JPH0321372Y2 - - Google Patents

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JPH0321372Y2
JPH0321372Y2 JP8792784U JP8792784U JPH0321372Y2 JP H0321372 Y2 JPH0321372 Y2 JP H0321372Y2 JP 8792784 U JP8792784 U JP 8792784U JP 8792784 U JP8792784 U JP 8792784U JP H0321372 Y2 JPH0321372 Y2 JP H0321372Y2
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JP
Japan
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locking
unit wall
wall plate
displacement
locking member
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JP8792784U
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JPS613816U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上部を固定部材に吊下げ支持された
単位壁板の下部側、または下部を前記固定部材に
支持された単位壁板の上部側を水平方向への変位
を許容する状態で保持するカーテンウオールの変
位吸収装置に関する。
〔従来の技術〕
上記変位吸収装置としては、従来一般に、第5
図に示すように、梁とか床スラブなどの固定部材
01にアングル状の係止部材02・・を取付け、
その係止部材02に、水平方向に向かう長孔03
を形成し、他方、PCa版とか金属板などの単位壁
板04側に取付部材05を取付け、その取付部材
05に、前記長孔03を通じてボルト06を取付
け、上記を吊下げ支持された単位壁板04を、所
定の水平方向にのみ変位させるようにしていた。
ところが、単位壁板04の製作誤差とか固定部
材01への取付誤差、ならびに、係止部材02の
製作誤差とか固定部材01への取付誤差があり、
それらに起因して、係止部材02とボルト06と
の相対的な関係によつて許容される単位壁板04
の変位方向と単位壁板04の変位すべき方向との
間にズレが生じ、建物の揺れに追随して単位壁板
04の上部側が変位する際に、単位壁板04の下
部側が突つ張つた状態になり、単位壁板04が損
壊したり、単位壁板04・・間の目地のシール材
が損傷してしまうといつた欠点があつた、殊に、
コーナ部を構成する、平面視でアングル状の単位
壁板04にあつては、その変位方向が単位壁板0
4の板面に沿わないために、視覚的に誤差を見つ
けづらく、単位壁板04の損壊やシール材の損傷
が生じやすかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記の点に鑑み、単位壁板や係止部
材夫々自体の製作誤差や夫々の固定部材への取付
誤差のいかんにかかわらず、単位壁板の下部側を
上部側に追随して良好に変位させられるようにし
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するために、冒頭
に記載したカーテンウオールの変位吸収装置にお
いて、固定部材と単位壁板とに対し、一方に第1
係止部材を設けるとともに、他方に沿直方向の軸
芯周りで回転自在に第2係止部材を設け、前記第
1および第2係止部材の一方に上下方向に突出す
る係止片を設けるとともに他方に前記係止片を水
平方向への変位を許容する状態で嵌入する係止溝
を設けるという手段を採用する。
〔作用〕
つまり、第2係止部材が回転することにより、
係止溝と係止片との間で許容される相対的な変位
方向が単位壁板の変位方向に自ずと合致され、単
位壁板の下部側を、不側に突つ張つたりせずに、
上部側の変位に追随して良好に変位させるのであ
る。
〔効果〕
したがつて、単位壁板や第1及び第2係止部材
夫々自体の製作誤差や、夫々の固定部材への取付
誤差のいかんにかかわらず、単位壁板や第1及び
第2係止部材に無理な力がかかることを回避して
それらの損壊、損傷を防止でき、単位壁板を容易
に取付けることができて施工面で有利でありなが
ら、カーテンウオールの耐久性を向上できるよう
になつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を例示図に基いて詳述す
る。
上部を床スラブなどの固定部材1に吊下げ支持
された単位壁板の一例としてのPCa版2におい
て、下部側の所定の二箇所が切欠かれ、それら切
欠部3,3夫々において、アングル状の第1係止
部材4が溶接によつて一体的に取付けられるとと
もに、第1係止部材4の下方に係止片5が突設さ
れ、他方、床スラブ側の固定部材1に、アングル
状の取付部材6が取付けられ、その取付部材6に
長ナツト7が溶接されるとともに長ナツト7に鉛
直方向の軸芯P周りで回転自在に第2係止部材と
してのボルト8が螺着され、かつ、ボルト8の頭
8aに係止溝9が形成されるとともに、その係止
溝9に、溝長手方向に摺動移動自在に係止片5が
