JP2016121856A - 冷凍装置の熱源ユニット - Google Patents

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隆平 加治
Ryuhei Kaji
隆平 加治
岡本 哲也
Tetsuya Okamoto
哲也 岡本
岩田 育弘
Yasuhiro Iwata
育弘 岩田
古庄 和宏
Kazuhiro Kosho
和宏 古庄
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Abstract

【課題】熱交換効率を向上させることができる冷凍装置の熱源ユニットを提供する。
【解決手段】室外ユニットは、冷媒−冷媒熱交換器と、冷媒―空気熱交換器とを備える。ケーシングは、空気を吹き出すための吹出口を上部に有する。冷媒―空気熱交換器は、ケーシングの側面に沿って設けられ、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。冷媒―空気熱交換器は、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部を取り囲むように、第1部及び第1部に対向する第2部を有する。冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシングの上部に配置され、かつ、上面視において、冷媒―空気熱交換器の内側面から冷媒−冷媒熱交換器までを距離L(L1、L2、L3)は、冷媒―空気熱交換器の第1部の内側面と第2部の内側面との間の距離LAの8%以上である。
【選択図】図8

Description

本発明は、冷凍装置の熱源ユニットに関する。
特許文献1(特開2010−43832号公報)には、空気と冷媒との熱交換を行う室外熱交換器に加えてさらに、高温の冷媒と低温の冷媒との間の熱交換を行う内部熱交換器を有する室外機が開示されている。特許文献1の室外機ケーシングは、概ね直方体状の形状を有している。室外熱交換器は、室外機ケーシングの側面の内側に3面に亘って設けられている。内部熱交換器は、室外熱交換器の内側面の一部に隣接して、縦長に配置されている。
特許文献1の室外機では、室外熱交換器に加えて内部熱交換器が設けられているため、熱交換効率を上げることができる。しかし、室外熱交換器の内側面に沿って内部熱交換器が設けられているため、室外熱交換器への空気の供給が妨げられている。つまり、内部熱交換器が壁となり、室外機の外部から室外熱交換器を通過する空気の流れを邪魔している。そのため、室外熱交換器に十分に空気が供給されず、空気と冷媒との間の熱交換効率を低下させている。
そこで、本発明は、熱交換効率を向上させることができる冷凍装置の熱源ユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、ケーシングと、ファンと、冷媒−冷媒熱交換器と、冷媒−空気熱交換器とを備える。ケーシングは、空気を吹き出すための吹出口を上部に有する。ファンは、ケーシング内に設けられ、吹出口を介して上方に空気を送り出す。冷媒−冷媒熱交換器は、ケーシング内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う。冷媒−空気熱交換器は、ケーシングの側面に沿って設けられ、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。冷媒−空気熱交換器は、冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部を取り囲むように、第1部及び第1部に対向する第2部を有する。
冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、ケーシングの上部に配置されている。かつ、冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器の内側面から所定距離以内に配置されている。つまり、冷媒−空気熱交換器の内側面から冷媒−冷媒熱交換器までを距離Lとする。距離Lは、冷媒−空気熱交換器の第1部の内側面と第2部の内側面との間の距離LAの8%以上である。
上記構成においては、冷媒−冷媒熱交換器は、冷媒−空気熱交換器からはある程度離れて配置されている。これにより、冷媒−空気熱交換器において、ケーシング外部からの空気を効率よく通過させることができる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の熱源ユニットにおいて、ケーシングと、ファンと、冷媒−冷媒熱交換器と、冷媒−空気熱交換器とを備える。ケーシングは、空気を吹き出すための吹出口を上部に有する。ファンは、ケーシング内に設けられ、吹出口を介して上方に空気を送り出す。冷媒−冷媒熱交換器は、ケーシング内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う。冷媒−空気熱交換器は、ケーシングの側面に沿って設けられ、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。冷媒−空気熱交換器は、冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部を取り囲むように、第1部及び第1部に対向する第2部を有する。
冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、ケーシングの上部に配置されている。かつ、冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器の内側面から所定距離以内に配置されている。つまり、冷媒−空気熱交換器の内側面から冷媒−冷媒熱交換器までを距離Lとする。距離Lは、50mm以上である。
上記構成においては、冷媒−冷媒熱交換器は、冷媒−空気熱交換器からはある程度離れて配置されている。これにより、冷媒−空気熱交換器において、ケーシング外部からの空気を効率よく通過させることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1又は第2観点に係る冷凍装置の熱源ユニットにおいて、ケーシングは上面視において矩形状である。冷媒−空気熱交換器は、ケーシングの側面の3面以上に沿って設けられている。
上記構成においては、冷媒−空気熱交換器は、矩形状のケーシングの側面の3面以上に沿って設けられているため、冷媒−空気熱交換器の容量をある程度大きく確保することができる。
本発明の第4点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1〜第3観点のいずれかに係る冷凍装置の熱源ユニットにおいて、ファンを駆動するファン駆動モータをさらに備える。冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部は、ファン駆動モータの下方に位置する。かつ、冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部は、上面視においてファン駆動モータと重畳する。
上記構成においては、冷媒−冷媒熱交換器は、冷媒−空気熱交換器に囲まれた空間の概ね中央部に配置される。よって、冷媒−冷媒熱交換器全体を、冷媒−空気熱交換器から容易に離すことができる。
本発明の第5点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1〜第4観点のいずれかに係る冷凍装置の熱源ユニットにおいて、冷媒−冷媒熱交換器は、螺旋状に巻かれた二重管熱交換器である。螺旋状の中央部には上下方向に貫通する空間が形成されている。
上記構成においては、ケーシング外部から取り込まれた空気は、冷媒−空気熱交換器を通過した後、二重管熱交換器の螺旋状の中央部の空間を通過することができる。これにより、冷媒−空気熱交換器の空気の通過量を向上して、冷媒−空気熱交換器での熱交換率を高めることができる。
本発明の第1及び第2観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、冷媒−空気熱交換器において、ケーシング外部からの空気を効率よく通過させることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、冷媒−空気熱交換器の容量をある程度大きく確保することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、冷媒−冷媒熱交換器全体を、冷媒−空気熱交換器から容易に離すことができる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、冷媒−空気熱交換器の空気の通過量を向上して、冷媒−空気熱交換器での熱交換率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置1の冷媒回路10の冷媒回路図である。 正面板22を外した室外ユニット20の斜視図である。 吹出グリル26aを外した室外ユニット20の斜視図である。 ケーシング20aの一部及びファン29を外した室外ユニット20の斜視図である。 ケーシング20aの一部及びファン29を外した室外ユニット20の模式図である。 冷媒−冷媒熱交換器5の構成の一例を示す模式図であり、(a)は冷媒−冷媒熱交換器5の上面図であり、(b)は冷媒−冷媒熱交換器5の側面図であり、(c)は冷媒−冷媒熱交換器5の延びる方向と交差する方向の断面図である。 図5の室外ユニット20において、前側から、冷媒―空気熱交換器4、冷媒−冷媒熱交換器5、ファン29、ファン駆動モータ29a等を見た正面図である。 図5の室外ユニット20において、上方から、冷媒―空気熱交換器4及び冷媒−冷媒熱交換器5を見た上面図である。 図10は、本実施形態を適用した場合の空気抵抗のシミュレーション結果を示す。 図9の冷媒―空気熱交換器4が取り囲む空間内の空気抵抗のシミュレーション結果である。 変形例1Aの室外ユニット20において、前側から、冷媒―空気熱交換器4、冷媒−冷媒熱交換器5、ファン29、ファン駆動モータ29a等を見た正面図である。 変形例1Aの室外ユニット20において、上方から、冷媒―空気熱交換器4及び冷媒−冷媒熱交換器5を見た上面図である。 冷媒―冷媒熱交換器5の配置を示す別の一例である。 冷媒―冷媒熱交換器5の配置を示す別の一例である。 変形例に係る冷媒−冷媒熱交換器5の延びる方向と交差する方向の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例の一つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
