JP3150035B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室内機に使
用される熱交換器に関し、詳しくは、そのフィンの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内機は例えば図4に示す
ように構成されている。筐体1の前面および上部には室
内空気の吸込口2があり、前方下部には吹出口3があ
る。吸込口2と吹出口3を結ぶ空気通路4にはエアーフ
ィルタ5と、室内熱交換器6と、この室内熱交換器6に
より熱交換された空気を吹出口3へ送出するための送風
機(クロスフローファン)7とが配置され、吹出口3に
は室内への送風を上下に調節する上下風向板8が設けら
れている。熱交換器6はその性能向上と室内機そのもの
をより小型化するために略くの字形、あるいは、図示の
ように前後の三方向に折り曲げられ、この折り曲げによ
ってできた開口部には遮風板9が取付けられている。図
5は熱交換器6を構成するフィンの一部を表したもの
で、このフィン10には冷媒管を挿入固定するための複数
の挿入孔11の他、折曲部には孔12と、接続部13とがあ
り、破線14で示された部位は組立を終えた熱交換器を折
り曲げる際にカッターにより切断するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して得られた熱交換器6であれば、室内機をより小型に
できるが、熱交換器6の性能をより向上させるという面
ではフィン10の折曲部の形状構造に問題がある。すなわ
ち、図5の(A)に示すフィン10には、そのフィン10の
一側を切り離すカッターの位置決めとなる孔12が設けら
れているが、この種の孔12はフィン10の熱交換面積を減
少させることになり、折曲部を通過する空気が十分に熱
交換されなくなる。そこで従来は、折曲部の反対側にで
きた開口部に遮風板9を設けるようになっていたが、遮
風板9では実質的には熱交換量を増やすことはできず、
また、熱交換器6の組立にも余計な手間がかかる等の問
題があった。これらの問題を解消するには例えば図5の
(B)に示すように、フィン15に、折り曲げの中心点19
を中心とする円弧状の切込み16と、この切込み16に交わ
る必要最小限の切欠部18を設け、折り曲げ時に破線14の
位置を切り離すようにすればフィンの熱交換面の減少は
ほとんどなく、折曲部でも熱交換が行えるので、図4に
示すような遮風板9も要らなくなるが、上記の切込み16
と切欠部18を形成するには中抜きの工程が図5の(A)
の場合と違って1工程から2工程に増えてしまうという
新たな問題が生ずる。したがって、本発明においては、
これらの問題点が解消できる熱交換器の製造方法を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、所定間隔で積層され
たフィンに、ほぼ直角方向にヘアピン状の冷媒管を挿入
固定し、前記フィンの一側を他側に対して所定の角度で
屈曲する熱交換器であって、前記フィンの一側に、前記
熱交換器を屈曲させる際の中心点を中心とする円弧状の
切込みを設けるとともに、一側端部に、前記熱交換器が
屈曲された際に重なる部位を切除した前記切込みに交わ
る切欠部を設け、組立てられた熱交換器を屈曲させる際
に、前記フィンの他側端面と前記切込みとの間を切り離
し、前記中心点を中心として屈曲する熱交換器におい
て、前記フィンの切込みと切欠部を一対の金型で同時加
工するようにした。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、フィンの折曲部に設ける
切込みと切欠部を1工程で形成できるとともに、折曲部
には熱交換面積を小さくしてしまうような孔はなく、熱
交換器として組立てられた後にフィンの他側端面と切込
みとの間を切り離し、分断されたフィンの一方を切込み
に添わせて所定方向に回動することで、折曲部でも熱交
換が可能な熱交換器が出来上がる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。なお、本発明の熱交換器が適用される室
内機の構成は前述した従来のものとほぼ同様であるか
ら、ここではその説明は省略する。また、以下説明する
図面では説明を簡易にするため、同一形状のものについ
ては従来例と同一の符号を使用する。図1の(A)図は
熱交換器6を構成するフィン15の要部形状(二枚に切断
される前の形状)を、(B)図はフィン15の折り曲げ状
態(熱交換器6の折り曲げ状態)を表したものである。
フィン15には冷媒管を挿入する複数の挿入孔11があっ
て、多数枚が所定間隔で積層され、挿入孔11に挿入され
た冷媒管が拡管されると熱交換器となるが、本実施例で
はフィン15の製作時に(A)図および(B)図に示すよ
うな切込み16,17と切欠部18を設けることにしている。
【0007】切込み16,17は何れも細い線状で、切込み
16はフィン15(熱交換器6)を所定の角度に折り曲げる
際の中心点19を中心とする円弧状になっており、その中
心点19は所定の挿入孔11の中心に設定されている。もう
一つの切込み17は切込み16の一端に連続した円弧状にな
っており、その中心点20は先に説明した中心点19から離
れた位置に設定されている。切欠部18の形状はフィン15
の折り曲げの角度によって多少変わるが、何れにしても
切込み16と交わり、(B)図のように折り曲げたときに
重なる部位だけが切除されている。フィン15の他側と切
込み17間に示す破線21はフィン15を折り曲げる際に切り
離すカッターの刃の位置を表したもので、切込み17はそ
のカッターの位置決めの目標となっている。
【0008】このようなフィン15を所定枚数積層し、挿
