JPH08247580A - 分配器の配管構造とその配管方法 - Google Patents

分配器の配管構造とその配管方法

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JPH08247580A
JPH08247580A JP7049979A JP4997995A JPH08247580A JP H08247580 A JPH08247580 A JP H08247580A JP 7049979 A JP7049979 A JP 7049979A JP 4997995 A JP4997995 A JP 4997995A JP H08247580 A JPH08247580 A JP H08247580A
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distribution pipe
pipe
length
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JP7049979A
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Toshiyuki Amimoto
俊之 網本
Tatsuya Araya
達弥 新家
Mitsuru Kuragano
満 倉賀野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
    • F25B39/028Evaporators having distributing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/40Fluid line arrangements
    • F25B41/42Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管工数を低減して安価に配管するととも
に、各分配管の圧力損失を容易に調整することができる
空調機の分配器の配管構造とその配管方法の提供。 【構成】 全パスに対する分配管の長さ、外径、内径を
1種類に統一し、各々の分配管の配管時に生じる余長分
は、一定の方向にS字形に曲げ成形することによって吸
収し、各々の分配管に必要な圧力損失の調整は、それぞ
れの分配管をそれぞれの分配管に必要な量だけ潰すこと
により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システムの冷媒の
通路上にある分配器から熱交換器に至るまでの複数の分
配管の配管構造とその配管方法に係わり、特に、配管工
数を低減して安価に配管するとともに、各分配管の圧力
損失を容易に調整するのに好適な分配器の配管構造とそ
の配管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空調機の分配器から熱交換器に至
るまでの複数の分配管の配管の仕方は、特開昭62−2
6466号公報に記載のように、形状、方向等が定まっ
ておらず、長さも各々の接続箇所によって異なってい
た。これは、分配器の冷媒出口と熱交換器の冷媒入口と
の位置関係によって物理的に長さが異なるためであっ
た。
【0003】また、分配管の長さと熱交換器の冷媒入口
の高さ方向の位置が異なるため、それぞれの分配管の圧
力損失はその分配管の長さと熱交換器の冷媒入口の高さ
によって異なっていた。この圧力損失を所定の値とする
ため、分配管の外径及び内径をそれぞれの分配管で定め
ていた。
【0004】更に、分配管の配管のスタイル取りには一
定の規則はなく、そのため、各管の曲げ半径、曲げ方
向、曲げ形状等は、それぞれの分配管で個別に任意に決
められていた。
【0005】従来の分配管の配管構造の一例を、図15
(a)及び図15(b)に示す。図15(a)は平面
図、図15(b)は側面図である。基管MPに分配器D
が取り付けられ、分配器Dの上部に分配管P1〜P7が分
配器Dの中心軸を中心とした同心円上に等間隔に固着さ
れる。そこからそれぞれの分配管P1〜P7に応じた方
