JP5522021B2 - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

冷凍装置の室外ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5522021B2
JP5522021B2 JP2010286578A JP2010286578A JP5522021B2 JP 5522021 B2 JP5522021 B2 JP 5522021B2 JP 2010286578 A JP2010286578 A JP 2010286578A JP 2010286578 A JP2010286578 A JP 2010286578A JP 5522021 B2 JP5522021 B2 JP 5522021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
outdoor
fixing base
motor fixing
outdoor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010286578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012132643A (ja
Inventor
啓太郎 星加
則之 奥田
真博 若嶋
友洋 升井
順一 下田
友佳子 二浦尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2010286578A priority Critical patent/JP5522021B2/ja
Publication of JP2012132643A publication Critical patent/JP2012132643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5522021B2 publication Critical patent/JP5522021B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、冷凍装置の室外ユニットに関し、特に、アルミ製の熱交換器を室外熱交換器として採用する冷凍装置の室外ユニットに関する。
近年、冷凍装置の室外ユニットでは、室外熱交換器として、例えば、特許文献1(特開2010−107103号公報)に開示されているようなマイクロチャネル熱交換器(以後、MCHXとよぶ)が採用されるようになった。
MCHXは、マイクロチャネルが形成された扁平チューブと、扁平チューブの端部が接続されるヘッダー集合管と、扁平チューブに接合される伝熱フィンとによって構成され、それらはアルミ製である。
しかしながら、上記のようなアルミ製のMCHXでは、扁平管が水平に配置され、その扁平管に伝熱フィンが接合される構成であるので、多数の伝熱フィンが立ち並ぶフィン・チューブ型熱交換器に比べて、鉛直方向の強度が弱い。そのため、室外ユニットが保管または移送されるとき、重ね積みによって本体ケーシング上面に積載荷重が作用し、MCHXが押し潰される可能性がある。
本発明の課題は、本体ケーシングの上面から室外熱交換器に作用する鉛直荷重を抑制した室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用する冷凍装置の室外ユニットであって、室外熱交換器と、室外ファンと、モータ固定台と、本体ケーシングとを備えている。室外熱交換器は、水平方向に延びる扁平管および扁平管に接合される伝熱フィンを有する。モータ固定台は、室外ファンの駆動用モータを固定し、その上端は扁平管と伝熱フィンとで形成される伝熱面形成部よりも上方に位置する。本体ケーシングは、室外熱交換器、室外ファン、及びモータ固定台を収納する。本体ケーシングは、天板と、底板とを有している。天板は、室外熱交換器およびモータ固定台の上端を覆う。底板は、室外熱交換器およびモータ固定台の下端を支える。モータ固定台は、室外熱交換器と駆動用モータとの間に配置されており、天板に支持される上端平面部と、底板に支持される下端平面部と、上端平面部と下端平面部とを鉛直方向に連結するが4本の真直ぐな支持棒とを有している。
この室外ユニットでは、モータ固定台の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、モータ固定台は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、モータ固定台と天板との間にはシール材が介在する。
天板をモータ固定台の上端で直に支える場合、モータ固定台の上端形状が天板の表面に浮き出る可能性が高い。しかし、この室外ユニットでは、モータ固定台と天板との間にシール材が介在することによって、シール材が変形してモータ固定台の上端が天面へ微小に食い込むことを防止するので、天面にモータ固定台の上面形状が浮き出ないようになる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、本体ケーシングが基礎脚有している。基礎脚は、底板を据付面から浮かせて支える。モータ固定台の下端平面部は、基礎脚の近傍に配置される。
底板は、基礎脚によって据付面から浮いているので、モータ固定台が受ける鉛直方向の荷重が底板に伝わったとき、底板が下方にたわみ、大きく塑性変形する可能性がある。しかし、この室外ユニットでは、モータ固定台の下端が基礎脚近傍に位置することによって、たわみ難くなり、底板の塑性変形も抑制される。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、モータ固定台と伝熱面形成部との間に鉛直方向の隙間が設けられている。
この室外ユニットでは、鉛直方向の荷重によってモータ固定台が下方に歪んだときでも、モータ台と伝熱面形成部との間に鉛直方向の隙間が設けられているので、伝熱面形成部が押し潰されるような損傷が防止される。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、伝熱フィンがコルゲートタイプである。
