JPH0880013A - 突起部を有した鉄心板からなる鉄心およびその製造方法とその鉄心板のプレス抜き型とその鉄心板の製造装置およびその鉄心板の製造方法 - Google Patents

突起部を有した鉄心板からなる鉄心およびその製造方法とその鉄心板のプレス抜き型とその鉄心板の製造装置およびその鉄心板の製造方法

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JPH0880013A
JPH0880013A JP21156894A JP21156894A JPH0880013A JP H0880013 A JPH0880013 A JP H0880013A JP 21156894 A JP21156894 A JP 21156894A JP 21156894 A JP21156894 A JP 21156894A JP H0880013 A JPH0880013 A JP H0880013A
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core plate
manufacturing
protrusion
protrusions
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JP21156894A
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English (en)
Inventor
Ritsuko Mizoura
律子 溝浦
Norio Kawayoshi
紀郎 川良
Shigeto Yamada
繁人 山田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱変形を防止でき、熱変形を矯正するための
作業を不要にする突起部を有した鉄心板からなる鉄心を
得る。 【構成】 切り欠くことで突起部を形成した切欠部を外
周に設け鉄心板を、前記突起部が軸方向に近接した状態
にして複数積層すると共に、前記切欠部の突起部を溶融
して一体的に構成した突起部を有した鉄心板からなる鉄
心である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば回転電機の製
造に用いて好適な突起部を有した鉄心板からなる鉄心お
よびその製造方法とそのプレス抜き型とその鉄心板の製
造装置およびその鉄心板の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図45は、特開昭55−156624号
公報に開示された電動機鉄心用抜き型を用いて鉄心を打
ち抜く円形鉄心の製造装置を示す平面図である。図にお
いて111は下型であり、この円形鉄心の製造装置で
は、下型111がプレス機110の固定ダイ112に取
り付けられ、この下型111に対向して上型113が移
動ダイ114に取り付けられ、ガイド部115に沿って
上下動する構成であり、上昇限において下型111と上
型113の間隔は所定値のプレスストロークを維持す
る。
【0003】また、図46は千鳥抜きの電動機鉄心用抜
き型の下型平面図であり、右側の列で説明すると第1工
程では回転子溝部131を、第2工程では固定子溝部1
32を打ち抜き、次の第3工程は遊び工程であり、更に
次の第4工程で固定子内径部133とこれと同心の固定
子外径部134〜138を含む切込部139〜143の
5箇所を打ち抜く。第5工程と第6工程は遊び工程であ
り、次に第7工程で固定子外周残余部であるつなぎ目1
44〜148の5箇所を打ち抜き切断し、図示していな
い固定子鉄心をダイ孔149へ打ち落とすように構成さ
れている。
【0004】左側の列もほぼ同様の構成であり、材料取
り構成が千鳥形のため、各工程の中心位置は右側の列よ
りも1/2送りピッチずれて配置されており、第1工
程,第2工程は右側の列と同様に回転子溝部131Aお
よび固定子溝部132Aを打ち抜き、第3工程では固定
子内径部133Aおよび固定子外形部151〜155を
含む切込部142,143,156,157,158を
打ち抜く。この際に切込部142,143は右側の列の
ものとダイ孔を共有している。第4工程は遊び工程であ
り、次の第5工程で固定子外周のつなぎ目159〜16
3を打ち抜き、図示していない固定子鉄心をダイ孔14
9Aより抜き落とす。なお、素材116の幅方向の寸法
は、両縁が前記右列,左列の固定子外周部と接するよう
な幅寸法になっており、かつ板厚0.35mmまたは
0.5mmの硅素鋼板が用いられる。
【0005】次に動作について説明する。下型111と
上型113とをプレス機110に装着し、素材116を
左側から直進させながらプレス機110に供給し、送り
方向左右2列について第1工程および第2工程で回転子
溝部131,131Aが、さらに固定子溝部132,1
32Aが打ち抜かれる。次に右列は第4工程(第3工程
は遊び工程)で、また左列は第3工程で固定子内径部1
33,133Aと固定子外周切込部139〜143と固
定子外周切込部156〜158が打ち抜かれ、固定子外
周の相互に接する部分のつなぎ目のみを残した状態でさ
らに送られ、右列では第7工程(第5工程および第6工
程は遊び工程)、左列では第5工程(第4工程は遊び工
程)で前記つなぎ目である固定子外周残余部144〜1
48ならびに固定子外周残余部159〜163を打ち抜
き、送り方向先端の固定子鉄心は打ち抜かれてダイ孔1
49,149Aに抜き落とされる。なお、前記固定子内
径打ち抜き時に回転子鉄心が抜き落とされる。
【0006】図47は素材の打ち抜き状況を示す素材平
面図、図48は、固定子外周部切込工程刃物の構成と、
それにより素材が打ち抜かれる状況を示す素材平面図で
あり、固定子外周部切込工程刃物には電動機鉄心として
積層後溶接接合するための溶接溝部171〜178を形
成する刃部が形成されている。
【0007】電動機用の固定子鉄心は、たとえば図示し
ていない積層用仮軸により固定子溝を揃えて所定枚数積
層されて所定長さに達した後、外周部に設けられた溶接
溝部171〜178を長さ方向に沿ってガスバーナなど
により溶着し一体化した後、電動機の固定子枠内に装着
される。なお、素材幅がおよそ600mm以下の場合に
は広幅の定尺圧延素材から分割切断される。この場合、
素材製造時の圧延ロールの撓みから幅方向の厚みが中高
となる板厚偏差が発生しているため、前記分割切断によ
り素材幅の一方の板厚が厚く、また、他方の板厚が薄く
なる傾向が生じ、積層時に前記板厚偏差による隙間のた
め傾きが発生するのでこの傾きの矯正作業を行うことに
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機鉄心用抜
き型およびその電動機鉄心用抜き型を用いて鉄心を打ち
抜く円形鉄心の製造装置は以上のように構成されている
ので、電動機鉄心用抜き型の右列と左列とに同一刃型を
夫々一組ずつ設ける必要があり、刃型製作費が増加する
問題点があった。
【0009】また、素材を直進させて千鳥状の板取りを
行うので、7送りピッチ(固定子外形の7倍の送り長
さ)を要し抜き型が長尺となり、このため強度を保つた
めに抜き型定盤の板厚を増す必要が生じ、これも刃型製
作費の上昇を招来する問題点があった。
【0010】またさらに、電動機の仕様の出力,電圧,
絶縁種類などが異なると夫々の場合に応じて溝数,溝形
状,溝寸法が異なり、夫々の場合に応じて抜き型を製作
する必要が生じ、設備費が増大し抜き型の保管場所や管
理に手間を要する問題点があった。
【0011】また、固定子鉄心と回転子鉄心の組み合わ
せが異なると、回転子と固定子とを夫々同一の抜き型に
より打ち抜くためその組み合わせに応じた抜き型を製作
する必要が生じ、設備費が増大し抜き型の保管場所や管
理に手間を要する問題点があった。
【0012】さらにまた、素材幅の両縁が右側の列およ
び左側の列の固定子鉄心の外周と接するような構成で固
定子鉄心を抜き取ることから、素材幅の分割切断などの
製造時の誤差および打ち抜き時のピッチ送りに発生する
幅方向の移動誤差による横ずれで、一方の縁部に縁棧が
発生し、その横ずれの値が素材板厚以下の場合には抜き
型の上型刃型と下型刃型の打抜き咬合部に素材がめり込
み、打ち抜かれた鉄心の縁部にダレを生じ、ひいては抜
き型の上型刃型や下型刃型の破損を招来する問題点があ
った。
【0013】また、打ち抜かれた鉄心を積層する際に
は、上述した理由による鉄心の傾きを矯正する作業を実
施しなければならない問題点があった。
【0014】またさらに、固定子鉄心積層後の溶接溝部
の溶着は溶融する量が多いと加熱溶融に時間を要し、固
定子鉄心が熱変形することから、この熱変形した固定子
鉄心を矯正する必要が生ずる問題点があった。
【0015】さらにまた、右列と左列の夫々の刃型によ
り固定子鉄心,固定子溝,回転子鉄心,回転子溝を同時
に打ち抜くため、プレス機も大型になり大容量のプレス
機を設備する必要が生ずる問題点があった。
【0016】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、熱変形を防止でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心を得ることを目的とする。
【0017】請求項2の発明は、熱変形を防止でき、熱
変形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した
鉄心板からなる鉄心を得ることを目的とする。
【0018】請求項3の発明は、積層されて構成される
鉄心の強度を増加し、鉄心の熱変形を防止でき、さらに
熱変形を矯正するための作業を不要にする突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心を得ることを目的とする。
【0019】請求項4の発明は、熱変形を防止でき、熱
変形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した
鉄心板からなる鉄心を得ることを目的とする。
【0020】請求項5の発明は、外枠などへの装着後の
固定を容易にする突起部を有した鉄心板からなる鉄心を
得ることを目的とする。
【0021】請求項6の発明は、積層した鉄心板の加熱
量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱変形を矯正す
るための作業を不要にする突起部を有した鉄心板からな
る鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0022】請求項7の発明は、積層した鉄心板の加熱
量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱変形を矯正す
るための作業を不要にする突起部を有した鉄心板からな
る鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0023】請求項8の発明は、積層した鉄心板の加熱
量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱変形を矯正す
るための作業を不要にする突起部を有した鉄心板からな
る鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0024】請求項9の発明は、積層した鉄心板の加熱
量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱変形を矯正す
るための作業を不要にする突起部を有した鉄心板からな
る鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0025】請求項10の発明は、積層した鉄心板の加
熱量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱変形を矯正
するための作業を不要にする突起部を有した鉄心板から
なる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0026】請求項11の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0027】請求項12の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0028】請求項13の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0029】請求項14の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0030】請求項15の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0031】請求項16の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0032】請求項17の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0033】請求項18の発明は、積層した鉄心板を一
体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変
形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
【0034】請求項19の発明は、素材をジグザグ状に
移動させる際の位置決めを正確に行い、打ち抜かれる鉄
心板の歩留りを向上させ、抜き型の破損や関連装置の破
損を防止する突起部を有した鉄心板のプレス抜き型を得
ることを目的とする。
【0035】請求項20の発明は、素材をジグザグ状に
移動させる際の位置決めを正確に行い、打ち抜かれる鉄
心板の歩留りを向上させ、抜き型の破損や関連装置の破
損を防止する突起部を有した鉄心板のプレス抜き型を得
ることを目的とする。
【0036】請求項21の発明は、抜き型を簡略化して
刃型製作費を抑制できる突起部を有した鉄心板のプレス
抜き型を得ることを目的とする。
【0037】請求項22の発明は、素材の次工程への送
りを円滑に行うことの出来る突起部を有した鉄心板のプ
レス抜き型を得ることを目的とする。
【0038】請求項23の発明は、大容量のプレス機を
不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起部を有
した鉄心板の製造装置を得ることを目的とする。
【0039】請求項24の発明は、素材の移動をスベリ
を生ずることなく正確に行うことの出来る突起部を有し
た鉄心板の製造装置を得ることを目的とする。
【0040】請求項25の発明は、素材を移動させる際
の前記素材の保持を確実に行い、素材を移動する際のス
ベリを防止し、正確な素材の移動を行うことの出来る突
起部を有した鉄心板の製造装置を得ることを目的とす
る。
【0041】請求項26の発明は、素材を移動させる際
の前記素材の保持を確実に行い、素材を移動する際のス
ベリを防止し、正確な素材の移動を行うことの出来る突
起部を有した鉄心板の製造装置を得ることを目的とす
る。
【0042】請求項27の発明は、大容量のプレス機を
不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起部を有
した鉄心板の製造装置を得ることを目的とする。
【0043】請求項28の発明は、大容量のプレス機を
不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起部を有
した鉄心板の製造装置を得ることを目的とする。
【0044】請求項29の発明は、大容量のプレス機を
不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起部を有
した鉄心板の製造装置を得ることを目的とする。
【0045】請求項30の発明は、単純化したプレス抜
き型を用い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる
突起部を有した鉄心板の製造方法を得ることを目的とす
る。
【0046】請求項31の発明は、単純化したプレス抜
き型を用い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる
突起部を有した鉄心板の製造方法を得ることを目的とす
る。
【0047】請求項32の発明は、単純化したプレス抜
き型を用い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる
突起部を有した鉄心板の製造方法を得ることを目的とす
る。
【0048】請求項33の発明は、単純化したプレス抜
き型を用い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる
突起部を有した鉄心板の製造方法を得ることを目的とす
る。
【0049】請求項34の発明は、打ち抜かれた鉄心の
歩留りを向上させることのできる突起部を有した鉄心板
の製造方法を得ることを目的とする。
【0050】請求項35の発明は、打ち抜かれた鉄心の
歩留りを向上させることのできる突起部を有した鉄心板
の製造方法を得ることを目的とする。
【0051】請求項36の発明は、刃型が複雑になるの
を防止しプレス抜き型の刃型の強度を増すと共に、さら
に鉄心の周囲に溝部を形成する際の自由度を増すことの
できる突起部を有した鉄心板の製造方法を得ることを目
的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る突
起部を有した鉄心板からなる鉄心は、複数枚積層され外
周に突起部を有した切欠部が形成された鉄心板により構
成されており、さらに前記切欠部の突起部を溶融して一
体的に構成したものである。
【0053】請求項2の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心は、複数枚積層され外周にW字状に形成
され中央突起部を有した切欠部が形成された鉄心板によ
り構成されており、さらに前記切欠部の中央突起部を溶
融して一体的に構成したものである。
【0054】請求項3の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心は、W字状に形成され中央突起部を有し
た切欠部の凹部に軸方向に当接させた溶接部材と前記中
央突起部とを溶融することで一体的に構成したものであ
る。
【0055】請求項4の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心は、M字状に形成され2個の突起部を有
した前記切欠部が外周に形成された鉄心板を複数積層
し、積層された前記複数の鉄心板の切欠部の突起部を溶
融することで一体的に構成したものである。
【0056】請求項5の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心は、2個の突起部間の凹部に丸キー部材
を当接させ、切欠部に形成された突起部と前記丸キー部
材とを溶融することで一体的に構成したものである。
【0057】請求項6の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心の製造方法は、W字状に形成され中央突