向、形状で冷媒の入口となる熱交換器HEにまで接続さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、以上のような
配管構造、すなわち、必要な複数種類の分配管を購入
後、分配管を異なる長さおよび形状に切断・曲げ成形
し、各工程ごとに異なる所定場所に保管し、その後、各
分配管を個々に分配器に挿入し、予め、各分配管の位置
姿勢決めを行った後、各分配管を分配器にろう付け接合
し、本体に組込むというものであった。
【0007】このため、各工程ごとに多くの配管工数を
必要とするとともに、分配管の工程数や分配管の管理ス
ペースが増加する問題点を有していた。
【0008】また、分配管の圧力損失を分配管の径や長
さで調整することから、複数種類の管を必要とするほ
か、各分配管ごとに予めその長さを設定する必要があ
り、この点からも配管工数を増加させるとともに、配管
方法を複雑にするという問題点を有していた。
【0009】本発明の第一の目的は、分配管の生産工程
並びに管理スペ−スを削減して製品の原価を低減するこ
とにある。
【0010】また、本発明の第二の目的は、分配器と分
配管との接合後に分配管の余長吸収作業ができるように
して製品の組立工数を減らすことにある。
【0011】更に、本発明の第三の目的は、分配管の仕
様を統一しても各分配管の所定の圧力損失が得られるよ
うにできる手段及び方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、冷媒の分配器出口から分配先の冷媒入口まで
の分配管の長さ、外径、内径を統一し、1種類の分配管
を購入後、所定長さに切断し、分配器に分配管を直管の
まま挿入・接合する。こうして接合時の分配管の選定や
姿勢の保持が不要となる。その後それぞれの分配管を曲
げ成形して、本体に組込む。
【0013】また、上記第二の目的を達成するために、
それぞれの分配管にそれぞれの余長が生じた場合、余長
の吸収する方向、形状を統一し、分配管の余長をS字形
状に吸収するようにした。これは、S字の曲げ部分の成
形角度を替えることにより、任意の長さの余長吸収が可
能となる。
【0014】更に、上記第三の目的を達成するために、
分配管の一部を潰して分配管の断面積を変化させること
で、それぞれの分配管に応じた所定の圧力損失量を得ら
れるようにした。
【0015】
【作用】上記構成としたことにより、分配器の冷媒出口
と熱交換器の冷媒入口との位置関係によって物理的に分
配管の長さが異なっていても、1種類の分配管で足り、
しかも、分配器に接合された各分配管を束ねた後、該各
分配管に発生した余長をその量に応じて余長吸収手段を
介して同一方向に1本ずつ曲げ成形して吸収するから、
従来のように径、長さとも種類の異なる分配管を、曲げ
加工した後、分配器に固着する方法に比べて、部品管理
や組立に要するスペースの削減は勿論、各分配管の挿入
位置の選定や姿勢調整等に掛かる加工工数を削減し、配
管工数を低減して安価に配管することが可能になる。
【0016】また、曲げ成形された各分配管の途中任意
の位置を、該各分配管の圧力損失調整可能に所定の管隙
間を残して潰し加工することにより、各分配管の圧力損
失を容易に調整することが可能になり、各分配管に必要
な圧力損失量に応じた調整により、分配先の冷媒の入口
に必要な圧力で冷媒を送り込むことができる。
【0017】
【実施例】以下、図1から図14までを用いて本発明の
実施例について説明する。
【0018】図1及び図2(a),図2(b)は、本発
明の一実施例の7パス機種の分配器Dから熱交換器HE
に至るまでの配管例の三面図を示す。前記従来例の図1
5(a),図15(b)と比較しても、基管MPと分配
器Dと熱交換器HEの位置は同じであることが分かる。
7本の分配管P1〜P7は当初2箇所に分けて束ねられ、
ついで、それぞれの分配管の行き先に応じた高さのとこ
ろで水平に曲げられ、続いて、それぞれの分配管P1
7に応じた余長分がS字形に曲げ成形されて吸収され
る。
【0019】図3(a),図3(b)、図4(a),図
4(b),図4(c)、図5(a),図5(b)及び図