この室外ユニットでは、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点をモータ固定台によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、モータ固定台の高さが室外熱交換器の伝熱面形成部よりも高いので、本体ケーシングの上面に荷重が作用したとき、モータ固定台は室外熱交換器よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシングの上面を支える。その結果、室外熱交換器に余計な外力がかからない。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、モータ固定台と天板との間にシール材が介在することによって、シール材が変形してモータ固定台の上端が天面へ微小に食い込むことを防止するので、天面にモータ固定台の上面形状が浮き出ないようになる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、モータ固定台の下端が基礎脚近傍に位置することによって、たわみ難くなり、底板の塑性変形も抑制される。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、鉛直方向の荷重によってモータ固定台が下方に歪んだときでも、モータ台と伝熱面形成部との間に鉛直方向の隙間が設けられているので、伝熱面形成部が押し潰されるような損傷が防止される。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点をモータ固定台によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
本発明の一実施形態に係る室外ユニットを使用した空気調和装置の構成図。 マイクロチャネル熱交換器の外観斜視図。 室外ユニットの平面図。 正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図。 正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンを図4とは別の角度から視たときの左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図。 図4のD−D線を含む鉛直面における左側板および室外熱交換器の部分断面図。 図4のE−E線を含む鉛直面におけるモータ固定台の部分断面図。 室外熱交換器、モータ固定台および底板の正面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和機の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニットを使用した空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1は、冷房運転及び暖房運転が可能な空気調和装置であり、室外ユニット3と、室内ユニット2と、室外ユニット3と室内ユニット2とを接続するための液冷媒連絡配管7及びガス冷媒連絡配管9とを備えている。
(1−1)室内ユニット
図1において、室内ユニット2は、室内熱交換器11と、室内ファン13とを有している。室内熱交換器11は、クロスフィン型熱交換器であり、室内空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を蒸発又は凝縮させ、室内の空気を冷却又は加熱することができる。
(1−2)室外ユニット
図1において、室外ユニット3は、主に、圧縮機21、四路切換弁23、室外熱交換器25、膨張弁27、アキュムレータ29、液側閉鎖弁37、及びガス側閉鎖弁39を有している。さらに、室外ユニット3は室外ファン51も有している。
(2)室外ユニットの詳細構成
(2−1)圧縮機、四路切換弁およびアキュムレータ
圧縮機21は、ガス冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機21の吸込口手前には、アキュムレータ29が配置されており、圧縮機21に液冷媒が直に吸い込まれないようになっている。
四路切換弁23は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換える。冷房運転時、四路切換弁23は、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器25のガス側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側とガス側閉鎖弁39とを接続する。つまり、図1の四路切換弁23内の実線で示された状態である。
また、暖房運転時、四路切換弁23は、圧縮機21の吐出側とガス側閉鎖弁39とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と室外熱交換器25のガス側とを接続する。つまり、図1の四路切換弁23内の点線で示された状態である。
(2−2)室外熱交換器
室外熱交換器25は、マイクロチャネル熱交換器であって、室外空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を凝縮又は蒸発させることができる。なお、室外ファン51が、この室外熱交換器25に対面するように配置されており、回転することによって室外空気を取り込んで室外熱交換器25に送風し、室外熱交換器25と室外空気との熱交換を促進する。以下、マイクロチャネル熱交換器について説明する。
図2は、マイクロチャネル熱交換器の外観斜視図である。図2において、マイクロチャネル熱交換器は、扁平管251、ヘッダー集合管253、及び伝熱フィン255を有している。
扁平管251は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で成形されており、伝熱面となる平面部251aと、冷媒が流れる複数のマイクロチャネル(図示せず)を有している。扁平管251は、平面部251aを上下に向けた状態で複数段配列されている。
