JP6471345B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、コルゲートフィンを有するパラレルフローの熱交換器に関する。
従来、空気調和機に組み込まれる熱交換器は、特にセパレート型空気調和機の室内機にあっては、クロスフローファンを囲むように複数個連結して用いるのが通例である。コルゲートフィンを有するパラレルフローの熱交換器を用いた熱交換器ユニットにおいても、限られた空間に熱交換器を配置する場合、平板状の熱交換器でクロスフローファンを囲むように複数個連結してケーシングに収納していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−47600号公報
しかしながら、従来の配置の方法では平板状の熱交換器同士を連結するための連結部材が必要となる。連結部材部分での熱交換は行われないためデッドスペースとなり、限られたスペースで熱交換器ユニットとしての性能を充分に発揮できない。
本発明の目的は、コルゲートフィンを有するパラレルフロー熱交換器において、ヘッダーを含む連結部材によるデッドスペースを抑制して、限られたスペースを有効に利用することで、熱交換器ユニットの性能を向上させるとともに、熱交換器に結露した水が、熱交換器より落下したり、飛散したりすることを防止することにある。
前記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、前記偏平管は、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、風上側へ向かうにしたがって水平より下がるように傾斜して設けられたものである。
また、本発明の熱交換器は、複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、前記偏平管は、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、偏平管の風下側から所定の距離までの領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より下がるように傾斜して設けられ、前記所定の距離より風上側の領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より上がるように傾斜して設けられたものである。
本発明によれば、コルゲートフィンを有するパラレルフロー熱交換器において、デッドスペースを抑制でき、限られたスペース内で熱交換器の有効面積を増加することができるとともに、結露水が、熱交換器より落下したり、飛散したりすることを防止できる。
本発明の実施の形態1の熱交換器を備えた室内機の断面図 図1のA部におけるコルゲートフィンの配置を説明する概略図 本発明の実施の形態1の熱交換器の曲げ加工前の状態での構成図 本発明の実施の形態1の熱交換器の曲げ加工前の状態での断面図 本発明の実施の形態1の熱交換器の曲げ加工の手順を示す説明図 本発明の実施の形態1の熱交換器を備えたヒートポンプ空気調和機の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態2の熱交換器を備えた室内機の断面図 図7のD部におけるコルゲートフィンの配置を説明する概略図
第1の発明は、複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、前記偏平管は、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、風上側へ向かうにしたがって水平より下がるように傾斜して設けられた熱交換器である。
これにより、熱交換器が蒸発器として使用された場合、フィン、偏平管で生成された結露水は、その場に留まることなく重力によって、ルーバーやコルゲートフィンおよび偏平管に沿って水受けに到達するので、結露水が熱交換器より落下したり、飛散したりすることを防止できる。
第2の発明は、複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、前記偏平管は、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、偏平管の風下側から所定の距離までの領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より下がるように傾斜して設けられ、前記所定の距離より風上側の領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より上がるように傾斜して設けられた熱交換器である。