以下に、冷凍装置の一例として空気調和装置1を例に挙げて説明する。空気調和装置1は、本発明に係る室外ユニット20を有する。
尚、以下の説明においては、「上」、「下」、「左」、「右」、「正面」、「前」、「背面」、「後」等の方向を示す表現を適宜用いている。これらの方向は、図2等に示すように室外ユニット20の通常使用される状態での各方向を表す。「正面」と「前」とは同方向である。また、「背面」と「後」とは同方向である。
まず、空気調和装置1の冷媒回路10の全体構成について説明する。
(1)冷媒回路10の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置1の冷媒回路10の冷媒回路図である。
空気調和装置1は、ビル用のマルチタイプの空気調和装置であって、図1に示すように、1の室外ユニット20に対して複数の室内ユニット30a,30bが並列に接続される構成を有している。ただし、1の室外ユニット20に対して1の室内ユニット30が接続される構成であってもよい。また、空気調和装置1は、冷房運転と暖房運転とを切換可能であり、二酸化炭素等の超臨界域で作動する冷媒を用いる冷凍サイクルを行う。
空気調和装置1の冷媒回路10は、主として、圧縮機構2と、切換機構3と、冷媒―空気熱交換器4と、冷媒―冷媒熱交換器5と、膨張機構6a,6bと、利用側熱交換器7a,7bと、レシーバ9を有している。圧縮機構2、切換機構3、冷媒―空気熱交換器4、冷媒−冷媒熱交換器5、及び、レシーバ9は、室外ユニット20のケーシング20a(図1〜図4を参照)内に収容されている。膨張機構6a,6b及び利用側熱交換器7a,7bは、室内ユニット30a,30bのケーシング(図示せず)に収容されている。以下、冷媒回路10を構成する各構成要素について説明する。
(2)冷媒回路10の構成要素
(2−1)圧縮機構2
圧縮機構2は、密閉式構造の圧縮機構ケーシング21aを有している。また、圧縮機構2は、圧縮要素駆動モータ21bと、駆動軸21cと、第1圧縮要素2cと、第2圧縮要素2dとを有する。圧縮要素駆動モータ21bと、駆動軸21cと、第1圧縮要素2cと、第2圧縮要素2dとは、圧縮機構ケーシング21a内に収容されている。圧縮要素駆動モータ21bは、駆動軸21cを介して第1圧縮要素2c及び第2圧縮要素2dを駆動する。
圧縮機構2は、吸入管2aから低圧の冷媒を吸入する。その後、圧縮機構2は、吸入した低圧の冷媒を第1圧縮要素2cによって圧縮した後に中間冷媒管8に吐出する。さらに、圧縮機構2は、中間冷媒管8に吐出された冷媒を第2圧縮要素2dに吸入させてさらに圧縮した後に、吐出管2bに吐出している。
ここで、中間冷媒管8は、第1圧縮要素2cで圧縮されて吐出された冷媒を、中間熱交換部60へと流した後に、第2圧縮要素2dに吸入させるための冷媒管である。
なお、以下の説明においては、中間冷媒管8のうち、第1圧縮要素2cと冷媒―空気熱交換器4の中間熱交換部60とを接続する冷媒管を第1中間冷媒管8aと示す。また、第2圧縮要素2dと中間熱交換部60とを接続する冷媒管を第2中間冷媒管8bと示す。
吐出管2bは、圧縮機構2から吐出された冷媒を、冷媒―空気熱交換器4の熱源側熱交換部40に送るための冷媒管である。
(2−2)切換機構3
切換機構3は、冷媒回路10内における冷媒の流れ方向を切り換えるための機構である。本実施形態では切換機構3は四路切換弁である。切換機構3は、圧縮機構2の吸入側、圧縮機構2の吐出側、熱源側熱交換部40及び利用側熱交換器7a,7bに接続される。
切換機構3は、冷房運転時には、圧縮機構2の吐出側と熱源側熱交換部40の一端とを接続し、かつ、圧縮機構2の吸入側と利用側熱交換器7a,7bの一端とを接続する(図1の切換機構3の実線を参照)。他方、切換機構3は、暖房運転時には、圧縮機構2の吐出側と利用側熱交換器7a,7bの一端とを接続し、かつ、圧縮機構2の吸入側と熱源側熱交換部40の一端とを接続する(図1の切換機構3の点線を参照)。
(2−3)冷媒―空気熱交換器4
冷媒―空気熱交換器4は、内部を流れる冷媒と外を通過する空気との間で熱交換を行わせる。なお、冷媒―空気熱交換器4には、ファン29によって空気が供給される。ファン29は、ファン駆動モータ29aによって駆動される。
冷媒―空気熱交換器4は、熱源側熱交換部40と中間熱交換部60とを有している。熱源側熱交換部40と中間熱交換部60とは、熱源側熱交換部40が上段に、中間熱交換部60が下段に配置される2段構造を有している。
(2−3−1)熱源側熱交換部40
熱源側熱交換部40は、冷房運転時には、圧縮機構2で圧縮された冷媒の放熱器として機能する。一方熱源側熱交換部40は、暖房運転時には、圧縮機構2で圧縮されて利用側熱交換器7a,7bで放熱された冷媒の加熱器として機能する。熱源側熱交換部40は、その一端が切換機構3に接続されており、その他端がエコノマイザ熱交換部70に接続されている。
熱源側熱交換部40は、チューブ(図示せず)と伝熱フィン(図示せず)から構成される熱交換部である。熱源側熱交換部40は、図5に示すように、一対のヘッダ43と、複数のチューブと、伝熱フィンとを含む。ヘッダ43は、熱源側熱交換部40の上面視における両端部に配置されており、鉛直方向に延びる。複数のチューブは、ヘッダ43の延びる方向に対して交差する方向(具体的には、水平方向)に延びる。伝熱フィンは、プレート状であり,複数のチューブが貫通した構造である。また,伝熱フィンは,その平面方向を空気流の流方向に沿わせた状態で、板厚方向に並べて配置されている。
(2−3−2)中間熱交換部60
中間熱交換部60は、熱源側熱交換部40の下方に配置されて、熱源側熱交換部40と一体化される熱交換部である。中間熱交換部60は、冷房運転時に、第1圧縮要素2cで圧縮されて第2圧縮要素2dに吸入される、冷凍サイクルにおける中間圧の冷媒の放熱器として機能する。中間熱交換部60は、中間冷媒管8に設けられている。中間熱交換部60は、その一端が第1圧縮要素2cに接続されており、その他端が第2圧縮要素2dに接続されている。
中間熱交換部60は、熱源側熱交換部40と同様にチューブ(図示せず)と伝熱フィン(図示せず)から構成される熱交換部である。図5に示すように、中間熱交換部60は、一対のヘッダ63と、複数のチューブと、伝熱フィンとを含む。中間熱交換部60の構成は、熱源側熱交換部40と同様であるので詳細な説明は省略する。
(2−4)冷媒―冷媒熱交換器5
冷媒―冷媒熱交換器5は、冷媒間で熱交換を行わせる熱交換器である。本実施形態では、冷媒―冷媒熱交換器5は、エコノマイザ熱交換部70と、過冷却熱交換部80とを有している。図5において、冷媒―冷媒熱交換器5a、5bのいずれか一方がエコノマイザ熱交換部70であり、他方が過冷却熱交換部80である。
(2−4−1)エコノマイザ熱交換部70
エコノマイザ熱交換部70は、冷媒回路10において、熱源側熱交換部40と、利用側熱交換器7a,7bとの間に配置される熱交換部である。
エコノマイザ熱交換部70には、第1エコノマイザ冷媒流路71aと第2エコノマイザ冷媒流路72aとが形成されている。第1エコノマイザ冷媒流路71aと第2エコノマイザ冷媒流路72aとは、これらをそれぞれ流れる冷媒が対向するように構成されている。エコノマイザ熱交換部70は、冷房運転時に、第1エコノマイザ冷媒流路71aを流れる冷媒と第2エコノマイザ冷媒流路72aを流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。
エコノマイザ熱交換部70は、後述の図6に示す二重管熱交換器110で構成されている。二重管熱交換器110は、第1流路101aと第2流路103aとを有している。第1流路101a及び第2流路103aの一方が第1エコノマイザ冷媒流路71aである。第1流路101a及び第2流路103aの他方が第2エコノマイザ冷媒流路72aである。
第1エコノマイザ冷媒流路71aには、冷房運転時に熱源側熱交換部40において冷却された冷媒が流れている。第2エコノマイザ冷媒流路72aには、冷房運転時に熱源側熱交換部40において冷却された冷媒から分岐された一部の冷媒であって、エコノマイザ入口膨張機構79において中間圧付近まで減圧された後の冷媒が流れている。