伝熱フィン255は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のコルゲートフィンであり、容積に対する伝熱面積が大きく熱交換性能が高いという特徴を有している。
また、伝熱フィン255は、上下に隣接する扁平管251に挟まれた通風空間に配置され、谷部および山部が扁平管251の平面部251aと接触している。なお、谷部と山部と平面部251aとはロウ付け溶接されている。
ヘッダー集合管253は、横断面形状が四角形状である中空筒状管であり、鉛直方向と平行な面を成す鉛直平面部253aが形成されている。ヘッダー集合管253は、上下方向に複数段配列された扁平管251の両端に連結されている。また、ヘッダー集合管253は、扁平管251を支持する機能と、冷媒を扁平管251のマイクロチャネルに導く機能と、マイクロチャネルから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
図2正面視において、右側のヘッダー集合管253(以後、第1ヘッダー集合管とよぶ)の入口253cから流入した冷媒は、最上段の扁平管251の各内部流路(マイクロチャネル)へほぼ均等に分配され左側のヘッダー集合管253(以後、第2ヘッダー集合管とよぶ)に向って流れる。第2ヘッダー集合管に達した冷媒は、2段目の扁平管251の各内部流路へ均等に分配され第1ヘッダー集合管へ向って流れる。以降、奇数段目の扁平管251内の冷媒は、第2ヘッダー集合管へ向って流れ、偶数段目の扁平管251内の冷媒は、第1ヘッダー集合管に向って流れる。そして、最下段で且つ偶数段目の扁平管251内の冷媒は、第1ヘッダー集合管に向って流れ、第1ヘッダー集合管で集合し出口253dから流出する。
例えば、マイクロチャネル熱交換器が蒸発器として機能するとき、扁平管251内を流れる冷媒は、伝熱フィン255を介して通風空間を流れる空気流から吸熱する。室外熱交換器25が凝縮器として機能するときは、扁平管251内を流れる冷媒は、伝熱フィン255を介して通風空間を流れる空気流へ放熱する。
なお、図2のマイクロチャネル熱交換器では、実際の熱交換に寄与するのは扁平管251と伝熱フィン255であるので、以後、扁平管251と伝熱フィン255とが形成する伝熱面を総称して伝熱面形成部257とよぶ。
また、室外熱交換器25の基本構造は、図2のマイクロチャネル熱交換器と同じであるが、実使用では、図3〜図5に示すように長手側がL字状に曲げられ、本体ケーシング91の左側板917と背面の吸込グリル925に沿うように配置される。
(2−3)膨張弁
膨張弁27は、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行うために、室外熱交換器25と液側閉鎖弁37の間の配管に接続され、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、冷媒を膨張させる機能を有している。
(2−4)閉鎖弁および冷媒連絡配管
液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁39は、それぞれ、液冷媒連絡配管7及びガス冷媒連絡配管9に接続されている。液冷媒連絡配管7は、室内ユニット2の室内熱交換器11の液側と室外ユニット3の液側閉鎖弁37との間を接続している。ガス冷媒連絡配管9は、室内ユニット2の室内熱交換器11のガス側と室外ユニット3のガス側閉鎖弁39との間を接続している。
その結果、冷房運転時に圧縮機21、室外熱交換器25、膨張弁27および室内熱交換器11の順に冷媒が流れ、暖房運転時に圧縮機21、室内熱交換器11、膨張弁27および室外熱交換器25の順に冷媒が流れる冷凍回路が形成されている。
(2−5)本体ケーシング
図3は、室外ユニットの平面図であり、天板を取り除いて内部を平面的に図示している。また、図4は、正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図である。さらに、図5は、正規位置に配置された左側板、室外熱交換器および室外ファンを図4とは別の角度から視たときの左側板、室外熱交換器および室外ファンの斜視図である。
図3、図4および図5において、室外ユニット3は、外殻を形成する本体ケーシング91の内部に、室外ファン51、圧縮機21、室外熱交換器25、及び配管等の蒸気圧縮式冷凍サイクルの構成に必要な部材を収納している。
本体ケーシング91の外形は、天板911、底板913、基礎脚915、左側板917、第1前板919、第2前板921、右側板923、及び吸込グリル925によって略直方体形状に形成されている。また、天板911、底板913、基礎脚915、左側板917、第1前板919、第2前板921、及び右側板923は鋼製の板金加工部材である。
本体ケーシング91の内部は、鉛直に延びる仕切板927によって機械室92とファン室93とに分割されており、機械室92に圧縮機21が、ファン室93に室外熱交換器25及び室外ファン51が収納されている。図3において、室外ファン51が稼動しているとき、空気はB及びCの方向から吸い込まれ、室外熱交換器25と熱交換した後、Aの方向へ吹き出される。
天板911は、室外ユニット3の天面部分を構成する横長の略長方形状であり、天板911の周縁部は下向きに折り曲げられている。
底板913は、本体ケーシング91の底面部分を構成する略長方形状であり、底板913の周縁部は上向きに折り曲げられている。基礎脚915は、底板913の下面に固定され、据付場所の基礎台(図示せず)に固定される。基礎脚915は、本体ケーシング91の前側から後側に向かって延びる。
また、底板913は、室外熱交換器25の下端を、シール材(図示せず)を介して支えている。アルミ製の室外熱交換器25が鋼製の底板913に直に支えられた場合、室外熱交換器25と底板913との間に電解腐食が発生するので、この電解腐食を防止するために両者間にシール材が配置されている。