6(a),図6(b)は、本発明の一実施例の生産工程
を示す。まず、図3(a)に示すように予め購入して所
定の長さに切断された7本の分配管P1〜P7は、直管の
まま分配器Dに挿入される。この状態で図3(b)に示
すように分配器Dと分配管P1〜P7はろう付けで接合さ
れる。次に、図4(b)に示すように、7本の分配管P
1〜P7は1本ずつ曲げられて、内側に4本の分配管P1
〜P4、外側に3本の分配管P5〜P7となるように束ね
られ、図4(c)に示すようにそれぞれを1束として同
一方向(本実施例では下向き)に曲げ成形される。更
に、図5(a)に示すように分配管P1〜P7は所定の高
さのところで水平に曲げられ、図5(b)に示すように
分配管P1〜P7に発生した余長が、その発生した余長量
に応じて固定曲げ型BD1、可動曲げ型BD2を含む後
述する余長吸収機構によってS字形に曲げ成形される。
最後に、図6(a)に示すように分配管P1〜P7の途中
任意の箇所を、分配管P1〜P7がそれぞれ所定の圧力損
失が得られるように約2mmの幅を加圧して潰し加工す
る。この潰し加工した状態で図6(b)に示すように、
分配管P1〜P7を介して分配器Dを熱交換器HEに接続
して完成となる。
【0020】図7は、圧力損失調整のために分配管Pを
潰す工程における管隙間と圧力損失量との関係の実験結
果の一例を示す図である(実線)。横軸は管隙間δ(単
位mm)と管肉厚t(単位mm)、縦軸は圧力損失ΔP
(単位kgf/cm2)を示す。ここで、管隙間とは図
に示すように、分配管Pを潰した際にその潰した方向の
分配管Pの冷媒通路の幅をいう。実験に使用した分配管
Pは、外径φ4.76mm、肉厚0.7mm、長さ24
0mmの銅管で、潰し部の長さは2mmである。従来、
7パス機種の分配管Pの配管は、素管として外径φ4.
76mm、肉厚0.7mm、1.0mm、1.2mmの
3種類、長さ240mm、290mmの2種類の銅管の
組合せを使用していた。この素管の肉厚と圧力損失量と
の関係を図7に点線で示す。
【0021】図7から分かるように分配管Pは、潰され
て管隙間δが小さくなる程圧力損失ΔPが増すため、潰
しによる効果は顕著である。例えば、肉厚0.7mm、
長さ240mmの分配管Pが、肉厚1.2〜1.3m
m、長さ240〜290mmの分配管と等しい圧力損失
量を得るには、管隙間δを0.24mm〜0.29mm
になるように分配管Pを潰せば良いことがわかる。
【0022】図8は、分配管Pを潰し過ぎた時の対策と
して、潰した方向の垂直方向から加圧して管隙間を広げ
た時の管潰し部の横幅と圧力損失量の関係の実験結果の
一例を示す図である。横軸は分配管Pの潰し部の横幅w
(単位mm)、縦軸は圧力損失ΔP(単位kgf/cm
2)を示す。サンプルは外径φ4.76mm、肉厚0.
7mm、長さ240mmの銅管で、潰し部の長さは2m
m、初期管隙間δは0.27mmとした。横幅wが小さ
くなる程、潰し量を戻していることを意味しており、圧
力損失ΔPもそれに応じて小さくなっている。すなわ
ち、分配管Pを潰し過ぎた時は、その潰した方向の垂直
方向から力をかけてやれば、圧力損失量は回復して減少
することがわかる。
【0023】図9は、潰し回数(同一管における同一管
隙間の潰し位置の数)と圧力損失量との関係の実験結果
の一例を示す図である。横軸は潰し回数n(単位回)、
縦軸は圧力損失ΔP(単位kgf/cm2)を示す。サ
ンプルは、外径φ4.76mm、肉厚0.7mm、長さ
240mmの銅管で、潰し部の長さは2mm、潰し部同
士の間隔は12mm、管隙間δは0.48±0.11m
mである。同図にみるように潰し回数nを増やせば圧力
損失ΔPも増加するので、分配管内の流体の都合で潰し
量が制限されている場合などは、潰し回数を増やすこと
により、所定の圧力損失量を得ることができる。
【0024】本発明の分配管の潰しによる圧力損失量の
調整は、1本1本独立した分配管のみならず、図14に
示すようなプレート型の分配管の圧力損失量の調整にも
適用可能である。分配器D及び複数の分配管P1〜P4
プレートPLにより形成され、熱交換器HEに接続され