ここで、第1エコノマイザ冷媒管71bは、熱源側熱交換部40と、エコノマイザ熱交換部70の第1エコノマイザ冷媒流路71aとを接続する冷媒管である。また、第2エコノマイザ冷媒管71cは、第1エコノマイザ冷媒流路71aとレシーバ9とを接続する冷媒管である。第1エコノマイザ冷媒管71bには、エコノマイザ分岐管72が接続されている。
エコノマイザ分岐管72は、熱源側熱交換部40で冷却された冷媒の一部を分岐し、エコノマイザ熱交換部70に流した後に第2圧縮要素2dに戻す冷媒管である。エコノマイザ分岐管72は、第2エコノマイザ冷媒流路72aと、第1エコノマイザ分岐管72bと、第2エコノマイザ分岐管72cとを有している。ここで、第1エコノマイザ分岐管72bは、第1エコノマイザ冷媒管71bと、第2エコノマイザ冷媒流路72aとを接続する冷媒管である。第2エコノマイザ分岐管72cは、第2エコノマイザ冷媒流路72aと第2中間冷媒管8bとを接続する冷媒管である。第1エコノマイザ分岐管72bには、エコノマイザ入口膨張機構79が設けられている。エコノマイザ入口膨張機構79は、熱源側熱交換部40で冷却された高圧の冷媒を中間圧付近まで減圧する減圧機構である。なお、エコノマイザ入口膨張機構79には、開度調節のための電動膨張弁が使用される。エコノマイザ入口膨張機構79は、冷房運転時に、開度調整がされ、暖房運転時には、閉状態に制御される。
(2−4−2)過冷却熱交換部80
過冷却熱交換部80は、第1過冷却冷媒流路81aと第2過冷却冷媒流路81bとを含む熱交換部である。過冷却熱交換部80は、冷房運転時において、第1過冷却冷媒流路81aを流れる冷媒と、第2過冷却冷媒流路81bを流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。過冷却熱交換部80では、冷房運転時において、利用側熱交換器7a,7bへと流れる冷媒を過冷却状態にしている。
過冷却熱交換部80は、後述の図6に示す二重管熱交換器110で構成されている。二重管熱交換器110は、第1流路101aと第2流路103aとを有している。第1流路101a及び第2流路103aの一方が第1過冷却冷媒流路81aである。第1流路101a及び第2流路103aの他方が第2過冷却冷媒流路81bである。
第1過冷却冷媒流路81aには、レシーバ9から抜き出された高圧の冷媒が流れている。第2過冷却冷媒流路81bには、レシーバ接続管94から分岐された冷媒であって、後述する吸入膨張機構96によって低圧まで減圧された後の冷媒が流れている。
ここで、レシーバ接続管94とは、一端がレシーバ9に接続され、他端が第1過冷却冷媒流路81aに接続される冷媒管である。また、第2過冷却冷媒流路81bは、レシーバ接続管94に接続される吸入戻し管95を構成している。吸入戻し管95とは、レシーバ9内から冷媒を抜き出し、過冷却熱交換部80を介して吸入管2aに戻すための冷媒管である。吸入戻し管95の一端はレシーバ接続管94に接続され、他端は吸入管2aに接続されている。
吸入膨張機構96は、吸入戻し管95において、過冷却熱交換部80の冷媒流れ上流側の位置に設けられている。吸入膨張機構96は、レシーバ9から抜き出された冷媒を低圧まで減圧する。吸入膨張機構96には、開度調整のための電動膨張弁が使用されている。なお、吸入膨張機構96は、冷房運転時に、開度調整がされ、暖房運転時には、閉状態に制御される。
過冷却熱交換部80の第1過冷却冷媒流路81aを出た冷媒は、冷媒管11aを介して膨張機構6a,6bへと送られる。ここで、冷媒管11aとは、一端が第1過冷却冷媒流路81aに接続され、他端が膨張機構6a,6bに接続される冷媒管である。
(2−5)膨張機構6a,6b
膨張機構6a,6bは、例えば、電動膨張弁である。膨張機構6a,6bは、熱源側熱交換部40及び冷媒―冷媒熱交換器5において冷却された高圧の冷媒を、利用側熱交換器7a,7bに送る前に、冷凍サイクルにおける低圧付近まで減圧する。膨張機構6a,6bの一端は、冷媒管11aを介して、冷媒―冷媒熱交換器5の過冷却熱交換部80に接続されている。膨張機構6a,6bの他端は、利用側熱交換器7a,7bに接続されている。
(2−6)利用側熱交換器7a,7b
利用側熱交換器7a,7bは、膨張機構6a,6bによって減圧された低圧の冷媒を加熱する加熱器である。利用側熱交換器7a,7bは、外を通過する空気と利用側熱交換器7a,7b内を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。なお、利用側熱交換器7a,7bを通過する空気流れは、図示しないファンによって生成される。
利用側熱交換器7a,7bの一端は、膨張機構6a,6bに接続されている。利用側熱交換器7a,7bの他端は、冷媒管11b及び吸入管2aを介して、圧縮機構2の吸入側に接続されている。冷媒管11bは、利用側熱交換器7a,7bと、吸入管2aとを接続する冷媒管である。
(2−7)レシーバ9
レシーバ9は、余剰冷媒を溜める容器である。余剰冷媒は、冷媒回路10における冷媒の循環量が異なる等の運転状態に応じて発生する。レシーバ9は、第1エコノマイザ冷媒流路71a、又は、第1過冷却冷媒流路81aを通過した後の冷媒を一時的に溜めるための容器である。レシーバ9は、一端が第2エコノマイザ冷媒管71cに接続されており、他端がレシーバ接続管94に接続されている。
(3)室外ユニット20の全体構成
以下、室外ユニット20の全体構成について、図2〜図5を用いて説明する。図2は、正面板22を外した室外ユニット20の斜視図である。図3は、吹出グリル26aを外した室外ユニット20の斜視図である。図4は、ケーシング20aの一部及びファン29を外した室外ユニット20の斜視図である。図5は、ケーシング20aの一部及びファン29を外した室外ユニット20の模式図である。
室外ユニット20は、ケーシング20aにより外形が形成されている。室外ユニット20内には、例えば、ファン29、電装品ユニット31、圧縮機構2、冷媒―空気熱交換器4、冷媒―冷媒熱交換器5等が配置されている。
(3−1)ケーシング20a
ケーシング20aは、主として、正面板22、左側面板23、背面板24、右側面板25、天板26、底板27、支柱90、91、92、93を有している。ケーシング20aは、これらの部材により例えば図2〜図5のような矩形状、より具体的には直方体形状を有している。
正面板22は、室外ユニット20の正面を覆う板状部材である。正面板22の内面に対向して電装品ユニット31が配置されている。背面板24は、室外ユニット20の背面を覆う板状部材である。左側面板23及び右側面板25は、それぞれ、室外ユニット20の左部分及び右部分を覆う板状部材である。左側面板23、右側面板25及び背面板24には、室外ユニット20のケーシング20a内に空気を取り込むための吸込口120aが形成されている。
支柱90〜93は、鉛直方向に延びる板状部材を折り曲げた柱部材である。左側面板23は、支柱90、91と共に一体に成形されている。右側面板25は、支柱92、93と共に一体に成形されている。正面板22は、支柱91、92の外側に取り付けられている。背面板24は、支柱90、93の外側に取り付けられている。また、支柱90〜93は、底板27、モータ支持台52及び一対の横ステー53によって互いに連結されている。一対の横ステー53のうち一つの横ステー53は、支柱91、92間に取り付けられている。もう一つの横ステー53は、支柱90、93間に取り付けられている。モータ支持台52は、一対の横ステー53と交差するように、一対の横ステー53間に取り付けられている。モータ支持台52の中央部には、ファン駆動モータ29aが取り付けられる。
天板26は、室外ユニット20の上面を覆う板状部材である。天板26には、上方に向かって空調空気を吹き出すための吹出口120bが形成されている。また、天板26には、吹出口120bを覆うように網目状の吹出グリル26aが取り付けられている。
底板27は、室外ユニット20の底部に設けられ、接地面と対向する板状部材である。
(3−2)ファン29、ファン駆動モータ29a
ファン29は、ケーシング20aの頂部に設けられている。ファン29は、空気を室外ユニット20内に取り込むとともに、室外ユニット20外に排出するためのファンである。室外ユニット20内に取り込まれた空気は、冷媒―空気熱交換器4に提供される。冷媒―空気熱交換器4は、取り込まれた空気と冷媒との間で熱交換させる。なお、本実施形態におけるファン29は、ファン駆動モータ29aによって駆動されるプロペラファンである。ファン29は、ファン駆動モータ29aを介してモータ支持台52に固定されている。
(3−3)ベルマウス36
ベルマウス36は、吹出口120bの近傍に配置されている。ベルマウス36は、空気を上方へ導くように、ファン29の外周部を覆っている。
ベルマウス36は、主として、筒状部37(図3、図7)と平面部38(図7)とを有している。筒状部37には、吹出口120bと略同じ大きさを有する開口36aが形成される。平面部38は、筒状部37の外面から外側に向かって水平方向に延びる。
(3−4)冷媒―空気熱交換器4
ケーシング20a内において、ファン29が配置される空間の下方には、冷媒―空気熱交換器4が配置されている。冷媒―空気熱交換器4は、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部を取り囲むように配置されている。つまり、冷媒―空気熱交換器4は、互いに対向する部分を有するように配置されている。例えば、冷媒―空気熱交換器4の一部分である第1部と、他の一部分である第2部とが互いに対向する。
