JP7011187B2 - 冷媒分流器、及び、空気調和機 - Google Patents

冷媒分流器、及び、空気調和機 Download PDF

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本開示は、冷媒分流器、及び、空気調和機に関する。
一般に、空気調和機の熱交換器には、複数のパスに液状冷媒を流入させるために冷媒分流器が設けられている(例えば、特許文献1参照)。この冷媒分流器は、内部に分岐流路を有する分流器本体と、分流器本体の一端面に接続された第1冷媒管と、分流器本体の他端面に接続された複数の第2冷媒管とを備えている。
特許第6522178号公報
第2冷媒管は、分流器本体の他端面に数本~十数本、密集した状態で接続され、分流器本体の他端面から放射状に広がるように配置されている。
しかしながら、冷媒分流器の近傍には、圧縮機や電装品箱等の部品が配置される場合があり、第2冷媒管が分流器本体から放射状に広がっていると、分流器を設置するためのスペースを大きく確保する必要がある。そのため、冷媒分流器の周囲の部品のレイアウトの自由度が低下する。
本開示は、冷媒分流器を特定の方向にコンパクトに構成し、周辺部品のレイアウトの自由度を向上させることを目的とする。
(1)本開示の熱交換器は、内部に分岐流路を有する分流器本体と、
所定の第1方向における前記分流器本体の一端面に接続された第1冷媒管と、
前記第1方向における前記分流器本体の他端面に接続された複数の第2冷媒管と、を備えており、
全ての前記第2冷媒管が、前記分流器本体の他端面から、前記第1方向に直交する第2方向へ向けて延びている。
以上の構成により、冷媒分流器を、第1及び第2方向に直交する方向(第3方向)においてコンパクトに構成することができる。したがって、第3方向において冷媒分流器に隣接する周辺部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。
(2)好ましくは、複数の前記第2冷媒管は、前記第2方向の両側へ向けて延びている。
この構成によれば、複数の第2冷媒管を、第2方向の両側へ分散して配置し、第2冷媒管の密集を抑制することができる。
(3)好ましくは、複数の前記第2冷媒管が、前記分流器本体の前記他端面における前記第2方向の一方側から、前記第2方向の一方側へ向けて延びる第2冷媒管と、前記他端面における前記第2方向の他方側から、前記第2方向の一方側へ向けて延びる第2冷媒管とを含む。
(4)好ましくは、前記第1方向及び第2方向に直交する第3方向における前記分流器本体の長さの範囲内に収まるように、複数の前記第2冷媒管が前記分流器本体の他端面から延びている。
このような構成によって、第3方向において冷媒分流器をよりコンパクトに形成することができる。
(5)好ましくは、前記第2冷媒管は、前記分流器本体の前記他端面から前記一端面へ向けて前記第1方向に折り返されており、
前記第2冷媒管は、前記分流器本体の前記他端面から前記一端面に到るまでの間、前記分流器本体の前記長さの範囲内に配置されている。
(6)好ましくは、少なくとも1つの前記第2冷媒管に接続される第3冷媒管をさらに備え、
前記少なくとも1つの第2冷媒管と前記第3冷媒管との接続部分が他の前記第2冷媒管から離れるように、前記少なくとも1つの第2冷媒管が曲げられている。
このような構成によって、第2冷媒管と第3冷媒管との接続を容易に行うことができる。
(7)本開示の空気調和機は、一端にガス側配管を備えかつ他端に上記(1)~(6)のいずれか1つに記載の冷媒分流器を備えた熱交換器と、
前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において、前記ガス側配管と前記冷媒分流器との間に配置された圧縮機と、
前記第3方向において、前記圧縮機と前記冷媒分流器との間に配置された電装品箱と、を備え、
前記冷媒分流器は、前記第3方向において前記電装品箱に隣接して配置されている。
以上の構成を有する空気調和機によれば、冷媒分流器の第2冷媒管を電装品箱から離して配置することができ、第2冷媒管と電装品箱との接触を抑制することができる。
(8)好ましくは、前記熱交換器が、前記第1方向から見てU字形状に形成されている。
(9)本開示の空気調和機は、一端にガス側配管を備えかつ他端に上記(1)~(6)のいずれか1つに記載の冷媒分流器を備えた熱交換器と、
電装品箱と、
前記熱交換器及び前記電装品箱を収容するケーシングと、を備え、
前記熱交換器に対向する前記ケーシングの側面に、吸気開口が形成され、
前記電装品箱と前記冷媒分流器とは、前記吸気開口が形成されていない前記ケーシングの他の側面に配置される。