起部を有した切欠部を不等間隔で外周に形成された鉄心
板を積層し、隣り合う鉄心板の一方を他方に対し90゜
回転させることで前記両者の鉄心板の中央突起部を近接
させてM字状の突起部を構成し、該M字状の突起部を溶
融し、積層された複数の前記鉄心板により鉄心を製造す
るものである。
【0058】請求項7の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心の製造方法は、W字状に形成され中央突
起部を有した切欠部を不等間隔で外周に形成された鉄心
板を積層し、隣り合う鉄心板の一方を他方に対し前記鉄
心板の打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏
返して積層し、前記両者の鉄心板の中央突起部を近接さ
せてM字状の突起部を構成し、該M字状の突起部を溶融
し、積層された複数の前記鉄心板により鉄心を製造する
ものである。
【0059】請求項8の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心の製造方法は、W字状に形成され中央突
起部を有したW字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを
交互に外周に形成した鉄心板を積層し、前記鉄心板のW
字状切欠部と前記矩形状切欠部とを夫々溶融することで
複数の前記鉄心板を一体的に構成して鉄心を製造するも
のである。
【0060】請求項9の発明に係る突起部を有した鉄心
板からなる鉄心の製造方法は、W字状に形成され中央突
起部を有したW字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを
外周に等間隔で形成した鉄心板を積層し、互に隣り合っ
て積層される前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転
させることで前記両者の鉄心板のW字状切欠部と矩形状
切欠部とを軸方向に交互に隣接させ、前記W字状切欠部
と矩形状切欠部とを溶融することで複数の前記鉄心板に
より一体的に構成された鉄心を製造するものである。
【0061】請求項10の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、W字状に形成され中央
突起部を有したW字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部と
を外周に等間隔で形成した鉄心板を積層し、互に隣り合
って積層される前記鉄心板の一方を他方に対し、前記鉄
心板の打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏
返して積層することで前記両者の鉄心板のW字状切欠部
と矩形状切欠部とを軸方向に隣接させ、前記W字状切欠
部と矩形状切欠部とを溶融することで複数の前記鉄心板
により一体的に構成された鉄心を製造するものである。
【0062】請求項11の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に交互に形
成したW字状に形成され異なった高さの中央突起部を有
したW字状切欠部を、互に隣り合って積層される前記鉄
心板の同じ高さの中央突起部を有したW字状切欠部毎に
軸方向に隣接させ、前記W字状切欠部を夫々溶融するこ
とで複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を
製造するものである。
【0063】請求項12の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に等間隔で
形成したW字状に形成され異なった高さの中央突起部を
有したW字状切欠部を、互に隣り合って積層される前記
鉄心板の一方を他方に対し90゜回転させることで前記
両者の鉄心板のW字状切欠部の異なった高さの中央突起
部を軸方向に隣接させ、該中央突起部を溶融することで
複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造
するものである。
【0064】請求項13の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に等間隔で
形成したW字状に形成され異なった高さの中央突起部を
有したW字状切欠部を、互に隣り合って積層される前記
鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程に
おける素材送り方向を軸として裏返して積層し、前記両
者の鉄心板のW字状切欠部の異なった高さの中央突起部
を軸方向に隣接させ、該中央突起部を溶融することで複
数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造す
るものである。
【0065】請求項14の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に等間隔に
配置した異なった高さまたは大きさの複数の突起部を有
した切欠部を、前記同一の高さまたは大きさの突起部を
有した切欠部毎に軸方向に隣接させて積層して鉄心を構
成し、前記切欠部毎に前記軸方向に溶融し、複数の前記
鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造するもので
ある。
【0066】請求項15の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、夫々異なった高さまた
は大きさの複数の突起部が形成され外周の周方向に沿っ
て等間隔で配置された第1の切欠部と第2の切欠部とを
有した鉄心板を、互に隣り合って積層される前記鉄心板
の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程における
素材送り方向を軸として裏返して積層し、前記異なった
高さまたは大きさの突起部を交互に軸方向に隣接させ、
軸方向に交互に隣接した前記異なった高さまたは大きさ
の突起部を軸方向に溶融し、複数の前記鉄心板により一
体的に構成された鉄心を製造するものである。
【0067】請求項16の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは異
なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1の
切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔
で配置した鉄心板を積層し、前記異なった間隔にて形成
された突起部を有する前記第1の切欠部,第2の切欠部
毎に軸方向に隣接させて鉄心を構成し、前記第1の切欠
部,第2の切欠部毎に前記軸方向に溶融し、複数の前記
鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造するもので
ある。
【0068】請求項17の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは異
なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1の
切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔
で配置した鉄心板を、互に隣り合って積層される前記鉄
心板の一方を他方に対し90゜回転させることで前記両
者の鉄心板の突起部を交互に近接させて積層して鉄心を
構成したときの、前記鉄心の軸方向に連なる前記第1の
切欠部と第2の切欠部との突起部を前記軸方向に溶融
し、複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を
製造するものである。
【0069】請求項18の発明に係る突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは異
なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1の
切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔
で配置した鉄心板を、互に隣り合って積層される前記鉄
心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程にお
ける素材送り方向を軸として裏返して積層し、前記異な
った間隔にて形成された複数の突起部を交互に軸方向に
近接させ鉄心を構成し、該軸方向に交互に近接した突起
部を軸方向に溶融し、複数の前記鉄心板により一体的に
構成された鉄心を製造するものである。
【0070】請求項19の発明に係る突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型は、素材の送り方向に沿って外接す
る第1の円と第2の円とにおける前記第1の円の周方向
に沿った所定位置に設けられた分離孔刃型と溶接孔刃
型、さらに前記第1の円の中心部に設けられたガイド孔
刃型、前記第1の円との接続部を除き前記第2の円に沿
って設けられた円形刃型、前記第2の円の中心部に軸孔
を形成する軸孔抜き刃型、前記第1の円と前記第2の円
とに外接する両側の円の中心部に位置して設けられたガ
イドピン、前記第2の円の中心から素材幅方向の両側に
設けられ前記円形刃型によりプレス抜きされた鉄心を前
記素材から完全に分離するための切断刃型とを備えたも
のである。
【0071】請求項20の発明に係る突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型は、素材の送り方向に沿って外接す
る第1の円と第2の円とそれら第1の円と第2の円とに
外接する両側の円とに囲まれた抜き残し素材の所定の位
置に位置決め用のセンサ孔を打ち抜くためのセンサ孔刃
型と、素材幅方向の円形刃型両側に設けられ、ガイド孔
刃型により打ち抜かれるガイド孔と前記センサ孔刃型に
より打ち抜かれるセンサ孔との位置に対応して配置され
た位置センサとを備えたものである。
【0072】請求項21の発明に係る突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型は、円形刃型を分離孔刃型と溶接孔
刃型により打ち抜かれる分離孔と溶接孔とに対応する刃
型部分を切り欠いた構成にしたものである。
【0073】請求項22の発明に係る突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型は、円形刃型の上型の外形刃型スト
リッパを外方向へ下向きに傾斜させる傾斜弾性部材を設
けたものである。
【0074】請求項23の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、素材送出部により送り出される素材
の長さ方向および幅方向の移動を容易にする素材支持部
と、前記素材送出部により送り出される素材を挟持し、
前記素材をジグザグ状に移動させプレス抜き型が装着さ
れたプレス機に供給する素材移動部と、該素材移動部に
より前記素材がジグザグ状に移動して前記プレス抜き型
の装着されたプレス機に供給される際の前記素材の移動
量を制御する制御手段とを備えたものである。
【0075】請求項24の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、上下2段の素材移動ローラを有し、
さらにその素材移動ローラの内の一方またはその両方を
突起部が形成された弾性部材により構成した素材移動部
を備えたものである。
【0076】請求項25の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、素材移動ローラの突起部がその素材
移動ローラの内の一方またはその両方を構成する弾性部
材の硬度より高い硬度の弾性部材により構成された素材
移動部を備えたものである。
【0077】請求項26の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、上下2段の素材移動ローラの内の一
方またはその両方に弾性部材からなるV字状の突起条を
形成した素材移動部を備えたものである。
【0078】請求項27の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、素材の端部を挟持および開放すると
共に、挟持した状態で前記素材をジグザグ状の素材送り
方向に斜めに移動送りさせ、また前記素材を開放した状
態で前記素材送り方向と逆の方向に戻る往復運動を行う
往復運動機構である素材移動部を備えたものである。
【0079】請求項28の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、素材の端部を挟持および開放する素
材掴み装置と、その素材掴み装置を前記素材の長手方向
に往復移動させる素材長手方向移動機構と、前記素材掴
み装置と前記素材長手方向移動機構とを前記素材の幅方
向に往復移動させる素材幅方向移動機構とから構成され
ている素材移動部を備えたものである。
【0080】請求項29の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造装置は、素材を上下両面から無限軌道のキャ
タピラにより挟持して保持し、かつその挟持して保持し
た素材を長手方向に送り出す無限軌道機構と、該無限軌
道機構を前記素材の幅方向に往復移動させる素材幅方向
移動機構とから構成されている素材移動部を備えたもの
である。
【0081】請求項30の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、素材の幅方向の一方へ前記素材を移
動させる工程を行った後、さらに前記素材の引き出し方
向へ前記素材を送る工程を繰り返し行うことで、ジグザ
グ状に素材を連続して供給しながら繰り返し鉄心のプレ
ス抜きを行う構成を備えたものである。
【0082】請求項31の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、素材の幅方向の端部を挟持する挟持
手段を前記素材を引き出した方向へ移動させる第1の工
程と、該第1の工程の終了後、前記素材の幅方向の一方
に前記挟持手段を移動させる第2の工程と、該第2の工
程の終了後、さらに前記挟持手段による前記素材の挟持
を開放した状態で前記挟持手段を前記素材を引き出した
方向と逆の方向へ移動させた後、前記挟持手段の再挟持
を行う挟持手段復帰工程と、該挟持手段復帰工程終了
後、前記挟持手段を前記素材を引き出した方向へ移動さ
せる第3の工程の後、前記素材の幅方向の他方に前記挟
持手段を移動させる第4の工程とによりジグザグ状に前
記素材を連続して供給しながら繰り返し鉄心のプレス抜
きを行う構成を備えたものである。
【0083】請求項32の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、素材の幅方向の端部を挟持する挟持
手段を前記素材の引き出した方向へ送り出す挟持手段送
り工程と前記素材の幅方向の一方へ移動させる挟持手段
移動工程とを同時に行う第1の斜行工程と、該第1の斜
行工程終了後、さらに前記挟持手段による前記素材の挟
持を開放した状態で前記挟持手段を前記素材を引き出し
た方向と逆の方向へ移動させた後、前記挟持手段の再挟
持を行う挟持手段復帰工程と、該挟持手段復帰工程終了
後、前記挟持手段を前記素材を前記引き出した方向へさ
らに送り出す挟持手段送り工程と前記素材の幅方向の他
方へ移動させる挟持手段移動工程とを同時に行う第2の
斜行工程と、該第2の斜行工程終了後、さらに前記挟持
手段による前記素材の挟持を開放した状態で前記挟持手
段を前記素材を引き出した方向と逆の方向へ移動させた
後、前記挟持手段の再挟持を行う挟持手段復帰工程とを
繰り返し、ジグザグ状に素材を連続して供給しながら鉄
心のプレス抜きを行う構成を備えたものである。
【0084】請求項33の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、無限軌道機構のキャタピラ部により
前記素材を上下両面から挟持し、前記素材を引き出した
方向と同一の方向へ前記無限軌道機構のキャタピラ部に
より送りながら前記素材の幅方向へ同時に移動させる斜
行工程によりジグザグ状の素材連続供給を実現する構成
を備えたものである。
【0085】請求項34の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、ジグザグ状にプレス機へ供給され、
円形鉄心が千鳥形にプレス抜きされる素材の幅を、その
素材の側縁部に前記プレス抜きされる円形鉄心の周辺部
が所定量重なる幅寸法にし、この幅寸法の素材から円形
鉄心をプレス抜きする構成を備えたものである。
【0086】請求項35の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、ジグザグ状にプレス機へ供給される
素材から千鳥形にプレス抜きされ、前記素材の両側縁部
に連接すると共に前記素材の幅方向で互に外接する一対
の円形鉄心の前記素材の送り方向の連接ピッチを、前記
円形鉄心板の外形より所定量小さくした値にし、さらに
前記素材の送り方向と直交する切断面で前記一対の円形
鉄心を切断分離することで、前記素材から円形鉄心をプ
レス抜きする構成を備えたものである。
【0087】請求項36の発明に係る突起部を有した鉄
心板の製造方法は、ジグザグ状にプレス機へ供給される
素材から千鳥形にプレス抜きされ、前記素材の送り方向
で互に外接し連接する円形鉄心の外周部に形成する複数
の溝部の内で、前記円形鉄心が互に外接して連接する連
接部近傍の互に近接する溝部の夫々を異なったプレス抜
き工程において別々に抜き加工し、外周部に複数の溝部
が形成された円形鉄心を前記素材からプレス抜きする構
成を備えたものである。
【0088】
【作用】請求項1の発明における突起部を有した鉄心板
からなる鉄心は、鉄心板を複数積層したときの切欠部に
形成された突起部を溶融し、積層された鉄心板を一体に
する際の鉄心板の溶融量を減らすと共に、前記鉄心板が
複数積層されて構成される鉄心の局部的な加熱を防止
し、鉄心の熱変形を防止すると共に熱変形を矯正するた
めの作業を不要にする。
【0089】請求項2の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心は、外周に形成された鉄心板の切欠部
のW字状に形成され中央突起部を溶融し、積層された鉄
心板を一体にする際の鉄心板の溶融量を減らすと共に、
前記鉄心板が複数積層されて構成される鉄心の局部的な
加熱を防止し、鉄心の熱変形を防止すると共に熱変形を
矯正するための作業を不要にする。
【0090】請求項3の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心は、W字状に形成され中央突起部と前
記W字状の凹部に当接させた溶接部材とを溶融し、積層
された鉄心板を一体にする際の鉄心板の溶融量を減らす
と共に、前記鉄心板が複数積層されて構成される鉄心の