本実施形態では、冷媒―空気熱交換器4は、直方体状のケーシング20aの概ね3面に沿って配置されている。なお、冷媒―空気熱交換器4は、直方体状のケーシング20aの概ね3面以上に沿って配置されていてもよい。このように冷媒−空気熱交換器4は、矩形状のケーシング20aの側面の3面以上に沿って設けられているため、冷媒−空気熱交換器4の容量をある程度大きく確保することができる。
冷媒―空気熱交換器4は、上述の通り熱源側熱交換部40及び中間熱交換部60を含む。
(3−5)冷媒−冷媒熱交換器5
ケーシング20a内において、ファン29が配置される空間の下方には、冷媒−冷媒熱交換器5が配置されている。ケーシング20a内の下方の下部空間45には、圧縮機構2、膨張機構79、96及び配管等の各種部材が設けられている。よって、冷媒−冷媒熱交換器5は、ケーシング20a内の概ね上方に配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、ファン29の下方と、ケーシング20a下方の各種部材と、の間に配置される。また、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間内に配置される。よって、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間を有効に利用して冷媒−冷媒熱交換器5を配置することができる。よって、冷媒−冷媒熱交換器5の容積をある程度確保しつつ、室外ユニット20の大型化を抑制することができる。
冷媒−冷媒熱交換器5の構成及び配置については後述する。
(3−6)圧縮機構2、膨張機構79、96
圧縮機構2は、冷媒を圧縮するためのものであって、圧縮要素駆動モータ21b(図1)によって駆動される。
膨張機構79、96は、それぞれエコノマイザ入口膨張機構79、吸入膨張機構96であり、通過する冷媒を減圧させる弁である。
その他、各種部材間の流路を形成するための配管及び流れを変更するための切替弁等が設けられている。
圧縮機構2、膨張機構79、96、配管及び切替弁等は、図5に示す下部空間45に配置されている。
(3−7)電装品ユニット31
電装品ユニット31には、各種装置の制御を行うためのマイクロコンピュータチップや制御プログラムを格納するメモリなどの電子部品が内装されている。
(4)冷媒−冷媒熱交換器5の構成
図6は、冷媒−冷媒熱交換器5の構成の一例を示す模式図である。図6(a)は、冷媒−冷媒熱交換器5の上面図である。図6(b)は、冷媒−冷媒熱交換器5の側面図である。図6(c)は、冷媒−冷媒熱交換器5の延びる方向と交差する方向の断面図である。
図6に示すように、冷媒−冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110で構成されている。二重管熱交換器110は、円筒状の内管101と、円筒状の外管103とを含む。外管103は、内管101を取り囲む。つまり、外管103内に内管101が挿入されている。内管101の内壁に囲まれる空間が第1流路101aを形成する。また、外管103の内面と内管101の外面との間に囲まれる空間が第2流路103aを形成する。第1流路101a及び第2流路103aそれぞれに冷媒を流すことで、冷媒間で熱交換を行わせることができる。
また、図6(b)に示すように、二重管熱交換器110は、螺旋状に巻かれるように形成されている。そして、図6(a)、(b)に示すように、二重管熱交換器110は、上面視において螺旋状に重なるように形成されている。二重管熱交換器110の螺旋状の中央部には上下方向に貫通する空間110aが形成されている。本実施形態では、空間110aは例えば楕円形状である。空間110aは、ファン29が形成する空気流路APの一部を形成し得る。
上述の図1に示すように、本実施形態では、冷媒−冷媒熱交換器5は、エコノマイザ熱交換部70と、過冷却熱交換部80とを有している。よって、冷媒−冷媒熱交換器5は、エコノマイザ熱交換部70用の二重管熱交換器110と、過冷却熱交換部80用の二重管熱交換器110とを含む。ここで、エコノマイザ熱交換部70用の二重管熱交換器110において、第1流路101a及び第2流路103aの一方が第1エコノマイザ冷媒流路71aであり、他方が第2エコノマイザ冷媒流路72aである。過冷却熱交換部80用の二重管熱交換器110において、第1流路101a及び第2流路103aの一方が第1過冷却冷媒流路81aであり、他方が第2過冷却冷媒流路81bである。
二重管熱交換器110は、例えばアルミ等の金属で形成されている。
(5)冷媒−冷媒熱交換器5の配置
本実施形態では、冷媒―冷媒熱交換器5は、エコノマイザ熱交換部70と、過冷却熱交換部80とを有している。よって、図5に示すように、エコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80それぞれに対応して、2つの冷媒―冷媒熱交換器5a、5bが設けられている。冷媒―冷媒熱交換器5a、5bのいずれか一方がエコノマイザ熱交換部70であり、他方が過冷却熱交換部80である。
本実施形態では、後述の図7に示すように、冷媒―冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110の楕円形状の空間110a(図6)が左右方向に長く延びるように配置されている。
このような冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置される。さらに、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置される。以下に、冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係と、冷媒−冷媒熱交換器5の上面視における位置関係とについて説明する。
(5−1)冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係
まず、冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係について説明する。図7は、図5の室外ユニット20において、前側から、冷媒―空気熱交換器4、冷媒−冷媒熱交換器5、ファン29、ファン駆動モータ29a等を見た正面図である。
図5、図7に示すように、左右両側の冷媒―空気熱交換器4が形成する空間内に、冷媒−冷媒熱交換器5が配置されている。冷媒−冷媒熱交換器5は、概ね同じ大きさの2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bを含む。そして、2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bは概ね同じ高さに配置されている。
この冷媒−冷媒熱交換器5は、ケーシング20aの上部に配置されている。言い換えると、冷媒−冷媒熱交換器5は、圧縮機構2、膨張機構79、96及び配管等の構成要素の上部に配置されている。ここで、底板27から、冷媒―空気熱交換器4上端までの距離を高さH1とする。また、底板27から、冷媒−冷媒熱交換器5の下端までの距離を高さH2とする。高さH2は、例えば高さH1の50%以上である。なお、ここでは、冷媒−冷媒熱交換器5の全体が、高さH1の50%以上の高さH2に配置されると説明した。しかし、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、高さH1の50%以上の高さH2に配置されればよい。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の10%未満は、高さH2よりも低い位置に配置されてもよい。
また、冷媒−冷媒熱交換器5は、高さ方向において次のように位置づけられてもよい。例えば、図7に示すように冷媒−冷媒熱交換器5の上下方向の長さを高さH3とする。冷媒−冷媒熱交換器5の高さH3のうち90%以上が、ケーシング20aの上部に配置されればよい。より具体的には、冷媒−冷媒熱交換器5の高さH3のうち90%以上が、高さH1の50%以上の高さH2に配置されればよい。
このような高さに冷媒−冷媒熱交換器5を配置することで、ケーシング20a下方の各種部材を避けて冷媒−冷媒熱交換器5を配置することができる。つまり、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間を有効に利用して冷媒−冷媒熱交換器5を配置することができる。よって、冷媒−冷媒熱交換器5の容積をある程度確保しつつ、室外ユニット20の大型化を抑制することができる。
(5−2)冷媒−冷媒熱交換器5の上面視における位置関係
次に、冷媒−冷媒熱交換器5の上面視における位置関係について説明する。図8は、図5の室外ユニット20において、上方から、冷媒―空気熱交換器4及び冷媒−冷媒熱交換器5を見た上面図である。
冷媒―空気熱交換器4は、直方体状のケーシング20aの概ね3面に沿って、冷媒−冷媒熱交換器5を取り囲むように配置されている。図8の上面視では、概ね正方形状のケーシング20aにおいて、正面以外の3面に冷媒―空気熱交換器4が配置されている。また、冷媒−冷媒熱交換器5は、概ね同じ大きさの2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bを含む。図8の場合、2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bは長手方向が左右方向に沿っており、概ね左右方向において同位置に配置されている。また、2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bは前後方向に沿って並列に配置されている。
