JP2001355981A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JP2001355981A JP2001355981A JP2001142663A JP2001142663A JP2001355981A JP 2001355981 A JP2001355981 A JP 2001355981A JP 2001142663 A JP2001142663 A JP 2001142663A JP 2001142663 A JP2001142663 A JP 2001142663A JP 2001355981 A JP2001355981 A JP 2001355981A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和装置の熱交換器において、空気調和
装置本体内のスペースの有効利用を可能にする、また
は、熱交換部の結露水や圧縮機用潤滑油の滞留を防止す
る、もしくは、偏平管の製法上のばらつきを低減させ
て、熱交換効率を向上させる。 【解決手段】 送風用ファン2によって通風する空気と
熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間
して並列した複数の偏平管21と、該複数の偏平管21
の前記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに
取り付けられた筒状のヘッダーパイプ20とを備える熱
交換器1であって、前記複数の偏平管21によって形成
される離間部21aに、面に沿わせて空気を流すフィン
22が挿着されていて、前記フィン22の面の向きをフ
ィン22全体として二種設定し、空気の通風方向を送風
用ファン2の回転方向2aに対して順方向にさせる。
装置本体内のスペースの有効利用を可能にする、また
は、熱交換部の結露水や圧縮機用潤滑油の滞留を防止す
る、もしくは、偏平管の製法上のばらつきを低減させ
て、熱交換効率を向上させる。 【解決手段】 送風用ファン2によって通風する空気と
熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間
して並列した複数の偏平管21と、該複数の偏平管21
の前記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに
取り付けられた筒状のヘッダーパイプ20とを備える熱
交換器1であって、前記複数の偏平管21によって形成
される離間部21aに、面に沿わせて空気を流すフィン
22が挿着されていて、前記フィン22の面の向きをフ
ィン22全体として二種設定し、空気の通風方向を送風
用ファン2の回転方向2aに対して順方向にさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として空気調和
装置に用いられる蒸発器・凝縮器切り替え兼用タイプの
アルミニウム等の金属製熱交換器に関する。
装置に用いられる蒸発器・凝縮器切り替え兼用タイプの
アルミニウム等の金属製熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マルチフローを採用した偏平管
内に冷媒を流通させて、偏平管の外表面を通風する空気
と当該冷媒との熱交換を行う技術が知られている。
内に冷媒を流通させて、偏平管の外表面を通風する空気
と当該冷媒との熱交換を行う技術が知られている。
【0003】従来、このような熱交換を行う熱交換器を
備えた空気調和装置は、次のようなものであった。図2
2は空気調和装置に備えられる熱交換器の分解斜視図、
図23及び図24は従来の空気調和装置の側面方向から
見た断面図、図25はヘッダーパイプの曲げ加工部を示
す平面図、図26は室外機としての空気調和装置の上方
から見た断面図、図27はフィンの構成を示すものであ
って(a)は拡大斜視図、同(b)は(a)におけるG
方向から見た側面図、図28(a)及び(b)はヘッダ
ーパイプ近傍におけるフィンの挿着状態を示す要部拡大
図である。
備えた空気調和装置は、次のようなものであった。図2
2は空気調和装置に備えられる熱交換器の分解斜視図、
図23及び図24は従来の空気調和装置の側面方向から
見た断面図、図25はヘッダーパイプの曲げ加工部を示
す平面図、図26は室外機としての空気調和装置の上方
から見た断面図、図27はフィンの構成を示すものであ
って(a)は拡大斜視図、同(b)は(a)におけるG
方向から見た側面図、図28(a)及び(b)はヘッダ
ーパイプ近傍におけるフィンの挿着状態を示す要部拡大
図である。
【0004】この空気調和装置aは、図23に示すよう
に、密閉サイクルを循環する冷媒と空気との熱交換を行
ういわゆるパラレルフロー型熱交換器bと、該熱交換器
bを収容しかつ空気の流入口f1及び流出口f2を有す
る空気調和装置本体fと、該空気調和装置本体f内に配
設されたファンgとから主になる。
に、密閉サイクルを循環する冷媒と空気との熱交換を行
ういわゆるパラレルフロー型熱交換器bと、該熱交換器
bを収容しかつ空気の流入口f1及び流出口f2を有す
る空気調和装置本体fと、該空気調和装置本体f内に配
設されたファンgとから主になる。
【0005】熱交換器bは、図22に示すように、冷媒
の流路となるマルチフローを各々が有しかつ等間隔(約
10mm)に離間して並列する複数のアルミニウム製偏
平管cと、該複数の偏平管cの冷媒流入口及び冷媒流出
口のそれぞれに連通状態で取り付けられた筒状のアルミ
ニウム製ヘッダーパイプdとを備え、熱交換効率の向
上、小型化、軽量化等を図っている(例えば、実開昭6
3−173689号公報参照)。なお、下側ヘッダーパ
イプd及び上側ヘッダーパイプdのそれぞれの一端部に
は、冷媒の入口用パイプm1及び出口用パイプm2が設
けられている。
の流路となるマルチフローを各々が有しかつ等間隔(約
10mm)に離間して並列する複数のアルミニウム製偏
平管cと、該複数の偏平管cの冷媒流入口及び冷媒流出
口のそれぞれに連通状態で取り付けられた筒状のアルミ
ニウム製ヘッダーパイプdとを備え、熱交換効率の向
上、小型化、軽量化等を図っている(例えば、実開昭6
3−173689号公報参照)。なお、下側ヘッダーパ
イプd及び上側ヘッダーパイプdのそれぞれの一端部に
は、冷媒の入口用パイプm1及び出口用パイプm2が設
けられている。
【0006】また、複数の偏平管cの離間部には複数の
断面波形状のフィンeが、偏平管cの幅方向に平行に空
気を通風させるように挿着されている。また、このフィ
ンeは、図28(a)に示すように、ヘッダーパイプd
の外周に密着した状態で固定されている。さらに、この
フィンeの平板部には、図27(a)及び(b)に示す
ように、切り起こし加工により当該平板部のA面側方向
に折り曲げられたいわゆるルーバーである舌片e1、e
2、・・・e8が空気の通風方向Fに正対するように設
けられている。
断面波形状のフィンeが、偏平管cの幅方向に平行に空
気を通風させるように挿着されている。また、このフィ
ンeは、図28(a)に示すように、ヘッダーパイプd
の外周に密着した状態で固定されている。さらに、この
フィンeの平板部には、図27(a)及び(b)に示す
ように、切り起こし加工により当該平板部のA面側方向
に折り曲げられたいわゆるルーバーである舌片e1、e
2、・・・e8が空気の通風方向Fに正対するように設
けられている。
【0007】なお、熱交換器bの組み立てに際しては、
アルミニウム等の金属からなる各構成部品を仮組状態に
組みつけて、一括ろう付けにより接合するようにしてい
る。また、前記ヘッダーパイプdは、図25に示すよう
に、空気調和装置本体f内のスペースの有効利用のため
に大きな径(図では符号Rで示す)で曲げることがあ
る。
アルミニウム等の金属からなる各構成部品を仮組状態に
組みつけて、一括ろう付けにより接合するようにしてい
る。また、前記ヘッダーパイプdは、図25に示すよう
に、空気調和装置本体f内のスペースの有効利用のため
に大きな径(図では符号Rで示す)で曲げることがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の空気調和装置aにあっては、図23に示すように、
フィンeが偏平管cの幅方向に平行に向いているため、
流入口f1から空気調和装置a内に入る空気の流れF1
及びF2を意図的に変化させることができず、当該空気
の流れF1及びF2は、熱交換器bの傾斜角に従ったも
のであった。そこで、図24に示すように、フィンeを
偏平管cの幅方向に対して一定の角度を持たせて挿着す
る技術が知られているが、空気の流れF2はファンgの
回転方向g1と反対方向に向いてしまうと共に、空気の
流れF1はファンgの上方に逃げてしまうので、熱交換
効率が悪く、空気の流れを十分に制御することは困難で
ある。
来の空気調和装置aにあっては、図23に示すように、
フィンeが偏平管cの幅方向に平行に向いているため、
流入口f1から空気調和装置a内に入る空気の流れF1
及びF2を意図的に変化させることができず、当該空気
の流れF1及びF2は、熱交換器bの傾斜角に従ったも
のであった。そこで、図24に示すように、フィンeを
偏平管cの幅方向に対して一定の角度を持たせて挿着す
る技術が知られているが、空気の流れF2はファンgの
回転方向g1と反対方向に向いてしまうと共に、空気の
流れF1はファンgの上方に逃げてしまうので、熱交換
効率が悪く、空気の流れを十分に制御することは困難で
ある。
【0009】また、空気調和装置本体f内のスペースの
有効利用のために、ヘッダーパイプdを曲げ加工する場
合、急角度で曲げると、フィンeが変形するあるいは偏
平管cが互いに当たったりするなどの不都合が生じるた
め、曲げ加工部の内側半径Rの大きさを制限する必要が
ある。そのため、空気調和装置aの各構成のレイアウト