る構成であるが、分配管P1〜P4の圧力損失量はそれぞ
れ適当な位置の分配管の潰し部A1〜A4により所定値を
得ることができる。
【0025】つぎに、図10及び図11は、本発明の余
長吸収方法であるS字形に成形された分配管Pの一例を
示す図である。図10は分配管Pを固定曲げ型BD1と
可動曲げ型BD2を用いてS字形に成形したものであ
る。図中、点Bは余長吸収の曲げ加工された後の分配管
Pの中心線の直線部上の任意の点、点Aは余長吸収の曲
げ加工される前の分配管Pの中心線の直線部上で、点B
よりも左方向に分配管Pの中心線の曲げ半径Rだけ離れ
た点である。点Aの延長方向に分配器Dがあり、点Bの
延長上に熱交換器HEがある。ここで、全く余長を吸収
する必要がなかった場合は、分配管Pの点Aから点Bま
では点線で描いたような形状となる。bを点Aと点Bの
上下方向の距離、cを余長吸収した後の分配管Pの中心
線の右方向に突出した量、θを図10に示す曲げ角度と
すると、点Aから点Bの間の点線部での距離L0は、
【0026】
【数1】
【0027】となり、点Aから点Bの間の実線部(余長
吸収部)での距離Lは、
【0028】
【数2】
【0029】となる。また、cはθとRで表すことがで
き、
【0030】
【数3】
【0031】である。よって、余長吸収量ΔLは、
【0032】
【数4】
【0033】となる。
【0034】一例として、曲げ半径Rを分配管Pの中心
線でR=10mm、最接近した部分の分配管P同士の間
隔を10mm(この場合、θ=5π/6rad)とする
と、図10の実線の状態では同図点線の状態に較べてΔ
L=79.68mmの余長を吸収することができる。も
しΔL=79.68mm以上の余長を吸収したい場合に
は、図11に示すように、可動曲げ型BD2を可動曲げ
型BD2a、BD2bとして半分に分割し、該両者間の
距離をlだけ離してやることにより、2×lだけ長く分
配管Pの余長を吸収して対応する。
【0035】図12は、前記図10及び図11に示すS
字形の余長吸収を行う際の固定曲げ型BD1と可動曲げ
型BD2の位置状態の説明図である。固定曲げ型BD1
は図示の点Oを中心にして架台に固定されており、一
方、可動曲げ型BD2は点Qnが中心で、点Oの回りに
回転可能に取り付けられている。Q0が初期位置で、
1、Q2、Q3、Q4、Q5の順に動いて分配管Pの余長
部を成形していく。また、可動曲げ型BD2は、固定曲
げ型BD1外周の接線上を直進可能に取り付けられてい
る。
【0036】図12において、固定曲げ型BD1の中心
Oを原点とし、点Oを通る水平方向の直線の位置を回転
角ψ=0とすると、ワーク(分配管P)が成形前の直線
状態にある時の角度ψはψ=−π/2となる。また、可
動曲げ型BD2の中心がQ1の位置に来た時はψ=−π
/4、点Q2の位置に来た時はψ=0、点Q3の位置に来
た時はψ=π/4、点Q4の位置に来た時はψ=π/
2、点Q5の位置に来た時はψは最大値となり、ψ=5
π/6となる。ψがψ=−π/2〜0までの間は可動曲
げ型BD2は回転せずに固定曲げ型BD1のみで分配管
Pを成形する。ψが0〜5π/6までの間はψと同量だ
け可動曲げ型BD2も回転し、結果的にS字形に分配管
Pを成形する。ここで可動曲げ型BD2を点Q2から点
5に至るまでの間の任意の位置で止めることで任意の
長さの余長吸収が可能になる。また、図11に示すよう
に長さlの部分をS字の余長吸収部の中に入れるために
は、可動曲げ型BD2を白地部BD2aと斜線部BD2
bとに分割し、該分割した両者間の距離をlだけ離して
同様の動作を行えばよい。その時の余長吸収量ΔLは、
【0037】
【数5】
【0038】となる。
【0039】図13(a)、図13(b)は分配管Pの
余長吸収機構の一例を示す平面図と正面図である。この
図は余長吸収の動作をするに当たって、前記図11にお
けるl=0、図12におけるψ=−π/2の状態を示し
ている。脚101〜104を取り付けたベースプレート
105の中央には、軸受ユニット106、107がベー
スプレート105を上下から挟むように固設され、軸受
ユニット106、107にはメインシャフト108が回
転可能に垂直に取り付けられている。メインシャフト1
08には回転プレート109が固着され、回転プレート
109にはリニアガイド110および該リニアガイド1
10に固着された直進プレート111が、メインシャフ
ト108の中心軸の法線方向に直進運動可能に取付けら
れている。リニアガイド110の両端にはガイドストッ
パ112、113が設けられ、リニアガイド110のブ
ロック110bの抜け落ちを防止すると共に、直進プレ
ート111の初期位置を決定している。直進プレート1
11の中央部には、軸受ユニット114、115が直進
プレート111を上下から挟むように固設され、軸受ユ
ニット114、115には中間シャフト116が回転可
能に垂直に取付けられている。
【0040】中間シャフト116の上部には型固定ベー
ス138が固定され、型固定ベース138上にはスペー
サ117、118を介して型固定プレート119が取り
付けられている。型固定プレート119の中央部には、
軸受ユニット120、121が型固定プレート119を
上下から挟むように固設され、軸受ユニット120、1
21には上シャフト122が回転可能に垂直に取り付け
られている。上シャフト122の上部には型ベース12
3が固着され、型ベース123は可動曲げ型BD2a、
BD2bと共に分配管Pを挟み込んで曲げ成形を行う。
直進プレート111、スペーサ118にはそれぞれ回転
ストッパ124、125が取り付けられ、型固定プレー
ト119及び型ベース123の回転方向の動きを制限し
ている。また、直進プレート111上には分配管支持ブ
ロック126が固定されており、曲げ加工途中の固定曲
げ型BD1と可動曲げ型BD2aの間の分配管の支持を
行っている。
【0041】型ベース123にはフォロアホルダ127
が取り付けられ、フォロアホルダ127の先端にはカム
フォロア128が固定されている。このカムフォロア1
28によって曲げ力をカム129より受けて可動曲げ型
BD2a、BD2bが回転し、可動曲げ型BD2の部分
の分配管Pの成形が行われる。カム129は丸棒スペー
サ130〜133に支持されたカムベース134上に固
定され、ψ=0からψ=5π/6となるまでカム129
と接することになる。カムベース134上にはスペーサ
ブロック135を介して型プレート136が取り付けら
れ、型プレート136の先端には分配管固定プレート1
37を介して固定曲げ型BD1が固着されている。
【0042】この装置は、初期位置、すなわち、前記図
12において可動曲げ型BD2の位置がQ0の状態で分
配管Pを固定し、メインシャフト108を回転するだけ
で、分配管Pはまずψ=−π/2からψ=0までが固定
曲げ型BD1で曲げ成形され、ついで、ψ=0からψ=
5π/6までが固定曲げ型BD1及び可動曲げ型BD2
によりS字形に成形されることになる。これは分配管P
が、分配管固定プレート137及び型ベース123で固
定されているため、メインシャフト108の回転に伴い
分配管Pが固定曲げ型BD1及び可動曲げ型BD2に絡
んでくるが、その際、直進プレート111が分配管の長
さで決まる位置までメインシャフト108の回転中心ま
で近付いてくるためである。
【0043】ここで、l>0とするためには、図13
(a)において可動曲げ型BD2bを下方向にlだけず
らし、なお且つ型固定プレート119をスペーサ11
7、118と共に右方向にlだけずらしてから同様の動
作を繰り返せば良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば1
種類の分配管で余長を調整し、圧力損失の値を容易に調
整可能であることから、分配管の統一を図り、材料購入
や材料管理の手間を省くことができる効果がある。また
分配管を直管のまま分配器と接合するため、従来の予め
曲げ成形した分配管を扱う場合に比べて、分配管の種類
毎に部品を管理するスペースを確保することや、分配管
の種類とその組立孔を選択すること、さらには分配管の
向き姿勢を保持する必要もなくなる。その結果、組立ス
ペースや、配管工数を低減して安価に配管することがで