冷媒−冷媒熱交換器5a、5bは、冷媒―空気熱交換器4から所定距離離隔するように配置されている。より具体的には、図7に示すように、冷媒−冷媒熱交換器5は、ファン29の下方に配置されている。かつ、上面視において、ファン29と、冷媒−冷媒熱交換器5が取り囲む領域の少なくとも一部とは重複し得る。あるいは、上面視において、ファン29と、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部とは重複し得る。ここで、上方に吹出口120bを有する室外ユニット20においては、ファン29は上面視において概ね室外ユニット20の中央部に設けられる。上記の通り冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間において、ファン29の下方に配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間の概ね中央部に配置される。よって、冷媒−冷媒熱交換器5全体を、冷媒−空気熱交換器4から容易に離すことができる。これにより、冷媒−空気熱交換器4の空気の通過量を向上して、冷媒−空気熱交換器4での熱交換率を高めることができる。
さらに、冷媒−冷媒熱交換器5は、ファン駆動モータ29aの下方に配置されていると好ましい。かつ、上面視において、ファン駆動モータ29aと、冷媒−冷媒熱交換器5が取り囲む領域の少なくとも一部とは重複し得る。あるいは、上面視において、ファン駆動モータ29aと、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部とは重複し得る。ここで、上方に吹出口120bを有する室外ユニット20においては、ファン駆動モータ29aは上面視において概ね室外ユニット20の中央部に設けられる。上記の通り冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間において、ファン駆動モータ29aの下方に配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間の概ね中央部に配置される。よって、冷媒−冷媒熱交換器5全体を、冷媒−空気熱交換器4から容易に離すことができる。これにより、冷媒−空気熱交換器4の空気の通過量を向上して、冷媒−空気熱交換器4での熱交換率を高めることができる。
さらに、冷媒−冷媒熱交換器5と、冷媒―空気熱交換器4との位置関係について説明する。ここで、図8に示すように、冷媒−冷媒熱交換器5の左側の端部と、冷媒―空気熱交換器4の左側の内側面との距離をL1とする。冷媒−冷媒熱交換器5の右側の端部と、冷媒―空気熱交換器4の右側の内側面との距離をL2とする。冷媒―空気熱交換器4の左側の内側面と、冷媒―空気熱交換器4の右側の内側面との距離をLAとする。また、冷媒−冷媒熱交換器5の左右方向の長さをW1とする。よって、距離LAは、距離L1+長さW1+距離L2となる。このとき、距離L1及び距離L2は約50mm以上である。あるいは、距離LAが、冷媒―空気熱交換器4の内側面が互いに対向する距離のうち最も短い距離であるとする。この場合、距離L1及び距離L2それぞれは距離LAの約8%以上である。なお、距離L1及び距離L2それぞれが前述の条件を満たせば、距離L1及び距離L2は互いに同一である必要はない。
さらに、冷媒―空気熱交換器4の内側面と、冷媒−冷媒熱交換器5の外側部分との前後方向の距離をL3とする。このとき、距離L3もまた約50mm以上である。また、距離L3もまた距離LAの約8%以上である。
つまり、冷媒−冷媒熱交換器5の最も外側部分と、冷媒―空気熱交換器4の内側面との距離L(L1、L2、L3)が約50mm以上である。言い換えれば、冷媒−冷媒熱交換器5は、全ての外側部分に亘って、冷媒―空気熱交換器4の内側面と約50mm以上離れている。あるいは、冷媒−冷媒熱交換器5の最も外側部分と、冷媒―空気熱交換器4の内側面との距離L(L1、L2、L3)は、冷媒―空気熱交換器4の内側面が互いに対向する距離のうち最も短い距離LAの8%以上である。なお、冷媒−冷媒熱交換器5の全ての外側部分と、冷媒―空気熱交換器4の内側面との距離L(L1、L2、L3)が前述の条件を満たせば、距離L1、距離L2及び距離L3は互いに同一である必要はない。
なお、上記では、上面視における、冷媒−冷媒熱交換器5の全体と冷媒―空気熱交換器4との位置関係を示した。しかし、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から約50mm以上離れていればよい。言い換えれば、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の10%未満は、冷媒―空気熱交換器4の内側面から約50mm未満内に位置してもよい。あるいは、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から距離LAの8%以上離れていればよい。言い換えれば、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の10%未満は、冷媒―空気熱交換器4の内側面から距離LAの8%未満内に位置してもよい。
また、冷媒−冷媒熱交換器5は、左右方向において次のように位置づけられてもよい。例えば、図8に示すように冷媒−冷媒熱交換器5の左右方向(楕円形状の空間110aが長く延びる長辺方向)の長さをW1とし、前後方向(楕円形状の空間110aの短辺方向)の長さをW2とする。長さW1の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から約50mm以上離れていればよい。かつ、長さW2の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から約50mm以上離れていればよい。言い換えれば、長さW1及び長さW2それぞれの10%未満は、冷媒―空気熱交換器4の内側面から約50mm未満内に位置してもよい。あるいは、長さW1の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から距離LAの8%以上離れていればよい。かつ、長さW2の90%以上が、冷媒―空気熱交換器4の内側面から距離LAの8%以上離れていればよい。言い換えれば、長さW1及び長さW2それぞれの10%未満は、冷媒―空気熱交換器4の内側面から距離LAの8%未満内に位置してもよい。
図9、図10は、本実施形態を適用した場合の空気抵抗のシミュレーション結果を示す。図9はシミュレーションに用いた冷媒―空気熱交換器4の上面図である。図9の例では、ケーシング20aは上面視において概ね正方形状である。冷媒―空気熱交換器4は、正方形状のケーシング20aの概ね4辺に亘って、一部に開口を有するように配置されている。図10は、図9の冷媒―空気熱交換器4が取り囲む空間内の空気抵抗のシミュレーション結果である。図10では、図9のケーシング20aの右側部分のみのシミュレーション結果が示されている。図10では、1番外側に位置する冷媒―空気熱交換器4では空気抵抗が最も大きく、内側に向かうほど空気抵抗が徐々に減少している様子が示されている。このシミュレーションによって、冷媒―空気熱交換器4の内側面と冷媒−冷媒熱交換器5の端部との距離Lを約50mm以上とすれば空気抵抗を減らせることが分かった。
また、図9では、冷媒―空気熱交換器4の対向する辺のうち短い距離LAは660mmである。よって、冷媒―空気熱交換器4の内側面と冷媒−冷媒熱交換器5の端部との距離Lを、距離LAの約8%(660×0.08=52.8)以上とすれば空気抵抗を減らせることが分かった。
(5−3)空気の流れ
次に、ケーシング20a内の空気の流れについて、図7を用いて説明する。ケーシング20a内には、図7に示すように空気流路APが形成されている。図7では、空気流路APにおける空気流れを矢印で示している。
ベルマウス36の筒状部37は、平面部38から上下方向に延びている。筒状部37は、ケーシング20a内の上部空間であって且つ略中央部に配置されている。また、筒状部37は、その上面が天板26に接触している。
平面部38は、一端が筒状部37の外面に接続され、他端が、ケーシング20aの側面を形成する板(正面板22、左側面板23、背面板24、及び、右側面板25)の内面に接続される。平面部38は、筒状部37から正面側に向かって延びる正面側平面部(図示せず)と、筒状部37から左側に向かって延びる左側平面部38bと、筒状部37から背面側に向かって延びる背面側平面部(図示せず)と、筒状部37から右側に向かって延びる右側平面部38dとを有している。正面側平面部及び背面側平面部は、横ステー53(図4)及びモータ支持台52(図4)に接触しており、左側平面部38b及び右側平面部38dは、横ステー53に接触している。また、平面部38は、冷媒―空気熱交換器4の上方に位置しており、隙間Sに位置している。
筒状部37の内面及び平面部38の下面は、正面板22、左側面板23、背面板24、右側面板25、及び、底板27と共に、空気流路APを形成している。また、ベルマウス36は、筒状部37と平面部38とによって、空気流路APと冷媒―空気熱交換器4の上方空間とを仕切る仕切り部材として機能している。これにより、ケーシング20a内において、冷媒―空気熱交換器4の上方空間には、空気流路APと仕切られる仕切り空間S1が形成されている。