を自由にできなかった。
有効利用のために、ヘッダーパイプdを曲げ加工する場
合、急角度で曲げると、フィンeが変形するあるいは偏
平管cが互いに当たったりするなどの不都合が生じるた
め、曲げ加工部の内側半径Rの大きさを制限する必要が
ある。そのため、空気調和装置aの各構成のレイアウト
を自由にできなかった。
【0010】また、室外機として空気調和装置aを使用
する場合、通常、図26に示すように、熱交換器bを空
気調和装置f内に配置するが、サイクル装置類h付近や
熱交換器bのコーナー部b1付近では、空気の取り入れ
が少なくなるので、熱交換効率が悪い。
する場合、通常、図26に示すように、熱交換器bを空
気調和装置f内に配置するが、サイクル装置類h付近や
熱交換器bのコーナー部b1付近では、空気の取り入れ
が少なくなるので、熱交換効率が悪い。
【0011】また、フィンeに設けられた前記舌片e
1、e2、・・・e8(図27(a)及び(b)参照)
は、全てフィンeの平板部のA面側方向に曲げられたも
のであるため、B面側では熱交換効率が良くないととも
に、従来の切り起こし加工では、B面側の熱交換状態に
関して十分な対応ができなかった。
1、e2、・・・e8(図27(a)及び(b)参照)
は、全てフィンeの平板部のA面側方向に曲げられたも
のであるため、B面側では熱交換効率が良くないととも
に、従来の切り起こし加工では、B面側の熱交換状態に
関して十分な対応ができなかった。
【0012】また、フィンeがヘッダーパイプdに密着
しており、図28(a)に示すように、密着した部分に
おけるフィンeの曲げ角度j1が、フィンeの他の部分
の曲げ角度jの略半分であるため、同(b)に示すよう
に、当該密着した部分に結露がたまりやすく、このこと
が結露水滞留の原因になりやすかった。
しており、図28(a)に示すように、密着した部分に
おけるフィンeの曲げ角度j1が、フィンeの他の部分
の曲げ角度jの略半分であるため、同(b)に示すよう
に、当該密着した部分に結露がたまりやすく、このこと
が結露水滞留の原因になりやすかった。
【0013】また、熱交換器bの組み立て工程におい
て、図29及び図30に示すように、偏平管cをヘッダ
ーパイプdにセットする際、ヘッダーパイプdに対する
偏平管cの位置決め手段がないので、偏平管cの挿入し
ろc1のばらつきが生じやすく、場合によっては、両者
を確実に嵌合させようとするために、偏平管dの端部が
ヘッダーパイプdの内径中心近くまで達することもあ
る。この場合、冷媒がヘッダーパイプd内を流れる際に
受ける流路抵抗が増加する、あるいは、冷媒に溶解して
サイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管c間に滞
留する恐れがあった。
て、図29及び図30に示すように、偏平管cをヘッダ
ーパイプdにセットする際、ヘッダーパイプdに対する
偏平管cの位置決め手段がないので、偏平管cの挿入し
ろc1のばらつきが生じやすく、場合によっては、両者
を確実に嵌合させようとするために、偏平管dの端部が
ヘッダーパイプdの内径中心近くまで達することもあ
る。この場合、冷媒がヘッダーパイプd内を流れる際に
受ける流路抵抗が増加する、あるいは、冷媒に溶解して
サイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管c間に滞
留する恐れがあった。
【0014】さらに、偏平管c間のヘッダーパイプdの
外表面形状は、図30に示すように、プレス加工によっ
て生じた凹凸形状となっているため、フィンeを偏平管
c間に溶着する際に、フィンeの上下端部がヘッダーパ
イプdの外表面に溶着されたり、フィンeの折れ曲がり
ピッチが小さくなったりする不具合が生じる。したがっ
て、特に熱交換器bを蒸発器として用いるときは、フィ
ンeに発生した結露水が排出されずに滞留するため、こ
の結露水によって通風抵抗が増し、熱交換器bの熱交換
性能が低下してしまう恐れがあった。
外表面形状は、図30に示すように、プレス加工によっ
て生じた凹凸形状となっているため、フィンeを偏平管
c間に溶着する際に、フィンeの上下端部がヘッダーパ
イプdの外表面に溶着されたり、フィンeの折れ曲がり
ピッチが小さくなったりする不具合が生じる。したがっ
て、特に熱交換器bを蒸発器として用いるときは、フィ
ンeに発生した結露水が排出されずに滞留するため、こ
の結露水によって通風抵抗が増し、熱交換器bの熱交換
性能が低下してしまう恐れがあった。
【0015】本発明は、前記従来の問題点を解決すべく
なされたものであって、空気調和装置において、空気調
和装置本体内のスペースの有効利用を可能にする、また
は、熱交換部の結露水や圧縮機用潤滑油の滞留を防止す
る、もしくは、偏平管の製法上のばらつきを低減させ
て、熱交換効率を向上させる熱交換器を提供することを
目的とする。
なされたものであって、空気調和装置において、空気調
和装置本体内のスペースの有効利用を可能にする、また
は、熱交換部の結露水や圧縮機用潤滑油の滞留を防止す
る、もしくは、偏平管の製法上のばらつきを低減させ
て、熱交換効率を向上させる熱交換器を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の構成を有する。すなわち、本発明の第
1の発明は、送風用ファンによって通風する空気と熱交
換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間して
並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前記流路に
おける流入口部及び流出口部のそれぞれに取り付けられ
たヘッダーパイプとを備えるものであって、前記複数の
偏平管によって形成される離間部に、面に沿って空気を
流すフィンが挿着された熱交換器において、前記フィン
の面の向きをフィン全体として二種以上に設定して、空
気の通風方向を、二種以上に変更させると共に送風用フ
ァンの回転方向に対して順方向にさせることを特徴とす
る熱交換器である。
成するため、次の構成を有する。すなわち、本発明の第
1の発明は、送風用ファンによって通風する空気と熱交
換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間して
並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前記流路に
おける流入口部及び流出口部のそれぞれに取り付けられ
たヘッダーパイプとを備えるものであって、前記複数の
偏平管によって形成される離間部に、面に沿って空気を
流すフィンが挿着された熱交換器において、前記フィン
の面の向きをフィン全体として二種以上に設定して、空
気の通風方向を、二種以上に変更させると共に送風用フ
ァンの回転方向に対して順方向にさせることを特徴とす
る熱交換器である。
【0017】また、本発明の第2の発明は、通風する空
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前
記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに取り
付けられたヘッダーパイプと、前記複数の偏平管によっ
て形成される離間部に挿着されたフィンとを備え、か
つ、前記ヘッダーパイプが曲げ加工によって形成された
屈曲部を有する熱交換器において、前記ヘッダーパイプ
の前記屈曲部近傍には、前記偏平管を取り付けないこと
を特徴とする熱交換器である。
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前
記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに取り
付けられたヘッダーパイプと、前記複数の偏平管によっ
て形成される離間部に挿着されたフィンとを備え、か
つ、前記ヘッダーパイプが曲げ加工によって形成された
屈曲部を有する熱交換器において、前記ヘッダーパイプ
の前記屈曲部近傍には、前記偏平管を取り付けないこと
を特徴とする熱交換器である。
【0018】また、本発明の第3の発明は、通風する空
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前
記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに取り
付けられたヘッダーパイプとを備えるものであって、前
記複数の偏平管によって形成される離間部にフィンが挿
着された熱交換器において、前記フィンは、つづら折り
形状を呈するものであって、平板部と折れ曲がり部とを
有し、前記フィンの平板部には、該平板部を切り起こし
てなる複数の舌片が形成され、該複数の舌片は、当該平
板部の一面側に折り曲げられた舌片と、他面側に折り曲
げられた舌片とからなることを特徴とする熱交換器であ
る。
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前
記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに取り
付けられたヘッダーパイプとを備えるものであって、前
記複数の偏平管によって形成される離間部にフィンが挿
着された熱交換器において、前記フィンは、つづら折り
形状を呈するものであって、平板部と折れ曲がり部とを
有し、前記フィンの平板部には、該平板部を切り起こし
てなる複数の舌片が形成され、該複数の舌片は、当該平
板部の一面側に折り曲げられた舌片と、他面側に折り曲
げられた舌片とからなることを特徴とする熱交換器であ
る。
【0019】また、本発明の第4の発明は、通風する空
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した縦向きの複数の偏平管と、該複数の偏