局部的な加熱を防止し、鉄心に生ずる熱変形を抑制し、
さらに鉄心に生ずる熱変形を前記W字状に形成され中央
突起部と溶融される溶接部材により抑制し、熱変形を矯
正するための作業を不要にする。
【0091】請求項4の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心は、外周にM字状に形成され2個の突
起部を有した前記切欠部を構成した鉄心板を複数積層
し、前記突起部を溶融し、積層された鉄心板を一体にす
る際の鉄心板の溶融量を減らすと共に鉄心板が複数積層
された鉄心の局部的な加熱を防止し、鉄心の熱変形を防
止すると共に熱変形を矯正するための作業を不要にす
る。
【0092】請求項5の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心は、M字状に形成された2個の突起部
間の凹部に当接させた丸キー部材と前記突起部とを溶融
し、丸キー部材が一体的に構成された鉄心を得ること
で、鉄心を装着した際のがたつきを防止する際のキー部
材を打ち込むことなく装着された鉄心のがたつきを無く
し、装着された鉄心の固定を確実にする。
【0093】請求項6の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、不等間隔で外周に形成
され中央突起部を有したW字状の切欠部を有する鉄心板
を積層して鉄心を構成する際に、互に隣り合って積層さ
れる鉄心板の一方を他方に対し90゜回転させ構成した
M字状の突起部を溶融し、積層した鉄心板を一体的に構
成するために行われる前記突起部の加熱量と溶融量とを
減らし、鉄心の局部的な加熱量を抑制して鉄心の熱変形
を防止し、熱変形を矯正するための作業を不要にする。
【0094】請求項7の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、不等間隔で外周に形成
され中央突起部を有したW字状の切欠部を有する鉄心板
を積層して鉄心を構成する際に、互に隣り合って積層さ
れる鉄心板の一方を他方に対し、鉄心板の打ち抜き工程
における素材送り方向を軸として裏返して積層すること
で前記両者の鉄心板の中央突起部を近接させて構成した
M字状の突起部を溶融し、積層した鉄心板を一体的に構
成するために行われる鉄心の加熱量と溶融量とを減ら
し、鉄心の局部的な加熱量を抑制して鉄心の熱変形を防
止し、熱変形を矯正するための作業を不要にする。
【0095】請求項8の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に交互にW
字状に形成され中央突起部を有したW字状切欠部と矩形
状の矩形状切欠部とを構成し、前記鉄心板毎のW字状切
欠部と矩形状の矩形状切欠部とを夫々合致させて積層し
たときの前記W字状切欠部と矩形状切欠部とを夫々溶融
し、積層した鉄心板の加熱量を抑制して積層した鉄心板
を一体化することで鉄心が加熱されることによる熱変形
を防止し、熱変形を矯正するための作業を不要にする。
【0096】請求項9の発明における突起部を有した鉄
心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に交互にW
字状に形成され中央突起部を有したW字状切欠部と矩形
状の矩形状切欠部とを構成し、前記鉄心板毎のW字状切
欠部と矩形状の矩形状切欠部とを軸方向に交互に隣接さ
せ、前記W字状切欠部と矩形状切欠部とを溶融し、積層
した鉄心板の加熱量を抑制することを可能にして鉄心が
加熱されることによる熱変形を防止し、熱変形を矯正す
るための作業を不要にする。
【0097】請求項10の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、鉄心板外周に交互に
等間隔でW字状に形成され中央突起部を有したW字状切
欠部と矩形状の矩形状切欠部とを構成し、互に隣り合っ
て積層される前記鉄心板の一方を他方に対し、前記鉄心
板の打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏返
して積層することで、前記鉄心板毎のW字状切欠部と矩
形状の矩形状切欠部とを軸方向に交互に隣接させ、前記
W字状切欠部と矩形状切欠部とを溶融し、積層した鉄心
板の加熱量を抑制することを可能にして加熱されること
による鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯正するための
作業を不要にする。
【0098】請求項11の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、外周に交互にW字状
に形成され異なった高さの中央突起部を有したW字状切
欠部を形成した鉄心板を積層する際に、互に隣り合って
積層される前記鉄心板の同じ高さの中央突起部を有した
W字状切欠部を軸方向に隣接させて積層し、前記W字状
切欠部を夫々溶融し、積層した鉄心板を一体化するため
の加熱量と鉄心の溶融量を抑制することを可能にして加
熱されることによる鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯
正するための作業を不要にする。
【0099】請求項12の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、外周に交互にW字状
に形成され異なった高さの中央突起部を有したW字状切
欠部を形成した鉄心板を積層する際に、互に隣り合って
積層される前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転さ
せることで前記両者の鉄心板のW字状切欠部の異なった
高さの中央突起部を軸方向に隣接させて積層し、その軸
方向に隣接した異なった高さの中央突起部を夫々溶融
し、積層した鉄心板を一体化するための加熱量と鉄心の
溶融量を抑制することを可能にして加熱されることによ
る鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯正するための作業
を不要にする。
【0100】請求項13の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、外周に交互にW字状
に形成され異なった高さの中央突起部を有したW字状切
欠部を形成した鉄心板を積層する際に、互に隣り合って
積層される前記鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の
打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏返して
積層し、前記両者の鉄心板のW字状切欠部の異なった高
さの中央突起部を軸方向に隣接させ、該中央突起部を溶
融し、積層した鉄心板を一体化するための加熱量と鉄心
の溶融量を抑制することを可能にして加熱されることに
よる鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯正するための作
業を不要にする。
【0101】請求項14の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、異なった高さまたは
大きさの複数の突起部を有し、外周の周方向に沿って等
間隔で配置された切欠部が形成された鉄心板を積層する
際に、前記異なった高さまたは大きさの突起部毎に軸方
向に隣接させて積層して鉄心を構成し、前記突起部毎に
前記軸方向に溶融し、積層した鉄心板を一体化するため
の加熱量と鉄心の溶融量を抑制することを可能にして加
熱されることによる鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯
正するための作業を不要にする。
【0102】請求項15の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、異なった高さまたは
大きさの複数の突起部を有し、外周の周方向に沿って等
間隔で配置された切欠部が形成された鉄心板を積層する
際に、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他
方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程における素材送り方
向を軸として裏返して積層し、前記異なった高さまたは
大きさの突起部を交互に軸方向に隣接させ鉄心を構成
し、前記突起部を鉄心の軸方向に溶融し、積層した鉄心
板を一体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制する
ことを可能にして加熱されることによる鉄心の熱変形を
防止し、熱変形を矯正するための作業を不要にする。
【0103】請求項16の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは
異なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1
の切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間
隔で配置した鉄心板を積層する際に、前記異なった間隔
にて形成された突起部毎に軸方向に隣接させて鉄心を構
成し、前記突起部毎に鉄心の軸方向に溶融し、積層した
鉄心板を一体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制
することを可能にして加熱されることによる鉄心の熱変
形を防止し、熱変形を矯正するための作業を不要にす
る。
【0104】請求項17の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは
異なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1
の切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間
隔で配置した鉄心板を積層する際に、互に隣り合って積
層される前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転させ
ることで前記両者の鉄心板の突起部を近接させて鉄心を
構成し、前記突起部を鉄心の軸方向に溶融し、積層した
鉄心板を一体化するための加熱量と鉄心の溶融量を抑制
することを可能にして加熱されることによる鉄心の熱変
形を防止し、熱変形を矯正するための作業を不要にす
る。
【0105】請求項18の発明における突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法は、夫々他の切欠部とは
異なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1
の切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿って等間
隔で配置した鉄心板を積層する際に、互に隣り合って積
層される前記鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打
ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏返して積
層し、前記異なった間隔にて形成された複数の突起部を
交互に軸方向に近接さて鉄心を構成し、前記突起部を鉄
心の軸方向に溶融し、積層した鉄心板を一体化するため
の加熱量と鉄心の溶融量を抑制することを可能にして加
熱されることによる鉄心の熱変形を防止し、熱変形を矯
正するための作業を不要にする。
【0106】請求項19の発明における突起部を有した
鉄心板のプレス抜き型は、ジグザグ状に移動して供給さ
れる素材に対し、素材の送り方向に沿って外接する第1
の円と第2の円とにおける前記第1の円の周方向に沿っ
た所定位置に設けられた分離孔刃型と溶接孔刃型と、前
記第1の円の中心部に設けられたガイド孔刃型と前記第
2の円の中心に設けられた軸孔抜き刃型と前記第2の円
に沿った円形刃型とにより、まず第1列の前記第1の円
の分離孔と溶接孔とガイド孔と、前記第2の円の軸孔お
よび外周部の打ち抜きが前記第1の円と前記第2の円と
の橋絡部を残して行われ、次の工程では前記素材の移動
を前記打ち抜かれたガイド孔により規制し、第2列の前
記第2の円の分離孔と溶接孔とガイド孔と、前記第2の
円の軸孔および外周部の打ち抜きが前記第1の円と前記
第2の円との橋絡部を残して行われると共に、前記第1
列の第1の円と第2の円との橋絡部の分離切断が行わ
れ、さらに次の工程では前記第2列の第1の円と第2の
円との橋絡部の分離切断が行われると共に、前記第1列
の次の第1の円の分離孔と溶接孔とガイド孔と、前記第
2の円の軸孔および外周部の打ち抜きが前記第1の円と
前記第2の円との橋絡部を残して行われ、これら3つの
工程の繰り返しにより、刃型が2列千鳥状に設けられた
抜き型よりも簡略された刃型配置構成にすることで、刃
型が2列千鳥状に設けられた抜き型に対し同一以上の抜
き効率を実現し、設備費の増大や抜き型の保管場所や管
理に要する手間を削減する。
【0107】請求項20の発明における突起部を有した
鉄心板のプレス抜き型は、素材の送り方向に沿って外接
する前記第1の円と前記第2の円とそれら第1の円と前
記第2の円とに外接する両側の円とに囲まれた抜き残し
素材の所定の位置に打ち抜かれたセンサ孔と、素材幅方
向の円形刃型両側に設けられ、ガイド孔刃型により打ち
抜かれるガイド孔と前記センサ孔との位置に対応して配
置された位置センサにより、素材がジグザグ状に移動し
たときの位置決めを行い、素材をジグザグ状に移動させ
る際の位置決めを正確に行い、打ち抜かれる鉄心板の歩
留りを向上させ、抜型の破損や関連装置の破損を防止す
る。
【0108】請求項21の発明における突起部を有した
鉄心板のプレス抜き型は、円形刃型の構造を分離孔刃型
と溶接孔刃型により打ち抜かれる分離孔と溶接孔とに対
応する刃型部分を切り欠いたものにすることで、抜き型
を簡略化して刃型製作費を抑制する。
【0109】請求項22の発明における突起部を有した
鉄心板のプレス抜き型の傾斜弾性部部材は、円形刃型の
上型の外形刃型ストリッパを外方向へ下向きに傾斜させ
ることで、素材を抜き加工したときの抜き残し素材をプ
レス抜き型から落下させ、プレス抜き型上の素材の移動
を円滑にする。
【0110】請求項23の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置は、素材送出部により送り出される素
材を挟持してジグザグ状に移動させプレス抜き型が装着
されたプレス機への供給を制御し、鉄心をプレス抜きす
るためのプレス抜き型の刃型を千鳥状に配置する必要を
なくすと共に前記プレス抜き型を小型化し、大容量のプ
レス機を不要にし、また前記刃型の構成を単純化して刃
型製作費を抑制する。
【0111】請求項24の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部は、上下2段の素材移動
ローラの内の一方またはその両方に形成された弾性部材
によりなる突起部で、素材を確実に挟持してジグザグ状
に移動させる際のスベリを防止し、正確な素材の移動を
実現する。
【0112】請求項25の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部の素材移動ローラは、該
素材移動ローラの内の一方またはその両方を構成する弾
性部材の硬度より高い硬度の弾性部材で構成された突起
部により、素材を移動させる際の前記素材の保持を確実
に行い、素材を挟持してジグザグ状に移動させる際のス
ベリを防止し、正確な素材の移動を実現する。
【0113】請求項26の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部の素材移動ローラは、該
素材移動ローラの内の一方またはその両方に弾性部材か
らなるV字状の突起条により、素材を移動させる際の前
記素材の保持を確実に行い、素材を挟持してジグザグ状
に移動させる際のスベリを防止し、正確な素材の移動を
実現する。
【0114】請求項27の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部は、素材の端部を挟持お
よび開放し、挟持した状態で前記素材を斜行移動させ、
また前記素材を開放した状態で前記斜行移動方向と逆方
向に戻る往復運動を行い、複雑なプレス抜き型を不要に
して大容量のプレス機を用いる必要をなくし、刃型製作
費を抑制する。
【0115】請求項28の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部は、素材幅方向移動機構
により素材の端部を挟持および開放する素材掴み装置
と、その素材掴み装置を前記素材の長手方向に往復移動
させる素材長手方向移動機構とを前記素材の幅方向に往
復移動させ、ジグザグ状に前記素材をプレス機に供給
し、複雑なプレス抜き型を用いる必要をなくし大容量の
プレス機を用いること不要にすると共に、刃型製作費を
抑制する。
【0116】請求項29の発明における突起部を有した
鉄心板の製造装置の素材移動部は、素材を上下両面から
無限軌道のキャタピラにより挟持し、その挟持して保持
した素材を長手方向に送り出し、前記無限軌道機構のキ
ャタピラを前記素材の幅方向に往復移動させ、ジグザグ
状に前記素材をプレス機に供給し、複雑なプレス抜き型
を用いる必要をなくし大容量のプレス機を用いること不
要にすると共に、刃型製作費を抑制する。
【0117】請求項30の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、素材の幅方向の一方へ前記素材を
移動させる工程を行った後、さらに前記素材の引き出し
方向へ前記素材を送る工程を繰り返し、千鳥状に複数の
刃型を配置する必要をなくし、プレス抜き型の刃型の配
置を簡略化し、単純化したプレス抜き型の使用および素
材から鉄心を無駄なくプレス抜きすることを可能にす
る。
【0118】請求項31の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、素材の幅方向の端部を挟持する挟
持手段を前記素材を引き出した方向へ移動させ、その
後、さらに前記素材の幅方向の一方に前記挟持手段を移
動させ、さらに前記挟持手段を前記素材を引き出した方
向と逆の方向へ前記素材の挟持を開放した状態で移動さ
せた後、前記挟持手段の再挟持を行い、今度は前記挟持
手段を前記素材を引き出した方向へ移動させた後、前記
素材の幅方向の他方に前記挟持手段を移動させることに
よりプレス機への素材のジグザグ状の連続供給を実現
し、千鳥状に複数の刃型を配置する必要をなくし、プレ
ス抜き型の刃型の配置を簡略化し、単純化したプレス抜
き型の使用および素材から鉄心を無駄なくプレス抜きす
ることを可能にする。
【0119】請求項32の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、素材の幅方向の端部を挟持した挟
持手段を、前記素材を引き出した方向へ送り出すと共
に、前記素材の幅方向の一方へ移動させ、さらに前記挟
持手段による前記素材の挟持を開放した状態で前記挟持