これにより、熱交換器が蒸発器として使用された場合で、結露水量が少ない場合においても、コルゲートフィンの風下側から流れてきた結露水とコルゲートフィンの風上側から流れてきた結露水が合流するため、結露水がその場に留まることなく重力によって、ルーバーやコルゲートフィンおよび偏平管に沿って水受けに到達するので、結露水が熱交換器より落下したり、飛散したりすることを防止できる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記コルゲートフィンの風下側の端部は、前記偏平管の風下側の端部より風下側に位置する熱交換器である。
これにより、熱交換器が蒸発器として使用された場合、偏平管からの結露水が落下するような状態においても、その結露水がコルゲートフィンにより、風上側へ誘導されるので、結露水が熱交換器より落下したり、飛散したりすることを防止できる。
以下に、本発明の熱交換器ユニットについて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施形態の熱交換器の適用例として、一般家庭で使用されている空気調和機の室内機で説明を行う。図1は本発明の実施の形態1の熱交換器を備えた室内機の断面図である。
室内機10は外殻を形成するケーシング26を備え、その内部に熱交換器1を備えている。また、ケーシング26には、熱交換器1の前面側に位置する前面開口部10aと、熱交換器1の上面側に位置する上面開口部10bとが設けられている。
前面開口部10aには、開閉自在の可動前面パネル(以下、単に前面パネルという)11が設けられている。前面パネル11は、空気調和機停止時には、前面開口部10aを閉じているのに対し、空気調和機運転時には、ケーシング26から離反する方向に移動して前面開口部10aを開放する(前面開口部10aを閉じた状態は図示しない)。
また、室内機10は、前面開口部10a及び上面開口部10bから取り入れられた室内の空気を熱交換器1で熱交換して室内に吹き出すためのファン12と、熱交換した空気を室内に吹き出す吹出口13とを備えている。吹出口13には、開口を開閉するとともに空気の吹き出し方向を上下に変更する上下風向変更羽根14と、空気の吹き出し方向を左右に変更する左右風向変更羽根15とが設けられている。
上下風向変更羽根14は、吹出口13を開閉する下羽根19と、下羽根19の上方に設けられ下羽根19と協働して吹出口13から吹き出された空気の吹き出し方向を制御する上羽根20とで構成されている。また、下羽根19は駆動軸(図示せず)に連結される一方、上羽根20は駆動軸(図示せず)に連結され、各駆動軸(図示せず)は駆動モータ等の駆動源(図示せず)に連結されている。
空気調和機が運転を開始すると、上下風向変更羽根14は開制御されて吹出口13を開放し、ファン12が駆動されることで、室内空気は前面開口部10a及び上面開口部10bを介して室内機10の内部に取り入れられる。取り入れられた室内空気は熱交換器1で熱交換を行い、ファン12を通過して、ファン12の下流側に形成された通風路21を通過し吹出口13より吹き出される。
また、吹出口13からの空気の吹き出し方向は、上下風向変更羽根14及び左右風向変更羽根15により制御され、上下風向変更羽根14の上下方向の角度及び左右風向変更羽根15の左右方向の角度は、室内機10を制御するリモコン(遠隔操作装置)により制御される。
さらに、吹出口13の上流側に位置する通風路21は、ファン12の下流側に位置するリアガイダ22と、ファン12の下流側に位置しリアガイダ22に対向するスタビライザ23と、左右の側壁24とで形成されている。
なお、上述した用語「スタビライザ」は、ファン12の下流近傍に位置し、ファン12の前部付近に発生する渦を安定化させるスタビライザと、このスタビライザの下流側に位置しファン12により搬送される空気の圧力回復を担うディフューザの前部壁部分に分けることもできるが、本願明細書では、これらを総称して「スタビライザ」という。