平管の端部が嵌入される嵌合穴を有する上下一組のヘッ
ダーパイプとを備える熱交換器において、偏平管の前記
端部の端面と前記ヘッダーパイプの内面とは、ヘッダー
パイプ横断面視においてほぼ同一面をなすことを特徴と
する熱交換器である。
気と熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに
離間して並列した縦向きの複数の偏平管と、該複数の偏
平管の端部が嵌入される嵌合穴を有する上下一組のヘッ
ダーパイプとを備える熱交換器において、偏平管の前記
端部の端面と前記ヘッダーパイプの内面とは、ヘッダー
パイプ横断面視においてほぼ同一面をなすことを特徴と
する熱交換器である。
【0020】また、本発明の第5の発明は、偏平管の前
記端部の外表面には、偏平管の前記端面から所定の長さ
離れた位置に段部が設けられ、偏平管の前記端部がヘッ
ダーパイプの前記嵌合穴に嵌入されたときに、前記段部
がヘッダーパイプの外表面に当接するものである。
記端部の外表面には、偏平管の前記端面から所定の長さ
離れた位置に段部が設けられ、偏平管の前記端部がヘッ
ダーパイプの前記嵌合穴に嵌入されたときに、前記段部
がヘッダーパイプの外表面に当接するものである。
【0021】したがって、本発明の第1の発明によれ
ば、フィンが空気の通風方向を制御することができるの
で、送風ファンなどが設置された場合に、空気の通風方
向を二種以上に設定することにより、送風ファンに対し
て効率よく空気を送風させることができる。
ば、フィンが空気の通風方向を制御することができるの
で、送風ファンなどが設置された場合に、空気の通風方
向を二種以上に設定することにより、送風ファンに対し
て効率よく空気を送風させることができる。
【0022】また、本発明の第2の発明によれば、前記
ヘッダーパイプの前記屈曲部近傍には、前記偏平管が配
置されないので、曲げ加工の際に偏平管あるいはフィン
等が変形しにくいと共に、急角度の曲げ加工が可能とな
る。
ヘッダーパイプの前記屈曲部近傍には、前記偏平管が配
置されないので、曲げ加工の際に偏平管あるいはフィン
等が変形しにくいと共に、急角度の曲げ加工が可能とな
る。
【0023】また、本発明の第3の発明によれば、フィ
ンの平板部の両面に舌片が設けられているため、片面の
みに舌片が設けたれたフィンに比べ、フィンにおける空
気との接触部がフィン全体で均等になるので、フィンで
の熱交換効率が向上する。
ンの平板部の両面に舌片が設けられているため、片面の
みに舌片が設けたれたフィンに比べ、フィンにおける空
気との接触部がフィン全体で均等になるので、フィンで
の熱交換効率が向上する。
【0024】また、本発明の第4の発明によれば、偏平
管の前記端面とヘッダーパイプの前記内面とをほぼ同一
面上に位置させて偏平管の端部をヘッダーパイプの嵌合
穴に嵌入させることにより、ヘッダーパイプ内への偏平
管の端部の突き出しを無くすことができる。したがっ
て、サイクル内を循環する冷媒の流路抵抗を大幅に減少
させることができるので、冷媒の流れがスムーズなもの
となり、熱交換効率を向上させることができる。また、
溶解してサイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管
の間に滞留することもない。
管の前記端面とヘッダーパイプの前記内面とをほぼ同一
面上に位置させて偏平管の端部をヘッダーパイプの嵌合
穴に嵌入させることにより、ヘッダーパイプ内への偏平
管の端部の突き出しを無くすことができる。したがっ
て、サイクル内を循環する冷媒の流路抵抗を大幅に減少
させることができるので、冷媒の流れがスムーズなもの
となり、熱交換効率を向上させることができる。また、
溶解してサイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管
の間に滞留することもない。
【0025】なお、この第4の発明においては、例え
ば、偏平管の端面をヘッダーパイプの内周面の曲率とほ
ぼ同一の曲率を有する凹形状を呈するようにしたり、偏
平管の端面を平面とすると共にヘッダーパイプの内周面
には長手方向に沿って形成されかつ嵌合穴が開口した平
面を設けたりして、偏平管の前記端面とヘッダーパイプ
の前記内面とをほぼ同一面上に位置させる。
ば、偏平管の端面をヘッダーパイプの内周面の曲率とほ
ぼ同一の曲率を有する凹形状を呈するようにしたり、偏
平管の端面を平面とすると共にヘッダーパイプの内周面
には長手方向に沿って形成されかつ嵌合穴が開口した平
面を設けたりして、偏平管の前記端面とヘッダーパイプ
の前記内面とをほぼ同一面上に位置させる。
【0026】また、本発明の第5の発明によれば、熱交
換器の仮組み立て時において、前記段部がヘッダーパイ
プの外表面に当接することにより、ヘッダーパイプへの
偏平管の挿入しろが前記所定の長さになるため、当該挿
入しろのばらつきがなくなり、精度よく熱交換器を組み
立てることができる。また、必要以上に前記挿入しろが
大きくなることを回避できる。したがって、サイクル内
での冷媒の流れをスムーズなものとし、熱交換効率を向
上させることができる。
換器の仮組み立て時において、前記段部がヘッダーパイ
プの外表面に当接することにより、ヘッダーパイプへの
偏平管の挿入しろが前記所定の長さになるため、当該挿
入しろのばらつきがなくなり、精度よく熱交換器を組み
立てることができる。また、必要以上に前記挿入しろが
大きくなることを回避できる。したがって、サイクル内
での冷媒の流れをスムーズなものとし、熱交換効率を向
上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
を参照して説明する。まず、本発明に係る第1実施例に
ついて説明する。図1は第1実施例の熱交換器を備えた
空気調和装置の側面から見た断面図である。また、図2
は第1実施例の熱交換器の変形例の側面から見た断面図
である。また、図3は、フィンの挿着状態を示す斜視図
である。
を参照して説明する。まず、本発明に係る第1実施例に
ついて説明する。図1は第1実施例の熱交換器を備えた
空気調和装置の側面から見た断面図である。また、図2
は第1実施例の熱交換器の変形例の側面から見た断面図
である。また、図3は、フィンの挿着状態を示す斜視図
である。
【0028】第1実施例の熱交換器1は、図1に示すよ
うに、本発明をパラレルフロー型のアルミニウム製蒸発
器に適用したものであって、空気の吸い込みグリル3a
及び吹き出しグリル3bを有する空気調和装置本体3内
に収容されている。この熱交換器1は、図1または図2
に示すように、送風用ファン2によって通風する空気と
熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間
して並列した複数の偏平管21と、該複数の偏平管21
の前記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに
取り付けられた筒状のヘッダーパイプ20とを備えるも
のであって、前記複数の偏平管21によって形成される
離間部21aに、面に沿って空気を流すフィン22が挿
着されていて(図3参照)、前記フィン22の面の向き
をフィン22全体として二種設定する、つまり、この実
施例では、複数のフィン22を一方の向きで挿着された
フィン22uとフィン22uとは異なる向きで挿着され
たフィン22dとに分けることにより、空気の通風方向
を二種(符号42aと43a)に変更させると共に送風
用ファン2の回転方向2aに対して順方向にさせるもの
である。ここでいう、空気の通風方向を送風用ファン2
の回転方向に対して順方向にさせるとは、空気の通風方
向(この実施例では符号42a、43aで示す方向)
を、送風用ファン2の上部における、送風用ファン2に
よって流動する空気の流れ方向に沿わせることをいう。
うに、本発明をパラレルフロー型のアルミニウム製蒸発
器に適用したものであって、空気の吸い込みグリル3a
及び吹き出しグリル3bを有する空気調和装置本体3内
に収容されている。この熱交換器1は、図1または図2
に示すように、送風用ファン2によって通風する空気と
熱交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間
して並列した複数の偏平管21と、該複数の偏平管21
の前記流路における流入口部及び流出口部のそれぞれに
取り付けられた筒状のヘッダーパイプ20とを備えるも
のであって、前記複数の偏平管21によって形成される
離間部21aに、面に沿って空気を流すフィン22が挿
着されていて(図3参照)、前記フィン22の面の向き
をフィン22全体として二種設定する、つまり、この実
施例では、複数のフィン22を一方の向きで挿着された
フィン22uとフィン22uとは異なる向きで挿着され
たフィン22dとに分けることにより、空気の通風方向
を二種(符号42aと43a)に変更させると共に送風
用ファン2の回転方向2aに対して順方向にさせるもの
である。ここでいう、空気の通風方向を送風用ファン2
の回転方向に対して順方向にさせるとは、空気の通風方
向(この実施例では符号42a、43aで示す方向)
を、送風用ファン2の上部における、送風用ファン2に
よって流動する空気の流れ方向に沿わせることをいう。
【0029】なお、この熱交換器1は、図1に示される
ように、空気調和装置本体3内に側面視でやや傾斜し、
かつ、偏平管21が上下方向に指向するように配設され
ている。このために、熱交換作用の際、偏平管21外側
面に発生する除湿水や除霜水等が当該外側面に沿って下
方に排水されて、除湿水や除霜水等が偏平管21に滞留
するのを防ぐことができる。
ように、空気調和装置本体3内に側面視でやや傾斜し、
かつ、偏平管21が上下方向に指向するように配設され
ている。このために、熱交換作用の際、偏平管21外側