手段を前記素材を引き出した方向と逆の方向へ移動させ
た後、前記挟持手段の再挟持を行い、さらに前記挟持手
段を前記素材を前記引き出した方向へさらに送り出すと
共に前記素材の幅方向の他方へ移動させ、さらに前記挟
持手段による前記素材の挟持を開放した状態で前記素材
を引き出した方向と逆の方向へ前記挟持手段を移動させ
た後、前記挟持手段の再挟持を行うことで、プレス機へ
の素材のジグザグ状の連続供給を実現し、千鳥状に複数
の刃型を配置する必要をなくし、プレス抜き型の刃型の
配置を簡略化し、単純化したプレス抜き型の使用および
素材から鉄心を無駄なくプレス抜きすることを可能にす
る。
【0120】請求項33の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、無限軌道機構のキャタピラ部によ
り素材を上下両面から挟持し、前記素材を引き出した方
向と同一の方向へ前記無限軌道機構のキャタピラ部によ
り送りながら前記素材の幅方向へ同時に移動させること
で、素材を確実に挟持して前記素材の正確なジグザグ状
の連続供給を実現すると共に、千鳥状に複数の刃型を配
置する必要をなくし、プレス抜き型の刃型の配置を簡略
化し、単純化したプレス抜き型の使用および素材から鉄
心を無駄なくプレス抜きすることを可能にする。
【0121】請求項34の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、円形鉄心が千鳥形にプレス抜きさ
れる素材の幅を、その素材の側縁部に前記プレス抜きさ
れる円形鉄心の周辺部が所定量重なる幅寸法にし、前記
素材の側縁部において抜き残し素材が橋絡部として残存
してプレス抜型の刃型間に入り込み、前記刃型を破損す
るなどの悪影響および打ち抜かれる鉄心の品質におよぼ
す悪影響を防止し、打ち抜かれた鉄心の歩留りを向上さ
せる。
【0122】請求項35の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、素材の両側縁部に連接すると共に
前記素材の幅方向で互に外接する一対の円形鉄心の前記
素材の送り方向の連接ピッチを、前記円形鉄心板の外形
より所定量小さくした値にすると共に、前記素材の送り
方向と直交する切断面で前記一対の円形鉄心を切断分離
することで、前記素材の側縁部において抜き残し素材が
橋絡部として残存してプレス抜き型の刃型間に入り込
み、前記刃型を破損するなどの悪影響および打ち抜かれ
る鉄心の品質におよぼす悪影響を防止し、打ち抜かれた
鉄心の歩留りを向上させる。
【0123】請求項36の発明における突起部を有した
鉄心板の製造方法は、素材の送り方向で互に外接し連接
する円形鉄心の外周部に形成する複数の溝部の内で、前
記円形鉄心が互に外接して連接する連接部近傍の互に近
接する溝部の夫々を異なったプレス抜き工程において別
々に抜き加工することで、刃型が複雑になるのを防止し
プレス抜き型の刃型の強度を増すと共に、さらに鉄心の
周囲に溝部を形成する際の自由度を増すことを可能にす
る。
【0124】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この実施例1の突起部を有した鉄心板か
らなる鉄心における鉄心板を示す平面図である。図にお
いて1は回転電機の固定子鉄心、2は円形の鉄心板から
図示していないノッチングプレスにより固定子溝2aが
形成された回転電機の固定子鉄心板であり、プレス抜き
される際にその外周部に周方向に沿って中央突起部3a
を有するW字状の切欠部3が複数個形成されている。そ
して、この固定子鉄心板2を複数枚積層し、中空円筒状
の固定子鉄心1が構成される。
【0125】回転電機の固定子鉄心として構成するため
には、さらに複数枚積層した固定子鉄心板2を互に一体
的にするため、固定子鉄心1の軸方向に沿って帯状に突
出している固定子鉄心板2の中央突起部3aをガスバー
ナなどにより加熱溶融し、複数枚積層した固定子鉄心板
2を一体化する。中央突起部3aは帯状に突出している
ため、この中央突起部3aを局部的に加熱することで中
央突起部3aが部分的に加熱され溶融されることから、
固定子鉄心1の外周部を直接加熱溶融する場合に比べ、
固定子鉄心1全体におよぶ熱量が抑制されて固定子鉄心
1の熱変形が防止でき、固定子鉄心1の矯正作業も不要
または容易となる。
【0126】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図2はこの実施例2の突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心における鉄心板を示す平面図であ
る。図2において図1と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。図において5は丸
棒状の溶接部材である。
【0127】この実施例では、外周に中央突起部3aを
形成した切欠部3を有した固定子鉄心板2を複数枚積層
し所定長さの固定子鉄心1を形成する。次に、切欠部3
の凹部に固定子鉄心1の軸方向に沿って溶接部材5を当
接させ、中央突起部3aをガスバーナなどにより溶融す
ると共に、この溶融により溶接部材5を固定子鉄心1と
溶着して一体化し、径方向強度を向上させる。なお、こ
の場合の溶接部材5は固定子鉄心1の外形より突出しな
いように構成する。
【0128】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
について説明する。図3はこの実施例3の突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心における鉄心板を示す平面図であ
る。図3において図1と同一の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図において6は固定子鉄心板
2の外周に形成されM字状に2個の鋭角の突起部7を有
する切欠部である。
【0129】この実施例では、複数枚積層した固定子鉄
心板2を互に一体的にするため、固定子鉄心1の軸方向
に沿って帯状に突出している固定子鉄心板2の切欠部6
の2つの突起部7をガスバーナなどにより加熱溶融し、
複数枚積層した固定子鉄心板2を一体化する。この場
合、固定子鉄心1の軸方向に沿って2本帯状に突出して
いる突起部7を溶融して固定子鉄心1を一体化するの
で、一体化された固定子鉄心1の径方向強度が向上す
る。
【0130】実施例4.以下、この発明の実施例4を図
について説明する。図4はこの実施例4の突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心における鉄心板を示す平面図であ
る。図4において図3と同一の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図において8は丸キーとして
用いられる丸棒(丸キー部材)である。
【0131】この実施例では、外周に2つの突起部7を
形成した切欠部6を有した固定子鉄心板2を複数枚積層
し所定長さの固定子鉄心1を形成する。次に、切欠部6
の2つの突起部7間の凹部に固定子鉄心1の軸方向に沿
って丸棒8を当接させ、突起部7をガスバーナなどによ
り溶融すると共に、この溶融により丸棒8を固定子鉄心
1と溶着して一体化する。この場合の丸棒8は固定子鉄
心1の外形より突出しており、回転電機の外枠へ固定子
鉄心1を取り付ける際にキーとして機能し、回転電機の
外枠へ固定子鉄心1を確実に固定して取り付けることが
可能となる。
【0132】実施例5.以下、この発明の実施例5を図
について説明する。図5はこの実施例5の突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心における鉄心板を示す平面図、図
6はこの実施例5の鉄心の製造方法における鉄心板が積
層されて構成される鉄心を示す説明図である。図5と図
6において図1と同一の部分については同一の符号を付
し説明を省略する。
【0133】この実施例では、W字状の切欠部3は固定
子鉄心板2の周方向に沿って不等間隔に設けられてい
る。この不等間隔に設けられた切欠部3は、垂直中心線
から時計回り方向のa,cの位置と、水平中心線から反
時計方向のb,dの位置に夫々所定角ずれた位置に設け
られている。
【0134】この固定子鉄心板2を積層して固定子鉄心
1を構成する場合には、まずこの固定子鉄心板2をその
ままの状態で積層するA手順と、次に固定子鉄心板2を
時計回りに90°回転させて積層B手順を交互に繰り返
し、図6の(a),(b)に示すように切欠部3の中央
突起部3aがM字状に2個の近接した突起部になるよう
に固定子鉄心板2を複数枚積層する工程と、積層後に前
記M字状の近接した2個の突起部3aを固定子鉄心1の
軸方向に加熱溶融する工程により、複数枚積層された固
定子鉄心板を一体化し固定子鉄心1を構成する。
【0135】実施例6.以下、この発明の実施例6を図
について説明する。図7はこの実施例6の突起部を有し
た鉄心板からなる鉄心の製造方法により積層される鉄心
板を示す平面図である。図7において図1と同一の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。
【0136】この実施例でも、切欠部3は固定子鉄心板
2の周方向に沿って前記実施例5において説明したよう
に不等間隔に設けられている。しかしながらこの実施例
では前記実施例5において説明したB手順に代えて固定
子鉄心板2を打ち抜く際の素材送り方向を軸として裏返
して積層する手順を用いる。図7の(a)はこのように
して積層された固定子鉄心板2の切欠部3の互いの位置
を示しており、垂直中心線と水平中心線が周縁部と交差
する位置において時計回り方向および反時計回り方向に
所定角度ずれて切欠部3の中央突起部3aがM字状に2
個の近接した突起部になるように固定子鉄心板2を複数
枚積層する。そして、積層後に前記M字状の近接した2
個の突起部3aを固定子鉄心1の軸方向に加熱溶融する
工程により、複数枚積層された固定子鉄心板2を一体化
し固定子鉄心1を構成する。
【0137】図7の(c)は、このようにして積層され
一体化された固定子鉄心1の断面を示す説明図であり、
固定子鉄心板2を打ち抜く素材の厚さが素材送り方向を
軸として均一ではないことから打ち抜かれた固定子鉄心
板2も素材送り方向を軸として一方の側が厚くまた他方
の側が薄くなる場合があり、このような固定子鉄心板2
においては図7の(c)のように薄くなっている側と厚
くなっている側とが交互に隣り合うように積層すること
で、固定子鉄心板2が積層されて構成された固定子鉄心
1に発生する曲りを防止できる。
【0138】実施例7.以下、この発明の実施例7を図
について説明する。図8は、この実施例7の突起部を有
した鉄心板からなる鉄心の製造方法における鉄心板を示
す平面図である。図7において図1と同一の部分につい
ては同一の符号を付し説明を省略する。図において10
は固定子鉄心板2の周方向に形成された矩形状切欠部で
あり、W字状の切欠部3と交互に等間隔で固定子鉄心板
2の周縁部に形成されている。
【0139】この実施例では、固定子鉄心板2を積層す
ることで所定の長さの固定子鉄心1を構成し、前記切欠
部3の中央突起部3aと矩形状切欠部10の底部を夫々
固定子鉄心1の軸方向に加熱溶融することで固定子鉄心
板2が一体化された固定子鉄心1を構成する。
【0140】実施例8.以下、この発明の実施例8を図
について説明する。図9は、この実施例8の突起部を有
した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心を示す平
面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図である。図
9において図1および図8と同一の部分については同一
の符号を付し説明を省略する。
【0141】この実施例の回転電機の固定子鉄心は、外
周に沿って中央突起部3aを有したW字状の切欠部3と
矩形状切欠部10とが交互に等間隔で設けられた固定子
鉄心板11をそのままの状態で積層する手順と、前記固
定子鉄心板11を時計回りの方向に90°回転させて積
層する手順とからなり、これら手順を交互に繰り返して
固定子鉄心板11を積層し、矩形状切欠部10とW字状
の切欠部3とを固定子鉄心の軸方向に交互に積層し、固
定子鉄心板2を1枚毎に固定子鉄心1の軸方向に突出す
る切欠部3を溶融することで矩形状切欠部10の低部を
覆い、積層した固定子鉄心板11を一体化して固定子鉄
心1を構成する。
【0142】実施例9.以下、この発明の実施例9を図
について説明する。図10は、この実施例の突起部を有
した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心を示す平
面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図である。図
10において図1および図8と同一の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。
【0143】この実施例では、固定子鉄心板11をその
ままの状態で積層する手順と、固定子鉄心板11を打ち
抜く際の素材送り方向を軸として裏返して積層する手順
を用いる。そして、これら手順を交互に繰り返して固定
子鉄心板11を積層し、矩形状切欠部10とW字状の切
欠部3とを固定子鉄心の軸方向に交互に積層し、固定子
鉄心板1枚毎に固定子鉄心の軸方向に突出する切欠部3
の中央突起部3aを溶融することで矩形状切欠部10の
低部を覆い、積層した固定子鉄心板11を一体化して固
定子鉄心1を構成する。
【0144】実施例10.以下、この発明の実施例10
を図について説明する。図11は、この実施例10の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図である。図において12は固定子鉄心板1
4の周方向に形成された高い中央突起部12aを有した
W字状の第1の切欠部、13は同様に固定子鉄心板14
の周方向に形成された低い中央突起部13aを有したW
字状の第2の切欠部であり、これら第1の切欠部12と
第2の切欠部13とは等間隔で交互に固定子鉄心板14
の周縁部に形成されている。
【0145】この実施例では、固定子鉄心板14を積層
することで所定の長さの固定子鉄心1を構成し、前記第
1の切欠部12の高い中央突起部12aと第2の切欠部
13の低い中央突起部13aを固定子鉄心1の軸方向に
加熱溶融することで固定子鉄心板14が一体化し固定子
鉄心1を構成する。
【0146】実施例11.以下、この発明の実施例11
を図について説明する。図12は、この実施例11の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図12において図11と同一の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。
【0147】この実施例の固定子鉄心1は、外周に沿っ
て高い中央突起部12aを有したW字状の第1の切欠部
12と低い中央突起部13aを有したW字状の第2の切
欠部13とが交互に等間隔で設けられた固定子鉄心板1
4をそのままの状態で積層する手順と、前記固定子鉄心
板14を時計回りの方向に90°回転させて積層する手
順とからなり、これら手順を交互に繰り返して固定子鉄
心板14を積層し、第1の切欠部12の高い中央突起部
12aと第2の切欠部13の低い中央突起部13aとを
固定子鉄心1の軸方向に交互に積層し、固定子鉄心板1
枚毎に交互に固定子鉄心の軸方向に突出する高い中央突
起部12aと低い中央突起部13aとを溶融することで
積層した固定子鉄心板14を一体化して固定子鉄心1を
構成する。
【0148】実施例12.以下、この発明の実施例12
を図について説明する。図13は、この実施例12の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図13において図11と同一の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。
【0149】この実施例では、固定子鉄心板14をその
ままの状態で積層する手順と、固定子鉄心板14を打ち
抜く際の素材送り方向を軸として裏返して積層する手順
を用いる。そして、これら手順を交互に繰り返して固定
子鉄心板14を積層し、第1の切欠部12と第2の切欠
部13とを固定子鉄心の軸方向に交互に積層し、固定子
鉄心板14を1枚毎に固定子鉄心1の軸方向に突出する
高い中央突起部12aと低い中央突起部13aとを溶融
することで、積層した固定子鉄心板14を一体化して固
定子鉄心を構成する。
【0150】実施例13.以下、この発明の実施例13
を図について説明する。図14は、この実施例13の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図14において16は固定子鉄心板15の周方向
に等間隔に形成された切欠部であり、小突起部16aと
大突起部16bとを有している。
【0151】この実施例では、小突起部16aと大突起
部16bとを有した切欠部16が形成された固定子鉄心
板15を積層し所定の長さの固定子鉄心1を構成した
後、この固定子鉄心1の軸方向に夫々帯状に連なる小突
起部16aと大突起部16bとを加熱溶融し、積層した
固定子鉄心板15相互を一体的に固定して固定子鉄心1
を構成する。
【0152】実施例14.以下、この発明の実施例14
を図について説明する。図15は、この実施例14の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図15において図14と同一の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。
【0153】この実施例では、小突起部16aと大突起
部16bとを有した切欠部16が形成された固定子鉄心
板15をそのままの状態で積層する手順と、固定子鉄心
板15を打ち抜く際の素材送り方向を軸として裏返して
積層する手順を用いる。そして、これら手順を交互に繰
り返して固定子鉄心板15を積層し、切欠部16の小突
起部16aと大突起部16bとを固定子鉄心の軸方向に
交互に積層し、固定子鉄心板15を1枚毎に固定子鉄心
1の軸方向に連なる小突起部16aと大突起部16bと
を溶融することで、積層した固定子鉄心板15を一体化
して固定子鉄心を構成する。
【0154】実施例15.以下、この発明の実施例15
を図について説明する。図16は、この実施例15の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図16において18,19は固定子鉄心板15の
周方向に交互に等間隔に形成された第1の切欠部と第2
の切欠部であり、第1の切欠部18は第2の切欠部19
が有する2つの突起部19aより狭い間隔を有した突起
部18aが形成されている。
【0155】この実施例では、第1の切欠部18と第2
の切欠部19とが形成された固定子鉄心板17を積層し
所定の長さの固定子鉄心1を構成した後、この固定子鉄
心1の軸方向に夫々帯状に連なる突起部18aと突起部
19aとを夫々加熱溶融し、積層した固定子鉄心板17
相互を一体的に固定して固定子鉄心1を構成する。
【0156】実施例16.以下、この発明の実施例16
を図について説明する。図17は、この実施例16の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図17において図16と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
【0157】この実施例の固定子鉄心1は、外周に沿っ
て等間隔で交互に第1の切欠部18と第2の切欠部19
と突起部18a,19aとが形成された固定子鉄心板1
7をそのままの状態で積層する手順と、前記固定子鉄心
板17を時計回りの方向に90°回転させて積層する手
順とからなり、これら手順を交互に繰り返して固定子鉄
心板17を積層し、第1の切欠部18の突起部18aと
第2の切欠部19の突起部19aとを固定子鉄心1の軸
方向に交互に積層し、固定子鉄心板17を1枚毎に交互
に固定子鉄心1の軸方向に突出する突起部18aと突起
部19aとを溶融することで積層した固定子鉄心板17
を一体化して固定子鉄心1を構成する。
【0158】実施例17.以下、この発明の実施例17
を図について説明する。図18は、この実施例17の突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法による鉄心
を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大図で
ある。図18において図16と同一の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。
【0159】この実施例では、突起部18aを有した第
1の切欠部18と突起部19aを有した第2の切欠部1
9とが形成された固定子鉄心板17をそのままの状態で
積層する手順と、固定子鉄心板17を打ち抜く際の素材
送り方向を軸として裏返して積層する手順を用いる。そ
して、これら手順を交互に繰り返して固定子鉄心板17
を積層し、第1の切欠部18の突起部18aと第2の切
欠部19の突起部19aとを固定子鉄心1の軸方向に交
互に積層し、固定子鉄心板17を1枚毎に固定子鉄心1
の軸方向に連なる突起部18aと突起部19aとを溶融
することで、積層した固定子鉄心板17を一体化して固
定子鉄心1を構成する。
【0160】実施例18.以下、この発明の実施例18
を図について説明する。図19はこの実施例18の突起
部を有した鉄心板のプレス抜き型を装着したプレス機を
示す正面図、図20はプレス抜き型の刃型の配置構成を
示す部分構成図である。図19において21はプレス機
のプレス機構部、22は素材、23aは順送り抜き型の
上型、23bは順送り抜き型の下型、24は上型23a
と下型23bとからなる順送り抜き型を示している。ま
た図20に示すプレス抜き型の刃型の配置構成によれ
ば、素材22の送り方向に沿って第1の円30と第2の
円31とが外接して設けられており、また第1の円30
の周方向に沿って所定位置に分離孔30aと接続孔30
bと、さらに中心部にガイド孔30cを打ち抜くための
刃型が配設され、また第2の円31の円周上に素材22
の送り方向と逆方向に欠円部31bを構成し、固定子鉄
心板の外形となる切欠円形部31aとその中心部に軸孔
31cを打ち抜くための刃型が配設され、また第1の円
30と第2の円31との外接部の両側の素材幅方向の所
定位置にガイドピン32a,32bが上型23aに設け
られている。33a,33bは切断刃型であり、切欠円
形部31aの刃型の両側外方の第2の円31の中心部素
材幅方向に夫々設けられている。
【0161】順送り抜き型24は、これら各形状に形成
された刃型などを一対のプラス型とマイナス型とにより
構成すると共に両者の型が所定のギャップを有して嵌合
するように上型23aと下型23bに設け、素材22を
プレス抜きするように構成したものである。
【0162】次に動作について説明する。プレス機構部
21内に装着された順送り抜き型24は、上型23aが
図示していないラムに固定され、下型23bは図示して
いないベットに固着される。そして、プレス機構部21
の稼働毎に抜き動作が行われ、素材22が図示していな
い素材送り装置によりジグザグ状に供給される。このと
き素材22の一方の辺の側に打ち抜かれた孔の内のガイ
ド孔30cが同側に設けられたガイドピン32bまで移
動して嵌合し位置決めが行われ、同側に欠円部31bで
連接された素材22を同側に設けられた切断刃型33b
により切断し、円形鉄心板34が形成され抜き落とされ
る。また、このとき素材22の他方の辺の側でも前記抜
き動作により抜き加工が行われる。
【0163】次に、前記他方の辺の側のガイド孔30c
が同側に設けられたガイドピン32aまで移動して嵌合
し位置決めが行われ、同側に欠円部31bで連接された
素材22を同側に設けられた切断刃型33aにより切断
し、円形鉄心板34が形成され抜き落とされる。また、
このとき素材22の他方の辺の側でも前記抜き動作によ
り抜き加工が行われる。
【0164】このようにして抜き加工されたされた円形
鉄心板34は、図示しないノッチングプレスに装着され
た安価な溝抜き型により、まず所定の固定子溝を打ち抜
きながら固定子内径を形成し、次に別のノッチングプレ
スにより所定の回転子溝を打ち抜きながら回転子外形を
形成する。
【0165】以上のように、順送り抜き型24は送り方
向に連接した第1の円30と第2の円31とを同時に打
ち抜くように構成したので、素材22からは2送りピッ
チつまり、固定子外形の2倍の送り長さにより円形鉄心
板34を打ち抜くので、刃型の配置構成などの構造が単
純化して小型化が実現できる。
【0166】実施例19.以下、この発明の実施例19
を図について説明する。図21はこの実施例19の突起
部を有した鉄心板のプレス抜き型により固定子鉄心1が
打ち抜かれる素材と、前記プレス抜き型の刃型の配置構
成を示す部分構成図である。図22は、素材22に打ち
抜かれて形成されたセンサ孔と位置センサとの関係を示
す断面図である。図21と図22において図20と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略する。図において36は素材22の送り方向に沿って
外接する第1の円30と第2の円31とそれら第1の円
30と第2の円31とに外接する両側の円とに囲まれた
抜き残し素材の所定の位置に形成された位置決め用のセ
ンサ孔である。37と38は素材22の位置決め用の位
置センサであり、位置センサ37は素材22がジグザグ
状に供給される際の素材22の正常な停止位置で素材2
2のガイド孔30cと対面するように下型に設置されて
いる。また位置センサ38は素材22がジグザグ状に供
給される際の素材22の正常な停止位置で素材22のセ
ンサ孔36と対面するように下型に設置されている。
【0167】次にこのプレス抜き型により固定子鉄心が
打ち抜かれる過程について説明すると、まず一方の辺の
側にガイド孔30cとセンサ孔36とが形成された素材
22が図示していない素材送り装置により次のステップ
に送られて停止する。このときガイド孔30cとセンサ
孔36とに対面する下型には位置センサ37,38とが
設けられており、これらガイド孔30cとセンサ孔36
とを検知する。検知したガイド孔30cとセンサ孔36
との位置が正常であれば素材22は正しく送られたと判
断されて抜き作業が行われる。この抜き作業により、他
方の辺の側にセンサ孔36とガイド孔30cとが形成さ
れた素材22は素材送り装置により次のステップに送ら
れ、今度は素材22の前記他方の辺の側に形成されたセ
ンサ孔36とガイド孔30cとが位置センサ37,38
により検知され、これらセンサ孔36とガイド孔30c
とが正常な位置にあると判断されたときにはガイドピン
32aがガイド孔30cに挿入されて抜き作業が行われ
る。
【0168】このような過程において、素材22の移動
誤差が生じると位置センサ37,38のいずれかがセン
サ孔36,ガイド孔30cの位置ずれを検知して抜き作
業を停止させ、素材22および装置やプレス抜き型の損
傷を防止する。このように位置センサ37,38を設け
ることで素材22の送りピッチや送り方向の横ずれなど
が検出され事故を未然に防止する。
【0169】実施例20.以下、この発明の実施例20
を図について説明する。図23はこの実施例20の突起
部を有した鉄心板のプレス抜き型の刃型の配置構成を示
す部分構成図である。図23において図20と同一の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。図にお
いて39は第2の円31上に設けられた欠円部40,4
1を有する欠円刃型であり、第1の円30上に設けられ
る分離孔19aと接続孔19bに対応する位置の刃部が
省略された構造になっている。これは、第1の円30上
で分離孔19aと接続孔19bとがすでに打ち抜かれて
いるからであり、これら分離孔19aや接続孔19bな
どの間を橋絡する部分を打ち抜く円形刃型が設けられて
いれば円形鉄心板34の抜き作業には支障はない。
【0170】この結果、高価な刃型材料が節約できると
共に、刃型の製作費を削減できることになり、また円形
鉄心板の外周に溶接溝などの切欠部がある場合には刃型
材料の節約や刃型の製作費の削減にさらに効果がある。
【0171】実施例21.以下、この発明の実施例21
を図について説明する。図24はこの実施例21の突起
部を有した鉄心板のプレス抜き型による素材打ち抜きの
状態を示す断面図である。図において42は上型23a
に設けられた板状の外形刃型ストリッパであり、上型2
3a本体にたとえばゴム部材などの傾斜弾性部材43を
介してボルトなどの係止部材42aにより、外周方向に
下向きに傾斜角を有して装着されている。
【0172】次に、この外形刃型ストリッパの動作につ
いて説明する。プレス機が稼働してラムに装着された上
型23aが下降し、下型23bと嵌合して素材22に所
定の抜き作業を行う。この際、外形刃型ストリッパ42
は下型23b上に円形鉄心が打ち抜かれる素材22の周
辺部を下型23b上に押圧し、抜き作業が終了し上型2
3aが上昇する際に圧縮されていた傾斜弾性部材43が
復元力により外形刃型ストリッパ42の一方の側を下向
きに傾斜させ、下型23b上に切断されて残っている抜
き残し素材を下型23b上から下方に落下させ、素材2
2の次の工程への送りを円滑に支障なく行う。
【0173】実施例22.以下、この発明の実施例22
を図について説明する。図25はこの実施例22の突起
部を有した鉄心板の製造装置の全体の構成を示す全体配
置構成図である。図26は図25に示したプレス抜き装
置の平面図、図27はこのプレス抜き装置により打ち抜
かれる素材22の抜き加工の状態を示す説明図である。
図25において図19と同一の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図25において素材22はた
とえば0.5mm厚の所定の幅を有した薄板であり、コ
イル状に巻き回された状態でアンコイラー52に回動容
易に保持されている。53は素材送出部であり、素材2
2を上下2段のローラ構成で挟持して、図26に示すよ
うにモータ53bにより必要量送り出すピンチローラ5
3aを有している。54aは受光部と投光部とからな
り、送り出される素材22の巻きぐせを修正すると共に
素材22の送り出しを容易にする送出し素材調整部54
の素材位置検知装置である。55は素材22を支持して
送り方向および幅方向の移動を容易にする支持ローラ
(素材支持部)である。56は素材22の素材移動部で
あり、素材22を上下2段のローラ(素材移動ローラ)
57により挟持し、ローラ57により素材22を長さ方
向に送り出すと共に、幅方向移動装置58により図26
に示すモータ(制御手段)57aで前記上下2段のロー
ラ57を素材22の幅方向に移動制御し、素材22を千
鳥状にジグザグにプレス抜き型が装着されたプレス機に
供給する。59は素材22から打ち抜かれた円形鉄心3
4を取り出しすローラコンベアーなどの搬出装置であ
る。
【0174】次に動作について説明する。コイル状に巻
き回されてアンコイラー52に保持された素材22は、
素材送出部53のピンチローラ53aにより挟持されて
必要量が送り出され、ピンチローラ53aと支持ローラ
55との間で下方に所定長さ垂下し、素材位置検知装置
54aにより垂下上限と下限位置とが検知されることで
指令されるピンチローラ53の回転,停止動作により、
常に送りが支障なく円滑に行われるように制御される。
素材移動部56のローラ57により挟持された素材22
は、プレス機に装着されたプレス抜き型に供給され、ラ
ムの下降により抜き加工される。
【0175】この場合、プレス機の稼働毎にローラ57
が素材22を所定長さ送り出し、幅方向移動装置58が
素材幅方向の一方の辺の側および他方の辺の側へ交互に
素材22を移動させる。これにより素材22は千鳥状に
ジグザグに送られ、図27に示すように円形鉄心板34
が千鳥状の位置で打ち抜かれ、切断された円形鉄心板3
4は搬出装置59によりプレス機外に搬出され保管され
る。この実施例では、搬出装置59は磁性を帯びたロー
ラが複数並設されたローラコンベアであり、円形鉄心板
34はローラの磁性により吸着されて搬出される。
【0176】このように、素材22は千鳥状に送られて
3工程,2送りピッチにより打ち抜かれるので、長さが
従来より短いプレス抜き型を使用できる。
【0177】実施例23.以下、この発明の実施例23
を図について説明する。図28は、この実施例23の突
起部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部のローラを
示す断面図である。図28において図25と同一の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。図におい
て61は素材移動部56の上段のローラ(素材移動ロー
ラ)、61aはローラ61表面に形成された突起部であ
り、共に弾性部材により構成されている。下段のローラ
57はスチール製のローラである。
【0178】この素材移動部56では、素材22を上下
2段のローラ61,57により挟持して、図示していな
い回動装置で回転させ素材22を送り出す。この際、上
段のローラ61は素材22を挟持する際の押圧力により
圧縮弾性変形して素材22の表面と均一に面接触するこ
とで、素材幅方向の蛇行送りを防止する。
【0179】実施例24.以下、この発明の実施例24
を図について説明する。図29は、この実施例24の突
起部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部のローラを
示す断面図である。図29において図25と同一の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。図におい
て71は素材移動部56の上段のローラ(素材移動ロー
ラ)、72はローラ71表面に設けられた突起部であり
共に弾性部材により構成されているが、突起部72の硬
度はローラ71を構成する弾性部材の硬度より大きい。
【0180】この実施例では、ローラ71とローラ57
とが素材22を挟持したときに、ローラ71の突起部7
2はローラ71を構成する弾性部材に押し込まれて、そ
の圧縮力により突起部72はさらに強く素材22を保持
することになる。
【0181】実施例25.以下、この発明の実施例25
を図について説明する。図30はこの実施例25の突起
部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部のローラを示
す平面図、図31は素材移動部のローラの断面図であ
る。図30と図31において74と75はスチール製の
ローラ、76はスチール製のローラ74,75の表面に
形成されたV字状の溝77に埋め込まれ、その先端が突
出した弾性部材からなる突起条である。
【0182】これら突起条76はローラ74,75が当
接して回転する際に互に相対するようになっており、ロ
ーラ74,75が素材22を挟持して送り出す際に突起
条76の圧縮力で強く保持するため、確実な素材送りが
実現する。
【0183】実施例26.以下、この発明の実施例26
を図について説明する。図32は、この実施例26の突
起部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部の構成を示
す平面図である。図において81は素材22を挟持する
素材掴み装置(挟持手段)、82は取り付けられた素材
掴み装置81を斜行させる移動テーブル、83は移動テ
ーブル82を素材22の長さ方向に移動させるシリンダ
(往復運動機構)、84は移動テーブル82を素材22
の幅方向に移動させるシリンダ(往復運動機構)であ
り、シリンダ83とシリンダ84とは同時に動作するこ
とで、移動テーブル82を斜めに移動させることのでき
る構成である。このため、図示していないがシリンダ8
3を素材22の幅方向にスライド可能にする機構とシリ
ンダ84を素材22の長さ方向にスライド可能にする機
構、あるいはシリンダ83,84自体を軸支して移動テ
ーブル82の斜行に追従して回動する機構などが設けら
れる。
【0184】実施例27.以下、この発明の実施例27
を図について説明する。図33は、この実施例27の突
起部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部の構成を示
す平面図、図34は素材掴み装置の構成を示す断面図で
ある。これらの図において86は素材掴み装置81を動
作させて素材22の挟持/非挟持を行うためのシリン
ダ、87は移動テーブル82を素材22の幅方向に往復
移動させるシリンダ(素材幅方向移動機構)、88は素
材掴み装置81を同時に素材22の長手方向に往復移動
させるシリンダ(素材長手方向移動機構)である。
【0185】この実施例では、素材22の幅方向の端部
を素材掴み装置81により挟持して、シリンダ88を動
作させ素材掴み装置81を素材22の送り方向である長
手方向に移動させ、シリンダ87を動作させて移動テー
ブル82を素材22の幅方向に移動させ、素材22の送
り方向である長手方向への移動後、今度は幅方向へ移動
させることにより、長手方向への移動と幅方向への移動
とを別々に行い、素材22をジグザグ移動させる。
【0186】実施例28.以下、この発明の実施例28
を図について説明する。図35は、この実施例28の突
起部を有した鉄心板の製造装置の素材移動部の構成を示
す平面図、図36はその側面図である。図35と図36
において図33と同一の部分については同一の符号を付
し説明を省略する。これらの図において91は無限軌道
機構であり、素材22を挟持するように上下2段で素材
送り方向に沿って移動テーブル82上に取り付けられて
いる。92は無限軌道機構91の弾性部材により構成さ
れた歯付ベルトなどによりなるキャタピラ、93は無限
軌道機構91のキャタピラ駆動歯車である。
【0187】この実施例では、素材22の幅方向両端部
を無限軌道機構91のキャタピラ92により上下から挟
持し、素材22を送り方向へ送り出す。またシリンダ
(素材幅方向移動機構)87を動作させて素材22の幅
方向への移動を行い、素材22をジグザグ状に移動送り