このように構成することで、吹出口13の内側では、吹き出し風が、上下風向変更羽根14(下羽根19と上羽根20)と左右の側壁24に挟まれ、上下左右に漏れることなく変更されて、吹出口13より吹き出される一方、吹出口13の外側では、左右に変更された吹き出し風が吹出口13の左右の端部よりもさらに左右に吹き出されても、吹出口13の左右の側壁24よりも外側に延長された上下風向変更羽根14により拡散することなく、上下及び左右の変更方向を維持することができる。
さらに、室内機10には、前面開口部10a及び上面開口部10bと熱交換器1との間に、前面開口部10a及び上面開口部10bから取り入れられた室内空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ16が設けられている。このフィルタ16は、ケーシング26に設けられたフィルタ枠17aに取り付けられている。
また、ケーシング26は、熱交換器1からの結露水を受け、排水するための水受け皿18a、18bが設けられている。水受け皿18aは、スタビライザ23より前面側に設けられており、水受け皿18bは、リアガイダ22の上端より背面側に設けられている。
さらに、フィルタ16の下部前面側であって吹出口13の上側には、空気調和機の運転状態等を表示する表示ユニット41が設けられている。
ここで、熱交換器1について詳しく説明する。
熱交換器1は、複数の偏平管4と、偏平管4の長手方向の両端部に設けられたヘッダパイプ2、3と、複数の偏平管4の間に設けられたコルゲートフィン6とを備えたパラレルフロー熱交換器である。
偏平管4は、内部に冷媒通路5を備えた細長い平板状の伝熱管であり、その外表面は、対向する二面の平坦部4aと、二面の平坦部4aをつなぐ二面の側部4bとから構成されている(図4参照)。
熱交換器1は、後述する曲げ加工によって、偏平管4の平坦部4aが水平方向に曲げられている。つまり、偏平管4は、平坦部4aが直線状となる直線部4Sと、平坦部4aの水平方向に曲げられた曲げ部4Cとを備えている。本実施の形態では、図1に示すように、偏平管4は、3つの直線部である、第1の直線部4S1、第2の直線部4S2、第3の直線部4S3と、2つの曲げ部である、第1の曲げ部4C1、第2の曲げ部4C2を有し、略U字状に形成されている。
熱交換器1は、ヘッダパイプ2、3の長手方向が、室内機10の幅方向と平行となるように、偏平管4の平坦部4aが室内機10の奥行き方向と平行となるように、室内機10に設けられている。そして、熱交換器1は、ヘッダパイプ2、3が、それぞれ水受け皿18a、18bの上方に配置され、略U字状に形成された偏平管4が、ファン12の上方を囲うように配置される。
第1の直線部4S1は、ファン12の回転軸より略前方、かつ、ファン12の回転軸より略下方に配置されている。第2の直線部4S2は、ファン12の回転軸より略前方、かつ、ファン12の回転軸より略上方に配置されている。第3の直線部4S3は、ファン12の回転軸より略後方、かつ、ファン12の回転軸より略上方に配置されている。このため、それぞれの直線部4Sは、ファン12の周方向と略平行となるように配置されている。換言すれば、それぞれの直線部4Sは平坦部4aの長手方向が、ファン12によって生じる空気の流れ方向と略直交するように配置されている。
第1の曲げ部4C1は、第1の直線部4S1と第2の直線部4S2との間に位置している。第2の曲げ部4C2は、第2の直線部4S2と第3の直線部4S3との間に位置している。このため、第1の曲げ部4C1は、ファン12の回転軸の略前方に配置され、第2の曲げ部4C2は、ファン12の回転軸の略上方に配置されている。また、室内機10の通常の設置状態においては、第2の曲げ部4C2は、熱交換器1の最上面を構成する。
次に、コルゲートフィン6について、図2、図3を用いて説明する。図2は、図1のA部におけるコルゲートフィン6の配置を説明する概略図であり、図3は、熱交換器1の曲げ加工前の状態での構成図である。
コルゲートフィン6は、薄く長いアルミ板をつづら織りにして形成した、複数の平坦面6aを備えている。そして、図2に示すように、熱交換器1、または、室内機10の通常
の設置状態において、直線部4Sのコルゲートフィン6は、平坦面6aが水平ラインHに対して、風上側へ向かうにしたがって下がる方向に傾斜するように構成されている。
このように構成することで、冷房運転時に熱交換器1に生じる結露水を、熱交換器1の表面から落下させ、室内に空気とともに飛散させることがない。
コルゲートフィン6には、ルーバー25が設けられている。ルーバー25は、平坦面6aの一部をスリット状に切り起こして加工したものであり、その切り起こした面は、偏平管4の側部4bと略平行となるように構成されている。このように構成することで、冷房運転時に熱交換器1に生じる結露水を、ルーバー25を通じて下方に導くことができるので、室内に空気とともに飛散させることがない。