左側板917は、図3平面視左側の側面を形成し、Cの方向からの空気を吸い込むための側面吸入口91cが形成されている。それゆえ、L字状の室外熱交換器25の短寸法部分が左側板917に対峙している。
また、左側板917の手前側端部は本体ケーシング91の内部に向って折り曲げられている。このため、左側板917の手前側端部には、図3平面視手前側に面する平坦部917aが形成される。この平坦部917aは、室外熱交換器25のヘッダー集合管253の鉛直平面部253aと、一定の隙間を保って対峙している。また、左側板917の上端は、室外熱交換器25の上端よりも上方に位置している。
図6は、図4のD−D線を含む鉛直面における左側板および室外熱交換器の部分断面図である。図6において、左側板917の上端部917bは、室外熱交換器25の伝熱面形成部257の最上面よりも高い位置から斜め上方に傾斜している。それゆえ、天板911の高さ位置は、上端部917bの先端で位置決めされるので、天板911と室外熱交換器25の伝熱面形成部257とが接触することはない。また、左側板917及び仕切板927の上端は同じ高さ位置であり、ともに伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
第1前板919は、図3平面視手前側を正面として、仕切板927の前端より左側の前面及び左側板917と重なる左側面を形成している。第1前板919には、吸い込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口91aが設けられている。また、第1前板919の上端も、左側板917の上端と同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
第2前板921は、仕切板927の前端より右側の前面及び右側面の一部を形成する。右側板923は、第2前板921に隣接して本体ケーシング91の右側面の残りと背面の一部を形成する。また、第2前板921及び右側板923の上端も、左側板917の上端と同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置している。
吸込グリル925は、右側板923の背面部に隣接し、本体ケーシング91の残りの背面を形成している。吸込グリル925には、室外ファン51によって本体ケーシング91内に吸入される空気の吸入口91bが形成されている。それゆえ、L字状の室外熱交換器25の長寸法部分が吸込グリル925に対峙する。
以上のように、本体ケーシング91は、左側板917、第1前板919、第2前板921及び右側板923で構成される側壁に吸込グリル925を設けて形成された角筒状枠の上下開口が、天板911と底板913とによって閉じられた形状を成している。そして、本体ケーシング91の内部は、仕切板927によって機械室92とファン室93とに仕切られている。
また、左側板917、右側板923、第1前板919、第2前板921及び仕切板927の各上端は同じ高さ位置であり、伝熱面形成部257の最上面よりも上方に位置しているので、これらが天911に作用する荷重を室外熱交換器25よりも先に受けて天911を支え、室外熱交換器25の伝熱面形成部257に余計な外力がかからない構成になっている。
(2−6)取付部材
図4及び図5において、室外熱交換器25と左側板917とは、高さ位置が異なる2箇所で取付部材45を介して連結されている。取付部材45は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の板状部材であり、曲げ加工によってコの字状に成形され、平行に離れた第1面451及び第2面452を有している。
第1面451は、鉛直平面部253a(図2参照)にロウ付けによって固定されている。第2面452は、左側板917の平坦部917aにネジ止めによって固定されている。つまり、平坦部917aとヘッダー集合管253とは非接触で連結されている。このため、ヘッダー集合管253と左側板917との間の電解腐食が防止される。
また、取付部材45と平坦部917aとの間の電解腐食は発生するが、第2面452と平坦部917aとの接触面積は平坦部917aの全面積に比べて小さいので、取付部材45と平坦部917aとの間の電解腐食の進行が抑制される。
なお、本実施形態では、ヘッダー集合管253の鉛直平面部253aはヘッダー集合管253の下端から上端にかけて形成されているが、取付部材45の第1面451が固定される部分のみが鉛直平面部であってもよい。
上記のように、アルミ製の室外熱交換器25と鋼製の左側板917とを連結するときには、アルミ製の取付部材45を介在させて連結することが電解腐食の防止に繋がる。
室外熱交換器25での取付部材45の固定場所は、ヘッダー集合管253に限定されることはない。しかし、ヘッダー集合管253は中空筒状であるので、室外熱交換器25の扁平管251及び伝熱フィン255に比べて強度が大きいので、左側板917へ連結されたときの機械的ダメージを受け難いことを鑑みると、取付部材45がヘッダー集合管253に固定されることが好ましい。
(2−7)室外ファン
図4及び図5において、室外ファン51は、複数の翼を有するプロペラファンであり、ファン室93内の室外熱交換器25の前側で、吹出口91a(図3参照)に対向するように配置されている。室外ファン51は、ファンモータ51aによって回転駆動される。
ファンモータ51aは、モータ固定台71に取り付けられている。モータ固定台71は、上端平面部711と下端平面部713とが4本の支持棒715で連結されている構造体である。ファンモータ51aはモータ固定台71の鉛直方向中央部分に固定されている。
モータ固定台71は、上端平面部711が天板911に、下端平面部713が底板913に支持されている。但し、上端平面部711と天板911との間にはシール材(図示せず)が挟まれている。
図7は、図4のE−E線を含む鉛直面におけるモータ固定台の部分断面図である。図7において、上端平面部711は、室外熱交換器25の伝熱面形成部257の上方を跨ぐように配置されており、上端平面部711と最上位の伝熱面形成部257との間には隙間Fが設けられている。