き、製品の原価を下げる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分配管の配管構造の正面図
である。
【図2】本発明の一実施例の分配管の配管構造の平面図
(a)および側面図(b)である。
【図3】本発明の配管方法のうち、分配管を分配器に挿
入する工程の説明図である。
【図4】本発明の配管方法のうち、分配管を束ねて曲げ
る工程の説明図である。
【図5】本発明の配管方法のうち、各分配管の余長吸収
工程の説明図である。
【図6】本発明の配管方法のうち、各分配管を圧力損失
調整して熱交換器に組込む工程の説明図である。
【図7】本発明の管隙間と圧力損失量との関係の実験結
果の一例を示す図である。
【図8】本発明の管潰し部横幅と圧力損失量の関係の実
験結果の一例を示す図である。
【図9】本発明の同一管隙間における潰し回数と圧力損
失量の関係の実験結果の一例を示す図である。
【図10】本発明の分配管の余長吸収の形状例を示す図
である。
【図11】本発明の分配管の他の余長吸収の形状例を示
す図である。
【図12】本発明の分配管の余長吸収時の曲げ型の動き
の説明図である。
【図13】本発明の分配管の余長吸収機構の一例を示す
平面図(a)と正面図(b)である。
【図14】本発明の分配管の管潰しの適用例を示す図で
ある。
【図15】従来の分配管の配管構造例の平面図(a)及
び側面図(b)である。
【符号の説明】
D…分配器、P…分配管、BD1…固定曲げ型、BD2
…可動曲げ型、HE…熱交換器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機の熱交換器に複数本の分配管を配
    管する分配器の配管構造において、前記熱交換器と分配
    器との間の各分配管の長さおよび内外径が、同一である
    ことを特徴とする分配器の配管構造。
  2. 【請求項2】 空調機の熱交換器に複数本の分配管を配
    管する分配器の配管構造において、前記熱交換器と分配
    器との間の各分配管が、該各分配管に発生した余長を発
    生した余長量に応じて吸収可能に、余長吸収手段を介し
    て同一方向に曲げ成形されたことを特徴とする分配器の
    配管構造。
  3. 【請求項3】 前記各分配管の曲げ成形が、S字形に成
    形されてなる請求項2記載の分配器の配管構造。
  4. 【請求項4】 空調機の熱交換器に複数本の分配管を配
    管する分配器の配管構造において、前記分配管の途中任
    意の位置が、該分配管の圧力損失調整可能に所定の管隙
    間を残して潰されたことを特徴とする分配器の配管構
    造。
  5. 【請求項5】 空調機の熱交換器に複数本の分配管を配
    管する分配器の配管方法において、(i)前記分配器
    に、長さおよび内外径が同一の前記分配管を直管の状態
    で接合し、(ii)該接合された各分配管を束ねた後、該
    各分配管に発生した余長をその量に応じて余長吸収手段
    を介して同一方向に曲げ成形して吸収し、(iii)該曲
    げ成形された各分配管の途中任意の位置を、該各分配管
    の圧力損失調整可能に所定の管隙間を残して潰し加工
    し、(iv)該潰し加工された各分配管を介して前記分配
    器を熱交換器に接続することを特徴とする分配器の配管
    方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9506701B2 (en) 2006-05-29 2016-11-29 Webasto Ag Cold and/or heat accumulator
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JP2021081080A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 ダイキン工業株式会社 冷媒分流器、及び、空気調和機

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