また、コルゲートフィン6の風下側端部の先端は、偏平管4の風下側の端部よりも風下側となるように構成されている。つまり、偏平管4の風下側では、コルゲートフィン6が偏平管4より突出するように構成されている。
このように構成することで、例えば、偏平管4の傾斜が緩やかなため、偏平管4からの結露水が落下するような状態においても、その結露水がコルゲートフィン6の風下側端部により、コルゲートフィン6の風上側へ誘導されるので、冷房運転時に熱交換器1に生じる結露水を、熱交換器1の表面から落下させ、室内に空気とともに飛散させることがない。
次に、図3、4を用いて、熱交換器1の構成を説明する。図4は、図3における熱交換器の横断面図である。
熱交換器1は、2本のヘッダパイプ2、3を平行に間隔を置いて平行に配置し、ヘッダパイプ2、3の間には複数の偏平管4を所定ピッチで配置している。偏平管4は金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる偏平管それぞれに複数の矩形の冷媒通路5が形成されている。
それぞれの冷媒通路5はヘッダパイプ2、3の内部に連通しており、また隣り合う偏平管4同士の間にはコルゲートフィン6が配置される。最も外側に位置するコルゲートフィン6の外側にはサイドプレート7が配置されている。
ヘッダパイプ2と3、偏平管4、及びサイドプレート7は、いずれもアルミニウム等熱伝導の良い金属からなる。偏平管4はヘッダパイプ2、3に対し、コルゲートフィン6は偏平管4に対し、サイドプレート7は最も外側のコルゲートフィンに対し、それぞれロウ付けまたは溶着で固定される。
コルゲートフィン6は、曲げ加工前の熱交換器では、曲げ加工後に第2の曲げ部4C2となる位置Bよりヘッダパイプ2側の領域と、位置Bよりヘッダパイプ3側の領域とで、異なる傾斜で設けられている。また、曲げ加工後に第2の曲げ部4C2となる位置Bよりヘッダパイプ2側の領域に設けられた第1のコルゲートフィン61と、位置Bよりヘッダパイプ3側の領域に設けられた第2のコルゲートフィン62は、連続しておらず、所定の隙間が設けられている。
このように構成することで、曲げ加工後に、第1のコルゲートフィン61、第2のコルゲートフィン62のそれぞれが、室内機10の通常の設置状態において、水平ラインHに対して、風上側へ向かうにしたがって下がる方向に傾斜するように構成できる。なお、曲げ加工後においては、第1のコルゲートフィン61は、第1の直線部4S1、第1の曲げ
部4C1、第2の直線部4S2に位置するコルゲートフィンとなり、第2のコルゲートフィン62は、第3の直線部4S3に位置するコルゲートフィンとなる。
次に、上記の様に構成された熱交換器1に曲げ部を設けるための手順を説明する。
図5は、熱交換器1の曲げ加工の手順を説明する説明図である。曲げ加工の状態では、図3のC矢視図である図5(a)に示すように、熱交換器1は平板状となっている。熱交換器1に曲げ部を設けるためには、図5(b)に示す様に、偏平管4の長手方向がほぼ直角になるように、偏平管4の側部4bに曲げ型8を当接する。
次に、図5(c)に示す様に、ヘッダパイプ2を固定冶具(図示しない)で固定保持し、他方のヘッダパイプ3を曲げ装置の曲げ駆動部(図示しない)により、クランプした状態で曲げ型8に向かって押圧する。これによって、熱交換器1に所定の角度の曲げを行うことができる。
このような曲げ加工を複数回行うことで、1つの熱交換器1に対して2箇所以上の曲げ部を設けることができる。
以上のような曲げ加工の手順においては、偏平管4とコルゲートフィン6は、偏平管4の長手方向が平坦部4aの水平方向に、一体に曲げられ、偏平管4とコルゲートフィン6は略同等の曲げ角度で曲げることになる。
前述の様に構成された熱交換器1を備えた室内機10をヒートポンプ空気調和機に搭載して冷暖房運転を行う時の動作について説明する。
図6は実施の形態1の熱交換器1を備えたヒートポンプ空気調和機の冷凍サイクル図である。
ヒートポンプ空気調和機の構成について説明する。冷媒を圧縮する圧縮機31、冷房暖房運転時の冷媒回路を切り替える四方弁32、冷房時には凝縮器となり暖房時には蒸発器となる冷媒と外気の熱を交換する室外熱交換器33、室外熱交換器33内を流れる冷媒と外気の熱交換を促進する室外ファン38、冷媒を減圧する絞り装置34、冷媒と室内空気の熱を交換し冷房時には蒸発器となり暖房時には凝縮器となる熱交換器1、熱交換器1内を流れる冷媒と室内空気の熱交換を促進するファン12、圧縮機31の吸い込み側に設けられたアキュムレータ36を備えている。