本開示の一実施の形態に係る空気調和機の概略構成図である。 空気調和機の室外機を示す斜視図である。 室外熱交換器を展開して示す説明図である。 室外機の内部を示す概略的な平面図である。 室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な平面図である。 室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な正面図である。 室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な底面図である。 室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な側面図である。 室外熱交換器の冷媒分流器における一部の第2冷媒管を示す斜視図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本開示の一実施の形態に係る空気調和機の概略構成図である。
空気調和機1は、室外に設置される室外機2と、室内に設置される室内機3とを備えている。室外機2と室内機3とは、連絡配管によって互いに接続されている。空気調和機1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行う冷媒回路4を備えている。冷媒回路4には、室内熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁(膨張機構)15、アキュムレータ16、四方切換弁17等が設けられており、これらが冷媒配管10によって接続されている。冷媒配管10は、液配管10Lとガス配管10Gとを含む。
室内熱交換器11は、冷媒と室内空気とを熱交換させるための熱交換器であり、室内機3に設けられている。室内熱交換器11としては、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器やマイクロチャネル型熱交換器等を採用することできる。室内熱交換器11の近傍には、室内空気を室内熱交換器11へ送風するための室内ファン(図示省略)が設けられている。
圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁15、アキュムレータ16及び四方切換弁17は、室外機2に設けられている。
圧縮機12は、吸入ポートから吸入した冷媒を圧縮して吐出ポートから吐出するものである。圧縮機12としては、例えば、スクロール圧縮機等の種々の圧縮機を採用することができる。
油分離器13は、圧縮機12から吐出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離するためのものである。分離された冷媒は四方切換弁17へ送られ、潤滑油は圧縮機12に戻される。
室外熱交換器14は、冷媒と室外空気とを熱交換させるための熱交換器である。本実施形態の室外熱交換器14は、マイクロチャネル型熱交換器である。室外熱交換器14の近傍には、室外空気を室外熱交換器14へ送風するための室外ファン18が設けられている。室外熱交換器14の液側端には、キャピラリ管52を有する冷媒分流器19が設けられている。
膨張弁15は、冷媒回路4において室外熱交換器14と室内熱交換器11との間に配設され、流入した冷媒を膨張させて、所定の圧力に減圧させる。膨張弁15として、例えば開度可変の電子膨張弁15を採用することができる。
アキュムレータ16は、流入した冷媒を気液分離するものであり、冷媒回路4において圧縮機12の吸入ポートと四方切換弁17との間に配設されている。アキュムレータ16で分離されたガス冷媒は、圧縮機12に吸入される。
四方切換弁17は、図1において実線で示す第1の状態と、破線で示す第2の状態とに切換可能である。空気調和機1が冷房運転を行うときには、四方切換弁17は第1の状態に切り換えられ、暖房運転を行うときには、四方切換弁17は第2の状態に切り換えられる。
空気調和機1が冷房運転を行う場合、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器(放熱器)として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は室外熱交換器14で凝縮し、その後、膨張弁15で減圧されてから室内熱交換器11で蒸発し、圧縮機12に吸引される。暖房運転の際に室外熱交換器14に付着した霜を取り除く除霜運転を行う場合にも、冷房運転と同様に、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。
空気調和機1が暖房運転を行う場合、室外熱交換器14が冷媒の蒸発器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の凝縮器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は室内熱交換器11で凝縮し、その後、膨張弁15で減圧されてから室外熱交換器14で蒸発し、圧縮機12に吸引される。
[室外機の構成]
図2は、空気調和機の室外機を示す斜視図である。
室外機2は、ケーシング40を備えている。ケーシング40は、直方体形状に形成されている。ケーシング40の内部には、前述した圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁15、アキュムレータ16、四方切換弁17、及び室外ファン18等が設けられている。このうち図2には、圧縮機12、室外熱交換器14、アキュムレータ16、及び室外ファン18が示されている。ケーシング40には、制御基板等を収容した電装品箱47も設けられている。