嵌入係止され、カーテンウオールの変位吸収装置
が構成されている。
前記係止片5の係止溝9に嵌入する箇所におい
て、その溝長手方向に沿う方向の全長にわたり、
テフロン樹脂10がコーテイングされており、係
止片5と係止溝9との相対摺動移動を円滑に行わ
せるとともに、摺動に伴う衝撃音の発生を抑制す
るように構成されている。
図中11は、建物内側をクロス貼りした複合板
であり、その外面を、PCa版2の内面に相対移動
自在な状態で接触させてある。
前記PCa版2・・の外周部の目地部にはシール
材12が充填されている。
なお図示しないが、前記切欠部3・・夫々の内
部には軟式岩綿が充填されている。
以上の構成により、第4図に示すように、PCa
板2・・夫々が、その上方側で床スラブや梁など
の固定部材1に吊下げ支持されるとともに、PCa
版2・・夫々の下端側の2箇所において、水平方
向への変位を許容する状態で固定部材1に取付け
られ、そして、その下端側取付箇所でボルト8が
回転することにより、係止溝9に対する係止片5
の変位方向A,Aが、第5図に示すように、互い
に一致する方向あるいは平行な方向を向き、建物
の揺れに伴うPCa版2・・の変形を吸収防止して
PCa版2・・を所定方向に良好に変位させられる
のである。
上記実施例では、ボルト8によつて第2係止部
材を構成し、その螺着構成により鉛直方向の軸芯
P周りで回転自在に構成しているが、本考案とし
ては、例えば、ベアリングを介して回転自在に第
2係止部材8を取付けるようにするものでも良
い。
本考案としては、例えば、第1係止部材4を
PCa版に鉛直方向の軸芯周りで回転自在に取付け
るようにしても良い。また、係止片5を第2係止
部材8側に取付け、他方、係止溝9を第1係止部
材4側に設けるものでも良い。
また、本考案は、単位壁板2として金属板を用
いる場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の斜視図、第2図は要部の側面
図、第3図は第2図の−線矢視図、第4図は
カーテンウオールの概略正面図、第5図は作用説
明のための概略平面図、第6図は従来構造を示す
斜視図である。 1……固定部材、2……単位壁板、4…第1係
止部材、5……第1係止片、8……第2係止部
材、9……係止溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部を固定部材1に吊下げ支持された単位壁板
    2の下部側、または下部を前記固定部材1に支持
    された単位壁板2の上部側を水平方向への変位を
    許容する状態で保持するカーテンウオールの変位
    吸収装置であつて、前記固定部材1と前記単位壁
    板2とに対し、一方に第1係止部材4を設けると
    ともに、他方に鉛直方向の軸芯P周りで回転自在
    に第2係止部材8を設け、前記第1および第2係
    止部材4,8の一方に上下方向に突出する係止片
    5を設けるとともに他方に前記係止片5を水平方
    向への変位を許容する状態で嵌入する係止溝9を
    設けてあるカーテンウオールの変位吸収装置。
JP8792784U 1984-06-12 1984-06-12 カ−テンウオ−ルの変位吸収装置 Granted JPS613816U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8792784U JPS613816U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 カ−テンウオ−ルの変位吸収装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8792784U JPS613816U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 カ−テンウオ−ルの変位吸収装置

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Publication Number Publication Date
JPS613816U JPS613816U (ja) 1986-01-10
JPH0321372Y2 true JPH0321372Y2 (ja) 1991-05-09

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ID=30640589

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JP8792784U Granted JPS613816U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 カ−テンウオ−ルの変位吸収装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6420465U (ja) * 1987-07-24 1989-02-01

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JPS613816U (ja) 1986-01-10

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