仮に、鉛直方向の荷重によってモータ固定台71が下方に歪んだ場合でも、モータ固定台71と伝熱面形成部257との間に隙間Fが存在することによって、上端平面部711の裏面が伝熱面形成部257に押し当たることが防止される。
また、図7に示すように、上端平面部711には鉛直下方に延びる2つの挟み板が形成されている。ここで、前側の挟み板を前面挟み板711a、背面側の挟み板を背面挟み板711cとする。
前面挟み板711aと背面挟み板711cとの間隔は、室熱交換器25の厚み寸法よりも僅かに大きい。作業者は、室外熱交換器25とモータ固定台71とを組み立てる際、室外熱交換器25の上端にモータ固定台71の上端平面部711を被せるように組み立てるので、室外熱交換器25の上端が前面挟み板711aと背面挟み板711cとの間に入り込む。
前面挟み板711aの下端部711bは斜め前方に折り曲げられているので、室外熱交換器25の上端エッジに引っ掛かることは防止されている。同様に、背面挟み板711cの下端部711dは斜め後方に折り曲げられているので、室外熱交換器25の上端エッジに引っ掛かることは防止されている。
また、図5に示すように、下端平面部713は底板913に支持されている。下端平面部713には、上端平面部711にかかる荷重が支持棒715を介して伝達される。それゆえ、下端平面部713を支える底板913は、間接的に上端平面部711に作用した荷重を受ける。このときの底板913の撓みが抑制されるように、下端平面部713は基礎脚915の近傍に配置されている。
図8は、室外熱交換器、モータ固定台および底板の正面図である。図8において、モータ固定台71の支持棒715のうち、正面視左側の支持棒715は、基礎脚915の上部に近接しており、図8正面視左側の支持棒715から伝わる鉛直荷重によって底板913が撓むことを抑制している。
(3)特徴
(3−1)
室外ユニット3では、モータ固定台71の上端平面部711が、室外熱交換器25の伝熱面形成部257よりも高いので、本体ケーシング91の天板911に荷重が作用したとき、モータ固定台71は室外熱交換器25よりも先にその荷重を受けて、本体ケーシング91の天板911を支える。それゆえ、室外熱交換器25に余計な外力がかからない。
(3−2)
室外ユニット3では、モータ固定台71の上端平面部711と天板911との間にシール材が介在する。上端平面部711と天板911とが近接するような鉛直荷重が天板911に作用した場合でも、シール材が変形して上端平面部711のエッジなどが天板911へ微小に食い込むことは防止される。その結果、天板911にモータ固定台の上面形状が浮き出ないようになる。
(3−3)
室外ユニット3では、モータ固定台71の下端平面部713が基礎脚915の近傍に配置されている。それゆえ、底板913がたわみ難くなり、底板の塑性変形も抑制される。
(3−4)
室外ユニット3では、モータ固定台71と伝熱面形成部257との間に鉛直方向の隙間Fが設けられている。その結果、鉛直方向の荷重によってモータ固定台71が下方に歪んだときでも、伝熱面形成部257が押し潰されるような損傷が防止される。
(3−5)
室外ユニット3では、フィン・チューブ型熱交換器に比べて鉛直方向の強度が弱いというコルゲートフィンの欠点をモータ固定台71によって補いながら、コルゲートフィンの高い熱交換性能を活かすことができる。
以上のように、本発明によれば、アルミ製のマイクロチャネル熱交換器を室外熱交換器として採用することができるので、空気調和機に限らずヒートポンプ式給湯機にも有用である。
3 室外ユニット
25 室外熱交換器
51 室外ファン
71 モータ固定台
91 本体ケーシング
257 伝熱面形成部
711 上端平面部
713 下端平面部
911 天板
913 底板
915 基礎脚
特開2010−107103号公報

Claims (5)

  1. 蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用する冷凍装置の室外ユニットであって、
    水平方向に延びる扁平管および前記扁平管に接合される伝熱フィンを有する室外熱交換器(25)と、
    室外ファン(51)と、
    前記室外ファン(51)の駆動用モータを固定し、上端が前記扁平管と前記伝熱フィンとで形成される伝熱面形成部(257)よりも上方に位置するモータ固定台(71)と、
    前記室外熱交換器(25)、前記室外ファン(51)、及び前記モータ固定台(71)を収納する本体ケーシング(91)と、
    を備え、
    前記本体ケーシング(91)は、
    前記室外熱交換器(25)および前記モータ固定台(71)の上端を覆う天板(911)と、
    前記室外熱交換器(25)および前記モータ固定台(71)の下端を支える底板(913)と、
    を有し、
    前記モータ固定台(71)は、前記室外熱交換器(25)と前記駆動用モータとの間に配置されており、
    前記天板(911)に支持される上端平面部(711)と、
    前記底板(913)に支持される下端平面部(713)と、
    前記上端平面部(711)と下端平面部(713)とを鉛直方向に連結する4本の真直ぐな支持棒(715)と、
    を有する、
    冷凍装置の室外ユニット(3)。
  2. 前記モータ固定台(71)と前記天板(911)との間にシール材が介在する、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  3. 前記本体ケーシング(91)は、前記底板(913)を据付面から浮かせて支える基礎脚(915)を有し、
    前記モータ固定台(71)の下端平面部(713)が、前記基礎脚(915)の近傍に配置される、
    請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  4. 前記モータ固定台(71)と前記伝熱面形成部(257)との間に鉛直方向の隙間が設けられている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