ファン29が駆動することより、室外ユニット20外部から空気が取り込まれ、空気流路APを空気が流れる。つまり、室外ユニット20外部から取り込まれた空気は、まず冷媒―空気熱交換器4に送り込まれる。冷媒―空気熱交換器4を通過した空気は、室外ユニット20上方へ案内され、吹出口120bから排出される。
上記実施形態の構成においては、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4に囲まれた空間に配置されているものの、冷媒−空気熱交換器4からはある程度離れて配置されている。よって、ケーシング20a外部から冷媒−空気熱交換器4への空気の流れを、冷媒−冷媒熱交換器5が阻害するのを抑制できる。これにより、冷媒−空気熱交換器4において、ケーシング20a外部からの空気を効率よく通過させることができる。
また、冷媒−冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110が螺旋状に巻かれて構成されている。よって、螺旋状の中央部に、上下方向に貫通する空間110aが形成されている。ケーシング20a外部から取り込まれた空気は、冷媒−空気熱交換器4を通過した後、二重管熱交換器110の螺旋状の中央部の空間110aを通過することができる。つまり、この空間110aは、空気流路APの一部を構成する。よって、吹出口120bに向かう空気の通風抵抗を抑制して、通風量を向上することができる。これにより、冷媒−空気熱交換器4の空気の通過量を向上して、冷媒−空気熱交換器4での熱交換率を高めることができる。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
上記実施形態では、図5、図7、図8に示すように、冷媒―冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110の楕円形状の空間110a(図6)が左右方向に長く延びるように配置されている。しかし、本変形例では、冷媒―冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110の楕円形状の空間110a(図6)が前後方向に長く延びるように配置される。
図11は、変形例1Aの室外ユニット20において、前側から、冷媒―空気熱交換器4、冷媒−冷媒熱交換器5、ファン29、ファン駆動モータ29a等を見た正面図である。図12は、変形例1Aの室外ユニット20において、上方から、冷媒―空気熱交換器4及び冷媒−冷媒熱交換器5を見た上面図である。
本変形例1Aにおいても、上記実施形態と同様に、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−冷媒熱交換器5の内側面から所定距離離隔して配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置される。さらに、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置される。
本変形例1Aの冷媒―冷媒熱交換器5は、楕円形状の空間110a(図6)が前後方向に長く延びるように配置される。そして、本変形例1Aでは、冷媒−冷媒熱交換器5の左右方向(楕円形状の空間110aの短辺方向)の長さをW1とし、前後方向(楕円形状の空間110aが長く延びる長辺方向)の長さをW2とする。その他の冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係及び上面視における位置関係は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置されればよく、その配置方向は上記実施形態及び上記本変形例の図11、図12の配置に限定されない。例えば、冷媒−冷媒熱交換器5は、前後方向及び左右方向と交差するように斜め方向に配置されてもよい。
本変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(6−2)変形例1B
上記実施形態では、冷媒―冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4が取り囲む空間内に配置されている。しかし、冷媒―冷媒熱交換器5は、さらに、冷媒―空気熱交換器4と一体化された熱交換部を含んでもよい。
図13は、冷媒―冷媒熱交換器5の配置を示す別の一例である。図13では、冷媒―冷媒熱交換器5は、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bと、第2冷媒―冷媒熱交換器5cとを含む。第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bは、上記実施形態の図7、図8に示す冷媒―冷媒熱交換器5(5a、5b)と同様である。
第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bは、冷媒―空気熱交換器4が取り囲む空間内に配置される。第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bは、上記実施形態と同様に二重管熱交換器110により形成されている。また、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bは、上記実施形態の冷媒−冷媒熱交換器5と同様に配置される。つまり、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bは、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bの全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置される。さらに、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bの全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置される。その他の第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bの高さ方向の位置関係及び上面視における位置関係は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
図13に示すように、第2冷媒―冷媒熱交換器5cは、冷媒―空気熱交換器4の上段に配置される。第2冷媒―冷媒熱交換器5cは、冷媒―空気熱交換器4と一体化されている。具体的には、第2冷媒―冷媒熱交換器5cは、図示しない一対のヘッダ、複数のチューブと、伝熱フィンとを含む。第2冷媒―冷媒熱交換器5cの一対のヘッダ、複数のチューブ及び伝熱フィンは、冷媒―空気熱交換器4の一対のヘッダ、複数のチューブ及び伝熱フィンに対して、鉛直方向(上下方向)に並ぶように配置される。そして、冷媒―空気熱交換器4のヘッダ43の長手方向の一端と、第2冷媒―冷媒熱交換器5cのヘッダの長手方向の一端とが、互いにロウ付けによって接続される。
ここで、上記実施形態と同様に、図13のベルマウス36は、主として、筒状部37(図3、図13)と平面部38とを有している。ベルマウス36は、筒状部37の側面が、第2冷媒―冷媒熱交換器5cとファン29やファン駆動モータ29aとの間に位置するように配置されている。
平面部38は、一端が筒状部37の外面に接続され、他端が、ケーシング20aの側面の内面に接続される。なお、本実施形態では、冷媒―空気熱交換器4及び第2冷媒―冷媒熱交換器5cそれぞれのヘッダは一体化されているので、平面部38にはヘッダが貫通する開口(図示せず)が形成されている。また、平面部38は、第2冷媒―冷媒熱交換器5cの下方に位置しており、隙間Sに位置している。
筒状部37の内面及び平面部38の下面は、正面板22、左側面板23、背面板24、右側面板25、及び、底板27と共に、空気流路APを形成している。すなわち、ベルマウス36は、冷媒―空気熱交換器4を通過した後の空気を開口36a、つまり吹出口120bへと案内している。また、ベルマウス36は、筒状部37と平面部38とによって、空気流路APと冷媒―空気熱交換器4の上方空間とを仕切る仕切り部材として機能している。具体的には、平面部38は、冷媒―空気熱交換器4と、第2冷媒―冷媒熱交換器5cとを上下方向に仕切っている。また、筒状部37は、冷媒―冷媒熱交換器5の正面視における側面部分(具体的には、第2冷媒―冷媒熱交換器5cの背面側部分)と、空気流路APとを仕切っている。
これにより、ケーシング20a内において、冷媒―空気熱交換器4の上方空間には、空気流路APと仕切られる仕切り空間S1が形成されている。
第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5b及び第2冷媒―冷媒熱交換器5cにより、エコノマイザ熱交換部70と、過冷却熱交換部80とが構成される。例えば、第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bがそれぞれエコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80であり得る。また、第2冷媒―冷媒熱交換器5cが、エコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80であり得る。あるいは、エコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80の一方が第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bであり、他方が第2冷媒―冷媒熱交換器5cであり得る。