面に発生する除湿水や除霜水等が当該外側面に沿って下
方に排水されて、除湿水や除霜水等が偏平管21に滞留
するのを防ぐことができる。
【0030】また、この熱交換器1の組み立てに際して
は、従来の熱交換器と同様に、アルミニウム等の金属か
らなる各構成部品を仮組状態に組みつけて、一括ろう付
けにより接合する。
は、従来の熱交換器と同様に、アルミニウム等の金属か
らなる各構成部品を仮組状態に組みつけて、一括ろう付
けにより接合する。
【0031】前記フィン22は、図3に詳細に示すよう
に、例えばアルミニウムからなる長尺の原板をつづら折
り形状に連続的に折り曲げて形成されたものであって、
複数の平板部22aと折れ曲がり部22bとを有する。
なお、このフィン22を前記複数の偏平管21の離間部
21aに挿着する際には、当該平板部22aを傾斜させ
て取り付けれることにより、前述した偏平管21の場合
と同様に、除湿水や除霜水等がフィン22に滞留するの
を防ぐことができる。また、このフィン22は単一の原
板をつづら折り状に折り曲げて形成されるものでもよい
が、それぞれ分割された単品の素材を組みつけてなるも
のでもよい。
に、例えばアルミニウムからなる長尺の原板をつづら折
り形状に連続的に折り曲げて形成されたものであって、
複数の平板部22aと折れ曲がり部22bとを有する。
なお、このフィン22を前記複数の偏平管21の離間部
21aに挿着する際には、当該平板部22aを傾斜させ
て取り付けれることにより、前述した偏平管21の場合
と同様に、除湿水や除霜水等がフィン22に滞留するの
を防ぐことができる。また、このフィン22は単一の原
板をつづら折り状に折り曲げて形成されるものでもよい
が、それぞれ分割された単品の素材を組みつけてなるも
のでもよい。
【0032】また、フィン22のフィン22u及びフィ
ン22dは、熱交換器1を通過した空気が送風用ファン
2の上部に送風されるように挿着されている。すなわ
ち、フィン22u及びフィン22dのそれぞれの折り曲
げ部の折れ線方向が送風用ファン2の上部に向くよう
に、フィン22が挿着されている。
ン22dは、熱交換器1を通過した空気が送風用ファン
2の上部に送風されるように挿着されている。すなわ
ち、フィン22u及びフィン22dのそれぞれの折り曲
げ部の折れ線方向が送風用ファン2の上部に向くよう
に、フィン22が挿着されている。
【0033】よって、この第1実施例の構成によれば、
送風用ファン2が駆動されることにより、空気が吸い込
みグリル3aを通って符号42及び43の矢印で示すよ
うに、空気調和装置本体3内に取り込まれ、熱交換器1
に吹き付けられる。この吹き付けられた空気は前記フィ
ン22の平板部22aに沿って流れると共に偏平管21
の流路を流れる冷媒と熱交換を行った後、空気はフィン
22u及びフィン22dによって、その通風方向を符号
42a及び43aに変えられて、送風用ファン2の上部
に送風され、送風用ファン2によって吹き出しグリル3
bから空気調和本体3の外部へ吹き出される。
送風用ファン2が駆動されることにより、空気が吸い込
みグリル3aを通って符号42及び43の矢印で示すよ
うに、空気調和装置本体3内に取り込まれ、熱交換器1
に吹き付けられる。この吹き付けられた空気は前記フィ
ン22の平板部22aに沿って流れると共に偏平管21
の流路を流れる冷媒と熱交換を行った後、空気はフィン
22u及びフィン22dによって、その通風方向を符号
42a及び43aに変えられて、送風用ファン2の上部
に送風され、送風用ファン2によって吹き出しグリル3
bから空気調和本体3の外部へ吹き出される。
【0034】したがって、この第1実施例によれば、フ
ィン22u及びフィン22dによって、通風方向を変え
られかつ送風用ファン2の上部に送風された空気の流れ
は、送風用ファン2の回転と順風になるため、空気調和
装置本体3内において空気が効率よく流れので、送風用
ファン2の騒音の低減や空気調和装置の性能向上が可能
となる。
ィン22u及びフィン22dによって、通風方向を変え
られかつ送風用ファン2の上部に送風された空気の流れ
は、送風用ファン2の回転と順風になるため、空気調和
装置本体3内において空気が効率よく流れので、送風用
ファン2の騒音の低減や空気調和装置の性能向上が可能
となる。
【0035】なお、この第1実施例においては、フィン
22の面の向きをフィン22全体として二種設定した
が、空気の通風方向あるいはグリルの数などによって、
三種以上であっても、本発明の技術範囲内である。
22の面の向きをフィン22全体として二種設定した
が、空気の通風方向あるいはグリルの数などによって、
三種以上であっても、本発明の技術範囲内である。
【0036】また、図2に示した第1実施例の変形例
は、第1実施例の熱交換器1を屈曲させると共に、空気
調和機本体3に二つの吸い込みグリル3a1、3a2を
設けたものである。この変形例のように、空気調和機本
体3内への空気の吸い込み方向が、符号42、43で示
すように二種以上である場合でも、第1実施例と同様
に、フィン22の挿着方向を変えることによって、空気
を送風用ファン2の上部に送風させることが可能であ
る。
は、第1実施例の熱交換器1を屈曲させると共に、空気
調和機本体3に二つの吸い込みグリル3a1、3a2を
設けたものである。この変形例のように、空気調和機本
体3内への空気の吸い込み方向が、符号42、43で示
すように二種以上である場合でも、第1実施例と同様
に、フィン22の挿着方向を変えることによって、空気
を送風用ファン2の上部に送風させることが可能であ
る。
【0037】次に、本発明に係る第2実施例について説
明する。図4は第2実施例の熱交換器のヘッダーパイプ
の屈曲部近傍を示す斜視図である。また、図5は、第2
実施例の熱交換器に備えられるヘッダーパイプを曲げ加
工した3つの例((a)〜(c))を示す平面図であ
る。第2実施例の熱交換器1は、第1実施例の熱交換器
1の基本構成において、図4に示すように、前記ヘッダ
ーパイプ20が曲げ加工によって形成された屈曲部20
aを有し、前記ヘッダーパイプ20の前記屈曲部20a
近傍には、前記偏平管21が取り付けられていないもの
である。
明する。図4は第2実施例の熱交換器のヘッダーパイプ
の屈曲部近傍を示す斜視図である。また、図5は、第2
実施例の熱交換器に備えられるヘッダーパイプを曲げ加
工した3つの例((a)〜(c))を示す平面図であ
る。第2実施例の熱交換器1は、第1実施例の熱交換器
1の基本構成において、図4に示すように、前記ヘッダ
ーパイプ20が曲げ加工によって形成された屈曲部20
aを有し、前記ヘッダーパイプ20の前記屈曲部20a
近傍には、前記偏平管21が取り付けられていないもの
である。
【0038】よって、この第2実施例の構成によれば、
前記ヘッダーパイプ20の前記屈曲部20a近傍には、
前記偏平管21が配置されないので、曲げ加工の際に偏
平管20あるいはフィン等が変形しにくいと共に、急角
度の曲げ加工が可能となる。
前記ヘッダーパイプ20の前記屈曲部20a近傍には、
前記偏平管21が配置されないので、曲げ加工の際に偏
平管20あるいはフィン等が変形しにくいと共に、急角
度の曲げ加工が可能となる。
【0039】したがって、この第2実施例によれば、図
5(a)に示すように、ヘッダーパイプ20の急角度の
曲げ加工によって、内側半径R1を小さくできる。ま
た、同(b)に示すように、鈍角に曲げられた二つの屈
曲部20b、20cをヘッダーパイプ20に設けること
も可能である。さらに、同(c)に示すように、略直角
な二つの屈曲部20d、20eを設けることも可能であ
る。よって、ヘッダーパイプ20の形状を利用して空気
調和装置本体3内のスペースの有効利用が図れる。な
お、ヘッダーパイプ20の形状は、これに限定されず、
三つの屈曲部を形成させるなど他の形状でもよい。
5(a)に示すように、ヘッダーパイプ20の急角度の
曲げ加工によって、内側半径R1を小さくできる。ま
た、同(b)に示すように、鈍角に曲げられた二つの屈
曲部20b、20cをヘッダーパイプ20に設けること
も可能である。さらに、同(c)に示すように、略直角
な二つの屈曲部20d、20eを設けることも可能であ
る。よって、ヘッダーパイプ20の形状を利用して空気
調和装置本体3内のスペースの有効利用が図れる。な
お、ヘッダーパイプ20の形状は、これに限定されず、
三つの屈曲部を形成させるなど他の形状でもよい。
【0040】次に、本発明に係る第3実施例について説
明する。図6は第3実施例の熱交換器を備えた空気調和
装置の上方から見た断面図である。また、図7は第3実
施例の熱交換器の変形例の側面から見た断面図である。
第3実施例の熱交換器1は、第1実施例の熱交換器1の
基本構成において、図6に示すように、前記複数の偏平
管21によって形成された離間部21aの各々の離間距
離が、当該離間部21aを通風する空気の量に応じて個
別に設定されているものである。
明する。図6は第3実施例の熱交換器を備えた空気調和
装置の上方から見た断面図である。また、図7は第3実
施例の熱交換器の変形例の側面から見た断面図である。
第3実施例の熱交換器1は、第1実施例の熱交換器1の
基本構成において、図6に示すように、前記複数の偏平
管21によって形成された離間部21aの各々の離間距
離が、当該離間部21aを通風する空気の量に応じて個
別に設定されているものである。
【0041】すなわち、空気が吹き付けられた熱交換器
1において、空気の通風量が多い部分では、複数の偏平
管21によって形成される離間部21aの離間距離を小
さくし、空気の通風量が少ないコーナー部1aやサイク
ル装置類6の近傍部分では、離間距離を大きくしてあ
る。
1において、空気の通風量が多い部分では、複数の偏平
管21によって形成される離間部21aの離間距離を小
さくし、空気の通風量が少ないコーナー部1aやサイク
ル装置類6の近傍部分では、離間距離を大きくしてあ
る。
【0042】したがって、この第3実施例によれば、複
数の偏平管21を同本数で等間隔に並列させた場合に比
べ、熱交換器1全体の熱交換効率を向上させることがで
きる。なお、図7に示された第3実施例の変形例のよう
に、フィン22の離間部30の各々の離間距離を通風す
る空気に応じて個別に設定しても、第3実施例と同様な
効果が得られる。
数の偏平管21を同本数で等間隔に並列させた場合に比
べ、熱交換器1全体の熱交換効率を向上させることがで
きる。なお、図7に示された第3実施例の変形例のよう
に、フィン22の離間部30の各々の離間距離を通風す
る空気に応じて個別に設定しても、第3実施例と同様な
効果が得られる。
【0043】次に、本発明に係る第4実施例について説
明する。図8は第4実施例の熱交換器に備えられたフィ
ンの拡大斜視図である。また、図9は図8における矢視
45で見たフィンの側面図であって、(a)はフィンの
一例、(b)は他の例を示すものである。図10はフィ
ンの加工状態を示すローラーの斜視図である。
明する。図8は第4実施例の熱交換器に備えられたフィ
ンの拡大斜視図である。また、図9は図8における矢視
45で見たフィンの側面図であって、(a)はフィンの
一例、(b)は他の例を示すものである。図10はフィ
ンの加工状態を示すローラーの斜視図である。
【0044】第4実施例の熱交換器1は、図8〜図10
に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成にお
いて、前記フィン22は、つづら折り形状を呈するもの
であって、平板部22aと折れ曲がり部22bとを有
し、前記フィン22の平板部22aには、該平板部22
aを切り起こしてなる複数の舌片が形成され、該複数の
舌片は、当該平板部22aのA面側に折り曲げられた舌
片22cと、B面側に折り曲げられた舌片22dとから
なる。
に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成にお
いて、前記フィン22は、つづら折り形状を呈するもの
であって、平板部22aと折れ曲がり部22bとを有
し、前記フィン22の平板部22aには、該平板部22
aを切り起こしてなる複数の舌片が形成され、該複数の
舌片は、当該平板部22aのA面側に折り曲げられた舌
片22cと、B面側に折り曲げられた舌片22dとから
なる。
【0045】したがって、この第4実施例によれば、矢
印44方向に送風される空気がフィン22の平板部22
aの両面(A面とB面)に設けられた舌片22cと22
dを通風するため、片面のみに舌片が設けられたフィン
に比べ、空気との接触部が均等になるので、熱交換器1
の熱交換効率を向上させる。
印44方向に送風される空気がフィン22の平板部22
aの両面(A面とB面)に設けられた舌片22cと22
dを通風するため、片面のみに舌片が設けられたフィン
に比べ、空気との接触部が均等になるので、熱交換器1
の熱交換効率を向上させる。
【0046】なお、この舌片22c及び22dは、図1
0に示すように、例えばアルミニウム等からなる長尺の
原板32をエンボス加工が施された二本のローラ34の
間を通すことにより切り起こされることができる。ま
た、図9(b)に示した他の例のように、A面側の舌片
22cとB面側の舌片22dとが交互に並ぶようにして
もよいし、不規則に並べてもよい。また、舌片の形状は
これに限定されず、半円板形状、正方形形状などでもよ
い。
0に示すように、例えばアルミニウム等からなる長尺の
原板32をエンボス加工が施された二本のローラ34の
間を通すことにより切り起こされることができる。ま
た、図9(b)に示した他の例のように、A面側の舌片
22cとB面側の舌片22dとが交互に並ぶようにして
もよいし、不規則に並べてもよい。また、舌片の形状は
これに限定されず、半円板形状、正方形形状などでもよ
い。
【0047】次に、本発明に係る第5実施例について説
明する。図11は第5実施例の熱交換器のヘッダーパイ
プ近傍の構成図である。第5実施例の熱交換器1は、図
11に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成
において、前記離間部21aにおける前記下側のヘッダ
ーパイプ20近傍には、フィンが挿着されていないもの
である。
明する。図11は第5実施例の熱交換器のヘッダーパイ
プ近傍の構成図である。第5実施例の熱交換器1は、図
11に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成
において、前記離間部21aにおける前記下側のヘッダ
ーパイプ20近傍には、フィンが挿着されていないもの
である。
【0048】よって、この第5実施例の構成によれば、
フィン22の最下部と下側のヘッダーパイプ20の上部
が密着していないので、例えば、熱交換器1を蒸発器と
して使用して暖房運転を行う際に、フィン22の最下部
での露落ちが良くなり、フィン22の最下部下面22D
とヘッダーパイプ20の上部との間に露が溜まることが
ない。
フィン22の最下部と下側のヘッダーパイプ20の上部
が密着していないので、例えば、熱交換器1を蒸発器と
して使用して暖房運転を行う際に、フィン22の最下部
での露落ちが良くなり、フィン22の最下部下面22D
とヘッダーパイプ20の上部との間に露が溜まることが
ない。
【0049】したがって、この第5実施例によれば、フ
ィン22の最下部での露落ちが良くなるので、熱交換器
1への露つきを防止でき、安定した熱交換を行える。
ィン22の最下部での露落ちが良くなるので、熱交換器
1への露つきを防止でき、安定した熱交換を行える。
【0050】次に、本発明に係る第6実施例について説
明する。図12は第6実施例の熱交換器のヘッダーパイ
プ近傍の構成図である。第6実施例の熱交換器1は、図
12に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成
において、下側のヘッダーパイプ20の外周面には、複
数の環状の浅い露落ち用溝23が形成されるものであ
る。
明する。図12は第6実施例の熱交換器のヘッダーパイ
プ近傍の構成図である。第6実施例の熱交換器1は、図
12に示すように、第1実施例の熱交換器1の基本構成
において、下側のヘッダーパイプ20の外周面には、複
数の環状の浅い露落ち用溝23が形成されるものであ
る。
【0051】よって、この第6実施例の構成によれば、
例えば、熱交換器1を蒸発器として使用して暖房運転を
行う際に、熱交換器1に発生する露がフィン22の最下
部下面21bに沿ってヘッダーパイプ20に到達した
後、当該露落ち用溝23に沿って流れ落ちるので、フィ
ン22の最下部での露落ちが良くなり、フィン22の最
下部下面22Dとヘッダーパイプ20の上部との間に露
が溜まることがない。
例えば、熱交換器1を蒸発器として使用して暖房運転を
行う際に、熱交換器1に発生する露がフィン22の最下
部下面21bに沿ってヘッダーパイプ20に到達した
後、当該露落ち用溝23に沿って流れ落ちるので、フィ
ン22の最下部での露落ちが良くなり、フィン22の最
下部下面22Dとヘッダーパイプ20の上部との間に露
が溜まることがない。
【0052】したがって、この第6実施例によれば、フ
ィン22の最下部での露落ちが良くなるので、熱交換器
1への露つきを防止でき、安定した熱交換を行える。
ィン22の最下部での露落ちが良くなるので、熱交換器
1への露つきを防止でき、安定した熱交換を行える。
【0053】なお、当該環状の露落ち用溝23の溝深さ
及び溝幅の寸法は、フィン22の最下部下面22Dに沿
ってヘッダーパイプ20に到達した露を処理できる大き
さであれば足り、本発明はこの実施例の露落ち用溝23
の形状に限定されない。また、当該環状の露落ち用溝2
3のヘッダーパイプ20の軸方向における位置及び数は
任意に設定可能である。また、露落ち用溝23は、外周
面を完全に一周しないものでもよい。
及び溝幅の寸法は、フィン22の最下部下面22Dに沿
ってヘッダーパイプ20に到達した露を処理できる大き
さであれば足り、本発明はこの実施例の露落ち用溝23
の形状に限定されない。また、当該環状の露落ち用溝2
3のヘッダーパイプ20の軸方向における位置及び数は
任意に設定可能である。また、露落ち用溝23は、外周
面を完全に一周しないものでもよい。
【0054】次に、本発明に係る第7実施例について説
明する。図13は第7実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。
明する。図13は第7実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。
【0055】第7実施例の熱交換器は、図13に示すよ
うに、第1実施例の熱交換器1の基本構成において、フ
ィン22の上下の端部22eのそれぞれが、ヘッダーパ
イプ20の外表面から所定長さL1の範囲内で偏平管2
1とほぼ平行に形成されると共に、当該端部22eの先
端がヘッダーパイプ20の外表面に当接するものであ
る。
うに、第1実施例の熱交換器1の基本構成において、フ
ィン22の上下の端部22eのそれぞれが、ヘッダーパ
イプ20の外表面から所定長さL1の範囲内で偏平管2
1とほぼ平行に形成されると共に、当該端部22eの先
端がヘッダーパイプ20の外表面に当接するものであ
る。
【0056】したがって、この第7実施例によれば、ヘ
ッダーパイプ20の外表面から所定長さL1の範囲内に
おいて、フィン22の端部22eが偏平管21とほぼ平
行に形成されかつ先端がヘッダーパイプ20の外表面に
当接しているので、熱交換器の一括ろう付け時における
ろう材の付着等の製造上の不備にかかわりなく、フィン
22に発生した結露水は、上下いずれのヘッダーパイプ
20近傍であっても、滞留せずに当該端部22eを伝っ
て流れ落ちる。
ッダーパイプ20の外表面から所定長さL1の範囲内に
おいて、フィン22の端部22eが偏平管21とほぼ平
行に形成されかつ先端がヘッダーパイプ20の外表面に
当接しているので、熱交換器の一括ろう付け時における
ろう材の付着等の製造上の不備にかかわりなく、フィン
22に発生した結露水は、上下いずれのヘッダーパイプ
20近傍であっても、滞留せずに当該端部22eを伝っ
て流れ落ちる。
【0057】なお、本発明者によれば、所定長さL1を
約1〜5mmの範囲内で設定することが好適であると考
えられる。また、フィン22の端部22eの先端がヘッ
ダーパイプ20の外表面に当接する位置は、偏平管21
間のヘッダーパイプ20の外表面における中央部や偏平
管21寄り等、適宜設定できるものである。
約1〜5mmの範囲内で設定することが好適であると考
えられる。また、フィン22の端部22eの先端がヘッ
ダーパイプ20の外表面に当接する位置は、偏平管21
間のヘッダーパイプ20の外表面における中央部や偏平
管21寄り等、適宜設定できるものである。
【0058】次に、本発明に係る第8実施例について説
明する。図14は第8実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。
明する。図14は第8実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。
【0059】第8実施例の熱交換器1は、図14に示す
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、ヘ
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL2の範囲内
における各折れ曲がり部22bの間隔(折れ曲がりピッ
チ)P1が、当該範囲外の各折れ曲がり部22bの間隔
P2よりも大きいものである。
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、ヘ
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL2の範囲内
における各折れ曲がり部22bの間隔(折れ曲がりピッ
チ)P1が、当該範囲外の各折れ曲がり部22bの間隔
P2よりも大きいものである。
【0060】したがって、この第8実施例によれば、ヘ
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL2の範囲内
における各折れ曲がり部22bの間隔P1を当該範囲外
の各折れ曲がり部22bの間隔P2よりも大きくしたの
で、結露水はヘッダーパイプ20近傍であっても、滞留
せずに流れ落ちる。なお、本発明者によれば、前記所定
の長さL2を約20mmとし、通常の間隔P2(約1.
5mm)に対して、前記範囲内における各折れ曲がり部
22bの間隔P1を約2〜5mmに設定することが好適
であると思量される。
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL2の範囲内
における各折れ曲がり部22bの間隔P1を当該範囲外
の各折れ曲がり部22bの間隔P2よりも大きくしたの
で、結露水はヘッダーパイプ20近傍であっても、滞留
せずに流れ落ちる。なお、本発明者によれば、前記所定
の長さL2を約20mmとし、通常の間隔P2(約1.
5mm)に対して、前記範囲内における各折れ曲がり部
22bの間隔P1を約2〜5mmに設定することが好適
であると思量される。
【0061】次に、本発明に係る第9実施例について説
明する。図15は第9実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。また、図16(a)は図15におけるI−I線で切
断して見た断面図、同(b)は図15におけるII−II線
で切断して見た断面図である。
明する。図15は第9実施例の熱交換器の部分断面図で
ある。また、図16(a)は図15におけるI−I線で切
断して見た断面図、同(b)は図15におけるII−II線
で切断して見た断面図である。
【0062】第9実施例の熱交換器は、図15、図16
(a)及び同(b)に示すように、第7実施例の熱交換
器の基本構成において、ヘッダーパイプ20の外表面か
ら所定の長さL3の範囲内における舌片22cの切り起
こし角度θ2(図16(b)参照)は、当該範囲外にお
ける複数の舌片22cの切り起こし角度θ1(図16
(a)参照)よりも大きく設定されているものである。
(a)及び同(b)に示すように、第7実施例の熱交換
器の基本構成において、ヘッダーパイプ20の外表面か
ら所定の長さL3の範囲内における舌片22cの切り起
こし角度θ2(図16(b)参照)は、当該範囲外にお
ける複数の舌片22cの切り起こし角度θ1(図16
(a)参照)よりも大きく設定されているものである。
【0063】したがって、この第9実施例によれば、ヘ
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL3の範囲内
における舌片22cの切り起こし角度θ2を当該範囲以
外における複数の舌片22cの切り起こし角度θ1より
も大きくしたので、ヘッダーパイプ20近傍において、
舌片22cを切り起こして形成されたスリット22c1
がろう材により閉鎖されることがない。したがって、ヘ
ッダーパイプ20近傍のフィン22の平板部22a上で
あっても、結露水は滞留することなく流下する。なお、
本発明者によれば、所定の長さL3を約10〜20mm
とし、切り起こし角度θ2を通常の切り起こし角度θ1
(約20°)に対して約27〜35°の範囲内で設定す
ることが好ましいと考えられる。
ッダーパイプ20の外表面から所定の長さL3の範囲内
における舌片22cの切り起こし角度θ2を当該範囲以
外における複数の舌片22cの切り起こし角度θ1より
も大きくしたので、ヘッダーパイプ20近傍において、
舌片22cを切り起こして形成されたスリット22c1
がろう材により閉鎖されることがない。したがって、ヘ
ッダーパイプ20近傍のフィン22の平板部22a上で
あっても、結露水は滞留することなく流下する。なお、
本発明者によれば、所定の長さL3を約10〜20mm
とし、切り起こし角度θ2を通常の切り起こし角度θ1
(約20°)に対して約27〜35°の範囲内で設定す
ることが好ましいと考えられる。
【0064】次に、本発明に係る第10実施例について
説明する。図17は、第10実施例の熱交換器を水平方
向に切断して平面方向から見た断面図である。
説明する。図17は、第10実施例の熱交換器を水平方
向に切断して平面方向から見た断面図である。
【0065】第10実施例の熱交換器は、図17に示す
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、偏
平管21の平面部21pの幅Wがフィンの幅よりも大き
く形成され、平面部21pの幅方向端部には、偏平管長
手方向に沿って形成され、かつ、各フィン22の折れ曲
がり部22bの両端部(偏平管21との溶着境界部)を
通る横断面V字形状の溝21mが設けられているもので
ある。なお、偏平管21内には、複数の仕切り壁21s
によって複数の室21rが区画形成されている。
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、偏
平管21の平面部21pの幅Wがフィンの幅よりも大き
く形成され、平面部21pの幅方向端部には、偏平管長
手方向に沿って形成され、かつ、各フィン22の折れ曲
がり部22bの両端部(偏平管21との溶着境界部)を
通る横断面V字形状の溝21mが設けられているもので
ある。なお、偏平管21内には、複数の仕切り壁21s
によって複数の室21rが区画形成されている。
【0066】この第10実施例によれば、偏平管21や
フィン22に発生した結露が偏平管21の平面部21p
に形成された溝21mを通って下方に流れるため、ヘッ
ダーパイプ20近傍のフィン22の折れ曲がり部22b
と偏平管21との接合部(溶着部)等であっても、結露
水は滞留することなく流れ落ちる。なお、溝21mの形
状は、V字形状に限定されず、横断面コの字形状やU字
形状、半円形状等、他の形状であってもよい。
フィン22に発生した結露が偏平管21の平面部21p
に形成された溝21mを通って下方に流れるため、ヘッ
ダーパイプ20近傍のフィン22の折れ曲がり部22b
と偏平管21との接合部(溶着部)等であっても、結露
水は滞留することなく流れ落ちる。なお、溝21mの形
状は、V字形状に限定されず、横断面コの字形状やU字
形状、半円形状等、他の形状であってもよい。
【0067】次に、本発明に係る第11実施例について
説明する。図18は第11実施例の熱交換器を水平方向
に切断して平面方向から見た断面図である。
説明する。図18は第11実施例の熱交換器を水平方向
に切断して平面方向から見た断面図である。
【0068】第11実施例の熱交換器は、図18に示す
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、各
偏平管21の両側の平面部21pのそれぞれに偏平管長
手方向に沿って形成されかつ各フィン22の折れ曲がり
部22bを通る三本の横断面V字形状の溝21mが形成
されているものである。
ように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、各
偏平管21の両側の平面部21pのそれぞれに偏平管長
手方向に沿って形成されかつ各フィン22の折れ曲がり
部22bを通る三本の横断面V字形状の溝21mが形成
されているものである。
【0069】したがって、この第11実施例によって
も、前記第10実施例と同様に、ヘッダーパイプ20近
傍のフィン22の折れ曲がり部22bと偏平管21との