する。従って、素材22との接触面積が大きく確実な移
動を行うことが可能になる。
【0188】実施例29.以下、この発明の実施例29
を図について説明する。図37はこの実施例29の突起
部を有した鉄心板の製造方法の構成を示す工程図であ
る。この実施例の突起部を有した鉄心板の製造方法で
は、コイル状に巻き回された素材22をアンコイラ52
により保持する保持工程と、素材22を引き出してピン
チローラ53aにより挟持し送り出す送り出し工程と、
送り出された素材22の垂下位置を素材位置検知装置5
4aにより検知してピンチローラ53aを制御する素材
位置検知工程と、素材22の長手方向の送りと幅方向の
移動とを容易にするために支持ローラ55により支持す
る支持工程と、幅方向素材移動装置58により素材22
を素材の幅方向の一方に移動させる第1の移動工程と、
ローラ57により素材22を挟持して送り方向に所定量
素材22を送り出す第1の素材送り工程と、プレス機に
より素材22を抜き加工する抜き工程と、幅方向素材移
動装置58により素材22の幅方向の他方に素材を移動
させる第2の移動工程と、ローラ57により素材22を
挟持して送り方向に所定量素材22を送り出す第2の素
材送り工程と、プレス機の稼働により素材22を抜き加
工する抜き工程と、この抜き工程で成型された円形鉄心
板を搬出装置59により取り出す搬出工程とからなり、
これら一連の工程を繰り返す。
【0189】図38は、図37に示した一連の工程によ
り素材が抜き加工される各過程における素材の状態を示
す加工説明図であり、斜線で示す部分はプレス機の稼働
により素材22から抜き落とされる円形鉄心板を示す。
【0190】以上のように、この実施例の鉄心のプレス
抜き方法によれば、素材送り方向の素材送りピッチが円
形鉄心板の外径の1/2となると共に、円形鉄心板を打
ち抜くための抜き型が小型化される。
【0191】実施例30.以下、この発明の実施例30
を図について説明する。図39はこの実施例30の突起
部を有した鉄心板の製造方法の構成を示す工程図であ
る。この実施例の突起部を有した鉄心板の製造方法で
は、素材22の幅方向の端部を素材掴み装置81により
挟持して保持する保持工程と、この状態で素材22を素
材送り方向である素材長手方向に移動させた後、素材幅
の一方の方向に移動させる第1の移動工程と、素材掴み
装置81による素材22の挟持を開放した状態で素材送
り方向と逆の方向の復帰位置に移動させた後、素材22
を再度挟持する復帰工程と、素材22を再度挟持した状
態で素材送り方向に移動させた後、さらに素材幅の他方
の方向に移動させる第2の移動工程とからなり、第1の
移動工程とそれに続く復帰工程と、第2の移動工程とそ
れに続く復帰工程とを繰り返し、素材22をジグザグ送
りし、第1の移動工程と第2の移動工程との夫々の終了
時にプレス機による抜き作業を行うものである。
【0192】実施例31.以下、この発明の実施例31
を図について説明する。図40はこの実施例31の突起
部を有した鉄心板の製造方法の構成を示す工程図であ
る。この実施例の突起部を有した鉄心板の製造方法で
は、素材22の幅方向の端部を素材掴み装置81により
挟持して保持する保持工程と、この状態で素材22を素
材送り方向である素材長手方向に移動させながら素材幅
の一方の方向に移動させる第1の斜行工程と、素材掴み
装置81による素材22の挟持を開放した状態で素材送
り方向と逆の方向の復帰位置に移動させた後、素材22
を再度挟持する復帰工程と、素材22を再度挟持した状
態で素材送り方向に移動させながら素材幅の他方の方向
に移動させる第2の斜行工程とからなり、素材22を斜
行移動させる第1の斜行工程,第2の斜行工程とそれに
続く復帰工程とを繰り返し、素材22をジグザグ送り
し、第1の斜行工程と第2の斜行工程との夫々の終了時
にプレス機による抜き作業を行うものである。
【0193】実施例32.以下、この発明の実施例32
を図について説明する。図41はこの実施例32の突起
部を有した鉄心板の製造方法の構成を示す工程図であ
る。この実施例の突起部を有した鉄心板の製造方法で
は、無限軌道機構91のキャタピラ92により素材22
の上下両面の端部付近を挟持する保持工程と、無限軌道
機構91のキャタピラ92により挟持した素材22を素
材22の長手方向である素材送り方向に送りながら無限
軌道機構91全体を素材幅の一方の方向に移動し停止す
る第1の斜行工程と、次に無限軌道機構91のキャタピ
ラ92により挟持した素材22を素材送り方向にさらに
送りながら無限軌道機構91全体を素材幅の他方に移動
し停止する第2の斜行工程とからなり、第1の斜行工程
と第2の斜行工程の終了時にプレス抜き作業を行う。
【0194】実施例33.以下、この発明の実施例33
を図について説明する。図42はこの実施例33の突起
部を有した鉄心板の製造方法の説明図である。この実施
例の突起部を有した鉄心板の製造方法では、素材22の
送り方向に沿って連接して互いに外接するA列の円形鉄
心板の外周の一部、および、素材22の送り方向に沿っ
て互に連接し前記A列の円形鉄心板に外接するB列の円
形鉄心板の外周の一部が、素材22の幅方向の縁部と交
差することで欠円部を有するように設定された幅の素材
22から円形鉄心板34を打ち抜く。そして、この欠円
部の寸法は、素材22の板圧とほぼ同程度(たとえば
0.5mm)とし、円形鉄心板34の外径を抜き加工す
る際に素材22の送り方向の蛇行により素材22の縁部
において生ずる縁棧の発生を防止する。また、前記欠円
部寸法を3mm〜5mmとすることで幅のより狭い素材
を用いることが可能となり、材料費の節約が実現し、ま
た極数の少ない回転電機においては磁界発生に悪影響を
及ぼすことがない。
【0195】実施例34.以下、この発明の実施例34
を図について説明する。図43はこの実施例34の突起
部を有した鉄心板の製造方法の説明図である。この実施
例の突起部を有した鉄心板の製造方法では、素材22の
送り方向に沿って連接するA列の円形鉄心板の連接ピッ
チ、つまり素材22の送りピッチがその円形鉄心板の外
径に対し小さくなるようにする。この場合、円形鉄心板
の外径をDmmとするとその連接ピッチは(D−1)m
mであり、また素材22の送り方向に沿って互に連接し
前記A列の円形鉄心板に外接するB列の円形鉄心板にお
ける連接ピッチも同様に(D−1)mmにする。そし
て、A列とB列の円形鉄心板の送り方向の連接部34a
をたとえば3mm幅の欠円による直線部で形成し、この
連接部34aでの切断面が送り方向に垂直な平面になる
ように切断を行い円形鉄心板を形成する。
【0196】この結果、通常0.3mm以下の素材送り
誤差が生じても連接する円形鉄心板の円形部への切り込
みや送り棧の発生がなくなり、素材の送りおよび切断面
のだれや抜き型の破損がなく抜き作業に支障を与えるこ
とがなくなる。
【0197】実施例35.以下、この発明の実施例35
を図について説明する。図44はこの実施例35の突起
部を有した鉄心板の製造方法を抜きステップ毎に示した
説明図である。図において95は円形鉄心板34の外周
に複数設けられた溝部、95aは送り方向に連接する円
形鉄心板34の連接部近傍に設けられた溝部である。
【0198】円形鉄心板はA列とB列とについて素材か
ら打ち抜かれるが、この実施例ではA列の互に連接する
円形鉄心板について説明する。まず、素材22の第1送
り工程(第1ステップ)で溝部95aが抜き加工され
る。次に第2送り工程(第2ステップ)で円形鉄心板の
所定円周上に溝部95と中心部にガイド孔30cが抜き
加工される。次の第3送り工程(第3ステップ)で円形
鉄心板の欠円外径と軸穴31cが抜き加工され、これに
より外径に溝部95,95aが形成される。次の第4送
り工程では送り方向の連接する円形鉄心板の連接部が切
断される。
【0199】このように連接部近傍に形成される溝部を
それぞれ異なった工程において加工することで刃型の構
造が単純化して、刃型の構成上困難であった連接部近傍
の溝の形成が容易になる。
【0200】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
複数積層された鉄心板の外周に形成した切欠部の突起部
を溶融し、複数積層された鉄心板により一体的に鉄心を
構成したので、溶融する際の加熱による熱変形を防止で
き、熱変形を矯正するための作業を不要にする突起部を
有した鉄心板からなる鉄心が得られる効果がある。
【0201】請求項2の発明によれば、複数積層した鉄
心板の外周に形成した切欠部のW字状に形成され中央突
起部を溶融することで一体的に鉄心を構成したので、溶
融する際の加熱による熱変形を防止でき、熱変形を矯正
するための作業を不要にする突起部を有した鉄心板から
なる鉄心が得られる効果がある。
【0202】請求項3の発明によれば、W字状に形成さ
れ中央突起部を有した切欠部の凹部に軸方向に当接させ
た溶接部材と前記中央突起部とを溶融することで一体的
に鉄心を構成したので、積層して構成されている鉄心の
強度が増加すると共に、溶融する際の加熱による熱変形
を防止でき、さらに熱変形を矯正するための作業を不要
にする突起部を有した鉄心板からなる鉄心が得られる効
果がある。
【0203】請求項4の発明によれば、M字状に形成さ
れ2個の突起部を有した切欠部が外周に形成された鉄心
板を複数積層し、積層された複数の鉄心板の前記切欠部
の突起部を溶融することで一体的に鉄心を構成したの
で、溶融する際の加熱による熱変形を防止でき、熱変形
を矯正するための作業を不要にする突起部を有した鉄心
板からなる鉄心が得られる効果がある。
【0204】請求項5の発明によれば、2個の突起部間
の凹部に丸キー部材を当接させ、切欠部の前記突起部と
前記丸キー部材とを溶融することで一体的に鉄心を構成
したので、外枠などに装着された鉄心のがたつきを防止
するキー部材が不要になり、装着後の固定を容易にする
突起部を有した鉄心板からなる鉄心が得られる効果があ
る。
【0205】請求項6の発明によれば、W字状に形成さ
れ中央突起部を有した切欠部を不等間隔で外周に形成し
た、互に隣り合って積層される鉄心板の一方を他方に対
し90゜回転させ、前記両者の鉄心板の中央突起部を軸
方向に一枚置きに設け、かつ、周方向に近接させてM字
状の突起部を構成し、該M字状の突起部を溶融し、複数
の積層される前記鉄心板により鉄心を一体的に製造する
ように構成したので、積層した鉄心板の加熱量を抑制し
鉄心の熱変形が防止でき、さらに熱変形を矯正するため
の作業が不要になる突起部を有した鉄心板からなる鉄心
の製造方法が得られる効果がある。
【0206】請求項7の発明によれば、鉄心板外周に不
等間隔で形成したW字状に形成され中央突起部を有した
切欠部を、前記鉄心板を互に隣り合わせて積層する際の
一方を他方に対し、前記鉄心板の打ち抜き工程における
素材送り方向を軸として裏返して積層することで構成し
たM字状の突起部を溶融し複数の前記鉄心板により一体
的に構成された鉄心を製造するように構成したので、積
層した鉄心板の加熱量が抑制できて鉄心の熱変形が防止
でき、さらに熱変形を矯正するための作業を不要にで
き、また鉄心板の板厚の違いによる鉄心の形状歪みも抑
制できる突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法
が得られる効果がある。
【0207】請求項8の発明によれば、鉄心板外周に交
互に形成したW字状に形成され中央突起部を有したW字
状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを、前記鉄心板を積
層して夫々溶融し、複数の前記鉄心板により一体的に構
成された鉄心を製造するように構成したので、積層した
鉄心板の加熱量を抑制すると共に熱変形を防止でき、熱
変形を矯正するための作業を不要にする突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法が得られる効果がある。
【0208】請求項9の発明によれば、鉄心板外周に不
等間隔で形成したW字状に形成され中央突起部を有した
W字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを、前記鉄心板
を互に隣り合わせて積層する際に前記鉄心板の一方を他
方に対し90゜回転させ、前記両者の鉄心板のW字状切
欠部と矩形状切欠部とを軸方向に交互に隣接させ、前記
W字状切欠部と矩形状切欠部とを溶融して複数の前記鉄
心板により一体的に構成された鉄心を製造するように構
成したので、積層した鉄心板の加熱量を抑制することが
できることから鉄心の熱変形が防止でき、鉄心の熱変形
を矯正するための作業が不要になる突起部を有した鉄心
板からなる鉄心の製造方法が得られる効果がある。
【0209】請求項10の発明によれば、鉄心板外周に
等間隔で形成したW字状に形成され中央突起部を有した
W字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを、互に隣り合
って積層される前記鉄心板の一方を他方に対し、前記鉄
心板の打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏
返して積層することで、前記W字状切欠部と矩形状切欠
部とを軸方向に隣接させ溶融することで複数の前記鉄心
板により一体的に構成された鉄心を製造するように構成
したので、積層した鉄心板の加熱量を抑制することがで
きることから鉄心の熱変形を防止でき、さらに熱変形を
矯正するための作業も不要になり、また鉄心板の板厚の
違いによる鉄心の形状歪みも抑制できる突起部を有した
鉄心板からなる鉄心の製造方法が得られる効果がある。
【0210】請求項11の発明によれば、交互に鉄心板
外周に形成したW字状に形成され異なった高さの中央突
起部を有したW字状切欠部を、互に隣り合って積層され
る前記鉄心板の同じ高さの中央突起部を有したW字状切
欠部毎に軸方向に隣接させ、前記W字状切欠部を夫々溶
融することで複数の前記鉄心板により一体的に鉄心を製
造するように構成したので、積層した鉄心板を一体化す
るための前記中央突起部を溶融するのに要する加熱量と
鉄心の溶融量を抑制でき、熱変形を矯正するための作業
を不要にする突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造
方法が得られる効果がある。
【0211】請求項12の発明によれば、等間隔で鉄心
板外周に形成したW字状に形成され異なった高さの中央
突起部を有したW字状切欠部を、互に隣り合って積層さ
れる前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転させるこ
とで、前記W字状切欠部の異なった高さの中央突起部を
軸方向に隣接させ、該中央突起部を溶融することで複数
の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造する
ように構成したので、積層した鉄心板を一体化するため
の前記中央突起部を溶融するのに要する加熱量と鉄心の
溶融量を抑制でき、熱変形を矯正するための作業を不要
にできる突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法
が得られる効果がある。
【0212】請求項13の発明によれば、鉄心板外周に
等間隔に形成したW字状に形成され異なった高さの中央
突起部を有したW字状切欠部を、互に隣り合って積層さ
れる前記鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜
き工程における素材送り方向を軸として裏返して積層す
ることで、前記W字状切欠部の異なった高さの中央突起
部を軸方向に隣接させ、該中央突起部を溶融することで
複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造
するように構成したので、積層した鉄心板を一体化する
ための前記中央突起部を溶融するのに要する加熱量と鉄
心の溶融量が抑制でき、熱変形を矯正するための作業を
不要にし、さらに鉄心板の板厚の違いによる鉄心の形状
歪みを抑制できる突起部を有した鉄心板からなる鉄心の
製造方法が得られる効果がある。
【0213】請求項14の発明によれば、異なった高さ
または大きさの複数の突起部を有し、外周の周方向に沿
って等間隔で配置された切欠部を有した鉄心板を、前記
異なった高さまたは大きさの突起部毎に軸方向に隣接さ
せて積層して鉄心を構成し、前記突起部毎に前記鉄心の
軸方向に溶融し、複数の前記鉄心板により一体的に構成
された鉄心を製造するように構成したので、積層した鉄
心板を一体化するための前記突起部を溶融するのに要す
る加熱量と鉄心の溶融量を抑制でき、熱変形を矯正する
ための作業を不要にする突起部を有した鉄心板からなる
鉄心の製造方法が得られる効果がある。
【0214】請求項15の発明によれば、外周の周方向
に沿って等間隔で配置され夫々異なった高さまたは大き
さの複数の突起部が形成された第1の切欠部と第2の切
欠部とを有した鉄心板を、互に隣り合って積層される前
記鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程
における素材送り方向を軸として裏返して積層し、前記
異なった高さまたは大きさの突起部を交互に軸方向に隣
接させ鉄心を構成し、軸方向に交互に隣接した異なった
高さまたは大きさの突起部を軸方向に溶融し、複数の前
記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造するよう
に構成したので、積層した鉄心板を一体化するための前
記突起部を溶融するのに要する加熱量と鉄心の溶融量を
抑制でき、熱変形を矯正するための作業が不要になる突
起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法が得られる
効果がある。
【0215】請求項16の発明によれば、鉄心板の外周
の周方向に沿って等間隔で配置した夫々他の切欠部とは
異なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1
の切欠部と第2の切欠部毎に鉄心の軸方向に隣接させて
鉄心を構成し、前記突起部毎に前記軸方向に溶融し、複
数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造す
るように構成したので、積層した鉄心板を一体化するた
めの前記突起部を溶融するのに要する加熱量と鉄心の溶
融量を抑制でき、さらに熱変形を矯正するための作業が
不要になる突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方
法が得られる効果がある。
【0216】請求項17の発明によれば、夫々他の切欠
部とは異なった間隔にて形成された複数の突起部を有し
た第1の切欠部と第2の切欠部とを外周の周方向に沿っ
て等間隔で配置した鉄心板を、互に隣り合って積層され
る前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転させること
で、前記第1の切欠部と第2の切欠部との突起部が交互
に近接する鉄心を構成し、前記突起部を前記軸方向に溶
融することで前記鉄心板が一体的に積層されてなる鉄心