なお、第2冷媒―冷媒熱交換器5cがエコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80の両方を有する場合には、例えば次のように構成可能である。例えば、エコノマイザ熱交換部70と、過冷却熱交換部80とを上下方向に並列に配置する。エコノマイザ熱交換部70は、2つ以上の冷媒流路から構成されている。各冷媒流路にはそれぞれを流れる冷媒が平行して流れるように形成されている。1つ以上の冷媒流路が第1エコノマイザ冷媒流路71aであり、残りが第2エコノマイザ冷媒流路72aである。各冷媒流路が接触しているため各冷媒流路71a、72a内を流れる冷媒間で熱交換が行われる。同様に、過冷却熱交換部80は、2つ以上の冷媒流路から構成されている。各冷媒流路にはそれぞれを流れる冷媒が平行して流れるように形成されている。1つ以上の冷媒流路が第1過冷却冷媒流路81aであり、残りが第2過冷却冷媒流路81bである。
また、上記では、2つの第1冷媒―冷媒熱交換器5a、5bが設けられている。しかし、1つの第1冷媒―冷媒熱交換器5aと、1つの第2冷媒―冷媒熱交換器5cとが設けられていてもよい。この場合、例えば、エコノマイザ熱交換部70及び過冷却熱交換部80の一方が第1冷媒―冷媒熱交換器5aであり、他方が第2冷媒―冷媒熱交換器5cであり得る。
なお、図13においても、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置されればよく、その配置方向は上記本変形例の図13の配置に限定されない。図14は、冷媒―冷媒熱交換器5の配置を示す別の一例である。例えば、図14に示すように冷媒−冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110の楕円形状の空間110a(図6)が前後方向に長く延びるように配置されてもよい。また、冷媒―冷媒熱交換器5は、前後方向及び左右方向と交差するように斜め方向に配置されてもよい。
(6−3)変形例1C
上記実施形態では、冷媒―空気熱交換器4は、直方体状のケーシング20aの3面に沿って配置されている。ケーシング20aは例えば正方形状を含む矩形状、円形状、多角形状など多様な形状であり得る。よって、冷媒―空気熱交換器4は、ケーシング20aの形状に沿って多様な形状であり得る。例えば、冷媒―空気熱交換器4は、円形状のケーシング20aに沿って、円形状に配置されていてもよい。この場合、冷媒―空気熱交換器4は、上面視において概ね円形状である。この場合であっても、上記実施形態と同様に、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4の内側面から所定距離離隔して配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置される。さらに、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置される。その他の冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係及び上面視における位置関係は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
(6−4)変形例1D
図15は、変形例に係る冷媒−冷媒熱交換器5の延びる方向と交差する方向の断面図である。上記実施形態では、二重管熱交換器110は、内管101内の第1流路101aと、外管103の内面と内管101の外面との間の第2流路103aと、を有している。
しかし、第2流路103aは、外管103と内管101間との間の複数の第2流路103aにより形成されていてもよい。つまり、図15に示すように、外管103は、円筒状部分に、外管103が延びる方向に貫通する複数の第2流路103aを有していてもよい。
(6−5)変形例1E
上記実施形態では、冷媒−冷媒熱交換器5を構成する二重管熱交換器110は、中央部に楕円形状の空間110aを形成している。しかし、空間110aの形状はこれに限定されない。例えば、空間110aの形状は、円形状、長方形状、正方形状などの多様な形状となり得る。二重管熱交換器110がどのような形状を有していても、上記実施形態と同様に、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−空気熱交換器4の内側面から所定距離離隔して配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置される。さらに、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置される。その他の冷媒−冷媒熱交換器5の高さ方向の位置関係及び上面視における位置関係は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
(6−6)変形例1F
上記実施形態では、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bは、図7に示すように概ね同一の高さに配置されている。しかし、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bそれぞれの全容積の90%以上が、ケーシング20a内において所定の高さ以上に配置されれば、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bのそれぞれの高さは異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bそれぞれの大きさは、図8に示すように左右方向及び前後方向において概ね同一である。しかし、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bそれぞれの全容積の90%以上が、上面視において冷媒−空気熱交換器4から所定間隔離隔されて配置されれば、冷媒−冷媒熱交換器5a、5bそれぞれの大きさは異なっていてもよい。
(6−7)変形例1G
上記実施形態では、2つの冷媒−冷媒熱交換器5a、5bが設けられている。しかし、冷媒−冷媒熱交換器5の数はこれに限定されず、1個であっても3個以上であってもよい。
(6−8)変形例1H
上記実施形態では、図7に示すように、ベルマウス36は平面部38を有している。そして、冷媒―空気熱交換器4の上方空間には、空気流路APと仕切られる仕切り空間S1が形成されている。しかし、ベルマウス36は必ずしも平面部38を有する必要はない。よって、仕切り空間S1が必ずしも形成される必要はない。
(6−9)変形例1I
上記実施形態では、支柱90〜93は、左側面板23及び右側面板25と一体に形成されている。しかし、支柱90〜93は、左側面板23及び右側面板25とは独立に形成されてもよい。
(7)特徴
(7−1)
室外ユニット20は、ケーシング20aと、ファン29と、冷媒−冷媒熱交換器5と、冷媒―空気熱交換器4とを備える。ケーシング20aは、空気を吹き出すための吹出口120bを上部に有する。ファン29は、ケーシング20a内に設けられ、吹出口120bを介して上方に空気を送り出す。冷媒−冷媒熱交換器5は、ケーシング20a内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う。冷媒―空気熱交換器4は、ケーシング20aの側面に沿って設けられ、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。冷媒―空気熱交換器4は、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部を取り囲むように、第1部及び第1部に対向する第2部を有する。
冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20aの上部に配置されている。かつ、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒―空気熱交換器4の内側面から所定距離以内に配置されている。つまり、冷媒―空気熱交換器4の内側面から冷媒−冷媒熱交換器5までを距離Lとする。距離Lは、冷媒―空気熱交換器4の第1部の内側面と第2部の内側面との間の距離LAの8%以上である。
上記構成においては、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間に配置されているものの、冷媒―空気熱交換器4からはある程度離れて配置されている。よって、ケーシング20a外部から冷媒―空気熱交換器4への空気の流れを、冷媒−冷媒熱交換器5が阻害するのを抑制できる。これにより、冷媒―空気熱交換器4において、ケーシング20a外部からの空気を効率よく通過させることができる。
また、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間を有効に利用して冷媒−冷媒熱交換器5を配置することができる。よって、冷媒−冷媒熱交換器5の容積をある程度確保しつつ、室外ユニット20の大型化を抑制することができる。
(7−2)