以下の説明において、向きや位置を説明するために、「上」、「下」、「左」、「右」、「前(前面)」、「後(背面)」等の表現を用いる場合がある。これらの表現は、特に断りの無い限り、図2中に描画した矢印の方向に従う。具体的に、以下の説明では、図2中の矢印Xの方向(第3方向)を左右方向、矢印Yの方向(第2方向)を前後方法、矢印Zの方向(第1方向)を上下方向とする。なお、これらの方向や位置を表す表現は、説明の便宜上用いられるものであって、特記無き場合、室外熱交換器14全体や室外熱交換器14の各構成の向きや位置を記載の表現の向きや位置に特定するものではない。
ケーシング40は、平面視で矩形状に形成された底フレーム41を有している。底フレーム41の四隅には鉛直方向に延びる支柱43が設けられている。支柱43の上端には天板46が設けられている。天板46には、排気開口40dが形成されている。天板46の下方には、室外ファン18が設けられている。室外ファン18は、ケーシング40内の空気を排気開口40dから排出する。ケーシング40の上部側における前後面及び左右側面には、それぞれ外周パネル44が設けられ、室外ファン18の周囲が、外周パネル44で囲まれている。
ケーシング40の前面には、前面パネル45が設けられている。前面パネル45は、ケーシング40に着脱自在に取り付けられる。前面パネル45を取り外すことによって、ケーシング40の内部を前方に開放することができる。ケーシング40の左右側面には、側面パネル42が設けられている。この側面パネル42は、後述する室外熱交換器14のヘッダ21,22及び冷媒分流器19を左右方向の外側から覆っている。
ケーシング40の背面と左右側面とには、吸気開口40a,40b,40cが形成されている。室外ファン18は、ケーシング40外の空気を吸気開口40a,40b,40cからケーシング40内に取り入れる。
底フレーム41上には、室外熱交換器14が設けられている。室外熱交換器14は、ケーシング40の背面と左右両側面とに沿うように平面視で略U字形状に形成されている。室外熱交換器14は、ケーシング40の背面及び左右両側面の吸気開口40a,40b,40cから取り入れられた空気と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を蒸発又は凝縮させる。
図3は、室外熱交換器を展開して示す説明図である。
室外熱交換器14は、一対のヘッダ21,22と、熱交換器本体23とを有する。一対のヘッダ21,22及び熱交換器本体23は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である。
一対のヘッダ21,22は、熱交換器本体23の両端に配置されている。一方のヘッダ21は、液状冷媒(気液二相冷媒)が流れる液ヘッダである。他方のヘッダ22は、ガス状冷媒が流れるガスヘッダである。液ヘッダ21及びガスヘッダ22は、その長手方向を上下方向に向けた状態で配置されている。液ヘッダ21には、冷媒分流器19のキャピラリ管52が接続される複数の接続管35が上下方向に並べて設けられている。ガスヘッダ22には、ガス配管24が接続されている。
熱交換器本体23は、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う部分である。熱交換器本体23は、複数の伝熱管26と、複数のフィン27とを有する。伝熱管26は、内部に複数の流路が形成された扁平多穴管である。各伝熱管26は、水平に配置されている。複数の伝熱管26は、上下方向に並べて配置されている。各伝熱管26の長手方向の一端部は液ヘッダ21に接続されている。各伝熱管26の長手方向の他端部は、ガスヘッダ22に接続されている。
複数のフィン27は、伝熱管26の長手方向に沿って並べて配置されている。各フィン27は、上下方向に長く形成された薄板材である。
図4は、室外機の内部を示す概略的な平面図である。
ケーシング40の底フレーム41上には、圧縮機12及びアキュムレータ16が設けられている。圧縮機12は、平面視において、ケーシング40の前部側でかつ左右方向Xの略中央に配置されている。アキュムレータ16は、平面視において、ケーシング40の後部側でかつ左右方向Xの略中央に配置されている。
電装品箱47は、吸気開口40a,40b,40cが形成されていないケーシング40の前面に配置されている。より具体的に、電装品箱47は、平面視において、ケーシング40の前部側であって、圧縮機12と冷媒分流器19との左右方向Xの間に配置されている。電装品箱47は、底フレーム41よりも上方に間隔をあけて配置されている(図6参照)。電装品箱47は、ケーシング40の前面パネル45を取り外すことによって外部に露出され、電装品箱47の内部の点検やメンテナンス等を行うことができる。
[冷媒分流器の構成]