を製造するように構成したので、積層した鉄心板を一体
化するための前記突起部を溶融するのに要する加熱量と
鉄心の溶融量が抑制でき、熱変形を矯正するための作業
も不要になる突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造
方法が得られる効果がある。
【0217】請求項18の発明によれば、鉄心板の外周
の周方向に沿って等間隔で配置し、夫々他の切欠部とは
異なった間隔にて形成された複数の突起部を有した第1
の切欠部と第2の切欠部とを、互に隣り合って積層され
る前記鉄心板の一方を他方に対し前記鉄心板の打ち抜き
工程における素材送り方向を軸として裏返して積層する
ことで、交互に軸方向に近接させ鉄心を構成し、該軸方
向に交互に近接した前記第1の切欠部と第2の切欠部と
の突起部を軸方向に溶融し、複数の前記鉄心板により一
体的に構成された鉄心を製造するように構成したので、
積層した鉄心板を一体化するための前記突起部を溶融す
るための前記突起部を溶融するのに要する加熱量と鉄心
の溶融量を抑制でき、熱変形を矯正するための作業を不
要にする突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法
が得らる効果がある。
【0218】請求項19の発明によれば、第1の円の中
心部に設けられたガイド孔刃型により打ち抜かれたガイ
ド孔と、前記第1の円と第2の円とに外接する両側の円
の中心部に位置して設けられたガイドピンとによりジグ
ザグ状に移動して供給される素材の位置決めを行うよう
に構成したので、ジグザグ状に移動して供給される素材
の位置決めを正確に行うことが可能となり打ち抜かれる
鉄心板の歩留りが向上し、刃型の配置が単純化している
ことから刃型や関連装置が複雑にならずプレス抜き型の
破損や関連装置の破損が防止できる突起部を有した鉄心
板のプレス抜き型が得られる効果がある。
【0219】請求項20の発明によれば、ジグザグ状に
移動して供給される素材の位置決め用のセンサ孔を打ち
抜くためのセンサ孔刃型と、ガイド孔刃型により打ち抜
かれるガイド孔と前記センサ孔刃型により打ち抜かれる
センサ孔との位置に対応して配置された位置センサとを
備えるように構成したので、素材をジグザグ状に移動さ
せる際の位置決めを前記位置センサにより正確に行い、
打ち抜かれる鉄心板の歩留りを向上させ、プレス抜き型
の破損や関連装置の破損を防止できる突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型が得られる効果がある。
【0220】請求項21の発明によれば、分離孔刃型と
溶接孔刃型により打ち抜かれる分離孔と溶接孔とに対応
する刃型部分を切り欠いた円形刃型を備えるように構成
したので、プレス抜き型が簡略化されて刃型製作費が抑
制できる突起部を有した鉄心板のプレス抜き型が得られ
る効果がある。
【0221】請求項22の発明によれば、円形刃型の上
型の外形刃型ストリッパを外方向へ下向きに傾斜させる
傾斜弾性部材を備えるように構成したので、素材の次工
程への送りを円滑に行うことの出来る突起部を有した鉄
心板のプレス抜き型が得られる効果がある。
【0222】請求項23の発明によれば、素材送出部に
より送り出される素材の長さ方向および幅方向の移動を
容易にする素材支持部と、前記素材送出部により送り出
される素材を挟持し、前記素材をジグザグ状に移動させ
プレス抜き型に供給する素材移動部と、該素材移動部に
より前記素材がジグザグ状に移動して前記プレス抜き型
の装着されたプレス機に供給される際の前記素材の移動
量を制御する制御手段とを備えるように構成したので、
大容量のプレス機を不要にすると共に、刃型製作費を抑
制できる突起部を有した鉄心板の製造装置が得られる効
果がある。
【0223】請求項24の発明によれば、上下2段の素
材移動ローラの内の一方またはその両方を突起部が形成
された弾性部材により構成したので、素材の移動をスベ
リを生ずることなく正確に行うことの出来る突起部を有
した鉄心板の製造装置が得られる効果がある。
【0224】請求項25の発明によれば、素材移動ロー
ラの内の一方またはその両方を構成する弾性部材の硬度
より高い硬度の弾性部材による突起部を、前記素材移動
ローラが有するように構成したので、素材を移動させる
際の前記素材の保持を確実に行い、前記素材を移動させ
る際のスベリを防止し、正確な素材の移動を行うことの
出来る突起部を有した鉄心板の製造装置が得られ効果が
ある。
【0225】請求項26の発明によれば、素材移動部の
上下2段の素材移動ローラの内の一方またはその両方に
弾性部材からなるV字状またはV字状に配列された突起
部を形成した構成にしたので、素材の保持を確実に行
い、前記素材を移動する際のスベリを防止し、正確な素
材の移動を行うことの出来る突起部を有した鉄心板の製
造装置が得られ効果がある。
【0226】請求項27の発明によれば、素材の端部を
挟持および開放すると共に、挟持した状態で前記素材を
ジグザグ状に素材送り方向に移動させ、また前記素材を
開放した状態で前記素材送り方向と逆の方向に戻る往復
運動を行う往復運動機構とにより前記素材をジグザグ状
に移動させるように構成したので、大容量のプレス機を
不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起部を有
した鉄心板の製造装置が得られる効果がある。
【0227】請求項28の発明によれば、素材の端部を
挟持および開放する素材掴み装置と、該素材掴み装置を
前記素材の長手方向に往復移動させる素材長手方向移動
機構と、前記素材掴み装置と前記素材長手方向移動機構
とを前記素材の幅方向に往復移動させる素材幅方向移動
機構とにより前記素材をジグザグ状に移動させるように
構成したので、大容量のプレス機を不要にすると共に、
刃型製作費を抑制できる突起部を有した鉄心板の製造装
置が得られる効果がある。
【0228】請求項29の発明によれば、素材を上下両
面から無限軌道のキャタピラにより挟持して保持し、か
つその挟持して保持した素材を長手方向に送り出す無限
軌道機構と、該無限軌道機構を前記素材の幅方向に往復
移動させる素材幅方向移動機構とにより前記素材をジグ
ザグ状に移動させるように構成したので、大容量のプレ
ス機を不要にすると共に、刃型製作費を抑制できる突起
部を有した鉄心板の製造装置が得られる効果がある。
【0229】請求項30の発明によれば、コイル状に巻
き回された素材を解いて引き出し、該引き出した素材を
プレス機に供給し、プレス抜きが行われた前記素材の幅
方向へ前記素材を移動させてから、さらに前記引き出し
方向へ前記素材を送ることによりジグザグ状に素材を連
続して供給しながら繰り返し鉄心のプレス抜きを行うよ
うに構成したので、単純化したプレス抜き型を用い、素
材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる突起部を有した
鉄心板の製造方法が得られる効果がある。
【0230】請求項31の発明によれば、コイル状に巻
き回された素材を解いて引き出されプレス機に供給され
た前記素材の幅方向の端部を挟持手段により挟持し、該
挟持手段を前記素材を引き出した方向へ移動させてか
ら、前記素材の幅方向にさらに前記挟持手段を移動させ
ることによりジグザグ状に素材を連続して供給しながら
繰り返し鉄心のプレス抜きを行うように構成したので、
単純化したプレス抜き型を用い、素材から鉄心を無駄な
くプレス抜きできる突起部を有した鉄心板の製造方法が
得られる効果がある。
【0231】請求項32の発明によれば、コイル状に巻
き回された素材を解いて引き出されプレス機に供給され
た前記素材の幅方向の端部を挟持手段により挟持し、該
挟持手段を前記素材を前記引き出した方向へ送り出すと
共に、前記素材の幅方向へ移動させることによりジグザ
グ状に素材を連続して供給しながら鉄心のプレス抜きを
行うように構成したので、単純化したプレス抜き型を用
い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きできる突起部を
有した鉄心板の製造方法が得られる効果がある。
【0232】請求項33の発明によれば、素材のジグザ
グ状の連続供給を、無限軌道機構のキャタピラ部により
前記素材を上下両面から挟持し、前記素材を引き出した
方向と同一の方向へ前記無限軌道機構のキャタピラ部に
より送りながら前記素材の幅方向へ同時に移動させるこ
とにより実現するように構成したので、単純化したプレ
ス抜き型を用い、素材から鉄心を無駄なくプレス抜きで
きる突起部を有した鉄心板の製造方法が得られる効果が
ある。
【0233】請求項34の発明によれば、ジグザグ状に
プレス機へ供給され、円形鉄心が千鳥形にプレス抜きさ
れる素材の幅を、その素材の側縁部に前記プレス抜きさ
れる円形鉄心の周辺部が所定量重なる幅寸法にし、この
幅寸法の素材から円形鉄心をプレス抜きするように構成
したので、素材の側縁部付近の打ち抜かれた鉄心板に生
ずるダレなどの発生が防止でき、打ち抜かれる鉄心板の
不良率を小さくして歩留りを向上させることのできる突
起部を有した鉄心板の製造方法が得らる効果がある。
【0234】請求項35の発明によれば、ジグザグ状に
プレス機へ供給される素材から千鳥形にプレス抜きさ
れ、前記素材の両側縁部に連接すると共に前記素材の幅
方向で互に外接する一対の円形鉄心の前記素材の送り方
向の連接ピッチを、前記円形鉄心板の外形より所定量小
さくした値にし、さらに前記素材の送り方向と直交する
切断面で前記一対の円形鉄心を切断分離することで、前
記素材より円形鉄心をプレス抜きするように構成したの
で、前記連設する部分の円形鉄心板に生ずるダレなどの
発生が防止でき、打ち抜かれる鉄心板の不良率を小さく
して歩留りを向上させることのできる突起部を有した鉄
心板の製造方法が得らる効果がある。
【0235】請求項36の発明によれば、ジグザグ状に
プレス機へ供給される素材から千鳥形にプレス抜きさ
れ、前記素材の送り方向で互に外接し連接する円形鉄心
の外周部に形成する複数の溝部の内で、前記円形鉄心が
互に外接して連接する連接部近傍の互に接近する溝部の
夫々を異なったプレス抜き工程において別々に抜き加工
するように構成したので、刃型が複雑になるのを防止し
プレス抜き型の刃型の強度を増すと共に、さらに鉄心の
周囲に溝部を形成する際の自由度を増すことのできる突
起部を有した鉄心板の製造方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の鉄心を構成する鉄心板
を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施例2の鉄心を構成する鉄心板
を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施例3の鉄心を構成する鉄心板
を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施例4の鉄心を構成する鉄心板
を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施例5の鉄心の製造方法におけ
る鉄心板を示す平面図である。
【図6】 この発明の実施例5の鉄心の製造方法におけ
る鉄心板が積層されて構成される鉄心を示す説明図であ
る。
【図7】 この発明の実施例6の鉄心の製造方法により
積層される鉄心板を示す平面図である。
【図8】 この発明の実施例7の鉄心の製造方法による
鉄心板を示す平面図である。
【図9】 この発明の実施例8の鉄心の製造方法による
鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡大
図である。
【図10】 この発明の実施例9の鉄心の製造方法によ
る鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す拡
大図である。
【図11】 この発明の実施例10の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施例11の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図13】 この発明の実施例12の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図14】 この発明の実施例13の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図15】 この発明の実施例14の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図16】 この発明の実施例15の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図17】 この発明の実施例16の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図18】 この発明の実施例17の鉄心の製造方法に
よる鉄心を示す平面図および鉄心の溶融部の構成を示す
拡大図である。
【図19】 この発明の実施例18の鉄心板のプレス抜
き型を装着したプレス機を示す正面図である。
【図20】 この発明の実施例18の鉄心板のプレス抜
き型の刃型の配置構成を示す部分構成図である。
【図21】 この発明の実施例19の鉄心板のプレス抜
き型により固定子鉄心が打ち抜かれる素材と、前記プレ
ス抜き型の刃型の配置構成を示す部分構成図である。
【図22】 この発明の実施例19の鉄心板のプレス抜
き型により素材22に打ち抜かれて形成されたセンサ孔
と位置センサとの関係を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施例20の鉄心板のプレス抜
き型の刃型の配置構成を示す部分構成図である。
【図24】 この発明の実施例21の鉄心板のプレス抜
き型による素材打ち抜きの状態を示す断面図である。
【図25】 この発明の実施例22の鉄心板の製造装置
の全体の構成を示す全体配置構成図である。
【図26】 この発明の実施例22の鉄心板の製造装置
の平面図である。
【図27】 この発明の実施例22の鉄心板の製造装置
により打ち抜かれる素材の抜き加工の状態を示す説明図
である。
【図28】 この発明の実施例23の鉄心板の製造装置
の素材移動部のローラを示す断面図である。
【図29】 この発明の実施例24の鉄心板の製造装置
の素材移動部のローラを示す断面図である。
【図30】 この発明の実施例25の鉄心板の製造装置
の素材移動部のローラを示す平面図である。
【図31】 この発明の実施例25の鉄心板の製造装置
の素材移動部のローラの断面図である。
【図32】 この発明の実施例26の鉄心板の製造装置
の素材移動部の構成を示す平面図である。
【図33】 この発明の実施例27の鉄心板の製造装置
の素材移動部の構成を示す平面図である。
【図34】 この発明の実施例27の鉄心板の製造装置
の素材掴み装置の構成を示す断面図である。
【図35】 この発明の実施例28の鉄心板の製造装置
の素材移動部の構成を示す平面図である。
【図36】 この発明の実施例28の鉄心板の製造装置
の素材移動部の構成を示す側面図である。
【図37】 この発明の実施例29の鉄心板の製造方法
の構成を示す工程図である。
【図38】 この発明の実施例29の鉄心板の製造方法
による一連の工程により抜き加工される素材の状態を示
す加工説明図である。
【図39】 この発明の実施例30の鉄心板の製造方法
の構成を示す工程図である。
【図40】 この発明の実施例31の鉄心板の製造方法
の構成を示す工程図である。
【図41】 この発明の実施例32の鉄心板の製造方法
の構成を示す工程図である。
【図42】 この発明の実施例33の鉄心板の製造方法
の説明図である。
【図43】 この発明の実施例34の鉄心板の製造方法
の説明図である。
【図44】 この発明の実施例35の鉄心板の製造方法
を抜きステップ毎に示した説明図である。
【図45】 従来の電動機鉄心用抜き型を用いて鉄心を
打ち抜く円形鉄心の製造装置を示す正面図である。
【図46】 従来の千鳥抜きの電動機鉄心用抜き型の下
型平面図である。
【図47】 従来の電動機鉄心用抜き型を用いた素材の
打ち抜き状況を示す素材平面図である。
【図48】 従来の固定子外周部切込工程刃物の構成
と、それにより素材が打ち抜かれる状況を示す素材平面
図である。
【符号の説明】
3,6,16 切欠部、3a 中央突起部、5 溶接部
材、7,18a,19a,61a,72 突起部、8
丸棒(丸キー部材)、10 矩形状切欠部、12,18
第1の切欠部、13,19 第2の切欠部、30 第
1の円、31第2の円、30a 分離孔、30c ガイ
ド孔、32a,32b ガイドピン、33a,33b
切断刃型、34 円形鉄心板、34a 連接部、36
センサ孔、37,38 位置センサ、42 外形刃型ス
トリッパ、43 傾斜弾性部材、53 素材送出部、5
5 支持ローラ(素材支持部)、56 素材移動部、5
7a モータ(制御手段)、57,61,71,74,
75 ローラ(素材移動ローラ)、76 突起条、77
溝部、81素材掴み装置(挟持手段)、83,84
シリンダ(往復運動機構)、87 シリンダ(素材幅方
向移動機構)、88 シリンダ(素材長手方向移動機
構)、91 無限軌道機構、92 キャタピラ。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り欠くことにより突起部を形成した切
    欠部を外周に設けた鉄心板を、前記突起部が軸方向に近
    接した状態にして複数積層して構成されており、前記切
    欠部の突起部を溶融して一体的に構成された突起部を有
    した鉄心板からなる鉄心。
  2. 【請求項2】 W字状に形成され中央突起部を有した前
    記切欠部が外周に形成された鉄心板を複数積層し、積層
    された複数の鉄心板の前記切欠部の中央突起部を溶融す
    ることで一体的に構成したことを特徴とする請求項1記
    載の突起部を有した鉄心板からなる鉄心。
  3. 【請求項3】 W字状に形成され中央突起部を有した前
    記切欠部の凹部に軸方向に当接させた溶接部材と前記中
    央突起部とを溶融することで一体的に構成したことを特
    徴とする請求項1記載の突起部を有した鉄心板からなる
    鉄心。
  4. 【請求項4】 M字状に形成され2個の突起部を有した
    前記切欠部が外周に形成された鉄心板を複数積層し、積
    層された複数の鉄心板の前記切欠部の突起部を溶融する
    ことで一体的に構成したことを特徴とする請求項1記載
    の突起部を有した鉄心板からなる鉄心。
  5. 【請求項5】 前記2個の突起部間の凹部に外枠に固定
    するための丸キー部材を当接させ、前記切欠部の突起部
    と前記丸キー部材とを溶融することで一体的に構成した
    ことを特徴とする請求項4記載の突起部を有した鉄心板
    からなる鉄心。
  6. 【請求項6】 W字状に形成され中央突起部を有した切
    欠部を鉄心板外周に不等間隔で形成し、互に隣り合って
    積層される前記鉄心板の一方を他方に対し90゜回転さ