室外ユニット20は、ケーシング20aと、ファン29と、冷媒−冷媒熱交換器5と、冷媒―空気熱交換器4とを備える。ケーシング20aは、空気を吹き出すための吹出口120bを上部に有する。ファン29は、ケーシング20a内に設けられ、吹出口120bを介して上方に空気を送り出す。冷媒−冷媒熱交換器5は、ケーシング20a内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う。冷媒―空気熱交換器4は、ケーシング20aの側面に沿って設けられ、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。冷媒―空気熱交換器4は、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部を取り囲むように、第1部及び第1部に対向する第2部を有する。
冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、ケーシング20aの上部に配置されている。かつ、冷媒−冷媒熱交換器5の全容積の90%以上が、上面視において冷媒―空気熱交換器4の内側面から所定距離以内に配置されている。つまり、冷媒―空気熱交換器4の内側面から冷媒−冷媒熱交換器5までを距離Lとする。距離Lは、50mm以上である。
上記構成においては、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間に配置されているものの、冷媒―空気熱交換器4からはある程度離れて配置されている。よって、ケーシング20a外部から冷媒―空気熱交換器4への空気の流れを、冷媒−冷媒熱交換器5が阻害するのを抑制できる。これにより、冷媒―空気熱交換器4において、ケーシング20a外部からの空気を効率よく通過させることができる。
また、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間を有効に利用して冷媒−冷媒熱交換器5を配置することができる。よって、冷媒−冷媒熱交換器5の容積をある程度確保しつつ、室外ユニット20の大型化を抑制することができる。
(7−3)
ケーシング20aは上面視において矩形状である。冷媒―空気熱交換器4は、ケーシング20aの側面の3面以上に沿って設けられている。
このように冷媒―空気熱交換器4は、矩形状のケーシング20aの側面の3面以上に沿って設けられているため、冷媒―空気熱交換器4の容量をある程度大きく確保することができる。一方、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間において、冷媒―空気熱交換器4から離れるように配置される。よって、冷媒―空気熱交換器4において、ケーシング20a外部からの空気を効率よく通過させることができる。また、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間を有効に利用して冷媒−冷媒熱交換器5の容積をある程度確保しつつ、室外ユニット20の大型化を抑制することができる。
(7−4)
室外ユニット20は、ファン29を駆動するファン駆動モータ29aをさらに備える。冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部は、ファン駆動モータ29aの下方に位置する。かつ、冷媒−冷媒熱交換器5の少なくとも一部は、上面視においてファン駆動モータ29aと重畳する。
上方に吹出口120bを有する室外ユニット20においては、ファン駆動モータ29aは上面視において概ね室外ユニット20の中央部に設けられる。冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間において、ファン駆動モータ29aの下方に配置される。つまり、冷媒−冷媒熱交換器5は、冷媒―空気熱交換器4に囲まれた空間の概ね中央部に配置される。よって、冷媒−冷媒熱交換器5全体を、冷媒―空気熱交換器4から容易に離すことができる。
(7−5)
冷媒−冷媒熱交換器5は、螺旋状に巻かれた二重管熱交換器110である。螺旋状の中央部には上下方向に貫通する空間110aが形成されている。
冷媒−冷媒熱交換器5は、二重管熱交換器110が螺旋状に巻かれて構成されている。よって、螺旋状の中央部に、上下方向に貫通する空間110aが形成されている。ケーシング20a外部から取り込まれた空気は、冷媒―空気熱交換器4を通過した後、二重管熱交換器110の螺旋状の中央部の空間110aを通過することができる。つまり、この空間110aは、空気流路APの一部を構成する。よって、吹出口120bに向かう空気の通風抵抗を抑制して、通風量を向上することができる。これにより、冷媒―空気熱交換器4の空気の通過量を向上して、冷媒―空気熱交換器4での熱交換率を高めることができる。
本発明は、熱交換効率を向上させることができる冷凍装置の熱源ユニットを提供することができ、あらゆる冷凍装置の熱源ユニットに適用可能である。
2 圧縮機構
3 切換機構
4 冷媒―空気熱交換器
5(5a〜5c) 冷媒―冷媒熱交換器
6a,6b 膨張機構
7a,7b 利用側熱交換器
8 中間冷媒管
9 レシーバ
10 冷媒回路
20a ケーシング
20 室外ユニット
22 正面板
23 左側面板
24 背面板
25 右側面板
26a 吹出グリル
26 天板
27 底板
29 ファン
29a ファン駆動モータ
30 室内ユニット
36 ベルマウス
36a 開口
37 筒状部
38 平面部
40 熱源側熱交換部
52 モータ支持台
60 中間熱交換部
70 エコノマイザ熱交換部
71a 第1エコノマイザ冷媒流路
72 エコノマイザ分岐管
72a 第2エコノマイザ冷媒流路
72b 第1エコノマイザ分岐管
72c 第2エコノマイザ分岐管
79、96 膨張機構
80 過冷却熱交換部
81a 第1過冷却冷媒流路
81b 第2過冷却冷媒流路
101 内管
101a 第1流路
103 外管
103a 第2流路
110 二重管熱交換器
110a 空間
120b 吹出口
特開2010−43832号公報

Claims (5)

  1. 空気を吹き出すための吹出口を上部に有するケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられ、前記吹出口を介して上方に空気を送り出すファンと、
    前記ケーシング内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う冷媒−冷媒熱交換器と、
    前記ケーシングの側面に沿って設けられ、前記冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部を取り囲むように第1部及び前記第1部に対向する第2部を有し、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う冷媒−空気熱交換器と、
    を備え、
    前記冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、前記ケーシングの上部であり、かつ、上面視において前記冷媒−空気熱交換器の内側面から前記冷媒−冷媒熱交換器までの距離Lが、前記冷媒−空気熱交換器の前記第1部の内側面と前記第2部の内側面との間の距離LAの8%以上である空間に配置されている、冷凍装置の熱源ユニット。
  2. 空気を吹き出すための吹出口を上部に有するケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられ、前記吹出口を介して上方に空気を送り出すファンと、
    前記ケーシング内に設けられ、冷媒間で熱交換を行う冷媒−冷媒熱交換器と、
    前記ケーシングの側面に沿って設けられ、前記冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部を取り囲むように第1部及び前記第1部に対向する第2部を有し、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う冷媒−空気熱交換器と、
    を備え、
    前記冷媒−冷媒熱交換器の全容積の90%以上が、前記ケーシングの上部であり、かつ、上面視において前記冷媒−空気熱交換器の内側面から前記冷媒−冷媒熱交換器までの距離Lが50mm以上である空間に配置されている、冷凍装置の熱源ユニット。
  3. 前記ケーシングは上面視において矩形状であり、
    前記冷媒−空気熱交換器は、前記ケーシングの側面の3面以上に沿って設けられている、請求項1又は2に冷凍装置の熱源ユニット。
  4. 前記ファンを駆動するファン駆動モータをさらに備え、
    前記冷媒−冷媒熱交換器の少なくとも一部は、前記ファン駆動モータの下方に位置し、上面視において重畳する、請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍装置の熱源ユニット。
  5. 前記冷媒−冷媒熱交換器は、螺旋状に巻かれた二重管熱交換器であり、前記螺旋状の中央部には上下方向に貫通する空間が形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍装置の熱源ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022116610A1 (zh) * 2020-12-03 2022-06-09 广东美的暖通设备有限公司 空调室外机

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