図5は、室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な平面図である。図6は、室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な正面図である。図7は、室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な底面図である。図8は、室外熱交換器の冷媒分流器を拡大して示す概略的な側面図である。
図5に示すように、冷媒分流器19は、室外熱交換器14の液ヘッダ21の前方に配置されている。冷媒分流器19は、図6~図8にも示すように、分流器本体50と、第1冷媒管51と、第2冷媒管52とを有する。分流器本体50は、円筒形状に形成され、その中心が上下方向Zに沿って配置されている。分流器本体50の内部には、分岐流路が形成されている。
分流器本体50の上面(上下方向Zの一端面)50aには、1つの第1冷媒管51が接続されている。この第1冷媒管51は、他の冷媒配管等を介して膨張弁15(図1参照)に接続されている。第1冷媒管51は、分流器本体50の上面50aにおける円形状の中心に接続されている。第1冷媒管51は、分流器本体50の上面50aから上方に延びている。
分流器本体50の下面(上下方向Zの他端面)50bには、複数の第2冷媒管52が接続されている。この第2冷媒管52は、キャピラリ管である。図8に示すように、複数の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bから下方に突出した後、折り曲げられることで前方又は後方に延び、さらに折り曲げられることで上方に延びている。したがって、全ての第2冷媒管52は、図7に示すように、下方から見て分流器本体50の下面50bから前後方向Yへ向けて延びている。その結果、全ての第2冷媒管52は、図6に示すように、分流器本体50の下面50bから上面50aの高さHに到るまでの間、分流器本体50の左右方向Xの長さWの範囲内に配置されている。
図7に示すように、複数の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bにおける後部側から前方へ向けて延びるもの(符号52aを付して示す)を含む。複数の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bにおける前部側から前方へ向けて延びるもの(符号52bを付して示す)を含む。複数の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bにおける後部側から後方へ向けて延びるもの(符号52cを付して示す)を含む。
以上より、複数の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bから前後方向Yの両側へ向けて延びている。前後方向Yの両側へ向けて延びる第2冷媒管52a,52b,52cは、いずれも分流器本体50の左右方向Xの長さWの範囲内に配置されている。本実施形態では、1本の第2冷媒管52cが分流器本体50の下面50bから後方へ延び、その他の第2冷媒管52a,52bが分流器本体50の下面50bから前方へ延びている。
図8に示すように、分流器本体50の下面50bにおける前部側から前方へ向けて延びる第2冷媒管52b(以下、「一方側第2冷媒管52b」ともいう)は、1カ所の湾曲部52b1においてU字状に折り曲げられることで上方へ延びている。これに対して、分流器本体50の下面50bにおける後部側から前方へ向けて延びる第2冷媒管52a(以下、「他方側第2冷媒管52a」ともいう)は、2カ所以上の湾曲部52a1,52a2,52a3で折り曲げられて上方へ延びている。他方側第2冷媒管52aは、一方側第2冷媒管52bの湾曲部52b1の下側に重なっている。他方側第2冷媒管52aの最下端に位置する湾曲部52a1は、分流器本体50の下面50bの投影面積内に配置されている。
他方側第2冷媒管52aは、一方側第2冷媒管52bの湾曲部52b1の下側に重なっているので、双方の第2冷媒管52a,52bを左右方向Xにおいてコンパクトに配置することができ、分流器本体50の左右方向Xの長さWの範囲内に収めることができる。
空気調和機1が暖房運転を行っているとき、冷媒分流器19の第2冷媒管52には外気よりも低温の冷媒が流れるため、結露水が付着することがある。他方側第2冷媒管52aに付着した結露水は、他方側第2冷媒管52aを伝って最下端の湾曲部52a1まで流れ、当該湾曲部52a1から下方に落下する。この湾曲部52a1は、分流器本体50の下面50bの投影面積内に配置されているので、結露水は、分流器本体50の下方の領域に集中して落下する。そのため、底フレーム41における分流器本体50の下方の領域にドレン孔を形成することで結露水を外部に排出することができる。また、一方側第2冷媒管52bで発生した結露水は、一方側第2冷媒管52bを伝って最下端の湾曲部52b1まで流れ、当該湾曲部52b1から下方に落下する。この湾曲部52b1の下側には他方側第2冷媒管52aが重なっているため、結露水は他方側第2冷媒管52aに落下し、他方側第2冷媒管52aを伝って最下端の湾曲部52a1から下方に落下する。したがって、一方側第2冷媒管52bで発生した結露水も、分流器本体50の下方の領域に集中して滴下させることができる。