    せることで前記両者の鉄心板の中央突起部を近接させて
    M字状の突起部を構成し、該M字状の突起部を溶融する
    ことで複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心
    を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 W字状に形成され中央突起部を有した切
    欠部を鉄心板外周に不等間隔で形成し、互に隣り合って
    積層される前記鉄心板の一方を他方に対し、前記鉄心板
    の打ち抜き工程における素材送り方向を軸として裏返し
    て積層することで前記両者の鉄心板の中央突起部を近接
    させてM字状の突起部を構成し、該M字状の突起部を溶
    融することで複数の前記鉄心板により一体的に構成され
    た鉄心を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 W字状に形成され中央突起部を有したW
    字状切欠部と矩形状に切り欠いた矩形状切欠部とを鉄心
    板外周に交互に形成し、前記鉄心板を積層したときの前
    記W字状切欠部と矩形状切欠部とを夫々溶融することで
    複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造
    する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法。
  9. 【請求項9】 W字状に形成され中央突起部を有したW
    字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを鉄心板外周に等
    間隔で形成し、互に隣り合って積層される前記鉄心板の
    一方を他方に対し90゜回転させることで前記両者の鉄
    心板のW字状切欠部と矩形状切欠部とを軸方向に交互に
    隣接させ、前記W字状切欠部と矩形状切欠部とを溶融す
    ることで複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄
    心を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 W字状に形成され中央突起部を有した
    W字状切欠部と矩形状の矩形状切欠部とを鉄心板外周に
    等間隔で形成し、互に隣り合って積層される前記鉄心板
    の一方を他方に対し、前記鉄心板の打ち抜き工程におけ
    る素材送り方向を軸として裏返して積層することで前記
    両者の鉄心板のW字状切欠部と矩形状切欠部とを軸方向
    に隣接させ、前記W字状切欠部と矩形状切欠部とを溶融
    することで複数の前記鉄心板により一体的に構成された
    鉄心を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 W字状に形成され異なった高さの中央
    突起部を有したW字状切欠部を交互に鉄心板外周に形成
    し、互に隣り合って積層される前記鉄心板の同じ高さの
    中央突起部を有したW字状切欠部を軸方向に隣接させ、
    前記W字状切欠部を夫々溶融することで複数の前記鉄心
    板により一体的に構成された鉄心を製造する突起部を有
    した鉄心板からなる鉄心の製造方法。
  12. 【請求項12】 W字状に形成され異なった高さの中央
    突起部を有したW字状切欠部を等間隔で鉄心板外周に形
    成し、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他
    方に対し90゜回転させることで前記両者の鉄心板のW
    字状切欠部の異なった高さの中央突起部を軸方向に隣接
    させ、該中央突起部を溶融することで複数の前記鉄心板
    により一体的に構成された鉄心を製造する突起部を有し
    た鉄心板からなる鉄心の製造方法。
  13. 【請求項13】 W字状に形成され異なった高さの中央
    突起部を有したW字状切欠部を交互に鉄心板外周に形成
    し、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他方
    に対し前記鉄心板の打ち抜き工程における素材送り方向
    を軸として裏返して積層し、前記両者の鉄心板のW字状
    切欠部の異なった高さの中央突起部を軸方向に隣接さ
    せ、該中央突起部を溶融することで複数の前記鉄心板に
    より一体的に構成された鉄心を製造する突起部を有した
    鉄心板からなる鉄心の製造方法。
  14. 【請求項14】 異なった高さまたは大きさの複数の突
    起部を有し、外周の周方向に沿って等間隔で配置された
    切欠部を有した鉄心板を、前記異なった高さまたは大き
    さの突起部毎に軸方向に隣接させて積層して鉄心を構成
    し、前記突起部毎に溶融し、複数の前記鉄心板により一
    体的に構成された鉄心を製造する突起部を有した鉄心板
    からなる鉄心の製造方法。
  15. 【請求項15】 夫々異なった高さまたは大きさの複数
    の突起部が形成され、外周の周方向に沿って等間隔で配
    置された第1の切欠部と第2の切欠部とを有した鉄心板
    を、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他方
    に対し前記鉄心板の打ち抜き工程における素材送り方向
    を軸として裏返して積層し、前記異なった高さまたは大
    きさの突起部を交互に軸方向に隣接させ鉄心を構成し、
    軸方向に交互に隣接した異なった高さまたは大きさの突
    起部を溶融し、複数の前記鉄心板により一体的に構成さ
    れた鉄心を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 夫々他の切欠部とは異なった間隔にて
    形成された複数の突起部を有した第1の切欠部と第2の
    切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔で配置した鉄心
    板を積層し、前記異なった間隔にて形成された突起部毎
    に軸方向に隣接させて鉄心を構成し、前記突起部毎に溶
    融し、複数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心
    を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 夫々他の切欠部とは異なった間隔にて
    形成された複数の突起部を有した第1の切欠部と第2の
    切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔で配置した鉄心
    板を、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他
    方に対し90゜回転させることで前記両者の鉄心板の突
    起部を近接させて軸方向に積層して鉄心を構成し、前記
    突起部を溶融し、複数の前記鉄心板により一体的に構成
    された鉄心を製造する突起部を有した鉄心板からなる鉄
    心の製造方法。
  18. 【請求項18】 夫々他の切欠部とは異なった間隔にて
    形成された複数の突起部を有した第1の切欠部と第2の
    切欠部とを外周の周方向に沿って等間隔で配置した鉄心
    板を、互に隣り合って積層される前記鉄心板の一方を他
    方に対し前記鉄心板の打ち抜き工程における素材送り方
    向を軸として裏返して積層し、前記異なった間隔にて形
    成された複数の突起部を交互に軸方向に近接させ鉄心を
    構成し、該軸方向に交互に近接した突起部を溶融し、複
    数の前記鉄心板により一体的に構成された鉄心を製造す
    る突起部を有した鉄心板からなる鉄心の製造方法。
  19. 【請求項19】 素材の送り方向に沿って外接する第1
    の円と第2の円とにおける前記第1の円の周方向に沿っ
    た所定位置に設けられた分離孔刃型と突起部を有した切
    欠部を形成する溶接孔刃型と、さらに前記第1の円の中
    心部に設けられたガイド孔刃型と、前記第1の円との接
    続部を除き前記第2の円に沿って設けられた円形刃型
    と、前記第2の円の中心部に軸孔を形成する軸孔抜き刃
    型と、前記第1の円と前記第2の円とに外接する両側の
    円の中心部に位置して設けられたガイドピンと、前記第
    2の円の中心から素材幅方向の両側に設けられ前記円形
    刃型によりプレス抜きされた鉄心を前記素材から完全に
    分離するための切断刃型とを有し、ジグザグ状に移動し
    て供給される素材から円形鉄心を打ち抜く突起部を有し
    た鉄心板のプレス抜き型。
  20. 【請求項20】 素材の送り方向に沿って外接する前記
    第1の円と前記第2の円とそれら第1の円と前記第2の
    円とに外接する両側の円とに囲まれた抜き残し素材の所
    定の位置に位置決め用のセンサ孔を打ち抜くためのセン
    サ孔刃型と、素材幅方向の前記円形刃型両側に設けら
    れ、前記ガイド孔刃型により打ち抜かれるガイド孔と前
    記センサ孔刃型により打ち抜かれるセンサ孔との位置に
    対応して配置された位置センサとを備えたことを特徴と
    する請求項19記載の突起部を有した鉄心板のプレス抜
    き型。
  21. 【請求項21】 前記分離孔刃型と溶接孔刃型により打
    ち抜かれる分離孔と溶接孔とに対応する刃型部分を切り
    欠いた円形刃型を備えたことを特徴とする請求項19記
    載の突起部を有した鉄心板のプレス抜き型。
  22. 【請求項22】 前記円形刃型の上型の外形刃型ストリ
    ッパを外方向へ下向きに傾斜させる傾斜弾性部材を設け
    たことを特徴とする請求項19から請求項21いずれか
    1項記載の突起部を有した鉄心板のプレス抜き型。
  23. 【請求項23】 鉄心を打ち抜くための素材を送り出す
    素材送出部により前記素材を必要量送り出し、プレス機
    に供給し、そのプレス機に装着されたプレス抜き型によ
    り鉄心を打ち抜く鉄心板の製造装置において、前記素材
    送出部により送り出される素材の長さ方向および幅方向
    の移動を容易にする素材支持部と、前記素材送出部によ
    り送り出される素材を挟持し、前記素材をジグザグ状に
    移動させ前記プレス抜き型が装着されたプレス機に供給
    する素材移動部と、該素材移動部により前記素材がジグ
    ザグ状に移動して前記プレス機に供給される際の前記素
    材の移動量を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する突起部を有した鉄心板の製造装置。
  24. 【請求項24】 前記素材移動部は上下2段の素材移動
    ローラを有しており、さらにその素材移動ローラの内の
    一方またはその両方を突起部が形成された弾性部材によ
    り構成したことを特徴とする請求項23記載の突起部を
    有した鉄心板の製造装置。
  25. 【請求項25】 前記突起部は、前記素材移動ローラの
    内の一方またはその両方を構成する弾性部材の硬度より
    高い硬度の弾性部材で構成されていることを特徴とする
    請求項24記載の突起部を有した鉄心板の製造装置。
  26. 【請求項26】 前記素材移動部は上下2段の素材移動
    ローラを有しており、さらにその素材移動ローラの内の
    一方またはその両方に弾性部材からなるV字状の突起条
    を形成したことを特徴とする請求項23記載の突起部を
    有した鉄心板の製造装置。
  27. 【請求項27】 前記素材をジグザグ状に移動させる素
    材移動部は、前記素材の端部を挟持および開放すると共
    に、挟持した状態で前記素材を前記ジグザグ状の素材送
    り方向に斜行移動させ、また前記素材を開放した状態で
    前記素材送り方向と逆の方向に戻る往復運動を行う往復
    運動機構であることを特徴とする請求項23記載の突起
    部を有した鉄心板の製造装置。
  28. 【請求項28】 前記素材をジグザグ状に移動させる素
    材移動部は、前記素材の端部を挟持および開放する素材
    掴み装置と、その素材掴み装置を前記素材の長手方向に
    往復移動させる素材長手方向移動機構と、前記素材掴み
    装置と前記素材長手方向移動機構とを前記素材の幅方向
    に往復移動させる素材幅方向移動機構とから構成されて
    いることを特徴とする請求項23記載の突起部を有した
    鉄心板のプレス抜き型。
  29. 【請求項29】 前記素材をジグザグ状に移動させる素
    材移動部は、前記素材を上下両面から無限軌道のキャタ
    ピラにより挟持して保持し、かつその挟持して保持した
    素材を長手方向に送り出す無限軌道機構と、該無限軌道
    機構を前記素材の幅方向に往復移動させる素材幅方向移
    動機構とから構成されていることを特徴とする請求項2
    3記載の突起部を有した鉄心板の製造装置。
  30. 【請求項30】 コイル状に巻き回された素材を解いて
    引き出し、該引き出した素材をプレス機に供給し、プレ
    ス抜きが行われた前記素材の幅方向の一方へ前記素材を
    移動させる工程を行った後、さらに前記引き出し方向へ
    前記素材を送る工程と、該工程の終了後、プレス抜きが
    行われた素材に対し今度は前記素材の幅方向の他方へ前
    記素材を移動させる工程と、さらに前記引き出し方向へ
    前記素材を送る工程と、次のプレス抜きを行い前記各プ
    レス抜きにより抜き落とされた鉄心を搬出し、前記各工
    程によりジグザグ状に素材を連続して供給しながら繰り
    返し鉄心のプレス抜きを行う突起部を有した鉄心板の製
    造方法。
  31. 【請求項31】 コイル状に巻き回された素材を解いて
    引き出されプレス機に供給された前記素材の幅方向の端
    部を挟持手段により挟持し、該挟持手段を前記素材を引
    き出した方向へ移動させる第1の工程と、該第1の工程
    の終了後、前記素材の幅方向の一方に前記挟持手段を移
    動させる第2の工程と、前記第1の工程と第2の工程以
    前に行われる1回目のプレス抜き工程と、前記第2の工
    程の終了後、前記素材に対し2回目のプレス抜き工程を
    行い、さらに前記挟持手段による前記素材の挟持を開放
    した状態で前記挟持手段を前記素材を引き出した方向と
    逆の方向へ移動させた後、前記挟持手段の再挟持を行う
    挟持手段復帰工程と、該挟持手段復帰工程終了後、前記
    挟持手段を前記素材を引き出した方向へ移動させる第3
    の工程の後、前記素材の幅方向の他方に前記挟持手段を
    移動させる第4の工程と、該第4の工程終了後、3回目
    のプレス抜き工程を行い、前記各プレス抜きにより抜き
    落とされた鉄心を搬出し、前記第1の工程と第2の工程
    と第3の工程と第4の工程とによりジグザグ状に素材を
    連続して供給しながら繰り返し鉄心のプレス抜きを行う
    突起部を有した鉄心板の製造方法。
  32. 【請求項32】 コイル状に巻き回された素材を解いて
    引き出されプレス機に供給された前記素材の幅方向の端
    部を挟持手段により挟持し、該挟持手段を前記素材を前
    記引き出した方向へ送り出す挟持手段送り工程と前記素
    材の幅方向の一方へ移動させる挟持手段移動工程とを同
    時に行う第1の斜行工程と、該第1の斜行工程以前に行
    われる1回目のプレス抜き工程と、前記第1の斜行工程
    終了後、前記素材に対し2回目のプレス抜き工程を行
    い、さらに前記挟持手段による前記素材の挟持を開放し
    た状態で前記挟持手段を前記素材を引き出した方向と逆
    の方向へ移動させた後、前記挟持手段の再挟持を行う挟
    持手段復帰工程と、該挟持手段復帰工程終了後、前記挟
    持手段を前記素材を前記引き出した方向へさらに送り出
    す挟持手段送り工程と前記素材の幅方向の他方へ移動さ
    せる挟持手段移動工程とを同時に行う第2の斜行工程
    と、該第2の斜行工程終了後、3回目のプレス抜き工程
    を行い、さらに前記挟持手段による前記素材の挟持を開
    放した状態で前記挟持手段を前記素材を引き出した方向
    と逆の方向へ移動させた後、前記挟持手段の再挟持を行
    う挟持手段復帰工程とを繰り返し、前記各プレス抜き工
    程により抜き落とされた鉄心を搬出し、前記第1の斜行
    工程と第2の斜行工程とによりジグザグ状に素材を連続
    して供給しながら鉄心のプレス抜きを行う突起部を有し
    た鉄心板の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記素材のジグザグ状の連続供給を、
    無限軌道機構のキャタピラ部により前記素材を上下両面
    から挟持し、前記素材を引き出した方向と同一の方向へ
    前記無限軌道機構のキャタピラ部により送りながら前記
    素材の幅方向へ同時に移動させることにより実現する請
    求項30から請求項32いずれか1項記載の突起部を有
    した鉄心板の製造方法。
  34. 【請求項34】 ジグザグ状にプレス機へ供給され、円
    形鉄心が千鳥形にプレス抜きされる素材の幅を、その素
    材の側縁部に前記プレス抜きされる円形鉄心の周辺部が
    所定量重なる幅寸法にし、この幅寸法の素材から円形鉄
    心をプレス抜きする請求項30から請求項32いずれか
    1項記載の突起部を有した鉄心板の製造方法。
  35. 【請求項35】 ジグザグ状にプレス機へ供給される素
    材から千鳥形にプレス抜きされ、前記素材の両側縁部に
    連接すると共に前記素材の幅方向で互に外接する一対の
    円形鉄心の前記素材の送り方向の連接ピッチを、前記円
    形鉄心板の外形より所定量小さくした値にし、さらに前
    記素材の送り方向と直交する切断面で前記一対の円形鉄
    心を切断分離することで、前記素材より円形鉄心をプレ
    ス抜きする請求項30から請求項32いずれか1項記載
    の突起部を有した鉄心板の製造方法。
  36. 【請求項36】 ジグザグ状に前記プレス機へ供給され
    る素材から千鳥形にプレス抜きされ、前記素材の送り方
    向で互に外接し連接する円形鉄心の外周部に形成する複
    数の溝部の内で、前記円形鉄心が互に外接して連接する
    連接部近傍の互に近接する溝部の夫々を異なったプレス
    抜き工程において別々に抜き加工し、外周部に複数の溝
    部が形成された円形鉄心を前記素材からプレス抜きする
    請求項30から請求項32いずれか1項記載の突起部を
    有した鉄心板の製造方法。
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