接合部(溶着部)等であっても、結露水は滞留すること
なく流れ落ちる。なお、この第9実施例においても、溝
21mの形状はV字形状に限定されず、横断面コの字形
状やU字形状、半円形状等、他の形状であってもよい。
また、溝21mの個数は、三本に限定されず、一本以上
で適宜設定可能である。また、この第11実施例と前記
第10実施例とを組み合わせることにより、偏平管21
の平面部21pに、フィン22の折れ曲がり部22b及
び折れ曲がり部22bの両端部を通る複数の溝21mを
設けることもできる。
も、前記第10実施例と同様に、ヘッダーパイプ20近
傍のフィン22の折れ曲がり部22bと偏平管21との
接合部(溶着部)等であっても、結露水は滞留すること
なく流れ落ちる。なお、この第9実施例においても、溝
21mの形状はV字形状に限定されず、横断面コの字形
状やU字形状、半円形状等、他の形状であってもよい。
また、溝21mの個数は、三本に限定されず、一本以上
で適宜設定可能である。また、この第11実施例と前記
第10実施例とを組み合わせることにより、偏平管21
の平面部21pに、フィン22の折れ曲がり部22b及
び折れ曲がり部22bの両端部を通る複数の溝21mを
設けることもできる。
【0070】以上の第7〜第11実施例は、熱交換器の
仮組み立て後の一括ろう付け時のフィン22の形状変化
がもたらす結露水の滞留を防止し、フィン22に発生し
た結露水を排出して熱交換効率を向上させるという効果
を奏する。
仮組み立て後の一括ろう付け時のフィン22の形状変化
がもたらす結露水の滞留を防止し、フィン22に発生し
た結露水を排出して熱交換効率を向上させるという効果
を奏する。
【0071】次に、本発明に係る第12実施例について
説明する。図19(a)は第12実施例の熱交換器をヘ
ッダーパイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断
面図である。同(b)は第12実施例の熱交換器をヘッ
ダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
説明する。図19(a)は第12実施例の熱交換器をヘ
ッダーパイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断
面図である。同(b)は第12実施例の熱交換器をヘッ
ダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
【0072】第12実施例の熱交換器1は、図19
(a)及び(b)に示すように、第7実施例の熱交換器
の基本構成を有すると共に、偏平管21の端面21t1
がヘッダーパイプ20の内周面20nの曲率とほぼ同一
の曲率を有する凹形状を呈するものである。そして、熱
交換器1の仮組み立て時においては、偏平管21の端面
21t1がヘッダーパイプ20の内周面20nとほぼ同
一曲面上に位置するように、偏平管21をヘッダーパイ
プ20に取り付ける。その後、偏平管21とヘッダーパ
イプ20とをろう付けする。
(a)及び(b)に示すように、第7実施例の熱交換器
の基本構成を有すると共に、偏平管21の端面21t1
がヘッダーパイプ20の内周面20nの曲率とほぼ同一
の曲率を有する凹形状を呈するものである。そして、熱
交換器1の仮組み立て時においては、偏平管21の端面
21t1がヘッダーパイプ20の内周面20nとほぼ同
一曲面上に位置するように、偏平管21をヘッダーパイ
プ20に取り付ける。その後、偏平管21とヘッダーパ
イプ20とをろう付けする。
【0073】さらに、本発明に係る第13実施例につい
て説明する。図20(a)は第13実施例の熱交換器を
ヘッダーパイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分
断面図である。同(b)は第13実施例の熱交換器をヘ
ッダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
て説明する。図20(a)は第13実施例の熱交換器を
ヘッダーパイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分
断面図である。同(b)は第13実施例の熱交換器をヘ
ッダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
【0074】第13実施例の熱交換器1は、図20
(a)及び(b)に示すように、第7実施例の熱交換器
の基本構成において、偏平管21の端面21t1を平面
とすると共に、ヘッダーパイプ20の内周面20nには
長手方向に沿って形成されかつ嵌合穴20kが開口した
平面20n1が設けられている。そして、前記第12実
施例と同様に、熱交換器1の仮組み立て時において、偏
平管21の端面21t1がヘッダーパイプ20の平面2
0n1とほぼ同一平面上に位置するように、偏平管21
をヘッダーパイプ20に取り付ける。その後、偏平管2
1とヘッダーパイプ20とをろう付けする。
(a)及び(b)に示すように、第7実施例の熱交換器
の基本構成において、偏平管21の端面21t1を平面
とすると共に、ヘッダーパイプ20の内周面20nには
長手方向に沿って形成されかつ嵌合穴20kが開口した
平面20n1が設けられている。そして、前記第12実
施例と同様に、熱交換器1の仮組み立て時において、偏
平管21の端面21t1がヘッダーパイプ20の平面2
0n1とほぼ同一平面上に位置するように、偏平管21
をヘッダーパイプ20に取り付ける。その後、偏平管2
1とヘッダーパイプ20とをろう付けする。
【0075】これら第12実施例及び第13実施例によ
れば、ヘッダーパイプ20内への偏平管21の端部21
tの突き出しを無くすことができる。したがって、サイ
クル内を循環する冷媒の流路抵抗を大幅に減少させるこ
とができるので、冷媒の流れがスムーズなものとなり、
熱交換効率を向上させることができる。また、溶解して
サイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管21の間
に滞留することがない。
れば、ヘッダーパイプ20内への偏平管21の端部21
tの突き出しを無くすことができる。したがって、サイ
クル内を循環する冷媒の流路抵抗を大幅に減少させるこ
とができるので、冷媒の流れがスムーズなものとなり、
熱交換効率を向上させることができる。また、溶解して
サイクル内を循環する圧縮機用潤滑油が偏平管21の間
に滞留することがない。
【0076】なお、第12実施例、第13実施例におい
て、仮組み立て時に偏平管21の端面21t1とヘッダ
ーパイプ20の内周面20nや平面20n1とを必ずし
もほぼ同一曲面や同一平面上に位置させる必要はなく、
当該端面21t1が嵌合穴20k内に位置しても、本発
明の技術的範囲内である。
て、仮組み立て時に偏平管21の端面21t1とヘッダ
ーパイプ20の内周面20nや平面20n1とを必ずし
もほぼ同一曲面や同一平面上に位置させる必要はなく、
当該端面21t1が嵌合穴20k内に位置しても、本発
明の技術的範囲内である。
【0077】次に、請求項12の発明に係る第14実施
例について説明する。図21は第14実施例の熱交換器
をヘッダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
例について説明する。図21は第14実施例の熱交換器
をヘッダーパイプ長手方向から見た部分断面図である。
【0078】第14実施例の熱交換器1は、図21に示
すように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、
偏平管21の端部21tの外表面には、偏平管21の端
面21t1から所定の長さL4だけ離れた位置の幅方向
両端部に段部21dが設けられている。そして、偏平管
21の端部21tがヘッダーパイプ20の嵌合穴20k
に嵌入されたときに、段部21dがヘッダーパイプ20
の外表面に当接するようになっている。すなわち、段部
21dが偏平管21の嵌入時の位置決め手段となり、偏
平管21のヘッダーパイプ20に対する挿入しろが所定
の長さL4となる。
すように、第7実施例の熱交換器の基本構成において、
偏平管21の端部21tの外表面には、偏平管21の端
面21t1から所定の長さL4だけ離れた位置の幅方向
両端部に段部21dが設けられている。そして、偏平管
21の端部21tがヘッダーパイプ20の嵌合穴20k
に嵌入されたときに、段部21dがヘッダーパイプ20
の外表面に当接するようになっている。すなわち、段部
21dが偏平管21の嵌入時の位置決め手段となり、偏
平管21のヘッダーパイプ20に対する挿入しろが所定
の長さL4となる。
【0079】したがって、この第14実施例によれば、
前記挿入しろのばらつきがなくなり、精度よく熱交換器
を組み立てることができる。また、必要以上に前記挿入
しろが大きくなることを回避できる。したがって、サイ
クル内での冷媒の流れをスムーズなものとし、熱交換効
率を向上させることができる。
前記挿入しろのばらつきがなくなり、精度よく熱交換器
を組み立てることができる。また、必要以上に前記挿入
しろが大きくなることを回避できる。したがって、サイ
クル内での冷媒の流れをスムーズなものとし、熱交換効
率を向上させることができる。
【0080】なお、第14実施例において、前記第12
実施例及び第13実施例のように、偏平管21の端面2
1t1とヘッダーパイプ20の内面とが同一面をなすよ
うにすることもでき、この場合は、偏平管21のヘッダ
ーパイプ20に対する挿入しろを所定の長さにして、ヘ
ッダーパイプ20内への偏平管21の端部21tの突き
出しを確実に無くすことができる。また、前記段部21
dは、第14実施例の形状に限定されず、偏平管21の
外周面上に環状に形成されたものであってもよいし、当
該外周面上に単に突起を設けるようにしてもよい。