室外機42は圧縮機31、四方弁32、室外熱交換器33、絞り装置34、アキュムレータ36、室外ファン38を備え、室内機10とは、液側接続管43とガス側接続管44で接続されている。
この様に構成された、ヒートポンプ空気調和機について動作を説明する。
先ず、冷房運転時には、圧縮機31によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁32を通って室外熱交換器33に送られる。そして、室外ファン38によって外気と熱交換を促進して放熱し、高圧の液冷媒となり絞り装置34に送られる。絞り装置34では減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、液側接続管43を通って、熱交換器1に送られる。
ファン12によって吸い込まれた室内空気は熱交換器1を通って冷媒と熱交換し、冷媒は室内空気の熱を吸熱し蒸発気化して低温のガス冷媒となる。このとき冷媒によって吸熱
された室内空気は温度湿度が低下してファン12によって室内に吹き出され室内を冷房する。またこの時、運転条件によっては、熱交換器1の偏平管4やコルゲートフィン6に結露水が発生する。
しかし、本実施の形態では、偏平管4の間に配置されるコルゲートフィン6の傾きが水平方向から風上側へ向かって傾斜するように構成したことにより、この結露水はその場に留まることなく重力によって、ルーバー25やコルゲートフィン6および偏平管4に沿って水受け18a、18bに到達する。水受け18a、18bに到達した結露水は室内機10の外に導かれ室外に排水される(図示しない)。
また、ガス冷媒は、ガス側接続管44を通過して四方弁32に入り、アキュムレータ36を経て圧縮機31に戻る。
一方、暖房運転の運転時には、圧縮機31によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁32を通り、ガス側接続管44に送られる。ファン12によって吸い込まれた室内空気は熱交換器1を通って冷媒と熱交換し、冷媒は室内空気へ熱を放熱し凝縮して高圧の液冷媒となる。このとき室内空気は冷媒の熱を吸熱し温度が上昇した状態でファン12によって室内に吹き出され室内を暖房する。その後、冷媒は液側接続管43を通って絞り装置34に送られ、絞り装置34において減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室外熱交換器33に送られて、室外ファン38によって外気と熱交換を促進して蒸発気化し、四方弁32を経てアキュムレータ36を通って圧縮機31へ戻される。
この様にして、冷暖房運転がなされる。
本実施の形態では、偏平管4の傾斜が緩やかな場合においても、コルゲートフィン6により結露水を排出することが可能となるため、熱交換器1の形態の自由度が向上した状態でケーシング26に収納したことにより、デッドスペースを抑制でき、限られたスペース内で熱交換器の有効面積を増加することができる。
尚、熱交換器1の第1の曲げ部4C1の一部において、コルゲートフィン6が部分的に水平となる場合には、その水平部分での熱交換により結露水が発生しないように、水平部分に風が通らないようテープを貼るなどすればさらに確実に熱交換器1からの結露水の落下を防止できる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態の熱交換器について説明する。
尚、実施の形態1で説明した構成・動作と同じ構成・動作については、実施の形態1と同一の番号を付して説明は割愛し、異なる点のみを説明する。
図7は、本発明の実施の形態2の熱交換器を備えた室内機の断面図であり、図8は、図7のD部におけるコルゲートフィン6の配置を説明する概略図である。
実施の形態2の熱交換器1では、直線部4Sに設けられるコルゲートフィン6は、空気の流れ方向の略中央部で屈曲部60を備えている。つまり、コルゲートフィン6は、偏平管4の風上側の側部4bから所定の距離までの領域では、平坦面6aが水平ラインHに対して、風上側へ向かうにしたがって下がる方向に傾斜するように構成され、屈曲部60を介して、偏平管4の風上側の側部4bから所定の距離から風上側の領域では、平坦面6aが水平ラインHに対して、風上側へ向かうにしたがって上がる方向に傾斜するように構成されている。なお、屈曲部60より風下側の傾斜と、屈曲部60より風上側の傾斜とは、