第2冷媒管52の一部又は全部は、液ヘッダ21の接続管35に他の冷媒管(第3冷媒管)53を介して接続されている。分流器本体50の下面50bから突出する複数の第2冷媒管52は、互いに接近した状態で上方へ向けて延びているため、いずれかの第2冷媒管52に第3冷媒管53を接続するときに,隣接する他の第2冷媒管52が邪魔になることがある。本実施形態では、例えば一部の第2冷媒管52を描いた図9に示すように、互いに隣接する第2冷媒管52の一方に第3冷媒管53を接続する場合、一方の第2冷媒管52を曲げることによって、第3冷媒管53に対する一方の第2冷媒管52の接続端(上端)を、隣接する他方の第2冷媒管52から離している。これにより、一方の第2冷媒管52と第3冷媒管53との接続を容易に行うことができる。
[本実施形態の作用効果]
上記実施形態の室外熱交換器14は、内部に分岐流路を有する分流器本体50と、上下方向(第1方向)Zにおける分流器本体50の一端面(上面)50aに接続された第1冷媒管51と、上下方向Zにおける分流器本体50の他端面(下面)50bに接続された複数の第2冷媒管52とを備える。全ての第2冷媒管52は、図7に示すように、分流器本体50の他端面50bから、前後方向(第2方向)Yへ向けて延びている。そのため、冷媒分流器19を、左右方向(第3方向)Xにおいてコンパクトに構成することができ、図6に示すように、左右方向Xにおいて冷媒分流器19に隣接する電装品箱47や側面パネル42等の周辺部品との間隔S1,S2を広く確保することができ、周辺部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。
複数の第2冷媒管52は、前後方向Yの両側へ向けて延びている。そのため、複数の第2冷媒管52を、前後両側へ分散して配置し、第2冷媒管52の密集を抑制することができる。
複数の第2冷媒管52は、左右方向Xにおける分流器本体50の長さWの範囲内に収まるように、分流器本体50の下面50bから延びている。そのため、冷媒分流器19を左右方向Xによりコンパクトに構成することができる。
第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bから上面50aへ向けて上下方向Zに折り返されており、第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bから上面50aに到るまでの間、分流器本体50の長さWの範囲内に配置されている。そのため、分流器本体50の上面50aよりも下方においては、分流器本体50の左右方向Xの長さWが、冷媒分流器19の最大の左右方向Xの長さとなり、室外機2を組み立てるとき等に、冷媒分流器19の周囲の部品が、第2冷媒管52に接触するのを抑制することができる。
室外熱交換器14は、図9に示すように、第2冷媒管52に接続される第3冷媒管53をさらに備え、少なくとも1つの第2冷媒管52と第3冷媒管53との接続部分が他の第2冷媒管52から離れるように、少なくとも1つの第2冷媒管52が曲げられている。そのため、第2冷媒管52と第3冷媒管53との接続を容易に行うことができる。
本実施形態の空気調和機1は、図4に示すように、一端にガスヘッダ(ガス側配管)22を備えかつ他端に冷媒分流器19を備えた室外熱交換器14と、左右方向(第3方向)Xにおいて、ガス側配管22と冷媒分流器19との間に配置された圧縮機12と、左右方向Xにおいて、圧縮機12と冷媒分流器19との間に配置された電装品箱47とを備える。冷媒分流器19は、左右方向Xにおいて電装品箱47に隣接して配置されている。冷媒分流器19の第2冷媒管52は、分流器本体50の下面50bから前後方向Yに向けて延びているため、当該第2冷媒管52を電装品箱47から離して配置することができ、第2冷媒管52と電装品箱47との接触を抑制することができる。また、冷媒分流器19を左右方向Xにコンパクトに構成することができるため、電装品箱47のレイアウトの自由度を高めることができる。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、室外熱交換器14が上面視で略U字状に形成されていたが、室外機2のケーシング40の2つの側壁に対向するように上面視で略L字状に形成されていてもよい。室外熱交換器14は、ケーシング40の4つの側壁に対向するように形成されていてもよい。
上記実施形態では、第1方向Zを上下方向、第2方向Yを前後方向、第3方向Xを左右方向として冷媒分流器19等が配置される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1方向Zを水平方向(左右方向又は前後方向)として冷媒分流器19等が配置されてもよい。
1 :空気調和機
12 :圧縮機
19 :冷媒分流器
22 :ガスヘッダ(ガス側配管)
40 :ケーシング
40a :吸気開口
40b :吸気開口
40c :吸気開口
47 :電装品箱
50 :分流器本体
50a :上面(一端面)
50b :下面(他端面)
51 :第1冷媒管
52 :第2冷媒管(キャピラリ管)
52a :第2冷媒管