実施例及び第13実施例のように、偏平管21の端面2
1t1とヘッダーパイプ20の内面とが同一面をなすよ
うにすることもでき、この場合は、偏平管21のヘッダ
ーパイプ20に対する挿入しろを所定の長さにして、ヘ
ッダーパイプ20内への偏平管21の端部21tの突き
出しを確実に無くすことができる。また、前記段部21
dは、第14実施例の形状に限定されず、偏平管21の
外周面上に環状に形成されたものであってもよいし、当
該外周面上に単に突起を設けるようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、空気調和装置本体内の
スペースの有効利用が図れ、また、熱交換部の結露水や
圧縮機用潤滑油の滞留を防止することができ、さらに、
偏平管の製法上のばらつきを低減させることができる。
したがって、熱交換効率を向上させることができる。
スペースの有効利用が図れ、また、熱交換部の結露水や
圧縮機用潤滑油の滞留を防止することができ、さらに、
偏平管の製法上のばらつきを低減させることができる。
したがって、熱交換効率を向上させることができる。
【図1】第1実施例の熱交換器を備えた空気調和装置の
側面から見た断面図である。
側面から見た断面図である。
【図2】第1実施例の熱交換器の変形例の側面から見た
断面図である。
断面図である。
【図3】フィンの挿着状態を示す斜視図である。
【図4】第2実施例の熱交換器のヘッダーパイプの屈曲
部近傍を示す斜視図である。
部近傍を示す斜視図である。
【図5】第2実施例の熱交換器に備えられるヘッダーパ
イプを曲げ加工した3つの例((a)〜(c))を示す
平面図である。
イプを曲げ加工した3つの例((a)〜(c))を示す
平面図である。
【図6】第3実施例の熱交換器を備えた空気調和装置の
上方から見た断面図である。
上方から見た断面図である。
【図7】第3実施例の熱交換器の変形例の側面から見た
断面図である。
断面図である。
【図8】第4実施例の熱交換器に備えられたフィンの拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図9】図8における矢視45で見たフィンの側面図で
あって、(a)はフィンの一例、(b)は他の例を示す
ものである。
あって、(a)はフィンの一例、(b)は他の例を示す
ものである。
【図10】フィンの加工状態を示すローラーの斜視図で
ある。
ある。
【図11】第5実施例の熱交換器のヘッダーパイプ近傍
の構成図である。
の構成図である。
【図12】第6実施例の熱交換器のヘッダーパイプ近傍
の構成図である。
の構成図である。
【図13】第7実施例の熱交換器の部分断面図である。
【図14】第8実施例の熱交換器の部分断面図である。
【図15】第9実施例の熱交換器の部分断面図である。
【図16】(a)は図15におけるI−I線で切断して見
た断面図、(b)は図15におけるII−II線で切断して
見た断面図である。
た断面図、(b)は図15におけるII−II線で切断して
見た断面図である。
【図17】第10実施例の熱交換器を水平方向に切断し
て平面方向から見た断面図である。
て平面方向から見た断面図である。
【図18】第11実施例の熱交換器を水平方向に切断し
て平面方向から見た断面図である。
て平面方向から見た断面図である。
【図19】(a)は第12実施例の熱交換器をヘッダー
パイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断面図で
ある。(b)は第12実施例の熱交換器をヘッダーパイ
プ長手方向から見た部分断面図である。
パイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断面図で
ある。(b)は第12実施例の熱交換器をヘッダーパイ
プ長手方向から見た部分断面図である。
【図20】(a)は第13実施例の熱交換器をヘッダー
パイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断面図で
ある。(b)は第13実施例の熱交換器をヘッダーパイ
プ長手方向から見た部分断面図である。
パイプ長手方向に対する垂直方向から見た部分断面図で
ある。(b)は第13実施例の熱交換器をヘッダーパイ
プ長手方向から見た部分断面図である。
【図21】第14実施例の熱交換器をヘッダーパイプ長
手方向から見た部分断面図である。
手方向から見た部分断面図である。
【図22】従来の空気調和装置に備えられる熱交換器の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図23】従来の空気調和装置の側面方向から見た断面
図である。
図である。
【図24】従来の空気調和装置の側面方向から見た断面
図である。
図である。
【図25】従来の空気調和装置に備えられるヘッダーパ
イプの曲げ加工部を示す平面図である。
イプの曲げ加工部を示す平面図である。
【図26】室外機としての従来の空気調和装置の上方か
ら見た断面図である。
ら見た断面図である。
【図27】従来の空気調和装置に備えられるフィンの構
成を示すものであって(a)は拡大斜視図、同(b)は
(a)におけるG方向から見た側面図である。
成を示すものであって(a)は拡大斜視図、同(b)は
(a)におけるG方向から見た側面図である。
【図28】(a)及び(b)はヘッダーパイプ近傍にお
けるフィンの挿着状態を示す要部拡大図である。
けるフィンの挿着状態を示す要部拡大図である。
【図29】従来の熱交換器の正面図である。
【図30】従来の熱交換器の部分断面図である。
【符号の説明】 1 熱交換器 20 ヘッダーパイプ 20a ヘッダーパイプの屈曲部 20k ヘッダーパイプの嵌合穴 20n ヘッダーパイプの内周面 20n1 ヘッダーパイプの内周面の平面 21 偏平管 21a 複数の偏平管の離間部 21d 偏平管の段部 21p 偏平管の平面部 21m 溝 21t 偏平管の端部 21t1 偏平管の端面 22 フィン 22u 一方の向きの面を有するフィン 22d フィン22uとは異なるの向きの面を有するフ
ィン 22a フィンの平板部 22b フィンの折れ曲がり部 22c 舌片(A面側) 22d 舌片(B面側) 22e フィンの端部 23 露落ち用溝 42a 空気の通風方向 43a 空気の通風方向 A フィンの平板部の一方の面 B フィンの平板部の他方の面 L1〜L4 所定の長さ P1,P2 各折れ曲がり部の間隔 W 偏平管の平面部の幅 θ1,θ2 舌片の切り起こし角度
ィン 22a フィンの平板部 22b フィンの折れ曲がり部 22c 舌片(A面側) 22d 舌片(B面側) 22e フィンの端部 23 露落ち用溝 42a 空気の通風方向 43a 空気の通風方向 A フィンの平板部の一方の面 B フィンの平板部の他方の面 L1〜L4 所定の長さ P1,P2 各折れ曲がり部の間隔 W 偏平管の平面部の幅 θ1,θ2 舌片の切り起こし角度
Claims (5)
- 【請求項1】 送風用ファンによって通風する空気と熱
交換するための冷媒の流路を有すると共に互いに離間し
て並列した複数の偏平管と、該複数の偏平管の前記流路
における流入口部及び流出口部のそれぞれに取り付けら
れたヘッダーパイプとを備えるものであって、前記複数
の偏平管によって形成される離間部に、面に沿って空気
を流すフィンが挿着された熱交換器において、前記フィ
ンの面の向きを全体として二種以上に設定して、空気の
通風方向を二種以上に変更させると共に送風用ファンの
回転方向に対して順方向にさせることを特徴とする熱交
換器。 - 【請求項2】 通風する空気と熱交換するための冷媒の
流路を有すると共に互いに離間して並列した複数の偏平
管と、該複数の偏平管の前記流路における流入口部及び
流出口部のそれぞれに取り付けられたヘッダーパイプ
と、前記複数の偏平管によって形成される離間部に挿着
されたフィンとを備え、かつ、前記ヘッダーパイプが曲
げ加工によって形成された屈曲部を有する熱交換器にお
いて、前記ヘッダーパイプの前記屈曲部近傍には、前記
偏平管を取り付けないことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項3】 通風する空気と熱交換するための冷媒の
流路を有すると共に互いに離間して並列した複数の偏平
管と、該複数の偏平管の前記流路における流入口部及び
流出口部のそれぞれに取り付けられたヘッダーパイプと
を備えるものであって、前記複数の偏平管によって形成
される離間部に、フィンが挿着された熱交換器におい
て、前記フィンは、つづら折り形状を呈するものであっ
て、平板部と折れ曲がり部とを有し、前記フィンの平板
部には、該平板部を切り起こしてなる複数の舌片が形成
され、該複数の舌片は、当該平板部の一面側に折り曲げ
られた舌片と、他面側に折り曲げられた舌片とからなる
ことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項4】 通風する空気と熱交換するための冷媒の
流路を有すると共に互いに離間して並列した縦向きの複
数の偏平管と、該複数の偏平管の端部が嵌入される嵌合
穴を有する上下一組のヘッダーパイプとを備える熱交換
器において、偏平管の前記端部の端面と前記ヘッダーパ
イプの内面とは、ヘッダーパイプ横断面視においてほぼ
同一面をなすことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項5】 偏平管の前記端部の外表面には、偏平管
の前記端面から所定の長さ離れた位置に段部が設けら
れ、偏平管の前記端部がヘッダーパイプの前記嵌合穴に
嵌入されたときに、前記段部は、ヘッダーパイプの外表
面に当接することを特徴とする請求項4記載の熱交換
器。
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