屈曲部60を通る偏平管4の長手方向と平行な直線を中心に対称であることが望ましい。
このように構成することで、冷房運転時に熱交換器1に生じる結露水が少ない場合においても、コルゲートフィンの風下側から流れてきた結露水とコルゲートフィンの風上側から流れてきた結露水が合流するため、その場に留まることなく重力によって、ルーバーやコルゲートフィンおよび偏平管に沿って水受けに到達させることができる。このため、結露水を、室内に空気とともに飛散させることがなく、結露水の停滞に伴う通風抵抗の増加によってファン12の動力が増加することを防ぐこともできる。
本発明によれば、コルゲートフィンを有するパラレルフロー熱交換器において、デッドスペースを抑制でき、限られたスペース内で熱交換器の有効面積を増加することができるので、限られたスペースを有効に利用することで、より性能の高い熱交換器ユニットを提供できる。このため、本発明の熱交換器は、家庭用の空気調和機のみならず、業務用の空気調和機等に適用できる。
2、3 ヘッダパイプ
4 偏平管
4a 平坦部
4b 側部
4c 偏平管の風上側
4d 偏平管の風下側
4C 曲げ部
4C1 第1の曲げ部
4C2 第2の曲げ部
4S 直線部
4S1 第1の直線部
4S2 第2の直線部
4S3 第3の直線部
5 冷媒通路
6 コルゲートフィン
7 サイドプレート
8 曲げ型
10 室内機
10a 前面開口部
10b 上面開口部
11 前面パネル
12 ファン
13 吹出口
14 上下風向変更羽根
16 フィルタ
17a フィルタ枠
18a、18b 水受け皿
19 下羽根
20 上羽根
21 通風路
22 リアガイダ
23 スタビライザ
24 側壁
25 ルーバー
26 ケーシング
31 圧縮機
32 四方弁
33 室外熱交換器
34 絞り装置
36 アキュムレータ
38 室外ファン
41 表示ユニット
42 室外機
43 液側接続管
44 ガス側接続管
61 第1のコルゲートフィン
62 第2のコルゲートフィン

Claims (3)

  1. 複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、曲げ加工前の熱交換器の状態で、前記偏平管に対する前記コルゲートフィンの傾斜が2つの異なる角度となるように前記コルゲートフィンを前記偏平管に設け、前記偏平管は、曲げ加工後の熱交換器の状態で、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記曲げ部の両側に位置する前記直線部のなす角が180°以下となる角(内側)を含む面が風下側となる設置状態において、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、風上側へ向かうにしたがって水平より下がる方向に傾斜して設けられたことを特徴とする熱交換器。
  2. 複数の偏平管と、前記複数の偏平管の間に設けられたコルゲートフィンとを備え、曲げ加工前の熱交換器の状態で、前記偏平管に対する前記コルゲートフィンの傾斜が2つの異なる角度となるように前記コルゲートフィンを前記偏平管に設け、前記偏平管は、曲げ加工後の熱交換器の状態で、平坦部が直線状となる直線部と、平坦部の水平方向に曲げられた曲げ部とを有し、前記曲げ部の両側に位置する前記直線部のなす角が180°以下となる角(内側)を含む面が風下側となる設置状態において、前記直線部に配置されるコルゲートフィンは、偏平管の風下側から所定の距離までの領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より下がる方向に傾斜して設けられ、前記所定の距離より風上側の領域では、風上側へ向かうにしたがって水平より上がる方向に傾斜して設けられたことを特徴とする熱交換器。
  3. 前記コルゲートフィンの風下側の端部は、前記偏平管の風下側の端部より風下側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
JP2014110895A 2014-05-29 2014-05-29 熱交換器 Active JP6471345B2 (ja)

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