52b :第2冷媒管
52c :第2冷媒管
53 :第3冷媒管
W :長さ
X :左右方向(第3方向)
Y :前後方向(第2方向)
Z :上下方向(第1方向)

Claims (7)

  1. 内部に分岐流路を有する分流器本体(50)と、
    所定の第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の一端面(50a)に接続された第1冷媒管(51)と、
    前記第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の他端面(50b)に接続された複数の第2冷媒管(52)と、を備えており、
    全ての前記第2冷媒管(52)が、前記分流器本体(50)の他端面(50b)から、前記第1方向(Z)に直交する第2方向(Y)へ向けて延び
    前記第1方向(Z)及び第2方向(Y)に直交する第3方向(X)における前記分流器本体(50)の長さ(W)の範囲内に収まるように、複数の前記第2冷媒管(52)が前記分流器本体(50)の他端面(50b)から延び、
    前記第2冷媒管(52)は、前記分流器本体(50)の前記他端面(50b)から前記一端面(50a)へ向けて前記第1方向(Z)に折り返されており、
    前記第2冷媒管(52)は、前記分流器本体(50)の前記他端面(50b)から前記一端面(50a)に到るまでの間、前記分流器本体(50)の前記長さ(W)の範囲内に配置されている、冷媒分流器。
  2. 複数の前記第2冷媒管(52)は、前記第2方向(Y)の両側へ向けて延びている、請求項1に記載の冷媒分流器。
  3. 複数の前記第2冷媒管(52)が、前記分流器本体(50)の前記他端面(50b)における前記第2方向(Y)の一方側から、前記第2方向(Y)の一方側へ向けて延びる第2冷媒管(52b)と、前記他端面(50b)における前記第2方向(Y)の他方側から、前記第2方向(Y)の一方側へ向けて延びる第2冷媒管(52a)とを含む、請求項1又は2に記載の冷媒分流器。
  4. 少なくとも1つの前記第2冷媒管(52)に接続される第3冷媒管(53)をさらに備え、
    前記少なくとも1つの第2冷媒管(52)と前記第3冷媒管(53)との接続部分が他の前記第2冷媒管(52)から離れるように、前記少なくとも1つの第2冷媒管(52)が曲げられている、請求項1~のいずれか1項に記載の冷媒分流器。
  5. 一端にガス側配管(22)を備えかつ他端に冷媒分流器(19)を備えた熱交換器(14)と、
    所定の第3方向(X)において、前記ガス側配管(22)と前記冷媒分流器(19)との間に配置された圧縮機(12)と、
    前記第3方向(X)において、前記圧縮機(12)と前記冷媒分流器(19)との間に配置された電装品箱(47)と、を備え、
    前記冷媒分流器(19)は、前記第3方向(X)において前記電装品箱(47)に隣接して配置されており、
    前記冷媒分流器(19)は、内部に分岐流路を有する分流器本体(50)と、
    前記第3の方向(X)に直交する第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の一端面(50a)に接続された第1冷媒管(51)と、
    前記第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の他端面(50b)に接続された複数の第2冷媒管(52)と、を備えており、
    全ての前記第2冷媒管(52)が、前記分流器本体(50)の他端面(50b)から、前記第3方向(X)及び前記第1方向(Z)に直交する第2方向(Y)へ向けて延びている、空気調和機。
  6. 前記熱交換器(14)が、前記第1方向(Z)から見てU字形状に形成されている、請求項に記載の空気調和機。
  7. 一端にガス側配管(22)を備えかつ他端に冷媒分流器(19)を備えた熱交換器(14)と、
    電装品箱(47)と、
    前記熱交換器(14)及び前記電装品箱(47)を収容するケーシング(40)と、を備え、
    前記熱交換器(14)に対向する前記ケーシング(40)の側面に、吸気開口(40a,40b,40c)が形成され、
    前記電装品箱(47)と前記冷媒分流器(19)とは、前記吸気開口(40a,40b,40c)が形成されていない前記ケーシング(40)の他の側面に配置されており、
    前記冷媒分流器(19)は、内部に分岐流路を有する分流器本体(50)と、
    所定の第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の一端面(50a)に接続された第1冷媒管(51)と、
    前記第1方向(Z)における前記分流器本体(50)の他端面(50b)に接続された複数の第2冷媒管(52)と、を備えており、
    全ての前記第2冷媒管(52)が、前記分流器本体(50)の他端面(50b)から、前記第1方向(Z)に直交する第2方向(Y)へ向けて延びている、空気調和機。
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