  5. 前記伝熱フィンが、コルゲートタイプである、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(3)。
JP2010286578A 2010-12-22 2010-12-22 冷凍装置の室外ユニット Expired - Fee Related JP5522021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286578A JP5522021B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 冷凍装置の室外ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286578A JP5522021B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 冷凍装置の室外ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012132643A JP2012132643A (ja) 2012-07-12
JP5522021B2 true JP5522021B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=46648437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010286578A Expired - Fee Related JP5522021B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 冷凍装置の室外ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5522021B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194305A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Hitachi Appliances Inc 冷凍装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5960465U (ja) * 1982-10-13 1984-04-20 株式会社コロナ 空気調和機の室外ユニツト
JPS6136270U (ja) * 1984-08-03 1986-03-06 三洋電機株式会社 熱交換ユニツト
JPS63165419U (ja) * 1987-04-15 1988-10-27
JPH0470926U (ja) * 1990-10-31 1992-06-23
JPH09280607A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JP2000161716A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Sharp Corp 空気調和機の室外機
JP2002031433A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器
JP2006177620A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Toshiba Kyaria Kk 空気調和装置の室外機
JP4986647B2 (ja) * 2007-02-07 2012-07-25 三菱電機株式会社 空気調和機の室外機
JP4388994B1 (ja) * 2008-12-25 2009-12-24 シャープ株式会社 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012132643A (ja) 2012-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5464207B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
CN110612425B (zh) 热交换器
JP5980424B2 (ja) 空気調和装置の室外機
WO2016117443A1 (ja) 空気調和装置の熱交換ユニット
JP6156323B2 (ja) 熱交換器組立体および冷凍装置の室外ユニット
JP5385588B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5516387B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP6332377B2 (ja) 熱交換器
JP6260632B2 (ja) 熱交換器
JP2016084995A (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP5522021B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP6624851B2 (ja) 空気調和機およびその室内機
JP6471345B2 (ja) 熱交換器
JP5609624B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP2016121856A (ja) 冷凍装置の熱源ユニット
JP5476789B2 (ja) 熱交換器
JP2015169358A (ja) 熱交換器
JP6429902B2 (ja) 空気調和装置の室外機
JP7011187B2 (ja) 冷媒分流器、及び、空気調和機
JP7089187B2 (ja) 熱交換器及び空気調和装置
JP6399008B2 (ja) 熱交換器、及びそれを備えた冷凍装置の室外ユニット
JP6340583B2 (ja) 熱交換器
JP2012112623A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees