JPH0420714Y2 - - Google Patents

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JPH0420714Y2
JPH0420714Y2 JP3469087U JP3469087U JPH0420714Y2 JP H0420714 Y2 JPH0420714 Y2 JP H0420714Y2 JP 3469087 U JP3469087 U JP 3469087U JP 3469087 U JP3469087 U JP 3469087U JP H0420714 Y2 JPH0420714 Y2 JP H0420714Y2
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case
air filter
filter case
seat
frame
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JP3469087U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動二輪車のエアフイルターケース
取付構造に関する。
(従来技術) 一般に自動二輪車のフレームは、中央部に前後
方向に延びるシートレールと、後下りのメインパ
イプと前下りのリヤパイプから成る逆三角形部分
を左右に空間をへだてて備えており、この逆三角
形の空間内にはエアクリーナーやバツテリーやツ
ールボツクス等が組込まれる。ところが上記逆三
角形の空間は形状が複雑なためエアクリーナーや
ツールボツクスの形状も複雑になり、これらをそ
れぞれ別部品として構成すると充分な容量を確保
しにくいばかりでなく、フレームに対する取付箇
所の数が増し、組立に手間がかかり、コストアツ
プの原因にもなる。この対策としてエアクリーナ
ーのケースとツールボツクス、バツテリーその他
の電装品収納ケース等を一体のエアフイルターケ
ースとして形成することも考えられるが、このエ
アフイルターケースを上記逆三角形の空間に横
(車体の左右側方)から挿入する形状に定めると、
このケースの後端面をリヤフエンダ部として利用
する場合のリヤフエンダ部の左右幅が狭くなり、
後輪がはねあげた泥水等を前方の気化器やエンジ
ンに対し遮断するリヤフエンダ機能が不足しやす
い。先行技術として実公昭51−24049号、実公昭
56−7596号、実公昭56−54148号がある。
(考案の目的) 本考案は、複雑な逆三角形空間を有効に利用で
きるようにエアフイルターケースの構造と支持機
構を改良し、1箇所の取付によりエアフイルター
ケースをフレームに対し固定できるようにすると
共に、エアフイルターケースを逆三角形空間に対
し後方から挿入できるようにしてリヤフエンダ部
の左右幅を充分大きくできるようにすることを目
的としている。
(考案の構成) 本考案は、フレームが中央部に前後方向に延び
るシートレールとメインパイプとリヤパイプから
成る逆三角形部分を左右に空間をへだてて備え、
かつ左右のメインパイプの中間部をつなぐクロス
メンバと、逆三角形の後端部付近のケース取付座
を備え、上記空間に後方から挿入できるエアフイ
ルターケースが前半部下面の後端部に上記クロス
メンバに後方から嵌る前開き受座を備え、かつ後
端部に左右幅の広いリヤフエンダ部分と取付部を
一体に備え、エアフイルターケースの前開き受座
をクロスメンバに後方から嵌めた状態でケースの
取付部をフレームのケース取付座に固定するよう
にしたことを特徴とする自動二輪車のエアフイル
ターケース取付構造である。
本考案によるエアフイルターケースをフレーム
に対し取付けるには、エアフイルターケースを逆
三角形空間内へ後方から挿入し、エフフイルター
ケースの前開き受座をクロスメンバに後方から嵌
めた状態でケースの取付部をフレームのケース取
付座にボルト等で固定すればよい。
(実施例) 本考案を適用することのできる自動二輪車の右
側面を示す第2図において、上下に分割された上
サイドカバー1と下サイドカバー2によりフレー
ムの前記逆三角形の空間が覆われている。第2図
には、フレーム3の内のヘツドパイプ4、ダウン
チユーブ5のみが見えており、ヘツドパイプ4に
はフオーク6を介して前輪7が支持されている。
8はハンドル、9はフユーエルタンク、10はエ
ンジン、11はシート、12は後輪である。
第2図中のフレーム3の内、ダウンチユーブ5
を除く部分が第1図に示されており、このフレー
ム3は中央部に前後方向に延びるシートレール1
6と、メインパイプ17と、リヤパイプ18から
成る逆三角形部分を左右(第1図の紙面の手前側
と裏面側)に逆三角形の空間19をへだてて備
え、かつ左右1対のメインパイプ17の中間部を
つなぐクロスメンバ20と、上記逆三角形の空間
19の後端部付近のブラケツトから成るケース取
付座21を備えている。22,23はダウンチユ
ーブの取付座(ブラケツト)、24は左右1対の
クツシヨン(図示せず)の取付座である。
逆三角形の空間19内に矢印Aで示すように後
方から挿入できるエアフイルターケース27は中
央の垂直な割面28(第3図、第4図)で接合さ
れる左右本体27a,27b(第3図、第4図)
から成り、前半部がエアクリーナーケース部分2
9、後半部の上側がバツテリーケース部分30、
下部がツールボツクス部分31であり、後端部に
左右幅の広いリヤフエンダ部分32を一体に有す
る。左右の本体27a,27b(第3図、第4図)
は、割面28上に配置された複数個の左右のボス
33(第1図)をボルト、リベツト等で締着する
ことにより一体化される。前半部分29と後半部
分30は上下にずれており、この段差を利用して
前半部分29の下面34の後端部(左端部)に前
開き受座35が形成されている。この受座35は
半円形断面の樋状部分で、この受座35が円筒状
ゴムクツシヨン36を介してクロスメンバ20に
後方(矢印A方向)から嵌まるようになつてい
る。バツテリーケース部分30とリヤフエンダ部
分32の間には垂直なリブ状の取付部37が一体
に形成されており、この取付部37にはさみナツ
ト38を嵌めた状態でフレーム側のケース取付座
21にボルトで固定される。はさみナツト38は
U形断面に折曲げた孔付金属板の一方にナツトを
溶着した公知の部品で、このはさみナツト38を
取付部37に圧入し、取付部37の孔39に上記
はさみナツト38を合わせ、ケース取付座21の
孔を通してボルトをはさみナツト38に螺合する
ことにより、取付部37を取付座21に固定する
ことができる。図示のリヤフエンダ部分32の左
右幅は左右1対のリヤパイプ18の間隔(空間1
9の左右幅)と同等であるが、それよりも左右幅
を広く形成することもでき32′、従つてケース
27を空間19へ装着した時に、空間19及びそ
の前方の気化器やエンジンを後輪に対し遮蔽する
ことができる。リヤフエンダ部分32をケース2
7の上方へ高く張出す場合は張出し部中央の割面
の両側にボス40を設け、両ボス40をボルト、
リベツト等により締着して剛性を高めることもで
きる。41は吸入ダクト、43はフイルターエレ
メント、44はインテークキヤツプである。又第
3図において46はブリーザーパイプ、47はブ
リーザーパイプ46の接続部である。
エアフイルターケース27を装着するには、空
間19内へケース27を後方(矢印A)から挿入
し、受座35をクロスメンバ20上のゴムクツシ
ヨン36に嵌め、取付座21に通したボルトを取
付部37上のはさみナツト38に螺合してケース
後部を1箇所で締付ける。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると、エアフイ
ルターケース27は空間19に後方から挿入でき
る形状であるため、ケース後端のリヤフエンダ部
分32の左右幅及び必要に応じ上下高さを充分大
きく取ることができ、リヤフエンダの機能が向上
する。即ち後輪のはねあげた泥水等が前方の気化
器やエンジンに到達する不具合を確実に防止する
ことができる。又受座35をクロスメンバ20に
後方から嵌め、ケース後端の取付部37を取付座
21に締付けるだけで、ケース27の取付を終了
することができ、1箇所の取付でケース27の姿
勢が安定する。これにより作業能率が大幅に向上
すると共に、ケース27に多数の取付部(ブラケ
ツトや孔等)を設ける必要がなくなり、ケース2
7の構造が簡素化すると共にケース27の容積を
増大できる利点がある。製造コストも低減する。
図示の実施例のようにケース27を前半部のエア
クリーナーケース部分29の他にバツテリーケー
ス部分30、ツールボツクス部分31を一体に有
する構造とすることにより、複雑な逆三角形空間
19を有効に利用できると共に、各ケース、ボツ
クス部分を別個に製造する場合に比べて、大幅な
コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエアフイルターケース取
付構造部分の右側面図、第2図は本考案を適用す
ることのできる自動二輪車の右側面略図、第3図
は第1図の矢視前面略図、第4図はエアフイル
ターケースの斜視図である。3……フレーム、1
6……シートレール、17……メインパイプ、1
8……リヤパイプ、19……空間、20……クロ
スメンバ、21……ケース取付座、27……エア
フイルターケース、32……リヤフエンダ部分、
35……受座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームが中央部に前後方向に延びるシートレ
    ールとメインパイプとリヤパイプから成る逆三角
    形部分を左右に空間をへだてて備え、かつ左右の
    メインパイプの中間部をつなぐクロスメンバと、
    逆三角形の後端部付近のケース取付座を備え、上
    記空間に後方から挿入できるエアフイルターケー
    スが前半部下面の後端部に上記クロスメンバに後
    方から嵌る前開き受座を備え、かつ後端部に左右
    幅の広いリヤフエンダ部分と取付部を一体に備
    え、エアフイルターケースの前開き受座をクメス
    メンバに後方から嵌めた状態でケースの取付部を
    フレームのケース取付座に固定するようにしたこ
    とを特徴とする自動二輪車のエアフイルターケー
    ス取付構造。
JP3469087U 1987-03-09 1987-03-09 Expired JPH0420714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3469087U JPH0420714Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3469087U JPH0420714Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141093U JPS63141093U (ja) 1988-09-16
JPH0420714Y2 true JPH0420714Y2 (ja) 1992-05-12

Family

ID=30843481

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JP3469087U Expired JPH0420714Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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JP6703821B2 (ja) * 2015-11-27 2020-06-03 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両
JP6924687B2 (ja) * 2017-12-08 2021-08-25 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両

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JPS63141093U (ja) 1988-09-16

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