入孔11に冷媒管を挿入して熱交換器とした後、(A)図
に示す破線21の位置を切り離すと、フィン15は左右に分
断された状態になるが、隣同士の一方をそれぞれ切込み
16に添わせ、中心点19を中心にして回動させると例えば
(B)図の上部に示すような形態にすることができ、熱
交換器全体の高さHが低くなると共に、折曲部22(23)
においても熱交換が可能となる。したがって、熱交換器
6の折り曲げによってできた他側の開口部は遮風を必要
とせず、従来例で説明したような遮風板9は不要とな
る。しかしながら、このような熱交換器6を得るには先
に説明した切込み16,17と切欠部18を設けなければなら
ず、これらの加工には複数の金型を必要とし、金型の取
付スペースも複数倍に拡大してしまい、元々1工程しか
設定されてないフィンプレスではフィン15の製作が不可
能になってしまう。
【0009】そこで、本実施例では切込み16,17と切欠
部18の加工を図2に示すような一対の金型24,25により
1工程で行うようにした。この金型24,25の特徴は切欠
部18に対応する剪断部26と切込み16,17に対応する剪断
部27に段差を設けて切欠部18を先に形成し、続いて切込
み16,17を形成するようにしたことである。このように
切欠部18と切込み16,17を段階的に加工することで変形
等の少ない綺麗なフィン15を得ることができる。なお、
図3は金型24,25と、切込み16,17および切欠部18の形
状比較が容易にできるように図1に示すフィン15を裏返
しにして表したものである。
【0010】
【発明の効果】以上説明したような金型を用いる製造方
法であれば、フィンの折り曲げに必要な切込みと切欠部
が1工程で形成されるだけでなく、金型の取付スペース
も従来のものに比して特に変わりはないので従来機種へ
の適用も容易で、しかも、この金型により形成されたフ
ィンであれば折曲部に熱交換面がより多く残されるので
折曲部でも十分な熱交換が行え、従来使用されていた遮
風板が要らなくなるため熱交換器の組立も簡単になり、
コストの削減にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフィンの要部表面図お
よび同フィンを屈曲した状態の側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す金型の斜視図である。
【図3】本発明に一実施例を示すフィンの要部裏面図で
ある。
【図4】本発明および従来例に係わる室内機の内部を表
す側断面図である。
【図5】従来例を示すフィンの要部表面図である。
【符号の説明】
6 熱交換器 9 遮風板 11 挿入孔 15 フィン 16 切込み 17 切込み 18 切欠部 19 中心点 20 中心点 22 折曲部 24 金型 25 金型 26 剪断部 27 剪断部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で積層されたフィンに、ほぼ直
    角方向にヘアピン状の冷媒管を挿入固定し、前記フィン
    の一側を他側に対して所定の角度で屈曲する熱交換器で
    あって、前記フィンの一側に、前記熱交換器を屈曲させ
    る際の中心点を中心とする円弧状の切込みを設けるとと
    もに、一側端部に、前記熱交換器が屈曲された際に重な
    る部位を切除した前記切込みに交わる切欠部を設け、組
    立てられた熱交換器を屈曲させる際に、前記フィンの他
    側端面と前記切込みとの間を切り離し、前記中心点を中
    心として屈曲する熱交換器において、前記フィンの切込
    みと切欠部を一対の金型で同時加工するようにしてなる
    ことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  2. 【請求項2】 所定間隔で積層されたフィンに、ほぼ直
    角方向にヘアピン状の冷媒管を挿入固定し、前記フィン
    の一側が他側に対して所定の角度で屈曲される熱交換器
    であって、前記フィンの一側に、前記熱交換器を屈曲さ
    せる際の中心点を中心とする円弧状の第1の切込みと、
    同切込みの一端に連続させた第2の切込みを設けるとと
    もに、一側端部に、前記熱交換器が屈曲された際に重な
    る部位を切除した前記第1の切込みに交わる切欠部を設
    け、組立てられた熱交換器を屈曲させる際に、前記フィ
    ンの他側端面と、前記第2の切込みとの間を切り離し、
    前記中心点を中心として屈曲する熱交換器において、前
    記フィンの第1および第2の切込みと切欠部を一対の金
    型で同時加工するようにしてなることを特徴とする熱交
    換器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記一対の金型の剪断部に段差を設け、
    前記フィンの切欠部を先に形成する請求項1および2記
    載の熱交換器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記中心点を前記冷媒管が挿入される挿
    入孔の中心にしてなる請求項1および2記載の熱交換器
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の切込みを中心点が
    異なる複数の円弧状に形成してなる請求項2記載の熱交
    換器の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記切込みを細い線状に形成してなる請
    求項1および2記載の熱交換器の製造方法。
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