を備え、
    前記本体ケーシング(91)は、内部空間を、圧縮機(21)が配置される機械室(92)と、室外ファン(51)が配置されるファン室(93)とに仕切る、仕切板(927)を有し、
    前記本体ケーシング(91)の前記ファン室(93)の側壁の上端は、前記室外熱交換器(25)に余計な外力がかからないように前記扁平管と前記伝熱フィンとで形成される伝熱面形成部(257)よりも高く、前記伝熱面形成部(257)の上方と重ならない位置前記本体ケーシング(91)の上面に作用する荷重を前記室外熱交換器(25)よりも先に受ける、
    冷凍装置の室外ユニット(3)。
  2. 前記仕切板(927)の上端が前記扁平管と前記伝熱フィンとで形成される前記伝熱面形成部(257)よりも上方に位置する、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  3. 前記室外熱交換器(25)は、前記扁平管の端部が接続される中空筒状のヘッダー集合管(253)をさらに有し、
    前記ヘッダー集合管(253)の上端が前記伝熱面形成部(257)よりも上方に位置する、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  4. 前記本体ケーシング(91)は、前記室外熱交換器(25)の上部を覆う天板(911)を有し、
    前記ヘッダー集合管(253)と前記天板(911)との間にシール材が介在する、
    請求項3に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  5. 前記室外熱交換器(25)は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の熱交換器であり、
    前記本体ケーシング(91)は、前記室外熱交換器(25)の下端を支える鋼製の底板(913)をさらに有しており、
    前記室外熱交換器(25)の下端と前記底板(913)との間にシール材が介在する、
    請求項4に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  6. 前記伝熱フィンが、コルゲートタイプである、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
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